JP2006237734A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省電力状態における消費電力を低減すること。
【解決手段】 通常状態では前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに前記電源回路により電源を供給させる電源制御手段(C2)であって、前記オプション基板が追加画像データ受信回路を有しない場合、電力消費を低減する省電力状態において前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路に電源を供給させると共に、前記オプション基板が前記追加画像データ受信回路を有する場合には、前記省電力状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる前記電源制御手段(C2)を備えた画像形成装置(U)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プリンタ、FAX、複写機、およびこれら複数の機能を有する複合機等の画像形成装置に関し、特に、機能を追加するためのオプション基板を着脱可能なオプションスロットを備えた画像形成装置に関する。
従来のプリンタ、FAX等の画像形成装置において、消費電力を低減するために、画像形成が実行されない状態で所定時間が経過したり、ユーザの入力により、画像形成装置内の各部材への電力供給を停止する省電力状態(省エネルギーモード)に移行する画像形成装置が知られている。しかしながら、ケーブルで接続された機器(パーソナルコンピュータ等)から画像データを受信して印刷する画像形成装置では、いつ画像データを受信するかが不明であるため、画像データを受信する画像データを受信する装置(回路)への電力供給を停止すると、画像データを受信できなくなってしまう。
この問題を解決するために、下記の従来技術(J01)が公知である。
(J01)特許文献1(特開2002−281190号公報)記載の技術
特許文献1には、ネットワーク接続のためのオプションボードの有無に基づいて、省エネルギーモードで異なる制御を行う技術が記載されている。すなわち、オプションボードが装着された状態では、省エネルギーモードで読取り部(スキャナ部)と記録部(プリンタ部)の電源を遮断し且つ画像処理部(IPS)へは電源を供給し、オプションボードが未装着の状態では、読取り部と記録部と画像処理部の電源を遮断する技術が記載されている。
また、従来の画像形成装置のコントローラとして、以下の従来技術(J02)が公知である。
(J02)図14に示す従来技術
図14は、従来の画像形成装置のコントローラの構成の説明図である。
図14において、プリンタ、スキャナ、複写機としての機能を有する複合機01のシステムコントローラ02は、複合機01を制御するためのプログラムを記憶するROM03と、複合機の各種データを一時的に記憶するRAM04とを有する。前記ROM03およびRAM04はメモリバス05によりCPU(中央演算装置)06に接続され、CPU06は、ROM03やRAM04等に記憶されたプログラムやデータに応じた処理を実行する。前記CPU06は、動作周波数が高速(66MHz)の高速PCIバス(Peripheral Component Interconnect Bus)07に接続されており、高速PCIバス07を介して信号やデータの送受信を行う。
前記高速PCIバス07には、ホストコンピュータ08との間でデータや信号の送受信を行ったり電源制御回路09へ制御信号の送信を行うHostIF回路(ホストインターフェース回路)011が接続されている。また、前記高速PCIバス07には、原稿画像を読取るスキャナ(前記特許文献1の読取り部)012や印刷を行う印刷エンジン(プリンタ部、前記特許文献1の記録部)013との間で送受信を行うVideoIF回路(ビデオインターフェース回路)014が接続されている。さらに、前記高速PCIバス07には、動作周波数が異なるPCIバスどうしを接続するためのPCIBridge回路(PCIブリッジ回路)016が接続されている。前記高速PCIバス07が接続するPCIBidge回路016には動作周波数が低速(33MHz)の低速PCIバス017が接続されている。前記低速PCIバス017には、ユーザが入力操作等を行うコントロールパネル(ユーザインタフェース:UI)018との間でデータ等の送受信を行うUI回路019が接続されている。また、前記低速PCIバス017には、オプションスロット021が接続されており、オプションスロット021には、画像形成装置01の機能を追加するためのオプション基板022を装着できる。
前記オプション基板022としては、ホストコンピュータ08等との接続方式(例えば、LAN接続やパラレル接続等)とは異なる接続方式(例えば、USB(Universal Serial Bus)接続等)で接続し、データや信号等の送受信を可能にするインターフェース用の基板や、スキャナで読み取った画像データの圧縮、伸張を可能にする画像処理(例えば、JPEG方式)用の基板がある。
前記システムコントローラ02を備えた従来の画像形成装置01では、前記特許文献1記載の従来技術(J01)と同様に、省電力状態(省エネモード)では、電源回路09を制御して、スキャナ012や印刷エンジン013、コントロールパネル018等への電源供給が停止され、消費電力を低減している。また、CPU06やVideoIF回路014については内部のクロックを停止する等のそれぞれの節電モードに移行させることで、システムコントローラ02の消費電力を低減させている。一方、省電力状態であっても、ホストコンピュータ08から送信された信号やデータ等を受信する可能性のあるHostIF回路011や、オプション基板022としてデータ等の送受信が行われる可能性のあるインターフェース基板が装着されている場合にはオプション基板022には電源供給が行われる。
特開2002−281190号公報(段落番号「0024」〜「0026」、第1図、第2図)
前記従来技術(J01)では、オプションボード(オプション基板)の有無により省エネモードでの電源供給を切り替えているが、オプションボードとして画像処理用の基板が装着されている場合、ユーザーが省エネ復帰ボタンを押してから電源を供給すればよく、省エネモードで電源供給を行う必要はない。したがって、従来技術(J01)では、電源供給を行う必要がない場合にも省エネモードで電源供給が行われる場合があり、消費電力の低減が適切に行われない問題がある。
また、オプションボードとしてインターフェース用のボードが装着されていても、機能が有効でない場合(例えば、ユーザがインタフェースボードの機能を無効に設定したり、ケーブルが装着されていなかったり、接続された機器の電源がオンされていない場合等)には、オプションボードを通じてデータを受信する可能性がないので、オプションボードへの電源を供給する必要が無く、従来技術(J01)では、消費電力を十分に抑えることができない。
したがって、前記従来技術(J01)では、装着されたオプションボードの種類や、装着されたオプションボードの機能の有効・無効の状態に応じて、十分な省電力制御を行うことができない。
また、前記従来技術(J01),(J02)のように、省エネモードでも、ホストコンピュータ等との送受信を行うための回路(HostIF回路や通信機能を追加するオプション基板)には電源供給が行われる。したがって、前記従来技術(J01)、(J02)では、省エネモードでもデータ送受信用のバス(高速PCIバス07や低速PCIバス017)への電源供給は続ける必要がある。前記省エネモードでは、スキャナ(読取り部)や印刷エンジン(記録部)、コントロールパネルへの電源供給は停止されるため、VideoIF回路やUI回路等に電源を供給する必要が無い。しかし、電源供給が行われる回路(HostIF回路等)と同じバスに接続された回路(VideoIF回路)の電源供給を停止すると、当バスが正常に動作しないだけでなく、最悪の場合、電源をOFFした回路が破損する恐れがある。したがって、前記従来技術(J01)、(J02)では、使用されない回路(VideoIF回路)への電源供給も継続する必要があり、消費電力を十分に抑えることができないという問題もある。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)省電力状態における消費電力の低減を適切に行うこと。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする。
(A01)画像データを受信する画像データ受信回路、
(A02)前記画像データ受信回路と電気的に接続された画像記録部材送受信回路であって、前記画像データ受信回路が受信した画像データに応じて画像の記録を行う画像記録部材との間で信号の送受信を行う前記画像記録部材送受信回路、
(A03)前記画像形成装置の機能を追加するためのオプション基板を着脱可能なオプションスロットであって、前記オプション基板が装着された状態で前記画像データ受信回路および画像記録部材送受信回路と電気的に接続された前記オプションスロット、
(A04)前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給する電源回路、
(A05)前記オプションスロットに装着された前記オプション基板が、画像データを受信する追加画像データ受信回路を有しているか否かを判別するオプション基板判別手段、
(A06)通常状態では前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに前記電源回路により電源を供給させる電源制御手段であって、前記オプション基板が追加画像データ受信回路を有しない場合、電力消費を低減する省電力状態において前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路に電源を供給させると共に、前記オプション基板が前記追加画像データ受信回路を有する場合には、前記省電力状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる前記電源制御手段。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A06)を備えた第1発明の画像形成装置では、画像データ受信回路は、画像データを受信する。前記画像データ受信回路と電気的に接続された画像記録部材送受信回路は、前記画像データ受信回路が受信した画像データに応じて画像の記録を行う画像記録部材との間で信号の送受信を行う。前記画像形成装置の機能を追加するためのオプション基板を着脱可能なオプションスロットは、前記オプション基板が装着された状態で前記画像データ受信回路および画像記録部材送受信回路と電気的に接続されている。電源回路は、前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給する。オプション基板判別手段は、前記オプションスロットに装着された前記オプション基板が、画像データを受信する追加画像データ受信回路を有しているか否かを判別する。
前記電源制御手段は、通常状態では前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに前記電源回路により電源を供給させる。
また、電源制御手段は、前記オプション基板が追加画像データ受信回路を有しない場合、電力消費を低減する省電力状態において前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路に電源を供給させる。
さらに、電源制御手段は、前記オプション基板が前記追加画像データ受信回路を有する場合には、前記省電力状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる。
したがって、第1発明の画像形成装置では、装着されたオプション基板の種類に応じて、適切な省電力制御を行うことができ、省電力状態における消費電力を低減することができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の画像形成装置は、前記第1発明において、下記の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする。
(A07)前記通常状態よりも電力消費が少なく且つ前記省電力状態よりも電力消費が多いローパワー状態において、前記オプション基板が追加画像データ受信回路を有しない場合には、前記オプションスロットへの電源の供給を停止し且つ前記画像記録部材送受信回路および前記画像データ受信回路へ電源を供給させると共に、前記オプション基板が前記追加画像データ受信回路を有する場合には、前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる前記電源制御手段。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A07)を備えた第1発明の形態1の画像形成装置では、前記電源制御手段は、前記通常状態よりも電力消費が少なく且つ前記省電力状態よりも電力消費が多いローパワー状態において、前記オプション基板が追加画像データ受信回路を有しない場合には、前記オプションスロットへの電源の供給を停止し且つ前記画像記録部材送受信回路および前記画像データ受信回路へ電源を供給させる。また、前記電源制御手段は、オプション基板が前記追加画像データ受信回路を有する場合には、前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる。したがって、省電力状態に加え、画像記録動作を速やかに開始でき且つ消費電力を抑えることができるローパワー状態においても、装着されたオプション基板に応じて、適切に消費電力を低減することができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の画像形成装置は、前記第1発明の形態1において、下記の構成要件(A08),(A09)を備えたことを特徴とする。
(A08)前記オプションスロットに前記追加画像データ受信回路を有する前記オプション基板が装着された場合に、前記追加画像データ受信回路による画像データの受信を行う受信有効設定、および、前記前記追加画像データ受信回路により画像データの受信を行わない受信無効設定のいずれかの受信設定を記憶する受信設定記憶手段、
(A09)前記受信設定が前記受信有効設定に設定されている場合には、前記ローパワー状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させると共に、前記受信設定が前記受信無効設定に設定されている場合には、前記ローパワー状態において前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路および前記画像記録部材送受信回路に電源を供給させる前記電源制御手段。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A08),(A09)を備えた第1発明の形態2の画像形成装置では、受信設定記憶手段は、前記オプションスロットに前記追加画像データ受信回路を有する前記オプション基板が装着された場合に、前記追加画像データ受信回路による画像データの受信を行う受信有効設定、および、前記前記追加画像データ受信回路により画像データの受信を行わない受信無効設定のいずれかの受信設定を記憶する。電源制御手段は、前記受信設定が前記受信有効設定に設定されている場合には、前記ローパワー状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる。一方、前記電源制御手段は、前記受信設定が前記受信無効設定に設定されている場合には、前記ローパワー状態において前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路および前記画像記録部材送受信回路に電源を供給させる。したがって、第1発明の形態2の画像形成装置では、オプション基板の受信設定に応じて、ローパワー状態において、適切な消費電力制御を行うことができる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の画像形成装置は、前記第1発明または第1発明の形態1において、下記の構成要件(A08),(A09′)を備えたことを特徴とする。
(A08)前記オプションスロットに前記追加画像データ受信回路を有する前記オプション基板が装着された場合に、前記追加画像データ受信回路による画像データの受信を行う受信有効設定、および、前記前記追加画像データ受信回路により画像データの受信を行わない受信無効設定のいずれかの受信設定を記憶する受信設定記憶手段、
(A09′)前記受信設定が前記受信有効設定に設定されている場合には、前記省電力状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させると共に、前記受信設定が前記受信無効設定に設定されている場合には、前記省電力状態において前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路に電源を供給させる前記電源制御手段。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A08),(A09′)を備えた第1発明の形態3の画像形成装置では、受信設定記憶手段は、前記オプションスロットに前記追加画像データ受信回路を有する前記オプション基板が装着された場合に、前記追加画像データ受信回路による画像データの受信を行う受信有効設定、および、前記前記追加画像データ受信回路により画像データの受信を行わない受信無効設定のいずれかの受信設定を記憶する。前記電源制御手段は、前記受信設定が前記受信有効設定に設定されている場合には、前記省電力状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる。また、前記電源制御手段は、前記受信設定が前記受信無効設定に設定されている場合には、前記省電力状態において前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路に電源を供給させる。したがって、第1発明の形態2の画像形成装置では、オプション基板の受信設定に応じて、省電力状態において、適切な消費電力制御を行うことができる。
(第1発明の形態4の作用)
第1発明の形態4の画像形成装置は、前記第1発明および第1発明の形態1〜3のいずれかにおいて、下記の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする。
(A010)前記画像データ受信回路と、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットと、の間を電気的に接続・切断可能なバススイッチ。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件(A010)を備えた第1発明の形態4の画像形成装置では、バススイッチにより、前記画像データ受信回路と、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットと、の間を電気的に接続・切断できる。したがって、画像データ受信回路と、画像記録部材送受信回路およびオプションスロットとが同一のバスに接続されていても、各回路を安全且つ個別に通電のオン、オフをすることができる。
(第1発明の形態5)
第1発明の形態5の画像形成装置は、前記第1発明および第1発明の形態1〜4のいずれかにおいて、下記の構成要件(A011)を備えたことを特徴とする。
(A011)前記電源制御手段からの信号に応じて、前記電源回路から前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの通電をオン・オフするFETスイッチ。
(第1発明の形態5の作用)
前記構成要件(A011)を備えた第1発明の形態5の画像形成装置では、FETスイッチにより、前記電源制御手段からの信号に応じて、前記電源回路から前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの通電をオン・オフできる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)省電力状態における消費電力を低減することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明のプリントシステムの説明図である。
図1において、実施例1のプリントシステムSでは、画像形成装置Uは、パーソナルコンピュータ(パソコン、ホストコンピュータ、情報端末)PC1〜PC3やデータベースサーバ(情報端末)DBSにローカルネットワークL(ローカルエリアネットワーク)で接続されている。また、画像形成装置Uは、後述するオプションスロットにインターフェース基板を装着することにより、接続ケーブルCbを介して(無線接続の場合は無線により)パーソナルコンピュータPC4に接続可能に構成されている。
前記画像形成装置Uは、スキャナ機能、複写機能およびプリンタ機能等を備えており、パソコンPC1〜PC3等から送信された画像データを受信して印刷したり、パソコンPC1〜PC3等からの制御信号に応じて読取った画像データをパソコンPC1〜PC3等に送信する。
前記パソコンPC1〜PC4、データベースサーバDBSは、それぞれ、コンピュータ本体H1a〜H5a、ディスプレイH1b〜H5b、キーボードH1c〜H5c、マウスH1d〜H5dを有している。
図2は本発明の画像形成装置(デジタル複写機)の縦断面図である。
図1、図2において、実施例1の画像形成装置(デジタル複写機)Uは、IOT(イメージアウトプットターミナル、すなわち画像記録部)としての画像形成装置本体(プリンタ部)U1、IIT(イメージインプットターミナル、すなわち画像読取り部)としてのスキャナ装置U2及び自動原稿搬送装置(ADF:オートドキュメントフィーダ)U3を有している。
前記自動原稿搬送装置U3は、IIT上面のプラテンガラスPG上に支持されている。
前記IOT上面には上方のIITとの間にシート排出トレイTRhが設けられている。
図1、図2において、前記自動原稿搬送装置U3は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは、原稿搬送ローラRgによって順次プラテンガラスPG上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部(−X端部)に設けた左右方向(Y軸方向)に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラスPG上面に対して回動可能であり、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場合に上方に回動される。
前記画像形成装置本体U1は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するコントロールパネルUI(ユーザインタフェース)を有している。
前記透明なプラテンガラスPGの下方には原稿画像を読み取るための露光光学系Aが配置されている。
前記自動原稿搬送装置U3でプラテンガラスPG上面に搬送される原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)で電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム、画像処理部)は、CCDから入力されるRGBの電気信号を画像データに変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)に出力する。なお、前記UI(ユーザインタフェース)、IPSおよびレーザ駆動信号出力装置DLと、後述の現像ロールGa、転写ロールTにバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作はシステムコントローラ2(図2では「C」と表記)により制御される。
図2において、感光体ドラムにより構成されるトナー像担持体PRはその軸PRaと一体的に矢印方向に回転しており、その表面は、帯電ロールCRにより一様に帯電された後、潜像書込位置おいて前記ROS(潜像形成装置)のレーザビームLにより露光走査されて静電潜像が形成される。
前記静電潜像が形成されたトナー像担持体PR表面は回転移動して、現像ロールGaと対向する現像領域、転写ロールTと対向する転写領域Q3を順次通過する。
現像器Gは、現像ロールGa、現像剤攪拌部材Gb,Gc,Gdを回転可能に支持し且つ現像剤を収容する現像容器Vを有しており、前記現像領域を通過するトナー像担持体PR上の静電潜像をトナー像に現像する。
前記トナー像担持体PR、帯電ロールCR、潜像形成装置ROS及び現像器Gによって、トナー像形成装置(PR+CR+ROS+G)が構成されている。
前記転写領域Q3に搬送するための記録用シートを収容する複数の給紙トレイTR1〜TR4は、その左右両側に前後方向(図2で紙面に垂直な方向)に沿って配置された一対のレールRL1,RL1に沿って移動可能に支持されている。
前記各給紙トレイTR1〜TR4から、ピックアップロールRpにより取出された記録シートSは、リタードロールおよび給紙ロールを有するさばきロールRsにより1枚づつ分離されて、シート搬送路SHに沿って配置された複数のシート搬送ロールRaにより搬送され、レジロールRrにより所定のタイミングで、前記転写領域Q3に搬送される。
また、手差トレイTR0(図1は図示省略)から給紙された記録シートSも前記シート搬送路SHに沿って配置されたシート搬送ロールRa、レジロールRrにより前記転写領域Q3に搬送される。
前記搬送ロールRa、ピックアップロールRp、レジロールRr及びさばきロールRs等によってシート搬送装置(Ra〜Rs)が構成されている。
前記転写領域Q3には転写バイアスが印加される転写ロール(転写装置)Tが配置されている。この転写ロールTは転写領域Q3において前記トナー像担持体PRに圧接しており、転写領域Q3を通過する記録シートSにトナー像担持体PR上のトナー像を転写する。
トナー像担持体PR表面のトナー像が転写領域Q3において記録シートSに転写された後、前記トナー像担持体PRは、クリーナCLにより表面に付着した残留トナーが回収される。前記クリーナCLにより表面に付着した残留トナーが回収されたトナー像担持体PRは、前記帯電ロールCRにより帯電される。
前記転写領域Q3において未定着のトナー像が転写された記録シートSは、トナー像が未定着の状態で定着領域Q4に搬送され、定着領域Q4に配置された定着装置Fによってトナー像が定着される。前記定着装置Fは、互いに圧接しながら回転する加熱ロール(加熱回転部材)Fhと、加圧ロール(加圧回転部材)Fpとを有し、前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとの圧接領域により前記定着領域Q4が形成される。前記加熱ロールFhの内部には回転軸方向(図1の紙面に垂直なX軸方向)に延びるヒータHが配置されている。前記加熱ロールFhおよび加圧ロールFp等によって定着用回転部材(Fh+Fp)が構成されている。そして、前記定着用回転部材(Fh+Fp)およびヒータH等によって定着装置Fが構成されている。
定着トナー像が形成された記録シートSは、その後、シートガイドにガイドされて排紙ロール(標準排出ロール)R1に搬送され、前記排紙ロールR1によりシート排出トレイTRhに排出される。前記排紙ロール(標準排出ロール)R1は上側の排紙駆動ロールR1aおよび下側の排紙従動ロールR1bを有している。
図2において、前記排紙ロールR1の左方には、オプション装置(シート反転装置)U4の装着時に、画像形成装置本体U1内に装着されるシート反転排出用ガイドSGおよびオプション排出ロールR2が2点鎖線(仮想線)で示されている。オプション排出ロールR2は下側のオプション排出駆動ロールR2aおよび上側のオプション排出従動ロールR2bを有している。
記録シートの両面に画像記録を行う場合、片面記録済の記録シートは前記オプション排出ロールR2からシート反転装置U3を通って、表裏反転した状態で前記転写領域Q3に再送される。
前記シート反転排出用ガイドSGおよびオプション排出ロールR2は、オプション装置であるシート反転装置U4を画像形成装置本体U1に装着した場合にのみ使用される部材(オプション排出部材)であり、シート反転装置U4の装着時に、オプション排出ロールR2を駆動するためのオプション駆動力伝達部材(図示せず)とともに画像形成装置本体U1内に装着される。なお、オプションの前記シート反転装置U4に替えて、画像記録された記録シートSをページ順に揃えて2つ折りにしたり(丁合したり)、ステープル(パンチ孔作成やホチキス止め)したりするフィニッシャ(後処理装置)を装着することも可能である。
前記トナー像形成装置(PR+CR+ROS+G)や、転写ロールT、シート搬送装置(Ra〜Rs)、定着装置F等により、画像を記録シートSに記録する印刷エンジン(画像記録装置)13が構成されている。
(コントローラ(制御部)の説明)
図3は実施例1の画像形成装置のコントローラの説明図である。
次に、図3を使用して実施例1の画像形成装置のコントローラの構成を説明するが、前記図14に示す従来技術のシステムコントローラと同様の構成には符号の最初の「0」を除いた符号を付し、詳細な説明は省略する。
図3において、実施例1の画像形成装置Uのシステムコントローラ2では、高速PCIバス7にはバススイッチ回路26が配置されており、必要に応じて、CPU6およびHostIF回路(画像データ受信回路)11側と、VideoIF回路(画像記録部材送受信回路)14およびPCIBridge回路16側との間を電気的に切り離し(アイソレーション)することができるように構成されている。したがって、実施例1のシステムコントローラ2では、バススイッチ回路26により、電源回路9から電源(Vcc1)が供給されるCPU6側の領域1と、電源回路9からFETスイッチ27を介して電源(Vcc2)が供給されるVideoIF回路14側の領域2とに分類することができる。
図3において、HostIF回路11には、ローカルバス31を介して、省電力状態における電源のオンオフ制御を行うためのレジスタ32が接続されている。
前記レジスタ32は、PチャネルのFETにより構成された前記FETスイッチ27のゲート(G)に接続されており、レジスタ32の出力がLOWの場合(初期値はLOW)にはFETスイッチ27がオンになり前記領域2に電源が供給される。前記レジスタ32の出力が、HIGHの場合にはFETスイッチ27がオフになり前記領域2への電源供給が停止される。前記レジスタ32は、CPU6からの信号に応じてLOWまたはHIGHの出力を行うと共に、画像形成装置Uの電源オン時にリセット回路(図示せず)からリセット信号(パワーオンリセット信号)が入力された場合にはLOWの出力を行うように構成されている。
なお、前記バススイッチ回路26は、従来公知(例えば、非特許文献1(「汎用ロジックICバススイッチ」、2004年9月、東芝セミコンダクター社、「平成17年2月18日検索」、インターネット<URL:http://www.semicon.toshiba.co.jp/prd/logic/doc/pdf/bcj0014b.pdf>)等参照)のバススイッチにより構成可能であり、種々の構成を採用可能であるので、詳細な説明は省略する。
また、実施例1のVideoIF回路14等の各回路は、省エネモード時には一部の内部回路へのクロック供給停止して消費電力を低減できるように構成されている。
さらに、実施例1のCPU6は、タイマ機能や、一時的にデータを記憶するキャッシュ機能、キャッシュとRAM4のデータの整合がとれているかの監視を行う監視機能(バススヌープ)等の多数の機能を備えている。省エネモード時には、CPU自身が備える所定のパワーセーブモード(低電力モード)に移行させることができる。
(コントローラ(制御部)の機能の説明)
図4は実施例1の画像形成装置の制御部分が有する各機能の機能ブロック図である。
図4において、前記CPU6やROM3、RAM4、図示しないクロック発振器等により構成されたシステムコントローラ2は、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記システムコントローラ2の機能(制御手段)を次に説明する。
C1:ホストインターフェース制御手段
ホストインターフェース制御手段C1は、ネットワークLを介して接続された前記パソコンPC1〜PC3、DBSとの間で、画像データや制御信号等のデータの送受信を行うデータ送受信手段C1Aを有し、HostIF回路11を制御してパソコンPC1〜PC3、DBS等とデータの送受信を行う。
C2:電源制御手段
電源制御手段C2は、省エネモード制御手段C2Aと、電源オン時判別フラグFL1とを有し、電源回路Eを制御して、印刷エンジンやスキャナ装置U2、自動原稿搬送装置U3等の各部材および各回路11、14、19等への電源供給を制御する。
C2A:省エネモード制御手段
省エネモード制御手段C2Aは、省エネモード移行時間記憶手段C2A1と、省エネモード移行時間計時タイマTM1と、省エネモード判別手段C2A2とを有し、省エネモードへの移行のタイミングやオプションスロット21に装着されたオプション基板22の種類や設定等に応じて移行する省エネモードの選択等を行う。
C2A1:省エネモード移行時間記憶手段
省エネモード移行時間記憶手段C2A1は、画像形成装置の動作(プリント動作やスキャン動作、コピー動作等のジョブ)の終了やユーザの入力がされた後、消費電力を低減する省エネモード(省電力状態)に移行するまでの時間である省エネモード移行時間t1を記憶する。実施例1の省エネモード移行時間記憶手段C2A1は、コントロールパネルUIからの入力により、ユーザが設定した省エネモード移行時間t1を記憶する。なお、省エネモード移行時間t1をユーザ設定不可能とすることも可能である。
TM1:省エネモード移行時間計時タイマ
省エネモード移行時間計時タイマTM1は、前記省エネモード移行時間t1を計時する。実施例1の省エネモード移行時間計時タイマTM1は、ジョブ終了時等に省エネモード移行時間t1がセットされ、省エネモード移行時間t1が経過するとタイムアップする。
C2A2:省エネモード判別手段
省エネモード判別手段C2A2は、画像形成装置Uの状態に応じて、移行する省エネモードの判別を行う。実施例1の省エネモード判別手段C2A2は、オプションスロット21へのオプション基板22の装着の有無、装着されたオプション基板22の種類(インターフェース基板であるか、画像処理基板であるか)、オプション基板22が有効であるかに応じて、ほとんどの部材、回路等への電源供給を停止する高省エネモードに移行するか、一部の部材、回路への電源供給を継続する低省エネモードに移行するかを判断する。
FL1:電源オン時判別フラグ
電源オン時判別フラグFL1は、初期値は「0」であり、画像形成装置Uの電源がオンになった直後は「0」であり、所定の処理(オプションスロット21にオプション基板が装着されているか否かの判別処理等)が行われると「1」となる。
C3:FETスイッチ制御手段
FETスイッチ制御手段C3は、前記レジスタ32の出力(LOWまたはHIGH)を制御することにより、FETスイッチのオン・オフを制御する。
C4:ビデオインターフェース制御手段
ビデオインターフェース制御手段C4は、スキャナ装置U2から読み取った画像データを受信するスキャナデータ送受信手段C4Aと、印刷エンジンに印字すべき画像データを送信する印刷エンジンデータ送受信手段C4Bと、を有し、VideoIF回路14を介して、画像の印刷(記録)や原稿画像の読取り(スキャン)等の加工(回転処理やイメージのカットやシフト等)やデータの送受信行う。
C5:UI制御手段
UI制御手段C5は、UI回路19を介してコントロールパネルUIとの間のデータの送受信等の制御を行う。
C6:オプション基板制御手段
オプション基板制御手段C6は、オプション基板判別手段C6Aと、オプション基板状態記憶手段C6Bとを有し、装着されたオプション基板22を使用した画像処理(画像データの圧縮・伸張等)やケーブルCbにより接続された情報端末PC4とのデータの送受信等の制御を行う。
C6A:オプション基板判別手段
オプション基板判別手段C6Aは、オプションスロット21にオプション基板22が装着されたかどうかの検出を行い、オプション基板22が装着されている場合には、装着されたオプション基板22の種類の判別を行う。なお、実施例1の画像形成装置Uでは、前記オプション基板22の種類として、USBインターフェース回路(追加画像データ受信回路)や無線LAN回路(追加画像データ受信回路)を備えたインターフェース基板や、標準では対応していない画像圧縮形式で画像データの圧縮、伸張を行うための画像処理基板がある。
C6B:オプション基板状態記憶手段(受信設定記憶手段)
オプション基板状態記憶手段C6Bは、オプションスロット21に装着されたオプション基板22の状態を記憶する。実施例1のオプション基板状態記憶手段C6Bは、(1)オプションスロット21にオプション基板22が装着されているか否か、(2)装着されているオプション基板22の種類はインターフェース基板か画像処理基板か、(3)オプション基板22がインターフェース基板の場合にインターフェースポートが使用可能な状態(インターフェースポートを通じてデータの受信が可能な受信有効設定)に設定されているか、使用不可能な状態(受信無効設定)に設定されているか、を記憶する。なお、実施例1の画像形成装置Uでは、前記インターフェース基板がオプションスロット21に装着されていても、ユーザがインターフェース基板を使用しなくなった等場合には、ユーザやサービスエンジニアがコントロールパネルUIからの入力によりポートを無効(受信無効設定)に設定できるように構成されている。
なお、実施例1の画像形成装置Uでは、オプション基板22の装着有無やその種別は、PCIコンフィグレーションレジスタをリードすることで検出している。例えば、オプションスロット21のPCIコンフィグレーションレジスタ内のデバイスIDをリードし(読取り)、応答がなければオプション基板の装着はないものと検出できる。リードできた場合、そのデバイスIDから、どのようなオプション基板が装着されたかを検出できる(ただし、あらかじめ、デバイスIDとオプション基板の対応関係情報を記憶している)。
(フローチャートの説明)
次に、実施例1の画像形成装置のフローチャートの説明を行う。
図5は実施例1の画像形成装置の省エネ制御処理のフローチャートである。
図5のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、画像形成装置Uのシステムコントローラ2のROM等に記憶されたプログラム等に従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uの他の各種処理と並行して実行される。
図5に示すフローチャートは画像形成装置Uの電源オン時に開始される。なお、電源オン時のパワーオンリセットにより、レジスタ32はクリアーされ、Low出力となり、FETスイッチ27はONとなる。
図5のST1において、電源オン時判別フラグFL1が「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合(すなわち、電源オン直後の場合)はST2に移り、ノー(N)の場合はST3に移る。
ST2において、次の処理(1)、(2)を実行する。
(1)画像形成装置Uに装着されているデバイス(オプション基板22等)を検出し、記憶する。なお、オプション基板22の装着が検出された場合は、オプション基板22の種類の検出も行い、記憶する。具体的には、上述した通り、PCIコンフィグレーションレジスタをリードする(読取る)ことで検出することができる。
(2)電源オン時判別フラグFL1を「1」にする。
ST3において、画像形成動作を実行可能な待機状態(スタンバイモード、通常時の状態)に移行する。すなわち、画像形成装置Uの各部材(スキャナ装置U2や印刷エンジン13、コントロールパネルUI等)への電源供給が行なわれ、いつでも動作可能な状態である。そして、ST4に移る。
ST4において、省エネモード移行時間計時タイマTM1に省エネモード移行時間t1をセットする。そして、ST5に移る。
ST5において、省エネモード移行時間計時タイマTM1がタイムアップしたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST6に移り、イエス(Y)の場合(省エネモード移行時間t1が経過した場合)はST10に移る。
ST6において、ジョブ(プリント動作や読取り画像データの送信等)が開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に移り、ノー(N)の場合はST8に移る。
ST7において、ジョブが終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST7を繰り返し、イエス(Y)の場合はST4に戻る。
ST8において、コントロールパネルUIからの入力(インターフェースポートの有効・無効の設定のための入力等)がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST5に戻り、イエス(Y)の場合はST9に移る。
ST9において、コントロールパネルUIからの入力に応じた処理を実行する。そして、ST4に戻る。
ST10において、オプションスロット21にオプション基板22が装着されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に移り、ノー(N)の場合はST14に移る。
ST11において、装着されているオプション基板22の基板の種類はインターフェース基板であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に移り、ノー(N)の場合はST14に移る。
ST12において、インターフェース基板のインターフェースポートは有効な状態に設定されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST13に移り、ノー(N)の場合はST14に移る。
ST13において、低省エネモードに移行する。すなわち、下記の(1)〜(3)の処理を実行し、ST15に移る。
(1)印刷エンジン13、スキャナ装置U2、コントロールパネルUIの表示器UI2への電源供給を停止する。
(2)VideoIF回路14の内部へのクロック供給を停止する。なお、VideoIF回路から印刷エンジンやスキャナへの出力信号は全てHi-Z(ハイ・インピーダンス)とする。
(3)CPU6をパワーセーブモードに移行する。
ST14において、高省エネモードに移行する。すなわち、下記の(1)〜(4)の処理を実行し、ST15に移る。
(1)印刷エンジン13、スキャナ装置U2、コントロールパネルUIの表示器UI2への電源供給を停止する。
(2)バススイッチ回路26をオフにし領域1と領域2のPCIバス接続を電気的に分離(アイソレーション)する。
(3)FETスイッチ27をオフにし、領域2への電源供給を停止する。
(4)CPU6をパワーセーブモードに移行する。
ST15において、省エネモードからスタンバイモード(通常状態)に復帰させるための割り込み信号を受信したか否かを判別する。すなわち、パソコンPC1〜PC4やデータベースサーバDBS等の情報端末から送信された画像データを受信したり、省エネ解除キーUI4の入力がされたりしたかを判別する。ノー(N)の場合はST15を繰り返し、イエス(Y)の場合はST1に戻る。
(実施例1の作用)
図6は、実施例1の画像形成装置において、オプション基板の有無や種類、機能が有効・無効と、省エネモード時に電源がオン・オフされる領域との関係を示す説明図である。
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、コントロールパネルUIの入力がなかったりジョブが実行されない状態で、省エネモード移行時間t1が経過すると省エネモードに移行する(ST4〜ST9参照)。
このとき、オプションスロット21にオプション基板22としてインターフェース基板が装着され、且つ、インターフェースポートが有効な状態に設定されている場合には、インターフェース基板に接続された情報端末PC4から画像データや制御信号を受信する可能性があるので、オプション基板22への電源供給を継続しつつ消費電力を低減する低省エネモードに移行する(図5のST10〜ST13および図6の構成例1−2参照)。
一方、オプションスロット21にオプション基板22が装着されていない場合(図6の構成例1−1の場合)、装着されたオプション基板22が画像処理用の基板の場合(図6の構成例1−4の場合)、インターフェースポートが無効な状態に設定されている場合(図6の構成例1−3の場合)には、オプションスロット21を通じて画像データや制御信号を受信する可能性が無いので、FETスイッチ27をオフにし、スキャナ装置UI2等だけでなく、領域2への電源供給も停止してVideoIF回路14等への電源供給を停止する高省エネモードに移行する(図5のST10〜ST12、ST14および図6の構成例1−1、1−3、1−4参照)。このとき、実施例1の画像形成装置Uでは、領域1と領域2との間にバススイッチ回路26が設けられているので、バススイッチ回路26により安全に電気的に切り離す(アイソレーションする)ことができ、領域2の電源をオフすることができる。
したがって、実施例1の画像形成装置Uでは、オプションスロット21に装着されたオプション基板22の種類や有効・無効の状態に応じて、適切な省エネモードへ移行でき、効率的に消費電力を低減することができる。また、実施例1の画像形成装置Uでは、バススイッチ回路26により、安全に領域2を領域1から電気的に切り離し、電源をオフすることができ、各回路14,19等の破損等を防止することができる。
図7は実施例2の画像形成装置の制御部分が有する各機能の機能ブロック図であり、実施例1の図4に対応する図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
図7において、実施例2の画像形成装置では、省エネモード判別手段C2A2は、オプションスロット21に装着されたオプション基板22がUSBターゲットインターフェース基板である場合に、USB接続された機器を検出する接続機器検出手段C2A2aを有する。前記接続機器検出手段C2A2aは、USB規格に基づいて、USB接続された機器の電源がオンになっている場合には、接続された機器が存在していることを自動的に検出する。一方、USB接続された機器が1つも無い場合や、USB接続された全ての機器の電源がオンになっていない場合には、前記接続機器判別手段C2A2aは接続された機器が存在しないことを検出する。
(実施例2のフローチャートの説明)
図8は実施例2の画像形成装置の省エネ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図5に対応する図である。
次に、実施例2の画像形成装置のフローチャートの説明を行うが、実施例1のフローチャートと同様の処理については同一のST番号を付し、詳細な説明を省略する。
図8において、ST1〜ST11と同様の処理を行い、ST11においてイエス(Y)の場合はST21に移る。
ST21において、装着されたオプション基板21がUSBインターフェース基板であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST22に移り、ノー(N)の場合はST12に移る。
ST22において、USBインターフェース基板のポートが有効に設定されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST23に移り、ノー(N)の場合はST14に移る。
ST23において、USBバスパワーのレベルによって、USB接続されたデバイス(機器、情報端末PC4)があるか否か(検出されたか否か)を判別する。イエス(Y)の場合はST13に移り、ノー(N)の場合はST14に移る。
そして、ST13〜ST15の処理を実行する。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置では、オプションスロット21に装着されたオプション基板22がUSBインターフェース基板である場合には、USB規格に基づいてUSB接続された機器の検出を行うことができるので、USB接続された機器がなければ、USBインターフェース基板を介して画像データを受信しないので、オプション基板22への電源供給を停止する。また、USB機器が追加された場合には、USBインターフェース基板を介して画像データを受信可能な省エネモードに移行する。したがって、実施例2の画像形成装置では、オプション基板22がインターフェース基板であっても、画像データを受信する可能性が無いと判別される場合には、電源供給が停止される。この結果、実施例2の画像形成装置では、実施例1の場合と比較して、より消費電力を抑えることができる。
次に、本発明の画像形成装置の実施例3の説明を行うが、この実施例3の説明において、前記実施例1、2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例3は、下記の点で前記実施例1、2と相違しているが、他の点では前記実施例1、2と同様に構成されている。
(コントローラ(制御部)の説明)
図9は実施例3の画像形成装置のコントローラの説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。
図9において、実施例3の画像形成装置Uのシステムコントローラ2では、PCIBridge回路16の部分でVideoIF回路14側とUI回路19側との間を電気的に切り離し(アイソレーション)することができるように構成されている。したがって、実施例3のシステムコントローラ2では、電源回路9から電源(Vcc1)が供給される領域1と、電源回路9から第1FETスイッチ27aを介して電源(Vcc2)が供給される領域2と、第2FETスイッチ27bを介して電源(Vcc3)が供給される領域3とに分類することができる。
図10は実施例3のレジスタ部分の説明図である。
図10において、実施例3のレジスタ32′は、従来公知のレジスタにより構成されており、アドレスを指定するアドレス信号(例えば、bit「0」やbit「1」)およびチップセレクト(チップ選択)信号と、データ(「0」または「1」)と、書き込みを指定するライトイネーブル信号とを受信すると、指定されたアドレスにデータを書き込む。実施例3のレジスタ32′は、bit「0」にデータ「1」が書き込まれると第1FETスイッチ27aへのゲート(G)への出力がロー(LOW)からハイ(HIGH)になる。よって、第1FETスイッチ27aがオフになり、領域2への電源供給が停止される。同様に、bit「1」にデータ「1」が書き込まれると、第2FETスイッチ27bへのゲート(G)への出力がロー(LOW)からハイ(HIGH)になり第2FETスイッチ27bがオフになって、領域3への電源供給が停止される。
なお、レジスタ32′の各データの初期値は「0」であり、画像形成装置Uの電源オン時や省エネモードからの復帰時に、パワーオンリセット信号(クリアー(CLR)信号)を受信すると、各データが「0」に初期化(リセット)され、各FETスイッチ27a、27bがオンになって、領域2,3に電源供給が行われる。
(コントローラ(制御部)の機能の説明)
図11は実施例3の画像形成装置の制御部分が有する各機能の機能ブロック図であり、実施例1の図4に対応する図である。
図11において、実施例3のコントローラ2では、電源制御手段C2は、省エネモード制御手段C2Aに加え、ローパワーモード制御手段C2Bを有する。
C2B:ローパワーモード制御手段
ローパワーモード制御手段C2Bは、ローパワーモード移行時間記憶手段C2B1と、ローパワーモード移行時間計時タイマTM2と、ローパワーモード判別手段C2B2とを有する。そして、ローパワーモード制御手段C2Bは、スタンバイモード(通常時)よりも消費電力を低減し且つ画像データの受信やコピースタートキーUI2の入力がされた場合に速やかに画像形成可能な状態に復帰できるローパワーモードに移行するタイミングやオプションスロット21に装着されたオプション基板22の種類や設定等に応じて移行するローパワーモードの選択等を行う。なお、実施例3の画像形成装置では、ローパワーモードにおいて、動作が可能となるまでの時間が短いスキャナ装置UI2やコントロールパネルUIの表示器UI1等への電源供給を停止するが、動作までの時間がかかる印刷エンジン13(特に、ヒータによる加熱に時間のかかる定着装置F)への電源供給が継続され、定着装置Fの温度制御等が継続される。
C2B1:ローパワーモード移行時間記憶手段
ローパワーモード移行時間記憶手段C2B1は、画像形成装置の動作(プリント動作やスキャン動作、コピー動作等のジョブ)の終了やユーザの入力がされた後、前記ローパワーモード(ローパワー状態、低消費電力状態)に移行するまでの時間であるローパワーモード移行時間t2を記憶する。実施例3のローパワーモード移行時間記憶手段C2B1は、コントロールパネルUIからの入力により、ユーザが設定したローパワーモード移行時間t2を記憶する。なお、ローパワーモード移行時間t2をユーザ設定不可能とすることも可能である。なお、実施例3では、ローパワーモード移行時間t2は省エネモード移行時間t1以下の時間に設定可能である。
TM2:ローパワーモード移行時間計時タイマ
ローパワーモード移行時間計時タイマTM2は、前記ローパワーモード移行時間t2を計時する。実施例3のローパワーモード移行時間計時タイマTM2は、ジョブ終了時等にローパワーモード移行時間t2がセットされ、ローパワーモード移行時間t2が経過するとタイムアップする。
C2B2:ローパワーモード判別手段
ローパワーモード判別手段C2B2は、画像形成装置Uの状態に応じて、移行するローパワーモードの判別を行う。実施例3のローパワーモード判別手段C2B2は、オプションスロット21へのオプション基板22の装着の有無、装着されたオプション基板22の種類(インターフェース基板であるか、画像処理基板であるか)、オプション基板22が有効であるかに応じて、印刷エンジン13への電源供給は継続し且つコントロールパネルUIやスキャナ装置U2および領域3への電源供給を停止する高ローパワーモードに移行するか、領域3への電源供給は継続しコントロールパネルUIやスキャナ装置U2への電源供給を停止する低ローパワーモードに移行するかを判断する。
また、実施例3のシステムコントローラ2では、FETスイッチ制御手段C3は、第1FETスイッチ27aのオンオフを制御する第1FETスイッチ制御手段C3Aと、第2FETスイッチ27bのオンオフを制御する第2FETスイッチ制御手段C3Bとを有する。
(実施例3のフローチャートの説明)
図12は実施例3の画像形成装置の省エネ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図5に対応する図である。
次に、実施例3の画像形成装置のフローチャートの説明を行うが、実施例1のフローチャートと同様の処理については同一のST番号を付し、詳細な説明を省略する。
図12において、ST1〜ST3を実行して、ST4′に移る。
ST4′において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST31に移る。
(1)ローパワーモード移行時間計時タイマTM2にローパワーモード移行時間t2をセットする。
(2)省エネモード移行時間計時タイマTM1に省エネモード移行時間t1をセットする。ただし、t1≧t2である。
ST31において、ローパワーモード移行時間計時タイマTM2がタイムアップしたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST32に移り、イエス(Y)の場合はST36に移る。
ST32において、ジョブ(プリント動作や読み取り動作等)が開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST33に移り、ノー(N)の場合はST34に移る。
ST33において、ジョブが終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST33を繰り返し、イエス(Y)の場合はST4′に戻る。
ST34において、コントロールパネルUIからの入力(インターフェースポートの有効・無効の設定のための入力等)がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST31に戻り、イエス(Y)の場合はST35に移る。
ST35において、コントロールパネルUIからの入力に応じた処理を実行する。そして、ST4′に戻る。
ST36において、オプションスロット21にオプション基板22が装着されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST37に移り、ノー(N)の場合はST40に移る。
ST37において、装着されているオプション基板22の基板の種類はインターフェース基板であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST38に移り、ノー(N)の場合はST40に移る。
ST38において、インターフェース基板のインターフェースポートは有効な状態に設定されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST39に移り、ノー(N)の場合はST40に移る。
ST39において、低ローパワーモードに移行する。すなわち、領域3への電源供給は継続し、スキャナ装置U2、コントロールパネルUIの表示器UI2への電源供給を停止する。そして、ST5に移る。
ST40において、高ローパワーモードに移行する。すなわち、下記の(1)〜(2)の処理を実行し、ST5に移る。
(1)スキャナ装置U2、コントロールパネルUIの表示器UI2への電源供給を停止する。
(2)第2FETスイッチ27bをオフにし、領域3への電源供給を停止する。
次に、ST5〜ST12の処理が行われるが、ST6とST7の間、および、ST8とST9の間に、第1FETスイッチ27aおよび第2FETスイッチ27bをオンにしてスタンバイモードに復帰するST41およびST42の処理が実行される。
また、実施例1のST13,ST14に代えて、次の処理ST13′、ST14′が実行される。
ST13′において、実施例3の低省エネモードでは、次の処理(1)〜(3)が実行される。
(1)ローパワーモードで電源オフされているスキャナ装置U2、コントロールパネルUIの表示器UI2に加え、印刷エンジン13への電源供給を停止する。
(2)VideoIF回路14の内部へのクロック供給を停止する。
(3)CPU6をパワーセーブモードに移行する。
ST14′において、実施例3の高省エネモードでは、下記の(1)〜(4)の処理を実行し、ST15に移る。
(1)ローパワーモードで電源オフされているスキャナ装置U2、コントロールパネルUIの表示器UI2に加え、印刷エンジン13への電源供給を停止する。
(2)バススイッチ回路26をオフにし領域1と領域2のPCIバス接続を電気的に分離(アイソレーション)する
(3)第1FETスイッチ27aをオフにし、領域2への電源供給を停止する。
(4)CPU6をパワーセーブモードに移行する。
(実施例3の作用)
図13は、実施例3の画像形成装置において、オプション基板の有無や種類、機能が有効・無効と、省エネモード時に電源がオン・オフされる領域との関係を示す説明図である。
前記構成を備えた実施例3の画像形成装置Uでは、コントロールパネルUIの入力がなかったりジョブが実行されない状態で、ローパワーモード移行時間t2が経過するとローパワーモードに移行し(ST31〜ST35参照)、省エネモード移行時間t1が経過すると省エネモードに移行する(ST5〜ST9参照)。
実施例3の画像形成装置Uでは、ローパワーモード移行時、オプションスロット21にオプション基板22としてインターフェース基板が装着され、且つ、インターフェースポートが有効な状態に設定されている場合には、インターフェース基板に接続された情報端末PC4から画像データや制御信号を受信する可能性があるので、オプション基板22への電源供給を継続しつつ消費電力を低減する低ローパワーモードに移行する(図5のST36〜ST39および図13の構成例2−2参照)。
一方、オプションスロット21にオプション基板22が装着されていない場合(図13の構成例2−1参照)、装着されたオプション基板22が画像処理用の基板の場合(図13の構成例2−4参照)、インターフェースポートが無効な状態に設定されている場合(図13の構成例2−3参照)には、オプションスロット21を通じて画像データや制御信号を受信する可能性がない。しかし、HostIF回路11を介して画像データを受信した場合等に速やかに画像形成を行うために、第2FETスイッチ27bをオフにして領域3への電源供給も停止すると共に第1FETスイッチ27aはオンの状態で保持して領域2への電源供給を継続し、印刷エンジン13を速やかに画像形成可能な状態に保持する高ローパワーモードに移行する(図12のST36〜ST38、ST40および図13の構成例2−1、2−3、2−4参照)。
そして、省エネモード移行時は、実施例1の場合と同様に、オプション基板22の種類等に応じた省エネモードに移行する。
この結果、実施例3の画像形成装置Uでは、省エネモードだけでなく、ローパワーモードを利用して消費電力を低減できると共に、オプション基板22の種類や有効の状態に応じて適切な消費電力の低減ができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、情報端末(パソコンPC1〜PC3及びデータベースサーバDBS)はローカルエリアネットワーク(LAN)により接続されているが、接続方法はこれに限定されず、パラレル接続(IEEE1284等)や、シリアル接続(USB、IEEE1394、IrDA、RS−232C等)、その他(Bluetoothや一般公衆回線(インターネット回線やFAX回線)等)の接続方法により接続することも可能である。また、オプション基板のインターフェース回路(追加画像データ受信回路)を有するインターフェース基板として、USBや無線LANの基板に限定されず、有線LANやパラレル接続、シリアル接続等やその他のインターフェース回路を有するオプション基板を使用可能である。
(H02)前記各実施例において、オプション基板の種類は、インターフェース基板と画像処理基板の2種類に限定されず、その他の機能(例えば、個人認証等のセキュリティ機能や課金管理機能等)を追加する基板とすることも可能である。
(H03)前記各実施例において、FETスイッチ27、27a、27bを使用したが、従来公知の任意のスイッチを使用可能である。また、FETスイッチを制御するレジスタ32はHostIF回路11にローカルバス31により接続されたが、接続方法はこれに限定されず、任意のバス(例えば、メモリバス5)に接続することも可能である。あるいは、HostIF回路内部に設けることもできる。
(H04)前記各実施例において、省エネモード移行時間t1が経過した場合に省エネモードに移行する実施例を例示したが、これに限定されず、コントロールパネルUIに省電力モード移行キーを設けておき、ユーザの入力に応じて省エネモードに移行するように構成することも可能である。
(H05)前記各実施例において、本発明の画像形成装置としての複合機について説明をしたが、これに限定されず、例えば、プリンタ機能を有しないFAXや、スキャナ機能を有しないプリンタ等の画像形成装置にも適用可能である。
(H06)前記各実施例において、オプションスロットに実装されるオプション基板の装着有無やその種類に応じて、適切な省電力制御を行うことを説明したが、オプション基板ではなく、HostIF回路で対応できない新しいインタフェース回路を標準実装する場合にも適用可能である。例えば、HostIF回路がUSBインタフェース機能を持たないときに、USBインタフェースデバイスを標準実装する場合、USBインタフェースポートの有効・無効設定あるいはホストPCとの接続状態に応じて、上述した同様の省電力制御を行うことが可能である。
図1は本発明のプリントシステムの説明図である。 図2は本発明の画像形成装置(デジタル複写機)の縦断面図である。 図3は実施例1の画像形成装置のコントローラの説明図である。 図4は実施例1の画像形成装置の制御部分が有する各機能の機能ブロック図である。 図5は実施例1の画像形成装置の省エネ制御処理のフローチャートである。 図6は、実施例1の画像形成装置において、オプション基板の有無や種類、機能が有効・無効と、省エネモード時に電源がオン・オフされる領域との関係を示す説明図である。 図7は実施例2の画像形成装置の制御部分が有する各機能の機能ブロック図であり、実施例1の図4に対応する図である。 図8は実施例2の画像形成装置の省エネ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図5に対応する図である。 図9は実施例3の画像形成装置のコントローラの説明図であり、実施例1の図3に対応する図である。 図10は実施例3のレジスタ部分の説明図である。 図11は実施例3の画像形成装置の制御部分が有する各機能の機能ブロック図であり、実施例1の図4に対応する図である。 図12は実施例3の画像形成装置の省エネ制御処理のフローチャートであり、実施例1の図5に対応する図である。 図13は、実施例3の画像形成装置において、オプション基板の有無や種類、機能が有効・無効と、省エネモード時に電源がオン・オフされる領域との関係を示す説明図である。 図14は、従来の画像形成装置のコントローラの構成の説明図である。
符号の説明
11…画像データ受信回路、
14…画像記録部材送受信回路、
21…オプションスロット、
22…オプション基板
26…バススイッチ、
27、27a、27b…FETスイッチ。
C6A…オプション基板判別手段、
C2…電源制御手段、
C6B…受信設定記憶手段、
E…電源回路、
U…画像形成装置。

Claims (6)

  1. 下記の構成要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
    (A01)画像データを受信する画像データ受信回路、
    (A02)前記画像データ受信回路と電気的に接続された画像記録部材送受信回路であって、前記画像データ受信回路が受信した画像データに応じて画像の記録を行う画像記録部材との間で信号の送受信を行う前記画像記録部材送受信回路、
    (A03)前記画像形成装置の機能を追加するためのオプション基板を着脱可能なオプションスロットであって、前記オプション基板が装着された状態で前記画像データ受信回路および画像記録部材送受信回路と電気的に接続された前記オプションスロット、
    (A04)前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給する電源回路、
    (A05)前記オプションスロットに装着された前記オプション基板が、画像データを受信する追加画像データ受信回路を有しているか否かを判別するオプション基板判別手段、
    (A06)通常状態では前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに前記電源回路により電源を供給させる電源制御手段であって、前記オプション基板が追加画像データ受信回路を有しない場合、電力消費を低減する省電力状態において前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路に電源を供給させると共に、前記オプション基板が前記追加画像データ受信回路を有する場合には、前記省電力状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる前記電源制御手段。
  2. 下記の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、
    (A07)前記通常状態よりも電力消費が少なく且つ前記省電力状態よりも電力消費が多いローパワー状態において、前記オプション基板が追加画像データ受信回路を有しない場合には、前記オプションスロットへの電源の供給を停止し且つ前記画像記録部材送受信回路および前記画像データ受信回路へ電源を供給させると共に、前記オプション基板が前記追加画像データ受信回路を有する場合には、前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させる前記電源制御手段。
  3. 下記の構成要件(A08),(A09)を備えたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置、
    (A08)前記オプションスロットに前記追加画像データ受信回路を有する前記オプション基板が装着された場合に、前記追加画像データ受信回路による画像データの受信を行う受信有効設定、および、前記前記追加画像データ受信回路により画像データの受信を行わない受信無効設定のいずれかの受信設定を記憶する受信設定記憶手段、
    (A09)前記受信設定が前記受信有効設定に設定されている場合には、前記ローパワー状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させると共に、前記受信設定が前記受信無効設定に設定されている場合には、前記ローパワー状態において前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路および前記画像記録部材送受信回路に電源を供給させる前記電源制御手段。
  4. 下記の構成要件(A08),(A09′)を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置、
    (A08)前記オプションスロットに前記追加画像データ受信回路を有する前記オプション基板が装着された場合に、前記追加画像データ受信回路による画像データの受信を行う受信有効設定、および、前記前記追加画像データ受信回路により画像データの受信を行わない受信無効設定のいずれかの受信設定を記憶する受信設定記憶手段、
    (A09′)前記受信設定が前記受信有効設定に設定されている場合には、前記省電力状態において前記画像データ受信回路、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットに電源を供給させると共に、前記受信設定が前記受信無効設定に設定されている場合には、前記省電力状態において前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの電源の供給を停止させ且つ前記画像データ受信回路に電源を供給させる前記電源制御手段。
  5. 下記の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の画像形成装置、
    (A010)前記画像データ受信回路と、前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットと、の間を電気的に接続・切断可能なバススイッチ。
  6. 下記の構成要件(A011)を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の画像形成装置、
    (A011)前記電源制御手段からの信号に応じて、前記電源回路から前記画像記録部材送受信回路および前記オプションスロットへの通電をオン・オフするFETスイッチ。

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