JP2006237000A - Ptc限流素子を用いた順次トリップ遮断器 - Google Patents

Ptc限流素子を用いた順次トリップ遮断器 Download PDF

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Abstract


【課題】PTC限流素子の劣化を防ぎ、先に解離されたスイッチの再投入が防止され、PTC限流素子則への容易な事故電流転換が可能な遮断器を提供する。
【解決手段】本発明の遮断器は、第1スイッチと、第1スイッチと並列に連結された第2スイッチと、第2スイッチとは直列に、第1スイッチとは並列に連結されたPTC限流素子44と、第1及び第2スイッチを開閉させる可動アーム50と、正常負荷電流モードで第1固定接点46側への通電をガイドする第1固定アーム導体部54、及び事故電流モードでPTC限流素子44を介して第2固定接点52側への通電をガイドする第2固定アーム導体部48を備えた固定アーム40と、可動アーム50の投入方向駆動により第2スイッチを弾性付勢させ、可動アーム50のトリップ方向駆動の際、第2スイッチの弾性付勢の解除にかかる時間を用いて第1及び第2スイッチを順次トリップさせる順次トリップ手段とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、正温度係数(Positive Temperature Coefficient:以下、PTCと称する)特性を有する限流素子を用いた遮断器に関するものであって、より詳しくは、PTC特性を有する限流素子と複数個のスイッチとを電気的に連結して順次トリップにより事故電流を制限し遮断する遮断器に関する。
送・配電系統などの電力系統で短絡電流のような事故電流から線路及び線路に設けられた電力機器を保護するために遮断器が広く用いられている。
従来の遮断器は線路に直列に連結されて選択的開閉動作が可能な、固定接点と可動接点から成ったスイッチ、線路の事故電流を遮断する過程でスイッチから発生されるアークを消弧する消弧グリッド、及び事故電流を検知して可動接点を角運動(angular motion)させることで、スイッチをトリップする可動接点回動手段を含む。
従来の遮断器の動作を説明すると、上記固定接点と可動接点とは平常時、可動接点回動手段によって加えられる一定の力により、互いに接触された状態を維持する。しかし、線路に事故電流が流れると、固定接点と可動接点との間で発生される電子反発力により可動接点が固定接点から逸早く解離される。解離された固定接点及び可動接点間ではアークが発生し、発生されたアークは周囲の消弧グリッドの方に駆動されて冷却及び分割される。消弧グリッドの方に駆動されたアークによる線路の電圧降下は線路に流れる事故電流を制限するようになり、制限された事故電流はアークの冷却及び分割によって人為的な電流零点で遮断完了する。
最近には、温度に従って抵抗が急激に変わるPTC特性を有する限流素子を機械的スイッチと連動させ遮断器を具現することで、遮断器の限流及びトリップ動作を効率的に具現するための試みが多角的に行われている。
限流素子は線路に事故電流が流れると、ジュール(Joule)熱により加熱されて温度が急上昇し、温度が臨界温度を超えると、抵抗値が急激に増加する。これにより、線路の事故電流は限流素子によって制限され、このような状態でスイッチが機械的に動作して線路を遮断する。
線路が遮断されると、限流素子の温度は臨界温度以下まで下降するようになり、これに応じて限流素子の抵抗値も初期の値に復帰する。それから、事故電流の発生要因が線路から取り去られてから遮断器が再投入されると、線路には通常の負荷電流が流れるようになる。
上記のように、限流素子とスイッチとを結合させて遮断器を具現する従来技術は次のようである。
まず、米国特許第2639357号は、限流素子とスイッチとを互いに並列連結して遮断器を具現する技術を提案したのである。ところが、上記米国特許の発明は事故電流が限流素子側にうまく転換されないという短所がある。
米国特許第4878038号は、限流素子とスイッチとを互いに直列に連結して遮断器を具現する技術を提案したのである。ところが、この米国特許の発明は、平常時に線路と直列に連結された限流素子が持続的にジュール熱によって発熱することで、平常時、負荷電流が流れるときにも電力損失を引き起こす問題がある。
米国特許第5629658号は、上記米国特許第4878038号の発明における問題点を解決するために複数個のスイッチと限流素子とを並列及び直列に連係させて順次トリップ方式で動作する遮断器を提案したのである。
図18は、このような順次トリップ方式の概念を示す。図面に示されたように、上記米国特許第5629658号の発明の遮断器の場合、第1スイッチ10と限流素子12は並列に連結され、第2スイッチ14と限流素子12は直列に連結される。平常時に負荷電流は相対的に抵抗値が小さい第1スイッチ10を通じて流れる。従って、限流素子12から発生されるジュール熱による電力損失の問題が招来されない。一方、線路Lで短絡電流のような事故電流が発生すると、第1スイッチ10が電子反発力によって先にトリップされる。これにより、事故電流は第2スイッチ14及び限流素子12を通じて流れるようになる。事故電流が限流素子12に流れると、限流素子12の限流作用によって事故電流が制限される。これと共に、事故電流による電子反発力とは別に設けられた第2スイッチ開閉機構によって第2スイッチ14がトリップされることで、限流素子12により制限された事故電流が第2スイッチ14によって遮断完了する。
日本国特開平10−326554は上記のような順次トリップ方式を採用した遮断器の構造をより具体的に提案したのである。
図19は、上記日本国特開平10−326554に開示された遮断器の構成を概略的に示した図面である。この遮断器は、図面に示されたように、線路の電源側に直接接続され、第1固定接点16及びPTC限流素子が固定されている第2固定接点18を備える固定アーム20と、線路の負荷側に直接接続され、開閉機構部によって回転運動し、第1固定接点16と接触される第1可動接点22、及び第2固定接点18と接触する第2可動接点24を備える可動アーム26とを含む。
可動アーム26は、第1可動接点22が付着され弾性力を有する第1可動アーム28と、第2可動接点24が付着された第2可動アーム26とに分けられる。平常時、第1接点16、22と第2接点18、24とは相互電気的に連結されており、第1接点16、22間の抵抗値が第2接点18、24間の抵抗値より小さいので、殆どの電流は第1接点16、22及び第1可動アーム28を通じて流れる。
線路に短絡事故のような事故が生じて事故電流が流れると、第1固定接点16と第1可動接点22間で電子反発力が作用し第1可動アーム28が上に移動することで、第1固定接点16と第1可動接点22が解離される。これによって、事故電流は第2固定接点18及び第2可動接点24を通じて流れるようになり、第2固定接点24に固定されている限流素子の限流作用によって事故電流が制限される。これと同時に、開閉機構部が事故電流を感知して可動アーム26全体を上に回動させると、第2固定接点18と第2可動接点24間で流れていた事故電流は完全に遮断される。
ところが、上述した日本国特開平10−326554に開示された遮断器は次のような問題点がある。
第一、遮断器の事故電流遮断過程で第1接点16、22の解離時発生するアークが第2固定接点18側に駆動され得るだけでなく、第2接点18、24の解離時には第2固定接点16と第2可動接点24との間においても相当なアークが発生する。アークは、周囲の金属及び非金属材料を溶かすほどの高温を誘発するが、このようなアークによってPTC限流素子から成った第2固定接点24が溶削・破損又は分離される恐れが高いのである。
第二、遮断器が投入される過程では第2接点18、24が先に投入され、その後、第1接点16、22が投入されるが、このような遮断器投入過程においても第2接点18、24間でアークが発生する。従って、遮断器の投入過程でも発生されたアークによりPTC限流素子から成った第2固定接点24が溶削・破損または分離される恐れがある。
第三、第2固定接点24が一般の接点材料に比べて強度が低いPTC限流素子から成っていて、すぐ変形及び破損する恐れがある。また、接点自体をPTC限流素子で構成すると、遮断器の機械的寿命はもちろん電気的寿命まで短縮するという短所がある。
第四、第1接点16、22間の接触抵抗値は第2接点18、24間の接触抵抗値に比べて小さいべきであるが、第2接点18、24間の接触抵抗値が第1接点16、22間の接触抵抗値に比べて相対的に大きすぎると、第1接点16、22が先に解離されても第2接点18、24に事故電流がうまく転換されない。
上記日本国特許文献の遮断器は第2固定接点18をPTC限流素子で構成しているが、このような場合、第2固定接点18と第2可動接点24間の接触抵抗値が大きくなり、第1接点16、22が解離されても事故電流の流れが第2接点18、24則にうまく転換されない恐れがある。
第五、一般の接点材料の場合、固定アーム20及び可動アーム26にブレージングを用いて付着する。ところが、第2固定接点18はPTC限流素子から成っているので、ブレージングを用いた接点付着が不可能である。
第六、第1可動アーム28は弾性力が大きい金属から成る。従って、事故電流の発生のとき、第1可動アーム28に付着された第1可動接点22及び第1固定接点16が電子反発力により先に解離されても、第1可動アーム28の弾性力によって第1可動アーム28がすぐ再投入される場合が発生して事故電流を十分に制限させることが出来ない場合もある。
米国特許第2639357号公報 米国特許第4878038号公報 米国特許第5629658号公報 特開平10−326554号公報
従って、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために創案されたものであって、PTC限流素子の劣化を防ぐことができ、先に解離されたスイッチの再投入が防止され、PTC限流素子則への容易な事故電流転換が可能な順次トリップ遮断器を提供することにその目的がある。
上記の技術的な課題を達成するための本発明の一側面によるPTC限流素子を用いた順次トリップ遮断器は、第1固定接点及び第1可動接点から構成される第1スイッチと、第2固定接点及び第2可動接点から構成され、上記第1スイッチと並列に連結された第2スイッチと、上記第2スイッチとは直列に、上記第1スイッチとは並列に連結され、事故電流発生のとき、第1スイッチ側から第2スイッチ側にと分流された電流が通電されるPTC限流素子と、上記第1及び第2可動接点が所定距離隔てられて設けられ、第1及び第2可動接点を駆動させて上記第1及び第2スイッチを開閉させる可動アームと、正常負荷電流モードで第1固定接点側への電流の通電をガイドする第1固定アーム導体部、及び事故電流モードで上記PTC限流素子を介して第2固定接点側への電流の通電をガイドする第2固定アーム導体部を備える固定アームと、及び上記可動アームの投入方向への駆動によって第1及び第2スイッチが投入される過程で第2スイッチを弾性付勢させ、上記可動アームのトリップ方向への駆動時、第2スイッチの弾性付勢の解除にかかる時間を用いて第1及び第2スイッチを順次トリップさせる順次トリップ手段とを含む。
本発明の一実施形態によると、上記の第1及び第2固定接点は、各々これら接点にまで延長されて第1及び第2固定アーム導体部上に備えられるが、上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記量角度の相対的な差に比例して第2スイッチを弾性付勢させる第2固定アーム導体部の幾何学的構造である。
本発明の他の実施形態によると、上記第1及び第2固定接点は各々これら接点まで延長された第1及び第2固定アーム導体部上に備えられるが、上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して第2固定接点が備えられた第2固定アーム導体部の一部を所定回転軸を中心として弾性的に回転させて、第2スイッチを弾性付勢させるトーションスプリングである。
本発明のさらに他の実施形態によると、上記第1及び第2固定接点は各々これら接点まで延長された第1及び第2固定アーム導体部上に備えられるが、上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、上記可動アームには圧縮スプリングを実装したガイドハウジングが備えられ、上記第2可動接点はその一側面が上記圧縮スプリングに対面し、他側面は外部に露出して第2固定接点と対向するように上記ガイドハウジングに収納され、上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例した第2可動接点の引退により、第2スイッチを弾性付勢させる圧縮スプリングである。
本発明のさらに他の実施形態によると、上記可動アームは弾性変形が可能な屈曲部を備え、上記第1及び第2固定接点は、各々これら接点まで延長された第1及び第2固定アーム導体部上に備えられ、上記第2可動接点は上記屈曲部に備えられ、上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で、第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して弾性変形され、第2スイッチを弾性付勢させる上記屈曲部である。
望ましく、本発明による遮断器は、事故電流発生のとき、所定レベル以上の事故電流を感知し予め定められた時間内に第2スイッチをトリップするための回転力を可動アームに提供する可動アーム回動手段をさらに含む。このような場合、可動アームの回転メカニズムは、事故電流発生の際、第1固定接点と第1可動接点間で発生される電子反発力と上記可動アーム回動手段が提供する回転力を含む。そして、上記第2スイッチは上記可動アームの回転軸を中心として上記第1スイッチより外側に配置される。
望ましく、上記第1固定アーム導体部は、第1スイッチの両接点周囲の電流方向が相対的に反対方向になるように電気電導路を提供する。それから、上記第2固定アーム導体部は第2スイッチの両接点周囲の電流方向が相対的に反対方向になるようにする電気電導路を提供する。
上記技術的課題を達成するための本発明の他の側面によるPTC限流素子を用いた順次トリップ遮断器は、第1固定接点及び第1可動接点から構成された第1スイッチと;第2固定接点及び第2可動接点から構成されて上記第1スイッチと直列に連結された第2スイッチと、回転軸を中心として所定距離隔てられて相互対向するように配置された上記第1及び第2可動接点を備え、回転メカニズムにより上記第1及び第2可動接点を互いに反対方向に角運動させて上記第1スイッチ及び第2スイッチを開閉させる可動アームと、上記第1及び第2固定接点を各々備える第1及び第2固定アームと、上記第1スイッチとは並列に、上記第2スイッチとは直列に連結されて、事故電流発生のとき、第1スイッチ側から第2スイッチ側に分流された電流が通電されるPTC限流素子と、上記可動アームの投入方向への回動によって第1及び第2スイッチが投入される過程で第2スイッチを付勢させ、上記可動アームのトリップ方向への回動のとき、第2スイッチの弾性付勢解除にかかる時間を用いて第1及び第2スイッチを順次トリップさせる順次トリップ手段とを含む。
望ましく、上記第1び第2スイッチがトリップされた状態で、第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きい。
望ましく、上記順次次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して弾性変形されて第2スイッチを弾性付勢させる上記第2固定アームの幾何学的構造である。
代案として、上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して第2固定接点が備えられた第2固定アームの一部を所定回転軸を中心として弾性的に回転させて第2スイッチを弾性付勢させるトーションスプリングである。
他の代案として、上記第2可動接点が備えられる可動アームの地点に圧縮スプリングを実装したガイドハウジングが備えられ、上記第2可動接点はその一側面が上記圧縮スプリングに対面し、他側面は外部に露出して第2固定接点と対向するように上記ガイドハウジングに収納され、上記順次トリップ手段は第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例した第2可動接点の後退により第2スイッチを弾性付勢させる圧縮スプリングで構成される。
本発明によると、PTC限流素子をアークが発生される接点から隔てられるように配置し、アークエネルギーの相当部分をPTC限流素子の発熱を通じて消耗するため、遮断器の投入及び順次トリップ動作の際、アークによる限流素子の劣化を防ぐことができる。
本発明のほかの側面によると、PTC限流素子を用いて接点を構成しないので第2固定接点と第2可動接点の接触抵抗が高くない。従って、事故電流の遮断動作の際、事故電流が第2スイッチ側へ容易に転換される。
本発明のさらに他の側面によると、第1スイッチが解離されると、順次トリップ手段が提供する第2スイッチの弾性付勢状態が解除されると同時に、第1固定接点と第1可動接点間には所定の間隙が生じる。従って、本発明は、第1スイッチが解離された以後に再投入される問題があった従来の技術とは異なって、第1スイッチの再投入の恐れが全くないので遮断器の信頼性を極大化することができる。
以下、添付された図面を参照しながら本発明の望ましい実施形態を詳しく説明する。これに先立って、本明細書及び請求範囲に用いられる用語や単語は通常的や辞典的な意味で限定して解釈されてはいけなく、発明者は自らの発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に基づいて、本発明の技術的思想に符合する意味と概念に解釈されるべきである。従って、本明細書に記載された実施形態と図面に示された構成は、本発明の最も望ましい一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想を全て代弁するものではないため、本出願時点においてこれらに代替できる多様な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。
第1の実施の形態:
図1乃至図3は、本発明の第1の実施の形態による遮断器の詳細な構成と共に、遮断器の投入状態、第1スイッチのトリップ状態、及び第1/第2スイッチのトリップ状態を各々示している。
本発明の第1の実施の形態による遮断器は、図1に示されたように、大別して、固定アーム40と可動アーム50で構成される。固定アーム40は、一端が線路の電源側と電気的に連結される固定アームブース42、固定アームブース42に付着されたPTC限流素子44、第1固定接点46、第1固定接点46が付着されて第1固定接点46側への電流通電をガイドする第1固定アーム導体部48、第2固定接点52、及び第2固定接点52が付着されて第2固定接点52側への電流通電をガイドする第2固定アーム導体部54を含む。
上記第2固定アーム導体部54は、弾性変形による弾性付勢を提供することのできる幾何学的構造を有する。図面に示されたように、上記幾何学的構造は「L」字状である。しかし、本発明がこれに限らない。上記第2固定アーム導体部54は弾性変形が可能な金属、例えば銅、黄銅などの材質から成った板状の金属で構成する。第1固定アーム導体部48の材質は第2固定アーム導体部54と実質的に同様である。
可動アーム50は、一端が線路の負荷側と電気的に連結する可動アームブース56と、可動アームブース56に所定距離隔てられて付着された第1可動接点58及び第2可動接点60を含む。ここで、上記第1固定接点46と第1可動接点58とは第1スイッチを、第2固定接点52と第2可動接点60とは第2スイッチを構成する。望ましくは、可動アームブース56は銅、黄銅などの材質の板状金属で構成する。そして、第1固定接点46及び第2固定接点52と、第1可動接点58及び第2可動接点60はAgCdO、AgC、AgWCのように耐アーク特性に優れた板状の金属切片で構成する。
上記可動アーム50は、上記第1及び第2可動接点58、60をトリップ方向A(図3参照)または投入方向B(図3参照)に駆動させて第1スイッチと第2スイッチを開閉する。望ましくは、上記可動アーム50は回転メカニズムによって駆動される。このために、可動アーム50の右側部分は図示しない可動アーム回動手段に結合されて回転される。しかし、本発明がこれに限るわけではない。
可動アーム回動手段には、本発明が属する技術分野でよく知られているMCCB(Molded Case Circuit Breaker)に採用される可動アーム回動手段がそのまま採用できる。可動アーム回動手段は、遮断器の投入状態で第1スイッチ及び第2スイッチに接圧力を印加して予め定められた所定レベル以上の事故電流が検知されると、予め定められた時間以内に事故電流を遮断させるため、可動アーム50に回転力を印加する。
PTC限流素子44の一端は、固定アームブース42と連結され、他側の端は第2固定アーム導体部54及び第2固定接点52と電気的に連結される。従って、PTC限流素子44は第1及び第2スイッチから相当な距離を確保することができる。このことによって、遮断器による事故電流の遮断または遮断器の再投入の際、第1及び第2スイッチから生じるアークがPTC限流素子44に及ぶ影響を最小化することができる。
上記PTC限流素子44は、本発明が属する技術分野でよく知られているように、板状のPTC物質層44aを挟んで上下電極44b、44cが対向している構造を有する。望ましくは、上記PTC物質層44aは、結晶性高分子樹脂と電導性物質の粒子とを含み、25℃での比抵抗が1Ωcm以下であり、事故電流発生のとき、比抵抗が10Ωcm以上に増加する非線形的な抵抗特性を有する。しかし、本発明がこれに限るわけではない。上記の上下電極44b、44cはアルミニウム、銀、銅などの材質から成った金属板で構成する。
図1に示されたように、本発明の第1の実施の形態による遮断器が平常時の投入状態にあると、第1固定接点46は、第1可動接点58と電気的に接触されており、第2固定接点52は、第2可動接点60と電気的に接触されるように接圧される。このことにより、第1スイッチとPTC限流素子44とは並列に、第2スイッチとPTC限流素子44とは直列に連結される。
一方、第2接点52、60が接圧される理由は、図3に示されたように、第2固定接点52と第2可動接点60間の角度θが第1固定接点46と第1可動接点58間の角度θより相対的に小さく、第2固定アーム導体部54が弾性変形が可能な幾何学的構造を有しているため、図1に示されたように、可動アーム50が回転して第1及び第2スイッチが投入されると、第2固定アーム導体部54が弾性変形されることで、第2スイッチが弾性付勢されるからである。ここで、上記角度は、二つの接点表面から出発された延長線が会う地点を基準とした接点間の角距離である。第2スイッチの弾性付勢の程度は上記角度の差「θ12」に比例する。
上記のように、第2スイッチが弾性付勢されると、事故電流発生のとき、第1及び第2スイッチがトリップされる時点が変わり、その結果、第1及び第2スイッチの順次的なトリップが行われる。これに対する具体的な内容は後述する。このように、第2スイッチを弾性付勢させて第1及び第2スイッチの順次的なトリップを誘発する構成要素を、以下「順次トリップ手段」と称することにする。第1の実施の形態で、順次トリップ手段は、弾性変形が可能な第2固定アーム導体部54の幾何学的構造になるのである。
図1に示されたように、遮断器が投入状態にあると、電流の流れる経路としては、固定アームブース42/第1固定アーム導体部48/第1固定接点46/第1可動接点58/可動アームブース56から成る第1経路Iと、固定アームブース42/PTC限流素子44/第2固定アーム導体部54/第2固定接点52/第2可動接点60から成る第2経路IIとがある。ところが、PTC限流素子44が初期抵抗値を有するので殆どの平常時の負荷電流は第1経路Iを通じて流れる。よって、第2経路IIには微細な電流のみが流れ、その結果、PTC限流素子44の発熱による電力損失を最少化することができる。
本発明の遮断器は限流特性を有する。このような限流特性は、より迅速な接点の解離を前提とする。即ち、線路に事故電流が発生すると、遮断器は逸早く事故の発生を感知して自動的に接点が解離される動作を遂行すべきである。このために、遮断器は、接点間で生じる電子反発力を用いるのである。電子反発力は二つの形態で発生される。
第一の形態の電子反発力は、第1固定接点46及び第1可動接点58、そして第2固定接点52及び第2可動接点60間で発生する。遮断器の投入状態で、各接点46、52、58、60は適当な接圧力により電気的に接続されている。もちろん、第2固定アーム導体部54が弾性付勢されているので、第2接点52、60間の接圧力が第1接点46、58間の接圧力より大きい。
各接点46、52、58、60は人の目で見たときは、接点と接点とが互いに完全に触れ合っていて触れ合う部分が電気的にうまく連結されているように見える。しかし、実際には、図16に示されたように二つの接点間に一部だけが互いに電気的に連結された、即ち、「a-spot」という接点が生じる。この「a-spot」の面積は二つの接点間の接触抵抗及び接触反発力を決定するが、主に接圧力と接点材料の界面特性などで決められる。接点間の界面で「a-spot」が生じると、二つの接点間の電流経路は図16の矢印のように「a-spot」に相対的に密集するようになり、その結果、二つの接点間では反発力が発生するのである。
第二の形態の電子反発力は、第1及び第2スイッチ周囲に形成される磁界の方向に係わるのである。即ち、第1固定接点46及び第1可動接点58、そして第2固定接点52及び第2可動接点60周囲の電流方向が相対的に反対になるとフレミングの左手法則に従って接点間界面で電子反発力が発生する。このために、本発明は、図17に示されたように、固定アーム導体部48、54の屈曲部Kで固定接点46、52側への方向が、可動接点58、60側から可動アーム50の回転軸への方向と互い反対になるように電気伝導路を配置する。そうすると、フレミングの左手法則により第1接点46、58間及び第2接点52、60間に電子反発力が発生する。
それでは、本発明の第1の実施の形態による遮断器の順次トリップ動作を詳しく説明する。まず、図1に示されたように、遮断器が投入された状態では、可動アーム回動手段に備えられている接圧スプリングによって可動アーム50が第1及び第2スイッチを押えるようになる。このとき、第2スイッチは、順次トリップ手段である第2固定アーム導体部54の幾何学的構造の弾性変形によって弾性付勢状態になる。そして、遮断器が投入された線路に通常の負荷電流のみが流れると、第1スイッチ及び第2スイッチの接点間界面で電子反発力が発生されても可動アーム50に印加される接圧スプリングの力を克服することができない。従って、可動アーム50は上方に持ち上げられない。
ところが、遮断器が設けられた線路に事故が発生して事故電流が流れ始まると、電子反発力の大きさは電流の自乗に比例して増加する。そうするうちに、電子反発力の力が可動アーム回転手段の接圧スプリングの力を圧倒する瞬間、可動アーム50は、上に持ち上げられるようになる。このことにより、図2に示されたように、第1固定接点46と第1可動接点58とが1次的に解離されると同時に、第2スイッチの弾性付勢状態が解除されて第2固定接点52と第2可動接点60のみが電気的に連結された状態になる。第2スイッチの弾性付勢状態が解除される短い時間の間、第1スイッチはトリップ状態を、第2スイッチは投入状態を維持する。そして、このような過程で、第1接点46、58間には所定の間隙が形成されることで、第1スイッチの再投入が源泉的に防止される。
第1スイッチがトリップされる瞬間、第1経路Iに殆ど流れていた事故電流は、第2経路IIに分流されてPTC限流素子44に流れる。そうすると、限流素子44は発熱し始まって温度が急速に増加する。限流素子の温度が増加し続けて臨界温度を超えると、限流素子の抵抗値が急激に増加し、事故電流を制限するようになる。
PTC限流素子44による事故電流の制限と併せて、可動アーム回動手段は第2経路IIに流れる事故電流を検知する。それから、検知された電流レベルが予め定められた事故電流レベル以上であると判明されれば、図3に示されたように、予め定められた時間以内に第2固定接点52及び第2可動接点60が解離されるように可動アーム50をトリップ方向Aに回転させる。殆どは可動アーム50に接圧力を提供している接圧スプリングの弾性付勢状態が解除されることで、可動アーム50が回転される。
一方、第1固定接点46と第1可動接点58が解離される過程でアークが発生されるが、事故電流の殆どが第2経路IIに分流されるため、アークエネルギーは大きくないだけでなく、発生されたアークは図示されていない消弧グリッドにより冷却及び分割される。また、第2固定接点52と第2可動接点60が解離される過程でもアークが発生されるが、事故電流のエネルギーはPTC限流素子44の発熱によって相当消尽されたので、第2スイッチの解離過程で発生されるアークもやはり高いエネルギーを有さず、発生されたアークは消弧グリッドにより冷却及び分割される。それだけでなく、PTC限流素子44は第1及び第2スイッチから隔てられた位置に配置されている。従って、アークに敏感なPTC限流素子44が遮断器の動作過程で損傷されることを效果的に防止することができる。
第2の実施の形態:
図4乃至図6は、本発明の第2の実施の形態による遮断器の詳細な構成と共に、遮断器の投入状態、第1スイッチのトリップ状態、及び第1/第2スイッチのトリップ状態を各々示している。
本発明の第2の実施の形態によると、図4に示されたように、第2垂直固定アーム導体部54a及び第2水平固定アーム導体部54bを回転軸62を中心として回動可能に結合し、固定アーム導体部54a、54bをトーションスプリング64を用いて弾性的に結合する。その他、第2の実施の形態の他の技術的構成は前述した第1の実施の形態と同一である。
第1の実施の形態と同様に、第2の実施の形態による遮断器においても、図6に示されたように、第1接点46、58間の角度θが第2接点52、60間の角度θ2より相対的に大きい。従って、遮断器が図4に示されたように投入されると、第2水平固定アーム導体部54bが回転軸62を中心として回転(反時計回り)し、トーションスプリング64が弾性変形される。ここで、弾性変形の程度は、角度の差「θ」に比例する。その結果、第2スイッチは弾性付勢状態に置かれる。従って、第2の実施の形態で、第1スイッチ及び第2スイッチの順次的トリップを誘発する順次トリップ手段はトーションスプリング64になる。
第2の実施の形態による遮断器において、第1及び第2スイッチが順次トリップされる過程を説明すると次のようである。線路で事故電流が発生されると、第1スイッチの接点間界面で可動アーム50が印加する接圧力より大きい電子反発力が発生して図5に示されたように、可動アーム50が上に持ち上げられて第1スイッチがトリップされ、順次トリップ手段であるトーションスプリングの弾性変形が解除されて第2スイッチの弾性付勢状態が解除される。第2スイッチの弾性付勢状態が解除される短い時間の間、第1スイッチはトリップ状態を、第2スイッチは投入状態を維持する。第1スイッチがトリップされる瞬間、事故電流は第1経路Iから第2経路IIに分流されて、PTC限流素子44によって制限される。これと併せて、可動アーム回動手段は、第2経路IIの事故電流を検知して可動アーム50を回転させることで、図6に示されたように第2スイッチを予め定められた時間以内にトリップさせる。
第3の実施の形態:
図7乃至図9は、本発明の第3の実施の形態による遮断器の詳細な構成と共に、遮断器の投入状態、第1スイッチトリップ状態、及び第1/第2スイッチのトリップ状態を各々示している。
本発明の第3の実施の形態によると、可動アーム50の下部には図7に示されたように、内部に圧縮スプリング66を実装し、下端部に開口68が形成されたガイドハウジング70が備えられる。そして、第2可動接点60は、その一面が上記圧縮スプリング66に面し他面は外部に露出して第2固定接点52と対向するように上記ガイドハウジング70内に収納される。そして、第2固定接点52はガイドハウジング70の上部に設けられた開口68を通じて挿入されるように開口68に対応する形状を有する。その他、第3の実施の形態の他の技術的構成は前述した第1の実施の形態と実質的に同一である。
第1の実施の形態と同様に、第3の実施の形態による遮断器の場合も、図9に示されたように、第1接点46、58間の角度θ1が第2接点52、60間の角度θ2より相対的に大きい。従って、図7に示されたように可動アーム50を回転させて遮断器を投入すると、第2固定接点52がガイドハウジング70の開口68を通じて挿入された後、第1固定接点46と第1可動接点58との電気的接触が行われるときまで第2可動接点60を加圧する。そうすると、圧縮スプリング66が可動アーム50側に引退しながら収縮される。その結果、第1固定接点46と第1可動接点58との電気的接触が完了し、遮断器の投入が終ると、第2固定接点52と第2可動接点60の界面には接圧力が発生されて第2スイッチは両角度の差「θ」に比例する弾性付勢状態に置かれるようになる。従って、第3の実施の形態において、第1スイッチ及び第2スイッチの順次的トリップを誘発する順次トリップ手段は圧縮スプリング66になるのである。
第3の実施の形態による遮断器において第1及び第2スイッチの順次トリップ過程を説明すると、次のようである。線路で事故電流が発生されると、第1スイッチの接点間界面で可動アーム50が印加する接圧力より大きい電子反発力が発生して、図8に示されたように可動アーム50が上に持ち上げられて第1スイッチがトリップされ、順次トリップ手段である圧縮スプリング66の弾性変形が解除されて第2スイッチの弾性付勢状態が解除される。第2スイッチの弾性付勢状態が解除される短い時間の間、第1スイッチはトリップ状態を、第2スイッチは投入状態を維持する。第1スイッチがトリップされる瞬間、事故電流は第1経路Iから第2経路IIに分流されてPTC限流素子44によって制限される。これと併せて、可動アーム回動手段は第2経路IIの事故電流を検知して可動アーム50を回転させることで、図9に示されたように第2スイッチを予め定められた時間以内にトリップさせる。
一方、図面に図示はしないが、第3の実施の形態の変形として第2固定接点52を圧縮スプリングと共に第2固定アーム導体部54に付着されたガイドハウジング(図示せず)に収納し、第2可動接点60をガイドハウジングの上部に備えられた開口に挿入されるように、開口に対応する形状に作製して可動アーム50の下側に付着することも可能である。このような場合、遮断器の投入過程で第3の実施の形態と逆に第2可動接点60が第2固定接点52を加圧させてガイドハウジング内の圧縮スプリングを第2固定アーム導体部54側に引退させる。もちろん、第1及び第2スイッチの順次トリップメカニズムは第3の実施の形態と実質的に同一である。
第4の実施の形態:
図10乃至図12は、本発明の第4の実施の形態による遮断器の詳細な構成と共に、遮断器の投入状態、第1スイッチのトリップ状態、及び第1/第2スイッチのトリップ状態を各々示している。
本発明の第4の実施の形態によると、図10に示されたように、可動アームブース56の一側に弾性変形が可能な幾何学的構造の「⊂」字状屈曲部57が設けられる。そして、第2可動接点60は上記屈曲部57の下端面に付着される。その他、第4の実施の形態の他の技術的構成は前述した第1の実施の形態と実質的に同一である。
第1の実施の形態と同様に、第4の実施の形態による遮断器の場合も、図12に示されたように、第1接点46、58間の角度θ1が第2接点52、60間の角度θ2より相対的に大きい。従って、可動アーム50を回転させて遮断器を投入すると、図10に示されたように第2固定接点52及び第2可動接点60の接触が1次的に行われた後、第1固定接点46及び第1可動接点58の接触が2次的に行われるときまで、可動アーム50の屈曲部57が弾性変形される。ここで、弾性変形の程度は、上記両角度の差「θ」に比例する。その結果、第1固定接点46と第1可動接点58との電気的接触が完了して遮断器の投入が終ると、第2固定接点52と第2可動接点60の界面には接圧力が発生されて第2スイッチは弾性付勢状態に置かれるようになる。従って、第4の実施の形態において、第1スイッチ及び第2スイッチの順次トリップを誘発する順次トリップ手段は可動アーム50の屈曲部57が有する幾何学的構造になる。
第4の実施の形態による遮断器において第1及び第2スイッチの順次トリップ過程を説明すると、次のようである。線路で事故電流が発生されると、第1スイッチの接点間界面で可動アーム50が印加する接圧力より大きい電子反発力が発生して、図11に示されたように、可動アーム50が上に持ち上げられて第1スイッチがトリップされ、可動アーム50の屈曲部57に対する弾性変形が解除されて第2スイッチの弾性付勢状態が解除される。第2スイッチの弾性付勢が解除される短い時間の間、第1スイッチはトリップ状態を、第2スイッチは投入状態を維持する。第1スイッチがトリップされる瞬間、事故電流は第1経路Iから第2経路IIに分流されてPTC限流素子44によって制限される。これと併せて、可動アーム回動手段は、第2経路IIの事故電流を検知して可動アーム50を回転させることで、図12に示されたように第2スイッチを予め定められた時間以内にトリップさせる。
一方、詳述した本発明の第3及び第4の実施の形態において、第2スイッチが弾性付勢状態に置かれる過程で、場合によっては第2固定アーム導体部54もある程度弾性変形できるということが理解されるべきである。
第5の実施の形態:
図13乃至図15は,本発明の第5の実施の形態による遮断器の詳細な構成と共に、遮断器の投入状態、第1スイッチのトリップ状態、及び第1/第2スイッチのトリップ状態を各々示している。
本発明の第5の実施の形態によると、図13に示されたように、第1固定アーム72及び第2固定アーム74は可動アーム76を基準として相互対向する位置に配置される。第1固定アーム72と第2固定アーム74は弾性変形が可能な幾何学的構造を有する。望ましくは、幾何学的構造は図面に示されたように「⊂」字状または「⊃」字状である。しかし、本発明はこれに限らない。第1固定接点46及び第2固定接点60は各々第1固定アーム72及び第2固定アーム74に付着される。
可動アーム76は図示されていない可動アーム回動手段により回転軸78を中心として投入方向Aまたはトリップ方向Bに回転される。上記可動アーム回転手段は、遮断器が投入状態にあるとき、接圧スプリングによる接圧力を第1及び第2スイッチに印加する。第1可動接点58及び第2可動接点52は、可動アーム76の回転軸78を基準として相互対向し、第1固定接点46及び第2固定接点60側に対向する位置に付着される。PTC限流素子44は、第1固定接点46及び第1可動接点58から成った第1スイッチとは並列に、第2固定接点60及び第2可動接点52から成った第2スイッチとは直列に接続される。
第5の実施の形態による遮断器の場合、図15に示されたように、第1接点46、58間の角度θが第2接点52、60間の角度θより相対的に大きい。従って、可動アーム76を投入方向Aに回転させて第1及び第2スイッチを投入すると、図13に示されたように、第2固定アーム74が弾性変形される。ここで、弾性変形の程度は、上記両角度の差「θ」に比例する。遮断器の投入が終ると、第2固定接点60と第2可動接点52との界面には接圧力が発生されて第2スイッチは弾性付勢状態に置かれるようになる。従って、第5の実施の形態において、第1スイッチ及び第2スイッチの順次的トリップを誘発する順次トリップ手段は第2固定アーム74の弾性変形が可能な幾何学的構造になるのである。
第5の実施の形態よる遮断器において第1及び第2スイッチの順次トリップ過程を説明すると次のようである。線路で事故電流が発生されると、第1スイッチの接点間界面で可動アーム76が印加する接圧力より大きい電子反発力が発生して、図14に示されたように可動アーム76が上に持ち上げられて、第1スイッチがトリップされ、第2固定アーム74の弾性変形が解除されて第2スイッチの弾性付勢状態が解除される。第2スイッチの弾性付勢状態が解除される短い時間の間、第1スイッチはトリップ状態を、第2スイッチは投入状態を維持する。第1スイッチがトリップされる瞬間、事故電流はPTC限流素子44側に分流される。これと併せて、可動アーム回動手段は、事故電流を検知して可動アーム76をトリップ方向Bに回転させることで、図15に示されたように第2スイッチを予め定められた時間以内にトリップさせる。
一方、図面に図示はしないが、第5の実施の形態の変形として、第2固定アーム74は図4に示されたようにトーションスプリングにより弾性変形される構造を有することができる。代案として、第2可動接点52を図7に示されたように圧縮スプリングと共にガイドハウジング内に実装し、遮断器の投入過程でガイドハウジングの開口に相応する形状を有する第2固定接点60によって圧縮スプリングが圧縮されて第2スイッチが弾性付勢状態に置かれるようにすることもできる。
以上のように、本発明は、たとえ限定されたの実施の形態と図面によって説明されたが、本発明はこれによって限定されず、本発明の属する技術分野において通常の知識を有した者によって本発明の技術思想と特許請求範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能なことは言うまでもない。
以上説明したように本発明においては、PTC限流素子の劣化を防ぐことができ、先に解離されたスイッチの再投入が防止され、PTC限流素子則への容易な事故電流転換が可能なので、この技術分野で十分に利用することができる。
本発明の第1の実施の形態による遮断器の投入状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1/第2スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 本発明の第2の実施の形態による遮断器の投入状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1/第2スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 本発明の第3の実施の形態による遮断器の投入状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1/第2スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 本発明の第4の実施の形態による遮断器の投入状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1/第2スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 本発明の第5の実施の形態による遮断器の投入状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 同実施の形態による遮断器の第1/第2スイッチのトリップ状態を示した側面図である。 接点間界面で発生される電子反発力の原理を説明する概念図である。 フレミングの左手法則によって発生される電子反発力の原理を説明する概念図である 従来技術による順次トリップ方式の事故電流遮断の概念を示す回路図である。 従来技術による順次トリップ方式の遮断器の構成を示した斜視図である。
符号の説明
40 固定アーム
44 PTC限流素子
46 第1固定接点
48 第1固定アーム導体部
50 可動アーム
52 第2固定接点
54 第2固定アーム導体部
57 屈曲部
58 第1可動接点
60 第2可動接点
64 トーションスプリング
66 圧縮スプリング
70 ガイドハウジング
72 第1固定アーム
74 第2固定アーム
76 可動アーム

Claims (19)

  1. PTC限流素子を用いた順次トリップ遮断器において、
    第1固定接点及び第1可動接点から構成される第1スイッチと、
    第2固定接点及び第2可動接点から構成され上記第1スイッチと並列に連結された第2スイッチと、
    上記第2スイッチとは直列に、上記第1スイッチとは並列に連結され、事故電流発生のとき、第1スイッチ側から第2スイッチ側に分流された電流が通電されるPTC限流素子と、
    上記第1及び第2可動接点が所定距離隔てられて設けられ、上記第1及び第2可動接点を駆動させて上記第1及び第2スイッチを開閉させる可動アームと、
    正常負荷電流モードで第1固定接点側への電流の通電をガイドする第1固定アーム導体部、及び事故電流モードで上記PTC限流素子を介して第2固定接点側への電流の通電をガイドする第2固定アーム導体部を備える固定アームと、及び、
    上記可動アームの投入方向への駆動により第1及び第2スイッチが投入される過程で第2スイッチを弾性付勢させ、上記可動アームのトリップ方向への駆動時、第2スイッチの弾性付勢解除にかかる時間を用いて第1及び第2スイッチを順次トリップさせる順次トリップ手段とを含むことを特徴とする遮断器。
  2. 上記の第1及び第2固定接点は、各々これら接点にまで延長された第1及び第2固定アーム導体部上に備えられるが、上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、
    上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して第2スイッチを弾性付勢させる第2固定アーム導体部の幾何学的構造を含むことを特徴とする請求項1に記載の遮断器。
  3. 上記第1及び第2固定接点は各々これら接点まで延長された第1及び第2固定アーム導体部上に備えられるが、上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、
    上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して第2固定接点が備えられた第2固定アーム導体部の一部を所定回転軸を中心として弾性的に回転させて、第2スイッチを弾性付勢させるトーションスプリングであることを特徴する請求項1に記載の遮断器。
  4. 上記第1及び第2固定接点は各々これら接点まで延長された第1及び第2固定アーム導体部上に備えられるが、上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、
    上記可動アームには圧縮スプリングを実装したガイドハウジングが備えられ、
    上記第2可動接点はその一側面が上記圧縮スプリングに対面し、他側面は外部に露出して第2固定接点と対向するように上記ガイドハウジングに収納され、
    上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき上記両角度の相対的な差に比例した第2可動接点の引退により、第2スイッチを弾性付勢させる圧縮スプリングであることを特徴とする請求項1に記載の遮断器。
  5. 上記可動アームは弾性変形が可能な屈曲部を備え、
    上記第1及び第2固定接点は、各々これら接点まで延長された第1及び第2固定アーム導体部上に備えられ、
    上記第2可動接点は上記屈曲部に備えられ、
    上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で、第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、
    上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して弾性変形されて、第2スイッチを弾性付勢させる上記屈曲部であることを特徴とする請求項1に記載の遮断器。
  6. 上記屈曲部は、「⊂」字形状を有することを特徴とする請求項5に記載の遮断器。
  7. 事故電流発生のとき、所定レベル以上の事故電流を感知し予め定められた時間内に第2スイッチをトリップするための回転力を可動アームに提供する可動アーム回動手段をさらに含み、
    上記第1スイッチは第1固定接点と第1可動接点との間で発生される電子反発力によって、上記第2スイッチは第2固定接点と第2可動接点との間で発生される電子反発力と上記可動アーム回動手段に提供する回転力とによって、トリップ方向に駆動されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の遮断器。
  8. 上記第2スイッチは上記可動アームの回転軸を中心として上記第1スイッチより外側に配置されることを特徴とする請求項7に記載の遮断器。
  9. 上記第1固定アーム導体部は、第1スイッチの両接点周囲の電流方向が相対的に反対方向になるように電気伝導路を提供することを特徴する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の遮断器。
  10. 上記第2固定アーム導体部は第2スイッチの両接点周囲の電流方向が相対的に反対方向になるようにする電気伝導路を提供することを特徴する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の遮断器。
  11. 上記PTC限流素子は、高分子樹脂と電導性物質との混合物を含み、25℃での比抵抗が1Ωcm以下であり、事故電流発生のとき、比抵抗が10Ωcm以上に増加する非線形的な抵抗特性を有することを特徴する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の遮断器。
  12. PTC限流素子を用いた順次トリップ遮断器において、
    第1固定接点及び第1可動接点から構成された第1スイッチと、
    第2固定接点及び第2可動接点にから構成され上記第1スイッチと直列に連結された第2スイッチと、
    上記第1及び第2可動接点が、回転軸を中心として所定距離隔てられ相互対向するように配置され、回転メカニズムにより上記第1及び第2可動接点を互いに反対方向に角運動させて上記第1スイッチ及び第2スイッチを開閉させる可動アームと、
    上記第1及び第2固定接点が各々設けられる第1及び第2固定アームと、
    上記第1スイッチとは並列に、上記第2スイッチとは直列に連結され、事故電流発生のとき、第1スイッチ側から第2スイッチ側に分流された電流が通電されるPTC限流素子と、
    上記可動アームの投入方向への回動によって第1及び第2スイッチが投入される過程で第2スイッチを付勢させ、上記可動アームのトリップ方向への回動のとき、第2スイッチの弾性付勢解除にかかる時間を用いて第1及び第2スイッチを順次トリップさせる順次トリップ手段とを含むことを特徴とする遮断器。
  13. 上記第2固定アームは、弾性変形が可能な屈曲部を備え、
    上記第2固定接点は上記屈曲部に備えられ、
    上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で、第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、
    上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して弾性変形されて第2スイッチを弾性付勢させる上記屈曲部であることを特徴とする請求項12に記載の遮断器。
  14. 上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で、第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、
    上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例して第2固定接点が備えられた第2固定アームの一部を所定回転軸を中心として回転させ第2スイッチを弾性付勢させるトーションスプリングであることを特徴とする請求項12に記載の遮断器。
  15. 上記第1及び第2スイッチがトリップされた状態で第1接点間の角度が第2接点間の角度より大きく、
    上記第2可動接点が備えられる可動アームの地点に圧縮スプリングを実装したガイドハウジングが備えられ、
    上記第2可動接点はその一側面が上記圧縮スプリングに対面し、他側面は外部に露出して第2固定接点と対向するように上記ガイドハウジングに収納され、
    上記順次トリップ手段は、第1及び第2スイッチが投入されたとき、上記両角度の相対的な差に比例した第2可動接点の引退により、第2スイッチを弾性付勢させる圧縮スプリングであることを特徴とする請求項12に記載の遮断器。
  16. 事故電流発生のとき、所定レベル以上の事故電流を感知し予め定められた時間内に第2スイッチをトリップするための回転力を可動アームに提供する可動アーム回動手段をさらに含み、
    上記回転メカニズムは、事故電流発生のとき、第1固定接点と第1可動接点間で発生される電子反発力と上記可動アーム回動手段が提供する回転力とを含むことを特徴とする請求項12ないし請求項15のいずれか1項に記載の遮断器。
  17. 上記第1固定アームは、第1スイッチの両接点周囲の電流方向が相対的に反対方向になるようにする電気伝導路を提供することを特徴する請求項12ないし請求項15のいずれか1項に記載の遮断器。
  18. 上記第2固定アームは、第2スイッチの両接点周囲の電流方向が相対的に反対方向になるように電気伝導路を提供することを特徴する請求項12ないし請求項15のいずれか1項に記載の遮断器。
  19. 上記PTC限流素子は、高分子樹脂と電導性物質との混合物を含んで構成され、25℃での比抵抗が1Ωcm以下であり、事故電流発生のとき、比抵抗が10Ωcm以上に増加する非線形的な抵抗特性を有することを特徴する請求項12ないし請求項15のいずれか1項に記載の遮断器。
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