JP2006239773A - 内面溝付管の製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 フローティングプラグ4と溝付プラグ5の間に、前記フローティングプラグ4の先に素管1aの引抜き方向に沿ってワイパー9、引抜き装置8、中間整形ダイス11を設けた内面溝付管の製造装置。素管1aの引抜き時におけるフローティングダイス2に負荷される荷重Fの最大値と最小値の差が500N以下である内面溝付管の製造方法。フローティングダイス2に取り付けられたロードセル21により、フローティングダイス2に負荷される荷重Fを検出し、素管1aを引き抜きながら前記荷重Fの経時的変化を電気信号に変換して制御部へ入力し、前記制御部は前記荷重Fの経時的変化を抑制するように引抜き装置8に信号を送信し、前記引抜き装置8が前記信号により回転トルクを制御しつつプーリ81に動力を伝達する内面溝付管の製造方法。
【選択図】図1
Description
[1]素管1aの引抜き方向に沿って、フローティングダイス2と内部に引抜き方向へ末広がり状となる円錐状の内周面を有する加工ヘッド3とを順に設置し、内部にフローティングプラグ4と当該フローティングプラグ4へ回転自在に連結された溝付プラグ5とを挿入した素管1aを、前記フローティングダイス2と加工ヘッド3に通して引抜きながら、前記フローティングダイス2とフローティングプラグ4とにより縮径し、前記溝付プラグ5の位置で前記加工ヘッド3の内へ素管1dの外周に接触するように配置され、当該加工ヘッド3の回転に伴い自転及び公転する複数のボール6により素管1dを溝付プラグ5に押圧して当該素管1dの内面に多数の微細な溝10を形成する装置であって、フローティングプラグ4と溝付プラグ5の間に、前記フローティングプラグ4の先に素管1aの引抜き方向に沿ってワイパー9、引抜き装置8、中間整形ダイス11を設けたことを特徴とする、内面溝付管の製造装置。
[2][1]記載の装置を用いた内面溝付管の製造方法であって、素管1aの引抜き時におけるフローティングダイス2に負荷される荷重Fの最大値と最小値の差が500N以下であることを特徴とする内面溝付管の製造方法。
[3][1]記載の装置を用いた内面溝付管の製造方法であって、フローティングダイス2に取り付けられたロードセル21により、フローティングダイス2に負荷される荷重Fを検出し、素管1aを引き抜きながら前記荷重Fの経時的変化を電気信号に変換して制御部へ入力し、前記制御部は前記荷重Fの経時的変化を抑制するように引抜き装置8に信号を送信し、前記引抜き装置8が前記信号により回転トルクを制御しつつプーリ81に動力を伝達することを特徴とする内面溝付管の製造方法。
[4][1]記載の装置を用いた内面溝付管の製造方法であって、フローティングダイス2に取り付けられたロードセル21により、フローティングダイス2に負荷される荷重Fを検出し、素管1aを引き抜きながら前記荷重Fの経時的変化を電気信号に変換して制御部へ入力し、前記制御部は前記荷重Fの経時的変化を抑制するように引抜き装置8に信号を送信し、前記引抜き装置8が前記信号によりプーリ81、82に押し付け力を伝達することを特徴とする内面溝付管の製造方法。
[5][2]乃至[4]にいずれか記載の内面溝付管の製造方法であって、巻取り装置に負荷される荷重FLを検出し、素管1aを引き抜きながら前記荷重FLの経時的変化を電気信号に変換して制御部へ入力し、前記制御部は前記荷重FLの経時的変化を抑制するように引抜き装置8に信号を送信することにより、引抜き速度とパッドの挟み付け荷重を制御することを特徴とする内面溝付管の製造方法。
[6]前記引抜き装置8のパッド83のパッド溝84の曲率半径Rと、素管1bの外径Dbとの比K1が0.5〜0.5025であり、締め付け比K2が0.98〜1.0であることを特徴とする、[2]乃至[5]にいずれか記載の内面溝付管の製造方法。
[7]前記中間整形ダイス11の外径縮径率K3が0.001〜0.1であることを特徴とする、[2]乃至[6]にいずれか記載の内面溝付管の製造方法。
ベルト80の外周面にはパッド83が取り付けられており、パッド83を素管1cに両側から押し付けて挟み付け、ベルト80を回転させることにより素管1cを引抜いている。
表1に本発明製造装置で加工した内面溝付管1の実験結果を示した。実験に使用した溝付プラグ5は外径10.0mm、溝数50、溝深さ0.25mm、溝頂角15度、ねじれ角50度である。素管1aの外径は14.0mmで肉厚は0.40mm、フローティングダイス2の外径は10.9mmとした。引抜き装置8の負荷調整はまずパッド83の押し付け力を設定し、内面溝付管1の巻取り駆動装置(図示せず)の負荷を軽減させる場合は引抜き装置8の引抜き速度を内面溝付管1の巻取り駆動装置(図示せず)の引抜き速度より早めで同調させ、逆に内面溝付管1の巻取り駆動装置(図示せず)の負荷を増加させる場合は引抜き装置8の引抜き速度を内面溝付管1の巻取り駆動装置(図示せず)の引抜き速度よりも遅く設定して同調させることにより行った。前記巻取り駆動装置は整形ダイス7の後に配置される。溝付加工実験は内面溝付管の加工長さ3000mを上限として実施した。次いで拡管によりアルミフィン(放熱フィン)に密着させた。それらの加工実験における内面溝付管1の総肉厚(管の外側から内面フィンの頂点までの高さ)のばらつきと加工実験の状況を評価した。結果を表1に示す。
パッド83の形状に関して引抜き時の滑り出し荷重Fb及び溝付け加工性の実験を行った。実験は図3のように表2のパット溝84を有するパッド83を2枚一組で素管1bを1000N〜10000Nの挟み込み荷重Faで挟み付けた後、素管1bをチャック96で固定し矢印Fbの方向に引抜き、素管1bが滑り出す時の滑り出し荷重Fbを測定した。本発明例1の滑り出し荷重Fbを100として比較表記した。ここで滑り出し荷重Fbとは使用するパッドの限界引抜き力であり、この数値が高いほど滑りが発生せずに安定して引き抜けることになる。溝付け加工性の評価は図1の引抜き装置8に取り付けるパッド83を順次取り替えて行い、内面フィン寸法の確認を行った。問題無いものは○で示した。表2に実験結果を示す。
中間整形ダイス11の外径縮径率K3を変化させて、溝付加工性と管内の残油量の確認を行った。その他の条件は実施例1と同様とした。溝付加工性は良好を◎、問題無い場合を○、不良(管破断)を×と示した。管内残油量は良好を◎、不良を×と示した。表3に結果を示す。
1a 素管
1b 素管
1c 素管
1d 素管
10 溝
2 フローティングダイス
21 ロードセル
3 加工ヘッド
31 ストッパ
32 ベアリング
4 フローティングプラグ
5 溝付プラグ
50 溝
51 プラグロッド
6 ボール
7 整形ダイス
8 引抜き装置
80 ベルト
81 プーリ
82 プーリ
83 パッド
84 パッド溝
9 ワイパー
95 ロードセル
96 チャック
11 中間整形ダイス
L1 引抜き方向
L2 回転方向
R 曲率半径
H パッド深さ
Db 素管1bの外径
Dd 中間整形ダイス11の外径
Fa 挟み込み荷重
Fb 滑り出し荷重
F フローティングダイス2に負荷される荷重
FL 巻取り装置に負荷される荷重(内面溝付管1にかかる負荷)
Claims (7)
- 素管1aの引抜き方向に沿って、フローティングダイス2と内部に引抜き方向へ末広がり状となる円錐状の内周面を有する加工ヘッド3とを順に設置し、内部にフローティングプラグ4と当該フローティングプラグ4へ回転自在に連結された溝付プラグ5とを挿入した素管1aを、前記フローティングダイス2と加工ヘッド3に通して引抜きながら、前記フローティングダイス2とフローティングプラグ4とにより縮径し、前記溝付プラグ5の位置で前記加工ヘッド3の内へ素管1dの外周に接触するように配置され、当該加工ヘッド3の回転に伴い自転及び公転する複数のボール6により素管1dを溝付プラグ5に押圧して当該素管1dの内面に多数の微細な溝10を形成する装置であって、フローティングプラグ4と溝付プラグ5の間に、前記フローティングプラグ4の先に素管1aの引抜き方向に沿ってワイパー9、引抜き装置8、中間整形ダイス11を設けたことを特徴とする内面溝付管の製造装置。
- 請求項1記載の装置を用いた内面溝付管の製造方法であって、素管1aの引抜き時におけるフローティングダイス2に負荷される荷重Fの最大値と最小値の差が500N以下であることを特徴とする内面溝付管の製造方法。
- 請求項1記載の装置を用いた内面溝付管の製造方法であって、フローティングダイス2に取り付けられたロードセル21により、フローティングダイス2に負荷される荷重Fを検出し、素管1aを引き抜きながら前記荷重Fの経時的変化を電気信号に変換して制御部へ入力し、前記制御部は前記荷重Fの経時的変化を抑制するように引抜き装置8に信号を送信し、前記引抜き装置8が前記信号により回転トルクを制御しつつプーリ81に動力を伝達することを特徴とする内面溝付管の製造方法。
- 請求項1記載の装置を用いた内面溝付管の製造方法であって、フローティングダイス2に取り付けられたロードセル21により、フローティングダイス2に負荷される荷重Fを検出し、素管1aを引き抜きながら前記荷重Fの経時的変化を電気信号に変換して制御部へ入力し、前記制御部は前記荷重Fの経時的変化を抑制するように引抜き装置8に信号を送信し、前記引抜き装置8が前記信号によりプーリ81、82に押し付け力を伝達することを特徴とする内面溝付管の製造方法。
- 請求項2乃至4にいずれか記載の内面溝付管の製造方法であって、巻取り装置に負荷される荷重FLを検出し、素管1aを引き抜きながら前記荷重FLの経時的変化を電気信号に変換して制御部へ入力し、前記制御部は前記荷重FLの経時的変化を抑制するように引抜き装置8に信号を送信することにより、引抜き速度とパッドの挟み付け荷重を制御することを特徴とする内面溝付管の製造方法。
- 前記引抜き装置8のパッド83のパッド溝84の曲率半径Rと、素管1bの外径Dbとの比K1が0.5〜0.5025であり、締め付け比K2が0.98〜1.0であることを特徴とする請求項2乃至5にいずれか記載の内面溝付管の製造方法。
- 前記中間整形ダイス11の外径縮径率K3が0.001〜0.1であることを特徴とする請求項2乃至6にいずれか記載の内面溝付管の製造方法。
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JP2009090355A (ja) * | 2007-10-11 | 2009-04-30 | Shinko Kiki Kk | コンタクトチップ及びコンタクトチップ製造方法 |
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