JP2006239951A - コンパスやデバイダのような針を備えた製図用具のカバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー体を指で単に押すだけで針が露出してしまうようなこともなく、針が確実に被覆され、安全に取り扱うことができるコンパスやデバイダのような針を有した製図用具を提供する。
【解決手段】コンパスやデバイダのように脚部4の下端から突出する針3を備えた製図用具において、脚部の下半部の側面に下部溝8aと中間部溝8bと上部溝8cとをクランク状に屈折した形態に穿設してなる案内溝8を形成し、該脚部を挟着し得る横断面コ字形に形成されたカバー体7の内側面に該案内溝に遊嵌する下部突起12と上部突起13とを形成し、下部突起を下部溝の下端に位置させ上部突起を該下部溝の上端に位置させることでカバー体が下降状態に保持されて該カバー体の下部により針が被覆されると共に、上部突起が中間部溝を経て上部溝に移動するように該カバー体を該案内溝のクランク状の屈折に沿って一旦傾動させて上方にスライドすることにより針が該カバー体の下部より露出するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、コンパスやデバイダのような針を有した製図用具において、針を覆うカバー体を設けることにより、誤って手を刺す等の危険をなくし、安全に取り扱いできるようにするカバー装置に関するものである。
コンパスやデバイダのような針を備えた製図用具において、その危険な針部分を覆うカバー体を設けたものは、従来から下記特許文献1〜4に示されたように、脚部にカバー体を回転式にヒンジしたものが知られている。また、特許文献5に示された製図用具は、脚部の側面に針カバーを上下にスライド可能に設けると共に、該針カバー内に形成された凸部を脚部の側面に形成された凹部に係合させることで、針を露出状態または被覆状態にする構造のものである。
特開平10−193877号公報 特開平11−301175号公報 登録実用新案第3058099号公報 登録実用新案第3053525号公報 特開2003−251995号公報
ところで、上記従来の回転式カバー体を設けたものでは、使用時にカバー体が障害となって針先が見難くなる欠点があるほか、ヒンジ部の締め付けがルーズになるとカバー体がふらつくため指が触れただけで針を露出させてしまう危険がありこのために常に適度な回転抵抗に設定されるような機構を要し製造コストが高くなるという問題がある。
一方、上記従来のスライド式は、プラスチック等で成形されるカバー体の弾性によって凸部を凹部に係脱させ、針を露出状態または被覆状態に保持するものであったので、その弾性に優る程度にカバー体を指で上方に押すだけで針が露出してしまうおそれがあり、カバー体の成形精度が悪いとその弾性が適正に働かないという問題があった。また、カバー体をスライドさせる度に凸部が摩耗するので、針を被覆状態に保持することが一層困難になるものであった。
本発明はこのような従来の問題点を解消しようとするものである。
そのために請求項1に記載したカバー装置は、コンパスやデバイダのように脚部の下端から突出する針を備えた製図用具において、脚部の下半部の側面に下部溝と中間部溝と上部溝とをクランク状に屈折した形態に穿設してなる案内溝を形成し、該脚部を挟着し得る横断面コ字形に形成されたカバー体の内側面に該案内溝に遊嵌する下部突起と上部突起とを形成し、下部突起を下部溝の下端に位置させ上部突起を該下部溝の上端に位置させることでカバー体が下降状態に保持されて該カバー体の下部により針が被覆されると共に、上部突起が中間部溝を経て上部溝に移動するように該カバー体を該案内溝のクランク状の屈折に沿って一旦傾動させて上方にスライドすることにより針が該カバー体の下部より露出するようにしたことを特徴とする。
また請求項2に記載したカバー装置は、コンパスやデバイダのように脚部の下端から突出する針を備えた製図用具において、脚部の下半部の両側面に下部溝と中間部溝と上部溝とをクランク状に屈折した形態に穿設してなる案内溝を形成し、該脚部を挟着し得る横断面コ字形に形成されたカバー体の相対する両内側面に該案内溝に遊嵌する下部突起と上部突起とを形成し、下部突起を下部溝の下端に位置させ上部突起を該下部溝の上端に位置させることでカバー体が下降状態に保持されて該カバー体の下部により針が被覆されると共に、上部突起が中間部溝を経て上部溝に移動するように該カバー体を該案内溝のクランク状の屈折に沿って一旦傾動させて上方にスライドすることにより針が該カバー体の下部より露出するようにしたことを特徴とする。
クランク状の屈折に係合することでカバー体が針を被覆した状態に保持され、針を露出させるには該カバー体を手で摘んでクランク状の屈折に沿って一旦傾動させて上方にスライドする必要があることから、カバー体を指で単に押すだけで針が露出してしまうようなこともなく、針が確実に被覆され、安全に取り扱うことができる。
次に本発明に係る製図用具の実施例をコンパスについて説明する。図1は本発明に係るコンパスの斜視図で、鉛筆1が着脱自在に保持される脚部2と、下端に針3が突出するように設けられた脚部4とが枢着部5に開角度調節可能に枢着されている。6は該枢着部5に設けられた摘子である。なお、脚部2および脚部4は鋳造により形成されている。また、7は針3を図2に示したような露出状態、または図3に示したような被覆状態にできるように、脚部4の下半部にスライド可能に設けられたプラスチック製のカバー体である。
カバー体7を取り外したときの脚部4の斜視図を図4に示したように、脚部4の段部4b以下の下半部4cは厚さdが上半部4aよりも薄手に形成され、幅hも上半部4aよりも幅狭に形成されている。そして該下半部4cの両側面に、下部溝8aと中間部溝8bと上部溝8cとをクランク状に屈折した形態に穿設してなる案内溝8が形成される。なお、下部溝8aは脚部4の内側縁に沿うように形成され、中間部溝8bは該下部溝8aの上端から該脚部4の外側縁に向けて略々直交状に形成され、上部溝8cは該中間部溝8bの外端から該脚部4の内側縁に向けて傾斜状に形成されたものである。また、案内溝8の深さは全長に亘り0.3mm程度の一定深さに形成される。9は下半部4cの外面に上半部4aより垂下するように一体に延設されたリブである。
一方、カバー体7は図4,図5に示したように、脚部4の下半部4cを両側から挟着し得るように横断面コ字形に形成され、その上部7aの背面にスリット10が形成され、やや細幅に形成された下部7bの背面にはスリット11が形成されている。該スリット10は前記リブ9が隙間無く遊嵌し得るようにタイトに形成され、スリット11は該カバー体7の下端面まで連続していて針3を該スリット11から外に露出させ得るように形成されている。また、カバー体7の相対する両内側面に上下間隔を離して下部突起12と上部突起13とを一体に形成している。
そして、該カバー体7を脚部4の下半部4cに装着したとき、下部突起12は下部溝8aに摺動可能に遊嵌され、上部突起13は下部溝8aの上端から中間部溝8bを経て上部溝8cに亘って摺動可能に遊嵌される。
このため、図6に示されたように、下部突起12を下部溝8aの下端に位置させ上部突起13を該下部溝8aの上端に位置させることでカバー体7は下降状態に保持されて該カバー体の下部により針3が被覆される。このときカバー体7を指で上方に押したとしても上部突起13が下部溝8aの上端部内面に突き当たることで該カバー体7が上方に動くことが防がれるので針3はこの被覆状態に保持される。針3を露出させるにはカバー体7を親指と人差指で摘んで図7に示したように外方に傾斜させることにより上部突起13を一旦中間部溝8bに移動させた後、該上部突起13を上部溝8cに移動させる必要がある。即ち、カバー体7を案内溝8のクランク状の屈折に沿って一旦傾動させてから上方にスライドすることにより図8に示したように上部突起13を上部溝8cに移動させることで針3を該カバー体の下部より露出させることができる。
このように本発明のカバー装置は、カバー体7に形成された上部突起13がクランク状の屈折に係合することで該カバー体を下降状態に保ち針3を被覆状態に保持するものであるので、むやみにカバー体が開いてしまうことない。また、カバー体の弾性により被覆状態を保持するものでもないので、カバー体の成形精度の良し悪しや凸部の摩耗等により針の被覆機能が損なわれるようなこともない。従って常に品質の安定した製図用具のカバー装置を提供できる。
また、針3を露出させた状態ではカバー体7は図8に示したように脚部4と平行状態となるので、使用に際して針先が見難くなるようなこともない。なお、この実施例に示したカバー装置では、脚部4の両側面に案内溝8を形成し、カバー体7の両内側面に夫々下部突起12,上部突起13を形成したが、案内溝8や下部突起12,上部突起13は一方の側面にだけ形成してもよい。
本発明の実施例を示すコンパスの斜視図。 図1のコンパスの脚部の拡大斜視図。 図2の脚部の針をカバー体により被覆したときの斜視図。 図2の脚部のカバー体を取り外したときの斜視図。 図4のカバー体の視角を変えた斜視図。 図2の脚部の針をカバー体により被覆したときの部分断面正面図。 図6のカバー体を外方に傾斜させたときの部分断面正面図。 図6のカバー体を上方にスライドさせ針を露出させたときの部分断面正面図。 図8のA−A線断面図。 図8のB−B線断面図。
符号の説明
3 針
4 脚部
5 枢着部
7 カバー体
8 案内溝
8a 下部溝
8b 中間部溝
8c 上部溝
12 下部突起
13 上部突起

Claims (2)

  1. コンパスやデバイダのように脚部の下端から突出する針を備えた製図用具において、脚部の下半部の側面に下部溝と中間部溝と上部溝とをクランク状に屈折した形態に穿設してなる案内溝を形成し、該脚部を挟着し得る横断面コ字形に形成されたカバー体の内側面に該案内溝に遊嵌する下部突起と上部突起とを形成し、下部突起を下部溝の下端に位置させ上部突起を該下部溝の上端に位置させることでカバー体が下降状態に保持されて該カバー体の下部により針が被覆されると共に、上部突起が中間部溝を経て上部溝に移動するように該カバー体を該案内溝のクランク状の屈折に沿って一旦傾動させて上方にスライドすることにより針が該カバー体の下部より露出するようにしたことを特徴とするコンパスやデバイダのような針を備えた製図用具のカバー装置。
  2. コンパスやデバイダのように脚部の下端から突出する針を備えた製図用具において、脚部の下半部の両側面に下部溝と中間部溝と上部溝とをクランク状に屈折した形態に穿設してなる案内溝を形成し、該脚部を挟着し得る横断面コ字形に形成されたカバー体の相対する両内側面に該案内溝に遊嵌する下部突起と上部突起とを形成し、下部突起を下部溝の下端に位置させ上部突起を該下部溝の上端に位置させることでカバー体が下降状態に保持されて該カバー体の下部により針が被覆されると共に、上部突起が中間部溝を経て上部溝に移動するように該カバー体を該案内溝のクランク状の屈折に沿って一旦傾動させて上方にスライドすることにより針が該カバー体の下部より露出するようにしたことを特徴とするコンパスやデバイダのような針を備えた製図用具のカバー装置。
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