JP2006241797A - 横葺き屋根の下り棟納め構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 下り棟芯を跨ぐように下地面に固定された支持部材2の両側に横葺き屋根板端部4aを配置し、横葺き屋根板端部4a及び支持部材2上を覆う化粧部材5を配する横葺き屋根の下り棟構造において、横葺き屋根板端部4a裏面に捨て板9を配し、この捨て板9は、外側側縁に軒棟方向に平行状の返し部9aを、内側側縁に支持部材2の起立部2bに沿う立ち上げ部9bを形成してある。
【選択図】 図1
Description
その態様は、下り棟部に連続する通しの捨て板の態様、捨て板が各段の横葺き屋根板毎に設けられる態様等で行われている。
しかし、その捨て板の態様は、捨て板の側縁が下り棟芯に平行に設けられるものとなっている。
このような捨て板は、側縁が下り棟芯と平行に形成されているため、捨て板内を流れる水の方向(側縁に規制されて流れる下り棟方向)と、屋根としての水の流れる方向(軒棟方向)が異なり、結果、捨て板内の決まった位置(側縁のリブや水返し部)を流れ、下段に行くごとに流下量が多くなり、オーバーフローを起こして室内側への浸水事故を起こすことがあった。
1.下り棟芯を跨ぐように下地面に固定された支持部材の両側に横葺き屋根板端部を配置し、横葺き屋根板端部及び支持部材上を覆う化粧部材を配する横葺き屋根の下り棟構造において、前記横葺き屋根板端部裏面に捨て板を配し、この捨て板は、外側側縁に軒棟方向に平行状の返し部を、内側側縁に前記支持部材の起立部に沿う立ち上げ部を形成してあることを特徴とする。
下地は、鉄骨でも、軒棟方向に架設された垂木でも、その他の公知のものでもよく、支持部材の固定強度が十分に得られるものであれば制限はない。
支持部材は、端から端まで長尺状(連続材)のものであってもよいし、複数の垂木あるいは下地に固定可能な長さであれば、一定長さのものからなる複数の組み合わせであってもよい。すなわち支持部材は、取り付け対象となる屋根面同士の境界に沿って支持部材に固定される横葺き外装材等がその端部を支障なく固定可能であれば、支持部材端部間に隙間が介在していてもよい。支持部材の上面部は、平坦状、略三角状、湾曲状等でよく制限されない。起立部は、略鉛直状であっても傾斜状であってもよい。傾斜状である場合、起立部へのビス等の固定具による固定が容易になることになる。
化粧部材は、1部材であっても、保持部材とカバー部材からなる複数部材であってもよい。1部材のものでは、保持部材とカバー部材を兼ねる態様のものであってもよい。この化粧部材は、少なくとも化粧部と押え部と固定縁部を有し、各部が他部を兼ねる態様のものであってもよい。例えば、押え部が化粧部を兼ねるもの、固定縁部が化粧部を兼ねるもの等であってもよい。押え部は、横葺き屋根板端部を各段毎に押える態様でも、横葺き屋根板端部を部分的に押えるものであってもよい。
また、化粧部材は、横葺き屋根板端部の保持の他に、止水材として機能、カバー部材の取付け部等を備えるものでもよい。
カバー部材は、支持部材および押え部による横葺き屋根板端部の押え部分をカバーするものであればよく、このカバー部材の止め手段としては、ビス止め等によるもの(ビス孔から浸水しない箇所)でも、係合、カシメ、嵌合等の公知の止め手段であればよい。
捨て板は、外側側縁を軒棟方向に平行な返し部とし、内側側縁を支持部材の起立部に沿う立ち上げ部として形成しているものであればよく、水が水下側に至るにしたがい幅広になる捨て板の全体を軒棟方向に流下することが可能となり、捨て板のオーバーフローによる浸水を避けられることになる。
支持部材2は下り棟の一端から他端まで達する金属板製の長尺状のもので、断面略逆V状上面部2aと、上面部2aの両側縁から下方へ折曲した左右の起立部2bと、起立部2b下端から外側(軒側)に折曲して延出した左右の固定部2cを有し、各折曲部のうちの上面部2a頂部の角部2dと、起立部2bと固定部2cの角部2eには、長手方向に沿って小間隔で連続的に連なる複数の開口部2fを有している。この開口部2fは、長孔の長手方向の両端が外側に凸の山形状にしてあり、曲げセンターが出しやすく且つ曲げ作業し易くしてある。
左右の各段における横葺き屋根板端部4a上には保持部材5をそれぞれ載置し、保持部材5の押え部5aが横葺き屋根板端部4aを押圧して固定部2cすなわち垂木1側との間に保持した状態に、保持部材5を支持部材2にビス等の固定具6で止着することにより固定してある。
かかる保持部材5は、固定縁部5dを支持部材2の起立部2bに固定具6で固定してあり、押え部5aで横葺き屋根板端部4aを各段ごとに押圧して保持している。
支持部材2左右の下り棟芯方向に沿う各保持部材5にはカバー部材7を被せ、カバー部材7の係止部7aを被係止部5cに係止させて覆設してある。
そして、各段の横葺き屋根板端部4a裏面側には捨て板9をそれぞれ配設してある。捨て板9は外側側縁に軒棟方向に平行状の返し部9aを、内側側縁に支持部材2の起立部2bに沿う立ち上げ部9bを形成してあり、下り棟芯側の小幅状側縁部9cは当該段の横葺き屋根板4の水上側成形部4bよりも水上側に、軒側の広幅状側縁部9dは下段の横葺き屋根板4の水下側成形部4cより水下側に、それぞれ位置し、横葺き屋根板端部4aから裏面側への浸水があったとしても、これを広幅状側縁部9dから下段の横葺き屋根板4の水上側成形部4bに分散して当該段の横葺き屋根板4上に導くことで屋根裏に漏水がないようにしてある。立ち上げ部9bは起立部2bと固定縁部5dに挟着されている。
2 支持部材
2a 上面部
2b 起立部(被取付部)
2c 固定部
2d,2e
2f 開口部
3,6 固定具
4 横葺き屋根板
4a 横葺き屋根板端部
4b 水上側成形部
4c 水下側成形部
5 保持部材(化粧部材)
5a 押え部
5b 化粧部
5c 被係止部
5d 固定縁部
7 カバー部材(化粧部材)
7a 係止部
8 シール材
9 捨て板
9a 返し部
9b 立ち上げ部
9c 小幅状側縁部
9d 広幅状側縁部
10 係止部分
Claims (1)
- 下り棟芯を跨ぐように下地面に固定された支持部材の両側に横葺き屋根板端部を配置し、横葺き屋根板端部及び支持部材上を覆う化粧部材を配する横葺き屋根の下り棟構造において、
前記横葺き屋根板端部裏面に捨て板を配し、
この捨て板は、外側側縁に軒棟方向に平行状の返し部を、内側側縁に前記支持部材の起立部に沿う立ち上げ部を形成してあることを特徴とする横葺き屋根の下り棟納め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005057822A JP2006241797A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 横葺き屋根の下り棟納め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005057822A JP2006241797A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 横葺き屋根の下り棟納め構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006241797A true JP2006241797A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37048478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005057822A Pending JP2006241797A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 横葺き屋根の下り棟納め構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006241797A (ja) |
-
2005
- 2005-03-02 JP JP2005057822A patent/JP2006241797A/ja active Pending
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