JP5599160B2 - オプション取付部材および椅子セット - Google Patents
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Description
また、上記第1保持部および上記第2保持部は、以下(a),(b)のいずれかに構成されている。
(a)上記第1保持部は、上記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、上記第2保持部に対向する方向が上記一方の縦柱を通過可能に開放されている。上記第2保持部は、上記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なく
とも上記配列方向外側を含む部分を取り囲む形状であって、上記配列方向と交差する方向のいずれか一方が上記他方の縦柱を通過可能に開放されている。
(b)上記第1保持部は、上記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、上記第2保持部に対向する方向の反対方向が上記一方の縦柱を通過可能に開放されている。上記第2保持部は、上記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも上記配列方向内側を含む部分を取り囲む形状であって、上記配列方向と交差する方向のいずれか一方が上記他方の縦柱を通過可能に開放されている。
このオプション取付部材を椅子に固定する手順を説明する。まず、横柱保持部が横柱よりも上方にある位置にて、第1保持部の開放された側から一方の縦柱を挿入する。その状態で、一方の縦柱を回転軸としてオプション取付部材を回転することで、第2保持部の開放された側から他方の縦柱が挿入された状態となる。そして、オプション取付部材を下方向に移動すると、横柱保持部の下方向の開放された側から横柱が挿入される。
また、オプション取付部材を取り外す際には、上述した手順と逆の手順を追えばよい。具体的には、オプション取付部材を上方向に移動させると、横柱保持部から横柱が抜ける。その状態で一方の縦柱を回転軸として回転させることで第2保持部から他方の縦柱が抜ける。最後に第1保持部の開放部分から一方の縦柱を抜くことで、オプション取付部材は椅子から取り外される。
なお、上述した縦柱および横柱は、オプション取付部材を固定する目的で椅子に形成されるものであってもよいが、椅子の脚を縦柱とし、脚を水平方向に連結する連結杆を横柱として用いてもよい。このように構成することで、椅子に別途オプション取付部材を取り付けるための部材を形成する必要がなくなる。
また、請求項2に記載の発明は、所定の間隔をあけて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、上記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子において用いられるオプション取付部材であって、上記2本の縦柱のうち一方の縦柱を保持する第1保持部および他方の縦柱を保持する第2保持部と、前記横柱を保持する横柱保持部と、オプションを保持するオプション保持部と、を備えるものである。
上記横柱保持部は、上記横柱の外周面における少なくとも一部を取り囲む形状であって、下方向が上記横柱を通過可能に開放されていることを特徴とする。
また、上記第1保持部および上記第2保持部は、上述した(a),(b)のいずれかに構成されている。
このように構成されたオプション取付部材であれば、椅子に対するメモ台の着脱を簡便に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の椅子セットにおいて、上記横柱が、第1保持領域と第2保持領域とを有していることと、上記オプション取付部材が、正位置と逆位置との両方の位置にて上記椅子に取り付け可能に構成されていることを特徴とする。
また、正位置とは、上記第1保持部が上記一方の縦柱を保持し、上記第2保持部が上記他方の縦柱を保持し、上記横柱保持部が上記横柱を上記第1保持領域にて保持する位置であり、逆位置とは、上記第1保持部が上記他方の縦柱を保持し、上記第2保持部が上記一方の縦柱を保持し、上記横柱保持部が上記横柱を上記第2保持領域にて保持する位置である。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の椅子セットにおいて、上記2本の縦柱が、上記椅子の脚であり、上記横柱が、上記椅子の脚を連結する連結杆であることを特徴とする。
(1)全体構成
本実施形態の椅子セット1は、図1に示すように、椅子2と、メモ台3を備えるオプション取付部材4と、からなる。
背もたれ50は、座体40の後方において、やや後傾した角度で取り付けられており、着席する使用者の背中を支持する。
オプション取付部材4は、図3に示すように、右脚金具70と、左脚金具80と、2つの引っ掛け金具90と、を、左右方向に延びる上下に並んだ2本のパイプからなる繋ぎパイプ100に固定してなる。
また、上述したように、連結杆30は、上方向から見て右前脚11の中心と、左前脚21の中心と、を結ぶ直線上に連結杆30の中心が一致するように配置されている。即ち、右脚金具70にて保持する右前脚11と、左脚金具80にて保持する左前脚21と、引っ掛け金具90にて保持する連結杆30とが、上方向から見て同一直線上に位置するように構成されていることとなる。
まず、図4(a)に示すように、右脚金具70の保持位置に右前脚11が位置するようにオプション取付部材4を移動させる。このとき、引っ掛け金具90が連結杆30よりも上方となるようにする。そして、その状態で、右前脚11を回転軸として、図4(a)における矢印方向にオプション取付部材4を回転させ、図4(b)に示すように、左脚金具80の保持位置に左前脚21が位置するようにする。最後に、オプション取付部材4を下方向に移動すると、連結杆30が引っ掛け金具90の保持位置に移動する。これにより、オプション取付部材4の椅子2への取り付けが完了する。
オプション取付部材4が右方向へ移動しようとすると、左脚金具80の左板82が左前脚21と接触するため、オプション取付部材4の右方向への移動が抑制される。
オプション取付部材4が後方向へ移動しようとすると、右脚金具70の前板71が右前脚11と接触すること、および引っ掛け金具90の前板91が連結杆30と接触することにより、オプション取付部材4の後方向への移動が抑制される。
次に、メモ台3に対して荷重が加えられた場合に、オプション取付部材4がメモ台3の位置を維持する作用について説明する。
より詳細には、メモ台3に前方向の力が加わると、図5(a)(右脚金具70を左方向から見た図)に示すように、右脚金具70が前傾する向き(図中矢印方向)に力が加わる。そのとき、前板71の下端と、後板72の上端と、が右前脚11に接触し、右脚金具70の前傾を抑制する。それにより、メモ台3の前方への移動を抑制する。また、メモ台3に後方向の力が加わった場合は、上述したものとは逆に、前板71の上端と後板72の下端とが右前脚11に接触して右脚金具70の後傾を抑制することにより、メモ台3の後方への移動を抑制する。
(2)発明の効果
上述した構成の椅子セット1であれば、椅子2に対してオプション取付部材4を工具などを用いることなく簡便に着脱することができる。また、取り付けにボルトやネジなどを用いないため、それらの部品を紛失してしまいオプション取付部材4の取り付けができなくなる虞がない。
なお、このように右利き用と左利き用とを変更可能にする場合には、メモ台3の主たる面が、上方向から見て上述した右前脚11と左前脚21とを結ぶ直線を基準として線対称に近い形状であることが望ましい。メモ台3をこのように構成すると、右利き用として使用する場合と左利き用として使用する場合とで、メモ台3を左右対称の形状とすることができる。
(3)変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
また、上記実施形態においては、右脚金具70は左脚金具80と対向する左方向が開放されており、左脚金具80は右脚金具70と対向する右方向が開放されている構成を例示した。しかしながら、右脚金具70は右方向が開放され、左脚金具は左方向が開放される構成であってもよい。
このように構成されたオプション取付部材4であれば、右方向への移動は、右脚金具70の左板74が右前脚11と接触することで抑制され、左方向への移動は、左脚金具80の右板83が左前脚21と接触することで抑制される。
また、上記実施形態においては、椅子2の脚を用いてオプション取付部材4を取り付ける構成を例示したが、椅子2の脚以外のものを用いて取り付ける構成であってもよい。例えば、オプション取付部材4を取り付けるために椅子2に形成された柱部材などに取り付ける構成であってもよい。
右脚金具121は椅子110の右前脚111を保持しており、左脚金具122は左前脚112を保持している。また、引っ掛け金具123は、椅子110の連結杆113を保持している。
また、上記実施形態においては、真っ直ぐな円柱状の連結杆30を本発明における横柱として用いる構成を例示したが、横柱は、折れ線状や曲線状に形成されていてもよいし、角柱などの円柱以外の形状であってもよい。
Claims (6)
- 所定の間隔をあけて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、前記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子において用いられるオプション取付部材であって、
前記2本の縦柱のうち一方の縦柱を保持する第1保持部および他方の縦柱を保持する第2保持部と、
前記横柱を保持する横柱保持部と、
オプションを保持するオプション保持部と、を備え、
前記横柱保持部は、前記横柱の外周面における少なくとも一部を取り囲む形状であって、下方向が前記横柱を通過可能に開放されており、
また前記横柱保持部は、前記横柱の長手方向に所定の間隔をあけた複数箇所に取り付けられており、
前記第1保持部および前記第2保持部は、以下(a),(b)のいずれかに構成されている
ことを特徴とするオプション取付部材。
(a)前記第1保持部は、前記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、前記第2保持部に対向する方向が前記一方の縦柱を通過可能に開放されており、
前記第2保持部は、前記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも前記配列方向外側を含む部分を取り囲む形状であって、前記配列方向と交差する方向のいずれか一方が前記他方の縦柱を通過可能に開放されている
(b)前記第1保持部は、前記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、前記第2保持部に対向する方向の反対方向が前記一方の縦柱を通過可能に開放されており、
前記第2保持部は、前記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも前記配列方向内側を含む部分を取り囲む形状であって、前記配列方向と交差する方向のいずれか一方が前記他方の縦柱を通過可能に開放されている - 所定の間隔をあけて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、前記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子において用いられるオプション取付部材であって、
前記2本の縦柱のうち一方の縦柱を保持する第1保持部および他方の縦柱を保持する第2保持部と、
前記横柱を保持する横柱保持部と、
オプションを保持するオプション保持部と、を備え、
前記横柱保持部は、前記横柱の外周面における少なくとも一部を取り囲む形状であって、下方向が前記横柱を通過可能に開放されており、
前記第1保持部および前記第2保持部は、以下(a),(b)のいずれかに構成されている
ことを特徴とするオプション取付部材。
(a)前記第1保持部は、前記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、前記第2保持部に対向する方向が前記一方の縦柱を通過可能に開放されており、
前記第2保持部は、前記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも前記配列方向外側を含む部分を取り囲む形状であって、前記配列方向と交差する方向のいずれか一方が前記他方の縦柱を通過可能に開放されている
(b)前記第1保持部は、前記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、前記第2保持部に対向する方向の反対方向が前記一方の縦柱を通過可能に開放されており、
前記第2保持部は、前記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも前記配列方向内側を含む部分を取り囲む形状であって、前記配列方向と交差する方向のいずれか一方が前記他方の縦柱を通過可能に開放されている - 前記オプション保持部により保持されるメモ台をさらに備える
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオプション取付部材。 - 所定の間隔をおいて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、前記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子と、
請求項1から請求項3のいずれかに記載のオプション取付部材と、を備える
ことを特徴とする椅子セット。 - 前記横柱は、第1保持領域と、第2保持領域と、を有しており、該第1保持領域および第2保持領域は、前記2本の縦柱の軸線における前記横柱との連結部位に相当する点同士を結んだ仮想直線の中心点を基準として点対称となる位置関係であり、
前記オプション取付部材は、前記第1保持部が前記一方の縦柱を保持し、前記第2保持部が前記他方の縦柱を保持し、前記横柱保持部が前記横柱を前記第1保持領域にて保持する正位置と、前記第1保持部が前記他方の縦柱を保持し、前記第2保持部が前記一方の縦柱を保持し、前記横柱保持部が前記横柱を前記第2保持領域にて保持する逆位置と、の両方の位置にて前記椅子に取り付け可能に構成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の椅子セット。 - 前記2本の縦柱は、前記椅子の脚であり、前記横柱は、前記椅子の脚を連結する連結杆である
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の椅子セット。
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JP2009124098A JP5599160B2 (ja) | 2009-05-22 | 2009-05-22 | オプション取付部材および椅子セット |
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