JP2006240916A - 改質器 - Google Patents

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克記 八木
Shigeru Nojima
野島  繁
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Abstract

【課題】バーナの加熱量を増加させることなく、高効率で改質を行うことができる改質器を提供する。
【解決手段】改質器100Aの略中心軸上には、内筒1で周囲を囲まれた加熱用のバーナ2が設けられており、バーナ2の先端部(下端部)の近傍には、内筒1下部からの放射熱を反射するための熱反射部20が設けられている。内筒1の外側には、内筒1と同心的に中間筒3及び外筒4が順次設けられている。中間筒3下部の領域に改質触媒8が配置されている。熱反射部20は、バーナ2ではなく内筒1の内壁に設けられていても良い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池に供給する水素含有ガスを製造するのに好適な円筒式の改質器に関し、特に、内筒内壁又はバーナ外周に熱反射部を設けて内筒下部の放射熱を反射することにより、内筒下部の温度低下を防止し高効率で改質を行うことができる改質器に関するものである。
従来、燃料電池システムでは、水素を多く含むガスを用いるため、燃料となるガス等を、水素を多く含むガスに改質することが行われている。燃料としては、例えば都市ガス、LPG(液化石油ガス)、DME(ジメチルエーテル)等のガス燃料や、灯油などの液体燃料が使用される。
燃料の改質は、原料を水蒸気と混合して触媒層に流通させ、水蒸気改質反応とCO(一酸化炭素)変成反応(COシフト反応)を起こさせることにより行われる。水蒸気改質反応に使用される触媒は改質触媒、CO変成反応に使用される触媒はCO変成触媒と呼ばれる。CO変成触媒は反応温度別に触媒種が異なり、一般に、350℃前後の高温側で作動するHTS触媒と、250℃前後の低温側で作動するLTS触媒とがある。また、得られるガスをCO除去触媒であるCO選択酸化触媒(PROX触媒)又はCOメタン化触媒に流通させて、燃料電池を被毒させるCOの濃度を極力下げることが行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
図8は、従来の円筒式改質器を一部破断して示す概略斜視図であり、その要部のみを簡単に説明する。改質器100の略中心軸上に、内筒101で囲まれた加熱用のバーナ102が設けられており、内筒101の外側には、内筒101と同心的に第1中間筒103、第2中間筒104及び外筒105が順次設けられている。外筒105の周囲には、断熱材106が配置されており、バーナ102及び内筒101の下端は、底板107により塞がれている。
第1中間筒103と第2中間筒104で囲まれる領域の上部には、原料ガスを蒸発させる原料蒸発部108が形成され、第1中間筒103と第2中間筒104で囲まれる領域の下部には、改質触媒109が配置されている。また、第2中間筒104と外筒105で囲まれる領域内には、CO(一酸化炭素)除去触媒及びCO変成触媒110が配置されている。加熱用排ガスの流路は、バーナ102の外周を囲うように設置されている内筒101によって形成されており、加熱用排ガスは、内筒101の下端部と底板107との間に形成される隙間を介して折り返され、内筒101の外壁に沿って上部に導かれ、改質器100の外部に排気される。
改質触媒109は、水蒸気を含む原料ガスを、水蒸気改質反応によりCH4(メタン)、CO(一酸化酸素)、CO2(二酸化酸素)、H2(水素)を含むガスに転換する。このときの反応は吸熱反応であり、通常、CH4の無機ガス(CO、CO2)への転化率を少なくとも80%以上確保するために、600℃〜800℃付近の温度で改質反応が行われる必要がある。このため、内筒101の下端部が、600℃〜800℃付近の温度に維持される必要がある。
特開2004−123464号公報 特開2005−5010号公報
しかしながら、内筒101の下端部近傍は、図9−1の矢印で示すように、放射伝熱のためにその温度が低下する。一方、内筒101の上方では、内筒101下部からの放射熱によりその温度が上昇する。この様子を図9−2に示す。図9−2において、実線は内筒101の長さ方向における望ましい温度分布であり、破線は放射伝熱により内筒101の下部の温度が低下し、内筒101の上方の温度が上昇した状態を示している。例えば、1kW級の固体高分子型燃料電池(PEFC)と組み合わせて用いる燃料改質器(内径約100mm、高さ600mm)では、底部(約700℃)から上部(約200℃)への放射伝熱が約100Wある。
このような内筒101下部の温度低下を補い所定の改質反応を進行させるためには、バーナ102の加熱量を増加させることが必要となり、改質器100の加熱効率の低下につながるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バーナの加熱量を増加させることなく、内筒の下部の温度が低下するのを防止して、高効率で改質を行うことができる改質器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の改質器にあっては、燃料ガス及び水を原料として改質触媒により水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器であって、前記改質器内で鉛直方向下方に向けて燃焼を行う加熱用のバーナと、このバーナの外周に配置される内筒と、この内筒の外周に配置されて原料ガスの改質を行う改質触媒とを備え、前記バーナの下端近傍及び前記内筒内壁の少なくとも一方から突出する熱反射部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の改質器にあっては、熱反射部が、中央に開口部を有する少なくとも1枚の円盤状部材であることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の改質器にあっては、熱反射部が、前記改質触媒の上端近傍の高さで設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の改質器にあっては、熱反射部が、前記バーナの下端近傍の高さで内筒内壁に複数枚設けられ中央に開口部を有する円盤状部材であり、前記内筒の下方に行くに従って、前記熱反射部の開口部が順次拡大することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の改質器にあっては、燃料ガス及び水を原料として改質触媒により水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器であって、前記改質器内で鉛直方向下方に向けて燃焼を行う加熱用のバーナと、このバーナの外周に配置される内筒と、この内筒の外周に配置されて原料ガスの改質を行う改質触媒とを備え、前記内筒下部の放射熱を前記内筒下方に向けて反射するための熱反射面が前記内筒内壁に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の改質器にあっては、燃料ガス及び水を原料として改質触媒により水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器であって、前記改質器内で鉛直方向下方に向けて燃焼を行う加熱用のバーナと、このバーナの外周に配置される内筒と、この内筒の外周に配置されて原料ガスの改質を行う改質触媒とを備え、前記内筒は、下方に行くに従ってその内径が徐々に拡大されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の改質器にあっては、内筒内壁に、前記内筒下部の放射熱を下方に反射するための熱反射面が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の改質器にあっては、改質触媒の直径Dと長さLとの比L/Dが、1.0〜6.0の範囲にあることを特徴とする。
本発明にかかる改質器は、バーナの下端近傍及び内筒内壁の少なくとも一方から突出する熱反射部が設けられているので、内筒下部の放射熱を内筒下方に反射して内筒下部の放射伝熱による温度降下を防止でき、バーナの加熱量を増加させることなく、高効率で改質を行うことができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる改質器の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この一実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施の形態による改質器を示す概略断面図である。図において、改質器100Aの略中心軸上には、内筒1で周囲を囲まれた加熱用のバーナ2が設けられており、バーナ2の先端部(下端部)の近傍には、内筒1下部からの放射熱を反射するための熱反射部20が設けられている。熱反射部20についての詳細は、後述する。
内筒1の外側には、内筒1と同心的に中間筒3及び外筒4が順次設けられている。外筒4の周囲には、断熱材5が配置されており、バーナ2及び内筒1の下端は、底板6により塞がれている。中間筒3の上部には、原料ガスを蒸発させる原料蒸発部7が形成され、中間筒3の下部には、改質触媒8が配置されている。また、外筒4内には、CO除去触媒9であるCO選択酸化触媒(PROX触媒)と、CO変成触媒10として例えばLTS触媒層とが配置されている。加熱用排ガスの流路は、バーナ2の外周を囲うように設置されている内筒1によって形成されており、加熱用排ガスは、内筒1の下端部と底板6との間に形成される隙間を介して折り返され、内筒1の外壁に沿って上部に導かれ、改質器100Aの外部に排気される。
以上のように構成された改質器100Aにおいて、改質触媒8は、水蒸気を含む原料ガスを水蒸気改質反応により、CH4(メタン)、CO(一酸化酸素)、CO2(二酸化酸素)、H2(水素)を含むガスに転換する。改質触媒8としては、例えばアルミナ粒子を担体にしたNi系やRu系の金属が使用されている。なお、改質触媒層は、触媒粒子を充填した層に限らず、ハニカム構造に成形したものであっても良い。
改質触媒8では、下記のような水蒸気改質反応によって、原料混合ガスからH2、CO及びCO2が生成する。
nm + nH2O = nCO + (n+m/2)H2 ・・・ (1)
CO + H2O = CO2 + H2 ・・・ (2)
ここで、原料として例えばメタンを用いる場合には、以下の反応式(3)によって、水蒸気改質反応が行われる。実際にはCO2やCH4も存在するが、ここでは生成物としてCOとH2を生成する反応式として示している。
CH4 + H2O = CO + 3H2 (吸熱反応) ・・・(3)
上記反応式(3)の反応は吸熱反応であり、通常、600℃〜800℃付近の温度で反応が行われる。また、水と炭化水素中の炭素(C)とのモル比であるS/C(steam/carbon比)が2以上、例えば3程度のスチームリッチの条件で行われる。
次に、外筒4内に配置されたCO変成触媒10は、改質触媒8が形成されている中間筒3下部の領域と、底板6近傍の隙間を介して連通している。従って、改質触媒8で生成された改質ガスは、この隙間を通って折り返し、CO変成触媒10に流通してくる。原料ガスおよび改質ガスの流れは、改質触媒8とCO変成触媒10とでは対向流となる関係にある。改質ガスは、CO変成触媒10を流通することで、改質ガス中のCOがH2に転換される。COは燃料電池本体の働きを阻害する被毒物質であり、下記のCO変成反応(4)によってCOの大部分を除去するようにしており、COを例えば約2000ppm程度にまで減少させる。
CO + H2O = CO2 + H2 ・・・(4)
このCO変成触媒10は、HTS触媒層及びLTS触媒層、又はLTS触媒層単独によって構成されるが、本発明では、LTS触媒層単独を使用している。LTS触媒層としては、例えばCu/Zn等の金属を触媒成分とする粒子を充填したものが使用される。なお、HTS触媒層及びLTS触媒層は、触媒粒子を充填した層に限らず、ハニカム構造に成形したものであっても良い。
CO除去触媒9は、外筒4内でCO変成触媒10の上部に配置されており、CO変成触媒10で変成された改質ガスは、CO除去触媒9に流通してくる。改質ガスは、CO除去触媒9を流通することで、COメタン化触媒の場合にはメタネーション反応、CO選択酸化触媒の場合にはCO選択酸化反応により、ガス中のCOが一層除去される。
COは燃料電池本体の被毒物質となるため、CO濃度を10ppm以下に下げる必要がある。CO選択酸化触媒は、次の化学式(5)で示すCO選択酸化反応により、CO濃度を下げることができる。
CO + 1/2O2 → CO2 ・・・(5)
また、COメタン化触媒は、次の化学式(6)に示すメタネーション反応により、CO濃度を下げることができる。
CO + 3H2 → CH4 + H2O ・・・(6)
改質器100Aにおいて、改質触媒8では、原料ガスが流入する改質触媒8の上部(図1中、T1で示す)において300〜500℃の範囲の温度が必要である。300℃未満であると改質反応が低下し、500℃を超えるとススが生じやすくなるため望ましくないためである。また、改質ガスが流出する改質触媒8の下部(図1中、T2で示す)では、600〜800℃の範囲の温度が必要である。T2が600℃未満であると、十分に改質反応が進行しないため、改質器の改質効率の低下を招く結果となる。なお、原料ガスが導入される原料蒸発部7の入口(図1中、T3で示す)では、原料ガスの温度は100〜200℃程度である。
図2は、改質触媒8が配置された中間筒3の長さ方向に対するガス温度の関係を示す線図である。図2において、破線はバーナ2の先端部近傍に熱反射部20が設けられていない場合のガス温度変化を示し、実線はバーナ2の先端部近傍に熱反射部20が設けられた場合のガス温度変化をそれぞれ示している。この図から明らかなように、バーナ2の先端部近傍に熱反射部20が設けられていない場合には、中間筒3下部の温度が改質反応に必要な温度に到達しない傾向となる。この原因は、内筒1の下部において放射伝熱が生じ、内筒1下部で温度降下が生じるためと考えられる。
これに対して、バーナ2の先端部近傍に熱反射部20を設けた場合には、内筒1下部における放射熱が熱反射部20によって再び下方に反射され、内筒1下部の温度を上昇させることができる。このように、バーナ2の先端部近傍に熱反射部20を設けることで、温度T2を得るためにバーナ2の加熱量を増加させることなく温度T2を達成することができる。従って、改質器100Aの加熱効率を低下させずに高効率で改質を行うことができる。
図3は、改質器100Aの負荷と改質プロセス効率との関係を示す線図である。図3において、破線はバーナ2の先端部近傍に熱反射部20が設けられていない場合を示し、実線はバーナ2の先端部近傍に熱反射部20が設けられた場合をそれぞれ示している。また、改質プロセス効率(%)は、改質器100Aに全原料ガス量に対する水素ガス利用率である。この図から明らかなように、バーナ2の先端部近傍に熱反射部20が設けられていない場合には、特に、改質器100Aの負荷が小さい場合における改質プロセス効率の低下が著しい。これに対して、バーナ2の先端部近傍に熱反射部20を設けた場合には、改質器100Aの負荷全体に亘って改質プロセス効率を向上させることができた。特に、負荷が小さい場合における改質プロセス効率の改善は大きく、改質器100Aは高効率で水素ガスを供給することができる。
上述においては、内筒1下部からの放射熱を反射する熱反射部20をバーナ2の先端部に設けた場合について説明した。熱反射部20は、例えばSUS310やSUS304などのステンレス鋼等が好適に使用でき、中央に開口部を有するドーナツ状の円盤状部材の1枚又は複数枚から構成することができる。但し、熱反射部20は内筒1下部からの放射熱を反射する機能を有すれば良く、このような材質、形状に限定するものではない。
また、熱反射部20は、バーナ2に設ける場合だけでなく、図4に示すように、内筒1の内壁に熱反射部21を設けても良い。この場合も上述と同様に、内筒1下部からの放射熱を効果的に下方に反射することができる。勿論、バーナ2及び内筒1内壁の両方に熱反射部を設けることも可能である。
熱反射部21を設ける内筒1における軸方向の位置は、バーナ2の先端に近い高さが望ましい。但し、このような位置に限定されるものではなく、改質触媒8の上端であるT1の位置の近傍が望ましく、特にT1位置の近傍の上側が望ましい。さらに、図5に示すように、バーナ2の火炎が干渉しないように、内筒1の下方に行くに従って熱反射部22の開口部30を徐々に広げる形状が望ましい。
また、改質触媒8の直径Dと長さLとの関係は、L/Dが1.0〜6.0の範囲が望ましく、さらに3.5〜5.0の範囲が望ましい。この範囲のL/Dであると、上述したT1とT2の望ましい温度範囲を好適に形成することができる。このL/Dの範囲は、改質器100Aの規模や他の構成部材の大きさ等に応じて、適宜変更することができる。なお、図1では、改質触媒8の内径をDで示している。
上述では、熱反射部をバーナ2又は内筒1に設けた場合について説明したが、熱反射部を設けることなく、内筒の下部40を図6に示すように、下方に行くに従って内径が徐々に拡大する形状を採用することができる。内筒1Aの下部40の内径を下方に行きに従って拡大することによって、内筒1A下部における放射熱が内筒1A自体で下方に反射され、内筒1A下部の温度を上昇させることができる。
また、図7に示すように、内筒下部の内面に、例えばノコギリ歯状の熱反射面41を形成することもできる。ここで、図6に示すように、下部40が下方に広がった内筒1A、又は図1に示すような内径が一定な円筒状の内筒1の何れであっても、熱反射面41を形成することができる。さらに、内筒1の内壁に、放射熱を下方側に指向させる指向性材料を設けても良い。このような指向性材料は、熱反射率の大きな材料、すなわち、放射率が大きい材料が望ましい。また、上述では、有底型の改質器について説明したが、無底型の改質器における熱反射部又は熱反射面の適用を排除するものではない。
以上のように、本発明にかかる改質器は、内筒下部の放射熱を内筒下方に反射して内筒下部の放射伝熱による温度降下を防止でき、バーナの加熱量を増加させることなく、高効率で改質を行うことができるので、燃料電池システム等に好適に適用できる。
本発明の一実施の形態による改質器を示す概略断面図である。 改質触媒が配置された中間筒の長さ方向に対するガス温度の関係を示す線図である。 改質器の負荷と改質プロセス効率との関係を示す線図である。 内筒の内壁に熱反射部が設けられた状態を示す概略断面図である。 内筒の内壁に開口部が順次拡大する複数枚の熱反射部が設けられた状態を示す概略断面図である。 下方に行くに従って内径が拡大される内筒を示す概略断面図である。 熱反射面が内壁に形成された内筒を示す部分概略断面図である。 従来の円筒式改質器を一部破断して示す概略斜視図である。 内筒下部で放射伝熱が生じる様子を説明する内筒の部分概略断面図である。 内筒下部で放射伝熱が生じる様子を説明する内筒の温度変化を示す線図である。
符号の説明
1,1A 内筒
2 バーナ
3 中間筒
4 外筒
5 断熱材
6 底板
7 原料蒸発部
8 改質触媒
9 CO除去触媒
10 CO変性触媒
20,21,22 熱反射部
30 開口部
40 下部
41 熱反射面

Claims (8)

  1. 燃料ガス及び水を原料として改質触媒により水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器であって、
    前記改質器内で鉛直方向下方に向けて燃焼を行う加熱用のバーナと、このバーナの外周に配置される内筒と、この内筒の外周に配置されて原料ガスの改質を行う改質触媒とを備え、前記バーナの下端近傍及び前記内筒内壁の少なくとも一方から突出する熱反射部が設けられていることを特徴とする改質器。
  2. 前記熱反射部は、中央に開口部を有する少なくとも1枚の円盤状部材であることを特徴とする請求項1に記載の改質器。
  3. 前記熱反射部は、前記改質触媒の上端近傍の高さで設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の改質器。
  4. 前記熱反射部は、前記バーナの下端近傍の高さで内筒内壁に複数枚設けられ中央に開口部を有する円盤状部材であり、前記内筒の下方に行くに従って、前記熱反射部の開口部が順次拡大することを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の改質器。
  5. 燃料ガス及び水を原料として改質触媒により水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器であって、
    前記改質器内で鉛直方向下方に向けて燃焼を行う加熱用のバーナと、このバーナの外周に配置される内筒と、この内筒の外周に配置されて原料ガスの改質を行う改質触媒とを備え、前記内筒下部の放射熱を前記内筒下方に向けて反射するための熱反射面が前記内筒内壁に形成されていることを特徴とする改質器。
  6. 燃料ガス及び水を原料として改質触媒により水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器であって、
    前記改質器内で鉛直方向下方に向けて燃焼を行う加熱用のバーナと、このバーナの外周に配置される内筒と、この内筒の外周に配置されて原料ガスの改質を行う改質触媒とを備え、前記内筒は、下方に行くに従ってその内径が徐々に拡大されていることを特徴とする改質器。
  7. 前記内筒内壁に、前記内筒下部の放射熱を下方に反射するための熱反射面が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の改質器。
  8. 前記改質触媒は、その直径Dと長さLとの比L/Dが、1.0〜6.0の範囲にあることを特徴とする請求項1から請求項7のうち、何れか1項に記載の改質器。
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