JP2006237718A - 無線受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 受信機の受信品質の不良を回避できる範囲内で、デバイスの処理能力を最大限高めることができる無線受信装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 予め運用を開始する前にDSP5及びCPU6の動作周波数fを段階的に変更しながら無線受信部3における電波の電力を検出し、各動作周波数fに係る電力を比較してDSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数fである干渉周波数を特定し、運用中に無線受信部3における電波の受信品質が不良になると、そのDSP5及びCPU6の動作周波数fを干渉周波数より一段階低い動作周波数に変更する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ノイズ発生源となるデバイスの動作周波数を変更して、そのデバイスが無線受信部に与える干渉を抑制する無線受信装置に関するものである。
従来の無線受信装置は、無線送信装置から送信される電波を受信する際、自己が内蔵しているデバイス(例えば、音声画像再生用CPU)から発生されるノイズの干渉を受けて、電波の受信品質が劣化することがある。
そこで、従来の無線受信装置は、筐体の外部にノイズが漏洩しないようにするため、ノイズを発生し難い素材を用いて筐体を構成し、その筐体にノイズ発生源であるデバイスを搭載するようにしている。
しかし、ノイズを発生し難い素材を用いて筐体を構成するだけでは、ノイズの漏洩を完全に防ぐことはできず、また、その筐体に内蔵している受信機などには依然としてノイズの干渉が与えられる状況を回避することができない。
ノイズを発生し難い素材を用いて筐体を構成する対策の他に、次のような対策を施している無線受信装置が存在する。
即ち、受信機が受信している電波の周波数を判定し、その周波数を考慮してデバイスの動作周波数を動的に変更することにより、デバイスが受信機に与える干渉を抑制するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−43964号公報(段落番号[0029]から[0036]、図3)
従来の無線受信装置は以上のように構成されているので、ノイズ発生源となるデバイスの動作周波数が動的に変更され、そのデバイスが受信機に与える干渉を抑制することができる。しかし、デバイスの動作周波数を変更する際、受信機の受信品質を考慮せずに動作周波数を変更するため、デバイスの動作周波数を変更する必要性がない状況下(受信機の受信品質が良好である状況下)でも変更が行われることがある。このように、デバイスの動作周波数を変更する必要性がない状況下でデバイスの動作周波数が変更されると、デバイスの処理能力の低下を招くなど、動作周波数の変更によるデメリットだけが生じることがあるなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、受信機の受信品質の不良を回避できる範囲内で、デバイスの処理能力を最大限高めることができる無線受信装置を得ることを目的とする。
この発明に係る無線受信装置は、予め運用を開始する前にノイズ発生源となるデバイスの動作周波数を変更しながら無線受信部における電波の受信品質を検出し、各動作周波数に係る受信品質を比較してデバイスが無線受信部に干渉を与える動作周波数を特定する周波数特定手段を設け、運用中に無線受信部における電波の受信品質が不良になると、そのデバイスの動作周波数を周波数特定手段により特定された動作周波数以外の動作周波数に変更するようにしたものである。
この発明によれば、予め運用を開始する前にノイズ発生源となるデバイスの動作周波数を変更しながら無線受信部における電波の受信品質を検出し、各動作周波数に係る受信品質を比較してデバイスが無線受信部に干渉を与える動作周波数を特定する周波数特定手段を設け、運用中に無線受信部における電波の受信品質が不良になると、そのデバイスの動作周波数を周波数特定手段により特定された動作周波数以外の動作周波数に変更するように構成したので、無線受信部の受信品質の不良を回避できる範囲内で、デバイスの処理能力を最大限高めることができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による無線受信装置を示す構成図であり、図において、上位レイヤ1は無線受信装置により受信されたデータを収集する一方、無線受信装置におけるデータの受信開始設定やデータの受信中断設定などを実施する無線受信装置の上位装置である。
無線受信部3はアンテナ2が図示せぬ無線送信装置から送信される電波を受信すると、その電波を増幅する増幅処理や、増幅後の電波を復調してデータを抽出する復調処理などを実施する。
受信電力検出器4は無線受信部3に搭載され、アンテナ2により受信された電波の電力を検出する。
DSP5及びCPU6はノイズ発生源となるデバイスであり、DSP5及びCPU6から発生するノイズは、アンテナ2に飛び込んだり、基本正弦波を生成するシンセサイザ(図示せず)にグランド経由で混入したりすることにより、無線特性を劣化させる様々な要因となる。なお、DSP5及びCPU6は、無線受信装置の構成により様々であるが、無線受信処理に使用される場合や、無線受信処理以外の音声・画像処理などに使用される場合がある。
動作周波数制御部7は監視制御部8の指示の下、DSP5及びCPU6の動作周波数を制御する。
監視制御部8は上位レイヤ1の指示の下、動作周波数制御部7を制御して、無線受信部3の受信品質の不良を回避できる範囲内で、DSP5及びCPU6の処理能力を最大限高める処理を実施する。
図2はこの発明の実施の形態1による無線受信装置の監視制御部8を示す構成図であり、図において、上位レイヤ指示受付部11は上位レイヤ1からDSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数の特定要求を受けると、受信品質検出部12を起動するなどの処理を実施する。
受信品質検出部12は動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数を段階的に変更しながら、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力を収集し、そのときの動作周波数と電波の電力をメモリ13に記録する。
周波数特定部14はメモリ13に記録された各動作周波数に係る電力を比較して、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数(以下、干渉周波数という)を特定し、その干渉周波数をメモリ13に記録する。
なお、受信品質検出部12、メモリ13及び周波数特定部14から周波数特定手段が構成されている。
受信品質判定部15は運用中に受信電力検出器4により検出された電波の電力を収集し、その電波の電力を基準電力と比較して、その電波の受信品質が良好であるか否かを判定する。なお、受信品質判定部15は受信品質判定手段を構成している。
動作周波数変更部16は受信品質判定部15により受信品質が不良であると判定されると、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数をメモリ13に記録された干渉周波数以外の動作周波数に変更する。即ち、DSP5及びCPU6の動作周波数をメモリ13に記録された干渉周波数より一段階低い動作周波数に変更する。なお、動作周波数変更部16は動作周波数変更手段を構成している。
次に動作について説明する。
上位レイヤ1は、無線受信装置により受信されたデータを収集する前の準備段階において、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数の特定要求を無線受信装置に送信する。
具体的には、下記の示すように、データの受信開始を設定する前の無線受信装置起動時、データの受信中断を設定した後の無線受信装置休止時に、動作周波数の特定要求を無線受信装置に送信する。
なお、上位レイヤ1は、下記の示すように、無線受信装置が動作中である場合も、動作周波数の特定要求を無線受信装置に送信することがある。
(1)無線受信装置起動時
監視制御部8の上位レイヤ指示受付部11は、上位レイヤ1からデータの受信開始設定を受ける前に、動作周波数の特定要求を受けると、受信品質検出部12を起動する。
これにより、受信品質検出部12は、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fを最低動作周波数fminに設定する。即ち、DSP5及びCPU6の各々が最低動作周波数fminで動作するクロックをDSP5及びCPU6に与えるようにする。なお、DSP5の最低動作周波数fminと、CPU6の最低動作周波数fminは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
受信品質検出部12は、DSP5及びCPU6の動作周波数fを最低動作周波数fminに設定すると、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力W(=W0)を収集し、そのときの動作周波数f(=fmin=f0)と電波の電力W0をメモリ13に記録する。ここで、図3はメモリ13に記録された動作周波数と電力を示す説明図である。
受信品質検出部12は、動作周波数f0と電波の電力W0をメモリ13に記録すると、一つのノイズ源であるデバイスの動作周波数fを一段階高める指令を動作周波数制御部7に出力する。例えば、DSP5の動作周波数fを一段階高める指令を動作周波数制御部7に出力することにより、DSP5の動作周波数f(=f1)を動作周波数f0+Δfに変更する。即ち、DSP5が動作周波数f1(=f0+Δf)で動作するクロックをDSP5に与えるようにする。
受信品質検出部12は、DSP5の動作周波数fを変更すると、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力W(=W1)を収集し、そのときの動作周波数f1と電波の電力W1をメモリ13に記録する。
受信品質検出部12は、上記のように、DSP5の動作周波数fを変更する処理を、その動作周波数fが最高動作周波数fmaxになるまでN回に分けて実行する。
周波数特定部14は、受信品質検出部12の変更処理が終了すると、メモリ13に記録されている最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数fn(n=1,2,・・・,N)のときの電力Wn(n=1,2,・・・,N)とをそれぞれ比較する。
そして、周波数特定部14は、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数fnのときの電力Wnが一致していれば、DSP5が無線受信部3に干渉を与えていないと判断するが、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数fnのときの電力Wnが一致しなければ、DSP5が無線受信部3に干渉を与えていると判断し、そのときの動作周波数fnを干渉周波数としてメモリ13に記録する。
例えば、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数f1,f2,f3のときの電力W1,W2,W3が一致しているが、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数f4のときの電力W4,W5,・・・,WNが一致しなければ、動作周波数f4を干渉周波数としてメモリ13に記録する。
この例では、受信品質検出部12が変更処理をN回実施してから、周波数特定部14が干渉周波数を特定する処理を実施するものについて示したが、受信品質検出部12が変更処理を1回実施する毎に、周波数特定部14が電力を比較する処理を実施するようにしてもよい。
この場合、受信品質検出部12が変更処理をN回実施する前に、周波数特定部14が干渉周波数を特定することができれば、以後の変更処理や干渉周波数の特定処理を省略することができる。
受信品質検出部12及び周波数特定部14が、DSP5の干渉周波数を特定すると、同様の処理を実施して、CPU6の干渉周波数を特定する。
受信品質検出部12は、周波数特定部14がDSP5及びCPU6の干渉周波数を特定すると、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fを最低動作周波数fminに再設定する。
(2)無線受信装置休止時
監視制御部8の上位レイヤ指示受付部11は、上位レイヤ1からデータの受信設定が行われて、データの受信処理を実施しているとき、データの受信処理の中断が設定されて、動作周波数の特定要求を受けると、受信品質検出部12を起動する。
これにより、受信品質検出部12が起動するが、以後、受信品質検出部12及び周波数特定部14の処理内容は、無線受信装置起動時の場合と同様であるため説明を省略する。
(3)無線受信装置動作中
監視制御部8の上位レイヤ指示受付部11は、上位レイヤ1からデータの受信中に、動作周波数の特定要求を受けると、受信品質検出部12を起動する。
これにより、受信品質検出部12は、動作周波数制御部7を制御して、一つのノイズ源であるデバイスの動作周波数fを最低動作周波数fminに設定する。例えば、DSP5の動作周波数fを最低動作周波数fminに設定する。
受信品質検出部12は、DSP5の動作周波数fを最低動作周波数fminに設定すると、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力W(=W0)を収集し、そのときの動作周波数f(=fmin=f0)と電波の電力W0をメモリ13に記録する。
受信品質検出部12は、動作周波数f0と電波の電力W0をメモリ13に記録すると、DSP5の動作周波数fを一段階高める指令を動作周波数制御部7に出力することにより、DSP5の動作周波数f(=f1)を動作周波数f0+Δfに変更する。即ち、DSP5が動作周波数f1(=f0+Δf)で動作するクロックをDSP5に与えるようにする。
受信品質検出部12は、DSP5の動作周波数fを変更すると、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力W(=W1)を収集し、そのときの動作周波数f1と電波の電力W1をメモリ13に記録する。
受信品質検出部12は、上記のように、DSP5の動作周波数fを変更する処理を、その動作周波数fが最高動作周波数fmaxになるまでN回に分けて実行する。
周波数特定部14は、受信品質検出部12の変更処理が終了すると、メモリ13に記録されている最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数fn(n=1,2,・・・,N)のときの電力Wn(n=1,2,・・・,N)とをそれぞれ比較する。
そして、周波数特定部14は、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数fnのときの電力Wnが一致していれば、DSP5が無線受信部3に干渉を与えていないと判断するが、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数fnのときの電力Wnが一致しなければ、DSP5が無線受信部3に干渉を与えていると判断し、そのときの動作周波数fnを干渉周波数としてメモリ13に記録する。
例えば、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数f1,f2,f3のときの電力W1,W2,W3が一致しているが、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数f4,f5,・・・,fNのときの電力W4,W5,・・・,WNが一致しなければ、動作周波数f4を干渉周波数としてメモリ13に記録する。
この例では、受信品質検出部12が変更処理をN回実施してから、周波数特定部14が干渉周波数を特定する処理を実施するものについて示したが、受信品質検出部12が変更処理を1回実施する毎に、周波数特定部14が電力を比較する処理を実施するようにしてもよい。
この場合、受信品質検出部12が変更処理をN回実施する前に、周波数特定部14が干渉周波数を特定することができれば、以後の変更処理や干渉周波数の特定処理を省略することができる。
受信品質検出部12及び周波数特定部14が、DSP5の干渉周波数を特定すると、同様の処理を実施して、CPU6の干渉周波数を特定する。
受信品質検出部12は、周波数特定部14がDSP5及びCPU6の干渉周波数を特定すると、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fを上位レイヤ1から動作周波数の特定要求を受ける前の周波数に戻す再設定を行う。
上位レイヤ1は、上述した準備段階が完了した後、実際に、無線受信装置により受信されたデータを収集するに際して、データの受信開始設定を行う。
監視制御部8の上位レイヤ指示受付部11は、上位レイヤ1からデータの受信開始設定を受けると、受信品質判定部15を起動するとともに、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6を起動する。
なお、DSP5及びCPU6の動作周波数fは、例えば、予め設定された周波数で動作するものとする。
これにより、受信品質判定部15は、受信電力検出器4により検出された電波の電力を収集し、その電波の電力を基準電力と比較して、その電波の受信品質が良好であるか否かを判定する。
即ち、受信品質判定部15は、受信電力検出器4により検出された電波の電力が基準電力より大きければ、その電波の受信品質が良好であると判断し、受信電力検出器4により検出された電波の電力が基準電力より小さければ、その電波の受信品質が不良であると判断する。
動作周波数変更部16は、受信品質判定部15により受信品質が良好であると判断された場合、DSP5及びCPU6の動作周波数fを変更する必要性がないので、特に、動作周波数制御部7を制御せずに、DSP5及びCPU6の動作周波数fを維持する。
一方、受信品質判定部15により受信品質が不良であると判断された場合、DSP5及びCPU6が無線受信部3に与えている干渉が大きいので、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fをメモリ13に記録された干渉周波数以外の動作周波数に変更する。即ち、DSP5及びCPU6の動作周波数fをメモリ13に記録された干渉周波数より一段階低い動作周波数に変更する。
例えば、DSP5の干渉周波数として、メモリ13に動作周波数f4が記録されている場合、DSP5の動作周波数fを動作周波数f3に変更する。
また、CPU6の干渉周波数として、メモリ13に動作周波数f3が記録されている場合、CPU6の動作周波数fを動作周波数f2に変更する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、予め運用を開始する前にDSP5及びCPU6の動作周波数fを段階的に変更しながら無線受信部3における電波の電力を検出し、各動作周波数fに係る電力を比較してDSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数fである干渉周波数を特定し、運用中に無線受信部3における電波の受信品質が不良になると、そのDSP5及びCPU6の動作周波数fを干渉周波数より一段階低い動作周波数に変更するように構成したので、無線受信部3の受信品質の不良を回避できる範囲内で、DSP5及びCPU6の処理能力を最大限高めることができる効果を奏する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、受信電力検出器4を無線受信部3に実装し、受信電力検出器4が無線受信部3における電波の受信品質を示す指標として、その電波の電力を検出するものについて示したが、これに限るものではなく、電波の受信品質を示す指標として、例えば、SIR(Signal−to−Interference−Ratio)、SINR(Signal−to−Interference−plus−Noise−Ratio)、無線送信装置により誤り訂正前に付与されたCRC(Cyclic−Redundancy−Code)誤り率、あるいは、無線受信部3におけるCRCチェックでOKになった受信データを無線送信装置と同一の符号化処理を実施した場合に、何ビット訂正したかを示す再符号化誤り率などを検出するようにしてもよい。
この場合、受信品質検出部12が動作周波数fとSIR等をメモリ13に記録し、周波数特定部14がメモリ13に記録された各動作周波数fに係るSIR等を比較して、干渉周波数を特定することになる。
また、受信品質判定部15は、SIRやSINRが検出された場合、SIRやSINRが基準値より大きければ、無線受信部3における電波の受信品質が良好であると判断し、SIRやSINRが基準値より小さければ、無線受信部3における電波の受信品質が不良であると判断する。
また、受信品質判定部15は、CRC誤り率や再符号化誤り率が検出された場合、CRC誤り率や再符号化誤り率が基準値より小さければ、無線受信部3における電波の受信品質が良好であると判断し、CRC誤り率や再符号化誤り率が基準値より大きければ、無線受信部3における電波の受信品質が不良であると判断する。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、DSP5及びCPU6の干渉周波数を特定するに際して、受信品質検出部12が動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fを最低動作周波数fminに設定してから、その動作周波数fを段階的に高めるものについて示したが、受信品質検出部12が動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fを最高動作周波数fmaxに設定してから、その動作周波数fを段階的に下げるようにしてもよく、上記実施の形態1,2と同様の効果を奏する。
また、システム的に広帯域の干渉が発生することが既知である場合には、2分法を利用して、動作周波数fを段階的に変更するようにしてもよい。この場合、上記実施の形態1,2よりも速やかに干渉周波数を特定することができる場合がある。
例えば、動作周波数fが最高動作周波数fmaxであるとき干渉が発生する一方、動作周波数fが最低動作周波数fminであるとき干渉が発生しなければ、その動作周波数fを下記のように変更する。
動作周波数f → (fmax+fmin)/2
次に、変更後の動作周波数fで干渉が発生しなければ、その動作周波数fを下記のように変更する。
動作周波数f → (fmax+(fmax+fmin)/2)/2
以後、同様の要領で、動作周波数fを変更する。
実施の形態4.
図4はこの発明の実施の形態4による無線受信装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
受信周波数変更器9は無線受信部3に搭載され、監視制御部10に指示の下、無線受信部3の受信周波数を変更する。
監視制御部10は図1の監視制御部8と同様に、上位レイヤ1の指示の下、動作周波数制御部7を制御して、無線受信部3の受信品質の不良を回避できる範囲内で、DSP5及びCPU6の処理能力を最大限高める処理を実施する。
図5はこの発明の実施の形態4による無線受信装置の監視制御部10を示す構成図であり、図において、上位レイヤ指示受付部21は上位レイヤ1からDSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数の特定要求を受けると、受信品質検出部22を起動するなどの処理を実施する。
受信品質検出部22は動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数を段階的に変更しながら、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力を収集し、そのときの動作周波数と電波の電力をメモリ23に記録する。また、受信品質検出部22は受信周波数変更器9を制御して、無線受信部3の受信周波数を段階的に変更しながら、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力を収集し、そのときの受信周波数と電波の電力をメモリ23に記録する。
周波数特定部24はメモリ23に記録された各動作周波数及び受信周波数に係る電力を比較して、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数及び受信周波数(以下、干渉周波数という)を特定し、その干渉周波数をメモリ23に記録する。
なお、受信品質検出部22、メモリ23及び周波数特定部24から周波数特定手段が構成されている。
受信品質判定部25は運用中に受信電力検出器4により検出された電波の電力を収集し、その電波の電力を基準電力と比較して、その電波の受信品質が良好であるか否かを判定する。なお、受信品質判定部25は受信品質判定手段を構成している。
動作・受信周波数変更部26は受信品質判定部25により受信品質が不良であると判定されると、動作周波数制御部7及び受信周波数変更器9を制御して、無線受信部3の受信周波数をメモリ23に記録された干渉周波数より一段階低い受信周波数、あるいは、DSP5及びCPU6の動作周波数をメモリ23に記録された干渉周波数より一段階低い動作周波数に変更する。なお、動作・受信周波数変更部26は動作周波数変更手段を構成している。
次に動作について説明する。
上位レイヤ1は、上記実施の形態1と同様に、無線受信装置により受信されたデータを収集する前の準備段階において、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数の特定要求を無線受信装置に送信する。
具体的には、上記実施の形態1と同様に、データの受信開始を設定する前の無線受信装置起動時、データの受信中断を設定した後の無線受信装置休止時に、動作周波数の特定要求を無線受信装置に送信する。
また、上位レイヤ1は、上記実施の形態1と同様に、無線受信装置が動作中である場合も、動作周波数の特定要求を無線受信装置に送信することがある。
監視制御部10の上位レイヤ指示受付部21は、上位レイヤ1から動作周波数の特定要求を受けると、図2の上位レイヤ指示受付部11と同様に、受信品質検出部22を起動する。
これにより、受信品質検出部22は、図2の受信品質検出部11と同様に、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fを最低動作周波数fminに設定する。また、受信周波数変更器9を制御して、無線受信部3の受信周波数を最低受信周波数frminに設定する。
受信品質検出部22は、DSP5及びCPU6の動作周波数fを最低動作周波数fminに設定し、かつ、無線受信部3の受信周波数frを最低受信周波数frminに設定すると、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力W(=W0-0)を収集し、そのときの動作周波数f(=fmin=f0)と受信周波数fr(=frmin=fr0)と電力W0-0をメモリ23に記録する。ここで、図6はメモリ23に記録された動作周波数及び受信周波数と電力を示す説明図である。
受信品質検出部22は、動作周波数f0と受信周波数fr0と電波の電力W0-0をメモリ23に記録すると、無線受信部3の受信周波数frを一段階高める指令を受信周波数変更器9に出力することにより、無線受信部3の受信周波数fr(=fr1)を受信周波数fr0+Δfrに変更する。
受信品質検出部22は、無線受信部3の受信周波数frを変更すると、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力W(=W0-1)を収集し、そのときの動作周波数f0と受信周波数fr(=fr1)と電波の電力W0-1をメモリ23に記録する。
受信品質検出部22は、上記のように、無線受信部3の受信周波数frを変更する処理を、その受信周波数frが最高受信周波数frmaxになるまでM回に分けて実行する。
受信品質検出部22は、受信周波数frの変更処理をM回実施すると、一つのノイズ源であるデバイスの動作周波数fを一段階高める指令を動作周波数制御部7に出力する。例えば、DSP5の動作周波数fを一段階高める指令を動作周波数制御部7に出力することにより、DSP5の動作周波数f(=f1)を動作周波数f0+Δfに変更する。即ち、DSP5が動作周波数f1(=f0+Δf)で動作するクロックをDSP5に与えるようにする。
また、受信品質検出部22は、受信周波数変更器9を制御して、無線受信部3の受信周波数frを最低受信周波数frminに設定する。
受信品質検出部22は、DSP5の動作周波数fと無線受信部3の受信周波数frを変更すると、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力W(=W1-0)を収集し、そのときの動作周波数f(=f1)と受信周波数fr(=fr0)と電力W1-0をメモリ23に記録する。
受信品質検出部22は、動作周波数f1と受信周波数fr0と電波の電力W1-0をメモリ23に記録すると、無線受信部3の受信周波数frを一段階高める指令を受信周波数変更器9に出力することにより、無線受信部3の受信周波数fr(=fr1)を受信周波数fr0+Δfrに変更する。
受信品質検出部22は、無線受信部3の受信周波数frを変更すると、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力W(=W1-1)を収集し、そのときの動作周波数f1と受信周波数fr(=fr1)と電波の電力W1-1をメモリ23に記録する。
受信品質検出部22は、上記のように、無線受信部3の受信周波数frを変更する処理を、その受信周波数frが最高受信周波数frmaxになるまでM回に分けて実行する。
受信品質検出部22は、上記のように、DSP5の動作周波数fを変更する処理を、その動作周波数fが最高動作周波数fmaxになるまでN回に分けて実行する。
周波数特定部24は、受信品質検出部22の変更処理が終了すると、メモリ23に記録されている最低動作周波数fmin及び最低受信周波数frminのときの電力W0-0と、動作周波数fn(n=1,2,・・・,N)及び最低受信周波数frm(m=1,2,・・・,M)のときの電力Wn-m(n=1,2,・・・,N;m=1,2,・・・,M)とをそれぞれ比較する。
そして、周波数特定部24は、最低動作周波数fmin及び最低受信周波数frminのときの電力W0-0と、動作周波数fn及び最低受信周波数frmのときの電力Wn-mが一致していれば、DSP5が無線受信部3に干渉を与えていないと判断するが、最低動作周波数fmin及び最低受信周波数frminのときの電力W0-0と、動作周波数fn及び最低受信周波数frmのときの電力Wn-mが一致しなければ、DSP5が無線受信部3に干渉を与えていると判断し、そのときの動作周波数fn及び最低受信周波数frmを干渉周波数としてメモリ23に記録する。
例えば、最低動作周波数fmin及び最低受信周波数frminのときの電力W0-0と、動作周波数f1及び最低受信周波数fr0,f1,f2のときの電力W1-0,W1-1,W1-2が一致しているが、最低動作周波数fmin及び最低受信周波数frminのときの電力W0-0と、動作周波数f1及び最低受信周波数fr3,fr4,・・・,frMのときの電力W1-3,W1-4,・・・,W1-Mが一致しなければ、その動作周波数f1及び最低受信周波数fr3を干渉周波数として、メモリ23に記録する。
この例では、受信品質検出部22が変更処理をN×M回実施してから、周波数特定部24が干渉周波数を特定する処理を実施するものについて示したが、受信品質検出部22が受信周波数frを1回変更する毎に、周波数特定部24が電力を比較する処理を実施するようにしてもよい。
この場合、受信品質検出部22が変更処理をN×M回実施する前に、周波数特定部24が干渉周波数を特定することができれば、以後の変更処理や干渉周波数の特定処理を省略することができる。
受信品質検出部22及び周波数特定部24が、DSP5の干渉周波数を特定すると、同様の処理を実施して、CPU6の干渉周波数を特定する。
受信品質検出部22は、周波数特定部24がDSP5及びCPU6の干渉周波数を特定すると、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fを最低動作周波数fminに再設定するとともに、受信周波数変更器9を制御して、無線受信部3の受信周波数frを最低受信周波数frminに再設定する。
上位レイヤ1は、上述した準備段階が完了した後、実際に、無線受信装置により受信されたデータを収集するに際して、データの受信開始設定を行う。
監視制御部8の上位レイヤ指示受付部21は、上位レイヤ1からデータの受信開始設定を受けると、受信品質判定部25を起動するとともに、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6を起動する。
なお、DSP5及びCPU6の動作周波数fは、例えば、予め設定された周波数で動作するものとする。
これにより、受信品質判定部25は、図2の受信品質判定部15と同様に、受信電力検出器4により検出された電波の電力を収集し、その電波の電力を基準電力と比較して、その電波の受信品質が良好であるか否かを判定する。
即ち、受信品質判定部25は、受信電力検出器4により検出された電波の電力が基準電力より大きければ、その電波の受信品質が良好であると判断し、受信電力検出器4により検出された電波の電力が基準電力より小さければ、その電波の受信品質が不良であると判断する。
動作・受信周波数変更部26は、受信品質判定部25により受信品質が良好であると判断された場合、DSP5及びCPU6の動作周波数fや無線受信部3の受信周波数frを変更する必要性がないので、特に、動作周波数制御部7や受信周波数変更器9を制御せずに、DSP5及びCPU6の動作周波数fや無線受信部3の受信周波数frを維持する。
一方、受信品質判定部25により受信品質が不良であると判断された場合、DSP5及びCPU6が無線受信部3に与えている干渉が大きいので、受信周波数変更器9を制御して、無線受信部3の受信周波数frをメモリ23に記録された干渉周波数より一段階低い受信周波数frに変更する。
あるいは、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fをメモリ23に記録された干渉周波数より一段階低い動作周波数fに変更する。
例えば、DSP5の干渉周波数として、メモリ23に動作周波数f1及び受信周波数fr3が記録されている場合、DSP5の動作周波数fは変更せずに、無線受信部3の受信周波数frを受信周波数fr2に変更する。
また、DSP5の干渉周波数として、メモリ23に動作周波数f3及び受信周波数fr0が記録されている場合、DSP5の動作周波数fを動作周波数f2に変更するとともに、無線受信部3の受信周波数frを受信周波数frMに変更する。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、予め運用を開始する前にDSP5及びCPU6の動作周波数fを段階的に変更するとともに、無線受信部3の受信周波数frを段階的に変更して、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える干渉周波数を特定する一方、運用中に無線受信部3における電波の受信品質が不良になると、その干渉周波数より一段階低い受信周波数fr、あるいは、動作周波数fに変更するように構成したので、上記実施の形態1等よりも、きめ細かく、無線受信部3の受信品質の不良を回避できる範囲内で、DSP5及びCPU6の処理能力を高めることができる効果を奏する。
なお、この実施の形態4では、監視制御部10の周波数特定部24が、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える干渉周波数を特定し、監視制御部10の動作周波数変更部26が運用中に無線受信部3における電波の受信品質が不良になると、その干渉周波数より一段階低い受信周波数frあるいは動作周波数fに変更するものについて示したが、監視制御部10の動作周波数変更部26が運用中に無線受信部3における電波の受信品質が不良になると、例えば、シンセサイザ(図示せず)の発振周波数を変更するようにしてもよい。
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5による無線受信装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
処理能力監視部31は上位レイヤ1に搭載され、DSP5及びCPU6の処理能力を把握し、DSP5及びCPU6の処理能力が所望の必要処理能力より低下している場合、監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を禁止する。なお、処理能力監視部31は処理能力監視手段を構成している。
図7の例では、図1の構成に処理能力監視部31を付加しているものを示しているが、図4の構成に処理能力監視部31を付加するようにしてもよい。
次に動作について説明する。
処理能力監視部31は、DSP5及びCPU6の処理能力を示す指標を収集する。例えば、処理能力を示す指標として、DSP5及びCPU6の単位時間当りの実行モジュール数や、モジュール当りの処理完了時間と期待する処理時間との比(例えば、期待する処理時間が1秒であって、モジュール当りの処理完了時間が0.2秒であれば、その比が20%になる)を収集する。
なお、処理能力監視部31は、次のタイミングで、DSP5及びCPU6から処理能力を示す指標を収集する。
(1)DSP5及びCPU6が周期的に処理能力を示す指標を処理能力監視部31に送信する。
(2)DSP5及びCPU6の処理ステートが変化(例えば、アイドル期間から非アイドル期間に変化、または、非アイドル期間からアイドル期間に変化)したとき、処理能力を示す指標を処理能力監視部31に送信する。
(3)上位レイヤ1が処理能力を示す指標を要求するとき、処理能力を示す指標を処理能力監視部31に送信する。
(4)上位レイヤ1が指定している報告時刻になると、処理能力を示す指標を処理能力監視部31に送信する。
処理能力監視部31は、DSP5及びCPU6の処理能力を示す指標を収集すると、DSP5及びCPU6の処理能力と所望の必要処理能力を示す能力閾値を比較する。
処理能力監視部31は、DSP5及びCPU6の処理能力が能力閾値より大きい場合、現時点では、DSP5及びCPU6の負荷が軽く、監視制御部8がDSP5及びCPU6の動作周波数fを小さくしても問題ないので、監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を許可する。
即ち、DSP5及びCPU6が無線受信部3に与える干渉が大きいときは、監視制御部8がDSP5及びCPU6の動作周波数fを変更できるように設定する。
一方、処理能力監視部31は、DSP5及びCPU6の処理能力が能力閾値より小さい場合、DSP5及びCPU6の負荷が重いために所望の必要処理能力が得られておらず、これ以上、DSP5及びCPU6の処理能力を落とすべきではないので、監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を禁止する。
即ち、DSP5及びCPU6が無線受信部3に与える干渉が大きい場合でも、監視制御部8がDSP5及びCPU6の動作周波数fを変更できないように設定する。
この例では、予め、所望の必要処理能力が処理能力監視部31に設定されているものとして説明したが、例えば、ユーザが上位レイヤ1に接続されているパソコン、あるいは、上位レイヤ1のマンマシンインタフェースなどを操作して、ユーザが所望の必要処理能力を示す情報を入力すれば、処理能力監視部31がその入力情報にしたがって所望の必要処理能力の設定を受け付けるようにしてもよい。
この場合、ユーザが必要に応じて所望の必要処理能力を適宜設定することができる。
以上で明らかなように、この実施の形態5によれば、DSP5及びCPU6の処理能力を把握し、DSP5及びCPU6の処理能力が所望の必要処理能力より低下している場合、監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を禁止するように構成したので、DSP5及びCPU6が無線受信部3に与える干渉が大きい場合でも、DSP5及びCPU6の処理能力を優先的に維持することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態5では、DSP5及びCPU6の処理能力が所望の必要処理能力より低下している場合、監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を禁止するものについて示したが、次のような場合に、監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を禁止するようにしてもよい。
例えば、DSP5及びCPU6が処理能力を示す指標を処理能力監視部31に送信する際、DSP5及びCPU6の動作周波数fを変更すると、処理能力がオーバーフロー(例えば、単位時間以内に現在処理している処理が完了できない状態)することが明らかな場合、動作周波数fの変更拒否要求を処理能力監視部31に送信する。
処理能力監視部31は、DSP5及びCPU6から動作周波数fの変更拒否要求を受信すると、監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を禁止するようにする。
この場合も、DSP5及びCPU6が無線受信部3に与える干渉が大きい場合でも、DSP5及びCPU6の処理能力を優先的に維持することができる効果を奏する。
実施の形態6.
上記実施の形態5では、DSP5及びCPU6の処理能力が所望の必要処理能力より低下している場合、処理能力監視部31が監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を禁止するものについて示したが、監視制御部8から無線受信部3の受信品質を示す情報を受信し、無線受信部3の受信品質が基準品質を満たしている場合、処理能力監視部31が監視制御部8に対して、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更を禁止するようにしてもよい。
なお、監視制御部8がDSP5及びCPU6の動作周波数fを変更することによって、DSP5及びCPU6の処理能力が低下しても、無線受信部3の受信品質が向上する状況と、監視制御部8がDSP5及びCPU6の動作周波数fを変更しないことにより、無線受信部3の受信品質が向上しないが、DSP5及びCPU6の処理能力を維持することができる状況とが存在する。
2つの状況のうち、DSP5及びCPU6の処理能力と、無線受信部3の受信品質とのどちらを優先するかによって、所望の必要処理能力と基準品質を決定すればよい。
例えば、無線受信部3の受信品質を優先する場合、所望の必要処理能力をDSP5及びCPU6の最低処理能力(例えば、零値)に決定すれば、常に、DSP5及びCPU6の処理能力が所望の必要処理能力を上回るので、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更が常時許可されて、無線受信部3の受信品質が向上する。
一方、DSP5及びCPU6の処理能力を優先する場合、所望の必要処理能力をDSP5及びCPU6の最高処理能力に決定すれば、常に、DSP5及びCPU6の処理能力が所望の必要処理能力を下回るので、DSP5及びCPU6の動作周波数fの変更が常時禁止されて、DSP5及びCPU6の処理能力が維持される。
なお、上記実施の形態1〜6では、特に言及していないが、DSP5の動作周波数fとCPU6の動作周波数fの双方を変更してもよいが、DSP5又はCPU6のいずれかの動作周波数fを変更するようにしてもよい。
実施の形態7.
上記実施の形態1〜6では、監視制御部8の周波数特定部14が、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数fである干渉周波数を特定し、監視制御部8の動作周波数変更部16が運用中に無線受信部3における電波の受信品質が不良になると、そのDSP5及びCPU6の動作周波数fを干渉周波数より一段階低い動作周波数に変更するものについて示したが、監視制御部8の周波数特定部14が、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える動作周波数と、干渉を与えない動作周波数とを判別し、監視制御部8の動作周波数変更部16が運用中に無線受信部3における電波の受信品質が不良になると、そのDSP5及びCPU6の動作周波数fを周波数特定部14により干渉を与えないと判別された動作周波数に変更するようにしてもよく、上記実施の形態1〜6と同様の効果を奏することができる。
具体的には、下記の通りである。
監視制御部8の受信品質検出部12は、上位レイヤ指示受付部11が上位レイヤ1から動作周波数の特定要求を受けると、上記実施の形態1と同様に、DSP5及びCPU6の動作周波数を段階的に変更しながら、電波の受信品質を示す指標として、受信電力検出器4により検出された電波の電力を収集し、そのときの動作周波数と電波の電力をメモリ13に記録する。
監視制御部8の周波数特定部14は、受信品質検出部12が動作周波数と電波の電力をメモリ13に記録すると、上記実施の形態1と同様に、メモリ13に記録されている最低動作周波数fmin(=f0)のときの電力W0と、動作周波数fn(n=1,2,・・・,N)のときの電力Wn(n=1,2,・・・,N)とをそれぞれ比較する。
そして、周波数特定部14は、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数fnのときの電力Wnが一致していれば、例えば、DSP5が無線受信部3に干渉を与えていないと判断するが、最低動作周波数fminのときの電力W0と、動作周波数fnのときの電力Wnが一致しなければ、DSP5が無線受信部3に干渉を与えていると判断し、動作周波数fnが干渉を与える動作周波数であるか否かをメモリ13に記録する。
例えば、受信状況が図8に示すような状況にある場合、図9に示すように、動作周波数fnの前後数段階の動作周波数fn-m〜fn+mが干渉を与え、それ以外の動作周波数は干渉を与えない。
なお、図8の横軸を受信周波数と動作周波数にしているが、受信周波数×Nと動作周波数×Nのように表現してもよい。
監視制御部8の動作周波数変更部16は、実際に運用が開始されたのち、受信品質判定部15により受信品質が不良であると判断されると、DSP5及びCPU6が無線受信部3に与えている干渉が大きいので、動作周波数制御部7を制御して、DSP5及びCPU6の動作周波数fを変更する。
即ち、動作周波数変更部16は、メモリ13の記録内容を参照して、DSP5等が無線受信部3に干渉を与えない動作周波数を把握する。図9の例では、動作周波数fn-m-1が干渉を与えない動作周波数であると認識できるので、DSP5等の動作周波数fを動作周波数fn-m-1に変更する。
ただし、動作周波数の高周波側において、干渉が生じない動作周波数があるとき、動作周波数fn-m-1に変更すると、DSP5等の処理能力が能力閾値より小さくなる場合、DSP5等の動作周波数fを動作周波数fn+m+1に変更する。
なお、DSP5等の動作周波数f0が最も干渉を与えない動作周波数とは限らず、DSP5等の動作周波数f0が干渉を与える場合もある。
この場合、N個の動作周波数fの中で、電力Wが最小となる動作周波数を干渉しない動作周波数とする。
実施の形態8.
上記実施の形態4では、監視制御部10の周波数特定部24が、DSP5及びCPU6が無線受信部3に干渉を与える干渉周波数を特定し、監視制御部10の動作周波数変更部26が運用中に無線受信部3における電波の受信品質が不良になると、その干渉周波数より一段階低い受信周波数fr(または、シンセサイザ(図示せず)の発振周波数)、あるいは、DSP5等の動作周波数fに変更するものについて示したが、受信環境によっては、DSP5やCPU6以外の要因で無線受信部3の受信周波数frが干渉を受けることがある。
このような場合、監視制御部10の動作周波数変更部26がメモリ23に記録されている動作周波数f及び受信周波数frの全組み合わせの中から、電力Wが最小(干渉量が最小)になる動作周波数f及び受信周波数frの組み合わせを選択し(図6を参照)、その動作周波数f及び受信周波数frに変更するようにする。
ただし、電力Wが最小(干渉量が最小)になる動作周波数f及び受信周波数frの組み合わせが複数存在する場合、無線受信部3の受信周波数frやシンセサイザ(図示せず)の発振周波数を変更している間は電波を受信することができないので、電波を受信できない時間を短縮する観点から、現時点で使用している受信周波数から変更量が少ない受信周波数frを選択する。
あるいは、他ユーザ又は他サービスから遠ざかる受信周波数frを選択する。即ち、他ユーザ又は他サービスから干渉を受け難い帯域は、一般的に安定した受信感度になるため、安定している周波数帯域(干渉無が連続している周波数帯域)を選択する。図10の例では、受信周波数fr0〜fr2の周波数帯域において干渉無が連続しているので、その周波数帯域を選択し、その周波数帯域の中間の受信周波数fr1を選択する。
なお、受信周波数fr0のときの電力が最小電力になるとは限らない。したがって、動作周波数f及び受信周波数frの全組み合わせの電力Wを予め計測する必要がある。
この発明の実施の形態1による無線受信装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による無線受信装置の監視制御部を示す構成図である。 メモリに記録された動作周波数と電力を示す説明図である。 この発明の実施の形態4による無線受信装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による無線受信装置の監視制御部を示す構成図である。 メモリに記録された動作周波数と受信周波数と電力を示す説明図である。 この発明の実施の形態5による無線受信装置の監視制御部を示す構成図である。 受信状況を示す説明図である。 メモリに記録された動作周波数と電力と干渉の有無を示す説明図である。 メモリに記録された受信周波数と電力と干渉の有無を示す説明図である。
符号の説明
1 上位レイヤ、2 アンテナ、3 無線受信部、4 受信電力検出器、5 DSP(ノイズ発生源)、6 CPU(ノイズ発生源)、7 動作周波数制御部、8 監視制御部、9 受信周波数変更器、10 監視制御部、11 上位レイヤ指示受付部、12 受信品質検出部(周波数特定手段)、13 メモリ(周波数特定手段)、14 周波数特定部(周波数特定手段)、15 受信品質判定部(受信品質判定手段)、16 動作周波数変更部(動作周波数変更手段)、21 上位レイヤ指示受付部、22 受信品質検出部(周波数特定手段)、23 メモリ(周波数特定手段)、24 周波数特定部(周波数特定手段)、25 受信品質判定部(受信品質判定手段)、26 動作・受信周波数変更部(動作周波数変更手段)、31 処理能力監視部(処理能力監視手段)。

Claims (9)

  1. 予め運用を開始する前にノイズ発生源となるデバイスの動作周波数を変更しながら無線受信部における電波の受信品質を検出し、各動作周波数に係る受信品質を比較して上記デバイスが上記無線受信部に干渉を与える動作周波数を特定する周波数特定手段と、運用中に上記無線受信部における電波の受信品質を検出して、その電波の受信品質が良好であるか否かを判定する受信品質判定手段と、上記受信品質判定手段により受信品質が不良であると判定されると、上記デバイスの動作周波数を上記周波数特定手段により特定された動作周波数以外の動作周波数に変更する動作周波数変更手段とを備えた無線受信装置。
  2. 動作周波数変更手段は、受信品質判定手段により受信品質が不良であると判定されると、デバイスの動作周波数を周波数特定手段により特定された動作周波数より一段階低い動作周波数に変更することを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 周波数特定手段が各動作周波数に係る受信品質を比較して、デバイスが無線受信部に干渉を与える動作周波数の他に、干渉を与えない動作周波数を判別する場合、動作周波数変更手段は、受信品質判定手段により受信品質が不良であると判定されると、上記デバイスの動作周波数を上記周波数特定手段により干渉を与えないと判別された動作周波数に変更することを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  4. 周波数特定手段は、上位レイヤからデータの受信開始設定が行われる前、あるいは、上位レイヤからデータの受信中断設定が行われた後、デバイスが無線受信部に干渉を与える動作周波数を特定することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の無線受信装置。
  5. 周波数特定手段は、運用中であっても、上位レイヤからデバイスが無線受信部に干渉を与える動作周波数の特定要求を受けると、デバイスが無線受信部に干渉を与える動作周波数を特定することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の無線受信装置。
  6. 周波数特定手段は、デバイスの動作周波数を変更する他に、無線受信部の受信周波数を変更することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の無線受信装置。
  7. デバイスの処理能力を把握し、そのデバイスの処理能力が所望の必要処理能力より低下している場合、動作周波数変更手段に対して、そのデバイスの動作周波数の変更を禁止する処理能力監視手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の無線受信装置。
  8. 処理能力監視手段は、所望の必要処理能力の設定を受け付けることを特徴とする請求項7記載の無線受信装置。
  9. デバイスから動作周波数の変更拒否要求を受けると、動作周波数変更手段に対して、そのデバイスの動作周波数の変更を禁止する処理能力監視手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の無線受信装置。
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