JP2006241782A - 外装材用保持部材、及び縦葺き外装構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の縦葺き外装構造は、下地6上に固定された保持部材1Aに、縦葺き外装材4を嵌合させて敷設してなり、前記外装材4は、面板部の両側縁に略左右対称な側縁成形部を有し、該側縁成形部には、保持部材1Aの被嵌合部23に保持される嵌合部421を備え、前記保持部材1Aは、下地6へ固定される固定部31と、縦葺き外装材4の長手方向に直交する起立面部22を有する保持部2Aとを備え、該保持部2Aの起立面部22の端面には、左右の外装材4の嵌合部形状と略同一な被嵌合部23が、少なくとも外装材4の長手方向に沿う面状に形成され、敷設状態において、縦葺き外装材4の嵌合部と保持部材1Aの被嵌合部23が面によって嵌合しているを特徴とする。
【選択図】図2
Description
そのため、熱伸縮によって屋根材及び屋根の意匠が変形しないように様々な提案がなされており、例えば屋根材をタイトフレーム等の保持部材に嵌合させる(ビス止め等をしない)構造もその1つの態様である。
しかし、外囲体1の係合部5とタイトフレーム7の係合凸部9との係合は線接触、即ち係合部5が面であるのに対し、係合凸部9は線(起立面の板厚)であって面と線の接触となる。そのため、熱伸縮した場合に係合部5が係合凸部9に擦れるように伸縮する。そのため、この熱伸縮に起因する摺擦音の発生、並びに摩耗による亀裂や変形の発生が建築物の屋根として問題となっていた。
そのため、この構造では、屋根面に「圧」が作用した際に変形し易い。即ち外装材と保持部材との双方が弾性変形可能な形状であって、屋根に「圧」が作用した場合に両部材の変形方向が一致しているので、前記特許文献1のように両部材の変形方向が直交している構造に比べて、変形し易く、嵌合が外れる恐れもあった。
さらに、保持部材の面状の傾斜凸部と屋根材の係合部との係合は、略く字状の係合部の上半部分に傾斜凸部が沿い、係合部の下半部分(面)に傾斜凸部の先端(線)が接触するものとなる。そのため、熱伸縮した場合には、係合部の下半部分に傾斜凸部の先端が擦れるように伸縮し、摺擦音を発生すると共に摩耗による変形を生じてしまうものであった。
そのため、これを用いて縦葺き外装材を敷設した縦葺き外装構造は、熱伸縮に起因する摺擦音を軽減でき、摩耗(損耗)による亀裂や変形の発生も抑制することができる。
上記保持部材にて保持される外装材は、面板部の両側縁に略左右対称な側縁成形部を有し、この側縁成形部に、保持部材の被嵌合部に保持される嵌合部を備える構成であれば、その具体的な構成、並びにその他の構成を限定するものではない。
そして、これを用いた本発明の縦葺き外装構造は、下地上に固定された保持部材に、外装材を嵌合させて敷設し、外装材と保持部材との嵌合が面接触であることを特徴とする。
前記起立面部は、後述する図示実施例では対向する二面部であるが、特にその数を限定するものではなく、外装材の長手方向に1つ以上設けられればよい。
また、面状の被嵌合部は、後述する図1〜2に示す実施例のように起立面部の一部を折曲することで形成するものでも、後述する図3〜4に示す実施例のように別部材を組み付けるものであってもよい。別部材を組み付ける場合の下側部材はアルミの押出し材が使用されることが多いが、上側部材は樹脂製(樹脂成形体)でもよい。また、別部材を組み付ける際の組み付け手段は、嵌合等によるものでも、溶接等によるものでもよい。
さらに、面状の被嵌合部は、外装材の嵌合部と略同一形状に形成されるが、少なくとも外装材の略く字状の嵌合部の屈折部分(上半部分の下端及び下半部分の上端)に沿うものであればよい。
また、面状の被嵌合部に延設して、外装材の嵌合部以外の部分を支持する面状の支持部を面状に形成してもよい。この面状の支持部は、その表面に樹脂コーティングを施したり、粘着テープを貼り付けたりすることによって、すべり性能を向上し、外装材との接触部分にて擦れが生じないようにすることが望ましい。前述のように保持部材を別部材を組み合わせて形成する場合には、上側部材を樹脂製(樹脂成形体)としてもよいため、すべり性能に優れた樹脂を選定すればよい。
この例の保持部2Aは、図1(a)〜(c)に示すように、門型の脚部3と組み付けられる底面部21の前後に略垂直状に起立する二枚の起立面部22を有する略コ字状のピース材である。
そして、上記底面部21には、連結ボルト(図示せず)を装着する孔211が形成されている。
また、上記起立面部22の側方の端面には、後述する左右の外装材4の嵌合部421形状と略同一な被嵌合部23が面状に形成されている。上方の端縁には、後述する左右の外装材4,4の先端嵌合部423,423を嵌合可能な溝状の先端被嵌合部221が形成されている。
さらに、面状の被嵌合部23に延設して、外装材4の嵌合部421以外の部分と当接又は近接する支持部24が面状に形成されている。この面状の支持部24には、図示しないが、その表面に樹脂コーティングを施したり、粘着テープを貼り付ける等によって、すべり性能を向上し、外装材4との接触部分にて擦れが生じないようにしてもよい。
また、被嵌合部23及び支持部24は、図1(d)に示されるように、その流れ方向の両端部が内側に湾曲している。
尚、この保持部材1の素材(材質)構成としては、主にアルミの押出し材が使用されるが、保持強度を保てばその他の公知の材料、例えば後述する外装材4の大きさ、所要強度により通常0.6乃至3.2mm程度のステンレス鋼板やメッキ鋼板等をプレス加工する等して成型しても良い。
そして、敷設状態において保持部材1A側へ弾性力が作用するように予め面板部41と側縁成形部42との傾斜角度を調整して成形する。
また、外装材4の裏面には、結露防止、防音、防火対策上の理由により、必要に応じてポリエチレンフォーム、グラスウールシート等の裏貼り材を添装しても良い。
このカバー材5は、素材を特に限定するものではないが、前記外装材4と同様の素材を用いることができ、外装面の統一を図る上でも同素材を用いるようにしてもよい。
そして、隣り合う側縁成形部41,41で桟状の山部が形成される縦葺き外装構造が構築される。
したがって、熱によって外装材4が長手方向に伸縮しても、従来のように線と面との接触ではないため、その熱伸縮に起因する摺擦音を軽減でき、摩耗(損耗)による亀裂や変形の発生も抑制することができる。
さらに、保持部材1Aの被嵌合部23と起立面部22とは直交して互いに補強し合う構造であるため、強度が高く、屋根面に「圧」が作用した際にも支持強度が高く、変形し難く、嵌合が外れる恐れもない。
さらに、図示実施例では、面状の被嵌合部23及び支持部24の流れ方向の両端部が外装材4から離れる方向に湾曲しているので、外装材4の熱伸縮時に端部の接触(擦れ)を防止することができる。
この例の保持部2Bは図3(i)〜(j)に示され、図3(a)〜(c)に示される下側部材7と、図3(d)〜(h)に示される上側部材8とからなる。
下側部材7は、門型の脚部3と組み付けられる底面部71の前後に略垂直状に起立する二枚の起立面部72を有する略コ字状のピース材であり、アルミの押出し材で作製されることが多い。
上記底面部71には、連結用ナット711が固着されている。
また、起立面部72の上方の端縁には、左右の外装材4,4の先端嵌合部423,423を嵌合可能な溝状の先端被嵌合部721が形成されている。
上側部材8は、前記下側部材7の流れ方向の幅よりも広い面状材を折曲加工したピース材であり、アルミの押出し材でも樹脂成形体でもよく、左右の各外装材4の嵌合部421形状と略同一な被嵌合部81と、外装材4の嵌合部421以外の部分と当接又は近接する支持部82とが形成されている。
また、被嵌合部81及び支持部82は、図3(h)に示されるように、その流れ方向の両端部が内側に湾曲している。
この保持部2Bを、下地6への固定部31を有する脚部3と一体化させて保持部材1Bとする。
2A,2B 保持部
21,71 底面部
22,72 起立面部
23,81 被嵌合部
3 脚部
31 固定部
4 外装材
41 面板部
42 側縁成形部
421 嵌合部
5 カバー材
6 下地
Claims (4)
- 下地上に固定され、縦葺き外装材を嵌合させて保持する外装材用保持部材であって、
下地へ固定される固定部と、縦葺き外装材の長手方向に直交する起立面部を有する保持部とを備え、該保持部の起立面部の端面には、左右の外装材の嵌合部形状と略同一な被嵌合部が、少なくとも縦葺き外装材の長手方向に沿う面状に形成されていることを特徴とする外装材用保持部材。 - 下地上に固定された請求項1に記載の外装材用保持部材に、縦葺き外装材を嵌合させて敷設してなる縦葺き外装構造にあって、
前記縦葺き外装材は、面板部の両側縁に略左右対称な側縁成形部を有し、該側縁成形部には、外装材用保持部材の被嵌合部に保持される嵌合部を備え、
敷設状態において、縦葺き外装材の嵌合部と外装材用保持部材の被嵌合部が面によって嵌合していることを特徴とする縦葺き外装構造。 - 面状の被嵌合部は、長手方向の両端部が縦葺き外装材から離れる方向に湾曲していることを特徴とする請求項2に記載の縦葺き外装構造。
- 面状の被嵌合部に延設して、縦葺き外装材の嵌合部以外の部分を支持する面状の支持部を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の縦葺き外装構造。
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KR101146002B1 (ko) * | 2009-12-01 | 2012-05-15 | 이수익 | 조립식 건축물의 지붕 체결구 |
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