JP5599160B2 - オプション取付部材および椅子セット - Google Patents

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Description

本発明は、椅子にオプションを取り付けるためのオプション取付部材、および、オプション取付部材と椅子とからなる椅子セットに関する。
多目的ホールなどで椅子を使用するにあたっては、会合の種類や、部屋の大きさと使用人数との関係等に応じて、メモ台や肘掛けなどのオプションが取り付けられた椅子が必要である場合と、テーブルにセットして使用するなど上述したオプションが取り付けられていない椅子が必要である場合と、がある。
それに対し、予めオプションが取り付けられた椅子と、オプションが取り付けられていない椅子と、の両方を予め用意しておくことは、不経済であるうえ、両方の椅子を保管するスペースが必要となるなどの問題があった。
そこで従来、ボルトにて取り付け可能なオプション(メモ台や肘掛け)を備える椅子が提案されている(特許文献1参照)。この椅子では、必要なときのみオプションを取り付けることができる。
実公平1−16453号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の椅子では、オプションを着脱する際にボルトを締めるまたは緩める操作が必要となるため、着脱に時間が掛かるという問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、椅子に対して簡便に着脱できるオプション取付部材、および、オプション取付部材と椅子とからなる椅子セットを提供することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、所定の間隔をあけて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、上記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子において用いられるオプション取付部材であって、上記2本の縦柱のうち一方の縦柱を保持する第1保持部および他方の縦柱を保持する第2保持部と、前記横柱を保持する横柱保持部と、オプションを保持するオプション保持部と、を備えるものである。
上記横柱保持部は、上記横柱の外周面における少なくとも一部を取り囲む形状であって、下方向が上記横柱を通過可能に開放されており、また、上記横柱の長手方向に所定の間隔をあけた複数箇所に取り付けられていることを特徴とする。
また、上記第1保持部および上記第2保持部は、以下(a),(b)のいずれかに構成されている。
(a)上記第1保持部は、上記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、上記第2保持部に対向する方向が上記一方の縦柱を通過可能に開放されている。上記第2保持部は、上記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なく
とも上記配列方向外側を含む部分を取り囲む形状であって、上記配列方向と交差する方向のいずれか一方が上記他方の縦柱を通過可能に開放されている。
(b)上記第1保持部は、上記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、上記第2保持部に対向する方向の反対方向が上記一方の縦柱を通過可能に開放されている。上記第2保持部は、上記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも上記配列方向内側を含む部分を取り囲む形状であって、上記配列方向と交差する方向のいずれか一方が上記他方の縦柱を通過可能に開放されている。
このように構成されたオプション取付部材は、第1保持部、第2保持部、横柱保持部によって、オプション保持部に保持されるオプションを椅子に対して固定する。
このオプション取付部材を椅子に固定する手順を説明する。まず、横柱保持部が横柱よりも上方にある位置にて、第1保持部の開放された側から一方の縦柱を挿入する。その状態で、一方の縦柱を回転軸としてオプション取付部材を回転することで、第2保持部の開放された側から他方の縦柱が挿入された状態となる。そして、オプション取付部材を下方向に移動すると、横柱保持部の下方向の開放された側から横柱が挿入される。
この状態において、オプション取付部材は椅子に固定された(取り付けられた)状態となる。
また、オプション取付部材を取り外す際には、上述した手順と逆の手順を追えばよい。具体的には、オプション取付部材を上方向に移動させると、横柱保持部から横柱が抜ける。その状態で一方の縦柱を回転軸として回転させることで第2保持部から他方の縦柱が抜ける。最後に第1保持部の開放部分から一方の縦柱を抜くことで、オプション取付部材は椅子から取り外される。
このように、上述した構成のオプション取付部材であれば、椅子に対して簡便に着脱することができる。
なお、上述した縦柱および横柱は、オプション取付部材を固定する目的で椅子に形成されるものであってもよいが、椅子の脚を縦柱とし、脚を水平方向に連結する連結杆を横柱として用いてもよい。このように構成することで、椅子に別途オプション取付部材を取り付けるための部材を形成する必要がなくなる。
また、他方の縦柱における配列方向外側を含む部分とは、他方の縦柱における一方の縦柱の側と反対の側を含む部分である。即ち、上記(a)の第2保持部は、オプション取付部材を椅子に取り付けた状態において、他方の縦柱における一方の縦柱の側と反対の側を含む部分を取り囲むように構成されている。
同様に、他方の縦柱における配列方向内側を含む部分とは、他方の縦柱における一方の縦柱の側を含む部分である。即ち、上記(b)の第2保持部は、オプション取付部材を椅子に取り付けた状態において、他方の縦柱における一方の縦柱の側を含む部分を取り囲むように構成されている。
また、請求項2に記載の発明は、所定の間隔をあけて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、上記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子において用いられるオプション取付部材であって、上記2本の縦柱のうち一方の縦柱を保持する第1保持部および他方の縦柱を保持する第2保持部と、前記横柱を保持する横柱保持部と、オプションを保持するオプション保持部と、を備えるものである。
上記横柱保持部は、上記横柱の外周面における少なくとも一部を取り囲む形状であって、下方向が上記横柱を通過可能に開放されていることを特徴とする。
また、上記第1保持部および上記第2保持部は、上述した(a),(b)のいずれかに構成されている。
請求項1に記載の発明は、上述したように、上記横柱保持部は、上記横柱の長手方向に所定の間隔をあけた複数箇所に取り付けられていることを特徴とする。
このように構成されたオプション取付部材であれば、所定の間隔をあけた複数箇所にて横柱を保持することとなる。したがって、横柱における1つの箇所で保持する場合や、複数の箇所であっても近接した位置で保持する場合と比較して、横柱を安定して保持することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のオプション取付部材において、上記オプション保持部により保持されるメモ台をさらに備えることを特徴とする。
このように構成されたオプション取付部材であれば、椅子に対するメモ台の着脱を簡便に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、所定の間隔をおいて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、上記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子と、請求項1から請求項3のいずれかに記載のオプション取り付け部材と、を備えることを特徴とする椅子セットである。
このように構成された椅子セットでは、請求項1から請求項3のいずれかに記載のオプション取付部材について述べたとおりの作用、効果を奏することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の椅子セットにおいて、上記横柱が、第1保持領域と第2保持領域とを有していることと、上記オプション取付部材が、正位置と逆位置との両方の位置にて上記椅子に取り付け可能に構成されていることを特徴とする。
なお、該第1保持領域および第2保持領域は、上記2本の縦柱の軸線における上記横柱との連結部位に相当する点同士を結んだ仮想直線の中心点を基準として点対称となる位置関係である。
また、正位置とは、上記第1保持部が上記一方の縦柱を保持し、上記第2保持部が上記他方の縦柱を保持し、上記横柱保持部が上記横柱を上記第1保持領域にて保持する位置であり、逆位置とは、上記第1保持部が上記他方の縦柱を保持し、上記第2保持部が上記一方の縦柱を保持し、上記横柱保持部が上記横柱を上記第2保持領域にて保持する位置である。
このように構成された椅子セットであれば、オプション取付部材の取り付け方を変更するだけで、オプションの配置される位置を変更することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の椅子セットにおいて、上記2本の縦柱が、上記椅子の脚であり、上記横柱が、上記椅子の脚を連結する連結杆であることを特徴とする。
このように構成された椅子セットであれば、椅子の脚および連結杆を利用してオプション取付部材を椅子に取り付けることができるため、オプション取付部材を椅子に取り付けるための部品を椅子に取り付ける必要がなく都合がよい。
椅子セットを示す斜視図 椅子を示す斜視図 オプション取付部材を示す斜視図 オプション取付部材の椅子への取り付け方法を説明する図 メモ台の移動を抑制する作用を説明する模式図 オプション取付部材を左右逆に取り付けた場合の椅子セットを示す斜視図 オプション取付部材の変形例を示す斜視図 オプション取付部材の変形例を示す斜視図 オプション取付部材の変形例を示す斜視図 オプション取付部材の変形例を示す斜視図 椅子セットの変形例を示す斜視図 椅子セットの変形例を示す斜視図 椅子セットの変形例を示す斜視図 連結杆の変形例を示す上面図
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)全体構成
本実施形態の椅子セット1は、図1に示すように、椅子2と、メモ台3を備えるオプション取付部材4と、からなる。
椅子2は、図2に示すように、右脚体10と、左脚体20と、右脚体10および左脚体20を接続する連結杆30と、右脚体10および左脚体20により支持される座体40および背もたれ50とからなる。
右脚体10は、座体40の下方右側に配置されている。この右脚体10は、座体40の前端近傍において上下方向に延びる円柱状の右前脚11と、右前脚11よりも後方において上下方向に延びる右後脚12と、右前脚11および右後脚12の下端を繋いでおり、床面に沿って延びる右底脚13と、からなる。
左脚体20は、座体40の下方左側に配置されている。この左脚体20は右脚体10と左右対称に構成されており、右脚体10と同様に、上下方向に延びる円柱状の左前脚21と、左後脚22と、左底脚23と、からなる。
連結杆30は、円柱状の部材であって、右前脚11と左前脚21の配列方向(左右方向)に沿って、右前脚11と左前脚21とを繋ぐように取り付けられている。より詳細には、上方向(即ち、右前脚11,左前脚21の長手方向)から見て右前脚11の中心と、左前脚21の中心と、を結ぶ直線上に連結杆30の中心が一致するように配置されている。
座体40は、使用者が着席する着座面を有している。
背もたれ50は、座体40の後方において、やや後傾した角度で取り付けられており、着席する使用者の背中を支持する。
メモ台3は、図1に示すように、メモ台3をオプション取付部材4に繋ぐメモ台支柱60を備えている。
オプション取付部材4は、図3に示すように、右脚金具70と、左脚金具80と、2つの引っ掛け金具90と、を、左右方向に延びる上下に並んだ2本のパイプからなる繋ぎパイプ100に固定してなる。
右脚金具70は、繋ぎパイプ100の右端近傍に配置されている。この右脚金具70は、上下方向に長さを有し、上方向から見て断面コの字型に形成される部材であって、前方に配置される前板71と、後方に配置され、繋ぎパイプ100に固定される後板72と、右方に配置される右板73と、からなる。
また、この右脚金具70は、左脚金具80と対向する左方向が開放されており、この開放部分から右前脚11が右脚金具70の保持位置(図3における右前脚11の位置)に移動可能となっている。右前脚11は、上記保持位置において、前後方向および右方向の外周面が右脚金具70により取り囲まれることとなる。
左脚金具80は、繋ぎパイプ100の左端近傍に配置されている。この左脚金具80は、上下方向に長さを有し、上方向から見て断面L字型に形成される部材であって、後方に配置され、繋ぎパイプ100に固定される後板81と、左方に配置される左板82と、からなる。
また、この左脚金具80は、右脚金具70と対向する右方向と、前方向と、が開放されており、この開放部分から左前脚21が左脚金具80の保持位置(図3における左前脚21の位置)に移動可能となっている。左前脚21は、上記保持位置において、後方向および左方向の外周面が左脚金具80により取り囲まれることとなる。
引っ掛け金具90は、繋ぎパイプ100における右脚金具70と左脚金具80との間において、連結杆30の左右方向中心から左右に1箇所ずつ左右方向に所定の間隔をあけて配置されている。この引っ掛け金具90は、左右方向に長さを有し、左右方向から見て断面コの字型に形成される部材であって、前方に配置される前板91と、後方に配置され、繋ぎパイプ100に固定される後板92と、上方に配置される上板93と、からなる。
また、この引っ掛け金具90は、下方向が開放されており、この下方向から連結杆30が引っ掛け金具90の保持位置(図3における連結杆30の位置)に移動可能となっている。連結杆30は、上記保持位置において、前後方向および上方向の外周面が引っ掛け金具90により取り囲まれることとなる。
なお、引っ掛け金具90は、繋ぎパイプ100における1箇所にのみ配置する構成であってもよいし、3箇所以上に配置する構成であってもよい。
また、上述したように、連結杆30は、上方向から見て右前脚11の中心と、左前脚21の中心と、を結ぶ直線上に連結杆30の中心が一致するように配置されている。即ち、右脚金具70にて保持する右前脚11と、左脚金具80にて保持する左前脚21と、引っ掛け金具90にて保持する連結杆30とが、上方向から見て同一直線上に位置するように構成されていることとなる。
また、繋ぎパイプ100は、その右側端部においてメモ台支柱60を保持している。したがって、図1の状態では、メモ台3は座体前方右側に配置された右利き用となっている。
次に、オプション取付部材4の椅子2への取り付け手順を、図4(a),(b)に基づいて説明する。
まず、図4(a)に示すように、右脚金具70の保持位置に右前脚11が位置するようにオプション取付部材4を移動させる。このとき、引っ掛け金具90が連結杆30よりも上方となるようにする。そして、その状態で、右前脚11を回転軸として、図4(a)における矢印方向にオプション取付部材4を回転させ、図4(b)に示すように、左脚金具80の保持位置に左前脚21が位置するようにする。最後に、オプション取付部材4を下方向に移動すると、連結杆30が引っ掛け金具90の保持位置に移動する。これにより、オプション取付部材4の椅子2への取り付けが完了する。
オプション取付部材4を椅子2から取り外す場合は、上述した手順と逆の操作をすればよい。具体的には、まず、オプション取付部材4を上方向に移動させ、引っ掛け金具90から連結杆30を抜く。その状態で右前脚11を回転軸として、上述した図4(a)における矢印と逆の方向に回転させることで、左脚金具80から左前脚21が抜ける。最後に右脚金具70の開放部分から右前脚11を抜くことで、オプション取付部材4は椅子2から取り外される。
次に、オプション取付部材4が椅子2に取り付けられた状態において、オプション取付部材4が椅子2に固定する作用を説明する。なお、ここで説明する作用は、オプション取付部材4の各構成要素から生じる代表的な作用であり、これ以外にもオプション取付部材4を椅子2に固定する作用が生じる場合もある。
まず、オプション取付部材4の水平方向および下方向への移動を抑制する作用について説明する。
オプション取付部材4が右方向へ移動しようとすると、左脚金具80の左板82が左前脚21と接触するため、オプション取付部材4の右方向への移動が抑制される。
オプション取付部材4が左方向へ移動しようとすると、右脚金具70の右板73が右前脚11と接触するため、オプション取付部材4の左方向への移動が抑制される。
オプション取付部材4が後方向へ移動しようとすると、右脚金具70の前板71が右前脚11と接触すること、および引っ掛け金具90の前板91が連結杆30と接触することにより、オプション取付部材4の後方向への移動が抑制される。
オプション取付部材4が前方向へ移動しようとすると、右脚金具70の後板72が右前脚11と接触すること、および引っ掛け金具90の後板92が連結杆30と接触することにより、オプション取付部材4の前方向への移動が抑制される。
また、オプション取付部材4の下方向への移動は、引っ掛け金具90の上板93が連結杆30と接触することにより抑制される。
次に、メモ台3に対して荷重が加えられた場合に、オプション取付部材4がメモ台3の位置を維持する作用について説明する。
メモ台3に対して前方向または後方向の力を加えたときには、右脚金具70の前板71および後板72が右前脚11と接触してメモ台3の位置を維持する。
より詳細には、メモ台3に前方向の力が加わると、図5(a)(右脚金具70を左方向から見た図)に示すように、右脚金具70が前傾する向き(図中矢印方向)に力が加わる。そのとき、前板71の下端と、後板72の上端と、が右前脚11に接触し、右脚金具70の前傾を抑制する。それにより、メモ台3の前方への移動を抑制する。また、メモ台3に後方向の力が加わった場合は、上述したものとは逆に、前板71の上端と後板72の下端とが右前脚11に接触して右脚金具70の後傾を抑制することにより、メモ台3の後方への移動を抑制する。
また、メモ台3に対して右方向または左方向の力を加えたときには、右脚金具70の右板73と左脚金具80の左板82とが、それぞれ右前脚11と左前脚21と接触してメモ台3の位置を維持する。
より詳細には、メモ台3に右方向の力が加わると、図5(b)(右前脚11,左前脚21を正面から見た図)に示すように、オプション取付部材4全体が右に傾く向き(図中矢印方向)に力が加わる。そのとき、右板73の下端が右前脚11に接触するとともに、左板82の上端が左前脚21に接触し、オプション取付部材4全体の傾きを抑制する。それにより、メモ台3の右方向への移動を抑制する。また、メモ台3に左方向の力が加わった場合は、上述したものとは逆に、右板73の上端が右前脚11に接触するとともに左板82の下端が左前脚21に接触してオプション取付部材4の傾きを抑制することにより、メモ台3の左方向への移動を抑制する。
(2)発明の効果
上述した構成の椅子セット1であれば、椅子2に対してオプション取付部材4を工具などを用いることなく簡便に着脱することができる。また、取り付けにボルトやネジなどを用いないため、それらの部品を紛失してしまいオプション取付部材4の取り付けができなくなる虞がない。
また、椅子2の一般的な構成要素である右前脚11,左前脚21,連結杆30を利用してオプション取付部材4を取り付けているため、オプション取付部材4を取り付けるための部材を椅子2に別途形成する必要がなくなる。
また、オプション取付部材4は可動部分やバネ,ゴムなどの経年劣化を起こしやすい部品を用いていないため、破損や故障などが起こり難く、オプション取付部材を長期間使用することができる。
また、上記椅子セット1では、右脚金具70にて保持する右前脚11と、左脚金具80にて保持する左前脚21と、引っ掛け金具90にて保持する連結杆30とが、上方向から見て同一直線上に位置するように構成されているため、左前脚21を右脚金具70にて保持し、右前脚11を左脚金具80にて保持することができるようになる。そして、このようにオプション取付部材4を取り付けると、図6に示すように、メモ台3は座体前方左側に配置されることとなる。
したがって、オプション取付部材4の取り付け方を変更するだけで、メモ台3の位置を右利き用から左利き用に変更することができるようになる。
なお、このように右利き用と左利き用とを変更可能にする場合には、メモ台3の主たる面が、上方向から見て上述した右前脚11と左前脚21とを結ぶ直線を基準として線対称に近い形状であることが望ましい。メモ台3をこのように構成すると、右利き用として使用する場合と左利き用として使用する場合とで、メモ台3を左右対称の形状とすることができる。
また、上記オプション取付部材4は、繋ぎパイプ100において左右方向に所定の間隔をあけた2箇所に引っ掛け金具90が取り付けられているため、引っ掛け金具90を1点しか用いない構成や、2点であっても隣接して繋ぎパイプ100に取り付けた構成などと比較して、連結杆30を安定して保持することができるようになる。
(3)変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、メモ台支柱60にはメモ台3が取り付けられる構成を例示したが、メモ台3以外のものが取り付けられていてもよい。例えば、肘掛けを取り付けることが考えられる。
また、右脚金具70,左脚金具80,引っ掛け金具90は、上述した形状に限定されず、さまざまな態様をとることができる。例えば、図7に示すように、右前脚11,左前脚21,および連結杆30と接触する部分が円筒形に形成されることが考えられる。
また、図8に示すように、左脚金具80の右方向には右板83が形成されていて開放されていない構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、右脚金具70は左脚金具80と対向する左方向が開放されており、左脚金具80は右脚金具70と対向する右方向が開放されている構成を例示した。しかしながら、右脚金具70は右方向が開放され、左脚金具は左方向が開放される構成であってもよい。
例えば、図9に示すように、右脚金具70は右板73に代えて左板74を備えており、左脚金具80は左板82に代えて右板83を備える構成とすることが考えられる。
このように構成されたオプション取付部材4であれば、右方向への移動は、右脚金具70の左板74が右前脚11と接触することで抑制され、左方向への移動は、左脚金具80の右板83が左前脚21と接触することで抑制される。
メモ台3に右方向の力が加えられ、オプション取付部材4全体が右に傾く向きに力が加わると、図5(c)に示すように、左板74の上端が右前脚11に接触するとともに、右板83の下端が左前脚21に接触し、オプション取付部材4全体の傾きを抑制する。また、メモ台3に左方向の力が加わった場合は、上述したものとは逆に、左板74の下端が右前脚11に接触するとともに右板83の上端が左前脚21に接触してオプション取付部材4の傾きを抑制する。
また、上記実施形態においては、右脚金具70,左脚金具80,および引っ掛け金具90の各金具は、それぞれ別個の部材であって、それぞれが繋ぎパイプ100に固定されている構成を例示した。しかしながら、繋ぎパイプ100以外の部材、例えば板状の部材に上記各金具が取り付けられる構成であってもよいし、上記各金具が一体に形成される構成であってもよい。
上記各金具を一体に形成する場合には、例えば図10に示すように、繋ぎパイプ100に代わるベース板101を介して各金具を一体に形成することが考えられる。
また、上記実施形態においては、椅子2の脚を用いてオプション取付部材4を取り付ける構成を例示したが、椅子2の脚以外のものを用いて取り付ける構成であってもよい。例えば、オプション取付部材4を取り付けるために椅子2に形成された柱部材などに取り付ける構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、椅子2の前方側にオプション取付部材4を取り付ける構成を例示したが、図11に示すように、椅子2の側面に取り付ける構成であってもよい。
また、上記実施形態においては、椅子2は、右前脚11および左前脚21が上下方向に延びており、連結杆30が右前脚11および左前脚21の上下方向の中間部に配置されるものである構成を例示した。しかしながら、椅子が、所定の間隔をあけて配列された上下方向に延びる2本の縦柱と、その2本の縦柱の配列方向に沿って延びる1本の横柱と、を有していれば、その構成は上記実施形態の椅子2の構成に限定されない。
例えば、図12(a),(b)に示すように、脚が斜め方向に延びており、連結杆が脚の上端に備えられる椅子110であっても、オプション取付部材120を取り付けることができる。図12(a)は椅子110にオプション取付部材120を取り付けてなる椅子セット130を示す図であり、図12(b)は椅子110の座体114を取り外した状態を示す図である。
オプション取付部材120は、右脚金具121,左脚金具122,引っ掛け金具123,およびそれらを保持する繋ぎパイプ124からなる。
右脚金具121は椅子110の右前脚111を保持しており、左脚金具122は左前脚112を保持している。また、引っ掛け金具123は、椅子110の連結杆113を保持している。
このように構成された椅子セット130であれば、上述した椅子セット1と同様に簡便にオプション取付部材120の着脱を行うことができる。
また、上記実施形態においては、真っ直ぐな円柱状の連結杆30を本発明における横柱として用いる構成を例示したが、横柱は、折れ線状や曲線状に形成されていてもよいし、角柱などの円柱以外の形状であってもよい。
例えば、図13に示すように、左前脚21と左後脚22との間に配置された連結杆31を、上方向から見て折れ線状となるように構成することが考えられる。なお、図13の椅子セット1においては、オプション取付部材4は繋ぎパイプ100に代えてベース部材102を用いており、メモ台3に代えて肘掛け5を保持している。また、右脚金具70が左前脚21を保持し、左脚金具80が左後脚22を保持している。このとき、連結杆31を上方向から見た図を図14(a)に示す。
連結杆31は、第1保持領域32および第2保持領域33を有している。この第1保持領域32および第2保持領域33は、左前脚21と左後脚22との中心点Aを基準として点対称となる領域である。そのため、図14(a)においては引っ掛け金具90が第1保持領域32にて連結杆31を保持しているが、図14(b)に示すように、右脚金具70が左後脚22を保持し、左脚金具80が左前脚21を保持するようにオプション取付部材4を取り付けると、引っ掛け金具90は第2保持領域33にて連結杆31を保持することとなるため、オプション取付部材4の取り付け方を容易に変更することができる。
また、オプション取付部材は、上述した実施形態および変形例を、左右対称に構成したものであってもよい。
1…椅子セット、2…椅子、3…メモ台、4…オプション取付部材、5…肘掛け、10…右脚体、11…右前脚、12…右後脚、13…右底脚、20…左脚体、21…左前脚、22…左後脚、23…左底脚、30,31…連結杆、32…第1保持領域、33…第2保持領域、40…座体、50…背もたれ、60…メモ台支柱、70…右脚金具、71…前板、72…後板、73…右板、74…左板、80…左脚金具、81…後板、82…左板、83…右板、90…引っ掛け金具、91…前板、92…後板、93…上板、100…繋ぎパイプ、101…ベース板、102…ベース部材、110…椅子、111…右前脚、112…左前脚、113…連結杆、114…座体、120…オプション取付部材、121…右脚金具、122…左脚金具、123…引っ掛け金具、124…繋ぎパイプ、130…椅子セット

Claims (6)

  1. 所定の間隔をあけて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、前記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子において用いられるオプション取付部材であって、
    前記2本の縦柱のうち一方の縦柱を保持する第1保持部および他方の縦柱を保持する第2保持部と、
    前記横柱を保持する横柱保持部と、
    オプションを保持するオプション保持部と、を備え、
    前記横柱保持部は、前記横柱の外周面における少なくとも一部を取り囲む形状であって、下方向が前記横柱を通過可能に開放されており、
    また前記横柱保持部は、前記横柱の長手方向に所定の間隔をあけた複数箇所に取り付けられており、
    前記第1保持部および前記第2保持部は、以下(a),(b)のいずれかに構成されている
    ことを特徴とするオプション取付部材。
    (a)前記第1保持部は、前記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、前記第2保持部に対向する方向が前記一方の縦柱を通過可能に開放されており、
    前記第2保持部は、前記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも前記配列方向外側を含む部分を取り囲む形状であって、前記配列方向と交差する方向のいずれか一方が前記他方の縦柱を通過可能に開放されている
    (b)前記第1保持部は、前記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、前記第2保持部に対向する方向の反対方向が前記一方の縦柱を通過可能に開放されており、
    前記第2保持部は、前記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも前記配列方向内側を含む部分を取り囲む形状であって、前記配列方向と交差する方向のいずれか一方が前記他方の縦柱を通過可能に開放されている
  2. 所定の間隔をあけて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、前記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子において用いられるオプション取付部材であって、
    前記2本の縦柱のうち一方の縦柱を保持する第1保持部および他方の縦柱を保持する第2保持部と、
    前記横柱を保持する横柱保持部と、
    オプションを保持するオプション保持部と、を備え、
    前記横柱保持部は、前記横柱の外周面における少なくとも一部を取り囲む形状であって、下方向が前記横柱を通過可能に開放されており、
    前記第1保持部および前記第2保持部は、以下(a),(b)のいずれかに構成されている
    ことを特徴とするオプション取付部材。
    (a)前記第1保持部は、前記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、前記第2保持部に対向する方向が前記一方の縦柱を通過可能に開放されており、
    前記第2保持部は、前記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも前記配列方向外側を含む部分を取り囲む形状であって、前記配列方向と交差する方向のいずれか一方が前記他方の縦柱を通過可能に開放されている
    (b)前記第1保持部は、前記一方の縦柱における少なくとも一部の外周面を取り囲む形状であって、前記第2保持部に対向する方向の反対方向が前記一方の縦柱を通過可能に開放されており、
    前記第2保持部は、前記他方の縦柱における少なくとも一部の外周面における少なくとも前記配列方向内側を含む部分を取り囲む形状であって、前記配列方向と交差する方向のいずれか一方が前記他方の縦柱を通過可能に開放されている
  3. 前記オプション保持部により保持されるメモ台をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオプション取付部材。
  4. 所定の間隔をおいて配列された略上下方向に延びる2本の縦柱と、前記2本の縦柱の配列方向に沿って延びる横柱と、を備える椅子と、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のオプション取付部材と、を備える
    ことを特徴とする椅子セット。
  5. 前記横柱は、第1保持領域と、第2保持領域と、を有しており、該第1保持領域および第2保持領域は、前記2本の縦柱の軸線における前記横柱との連結部位に相当する点同士を結んだ仮想直線の中心点を基準として点対称となる位置関係であり、
    前記オプション取付部材は、前記第1保持部が前記一方の縦柱を保持し、前記第2保持部が前記他方の縦柱を保持し、前記横柱保持部が前記横柱を前記第1保持領域にて保持する正位置と、前記第1保持部が前記他方の縦柱を保持し、前記第2保持部が前記一方の縦柱を保持し、前記横柱保持部が前記横柱を前記第2保持領域にて保持する逆位置と、の両方の位置にて前記椅子に取り付け可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の椅子セット。
  6. 前記2本の縦柱は、前記椅子の脚であり、前記横柱は、前記椅子の脚を連結する連結杆である
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の椅子セット。
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