JP2006240769A - ホッパおよびそれを具備する土質改良機 - Google Patents

ホッパおよびそれを具備する土質改良機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006240769A
JP2006240769A JP2005055333A JP2005055333A JP2006240769A JP 2006240769 A JP2006240769 A JP 2006240769A JP 2005055333 A JP2005055333 A JP 2005055333A JP 2005055333 A JP2005055333 A JP 2005055333A JP 2006240769 A JP2006240769 A JP 2006240769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
hopper
soil
side plate
chute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005055333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4671711B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Yoshida
泰弘 吉田
Toshio Kitani
利夫 木谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2005055333A priority Critical patent/JP4671711B2/ja
Publication of JP2006240769A publication Critical patent/JP2006240769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4671711B2 publication Critical patent/JP4671711B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)

Abstract

【課題】ホッパ内に投入される原料が比較的粘度の高いものであっても、ホッパ内においてブリッジ現象が発生されるのを確実に防ぐことのできるホッパおよびそれを具備する土質改良機を提供する。
【解決手段】少なくとも左右に配される側板34′,34から構成され、原料土3を受け入れる原料受入部30と、この原料受入部30に受け入れられた原料土3を下方に送り出すシュート部31とを備えたホッパ4において、前記側板34′,34の基部38′,38と前記シュート部31の上端との間に隙間を設け、前記側板34′,34を揺動する揺動機構42′,42を備える構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば建設工事等に伴い発生する建設発生土を原料としてその原料を受け入れて当該原料を下流の搬送装置や処理装置等へと送り出すホッパおよびそれを具備する土質改良機に関するものである。
従来、ホッパ内において原料が堆積してホッパの出口を塞ぐようなブリッジが形成されるといった所謂ブリッジ現象を未然に防ぐように図られたホッパが、例えば特許文献1,2にて提案されている。その他、ホッパの投入口が固定壁と開閉壁とで構成されているホッパが、例えば特許文献3にて提案されている。
特開2000−7139号公報 特開2001−139150号公報 特開平9−38517号公報
前記特許文献1に係るホッパ200は、図13(a)に示されるように、建設工事等に伴い発生する建設発生土201を原料としてその原料201を受け入れて当該原料201を下方の混練・混合機202に向けて送り出すように構成されている。このホッパ200内には、そのホッパ200の出口に向かって垂下されるようにシュート203が配設されている。このシュート203は、そのシュート203の支持部材204を支持する連接部材205を上下方向に作動させるカム機構206の駆動にて上下動されるようになっている。このホッパ200においては、カム機構206の駆動にてシュート203を上下動させることにより、シュート203とホッパ200の内周面との間に堆積した原料201を剥離させ、これによってブリッジ現象の発生を防止するようにされている。
また、前記特許文献2に係るホッパ210は、図13(b)に示されるように、焼却灰や汚泥等を原料としてその原料を受け入れる原料受入部211と、この原料受入部211に受け入れられた原料を当該ホッパ210の下方に配される受入れ筒体212に向けて送り出すシュート部213と、前記原料受入部211を構成する一方の傾斜壁214の内側面に重畳させるように設けられる可撓性の揺動膜215と、前記原料受入部211を構成する他方の傾斜壁216の外側面に取着される電動式バイブレータ217とを備えている。前記揺動膜215の基部および先端部は、前記一方の傾斜壁214の基部および先端部にそれぞれボルト218,218′によって固定されている。また、前記一方の傾斜壁214の外側面には前記揺動膜215を駆動する手段としてのエアシリンダ219が取り付けられ、このエアシリンダ219のピストンロッドの先端部219aは前記揺動膜215の中央部に連結されている。このホッパ210においては、エアシリンダ219の作動にて揺動膜215を駆動することにより、揺動膜215上に堆積した原料を剥離させ、また電動バイブレータ217の作動にて他方の傾斜壁216を振動させることにより、ホッパ210内での原料の流動を促すようにされ、これらによってブリッジ現象の発生を防止するようにされている。
また、前記特許文献3に係るホッパ220は、図13(c)に示されるように、対向配置される固定壁221,221′とその固定壁221,221′に対し90°位相をずらせて対向配置される開閉壁222,222′とによって当該ホッパ220の投入口が形成され、前記対向配置される開閉壁222,222′の基部を枢支する軸223,223′を電動機224,224′で正逆方向に回転させることによりそれら開閉壁222,222′を固定壁221,221′の内側まで起伏させることができるように構成されている。
しかしながら、前記特許文献1に係るホッパ200では、シュート203近傍のホッパ内周面に堆積した原料201はシュート203の上下動によって良好に剥離させることができるものの、シュート203から離れるにつれて、ホッパ内周面に堆積した原料201を剥離させる作用が著しく減殺されるために、ブリッジ現象を確実に防止することができないという問題点がある。なお、この特許文献1においては、シュート203を上下動させる以外に、シュート203に振動または衝撃を与えることによっても、ホッパ内周面に堆積した原料201を剥離させることができる旨が記載されているが、シュート203に振動または衝撃を与えたとしても、原料201が粘土質のものである場合、土が振動や衝撃を吸収するのみで剥離するには至らない。
また、前記特許文献2に係るホッパ210では、エアシリンダ219の作動にて揺動膜215を駆動することによりその揺動膜215上に堆積した原料を剥離させるようにされているが、揺動膜215の基部が一方の傾斜壁214の基部にボルト218によって固定されているために、揺動膜215の基部からシュート部213に亘って堆積した原料を剥離させることができず、原料の粘度が比較的高い場合、シュート部213を塞ぐようなブリッジ(図13(b)中一点鎖線で示されるもの)がホッパ210内に形成されてしまうという問題点がある。なお、原料の粘度が比較的高い場合には、電動バイブレータ217による他方の傾斜壁216の振動は原料に吸収されるために、ホッパ210内での原料の流動を促す効果は殆ど期待することができない。
なお、ホッパ内におけるブリッジ現象を防止するために前記特許文献3に係るホッパ220を採用することも考えられるが、原料の粘度が比較的高い場合、開閉壁222,222′の起伏によってはその開閉壁222,222′の基部周りに堆積した原料を変形させるのみで剥離させるには至らず、前記目的を達成することはできない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、ホッパ内に投入される原料が比較的粘度の高いものであっても、ホッパ内においてブリッジ現象が発生されるのを確実に防ぐことのできるホッパおよびそれを具備する土質改良機を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、第1発明によるホッパは、
少なくとも左右に配される側板から構成され、原料を受け入れる原料受入部と、この原料受入部に受け入れられた原料を下方に送り出すシュート部とを備えたホッパにおいて、
前記側板の基部と前記シュート部の上端との間に隙間を設け、前記側板を揺動する揺動機構を備えることを特徴とするものである。
第1発明において、前記揺動機構は、前記側板とその側板を支持する支持フレームとを繋ぐヒンジ部と、このヒンジ部のピンを揺動中心として前記側板を上下に揺動させる油圧シリンダとを備えるものであるのが好ましい(第2発明)。
第1発明において、前記揺動機構は、駆動源としての油圧シリンダと、この油圧シリンダの伸縮運動を前記側板の揺動運動に変換するリンク機構とを備えるものであるのが好ましい(第3発明)。
第1発明において、前記揺動機構は、駆動源としての油圧モータと、この油圧モータの回転運動を略直線運動に変換する偏心機構と、この偏心機構の略直線運動を前記側板の揺動運動に変換するリンク機構とを備えるものであるのが好ましい(第4発明)。
第1発明において、前記揺動機構は、駆動源としての油圧シリンダと、この油圧シリンダの伸縮により前記側板をスライドさせるスライド機構とを備えるものであるのが好ましい(第5発明)。
次に、第6発明による土質改良機は、
第1発明〜第5発明のいずれかの発明に係るホッパを備えるとともに、このホッパの下方に配されてそのホッパから送り出される原料土を搬送する原料土搬送装置と、この原料土搬送装置により搬送される原料土に対し土質改良剤を供給する土質改良剤供給装置とを備えることを特徴とするものである。
第1発明乃至第5発明のいずれの発明においても、側板が揺動機構によって揺動されることにより、側板の基部からシュート部に亘って堆積する原料に対し、シュート部から引き離すような力を作用させることができる。したがって、側板の基部からシュート部に亘って堆積する原料を確実に剥離させることができ、ホッパ内に投入される原料が比較的粘度の高いものであっても、ホッパ内においてブリッジ現象が発生されるのを確実に防ぐことができる。
第6発明に係る土質改良機によれば、第1発明〜第5発明のいずれかの発明に係るホッパが具備されるので、当該ホッパから原料土搬送装置に向けて原料が安定的に送り出されることになり、改良土の生産効率を向上させることができる。
次に、本発明によるホッパおよびそれを具備する土質改良機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
〔土質改良機の説明〕
図1には土質改良機の側面図が示されている。なお、以下の説明において、図1中記号Aにて示される矢印の方向を前方向と定めるものとする。
図1に示される土質改良機1は、履帯式足回り装置が装備された下部走行体2を具備する自走式の土質改良機であって、建設工事等に伴い発生する建設発生土3(以下「原料土3」という。)が投入されるホッパ4と、このホッパ4の下方に配されてそのホッパ4から送り出される原料土3を搬送する原料土搬送装置5と、この原料土搬送装置5により搬送される原料土3に対し土質改良剤6を供給する土質改良剤供給装置7と、前記原料土搬送装置5によって搬送される原料土3および土質改良剤6を受け入れてその両者を混合し改良土8を生成する混合機9と、この混合機9において生成された改良土8を当該土質改良機1の前方に搬出するベルトコンベヤ装置10と、エンジン、油圧ポンプ、操作弁等(いずれも図示省略)を有し当該土質改良機1を駆動する土質改良機駆動装置11とを備えて構成されている。
前記下部走行体2上には車体フレーム12が固設されている。この車体フレーム12の前部には前記土質改良機駆動装置11を支持する支持台13が設けられ、同車体フレーム12の中間部には前記混合機9が載置され、同車体フレーム12の後部には前記ホッパ4、原料土搬送装置5および土質改良剤供給装置7を支持する支持フレーム14が連設され、同車体フレーム12の下部には前記ベルトコンベヤ装置10が取着されている。なお、符号15にて示されるのは改良土8を更に細粒化混合するアフタカッタである。
前記支持フレーム14は、前記ホッパ4の左右両側方において前後方向に延びる左右のビーム14a′,14aと、この左右のビーム14a′,14aを支持する支持メンバ14b′,14c′,14d′;14b,14c,14dとを備えて構成されている。
前記ホッパ4内の前部位置には、原料土3の切り出し高さを一定とする掻き出しロータ16が配設されている。ここで、前記切り出し高さとは、原料土搬送装置5が土質改良剤供給装置7に向けて搬送する原料土3の高さのことである。
前記原料土搬送装置5は、駆動輪17と従動輪18とに無端帯状体19が巻き掛けられて構成されている。この原料土搬送装置5の原料土搬出側端部は、混合機9のケースの後壁側に形成された投入口からそのケース内部に向けて突出されている。
前記土質改良剤供給装置7は、土質改良剤6を貯留する土質改良剤ホッパ20と、この土質改良剤ホッパ20に貯留されている土質改良剤6を定量的に送り出す土質改良剤フィーダ21と、この土質改良剤フィーダ21から送り出される土質改良剤6を原料土搬送装置5上の原料土3に向けて落下させるシュート22とを備えて構成されている。ここで、前記土質改良剤6としては、セメント、セメント系固化剤、生石灰、消石灰、石灰系固化剤、発泡ビーズ等が用いられる。
前記混合機9のケース内部には、原料土搬送装置5の原料土搬出側端部から落下される原料土3および土質改良剤6の落下経路に沿って、ソイルカッタ23および複数(3軸)のロータリハンマ24がそれぞれ順に配設されている。
ここで、この土質改良機1による原料土3の土質改良動作について説明する。油圧ショベル25等の積込機からホッパ4内に投入された原料土3は、原料土搬送装置5と掻き出しロータ16とによって一定の切り出し高さとされて土質改良剤供給装置7に向けて搬送される。土質改良剤供給装置7は、一定の切り出し高さとされた原料土3上に所定量の土質改良剤6を落下させる。原料土搬送装置5によって混合機9のケース内まで搬送された原料土3と土質改良剤6とは、ソイルカッタ23で切り落とされ、ロータリハンマ24で解砕・混合・撹拌される。こうして、原料土3は改良土8とされる。改良土8はベルトコンベヤ装置10によって土質改良機1の前方に搬出される。
〔第1の実施形態〕
次に、前記ホッパ4について以下に詳述することとする。図2には、前記ホッパ4の概略構造を説明する図で、側面図(a)、平面図(b)、(a)のA矢視図(c)および(a)のB矢視図(d)がそれぞれ示されている。また、図3には、前記ホッパ4の要部構造説明図が示されている。
前記ホッパ4は、原料土3を受け入れる原料受入部30と、この原料受入部30に受け入れられた原料土3を原料土搬送装置5に向けて送り出すシュート部31とを備えている。
前記原料受入部30は、前端部位置においてその前端部を取り囲むように立設されて原料土3をシュート部31へと案内する面板32(以下、「原料受入部前面板32」という。)と、後端部位置において後方に傾斜するように設けられて原料土3をシュート部31へと案内する面板33(以下、「原料受入部後面板33」という。)と、右側部位置において右方に傾斜するように設けられて原料土3をシュート部31へと案内する側板34(以下、「右側あおり34」という。)と、左側部位置において左方に傾斜するように設けられて原料土3をシュート部31へと案内する側板34′(以下、「左側あおり34′」という。)とを備え、当該原料受入部30の下部から上部に向かうにつれて、これら面板32,33および側板34,34′によって形成される原料土受入口が広がるように構成されている。なお、右側あおり34および左側あおり34′のそれぞれが本発明における「側板」に相当する。
前記シュート部31は、前端部位置において上下方向に沿って設けられる面板35(以下、「シュート部前面板35」という。)と、後端部位置において上部が後方にやや傾斜するように設けられる面板36(以下、「シュート部後面板36」という。)と、右側部位置において上下方向に沿って設けられる側板37(以下、「シュート部右側板37」という。)と、左側部位置において上下方向に沿って設けられる側板37′(以下、「シュート部左側板37′」という。)とを備え、これら面板35,36および側板37,37′が一体に接続されて構成されている。なお、シュート部後面板36、シュート部右側板37およびシュート部左側板37′においては、その下端面と前記無端帯状体19の表面との間に若干の隙間が存するように、その高さ寸法が設定されている。
前記原料受入部前面板32と前記シュート部前面板35とは一体に接続されている。また、前記原料受入部後面板33と前記シュート部後面板36とは一体に接続されている。なお、前記原料受入部30は、側板34,34′で構成されてもよい。さらに、前記原料受入部30から原料土3を原料土搬送装置5に向けて送り出すシュート部を廃し、前記原料受入部30から前記原料土搬送装置5に送り出す構成としてもよい。
前記右側あおり34の基部38と前記シュート部右側板37の上端との間には、図3に示されるように、隙間が設けられている。また、前記左側あおり34′の基部38′と前記シュート部左側板37′の上端との間にも、隙間が設けられている。なお、前記右側あおり34と前記原料受入部前面板32と前記原料受入部後面板33との会合部にも隙間が設けられている。また、前記左側あおり34′と前記原料受入部前面板32と前記原料受入部後面板33との会合部にも隙間が設けられている。また、前記原料受入部前面板32と原料受入部後面板33との縁部には荷こぼれを防ぐためシートが貼付されている。
前記シュート部右側板37の外側面には、前後に所要の間隔を存して一対のブラケット39が突設され、各ブラケット39は後述するブラケット47にボルト40およびナット41の締め付けによって締着されている。また、前記シュート部左側板37′の外側面にも同様に、前後に所要の間隔を存して一対のブラケット39′が突設され、各ブラケット39′は後述するブラケット47′にボルト40′およびナット41′の締め付けによって締着されている。
本実施形態のホッパ4には、右側あおり34の基部38を、シュート部右側板37の上端に近接する近接位置(図3中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の上方に所定距離D離隔した離隔位置(図3中Q点位置)との間で往復させるように右側あおり34を揺動する右側あおり揺動機構42が装備されるとともに、左側あおり34′の基部38′を、シュート部左側板37′の上端に近接する近接位置(図3中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の上方に所定距離D′離隔した離隔位置(図3中Q′点位置)との間で往復させるように左側あおり34′を揺動する左側あおり揺動機構42′が装備されている。ここで、前記右側あおり揺動機構42と左側あおり揺動機構42′とは、左右に対象構造でその基本構成が同一であるため、以下においては右側あおり揺動機構42を中心に説明することとする。
前記右側あおり揺動機構42は、右側あおり34と支持フレーム14における右側のビーム14aとを繋ぐヒンジ部44と、このヒンジ部44の中心軸(後述するピン48)を揺動中心として右側あおり34を上下に揺動させる油圧シリンダ45とを備えている。
前記ヒンジ部44は、右側あおり34の傾斜方向中間部位置において下方に向けて突設されるブラケット46と、このブラケット46に対応するように支持フレーム14における右側のビーム14aに固設されるブラケット47とがピン48により連結されることによって構成されている。なお、このヒンジ部44は、右側あおり34を安定的に支持し得るように、車体前後方向に所要の間隔を存して2箇所に設けられている。
前記油圧シリンダ45のロッド側端部は、右側あおり34の基部位置において下方に向けて突設されるブラケット49とピン50によって連結されている。また、同油圧シリンダ45のボトム側端部は、シュート部右側板37の外側面から突設されるブラケット51とピン52によって連結されている。
ここで、右側あおり34の基部38がシュート部右側板37の上端と近接する近接位置(図3中P点位置)にあるときには、その右側あおり34の基部38の下端部53が、シュート部31内に臨んでシュート部右側板37の上端部と側面視で重なり合うようにされている。こうして、シュート部31の外側に原料土3が漏れ出さないようにされている。
なお、図3において、符号54にて示されるのは原料土搬送装置5における無端帯状体19とシュート部31との間をシールするシール部材である。また、符号55にて示されるのは無端帯状体19の左右両側部を支持・案内する摺動部材で、符号56にて示されるのは無端帯状体19の左右方向中央部を支持・案内する転輪装置である。また、符号57にて示されるのはシュート部右側板37を補強する補強部材である。
さらに、本実施形態のホッパ4には、前記右側あおり揺動機構42および左側あおり揺動機構42′を制御するあおり駆動制御装置60が装備されている。このあおり駆動制御装置60について図4の概略システム構成図を用いて以下に説明することとする。
図4に示されるあおり駆動制御装置60は、前記土質改良機駆動装置11に搭載されるエンジン61により駆動される油圧ポンプ62からの圧油を前記左右の油圧シリンダ45′,45に給排するパイロット圧操作形の操作弁63と、後述するコントローラ68からの駆動信号に応じて前記操作弁63におけるパイロット圧操作部に作用させるパイロット圧を制御する電磁弁64と、左右のあおり34′,34の揺動スピードを設定するあおり揺動スピード設定ダイヤル65と、左右のあおり34′,34の揺動開始とその次の揺動開始との時間間隔を設定するあおり揺動インターバル設定ダイヤル66と、左右のあおり揺動機構42′,42の起動・停止を操作する起動・停止スイッチ67と、前記あおり揺動スピード設定ダイヤル65からのあおり揺動スピード設定信号、前記あおり揺動インターバル設定ダイヤル66からのあおり揺動インターバル設定信号および前記起動・停止スイッチ67からの起動・停止信号をそれぞれ入力し当該入力信号に基づき演算処理を行ってその結果に応じた駆動信号(制御電流)を前記電磁弁64に向けて出力するコントローラ68とを備えて構成されている。
以上に述べたように構成されるホッパ4においては、油圧シリンダ45が伸縮駆動されると、右側あおり34がヒンジ部44におけるピン48回りに揺動駆動される。右側あおり34がピン48回りに揺動駆動されると、右側あおり34の基部38は、シュート部右側板37に近接する近接位置(図3中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の上方に所定距離D離隔した離隔位置(図3中Q点位置)との間で往復動される。これにより、右側あおり34の基部38からシュート部右側板37に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部右側板37から引き離すような力を作用させることができる。また、油圧シリンダ45′が伸縮駆動されると、左側あおり34′がヒンジ部44′におけるピン48′回りに揺動駆動される。左側あおり34′がピン48′回りに揺動駆動されると、左側あおり34′の基部38′は、シュート部左側板37′に近接する近接位置(図3中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部30′の上方に所定距離D′離隔した離隔位置(図3中Q′点位置)との間で往復動される。これにより、左側あおり34′の基部38′からシュート部左側板37′に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部左側板37′から引き離すような力を作用させることができる。したがって、ホッパ4内に投入される原料土3が比較的粘度の高いものであっても、ホッパ4内においてブリッジ現象が発生されるのを確実に防ぐことができる。また、このホッパ4を具備する土質改良機1によれば、ホッパ4から原料土搬送装置5に向けて原料土3が安定的に送り出されることになり、改良土8の生産効率を向上させることができるという効果を奏する。
〔第2の実施形態〕
図5には、本発明の第2の実施形態に係るホッパの要部構造説明図が示されている。なお、本実施形態において、前記第1の実施形態と同一または同様のものについては図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記第1の実施形態と異なる点を中心に説明することとする。ここで、本実施形態における右側あおり揺動機構42Aと左側あおり揺動機構42A′とは、左右に対象構造でその基本構成が同一であるため、以下においては右側あおり揺動機構42Aを中心に説明することとする。
本実施形態のホッパ4Aには、右側あおり34Aの基部38Aを、シュート部右側板37の上端に近接する近接位置(図5中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内方寄りの斜め上方に所定距離D離隔した離隔位置(図5中Q点位置)との間で往復させるように右側あおり34Aを揺動する右側あおり揺動機構42Aが装備されるとともに、左側あおり34A′の基部38A′を、シュート部左側板37′の上端に近接する近接位置(図5中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部30内方寄りの斜め上方に所定距離D′離隔した離隔位置(図5中Q′点位置)との間で往復させるように左側あおり34A′を揺動する左側あおり揺動機構42A′が装備されている。
前記右側あおり揺動機構42Aは、駆動源としての油圧シリンダ45Aと、この油圧シリンダ45Aの伸縮運動を右側あおり34Aの揺動運動に変換するリンク機構70とを備えている。
前記リンク機構70は、4節回転連鎖により往復運動を成す機構のものであって、油圧シリンダ45Aの直線運動力が入力される原動リンク部材71と、この原動リンク部材71と向き合うように配置されてその原動リンク部材71の動きに追従する従動リンク部材72とを備えている。前記原動リンク部材71は、前後に所要の間隔を存してシュート部右側板37から突設されるブラケット39A,39Aのそれぞれに対応して前後方向に配される原動リンク部片71a,71aと、それら原動リンク部片71a,71aを結合する結合部材71bとを備えて構成されている。各原動リンク部片71aの基部はブラケット39Aにピン74により連結され、同原動リンク部片71aの上端部は右側あおり34Aの基部位置において下方に向けて突設されるブラケット75とピン76によって連結されている。また、この原動リンク部材71における結合部材71bにはブラケット77が固設されており、このブラケット77には油圧シリンダ45Aのロッド側端部がピン78により連結されている。一方、前記従動リンク部材72において、その一端部(上端部)は右側あおり34Aの傾斜方向中間部において形成されたブラケット79にピン80により連結されるとともに、その他端部(下端部)は支持フレーム14における右側のビーム14aに固設されたブラケット47Aにピン82により連結されている。なお、ブラケット47Aは、従動リンク部材72を介して右側あおり34を安定的に支持し得るように、前後方向に所要の間隔を存して2箇所設けられている。また、前記各ブラケット39Aと前記各ブラケット47Aとは、ボルト40およびナット41の締め付けによって締着されている。
以上に述べたように構成されるホッパ4Aにおいては、油圧シリンダ45Aが伸縮駆動されると、原動リンク部材71がピン74回りに回動駆動されるとともに、この原動リンク部材71の動きに追従するように従動リンク部材72がピン82回りに回動駆動され、リンク機構70が往復運動を成して右側あおり34Aが揺動駆動される。右側あおり34Aがリンク機構70による往復運動によって揺動駆動されると、右側あおり34Aの基部38Aは、シュート部右側板37に近接する近接位置(図5中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内方寄りの斜め上方に所定距離D離隔した離隔位置(図5中Q点位置)との間で往復動される。これにより、右側あおり34Aの基部38Aからシュート部右側板37に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部右側板37から引き離すような力を作用させることができる。また、油圧シリンダ45A′が伸縮駆動されると、原動リンク部材71′がピン74′回りに回動駆動されるとともに、この原動リンク部材71′の動きに追従するように従動リンク部材72′がピン82′回りに回動駆動され、リンク機構70′が往復運動を成して左側あおり34A′が揺動駆動される。左側あおり34A′がリンク機構70′による往復運動によって揺動駆動されると、左側あおり34A′の基部38A′は、シュート部左側板37′に近接する近接位置(図5中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内方寄りの斜め上方に所定距離D′離隔した離隔位置(図5中Q′点位置)との間で往復動される。これにより、左側あおり34A′の基部38A′からシュート部左側板37′に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部左側板37′から引き離すような力を作用させることができる。したがって、ホッパ4A内に投入される原料土3が比較的粘度の高いものであっても、ホッパ4A内においてブリッジ現象が発生されるのを確実に防ぐことができる。また、このホッパ4Aを具備する土質改良機1Aによれば、ホッパ4Aから原料土搬送装置5に向けて原料土3が安定的に送り出されることになり、改良土8の生産効率を向上させることができるという効果を奏する。
〔第3の実施形態〕
図6には、本発明の第3の実施形態に係るホッパの要部構造説明図が示されている。ここで、本実施形態における右側あおり揺動機構42Bと左側あおり揺動機構42B′とは、左右に対象構造でその基本構成が同一であるため、以下においては右側あおり揺動機構42Bを中心に説明することとする。また、図7には、図6におけるA矢視図が示されている。本実施形態は、前記第2の実施形態における左右のあおり駆動機構42A′,42Aの駆動源である油圧シリンダ45A′,45Aに代えて、油圧モータ83′,83を駆動源とする態様例である。したがって、前記第2の実施形態と同一または同様のものについては図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記第2の実施形態と異なる点を中心に説明することとする。
本実施形態のホッパ4Bに装備される右側あおり揺動機構42Bは、駆動源としての油圧モータ83と、この油圧モータ83の回転運動を略直線運動に変換する偏心機構84と、この偏心機構84の略直線運動を右側あおり34Aの揺動運動に変換するリンク機構70とを備えている。
前記偏心機構84は、前記油圧モータ83の出力軸83aに軸心を一致させて結合される入力軸部85aとその入力軸部85aの軸心に対し偏心する出力軸部85bとが一体に形成されてなる偏心軸部材85と、この偏心軸部材85の入力軸部85aを支持する軸受装置86と、偏心軸部材85の出力軸部85bと原動リンク部材71とを連結するコネクティングロッド87とを備えて構成されている。前記軸受装置86は、支持フレーム14における支持メンバ14c,14dに固設されたベース88上に固定されている。また、前記コネクティングロッド87において、その一端部(上端部)は原動リンク部材71に固設されたブラケット77にピン78により連結されるとともに、その他端部(下端部)はベアリング89を介して偏心軸部材85の出力軸部85bと連結されている。
以上に述べたように構成されるホッパ4Bにおいては、油圧モータ83が回転駆動されると、コネクティングロッド87がその長手方向に略直線的に往復駆動される。コネクティングロッド87がその長手方向に略直線的に往復駆動されると、原動リンク部材71がピン74回りに回動駆動されるとともに、この原動リンク部材71の動きに追従するように従動リンク部材72がピン82回りに回動駆動され、これによってリンク機構70が往復運動を成して右側あおり34Aが揺動駆動される。右側あおり34Aがリンク機構70による往復運動によって揺動駆動されると、右側あおり34Aの基部38Aは、シュート部右側板37に近接する近接位置(図6中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内方寄りの斜め上方に所定距離D離隔した離隔位置(図6中Q点位置)との間で往復動される。これにより、右側あおり34Aの基部38Aからシュート部右側板37に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部右側板37から引き離すような力を作用させることができる。また、油圧モータ83′が回転駆動されると、コネクティングロッド87′がその長手方向に略直線的に往復駆動される。コネクティングロッド87′がその長手方向に略直線的に往復駆動されると、原動リンク部材71′がピン74′回りに回動駆動されるとともに、この原動リンク部材71′の動きに追従するように従動リンク部材72′がピン82′回りに回動駆動され、これによってリンク機構70′が往復運動を成して左側あおり34A′が揺動駆動される。左側あおり34A′がリンク機構70′による往復運動によって揺動駆動されると、左側あおり34A′の基部38A′は、シュート部左側板37′に近接する近接位置(図6中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内方寄りの斜め上方に所定距離D′離隔した離隔位置(図6中Q′点位置)との間で往復動される。これにより、左側あおり34A′の基部38A′からシュート部左側板37′に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部左側板37′から引き離すような力を作用させることができる。したがって、ホッパ4B内に投入される原料土3が比較的粘度の高いものであっても、ホッパ4B内においてブリッジ現象が発生されるのを確実に防ぐことができる。また、このホッパ4Bを具備する土質改良機1Bによれば、ホッパ4Bから原料土搬送装置5に向けて原料土3が安定的に送り出されることになり、改良土8の生産効率を向上させることができるという効果を奏する。
〔第4の実施形態〕
図8には、本発明の第4の実施形態に係るホッパの要部構造説明図が示されている。なお、本実施形態において、前記各実施形態と同一または同様のものについては図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記各実施形態と異なる点を中心に説明することとする。ここで、本実施形態における右側あおり揺動機構42Cと左側あおり揺動機構42C′とは、左右に対象構造でその基本構成が同一であるため、以下においては右側あおり揺動機構42Cを中心に説明することとする。
本実施形態のホッパ4Cには、右側あおり34Cの基部38Cを、シュート部右側板37の上端に近接する近接位置(図8中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内側方に所定距離D離隔した離隔位置(図8中Q点位置)との間で往復させる右側あおり揺動機構42Cが装備されるとともに、左側あおり34C′の基部38C′を、シュート部左側板37′の上端に近接する近接位置(図8中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内側方に所定距離D′離隔した離隔位置(図8中Q′点位置)との間で往復させる左側あおり揺動機構42C′が装備されている。
前記右側あおり揺動機構42Cは、駆動源としての油圧シリンダ45Cと、この油圧シリンダ45Cの伸縮により右側あおり34Cをスライドさせるスライド機構90とを備えている。
前記スライド機構90は、左右方向に水平に延びるガイドレール91と、このガイドレール91に摺動自在に装着される摺動台92とを備えて構成されている。前記ガイドレール91は、右側あおり34Cを安定的に支持し得るように車体前後方向に所要の間隔を存して2本設けられており、各ガイドレール91は、シュート部右側板37の外側面から突設されるブラケット39Cと、支持フレーム14におけるビーム14aとによって支持されている。また、前記摺動台92の上面と右側あおり34Cから下方に突設される脚部材93,94とが固着されている。
前記油圧シリンダ45Cのロッド側端部は、右側あおり34Cの基部38C寄りの位置において右方に突設されるブラケット95とピン96により連結され、同油圧シリンダ45Cのボトム側端部は、前記2本のガイドレール91の間において前記ビーム14a上に固設されるブラケット97とピン98により連結されている。
以上に述べたように構成されるホッパ4Cにおいては、油圧シリンダ45Cが伸縮駆動されると、右側あおり34Cがガイドレール92に沿って往復動される。右側あおり34Cがガイドレール92に沿って往復動されると、右側あおり34Cの基部38Cは、シュート部右側板37に近接する近接位置(図8中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内側方に所定距離D離隔した離隔位置(図8中Q点位置)との間で往復動される。これにより、右側あおり34Cの基部38Cからシュート部右側板37に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部右側板37から引き離すような力を作用させることができる。また、油圧シリンダ45C′が伸縮駆動されると、左側あおり34C′がガイドレール92′に沿って往復動される。左側あおり34C′がガイドレール92′に沿って往復動されると、左側あおり34C′の基部38C′は、シュート部左側板37′に近接する近接位置(図8中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部30の内側方に所定距離D′離隔した離隔位置(図8中Q′点位置)との間で往復動される。これにより、左側あおり34C′の基部38C′からシュート部左側板37′に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部左側板37′から引き離すような力を作用させることができる。したがって、ホッパ4C内に投入される原料土3が比較的粘度の高いものであっても、ホッパ4C内においてブリッジ現象が発生されるのを確実に防ぐことができる。また、このホッパ4Cを具備する土質改良機1Cによれば、ホッパ4Cから原料土搬送装置5に向けて原料土3が安定的に送り出されることになり、改良土8の生産効率を向上させることができるという効果を奏する。
〔第5の実施形態〕
図9には、本発明の第5の実施形態に係るホッパの概略構造を説明する図で、側面図(a)、平面図(b)、(a)のA矢視図(c)および(a)のB矢視図(d)がそれぞれ示されている。また、図10には、本発明の第5の実施形態に係るホッパの要部構造説明図が示されている。本実施形態は、従来構造のホッパ(後述するホッパ本体101に相当)を具備する土質改良機に本発明に係る技術を付加して新鋭ホッパ(後述するホッパ4Dに相当)を具備する土質改良機(後述する土質改良機4Dに相当)に一新するといった所謂レトロフィットに関わる態様例である。なお、本実施形態において、前記各実施形態と同一または同様のものについては図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとし、以下においては前記各実施形態と異なる点を中心に説明することとする。
本実施形態のホッパ4Dは、図9に示されるように、ホッパ本体100と、このホッパ本体100の右側部位置において右方に傾斜するように設けられて原料土3を後述するシュート部103へと案内する側板101(以下、「右側あおり101」という。)と、前記ホッパ本体100の左側部位置において左方に傾斜するように設けられて原料土3を後述するシュート部103へと案内する側板101′(以下、「左側あおり101′」という。)とを備えている。なお、前記右側あおり101および左側あおり101′のそれぞれが本発明における「側板」に相当する。
前記ホッパ本体100は、原料土3を受け入れる原料受入部102と、この原料受入部102に受け入れられた原料土3を原料土搬送装置5に向けて送り出すシュート部103とを備えている。
前記原料受入部102は、前端部位置においてその前端部を取り囲むように立設されて原料土3をシュート部103へと案内する面板104(以下、「原料受入部前面板104」という。)と、後端部位置において後方に傾斜するように設けられて原料土3をシュート部103へと案内する面板105(以下、「原料受入部後面板105」という。)と、右側部位置において右方に傾斜するように設けられる側板106(以下、「原料受入部右側板106」という。)と、左側部位置において左方に傾斜するように設けられる側板106′(以下、「原料受入部左側板106′」という。)とを備え、当該原料受入部102の下部から上部に向かうにつれて、これら面板104,105および側板106,106′によって形成される原料土受入口が広がるように、これら面板104,105および側板106,106′が一体に接続されて構成されている。
前記シュート部103は、前端部位置において上下方向に沿って設けられる面板107(以下、「シュート部前面板107」という。)と、後端部位置において後方にやや傾斜するように設けられる面板108(以下、「シュート部後面板108」という。)と、右側部位置において上下方向に沿って設けられる側板109(以下、「シュート部右側板109」という。)と、左側部位置において上下方向に沿って設けられる側板109′(以下、「シュート部左側板109′」という。)とを備え、これら面板107,108および側板109,109′が一体に接続されて構成されている。なお、シュート部後面板108、シュート部右側板109およびシュート部左側板109′においては、その下端面と前記無端帯状体19の表面との間に若干の隙間が存するように、その高さ寸法が設定されている。
ここで、前記原料受入部前面板104は前記シュート部前面板107に、前記原料受入部後面板105は前記シュート部後面板108にそれぞれ一体に接続されるとともに、前記原料受入部右側板106は前記シュート部右側板109に、前記原料受入部左側板106′は前記シュート部左側板109′にそれぞれ一体に接続されている。
前記ホッパ本体100の右側部には、原料受入部右側板106からシュート部右側板109に亘って固着されるリブ110が、前後方向に所要の間隔を存して複数(4個)設けられている。また、前記ホッパ本体100の左側部にも同様に、原料受入部左側板106′からシュート部左側板109′に亘って固着されるリブ110′が、前後方向に所要の間隔を存して複数(4個)設けられている。
前記ホッパ本体100と前記支持フレーム14とは、図10に示されるように、前記リブ110,110′の長手方向中間部に固設されたブラケット111,111′と、そのブラケット111,111′に対応するように支持フレーム14におけるビーム14a,14a′に固設されたブラケット112,112′とがボルト40,40′およびナット41,41′の締め付けによって締着されている。
本実施形態のホッパ4Dには、右側あおり101の基部113を、シュート部右側板109の上端に近接する近接位置(図10中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部102の内方寄りの斜め上方に所定距離D離隔した離隔位置(図10中Q点位置)との間で往復させるように右側あおり101を揺動する右側あおり揺動機構42Dが装備されるとともに、左側あおり101′の基部113′を、シュート部左側板109′の上端に近接する近接位置(図10中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部102の内方寄りの斜め上方に所定距離D′離隔した離隔位置(図10中Q′点位置)との間で往復させるように左側あおり101′を揺動する左側あおり揺動機構42D′が装備されている。ここで、前記右側あおり揺動機構42Dと左側あおり揺動機構42D′とは左右に対象構造でその基本構成が同一であるため、以下においては右側あおり揺動機構42Dを中心に説明することとする。
前記右側あおり揺動機構42Dは、右側あおり101の先端部とホッパ本体100における原料受入部右側板106の先端部とを繋ぐヒンジ部114と、このヒンジ部114の中心軸(後述するピン117)を揺動中心として右側あおり101を上下に揺動させる油圧シリンダ45Dとを備えている。
前記ヒンジ部114は、右側あおり101の傾斜方向先端部位置において下方に向けて突設されるブラケット115と、このブラケット115に対応するように原料受入部右側板106の上面から突設されるブラケット116とがピン117により連結されることによって構成されている。なお、このヒンジ部114は、右側あおり101を安定的に支持し得るように、前後方向に所要の間隔を存して2箇所設けられている。
前記油圧シリンダ45Dのロッド側端部は、右側あおり101の傾斜方向中間位置において下方に向けて突設されるブラケット118とピン119によって連結されている。また、同油圧シリンダ45Dのボトム側端部は、前記複数のリブ110に掛け渡されるようにそれらリブ110に固着されるビーム120上に固設されたブラケット121とピン122によって連結されている。
ここで、右側あおり101の基部113がシュート部右側板109の上端に近接する近接位置(図10中P点位置)にあるときには、その右側あおり101の基部113の下端部123よって、右側あおり101と原料受入部右側板106との間を側面視で覆い隠すようにされている。こうして、右側あおり101の下面と原料受入部右側板106の上面との間に原料土3が詰まってしまうような不具合を防止するようにされている。
以上に述べたように構成されるホッパ4Dにおいては、油圧シリンダ45Dが伸縮駆動されると、右側あおり101がヒンジ部114におけるピン117回りに揺動駆動される。右側あおり101がピン117回りに揺動駆動されると、右側あおり101の基部113は、シュート部右側板109の上端に近接する近接位置(図10中P点位置)と、前記近接位置から原料受入部102の内方寄りの斜め上方に所定距離D離隔した離隔位置(図10中Q点位置)との間で往復動される。これにより、右側あおり101の基部113からシュート部右側板109に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部右側板109から引き離すような力を作用させることができる。また、油圧シリンダ45D′が駆動されると、左側あおり101′がヒンジ部114′におけるピン117′回りに揺動駆動される。左側あおり101′がピン117′回りに揺動駆動されると、左側あおり101′の基部113′は、シュート部左側板109′の上端に近接する近接位置(図10中P′点位置)と、前記近接位置から原料受入部102の内方寄りの斜め上方に所定距離D′離隔した離隔位置(図10中Q′点位置)との間で往復動される。これにより、左側あおり101′の基部113′からシュート部左側板109′に亘って堆積する原料土3に対し、シュート部左側板109′から引き離すような力を作用させることができる。したがって、ホッパ4D内に投入される原料土3が比較的粘度の高いものであっても、ホッパ4D内においてブリッジ現象が発生されるのを確実に防ぐことができる。また、このホッパ4Dを具備する土質改良機1Dによれば、ホッパ4Dから原料土搬送装置5に向けて原料土3が安定的に送り出されることになり、改良土8の生産効率を向上させることができるという効果を奏する。
図11には、本発明に係るホッパをモデル化した図で、側板(右側あおり、左側あおり)を水平方向に振動させる様子を模式的に表わした図(a)、側板(右側あおり、左側あおり)を45度方向に振動させる様子を模式的に表わした図(b)および側板(右側あおり、左側あおり)を垂直方向に振動させる様子を模式的に表わした図(c)がそれぞれ示されている。また、図12には、振動解析の結果を表わす図が示されている。
本実施例においては、本発明に係るホッパをモデル化して振動解析を行った。この振動解析においては、約0.9m(2D)の土砂の塊を1mの高さから等時間間隔でホッパに投入するものとした。また、振動ストローク長さは、20mm、40mm、60mmの3水準で実施した。また、ホッパにおけるシュート部の内幅を600mmに設定した。ここで、前記振動ストローク長さは、前述の実施の形態におけるD〜Dに相当する。また、前記シュート部の内幅は、前述の実施の形態におけるシュート部右側板37(109)の内側面とシュート部左側板37′(109′)の内側面との距離に相当する。この振動解析の結果を表わす図12から以下の(1)〜(3)のことが言える。
(1)振動ストローク長さが比較的短い(20mm)場合、落下慣性力の小さな垂直方向の振動より、シュート部に押し込むかたちとなる45度方向の振動の方がブリッジ形成防止効果が大きくなる。ただし、どの振動方向であっても、ホッパに粒子が溜まりやすいことやブリッジの成長が大きいことにあまり差はなく、どの振動方向が効果的であるかは言い難い。
(2)振動ストローク長さが40mmを超えると、今回の解析に用いた物性値の粒子には慣性力を与えることができ、ブリッジの形成を防止する効果としては垂直方向の振動が一番良い。
(3)振動ストローク長さが60mmを超えると、垂直の慣性とせん断との複合運動となる45度方向の振動が最もブリッジ形成防止効果があるが、どの振動方向でもブリッジ形成防止効果を期待できる。
土質改良機の側面図 第1の実施形態に係るホッパの概略構造を説明する図 第1の実施形態に係るホッパの要部構造説明図 あおり駆動制御装置の概略システム構成図 第2の実施形態に係るホッパの要部構造説明図 第3の実施形態に係るホッパの要部構造説明図 図6におけるA矢視図 第4の実施形態に係るホッパの要部構造説明図 第5の実施形態に係るホッパの概略構造を説明する図 第5の実施形態に係るホッパの要部構造説明図 本発明に係るホッパをモデル化した図 振動解析の結果を表わす図 従来技術の説明図
符号の説明
1 土質改良機
2 下部走行体
3 原料土
4,4A〜4D ホッパ
5 原料土搬送装置
6 土質改良剤
7 土質改良剤供給装置
8 改良土
9 混合機
10 ベルトコンベヤ装置
11 土質改良機駆動装置
12 車体フレーム
13 支持台
14 支持フレーム
14a,14a′ ビーム
14b〜14d,14b′〜14d′ 支持メンバ
30 原料受入部
31 シュート部
32 原料受入部前面板
33 原料受入部後面板
34,34A,34C 右側あおり
34′,34A′,34C′ 左側あおり
35 シュート部前面板
36 シュート部後面板
37 シュート部右側板
37′ シュート部左側板
38,38A,38C 基部(右側あおり)
38′,38A′,38C′ 基部(左側あおり)
39,39′,39A,39A′,39C,39C′ ブラケット
42,42A〜42D 右側あおり揺動機構
42′,42A′〜42D′ 左側あおり揺動機構
44,44′ ヒンジ部
45,45A,45C,45D 油圧シリンダ(右側)
45′,45A′,45C′,45D′ 油圧シリンダ(左側)
46,46′ ブラケット
47,47′,47A,47A′,47C,47C′ ブラケット
49,49′,51,51′ ブラケット
48,48′,50,50′,52,52′ ピン
60 あおり駆動制御装置
61 エンジン
62 油圧ポンプ
63 操作弁
64 電磁弁
65 揺動スピード設定ダイヤル
66 揺動インターバル設定ダイヤル
67 起動・停止スイッチ
68 コントローラ
70 リンク機構
71,71′ 原動リンク部材
72,72′ 従動リンク部材
74,74′,76,76′,78,78′ ピン
80,80′,82,82′ ピン
75,75′,77,77′,79,79′ ブラケット
83,83′ 油圧モータ
84 偏心機構
85 偏心軸部材
86,86′ 軸受装置
87,87′ コネクティングロッド
90,90′ スライド機構
91,91′ ガイドレール
92,92′ 摺動台
93,93′,94,94′ 脚部材
95,95′,97,97′ ブラケット
96,96′,98,98′ ピン
100 ホッパ本体
101 右側あおり
101′ 左側あおり
102 原料受入部
103 シュート部
104 原料受入部前面板
105 原料受入部後面板
106 原料受入部右側板
106′ 原料受入部左側板
107 シュート部前面板
108 シュート部後面板
109 シュート部右側板
109′ シュート部左側板
110,110′ リブ
111,111′,112,112′ ブラケット
113 基部(右側あおり)
113′ 基部(左側あおり)
114,114′ ヒンジ部
115,115′,116,116′,118,118′ ブラケット
117,117′,119,119′ ピン
120,120′ ビーム
121,121′ ブラケット
122,122′ ピン

Claims (6)

  1. 少なくとも左右に配される側板から構成され、原料を受け入れる原料受入部と、この原料受入部に受け入れられた原料を下方に送り出すシュート部とを備えたホッパにおいて、
    前記側板の基部と前記シュート部の上端との間に隙間を設け、前記側板を揺動する揺動機構を備えることを特徴とするホッパ。
  2. 前記揺動機構は、前記側板とその側板を支持する支持フレームとを繋ぐヒンジ部と、このヒンジ部のピンを揺動中心として前記側板を上下に揺動させる油圧シリンダとを備えるものである請求項1に記載のホッパ。
  3. 前記揺動機構は、駆動源としての油圧シリンダと、この油圧シリンダの伸縮運動を前記側板の揺動運動に変換するリンク機構とを備えるものである請求項1に記載のホッパ。
  4. 前記揺動機構は、駆動源としての油圧モータと、この油圧モータの回転運動を略直線運動に変換する偏心機構と、この偏心機構の略直線運動を前記側板の揺動運動に変換するリンク機構とを備えるものである請求項1に記載のホッパ。
  5. 前記揺動機構は、駆動源としての油圧シリンダと、この油圧シリンダの伸縮により前記側板をスライドさせるスライド機構とを備えるものである請求項1に記載のホッパ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のホッパを備えるとともに、このホッパの下方に配されてそのホッパから送り出される原料土を搬送する原料土搬送装置と、この原料土搬送装置により搬送される原料土に対し土質改良剤を供給する土質改良剤供給装置とを備えることを特徴とする土質改良機。
JP2005055333A 2005-03-01 2005-03-01 ホッパおよびそれを具備する土質改良機 Expired - Fee Related JP4671711B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005055333A JP4671711B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 ホッパおよびそれを具備する土質改良機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005055333A JP4671711B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 ホッパおよびそれを具備する土質改良機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006240769A true JP2006240769A (ja) 2006-09-14
JP4671711B2 JP4671711B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=37047564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005055333A Expired - Fee Related JP4671711B2 (ja) 2005-03-01 2005-03-01 ホッパおよびそれを具備する土質改良機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4671711B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971935B1 (ko) * 2007-07-18 2010-07-23 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 토질 개량기, 및 이에 사용되는 호퍼 및 반송 장치
CN103523494A (zh) * 2013-10-24 2014-01-22 徐州天地重型机械制造有限公司 一种防湿砂粘附装置及方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61237986A (ja) * 1985-04-12 1986-10-23 ホシザキ電機株式会社 集積固結した塊状物の崩壊装置
JPH0220268A (ja) * 1988-07-07 1990-01-23 Tooc Kogyo Kk 送り装置
JPH09309585A (ja) * 1996-05-17 1997-12-02 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 缶瓶類等の収納ホッパ
JP2000033996A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 副貯蔵タンクの圧力調整装置及びその圧力調整装置付き土質改良装置並びに改良土の品質安定化法
JP2003054684A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Taiheiyo Cement Corp 粉粒体貯蔵用ホッパー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61237986A (ja) * 1985-04-12 1986-10-23 ホシザキ電機株式会社 集積固結した塊状物の崩壊装置
JPH0220268A (ja) * 1988-07-07 1990-01-23 Tooc Kogyo Kk 送り装置
JPH09309585A (ja) * 1996-05-17 1997-12-02 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 缶瓶類等の収納ホッパ
JP2000033996A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 副貯蔵タンクの圧力調整装置及びその圧力調整装置付き土質改良装置並びに改良土の品質安定化法
JP2003054684A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Taiheiyo Cement Corp 粉粒体貯蔵用ホッパー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971935B1 (ko) * 2007-07-18 2010-07-23 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 토질 개량기, 및 이에 사용되는 호퍼 및 반송 장치
CN103523494A (zh) * 2013-10-24 2014-01-22 徐州天地重型机械制造有限公司 一种防湿砂粘附装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4671711B2 (ja) 2011-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104032628B (zh) 一种侧切式道岔清筛机
CN203174447U (zh) 一种侧切式道岔清筛机
US6955311B2 (en) Self-propelled recycling machine, and base unit and base frame of self-propelled recycling machine
US6354524B1 (en) Mobile crushing machine
CN109290360A (zh) 一种斗轮式土壤修复一体机
JP2012206015A (ja) 破砕機
JP4671711B2 (ja) ホッパおよびそれを具備する土質改良機
JP6301955B2 (ja) 鉱物素材供給装置、プラントおよび方法
JP4927605B2 (ja) 土質改質プラントおよび該土質改質プラントを用いた管埋め戻し工法
JP5317876B2 (ja) 自走式破砕機
JP5161662B2 (ja) 原料土供給装置および自走式土質改良機
JP3693558B2 (ja) 土質混合改良機
JP2006206254A (ja) 自走式搬送装置
JP3840359B2 (ja) 自走式破砕機
JP2001207441A (ja) 自走式土質改良機械
JP2010089033A (ja) 自走式リサイクル機械
JP4286426B2 (ja) 自走式破砕機
JP2001087670A (ja) 自走式破砕機
JP2006051453A (ja) 破砕機及びグリズリフィーダ
JP2002086007A (ja) 破砕物生産システム及び選別搬送装置並びに自走式選別搬送装置
JP3709301B2 (ja) 自走式破砕機
JP2001087669A (ja) 自走式破砕機
JPH08196933A (ja) 破砕機のフィーダ
JP2000325820A (ja) 自走式破砕機
JP2006110406A (ja) 自走式破砕機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4671711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees