JP2006240107A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被記録媒体を支持するプラテンの水平調整機構を備えたインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 プラテン取付板85には貫通孔81〜83が略正三角形に設けられており、プラテン5の略中央にも貫通孔51〜53が略正三角形に設けられている。プラテン5とプラテン取付板85を重ね合わせると、貫通孔51〜53と貫通孔81〜83の位置が各々一致する。さらに、ねじ21〜23には雄ねじが切られ、ナット41〜43には雌ねじが切られ、支持部材31〜33は弾性を有するゴムでドーナツ型をしている。そして、ねじ21は貫通孔51、支持部材31、貫通孔81に挿入され、ナット41で固定されている。このようにプラテン5は、ねじ21〜23により、支持部材31〜33を挟持プラテン取付板85に固定され、ねじ21〜23の締め具合を調整することにより、支持部材31〜33の厚さが異なり、プラテン5の水平調整を行うことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関するものであり、詳細には、被記録媒体を支持するプラテンの水平調整機構を備えたインクジェット記録装置に関するものである。
従来、被印刷媒体である布帛を下方から支持する支持面を有する支持部(プラテン)を備え、支持部をインク吐出部の移動する方向と直行する方向に搬送することにより、布帛に印刷を行う布帛印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1)。また、紙などの被印刷媒体を印刷する一般的なインクジェットプリンタにおいては、プラテンはプリントヘッド(インク吐出部)下において被印刷媒体を支持するのみであり、プラテン上の被印刷媒体は駆動ローラ及び加圧ローラにより挟持されて、搬送されている。このような一般的なインクジェットプリンタにおいては、プラテンとプリントヘッドとの間隔(ペーパーギャップ)を調整するために、プラテンのプリントヘッドと対向する部分をプリントヘッドの走行方法に複数のブロックに分割している。このブロックは、プリントヘッドと対抗する面と反対側の面に取付部が立設されており、ベース部材から立設した取付板に取付ねじにより取り付けられている。そして、この取付ねじの締め具合により個々のブロックとプリントヘッドとの間隔を調整しているものがある(例えば、特許文献2)。
また、図12に示す例のように、偏心ピン141,143を用いて、プラテン5が取り付けられるプラテン取付部材80におけるプラテン5を支えるプラテン支え面191の水平方向を調整することにより、プラテン5の水平方向を調整しているものもある。図12は、従来例のプラテン取付部材80及びプラテン5の斜視図である。図12に示すように、プラテン取付部材80は、平面視のL字形に形成された板部材である第1部材199、略長方形の板部材193,194が互いに垂直となるように形成された第2部材198、略長方形のプラテン支え面191と板部材192とが互いに垂直となるように形成された第3部材197とから形成されている。そして、第3部材197のプラテン支え面191には、3つの穴181,182,183が設けられている。この穴はプラテン5を固定するためのもので、プラテン5にも貫通孔151,152,153が、穴181〜183と重なるように設けられており、この貫通孔151〜153及び穴181〜183にそれぞれねじ121,122,123が挿入される。
そして、第1部材199と第2部材198の板部材194とが平行に重ねられて、4つのビスで固定されている。さらに、第1部材199と第2部材198の板部材194とには、2つの穴131,132が垂直方向(図12における上下方向)に並んで設けられており、上部の穴131には偏心ピン141が挿入され、下部の穴132には円筒状のピン142が挿入されている。また、第2部材198の板部材193と第1部材197の板部材192とが平行に重ねられて、1つのビスで固定されている。さらに、第2部材198の板部材193と第1部材197の板部材192とには、2つの穴133(1つは図示外)が水平に並んで設けられており、左(図12における左方向)の穴133には偏心ピン143が挿入され、右の穴(図示外)には円筒状のピン144が挿入されている。そして、これらの偏心ピン141の締め具合により、プラテン5の前後方向(図12における矢印B方向)の水平方向の調整を行うことができ、プラテン5の左右方向(図12における矢印A方向)の水平方向の調整を行うことができる。
特開2004−291430号公報 特開平11−207944号公報
しかしながら、特許文献1に示すような布帛印刷装置では、プラテンが当該プラテンを搬送するスライド機構に固定されており、プラテンの水平方向の傾きの調整を行うことができなかった。特に、特許文献1に示すようなプラテンが搬送される布帛印刷装置においては、プラテン全体においてインク吐出部からの距離が一定になっている必要があり、特許文献2に示すような調整機構を用いた場合には、微妙な調整を行うことが難しく、手間がかかるという問題点があった。また、特許文献1に示すような布帛印刷装置では、被印刷媒体の形状や素材によりプラテンを交換することがあり、その都度多数の取付ねじを調整するのは手間がかかるという問題点があった。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、被記録媒体を支持するプラテンの水平調整機構を備えたインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のインクジェット記録装置では、被記録媒体にインクを噴射して記録を行うノズルが形成されたノズル面を具備する記録手段と、前記ノズル面に対向して配置され、前記被記録媒体を前記ノズル面と間隔をあけて支持する平面板状のプラテンと、当該プラテンを支持する平面板状のプラテン取付部材とを備えたインクジェット記録装置において、前記プラテン取付部材と前記プラテンとの間に配置される支持部材と、前記プラテンを前記プラテン取付部材にねじ止めするねじ止め部材とを備え、前記支持部材は少なくとも3つ設けられており、当該支持部材のうちの少なくとも2つは弾性体であり、前記支持部材のうちの少なくとも2つは前記プラテンの進行方向又は前記記録手段の進行方向に略平行に配置され、前記ねじ止め部材は少なくとも2つ設けられており、前記ねじ止め部材の締め具合を調整することにより前記プラテン取付部材に対する前記プラテンの水平方向の傾きを調整する水平調整手段を備えていることを特徴とする構成となっている。
また、請求項2に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記支持部材は全て弾性体であることを特徴とする構成となっている。
また、請求項3に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記プラテン取付部材と前記プラテンとが装着された状態で前記インクジェット記録装置から着脱可能であることを特徴とする構成となっている。
また、請求項4に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記プラテン取付部材にはねじ穴が設けられ、前記ねじ止め部材が前記プラテン取付部材の前記ねじ穴を貫通し、さらに、ねじ止め部材が緩まないように固定する固定部材が設けられていることを特徴とする構成となっている。
また、請求項5に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記支持部材は3つ、前記ねじ止め部材も3つ設けられており、前記ねじ止め部材は前記プラテン取付部材の前記ねじ穴を貫通する際に、前記支持部材も貫通していることを特徴とする構成となっている。
請求項1に係る発明のインクジェット記録装置では、プラテン取付部材とプラテンとの間に配置される支持部材と、プラテンをプラテン取付部材にねじ止めするねじ止め部材とを備え、支持部材は少なくとも3つ設けられており、支持部材のうちの少なくとも2つは弾性体であり、支持部材のうちの少なくとも2つはプラテンの進行方向又は記録手段の進行方向に略平行に配置され、ねじ止め部材は少なくとも2つ設けられており、水平調整手段は、ねじ止め部材の締め具合を調整することによりプラテン取付部材に対するプラテンの水平方向の傾きを調整することができる。したがって、ねじ止め部材により容易にプラテンの水平方向の傾きを調整することができる。
また、請求項2に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、支持部材は全て弾性体とすることができるので、支持部材の弾性により微妙な調整をすることができる。
また、請求項3に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、プラテン取付部材とプラテンとが装着された状態でインクジェット記録装置から着脱可能であるので、予めプラテンをプラテン取付部材に対して水平に調整しておけば、プラテンを交換する際にはプラテン取付部材と装着された状態のプラテンを交換すればよいので、交換の都度水平調整をする必要がなくなる。
また、請求項4に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、プラテン取付部材にはねじ穴が設けられ、ねじ止め部材がプラテン取付部材のねじ穴を貫通し、さらに、ねじ止め部材が緩まないように固定する固定部材が設けられているので、印刷実行時やプラテン交換時にもねじ止め部材が緩まず、水平方向の傾きが容易に変わってしまうことがない。
また、請求項5に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項4に記載の発明の効果に加えて、支持部材は3つ、ねじ止め部材も3つ設けられており、ねじ止め部材はプラテン取付部材のねじ穴を貫通する際に、支持部材も貫通しているので、ねじ止め部材の締め具合が支持部材に直接影響するので、微妙な調整がしやすい。
以下、本発明のインクジェット記録装置の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1乃至図3を参照して、インクジェット記録装置の一例であるインクジェットプリンタ1の全体の構成について説明する。図1は、本実施の形態のインクジェットプリンタ1の平面図であり、図2は正面図であり、図3は右側面図である。
本実施の形態では、インクジェットプリンタ1は、インクを噴射するノズル面を具備するインクジェットヘッドにインクを供給して、被記録媒体へ印刷を行う周知のインクジェットプリンタであり、被記録媒体としてTシャツ等の布帛を扱い、入力された画像情報等に基づいてTシャツ等の布帛への印刷を行うための業務用インクジェットプリンタである。図1乃至図3に示すように、インクジェットプリンタ1は平面板状のベース2の上、インクジェットプリンタ1の奥側(図1における上側、図3における右側)に記録機構及び記録機構を保護するための本体カバー10が設けられている。この本体カバー10は、ベース2に対して垂直方向に配置された板状の正面壁11の上端から、奥側の斜め上方向に傾斜面壁12が延設されている。そして、傾斜面壁12の奥側の端からはベース2に平行な上面壁13が延設され、上面壁13の奥側の端からは、背面壁14がベース2までベース2の垂直方向に延設されて記録機構を保護している。また、正面壁11、傾斜面壁12、上面壁13及び背面壁14の右端には右面壁16がベース2までベース2の垂直方向に延設されており、正面壁11、傾斜面壁12、上面壁13及び背面壁14の左端には左面壁17がベース2までベース2の垂直方向に延設されている。
本体カバー10内の記録機構は、周知のインクジェット式記録機構であり、インクジェットプリンタ1の左右方向(図1及び図2における矢印A方向)にインクジェットヘッドを搭載したキャリッジの移動を案内するためのガイドレールが架設されている。このガイドレールの左端付近にキャリッジモータが設けられ、右端付近にプーリーが設けられ、その間にキャリッジベルトが架設されている。このキャリッジベルトはキャリッジの背面に固定されており、キャリッジモータの駆動によって、同じく背面に設けられた係合部に係合されたガイドレールに沿って、キャリッジが矢印A方向に往復移動されるようになっている。なお、本実施の形態では、図1における下側をインクジェットプリンタ1の前側、上側をインクジェットプリンタの奥側とする。
また、ベース2には、インクジェットプリンタ1の前後方向(図1及び図3に示す矢印B方向)に被記録媒体をセットするためのプラテン5の移動を案内するためのレール7が設けられている。このレール7には、プラテン支持台(図示外)が設けられており、プラテン支持台から垂直に立ち上げられた支柱90の上端には、プラテン5が取り付けられたプラテン取付部材8が設置されている。支柱90の上端には、プラテン取付部材8の足部87が嵌合する嵌合穴が設けられており、この嵌合穴に足部87が嵌合されてプラテン取付部材8及びプラテン5が支えられている。尚、本発明の要部であるプラテン取付部材8及びプラテン5については、後に図4乃至図11を参照して詳述する。
また、プラテン5は、平面視、矢印A方向を長手方向とする略長方形状の板体であり、その上面に、例えばTシャツなどの布帛からなる被記録媒体を水平に載置するためのものである。そして、プラテン5の手前側の端には、その両端から山形の取っ手55が設けられている。このプラテン5には、複数の種類があり被記録媒体であるTシャツ等のサイズにより使用するプラテン5の種類が決定される。そして、プラテン5を交換する際には、プラテン5をプラテン取付部材8ごと交換する。
尚、プラテン5とプラテン支持台との間の略中間の位置にて支柱90に固定されたトレー4は、プラテン5の上面と略平行な底面を有し、平面視、その外周がプラテン5より一回り大きめに構成されたトレーである。このトレー4は、利用者がTシャツ等をプラテン5に載置する際に、Tシャツの袖などがベース2へ落ちないように袖などを受けるものである。そして、本体カバー10の手前にはレール7等インクジェットプリンタ1の下部を保護するためのレールカバー6が設けられている。
また、レール7の後端部(図1における上側の端部)にはプラテン駆動モータが設けられており、プラテン駆動モータの駆動によりプラテン支持台が矢印B方向に往復移動する。なお、レール7は本体カバー10の開口部19から本体カバー10内に設置されており、プラテン5は開口部19を通って記録機構へ搬送される。なお、プラテン駆動モータは、本体カバー10の奥側に備えられているモータカバー3により保護されている。なお、本実施の形態では、図1における左側をインクジェットプリンタ1の左側、右側をインクジェットプリンタ1の右側とする。
ここで、印刷時のプラテン5の搬送動作について説明する。印刷開始前又は印刷実行後にプラテン5はレール7の前端部(図1における下側の端部、デフォルト位置)に待機させられる。そして、印刷開始時には、デフォルト位置に待機しているプラテン5が、レール7の後端部へ向けてレール7に沿って搬送され、後端部に至ると搬送方向を反転して、レール7の後端部から前端部へ向けて、インクジェットヘッドの走査する印刷実行位置まで搬送される。そして、印刷実行時には、プラテン5がインクジェットヘッドの走査する印刷実行位置から1行分ずつ前端部へ搬送される。そして印刷が終了すると、被記録媒体が載せられたプラテン5はさらにレール7の前端部に位置するデフォルト位置に搬送されて、一連の動作が終了する。
また、図1に示すように、本体カバー10の左には各色のインクのインクカートリッジを収納したインクカートリッジ収納部30が設けられている。このインクカートリッジ収納部30に収納されたインクカートリッジには、各々インク供給チューブが設けられており、インクジェットヘッドに接続し、インクジェットヘッドへインクを供給している。また、図1、図2及び図3に示すように、インクジェットプリンタ1の右側手前の位置には、インクジェットプリンタ1の操作を行うための操作パネル28が設けられている。
次に、図4乃至図11を参照して、プラテン取付部材8へのプラテン5の取り付けについて説明する。図4は、プラテン取付部材8及びプラテン5の分解斜視図であり、図5は、プラテン取付部材8及びプラテン5の正面図であり、図6は、プラテン取付部材8及びプラテン5の左側面図であり、図7は、ねじ21部分の拡大断面図である。また、図8は、プラテン5が右側に傾いている状態のプラテン取付部材8及びプラテン5の正面図であり、図9は、プラテン5が左側に傾いている状態のプラテン取付部材8及びプラテン5の正面図である。また、図10は、プラテン5が手前側に傾いている状態のプラテン取付部材8及びプラテン5の左側面図であり、図11は、プラテン5が奥側に傾いている状態のプラテン取付部材8及びプラテン5の左側面図である。尚、図4乃至図11において、プラテン5の取っ手55は省略されている。
尚、図4における右下方向がインクジェットプリンタ1の手前方向、左上方向がインクジェットプリンタ1の奥方向、右上方向がインクジェットプリンタの右方向、左下方向がインクジェットプリンタの左方向とする。また、図5における右方向がインクジェットプリンタ1の右方向、左方向がインクジェットプリンタ1の左方向とし、図6における右方向がインクジェットプリンタ1の手前方向、左方向がインクジェットプリンタ1の奥方向とする。
図4乃至図6に示すように、プラテン取付部材8は、インクジェットプリンタ1の垂直方向の角柱である足部87の上端から、プラテン5の長手方向に平行に取付板支持部86が延設され、その先端にはインクジェットプリンタ1の水平方向に平行に、略長方形の平面板状のプラテン取付板85が延設されている。そして、足部87が支柱90の嵌合穴に挿入される。
そして、プラテン取付板85には、3つの貫通孔81,82,83が設けられている。この貫通孔81,82,83は略正三角形を構成しており、貫通孔81は、プラテン取付板85の手前側の端からやや内寄りの略中央に配置され、貫通孔82は、プラテン取付板85の左奥側の角からやや内寄りに配置され、貫通孔83は、プラテン取付板85の右奥側の角からやや内寄りに配置されている。また、プラテン5の略中央にも、3つの貫通孔51,52,53が略正三角形を構成して配置されている。この貫通孔51〜53は、プラテン取付板85に設けられている貫通孔81〜83の配置と同じバランスで配置されており、プラテン5とプラテン取付板85とを重ね合わせると、貫通孔51と貫通孔81、貫通孔52と貫通孔82、貫通孔53と貫通孔83との位置が一致する。
さらに、ねじ21,22,23、支持部材31,32,33、ナット41,42,43が備えられている。ねじ21〜23には雄ねじが切られており、ナット41〜43には雌ねじが切られている。そして、支持部材31〜33は弾性を有するゴムで形成されており、中央部に貫通孔を設けたドーナツ型をしている。そして、図7に示すように、支持部材31〜33はプラテン5とプラテン取付板85との間に配置され、ねじ21がプラテン5の貫通孔51、支持部材31の穴、プラテン取付板85の貫通孔81の順に挿入されて、ナット41で固定されている。また、ねじ21と同様に、ねじ22はプラテン5の貫通孔52、支持部材32の穴、プラテン取付板85の貫通孔82に挿入され、ナット42で固定されている。また、ねじ23も同様に、プラテン5の貫通孔53、支持部材33の穴、プラテン取付板85の貫通孔83に挿入され、ナット43で固定されている。尚、ナット41〜43が「固定部材」に該当する。
このようにして、プラテン5は、ねじ21〜23により、支持部材31〜33を挟持した状態でプラテン取付板85に固定される。ねじ21〜23の締め具合を調整すると、支持部材31〜33の圧縮量の違いにより異なる厚さとなる。そして、3つのねじ21〜23は略正三角形に配置されているので、ねじ21〜23の締め具合を調整することにより、プラテン5のインクジェットプリンタ1へ水平調整を行うことができる。
具体的には、ねじ22及びねじ23の調整によりプラテン5の左右方向の水平調整を行うことができる。ねじ22よりもねじ23の方が強く締められていると、図8に示すように、プラテン5の右端が下がった状態になり、ねじ23よりもねじ22の方が強く締められていると、図9に示すように、プラテン5の左端が下がった状態になる。そこで、右端が下がった状態では、ねじ22の締め具合を強くしたり、ねじ23の締め具合を弱くしたりして左右方向の水平調整を行う。また、左端が下がった状態では、ねじ23の締め具合を強くしたり、ねじ22の締め具合を弱くしたりして、左右方向の水平調整を行う。この際に、ねじ22,23は、プラテン5の上から下に向けて挿入されており、ねじの頭はプラテン5の表面に存在しているので、プラテン5及びプラテン取付部材8を支柱9へ取り付けた状態で容易に水平調整を行うことができる。また、ねじ21〜23はプラテン取付板85の下側からナット41〜43により固定されているので、プラテン5が搬送されても緩むことがない。
また、ねじ21の調整によりプラテンの前後方向の水平調整を行うことができる。ねじ21がねじ22,23よりも強く締められていると、図10に示すように、プラテン5の手前側が下がった状態になり、ねじ21がねじ22,23よりも緩く締められていると、図11に示すように、プラテン5の奥側が下がった状態になる。そこで、手前側が下がった状態では、ねじ21の締め具合を緩めたり、ねじ22,23の締め具合を強くしたりして前後方向の水平調整を行うことができる。また、奥側が下がった状態では、ねじ21の締め具合を強くしたり、ねじ22,23の締め具合を緩くしたりして前後方向の水平調整を行うことができる。
このようにして、ねじ21〜23の3つの締め具合を調整することにより、プラテン5の水平調整を容易に行うことができる。
尚、本発明のインクジェット記録装置は、上記した実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることはもちろんである。例えば、上記実施の形態では、プラテン5を略長方形の板状部材としたが、プラテン5の形状はこれに限らない。例えば、円形や楕円形、平行四辺形、五角形等種々の多角形などの板状部材であってもよく、上面(記録が行われる側の面)が平らになっていればよい。
また、プラテン取付部材8の形状も上記実施の形態に限らず、プラテン取付板85は着長方形の板状部材でなく、円形や楕円形、平行四辺形、五角形等種々の多角形などの板状部材であってもよい。また、取付板支持部86及び足部87の形状も上記実施の形態に限らず、プラテン取付板の裏面から垂直に立設された円柱や四角柱等であってもよい。
また、上記実施の形態では、略正三角形の頂点にねじ21〜23、支持部材31〜33を配置したが、これらの配置数や配置位置はこれに限らない。例えば、略長方形の頂点、五角形の頂点、二等辺三角形の頂点、直角三角形の頂点、任意の三角形の頂点などの多角形の頂点であってもよく、円形に配置してもよい。
また、上記実施の形態では、支持部材31〜33をねじ21〜23がそれぞれ貫通しているが、支持部材は必ずしもねじに貫通されている必要はない。例えば、プラテン取付板上に固定されており、ねじは支持部材と別の場所を貫通するようにしてもよい。また、上記実施の形態では、支持部材31〜33は全て弾性を有するゴムで形成されているが、1つ(例えば、支持部材32)は弾性を有しない素材で形成されていてもよく、少なくとも2つの支持部材が弾性を有していれば、水平調整を行うことは可能であるのでよい。また、支持部材31〜33の素材はゴムではなく、樹脂など弾性を有する素材であってもよい。
また、上記実施の形態では、ナット41〜43によりねじ21〜23がそれぞれ固定されているが、ねじ21〜23の固定はナットではなく、接着剤等で固定してもよい。例えば、プラテン取付板85の貫通孔81〜83に雌ねじが切られており、ナット41〜43を使用せずに接着剤で固定してもよい。
本発明のインクジェット記録装置は、プラテンの交換をおこなうようなインクジェット記録装置に適応可能である。
本実施の形態のインクジェットプリンタ1の平面図である。 本実施の形態のインクジェットプリンタ1の正面図である。 本実施の形態のインクジェットプリンタ1の右側面図である。 プラテン取付部材8及びプラテン5の分解斜視図である。 プラテン取付部材8及びプラテン5の正面図である。 プラテン取付部材8及びプラテン5の左側面図である。 ねじ21部分の拡大断面図である。 プラテン5が右側に傾いている状態のプラテン取付部材8及びプラテン5の正面図である。 プラテン5が左側に傾いている状態のプラテン取付部材8及びプラテン5の正面図である。 プラテン5が手前側に傾いている状態のプラテン取付部材8及びプラテン5の左側面図である。 プラテン5が奥側に傾いている状態のプラテン取付部材8及びプラテン5の左側面図である。 従来例のプラテン取付部材80及びプラテン5の斜視図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
5 プラテン
8 プラテン取付部材
9 支柱
31 支持部材
32 支持部材
33 支持部材
41 ナット
42 ナット
43 ナット
51 貫通孔
52 貫通孔
53 貫通孔
80 プラテン取付部材
81 貫通孔
82 貫通孔
83 貫通孔
85 プラテン取付板
86 取付板支持部
87 足部
90 支柱

Claims (5)

  1. 被記録媒体にインクを噴射して記録を行うノズルが形成されたノズル面を具備する記録手段と、前記ノズル面に対向して配置され、前記被記録媒体を前記ノズル面と間隔をあけて支持する平面板状のプラテンと、当該プラテンを支持する平面板状のプラテン取付部材とを備えたインクジェット記録装置において、
    前記プラテン取付部材と前記プラテンとの間に配置される支持部材と、
    前記プラテンを前記プラテン取付部材にねじ止めするねじ止め部材とを備え、
    前記支持部材は少なくとも3つ設けられており、
    当該支持部材のうちの少なくとも2つは弾性体であり、
    前記支持部材のうちの少なくとも2つは前記プラテンの進行方向又は前記記録手段の進行方向に略平行に配置され、
    前記ねじ止め部材は少なくとも2つ設けられており、
    前記ねじ止め部材の締め具合を調整することにより前記プラテン取付部材に対する前記プラテンの水平方向の傾きを調整する水平調整手段を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記支持部材は全て弾性体であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記プラテン取付部材と前記プラテンとが装着された状態で前記インクジェット記録装置から着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記プラテン取付部材にはねじ穴が設けられ、前記ねじ止め部材が前記プラテン取付部材の前記ねじ穴を貫通し、さらに、ねじ止め部材が緩まないように固定する固定部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記支持部材は3つ、前記ねじ止め部材も3つ設けられており、前記ねじ止め部材は前記プラテン取付部材の前記ねじ穴を貫通する際に、前記支持部材も貫通していることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
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