JP2006237935A - 受信方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理量の増加を抑えながらも、受信した信号の品質の悪化を抑制したい。
【解決手段】 無線部12は、複数のアンテナ10によって、信号をそれぞれ受信する。処理部14は、無線部12において受信した信号をアダプティブアレイ信号処理する。導出部16は、無線部12において受信した信号のそれぞれと、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対して、DU比をそれぞれ導出する。選択部20は、導出部16において導出されたDU比を比較することによって、無線部12において受信した信号のそれぞれと、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号から、出力すべき信号を選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信技術に関し、特に複数のアンテナによって信号を受信する受信方法および装置に関する。
ワイヤレス通信において、周波数資源を有効利用するための技術のひとつが、アダプティブアレイアンテナ技術である。アダプティブアレイアンテナ技術は、複数のアンテナのそれぞれに対応した信号の振幅と位相を制御することによって、アンテナの指向性パターンを制御する。しかしながら、アダプティブアレイアンテナ技術によって、受信した信号の品質が悪化する場合がある。このような品質の悪化を抑制するために、従来では、複数のアレイ系列を備えている。さらに、このような構成において、アレイ合成した信号と参照信号との誤差が大きければ、当該アレイ系列によって受信された信号を復調処理において無視する動作がなされる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−357984号公報
本発明者は、以下の課題を認識するに至った。信号にQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)等の位相変調がなされている場合、アレイ合成した信号と参照信号との誤差を導出する際に、乗算器が必要になる。特に、無線伝送路における遅延波の影響を考慮する場合、アレイ合成した信号を逐次遅延させつつ、参照信号との間において誤差を導出するので、複数の乗算器が必要になる。その結果、アレイ合成した信号と参照信号との誤差を導出するための計算量が大きくなってしまう。さらに、複数のアンテナのそれぞれに対して、受信した信号と参照信号との間の誤差を導出する場合、複数のアンテナの数に応じて、必要とされる乗算器の数が増加する。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、処理量の増加を抑えながらも、受信した信号の品質の悪化を抑制する受信技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の受信装置は、複数のアンテナによって、信号をそれぞれ受信する受信部と、受信部において受信した信号をアダプティブアレイ信号処理する処理部と、受信部において受信した信号のそれぞれと、処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対して、受信を希望すべき信号と受信を希望しない信号との強度の比をそれぞれ導出する導出部と、導出部において導出された強度の比を比較することによって、受信部において受信した信号のそれぞれと、処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号から、出力すべき信号を選択する選択部と、を備える。
この態様によると、受信部において受信した信号のそれぞれと、処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対して、受信を希望すべき信号と受信を希望しない信号との強度の比をそれぞれ導出し、導出した強度の比の比較によって、出力すべき信号を選択するので、受信した信号の品質の悪化を抑制できる。
受信部が受信すべき信号は、既知の信号を含んでおり、導出部は、受信部において受信した信号のそれぞれと既知の信号との間の相関値をもとに、受信部において受信した信号のそれぞれに対する強度の比を導出しつつ、処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号と既知の信号との間の相関値をもとに、処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対する強度の比を導出してもよい。この場合、相関値をもとに強度の比を計算するので、所定の信号と参照信号との誤差を導出する場合よりも処理量を抑えることができる。
導出部は、時間をシフトさせながら、相関値での少なくともひとつのピークを検出する手段と、受信を希望すべき信号の強度として、少なくともひとつのピークのうちのいずれかに対する強度を導出し、受信を希望しない信号の強度として、少なくともひとつのピークのうちの残りに対する強度を導出する手段を含んでもよい。この場合、受信を希望すべき信号の強度と受信を希望しない信号の強度を導出するために、ピークの検索処理を実行するので、検索結果に対して乗算を実行すればよく、処理量を押さえることとができる。
受信部が受信すべき信号は、バースト信号であり、かつ既知の信号は、バースト信号の先頭部分に含まれており、選択部は、バースト信号の先頭部分において選択を実行してもよい。この場合、バースト信号の先頭部分において、選択の処理を実行するので、処理量を抑えることができる。
本発明の別の態様は、受信方法である。この方法は、複数のアンテナによって受信した信号のそれぞれと、複数のアンテナによって受信した信号をアダプティブアレイ信号処理した信号とに対して、受信を希望すべき信号と受信を希望しない信号との強度の比を導出し、かつ導出した強度の比を比較することによって、受信した信号のそれぞれと、アダプティブアレイ信号処理した信号から、出力すべき信号を選択する。
本発明のさらに別の態様もまた、受信方法である。この方法は、複数のアンテナによって、信号をそれぞれ受信するステップと、受信した信号をアダプティブアレイ信号処理するステップと、受信した信号のそれぞれと、アダプティブアレイ信号処理された信号に対して、受信を希望すべき信号と受信を希望しない信号との強度の比をそれぞれ導出するステップと、導出された強度の比を比較することによって、受信した信号のそれぞれと、アダプティブアレイ信号処理された信号から、出力すべき信号を選択するステップと、を備える。
受信するステップにおいて受信すべき信号は、既知の信号を含んでおり、導出するステップは、受信した信号のそれぞれと既知の信号との間の相関値をもとに、受信した信号のそれぞれに対する強度の比を導出しつつ、アダプティブアレイ信号処理された信号と既知の信号との間の相関値をもとに、アダプティブアレイ信号処理された信号に対する強度の比を導出してもよい。導出するステップは、時間をシフトさせながら、相関値での少なくともひとつのピークを検出するステップと、受信を希望すべき信号の強度として、少なくともひとつのピークのうちのいずれかに対する強度を導出し、受信を希望しない信号の強度として、少なくともひとつのピークのうちの残りに対する強度を導出するステップを備えてもよい。受信するステップにおいて受信すべき信号は、バースト信号であり、かつ既知の信号は、バースト信号の先頭部分に含まれており、選択するステップは、バースト信号の先頭部分において選択を実行してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、処理量の増加を抑えながらも、受信した信号の品質の悪化を抑制できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、複数のアンテナを備えた受信装置に関する。受信装置は、複数のアンテナによって受信した信号をアダプティブアレイ信号処理する。また、受信装置は、アダプティブアレイ信号処理した信号の特性の悪化を抑制するために、以下の処理を実行する。アダプティブアレイ信号処理した信号と既知の信号との間において相関値が計算され、相関値から、希望信号対不要信号比(以下、「DU比」という)が導出される。これは、受信を希望すべき信号と受信を希望しない信号との強度の比といえる。また、複数のアンテナのそれぞれによって受信された信号に対しても、DU比が導出される。さらに、受信装置は、アダプティブアレイ信号処理した信号に対するDU比と、複数のアンテナのそれぞれによって受信された信号に対するDU比とを比較し、最大のDU比を選択する。最大のDU比が、アダプティブアレイ信号処理した信号に対するDU比であれば、受信装置は、アダプティブアレイ信号処理した信号を出力する。一方、最大のDU比が、複数のアンテナのいずれかによって受信された信号であれば、受信装置は、当該アンテナによって受信された信号を出力する。
図1は、本発明の実施例に係る受信装置100の構成を示す。受信装置100は、アンテナ10と総称される第1アンテナ10a、第2アンテナ10b、第Nアンテナ10n、無線部12と総称される第1無線部12a、第2無線部12b、第N無線部12n、処理部14、導出部16と総称される第1導出部16a、第2導出部16b、第N導出部16n、第N+1導出部16n+1、決定部18、選択部20を含む。また、処理部14は、乗算部22と総称される第1乗算部22a、第2乗算部22b、第N乗算部22n、加算部24、受信ウエイトベクトル計算部26を含む。
無線部12は、複数のアンテナ10によって、無線周波数の信号をそれぞれ受信する。ここで、無線部12が受信すべき信号は、バースト信号の形式を有している。さらに、既知の信号は、バースト信号の先頭部分に含まれている。一般的に、このような既知の信号は、トレーニング信号、プリアンブルと呼ばれる。無線部12は、複数のアンテナ10によって受信した無線周波数の信号を周波数変換し、ベースバンドの信号をそれぞれ導出する。無線部12は、導出したベースバンドの信号を出力する。一般的に、ベースバンドの信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線によって伝送されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。また、無線部12には、AGCやA/D変換部も含まれる。
処理部14は、受信部において受信した信号をアダプティブアレイ信号処理する。アダプティブアレイ信号処理は、公知の技術であるので、処理部14には、任意のアダプティブアレイ信号処理の技術が使用されればよい。乗算部22は、受信ウエイトベクトル計算部26からの受信ウエイトベクトルによって、無線部12のそれぞれから出力されたベースバンドの信号を重み付けし、加算部24は乗算部22の出力を加算する。加算部24は、加算した結果を出力する。加算した結果は、アレイ合成された信号、アダプティブアレイ信号処理された信号に相当するが、ここでは、アダプティブアレイ信号処理された信号というものとする。
受信ウエイトベクトル計算部26は、無線部12のそれぞれから出力されたベースバンドの信号、アダプティブアレイ信号処理された信号にもとづいて、受信ウエイトベクトルを導出する。受信ウエイトベクトルの導出方法は、任意のものでよく、そのひとつはLMS(Least Mean Squeare)アルゴリズムによる導出である。ここで、受信ウエイトベクトル計算部26は、既知の信号を記憶している。さらに、受信ウエイトベクトル計算部26は、バースト信号の先頭部分のタイミングにおいて、LMSアルゴリズムの計算のために、既知の信号を参照信号として読み出す。また、バースト信号のうち、既知の信号の期間以外の期間において、アダプティブアレイ信号処理された信号を判定し、その結果を参照信号する。なお、判定は硬判定でなく、軟判定でもよい。
導出部16は、無線部12のそれぞれから出力されたベースバンドの信号と、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対して、DU比をそれぞれ導出する。第1導出部16aから第N導出部16nは、第1無線部12aから出力されたベースバンドの信号から第N無線部12nから出力されたベースバンドの信号にそれぞれ対応する。第1導出部16aから第N導出部16nは、無線部12のそれぞれから出力されたベースバンドの信号と既知の信号との間の相関値をもとに、無線部12のそれぞれから出力されたベースバンドの信号に対するDU比を導出する。例えば、第1導出部16aは、第1無線部12aから出力されたベースバンドの信号に対するDU比を導出する。
一方、第N+1導出部16n+1は、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号と既知の信号との間の相関値をもとに、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対するDU比を導出する。それぞれの導出部16は、処理の対象とする信号が異なるだけで、同様の処理を実行する。導出部16は、第一段階として、時間をシフトさせながら、相関値の少なくともひとつのピークを検出する。また、第二段階では、希望信号の強度として、少なくともひとつのピークのうちのいずれかに対する強度が導出され、不要信号の強度として、少なくともひとつのピークのうちの残りに対する強度が導出される。また、強度を計算する際に、乗算が実行される。さらに、DUの導出には、除算が実行される。
決定部18は、導出部16によって導出されたDU比を比較し、最大のDU比を選択する。決定部18は、選択したDU比に対する情報を選択部20に出力する。ここで、選択したDU比に対する情報とは、当該DU比に対応した信号の種類である。例えば、最大のDU比が、第N+1導出部16n+1によって導出されたDU比であれば、選択したDU比に対する情報は、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号になる。また、最大のDU比が、第1導出部16aによって導出されたDU比であれば、選択したDU比に対する情報は、第1無線部12aから出力されたベースバンドの信号になる。DU比が大きくなれば、信号の品質が高くなるので、決定部18は、品質の高い信号を選択できる。
選択部20は、決定部18からの選択したDU比に対する情報にしたがって、無線部12のそれぞれから出力されたベースバンドの信号と、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号から、出力すべき信号を選択する。例えば、決定部18からの選択したDU比に対する情報が、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号であれば、選択部20は、処理部14によってアダプティブアレイ信号処理された信号を出力する。また、例えば、決定部18からの選択したDU比に対する情報が、第1無線部12aから出力されたベースバンドの信号であれば、選択部20は、第1無線部12aから出力されたベースバンドの信号を出力する。ここで、選択部20は、バースト信号の先頭部分において選択を実行し、当該バースト中において、同一の選択を継続するものとする。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた受信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図2は、第1導出部16aの構成を示す。第1導出部16aは、相関部50、ピーク検出部52、強度比計算部54を含む。また、相関部50は、遅延部40と総称される第1遅延部40a、第M遅延部40m、記憶部42と総称される第1記憶部42a、第2記憶部42b、第M記憶部42m、第M+1記憶部42m+1、乗算部44と総称される第1乗算部44a、第2乗算部44b、第M乗算部44m、第M+1乗算部44m+1、加算部46を含む。なお、他の導出部16も同様の構成を有している。これらは、入力される信号が異なっている。
遅延部40は、入力した信号を逐次遅延する。記憶部42は、既知の信号をそれぞれ記憶する。乗算部44は、入力した信号、あるいは遅延部40によって遅延させた信号と、記憶部42において記憶させた信号とを乗算する。加算部46は、乗算部44において乗算した信号を加算する。加算部46において加算した信号が、相関値に相当する。また、以上の処理が、相関処理に相当する。
ピーク検出部52は、相関値におけるピークを検出する。さらに具体的に説明すると、ピーク検出部52は、所定の期間にわたる相関値に対して、ピークを検出する。ここで、ピークは、最大値に限られず、極大となる性質を有したものでよい。そのため、ピーク検出部52によって検出されるピークは、ひとつに限られず、複数であってもよい。強度比計算部54は、相関値と、ピーク検出部52において検出したピークからDU比を計算する。
図3は、ピーク検出部52と強度比計算部54によって強度の比が導出される処理の概要を示す。図の横軸が、遅延時間を示しており、これは、遅延部40において相関処理を実行した期間に相当する。また、図の縦軸が、相関値の強度を示す。そのため、図3は、相関部50において計算された相関値の時間変化に相当する。図示のごとく、遅延時間「t1」と「t2」において、ふたつのピークが存在する。また、遅延時間「t1」に対応した相関値の強度が|h1|となっており、遅延時間「t2」に対応した相関値の強度が|h2|となっている。また、|h1|の値は、|h2|の値よりも大きいものとする。さらに、雑音レベルが|n|であるとする。ピーク検出部52は、図のような相関値の時間変化から、ピークとして、遅延時間「t1」と「t2」にそれぞれ対応したピークを検出する。
図2の強度比計算部54は、ピーク検出部52において検出されたふたつのピークの強度を比較する。また、強度比計算部54は、ピークの強度に応じて、希望信号と不要信号を決定する。例えば、強度比計算部54は、強度が最大のピークを希望信号とし、それ以外のピークを不要信号とする。ここでは、|h1|の値が|h2|の値よりも大きいので、遅延時間「t1」に対応したピークを希望信号とし、遅延時間「t2」に対応したピークを不要信号とする。そのため、|h1|の値が、希望信号の強度に相当し、|h2|の値が、不要信号の強度に相当する。さらに、強度比計算部54は、次のようにDU比を導出する。
Figure 2006237935
強度比計算部54は、このように計算したDU比を出力する。
図4は、第1導出部16aの比較対象となる誤差計算回路60の構成を示す。これは、本実施例の比較対象となる図示しない受信装置(以下、「従来受信装置」という)に含まれる。従来受信装置は、図1のうち、導出部16を誤差計算回路60に変えた構成となっている。なお、図1において、N+1個の導出部16が備えられているので、従来受信装置においても、N+1個の誤差計算回路60が備えられている。図4の誤差計算回路60において、図2との比較を明らかにするために、対応する構成要素が同一の符号によって示されている。誤差計算回路60は、遅延部40と総称される第1遅延部40a、第M遅延部40m、記憶部42と総称される第1記憶部42a、第2記憶部42b、第M記憶部42m、第M+1記憶部42m+1、乗算部44と総称される第1乗算部44a、第2記憶部42b、第M乗算部44m、第M+1乗算部44m+1、乗算部48と総称される第1乗算部48a、第2乗算部48b、第M乗算部48m、第M+1乗算部48m+1、加算部46を含む。
遅延部40から乗算部44は、図2と同一であるので、説明を省略する。乗算部48は、乗算部44における乗算の結果に対して、乗算を実行する。加算部46も、図2と同一であるので、説明を省略する。以上の構成によれば、相関値を計算するための構成に加えて、M+1個の乗算部48が必要とされる。一方、本実施例にかかる導出部16では、ピーク検出部52においてピークの強度を計算する際に、ひとつの乗算が必要とされる。これらを比較すると、本実施例にかかる導出部16において、乗算部の数が削減される。
以上の構成による受信装置100の動作を説明する。図5は、受信装置100による受信処理の手順を示すフローチャートである。無線部12は、複数のアンテナ10によって、信号を受信する(S10)。処理部14は、アダプティブアレイ信号処理を実行する(S12)。導出部16は、DU比を導出する(S14)。決定部18は、DU比を比較する(S16)。アダプティブアレイ信号処理された信号が最大のDU比であれば(S18のY)、選択部20は、アダプティブアレイ信号処理された信号を選択する(S20)。一方、アダプティブアレイ信号処理された信号が最大のDU比でなければ(S18のN)、選択部20は、DU比が最大の信号であって、かつ無線部12から出力されたベースバンドの信号を選択する(S22)。図示しない復調部は、選択された信号を復調する(S24)。
本発明の実施例によれば、無線部から出力されたベースバンドの信号のそれぞれと、処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対して、DU比を導出し、導出したDU比の比較によって、出力すべき信号を選択するので、受信した信号の品質の悪化を抑制できる。また、アダプティブアレイ信号処理された信号のDU比が小さければ、アダプティブアレイ信号処理が適切になされていないといえ、その際に、アダプティブアレイ信号処理された信号を出力しないので、受信した信号の品質の悪化を抑制できる。また、アダプティブアレイ信号処理された信号が出力されない場合であっても、選択ダイバーシチが実行されるので、ダイバーシチが実行されないときよりも、受信した信号の品質の悪化を抑制できる。
また、相関値をもとにDU比を計算するので、所定の信号と参照信号との誤差を導出する場合よりも処理量を抑えることができる。また、乗算部の数を削減できるので、処理量を抑えることができる。また、処理量を抑えられるので、回路規模を小さくできる。また、処理量を抑えられるので、消費電力を低減できる。また、希望信号と不要信号の強度を導出するために、ピークの検索処理が実行されるので、検索結果に対して乗算を実行すればよく、処理量を押さえることとができる。また、バースト信号の先頭部分において、選択の処理を実行するので、それ以外の部分では、DU比の導出を不要にできる。また、DU比の導出を不要にできるので、処理量を抑えることができる。また、既知の信号の期間においてDU比を導出するので、DU比の精度を向上できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、複数の導出部16が設けられており、導出部16の数は、アンテナ10の数とアダプティブアレイ信号処理された信号の数の合計としている。しかしながらこれに限らず例えば、ひとつの導出部16を設け、時分割によって複数の信号に対するDU比を導出してもよい。本変形例によれば、乗算部の数をさらに削減でき、回路規模を小さくできる。つまり、複数の信号に対するDU比が導出されればよい。
本発明の実施例に係る受信装置の構成を示す図である。 図1の第1導出部の構成を示す図である。 図2のピーク検出部と強度比計算部によって強度の比が導出される処理の概要を示す図である。 図2の第1導出部の比較対象となる誤差計算回路の構成を示す図である。 図1の受信装置による受信処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 アンテナ、 12 無線部、 14 処理部、 16 導出部、 18 決定部、 20 選択部、 22 乗算部、 24 加算部、 26 受信ウエイトベクトル計算部、 40 遅延部、 42 記憶部、 44 乗算部、 46 加算部、 48 乗算部、 50 相関部、 52 ピーク検出部、 54 強度比計算部、 100 受信装置。

Claims (6)

  1. 複数のアンテナによって、信号をそれぞれ受信する受信部と、
    前記受信部において受信した信号をアダプティブアレイ信号処理する処理部と、
    前記受信部において受信した信号のそれぞれと、前記処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対して、受信を希望すべき信号と受信を希望しない信号との強度の比をそれぞれ導出する導出部と、
    前記導出部において導出された強度の比を比較することによって、前記受信部において受信した信号のそれぞれと、前記処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号から、出力すべき信号を選択する選択部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信部が受信すべき信号は、既知の信号を含んでおり、
    前記導出部は、前記受信部において受信した信号のそれぞれと既知の信号との間の相関値をもとに、前記受信部において受信した信号のそれぞれに対する強度の比を導出しつつ、前記処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号と既知の信号との間の相関値をもとに、前記処理部によってアダプティブアレイ信号処理された信号に対する強度の比を導出することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記導出部は、時間をシフトさせながら、相関値での少なくともひとつのピークを検出する手段と、受信を希望すべき信号の強度として、少なくともひとつのピークのうちのいずれかに対する強度を導出し、受信を希望しない信号の強度として、少なくともひとつのピークのうちの残りに対する強度を導出する手段を含むことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記受信部が受信すべき信号は、バースト信号であり、かつ既知の信号は、バースト信号の先頭部分に含まれており、
    前記選択部は、バースト信号の先頭部分において選択を実行することを特徴とする請求項2または3に記載の受信装置。
  5. 複数のアンテナによって受信した信号のそれぞれと、複数のアンテナによって受信した信号をアダプティブアレイ信号処理した信号とに対して、受信を希望すべき信号と受信を希望しない信号との強度の比をそれぞれ導出し、かつ導出した強度の比を比較することによって、受信した信号のそれぞれと、アダプティブアレイ信号処理した信号から、出力すべき信号を選択することを特徴とする受信方法。
  6. 無線ネットワークを介して、複数のアンテナによって、信号をそれぞれ受信するステップと、
    受信した信号をアダプティブアレイ信号処理するステップと、
    受信した信号のそれぞれと、アダプティブアレイ信号処理された信号とに対して、受信を希望すべき信号と受信を希望しない信号との強度の比をそれぞれ導出するステップと、
    導出された強度の比を比較することによって、受信した信号のそれぞれと、アダプティブアレイ信号処理された信号から、出力すべき信号を選択するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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