JP2006239078A - 椅子 - Google Patents

椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2006239078A
JP2006239078A JP2005057719A JP2005057719A JP2006239078A JP 2006239078 A JP2006239078 A JP 2006239078A JP 2005057719 A JP2005057719 A JP 2005057719A JP 2005057719 A JP2005057719 A JP 2005057719A JP 2006239078 A JP2006239078 A JP 2006239078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
support frame
backrest
frame
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005057719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4792233B2 (ja
Inventor
Tomoji Kan
智士 管
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Corp
Original Assignee
Itoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Corp filed Critical Itoki Corp
Priority to JP2005057719A priority Critical patent/JP4792233B2/ja
Publication of JP2006239078A publication Critical patent/JP2006239078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4792233B2 publication Critical patent/JP4792233B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構造なのに背もたれと座がダイナミックに動く椅子を提供する。
【手段】座1と背もたれ2とは一体に連結されている。座1の左右両側には支柱フレーム5が配置されており、支柱フレーム5の上端から後方に延びる背支持フレーム7に背もたれ2の上部が取付けられ、支柱フレーム5の上端から下方に延びる座支持フレームで座1を吊支している。背もたれ2は屈曲許容部4を備えており、屈曲許容部4よりも僅かに上方の部分が側面視前傾状の補助フレーム9に取付けられている。人が背もたれ2に凭れ掛かると、補助フレーム9は前傾し、背支持フレーム7はその前端を中心に下向き回動し、座支持フレーム8はその上端を中心に手前に回動する。背もたれ2の後傾動に連動して座1が大きく前進動するため、ロッキング状態での快適さを向上できる。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、座と背もたれとをフレーム構造体で支持して成るロッキング(リクライニング)椅子に関するものである。
座と背もたれとを棒材やパイプ材で構成されたフレーム構造体によって支持して成る椅子において、フレーム構造体の弾性変形を利用して背もたれの後傾動を許容することが行われている。その例が特許文献1に記載されている。
すなわち、この特許文献1の椅子において、フレーム構造体は、床に載る前後長手の左右の下水平部と、下水平部の前端から上向きに立ち上がった左右前足部と、左右足部の上端から後方に延びる上水平部と、ベース部の後端から立ち上がった左右後足部とを備えており、左右の上水平部に座を取付けると共に、左右の上水平部の後端を上向きに立ち上げて下横長部にて接続し、この横長部を背もたれの下部背面に連結する一方、左右の後足部の上端は上横長部で接続して上横長部に背もたれの中途高さ部背面に連結しており、主として後足部が弾性に抗して後傾動することによって背もたれを後傾動させている。
特公平8−15446号公報
ところで、着座した人が背もたれに凭れ掛かったロッキング状態(或いはリクライニング状態)において、背もたれが後傾することに加えて座が前進動すると、人の身体が伸び勝手になってリラックス性が高まり、快適さを向上できる。そして、特許文献1の椅子においても背もたれが後傾すると座も前進するが、特許文献1の構成では座と背もたれとは基本的に分離しているため、座の前進距離はごく僅かであり、着座した人に快適さを提供する程の効果はないと言える。
本願発明はこのような現状を改善すべく成されたものである。
請求項1の発明に係る椅子は、座及び背もたれと、これら座及び背もたれが支持されるフレーム構造体とを備えており、前記座の後端と背もたれの下端とは一体に連結されていると共に、背もたれのうちその全体又は上側の大部分が座に対して相対的に後傾動し得るように座と背もたれとの連結部又は背もたれの下部に屈曲許容部が形成されている一方、前記フレーム構造体は、背もたれが後傾動しつつ座が前進動することを許容する弾性変形部を備えており、前記座は背もたれの下端と同じ寸法だけ前進動するように設定されている。
請求項2の発明に係る椅子は、請求項1において、前記フレーム構造体は、背もたれの上下中途部が取り付く背支持フレームと、座が取り付く座支持フレームとを備えており、座支持フレームは側面視で上下に長く延びる形態に形成されていてその弾性に抗しての変形によって前後方向に回動することが許容されており、背支持フレームを座支持フレームよりも変形しにくい強度に設定している。
請求項3の発明に係る椅子は、請求項1又は2において、前記座の左右両側に、座面の上方に延びると共に全く又は殆ど変形しない支柱フレームが配置されており、この支柱フレームの上端部に直接に又はジョイント部材を介して取付けられた前記座支持フレームによって座の前後中途部を吊支している。
本願発明によると、フレーム構造体の弾性変形を利用してロッキング機能を付与した椅子でありながら、背もたれの後傾動に連動して座を大きく前進動させることができるため、簡単な構造でありながらロッキング状態での快適さを向上することができる。
背もたれの後傾動に連動して座を前進させる手段には様々の態様が考えられるが、請求項2のように構成すると、座支持フレームは側面視で上下方向に延びていて回動しやすい状態であることにより、座を支持した状態で前後方向に回動するように容易に変形させることができ、従って、背もたれの後傾動と座の前進動とをスムースに行うことができる。
座支持フレームを上下方向に長い形態と成す場合、座支持フレームで座を下方から支持することも可能であるが、請求項3のように座を座支持フレームで吊支すると、座がいわば振り子のような動きをすることにより、背もたれに連動して前進動することがよりスムースに行われる。また、支柱フレームを利用して肘掛けやメモ台を取付けることができる利点もある。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).第1実施形態(図1〜図2)
図1及び図2では第1実施形態を示している。このうち図1(A)は椅子の斜視図であり、この図から理解できるように、椅子は、座1及び背もたれ2とこれを支持するフレーム構造体3とを備えている。
座1の後端と背もたれ2の下端とは一体に繋がっている。図2(A)は椅子の縦断側面図であり、この図に示すように、座板1及び背もたれ3はそれぞれシェル板(座板,背板)1a,2aにクッション1b,2bを張った構造になっている。勿論、クッション1b,2bを備えないシェル板1a,2aのみの構成とすることも可能である。
背もたれ2は荷重が作用しない自由状態において全体として後傾しており、かつ、シェル板2aのうち下部(着座した人の腰が当たる程度の高さ位置)を水平状に延びる屈曲許容部4と成し、この屈曲許容部4を挟んで上部の後傾角度を大きくしている。言うまでもないが、背もたれ2は側面視において屈曲許容部4を中心にして屈曲し、その結果、背もたれ2の大部分が座1に対して相対的に後傾動する。
屈曲許容部4を構成する手段としては、屈曲許容部4の箇所の曲げ強度を小さくすれば良い。具体的には、水平状の薄肉部を形成したり、水平状の切目又はスリットを形成したりすれば良い。屈曲許容部4を挟んだ上下においてシェル板2bを分断することも可能である。或いは、背もたれを上下2つの部材に分離構成して、これらをピン(軸)や蝶番で連結することも可能である。更に、座1のシェル板1aと背もたれ2のシェル板2aとの連設部を弱化部と成したりピン連結部と成すことにより、座1と背もたれ2との連設部を屈曲させることも可能である。
フレーム構造体3は鋼の丸棒材から成っており、座1の左右外側において座1の上方に立ち上がった支柱フレーム5と、支柱フレーム5の下端に連続したベースフレーム6と、支柱フレーム5の上端部近傍から後方に延びて背もたれ2の上部背面に回り込む背支持フレーム7と、支柱フレーム5の上端部近傍から下方に延びて座1の下面に回り込む座支持フレーム8と、ベースフレーム6の後端から側面視前傾状に立ち上がって背もたれ2の背面のうち屈曲許容部4よりも僅かに上方の部分において水平状に延びる補助フレーム9とを備えている。
ベースフレーム6の前端部は座1の前端近くまで延びており、支柱フレーム5は側面視で後傾した姿勢になっている。そして、支柱フレーム5とベースフレーム6とは側面視で前傾したサイド補強フレーム10で連結されている。このため、支柱フレーム5は殆ど弾性変形しない(多少は変形しても差し支えない)。また、左右の支柱フレーム5は座1よりもやや下方の部位において前部補強ステー11で連結されている。
図1(B)に示すように、支柱フレーム5の上端と座支持フレーム8の上端と背支持フレーム7の前端とは横向きに折り曲げられており、これら各横向き折り曲げ部5c,7c,8cの三者はジョイント部材12に溶接等によって固着されている。そして、連結板12に肘掛け13を取付けている。
支柱フレーム5の上端と座支持フレーム8の上端と背支持フレーム7の前端と一体に溶接しても良いし、また、ジョイント部材12を上下二つのパーツに分離して、上下のパーツで各折り曲げ部5c,7c,8cを挟み固定するなどしても良い。更に、図1(C)に示すように、背支持フレーム7と座支持フレーム8とを一体化したり、図示していないが、支柱フレーム5と背支持フレーム8とを一体化したり、支柱フレーム5と座支持フレーム8とを一体化したりすることも可能である。
実施形態のようにジョイント部材12を用いる場合、各フレーム5,7,8の三者をジョイント部材12に固定することに限らず、a.背支持フレーム7と座支持フレーム8とはジョイント部材12に固定して支柱フレーム5はジョイント部材12に相対回転可能に取付ける、b.座支持フレーム8はジョイント部材12に固定し、背支持フレーム7と支柱フレーム5とは相対回転可能に取付ける、c.背支持フレーム7はジョイント部材12に固定し、座支持フレーム8と支柱フレーム5とは相対回転可能に取付ける、といったことも可能である。背もたれ2の的確な後傾動と座1の的確な前進動とを確保しつつ適度の弾性抵抗が付与されるように、最適な組合せを選択したらよい。
背支持フレーム7のうち背もたれ2の背面に回り込んでいる横長部7aは背もたれ2の背面に固定され、座支持フレーム8のうち座1の下面に回り込んでいる横長部8aは座1の下面に固定され、補助フレーム9のうち背もたれ2の背面箇所に位置している横長部9aは背もたれ2の背面に取付けられている。
これら各横長部7a,8a,9aの取付け手段としては、図2(B)に示すように、横長部7a,8a,9aに嵌まるホルダー部材14をビス15でシェル板1a,2aに固定してたり、図2(C)に示すように、横長部7a,8a,9aに外側から重なる押さえ部材16を介してビス15で固定したり、図2(D)に示すように、シェル板1a,2aに形成したボス部17に押さえ板18で押さえ保持したりというように、様々の方法を採用できる。各横長部7a,8a,9aは、シェル板1a,2aに対して相対回転可能な状態で取付けても良い。
以上の構成において、着座した人が背もたれ2に凭れ掛かると、図2(A)に一点鎖線で示すように、補助フレーム9はその下端を中心にして全傾動し、背支持フレーム5は僅かの角度だけ後傾動し、更に、座支持フレーム8は振り子(或いはブランコ)が揺れるように手前に回動し、これにより、背もたれ2が後傾動しつつ座1は前進動する。
この場合、座1の後端と背もたれ2の下端とは一体に連結されているので、背もたれ2の下端と座1とは同じ距離(寸法)だけ前進する。図2(A)に示すように、背もたれ1の後傾角度及び座2の前進位置を規制するため、座2の下面には、前部補強ステー11に当たるストッパー19を設けている。
本実施形態では、背支持フレーム7と座支持フレーム8と補助フレーム9とが請求項に記載した弾性変形部になっているが、補助フレーム9は長さ(スパン)が長いため軽い力で弾性変形し、また、座支持フレーム8は振り子状の姿勢になっているため軽い力で弾性変形する。そして、補助フレーム9の上端9aは背支持フレーム7の後端7aよりも手前側に位置しているため、着座した人が背もたれ2にもたれ掛かると、背もたれ2はその下部が手前に移動するように後傾することになり、これにより、座1は確実に前進動する。
なお、座1が座支持フレーム8で吊支されているだけで前部補強ステー11に当接していないことも、座1のスムースな前進動に貢献している(スライダーやコロを介して座1を前部補強ステー11等で支持することも可能である。)。また、座1は側面視で鉛直方向に延びる姿勢であるため、非ロッキング状態のときに座1が前後に振れることは殆どなく、このため、非ロッキング状態での安定性も確保することができる。
なお、複数本の座支持フレーム8で座1を吊支することも可能である。また、屈曲許容部4を座1と背もたれ2との連設箇所に位置させても良い。背もたれ2は背支持フレーム7の横長部7aを中心にして後傾動するので(横長部7aも移動する)、横長部7aの位置が高くなるほど座1の前進距離は大きくなる。従って、背もたれ2の後傾動の確実性を考慮しつつ、座1の前進距離が好適な寸法となるように横長部7aの位置を設定したら良い。
(2).第2実施形態(図3)
図3では第2実施形態を示している。(A)は一部破断側面図、(B)は部分的な正面図である。この実施形態において座1と背もたれ2とは模式的に表示している。この実施形態では、フレーム構造体3は、椅子の後部側に偏って配置された支柱フレーム5を備えており、支柱フレーム5はリア補強フレーム21で補強されている。
本実施形態の特徴として、座2は座支持フレーム8で下方から支持されている。座支持フレーム8が前傾動することにより、背もたれ2の後傾動と座2の前進動とが許容される。座支持フレーム8は、ベースフレーム6にステー22を介して取付けられている(直接に取付けても良い)。また、ベースフレーム6と前足フレーム23とサイドフレーム24とリア補強部21とで側面視台形状の脚部が構成されている。
(3).第3〜4実施形態(図4〜5)
図4では第3実施形態を示している。(A)は概略側面図、(B)は概略正面図である。
この実施形態では、側面視で後傾姿勢の前部支柱フレーム5aの上端から座支持フレーム8を垂下し、また、側面視で略鉛直状に延びる後部支柱フレーム5bの上端に背支持フレーム7を一体に設けている。この実施形態において、後部支柱フレーム5bは殆ど弾性変形しない強度に設定されている(弾性変形しにくいように補強部材を設けても良い)。座支持フレーム8は、前部支柱フレーム5aの上端を後側に折り曲げることによって形成されている。符号11aは後部補強ステーである。
図5では第4実施形態を示している。(A)は概略側面図、(B)は概略正面図である。この実施形態は第3実施形態の変形例であり、第3実施形態との相違点は、座支持フレーム8が前部支柱フレーム5aの上端を左右内側に折り曲げることによって形成されている点と、後部支柱フレーム5bの上部は正面視で逆L字状に折り曲げられている点とである。
図4の実施形態では、座支持フレーム8が曲がり変形することによって座1の前進動が許容されるが、図5の実施形態では、座1の前進動は座支持フレーム8と前部支柱フレーム5aとの連設部26のねじれ変形(せん断)によって許容されることになり、このため、座支持フレーム8の前後回動が軽い力でスムースに行われる。従って、弾性抵抗の大きい椅子としては図4の構成とし、弾性抵抗が小さい椅子としては図5の構成にしたら良い。
(4).第5〜6実施形態(図6〜図7)
図6では第5実施形態を示している。(A)は概略側面図、(B)は概略正面図である。この実施形態は、キャスター付きの脚装置27にフレーム構造体3を取付けたものであり、脚装置27は金属パイプ製(棒材製でも良い)製の足材27aを備えており、側面視で台形状の4本足方式になっている。
他方、フレーム構造体3は、前後の支柱フレーム5a,5bと背支持フレーム7及び座支持フレーム8を備えており、その構成は基本的には図4の第3実施形態と同じであり、図4との相違点は、図4では前部支柱フレーム5aが側面視で傾斜しているのに対して、本実施形態では前部支柱フレーム5aが側面視で鉛直姿勢になっている点である。
図7に示す第6実施形態は第5実施形態の変形例であり、(A)は概略側面図、(B)は概略正面図である。この第7実施形態と第6実施形態との相違点は、第6実施形態では支柱フレーム5a,5bと背支持フレーム7と座支持フレーム8とが図4と殆ど同じ形態であったのに対して、この図7では、支柱フレーム5a,5bと背支持フレーム7と座支持フレーム8とが図5と殆ど同じ形態であっる点である。
但し、図5では前部支柱フレーム5aが側面視で後傾姿勢であるのに対して、図7では前部支柱フレーム5aは側面視で鉛直姿勢になっており、従って、図7では、前部支柱フレーム5aと座支持フレーム8とは側面視で重なり合っている。
(5).第7〜8実施形態(図8〜図9)
図8では第7実施形態を示している。(A)は概略側面図、(B)は概略正面図である。この実施形態は、脚装置27にフレーム構造体3を取付けたものであるが、脚装置27は、ガスシリンダ28から成る脚柱を複数本の枝杆29で支持した構成になっており、ガスシリンダ28の上端に設けた支基ベース30にフレーム構造体3を取付けている。フレーム構造体3は図6と同じ形態になっている。
図9では第8実施形態を示しており、(A)は概略側面図、(B)は概略正面図である。この実施形態は第7実施形態の変形例であり、第7実施形態のフレーム構造体3を図7のフレーム構造体3に置き換えたものである。これら図8及び図9から理解できるように、本願発明は、座1及び背もたれ2を高さ調節できる回転椅子にも適用できるのである。図示していないが、劇場用椅子や競技場用椅子のような固定椅子にも適用できる。
(6).第9実施形態(図10)
図10では第9実施形態を示している。(A)は座1及び背もたれ2を仮想線で表示した斜視図、(B)は概略側面図である。この実施形態は図7で示した第6実施形態と類似しており、図7との大きな相違点は、前部支柱フレーム5aに前部座支持フレーム8′を一体に設け、後部支柱フレーム5bに、後部座支持フレーム8を設けて、前後の座支持フレーム8′,8によって座1を吊支している点である。
この実施形態では、後部支柱フレーム5bの上端の横向き折り曲げ部5cと、背支持フレーム7の横向き折り曲げ部7cと、座支持フレーム8の横向き折り曲げ部8cとをジョイント部材12で連結するにおいて、背支持フレーム7の横向き折り曲げ部7cと座支持フレーム8の横向き折り曲げ部8cとを向かい合わせ状に形成し、両折り曲げ部7c,8cを同心状に配置している。従って、座支持フレーム8は背支持フレーム7よりも内側に配置されている。
この場合、背支持フレーム7及び座支持フレーム8ともジョイント部材12に相対回転可能に取り付けるのが好ましく、この場合は、ロッキング状態から背もたれ2及び座1を元の状態に戻す弾性復元力は主として前部座支持フレーム8によって確保される。なお、ジョイント部材12に対する各フレーム5,7,8の取付け関係は、第1実施形態と同様に様々の組合せを採用できる。
本実施形態では、座1はその後端寄り部位を中心にして前側の大部分を跳ね上げ回動できるようになっている(従って、座1は前後2つの部材に分離されている。このため、複数の椅子を前後にスタッキングすることが可能である(前後の椅子の脚が干渉しないように、図7と同様に、前部の足27aの左右間隔と後部の足の左右間隔とは異ならせている。
また、座1の跳ね上げ回動を許容した状態で座1を前部座支持フレーム8で支持できるように、座1の下面には、前部座支持フレーム8の横長部8a′に嵌脱する凹状係合部32を設けている。座1の回動中心が後部座支持フレーム8の横長部8aよりも後方に位置している場合は、後部座支持フレーム8の横長部8aに対しても凹状係合部32を嵌脱させたら良い。
(7).第10実施形態(図11)
図11では第10実施形態を示している。この実施形態では、上向きに立ち上がる背支持フレーム7の上端に背もたれ2を前後傾動可能に取付けて、座1を前後2本の座支持フレーム8で支持している。
この実施形態では、背支持フレーム7は補杆33で倒れ回動不能に保持されていて本質的には剛体構造てあり、背もたれ2の後傾動と座1の前進動とに対する弾性抵抗は主として座支持フレーム8が担っている。従って、座支持フレーム8が背もたれに記載した弾性変形部になっている。また、この実施形態では座支持フレーム8にはこれが軸方向に伸縮することを許容する曲がり部8aを設けている。
(8).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば背支持フレームや座支持フレームの形態は必要に応じて様々に具体化することができる。また、座を支持する方法としては、上方から吊り下げる座支持フレームと下方らか支える座支持フレームとを併用することも可能である。背支持フレームを複数本配置することも可能である。
また、座の後端と背もたれの下端とは必ずしも左右全長にわたって連結する必要はなく、左右方向に沿って飛び飛びの状態て連結してもよい。また、座と背もたれとを別々に製造して、他の連結具によって連結しても良いのである。
第1実施形態の場合、座支持フレームを設けずに、座を前部補強フレーム等の横長ステーによってスライド自在に支持することも可能である。また、第1実施形態のように背支持フレームや座支持フレームや補強フレームを設ける場合、その横長部は必ずしも背もたれ又は座の左右全長にわたって長く延びている必要はない。
第1実施形態を示す図である。 第1実施形態を示す図である。 第2実施形態を示す図である。 第3実施形態を示す図である。 第4実施形態を示す図である。 第5実施形態を示す図である。 第6実施形態を示す図である。 第7実施形態を示す図である。 第8実施形態を示す図である。 第9実施形態を示す図である。 第10実施形態を示す図である。
符号の説明
1 座
2 背もたれ
3 フレーム構造体
4 屈曲許容部
5,5a,5b 支柱フレーム
7 背支持フレーム
8 座支持フレーム
9 補助フレーム
13 肘当て

Claims (3)

  1. 座及び背もたれと、これら座及び背もたれが支持されるフレーム構造体とを備えており、
    前記座の後端と背もたれの下端とは一体に連結されていると共に、背もたれのうちその全体又は上側の大部分が座に対して相対的に後傾動し得るように座と背もたれとの連結部又は背もたれの下部に屈曲許容部が形成されている一方、
    前記フレーム構造体は、背もたれが後傾動しつつ座が前進動することを許容する弾性変形部を備えており、前記座は背もたれの下端と同じ寸法だけ前進動するように設定されている、
    椅子。
  2. 前記フレーム構造体は、背もたれの上下中途部が取り付く背支持フレームと、座が取り付く座支持フレームとを備えており、座支持フレームは側面視で上下に長く延びる形態に形成されていてその弾性に抗しての変形によって前後方向に回動することが許容されており、背支持フレームを座支持フレームよりも変形しにくい強度に設定している、
    請求項1に記載した椅子。
  3. 前記座の左右両側に、座面の上方に延びると共に全く又は殆ど変形しない支柱フレームが配置されており、この支柱フレームの上端部に直接に又はジョイント部材を介して取付けられた前記座支持フレームによって座の前後中途部を吊支している、
    請求項1又は2に記載した椅子。
JP2005057719A 2005-03-02 2005-03-02 椅子 Expired - Fee Related JP4792233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005057719A JP4792233B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005057719A JP4792233B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006239078A true JP2006239078A (ja) 2006-09-14
JP4792233B2 JP4792233B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=37046070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005057719A Expired - Fee Related JP4792233B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4792233B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004319A (ja) * 2012-05-31 2014-01-16 Itoki Corp ネスティング可能な椅子
JP2021040975A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 株式会社イトーキ 椅子

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50966A (ja) * 1973-01-24 1975-01-08
JPS53119163A (en) * 1977-03-24 1978-10-18 Piyao Kiyan Pillowwattached chair
JPS61143453U (ja) * 1985-02-26 1986-09-04
JPH07163437A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Uchida Yoko Co Ltd 椅 子
JPH0815446B2 (ja) * 1990-04-10 1996-02-21 ペリー、チャールズ・オー 可撓性を有する積重ね可能な椅子

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50966A (ja) * 1973-01-24 1975-01-08
JPS53119163A (en) * 1977-03-24 1978-10-18 Piyao Kiyan Pillowwattached chair
JPS61143453U (ja) * 1985-02-26 1986-09-04
JPH0815446B2 (ja) * 1990-04-10 1996-02-21 ペリー、チャールズ・オー 可撓性を有する積重ね可能な椅子
JPH07163437A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Uchida Yoko Co Ltd 椅 子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004319A (ja) * 2012-05-31 2014-01-16 Itoki Corp ネスティング可能な椅子
JP2021040975A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 株式会社イトーキ 椅子
JP7393164B2 (ja) 2019-09-11 2023-12-06 株式会社イトーキ 椅子

Also Published As

Publication number Publication date
JP4792233B2 (ja) 2011-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013528452A (ja) 椅子
JP4792234B2 (ja) 椅子
JP3201565U (ja) 安楽椅子
JP4950486B2 (ja) 椅子
JP4792233B2 (ja) 椅子
JP4792235B2 (ja) 椅子
JP5076162B2 (ja) 椅子
JP2013000446A (ja) 椅子
JP4197045B2 (ja) 椅子
JP5213278B2 (ja) 椅子
JP5279773B2 (ja) 椅子の背もたれの支持機構
JP5599160B2 (ja) オプション取付部材および椅子セット
JP2006231087A (ja) 椅子
JP5078311B2 (ja) 椅子
JP6636296B2 (ja) 姿勢保持具及び家具セット
JP4461400B1 (ja) 車椅子
JP2012223284A (ja) 椅子
JP4536387B2 (ja) 椅子
JP6618691B2 (ja) 椅子
JP4259596B2 (ja) 椅子
JP2007330337A (ja) 椅子
JP4792288B2 (ja) 椅子
JP3181242U (ja) 背凭れが自動的に回復する椅子
JP6758933B2 (ja) 椅子用荷重支持体及び椅子
JP4964507B2 (ja) 椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4792233

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees