JP2006239197A - 携帯通信端末機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 携帯通信端末機1は、例えば携帯テレビ電話(携帯通信)の回線網である通信回線網2を介して相手先の携帯電話3に接続される。携帯通信端末機1は、CPU10と、機能を実現する手段として動作する各構成部(例えば、音声処理部11、生体情報処理部14、生体情報判定部16、環境情報処理部20、環境情報判定部22、画像入力部23、画像出力部25、画像重畳処理部30、送信画像圧縮部31、通信制御部32、許容値設定処理部33、自動発呼部34、非常通報入力部35、入力部36、プログラム記憶部37、データ記憶部38)とによって構成されている。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯通信端末機の概略構成を示すブロック図である。
図2は、本発明の実施の形態2に係る携帯通信端末機に生体情報および環境情報の許容値を設定するときの処理フローを示すフローチャートである。図3は、図2の処理フローの際にパーソナルコンピュータに表示されるデータ設定画面としてのウインドウ画面の例である。図4は、図2の処理フローの際にパーソナルコンピュータに表示される詳細入力画面としてのウインドウ画面の例である。
携帯通信端末機1の入力部36のUSB端子(不図示)を介してパーソナルコンピュータ(PC。不図示)を接続する。なお、PCは予め立ち上げた状態にしておく。
PCに許容値設定プログラムをインストールする。許容値設定プログラムのアイコン(不図示)がPC画面に表示されるので、そのアイコンをクリックして開くと、PC画面にはデータ設定画面としてのウインドウ画面FORM1が表示される。ウインドウ画面FORM1には、例えば、ボタン50(Read EPROM)、51(Write EPROM)、52(ディフォルト値)、53(許容値設定)、54(Message:メッセージ)が示される。なお、ボタン54の例えば「Port open OK」とのメッセージは接続状態が正常であることを意味している。
ウインドウ画面FORM1でボタン53(許容値設定)をクリックすると、PC画面にはウインドウ画面FORM1に代わって詳細入力画面としてのウインドウ画面FORM2が表示される。なお、ボタン52(ディフォルト値)をクリックした場合には、標準値を自動設定するようにプログラムしてある。標準値は、例えば周囲温度60(℃)、心拍数下限45(拍/分)、心拍数上限135(拍/分)、血中酸素濃度75(%)として予め設定しておくことができる。
許容値設定入力画面70の所定欄にPCのキーボードから必要な数値を入力する。
センサ判定機能オンオフ入力画面80は、ボタンをクリックしてボタン内にチェックマーク(V)を表示(入力)することにより、生体情報判定部16、環境情報判定部22をオン状態とし、許容値を判定基準とする異常判定を行う形態とする。ここでは、周囲温度81、心拍数82、血中酸素濃度83、空気ボンベ(空気残量)84それぞれに対してチェックマークを付しており、いずれも異常判定を行うことを例示してある。つまり、心拍数82、血中酸素濃度83に対しては生体情報判定部16で異常判定を行い、周囲温度81、空気ボンベ84に対しては環境情報判定部22で異常判定を行う。
表示形態選択画面90により、画像に重畳して表示する数値情報の文字枠の表示態様を選択する。ここでは黒ぶち欄91を選択した状態を示す。塗りつぶし欄92を選択することも可能であり、画像の状況などから適宜選択することができる。
戻るボタン100をクリックして、ウインドウ画面FORM1に戻り、ボタン51(Write EPROM)をクリックすることにより、許容値設定入力画面70に入力されたそれぞれの許容値はデータ記憶部38に書き込みされ、さらにボタン50(Read EPROM)をクリックすることにより、許容値設定状態表示画面60に反映(移植)される。つまり、ボタン51のクリックにより、入力した許容値(生体情報許容値および環境情報許容値)はデータ記憶部38(生体情報許容値記憶部39および環境情報許容値記憶部40)に記憶される。なお、このときの信号変換は許容値設定処理部33(及びプログラム処理)により適宜行われることは上述したとおりである。
許容値の入力(変更)結果の確認は移植後、許容値設定ボタン53をクリックしてウインドウ画面FORM2を開けば許容値設定状態表示画面60に反映していることにより確認することができる。
図5は、本発明の実施の形態3に係る携帯通信端末機で生体情報および環境情報の数値情報を画像に重畳させる場合/重畳させない場合の処理フローを示すフローチャートである。図6は、本発明の実施の形態3に係る携帯通信端末機での処理フローにより通信相手先の携帯電話の表示画面に数値情報が表示される場合/表示されない場合を示す模式図であり、(A)は数値情報が表示されない場合を、(B)(C)は数値情報が表示された場合を示す。
携帯電話3から携帯通信端末機1へDTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号が送信されると、通信制御部32を介してDTMF信号が入力部36に入力され、適宜処理されて信号の内容(数値情報の重畳切替指示か否か)が判定される。
入力部36は画像重畳処理部30での処理状況を確認して、数値情報3infが画像3imに重畳しているか否か、その時点での重畳状況を判定する。数値情報3infを重畳している(S11:YES)場合(図6の(B)(C)の場合)にはステップS12へ移行し、数値情報3infを重畳していない(S11:NO)場合(図6の(A)の場合)にはステップS13へ移行する。
数値情報3infの重畳切替指示に従って画像重畳処理部30での数値情報3infの重畳を解除し処理を終了する。つまり、数値情報3infを重畳している場合は、数値情報3infを非表示状態(図6の(A))とする。したがって、通信相手先からの指示に基づいて画像3imへの数値情報3infの重畳の当否(重畳のオンオフ)を制御することができる。
数値情報3infの重畳切替指示に従って画像重畳処理部30で数値情報3infを画像3imに重畳し処理を終了する。つまり、数値情報3infを重畳していない場合は、数値情報3infを表示状態(図6の(B)または(C))とする。したがって、通信相手先からの指示に基づいて画像3imへの数値情報3infの重畳の当否(重畳のオンオフ)を制御することができる。なお、このときに重畳する数値情報3infは前の段階で選択されていた数値情報3infをそのまま継続する形態とすることができる。
図7は、本発明の実施の形態4に係る携帯通信端末機で画像に重畳する数値情報を選択する場合の処理フローを示すフローチャートである。
実施の形態3と同様に、携帯電話3から携帯通信端末機1へDTMF信号が送信され、通信制御部32を介してDTMF信号が入力部36に入力され、適宜処理されて信号の内容(第1選択数値情報3infの重畳指示かまたは第2選択数値情報3infの重畳指示か)が判定される。
画像重畳処理部30は、第1選択数値情報3inf(血中酸素濃度、心拍数、空気残量、周囲温度)を画像3imに重畳して数値情報重畳画像を形成する。これにより、携帯電話3の表示画面3disには撮像装置24が撮影した画像3imと共に第1選択数値情報3infが重畳動画として表示される(図6(B))。
携帯電話3の例えばボタン「♯」「2」が連続してプッシュされ対応するDTMF信号(♯、2)が携帯電話3から携帯通信端末機1へ送信されると、例えば、DTMF信号(♯、2)を第2選択数値情報3infに対応させた場合は、入力部36は第2選択数値情報3infの重畳指示である(ステップS22:YES)と判定してステップS23へ移行する。DTMF信号が(♯、2)以外であれば、入力部36は第2選択数値情報3infの重畳指示でない(ステップS22:NO)と判定して処理を終了する。
画像重畳処理部30は、第2選択数値情報3inf(位置情報)を画像3imに重畳して数値情報重畳画像を形成する。これにより、携帯電話3の表示画面3disには撮像装置24が撮影した画像3imと共に第2選択数値情報3infが重畳動画として表示される(図6(C))。
図8は、本発明の実施の形態5に係る携帯通信端末機で生体または環境の異常を検出し、通信相手先で数値情報を点滅表示する場合の処理フローを示すフローチャートである。
生体情報判定部16は、生体情報センサ15により検出された生体情報を生体情報許容値記憶部39に記憶してある生体情報の許容値と比較して生体は異常か否かを判定する。生体は異常と判定した場合(S30:YES)は、ステップS31へ移行し、異常ではないと判定した場合(S30:NO)は、ステップS32へ移行する。
画像重畳処理部30は、生体情報判定部16で異常と判定された生体情報の数値情報を点滅させて画像に重畳して数値情報重畳画像を形成する。これにより数値情報は点滅状態で動画としての画像にそのまま重畳されるから、携帯電話3の表示画面3disでもそのまま点滅状態(動画)として表示される。
環境情報判定部22は、環境情報センサ21により検出された環境情報を環境情報許容値記憶部40に記憶してある環境情報の許容値と比較して環境は異常か否かを判定する。環境が異常と判定した場合(S32:YES)は、ステップS33へ移行し、異常ではないと判定した場合(S32:NO)は、処理を終了する。
画像重畳処理部30は、環境情報判定部22で異常と判定された環境情報の数値情報を点滅させて画像に重畳して数値情報重畳画像を形成する。これにより数値情報は点滅状態で動画としての画像にそのまま重畳されるから、携帯電話3の表示画面3disでもそのまま点滅状態(動画)として表示される。
図9は、本発明の実施の形態6に係る携帯通信端末機で非常通報を行う場合の処理フローを示すフローチャートである。
非常通報入力部35は、非常通報ボタン(不図示)がオンされたか否か(非常通報入力がされたか否か)を判定し、非常通報ボタンがオンされたとき(S40:YES)は、ステップS41へ移行し、非常通報ボタンがオフであれば(S40:NO)、元に戻る。
非常通報入力部35は携帯通信端末機1が携帯電話3に接続中か否かを判定し、接続中である場合(S41:YES)はステップS43へ移行し、接続中でない場合(S41:NO)はステップS42へ移行する。
非常通報入力部35は、自動発呼部34を起動させて自動発呼を行い、携帯通信端末機1を携帯電話3に接続する。接続が行われた時点(S41:YES)でステップS43へ移行する。
生体情報の数値情報を画像に重畳して、通信相手先の携帯電話3で生体の状況をまず確認することができるように構成する。
実施の形態6では、非常通報時(非常通報ボタンがオンされた時)に自動発呼により接続を行うこととしたが、本実施の形態では、環境情報または生体情報に異常があることを検出した場合に、非接続であれば自動発呼を可能とするものである。
2 通信回線網
3 携帯電話
3dis 表示画面
3im 画像
3inf 数値情報
10 CPU
10b バス
11 音声処理部
12 マイク
13 スピーカ
14 生体情報処理部
15 生体情報センサ
16 生体情報判定部
20 環境情報処理部
21 環境情報センサ
22 環境情報判定部
23 画像入力部
24 撮像装置
25 画像出力部
26 モニタ
30 画像重畳処理部
31 送信画像圧縮部
32 通信制御部
32a アンテナ
33 許容値設定処理部
34 自動発呼部
35 非常通報入力部
36 入力部
37 プログラム記憶部
38 データ記憶部
39 生体情報許容値記憶部
40 環境情報許容値記憶部
FORM1 ウインドウ画面(データ設定画面)
FORM2 ウインドウ画面(詳細入力画面)
Claims (10)
- 撮像装置からの画像をリアルタイムで送信する携帯通信端末機において、
生体情報センサにより検出された生体情報を数値情報に変換する生体情報処理部と、
前記画像に前記数値情報を重畳して数値情報重畳画像を形成する画像重畳処理部と、
前記数値情報重畳画像を圧縮して圧縮送信画像を形成する送信画像圧縮部と、
前記圧縮送信画像を送信する通信制御部と
を備えることを特徴とする携帯通信端末機。 - 前記生体情報の許容値を記憶する生体情報許容値記憶部と、前記生体情報の許容値と前記生体情報センサが検出した生体情報とを比較して生体の異常を判定する生体情報判定部とを備え、
該生体情報判定部が生体の異常を判定したときに、前記画像重畳処理部は前記数値情報を点滅させて前記画像に重畳する構成としてあること
を特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末機。 - 前記生体情報は、血中酸素濃度または心拍数であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯通信端末機。
- 撮像装置からの画像をリアルタイムで送信する携帯通信端末機において、
環境情報センサにより検出された環境情報を数値情報に変換する環境情報処理部と、
前記画像に前記数値情報を重畳して数値情報重畳画像を形成する画像重畳処理部と、
前記数値情報重畳画像を圧縮して圧縮送信画像を形成する送信画像圧縮部と、
前記圧縮送信画像を送信する通信制御部と
を備えることを特徴とする携帯通信端末機。 - 前記環境情報の許容値を記憶する環境情報許容値記憶部と、前記環境情報の許容値と前記環境情報センサが検出した環境情報とを比較して環境の異常を判定する環境情報判定部とを備え、
該環境情報判定部が環境の異常を判定したときに、前記画像重畳処理部は前記数値情報を点滅させて前記画像に重畳する構成としてあること
を特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末機。 - 前記環境情報は、位置情報、周囲温度、または空気ボンベの空気残量の少なくとも一つであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の携帯通信端末機。
- 撮像装置からの画像をリアルタイムで送信する携帯通信端末機において、
生体情報センサにより検出された生体情報を数値情報に変換する生体情報処理部と、
環境情報センサにより検出された環境情報を数値情報に変換する環境情報処理部と、
通信相手先からの指示に基づいて前記生体情報を変換した数値情報および前記環境情報を変換した数値情報から選択した選択数値情報を前記画像に重畳して数値情報重畳画像を形成する画像重畳処理部と、
前記数値情報重畳画像を圧縮して圧縮送信画像を形成する送信画像圧縮部と、
前記圧縮送信画像を送信する通信制御部と
を備えることを特徴とする携帯通信端末機。 - 前記画像重畳処理部は、通信相手先からの指示に基づいて前記画像への前記数値情報の重畳の当否を制御すること
を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一つに記載の携帯通信端末機。 - 非常通報入力がされたときに自動発呼することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一つに記載の携帯通信端末機。
- 前記携帯通信端末機は携帯電話端末機であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一つに記載の携帯通信端末機。
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