JP2000164109A - 限流素子付回路遮断器 - Google Patents

限流素子付回路遮断器

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JP2000164109A
JP2000164109A JP10339041A JP33904198A JP2000164109A JP 2000164109 A JP2000164109 A JP 2000164109A JP 10339041 A JP10339041 A JP 10339041A JP 33904198 A JP33904198 A JP 33904198A JP 2000164109 A JP2000164109 A JP 2000164109A
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JP
Japan
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ptc element
terminal
circuit breaker
electrode
current limiting
Prior art date
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Pending
Application number
JP10339041A
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English (en)
Inventor
Akihiko Hirao
昭彦 平尾
Takashi Ineji
崇 稲次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定接触子と可動接触子と負荷端子とからな
る電路のうち少なくとも1つにPTC素子を用いた電流
抑制部を有する回路遮断器において、構造の簡略化およ
び部品点数の削減を図ることを目的とする。 【解決手段】 固定接触子9と可動接触子7と端子4と
より形成される電路の少なくとも一つに、限流素子6と
限流素子電極5a、5bより形成される電流抑制部を有
する回路遮断器において、前記限流素子電極5aの一方
を前記端子4と一体としたことを特徴とする限流素子付
回路遮断器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路遮断器に関し
特に、短絡電流または大電流の限流を行う限流素子付回
路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に従来の回路遮断器の一実施例を示
す。従来の回路遮断器は、端子間に温度によって抵抗特
性の変化する素子からなる電流抑制部を設け、温度が上
昇すると抵抗が大きくなるという素子の性質を用いて、
異常電流による発熱により限流効果を得るというものが
ある。回路遮断器1の端子4a、4b間の電路に、PT
C(Positive Temperature Co
efficient)素子6とPTC素子電極5a、5
bとからなる電流抑制部を設けたものであって、異常電
流によりPTC素子6が自己加熱され、ジュール熱によ
りその抵抗値が急激に増加する即ち動作温度を越えると
PTC素子6の抵抗値が低抵抗値から高抵抗値に上昇
し、限流を行うというものである。
【0003】また図に示すように、この回路遮断器にお
いては、PTC素子6を接続するために、端子4aと固
定接触子9とのそれぞれに対しPTC素子電極5a、5
bを編組線16で接続している。なお、図6は図7の端
子部が速結端子になっている一実施例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに電路中にPTC素子6を組み入れる構造をしている
ために、PTC素子6の接続箇所を分割したうえで、P
TC素子電極5a、5bを分割された電路にそれぞれ編
組線16で接続する必要があり、その結果配線が繁雑部
となり組み立て工数が増加するとともに部品点数も増
え、製造コストがきわめて高くなる原因となっている。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、PTC
素子電極を、端子と一体化することにより、部品点数と
組み立て工数を削減することが可能となり、更に、端子
部の近傍にPTC素子を配置することにより、PTC素
子を内蔵するスペースを省略することができるので、機
器の小型化が可能となる優れた限流素子付回路遮断器を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、固定
接触子と可動接触子と端子とより形成される電路の少な
くとも一つに、限流素子と限流素子電極より形成される
電流抑制部を有する回路遮断器において、前記限流素子
電極の一方を前記端子板と一体としたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の限流素
子付回路遮断器において、前記限流素子を前記端子部に
配置したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る限流素子付回
路遮断器の第1の実施の形態を図1に、第2の実施の形
態を図2に、第3の実施の形態を図3に、第4の実施の
形態を図4に基づいて、夫々詳細に説明する。
【0009】[第1の実施の形態]本発明の限流素子付
回路遮断器は、回路遮断器1とハンドル2と端子ねじ3
と端子4とPTC素子電極5とPTC素子電極5aとP
TC素子電極5bとPTC素子6と可動接触子7と接点
8と固定接触子9とバイメタル10と引き外し板軸11
と引き外し板12と可動板13とリンクピン14とレバ
ー15とから構成される。図1ではPTC素子電極5a
の一方が端子部まで延びており、端子4と一体の構造を
している。これにより、従来PTC素子電極5aと端子
4とを接続するために用いていた編組線16をなくすこ
とができる。
【0010】[第2の実施の形態]図2ではPTC素子
電極5aの一方が端子部まで延びており、端子4と一体
化になっている。更に、PTC素子電極5bの他方が接
点8を有し、固定接触子も兼ねているので、上述した第
1の実施の形態と同様に、従来PTC素子電極5aと端
子4とを接続するために用いていた編組線16をなくす
ことができる。なお、本実施の形態の限流素子付回路遮
断器の基本構成は、第1の実施の形態とよく似ており、
同じ部分については同一の番号を付してその詳細な説明
を省略する。
【0011】[第3の実施の形態]図3ではPTC素子
6およびPTC素子電極5aを端子として用い、一方の
PTC素子電極5aは、端子板として電線等との接続面
を形成し、他方のPTC素子電極5bは回路遮断器の内
部まで延びて固定接触子として電路と接続されている。
これにより、PTC素子を端子板の直下に配置すること
で、PTC素子を内蔵するスペースを省略することがで
きる。なお、本実施の形態の限流素子付回路遮断器の基
本構成は、第1の実施の形態とよく似ており、同じ部分
については同一の番号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0012】[第4の実施の形態]図4では、図3の実
施例と同様の構造を有し、端子部が速結端子になってい
る回路遮断器に対する実施例で、PTC素子6とPTC
素子電極5aが速結端子の端子板となり、PTC素子電
極が延伸され2つの固定端子と一体化されている。接圧
ばね19によって挿入された電線20と電気的に接続さ
れる。この電極からPTC素子を通じて他方の電極へ電
流を流す構造をしている。これにより上述した第3の実
施の形態と同様に、PTC素子を内蔵するスペースを省
略することができる。なお、本実施の形態の限流素子付
回路遮断器の基本構成は、第1の実施の形態とよく似て
おり、同じ部分については同一の番号を付してその詳細
な説明を省略する。
【0013】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の限流素子付回
路遮断器においては、限流に用いる素子の電極と端子と
を兼用することで、従来では別部品として必要であった
端子板、編組線あるいは固定接触子を省略することがで
きる。これにより、回路遮断器の小型化及び工数削減を
図る事が可能となると言う効果を奏する。
【0014】本発明の請求項2に記載の限流素子付回路
遮断器においては、請求項1の発明の効果に加え更に、
PTC素子を端子板の直下に配置することで、PTC素
子を内蔵するスペースを省略することができるので、機
器の小型化ができるとともにPTC素子が直接アークに
さらされることがなくなるので、耐久性が向上すると言
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる限流素子付
回路遮断器の実施例である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係わる限流素子付
回路遮断器の実施例である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係わる限流素子付
回路遮断器の実施例である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係わる限流素子付
回路遮断器の実施例である。
【図5】従来の限流素子付回路遮断器の一実施例であ
る。
【図6】従来の限流素子付回路遮断器の一実施例(端子
部速結端子)である。
【符号の説明】
1 回路遮断器 2 ハンドル 3 端子ねじ 4 端子 5 PTC素子電極 5a PTC素子電極 5b PTC素子電極 6 PTC素子 7 可動接触子 8 接点 9 固定接触子 10 バイメタル 11 引き外し板軸 12 引き外し板 13 可動板 14 リンクピン 15 レバー 16 編組線 17 電線 18 接圧ばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月1日(1999.3.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図5に従来の回路遮断器の一実施例を示
す。従来の回路遮断器は、端子間に温度によって抵抗特
性の変化する素子からなる電流抑制部を設け、温度が上
昇すると抵抗が大きくなるという素子の性質を用いて、
異常電流による発熱により限流効果を得るというものが
ある。回路遮断器1の端子4a、4b間の電路に、PT
C(Positive Temperature Co
efficient)素子6とPTC素子電極5a、5
bとからなる電流抑制部を設けたものであって、異常電
流によりPTC素子6が自己加熱され、ジュール熱によ
りその抵抗値が急激に増加する即ち動作温度を越えると
PTC素子6の抵抗値が低抵抗値から高抵抗値に上昇
し、限流を行うというものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】また図に示すように、この回路遮断器にお
いては、PTC素子6を接続するために、端子4aと固
定接触子9とのそれぞれに対しPTC素子電極5a、5
bを編組線16で接続している。なお、図6は図5の端
子部が速結端子になっている一実施例である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに電路中にPTC素子6を組み入れる構造をしている
ために、PTC素子6の接続箇所で電路を分割したうえ
で、PTC素子電極5a、5bを分割された電路にそれ
ぞれ編組線16で接続する必要があり、その結果配線が
繁雑となり組み立て工数が増加するとともに部品点数も
増え、製造コストがきわめて高くなる原因となってい
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】[第1の実施の形態]本発明の限流素子付
回路遮断器は、回路遮断器1とハンドル2と端子ねじ3
と端子4とPTC素子電極5とPTC素子電極5aとP
TC素子電極5bとPTC素子6と可動接触子7と接点
8と固定接触子9とバイメタル10と引き外し板軸11
と引き外し板12と可動板13とリンクピン14とから
構成される。図1ではPTC素子電極5aの一方が端子
部まで延びており、端子4と一体の構造をしている。こ
れにより、従来PTC素子電極5aと端子4とを接続す
るために用いていた編組線16をなくすことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】[第2の実施の形態]図2ではPTC素子
電極5aの一方が端子部まで延びており、端子4と一体
化になっている。更に、PTC素子電極5bの他方が接
点8を有し、固定接触子も兼ねているので、上述した第
1の実施の形態と同様に、従来PTC素子電極5aと端
子4とを接続するために用いていた編組線16をなくす
ことができる。更に、固定接触子9をなくすことができ
る。なお、本実施の形態とよく似ており、同じ部分につ
いては同一の番号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、本実施の形態の限流素子付回路遮断器の基本構成
は、第1の実施の形態とよく似ており、同じ部分につい
ては同一の番号を付してその詳細な説明を省略する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】[第4の実施の形態]図4では、図3の実
施例と同様の構造を有し、端子部が速結端子になってい
る回路遮断器に対する実施例で、PTC素子6とPTC
素子電極5aが速結端子の端子板となり、PTC素子電
極が延伸され2つの固定端子と一体化されている。接圧
ばね19によって挿入された電線17と電気的に接続さ
れる。この電極からPTC素子を通じて他方の電極へ電
流を流す構造をしている。これにより上述した第3の実
施の形態と同様に、PTC素子を内蔵するスペースを省
略することができる。なお、本実施の形態の限流素子付
回路遮断器の基本構成は、第1の実施の形態とよく似て
おり、同じ部分については同一の番号を付してその詳細
な説明を省略する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 回路遮断器 2 ハンドル 3 端子ねじ4a 端子 4b 端子 5 PTC素子電極 5a PTC素子電極 5b PTC素子電極 6 PTC素子 7 可動接触子 8 接点 9 固定接触子 10 バイメタル 11 引き外し板軸 12 引き外し板 13 可動板 14 リンクピン 16 編み君組線 17 電線 18 接圧ばね
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定接触子と可動接触子と端子とより形成
    される電路の少なくとも一つに、限流素子と限流素子電
    極より形成される電流抑制部を有する回路遮断器におい
    て、前記限流素子電極の一方を前記端子板と一体とした
    ことを特徴とする限流素子付回路遮断器。
  2. 【請求項2】前記限流素子を前記端子部の近傍に配置し
    たことを特徴とする請求項1記載の限流素子付回路遮断
    器。
JP10339041A 1998-11-30 1998-11-30 限流素子付回路遮断器 Pending JP2000164109A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636133B2 (en) 2001-09-14 2003-10-21 Square D Company PTC terminals
KR100654013B1 (ko) 2005-02-21 2006-12-05 엘에스전선 주식회사 Ptc 한류소자를 이용한 순차트립 차단기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636133B2 (en) 2001-09-14 2003-10-21 Square D Company PTC terminals
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