JP2006235789A - ネットワークに接続されたサーバからの情報のダウンロード制御 - Google Patents

ネットワークに接続されたサーバからの情報のダウンロード制御 Download PDF

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Abstract

【課題】 デバイスによって利用するための所定の情報を、サーバからダウンロードするデバイス管理システムにおいて、デバイスからサーバへのアクセス頻度を低減するとともに、ダウンロード要求の送信に伴うネットワークトラフィックの急激な増大を防止する。
【解決手段】 ネットワークに接続された複数のプリンタのうちの特定のプリンタ(代理プリンタ)は、自らのダウンロード要求ファイルと、他のプリンタ(被代理プリンタ)から受信したダウンロード要求ファイルとを、一括して管理サーバに送信する。被代理プリンタは、ダウンロード要求ファイルが生成されるごとに、そのダウンロード要求ファイルを、代理サーバに順次送信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、デバイスによって利用するための所定の情報を、ネットワークを介して接続されたサーバからダウンロードする技術に関するものである。
近年、インターネットや、ローカルエリアネットワークなどのネットワーク技術の普及に伴い、ネットワークに接続されたプリンタなどの複数のデバイスを、ネットワークを介して接続された管理サーバによって管理するデバイス管理システムが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。このデバイス管理システムでは、ネットワークに接続された各デバイスは、例えば、各デバイスに内蔵されたネットワークボードによって、デバイスの動作状態など、デバイスに関する所定の監視情報を取得し、それぞれ個別に管理サーバに送信する。監視情報としては、例えば、デバイスをプリンタとした場合、印刷枚数、インクやトナーなどの使用量や、残量、エラー情報等が挙げられる。また、このようなデバイス管理システムでは、管理サーバが、各デバイスによって利用するための最新のプログラムや、データなどの情報を保持するようにし、各デバイスが、これらをそれぞれ個別に管理サーバからダウンロードして利用する場合がある。例えば、下記特許文献2には、メインサーバからコンテンツをダウンロードし、ユーザ端末に配信する技術が記載されている。
特開2004−185351号公報 特開2003−186785号公報
上述したデバイス管理システムにおいて、管理サーバと、デバイスとの間に、ファイアウォールが設置されている場合には、管理サーバが主体となって、プッシュ型で、管理サーバから各デバイスに、各デバイスによって利用するための最新のプログラムや、データなどの情報をダウンロードすることができない場合があった。また、各デバイスが主体となって、プル型で、上記情報のダウンロード要求を、管理サーバに送信して、上記情報を管理サーバからダウンロードする場合、管理サーバの管理対象となるデバイスの数が膨大になると、多数のデバイスが、管理サーバに一斉にアクセスして、それぞれダウンロード要求を一斉に送信し、管理サーバにおけるダウンロード要求に対する処理が滞ったり、不能になったりするおそれがあった。このような課題は、プリンタに限らず、ネットワークに接続された種々のデバイスを、管理サーバによって管理するデバイス管理システムにおいて、共通の課題である。
デバイス管理システムにおいて、高性能な管理サーバを用いることによって、上記課題を抑制することは可能であるが、コストが増大するという新たな課題を招く。また、1つのデバイスが、他のデバイスからダウンロード要求をそれぞれ収集し、一括して管理サーバに送信するようにすれば、デバイスから管理サーバへのアクセス頻度を低減することができるので、高性能な管理サーバを用いることなく、上記課題を解決することが可能である。しかし、この場合、1つのデバイスが他のデバイスから一斉にダウンロード要求を収集すると、ネットワークトラフィックが急激に増大し、ネットワークにおける他の通信に支障が生じるおそれがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、デバイスによって利用するための所定の情報を、サーバからデバイスにダウンロードするデバイス管理システムにおいて、デバイスからサーバへのアクセス頻度を低減するとともに、ダウンロード要求の送信に伴うネットワークトラフィックの急激な増大を防止することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。
本発明の情報集配信システムは、
複数のデバイスと、該デバイスによって利用するための所定の情報を配信する所定のサーバとを、所定のネットワークを介して、互いに接続することによって構成された情報集配信システムであって、
前記複数のデバイスのうちの特定のデバイスは、該特定のデバイスが前記複数のデバイスについての前記所定の情報のダウンロード要求を一括して前記サーバに送信する旨の通知を、該特定のデバイス以外の他のデバイスに送信し、
該他のデバイスは、前記通知を受信した後に、前記特定のデバイスとは無関係の所定のタイミングで、該他のデバイスについての前記ダウンロード要求を、前記特定のデバイスに順次送信し、
前記特定のデバイスは、予め設定されたタイミングで、該特定のデバイスについての前記ダウンロード要求、および、前記他のデバイスから受信した前記ダウンロード要求を、前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記特定のデバイスから受信した前記ダウンロード要求に応じて、該ダウンロード要求に対応する前記所定の情報を、前記特定のデバイスに送信し、
前記特定のデバイスは、前記サーバから受信した前記所定の情報のうち、前記他のデバイスから受信した前記ダウンロード要求に対応する前記所定の情報を、前記他のデバイスにそれぞれ配信することを要旨とする。
デバイスには、例えば、プリンタや、スキャナや、プロジェクタや、オーディオ装置や、家電機器や、クライアントコンピュータや、PDA(Personal Digital Assistance)など、ネットワークに接続されて利用される種々の装置が含まれる。
本発明では、他のデバイスは、特定のデバイスが複数のデバイスについての所定の情報のダウンロード要求を一括して上記所定のサーバに送信する旨の通知を受信した後、特定のデバイスとは無関係の所定のタイミングで、ダウンロード要求を特定のデバイスに順次送信する。「特定のデバイスとは無関係の所定のタイミング」とは、例えば、特定のデバイスからの働き掛けによらないタイミング、他のデバイス単独で決まるタイミングを意味している。したがって、デバイス管理システムに多数の他のデバイスが接続されている場合であっても、それらが一斉にダウンロード要求を特定のデバイスに送信することはない。この結果、他のデバイスから特定のデバイスへのダウンロード要求の送信に伴うネットワークトラフィックの急激な増大を防止することができる。
さらに、特定のデバイスは、予め設定されたタイミングで、自らについてのダウンロード要求、および、他のデバイスについてのダウンロード要求を、一括して所定のサーバに送信する。「予め設定されたタイミング」とは、ダウンロード要求を所定のサーバに送信すべく設定されたタイミングである。こうすることによって、複数のデバイスが個別に上記所定のサーバへアクセスすることがないので、デバイスから所定のサーバへのアクセス頻度を低減することができる。
つまり、本発明によれば、デバイスから上記所定のサーバにダウンロード要求を送信するデバイス管理システムにおいて、デバイスから所定のサーバへのアクセス頻度を低減するとともに、ダウンロード要求の送信に伴うネットワークトラフィックの急激な増大を防止することができる。
なお、本発明のデバイス管理システムにおいて、「特定のデバイス」は固定されておらず、複数のデバイスのうちのいずれかが、適宜「特定のデバイス」として機能したり、「他のデバイス」として機能したりする。
上記情報集配信システムにおいて、前記所定のタイミングとして、種々のタイミングを適用可能であるが、
前記所定のタイミングは、前記他のデバイスにおける前記ダウンロード要求の生成に基づくタイミングであるものとしてもよい。
こうすることによって、他のデバイスにおいて、ダウンロード要求が生成されるごとに、順次、ダウンロード要求を特定のデバイスに送信することができる。なお、「所定のタイミング」として、例えば、他のデバイスにおいて、ダウンロード要求が所定数生成されて溜まるごとのタイミングとしてもよい。
本発明の情報集配信システムにおいて、
前記複数のデバイスには、該複数のデバイスを識別するための識別情報がそれぞれ付与されており、
前記他のデバイスは、該他のデバイスについての前記ダウンロード要求を、該他のデバイスを識別するための識別情報と関連付けて、前記特定のデバイスに送信し、
前記特定のデバイスは、前記各ダウンロード要求を、該各ダウンロード要求と対応する前記各識別情報と関連付けて、前記サーバに送信するようにすることが好ましい。
識別情報としては、例えば、デバイスに付与された名前や、MACアドレスや、IPアドレスや、製造番号などを用いることができる。本発明によって、上記所定のサーバは、各ダウンロード要求を出力したデバイスを容易に特定することができる。
本発明の情報集配信システムにおいて、
前記特定のデバイスは、前記複数のデバイスについての前記ダウンロード要求を、前記サーバに送信した後に、前記送信済みの前記ダウンロード要求を削除すべき削除要求を、前記他のデバイスに送信し、
前記他のデバイスは、前記特定のデバイスから受信した前記削除要求に応じて、前記送信済みの前記ダウンロード要求を削除するようにしてもよい。
こうすることによって、他のデバイスが保持するダウンロード要求は、全て上記所定のサーバに未送信のダウンロード要求となるので、他のデバイスは、後に、「特定のデバイス」として機能する場合になっても、所定のサーバに未送信のダウンロード要求を保持しているか否かを容易に判断することができる。
本発明は、デバイスの発明として構成することもできる。すなわち、
本発明のデバイスは、
複数のデバイスと、該デバイスによって利用するための所定の情報を配信する所定のサーバとを、所定のネットワークを介して、互いに接続することによって構成された情報集配信システムに用いられるデバイスであって、
前記複数のデバイスのうちの特定のデバイスから、前記特定のデバイスが前記複数のデバイスについての前記所定の情報のダウンロード要求を一括して前記管理サーバに送信する旨の通知を受信する受信部と、
当該デバイスについての前記ダウンロード要求を生成するダウンロード要求生成部と、
前記ダウンロード要求の生成に基づくタイミングで、前記通知を受信した前記特定のデバイスに、前記生成されたダウンロード要求を送信する送信部と、
を備えることを要旨とする。
こうすることによって、デバイス管理システムに多数の他のデバイスが接続されている場合であっても、それらが一斉にダウンロード要求を特定のデバイスに送信することはない。したがって、特定のデバイスへのダウンロード要求の送信に伴うネットワークトラフィックの急激な増大を防止することができる。
上記デバイスにおいて、
前記送信部は、さらに、前記デバイスを識別するための識別情報を、前記ダウンロード要求と関連付けて、前記特定のデバイスに送信するようにすることが好ましい。
識別情報としては、例えば、デバイスに付与された名前や、MACアドレスや、IPアドレスや、製造番号などを用いることができる。
本発明のデバイスにおいて、さらに、
前記生成されたダウンロード要求を記憶するダウンロード要求記憶部と、
前記特定のデバイスから、前記管理サーバに送信済みの前記ダウンロード要求の削除要求を受け付ける削除要求受付部と、
該削除要求に応じて、前記ダウンロード要求記憶部に記憶されている、前記他のデバイスに送信済みのダウンロード要求を削除するダウンロード要求削除部と、
を備えるようにしてもよい。
こうすることによって、デバイスは、特定のデバイスから受け付けた削除要求に応じて、特定のデバイスが上記所定のサーバに送信済みのダウンロード要求を削除することができる。
本発明は、上述した種々の特徴を必ずしも全て備えている必要はなく、その一部を省略したり、適宜、組み合わせたりして構成することができる。本発明は、上述の情報集配信システムや、デバイスとしての構成の他、情報集配信システムの制御方法や、デバイスの制御方法として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、情報集配信システムや、デバイスの動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.デバイス管理システムの構成:
B.第1実施例:
B1.プリンタの構成:
B2.プリンタの動作処理:
B3.ファイル収集処理:
B4.ダウンロード処理:
C.第2実施例:
D.第3実施例:
E.第4実施例:
F.変形例:
A.デバイス管理システムの構成:
図1は、本発明の情報集配信システムを適用した一実施例としてのデバイス管理システム1000の概略構成を示す説明図である。このデバイス管理システム1000は、企業内のローカルエリアネットワークLANと、管理センタの管理サーバSVとを、インターネットINTを介して接続することによって構成されている。ローカルエリアネットワークLANと、インターネットINTとの間には、ファイアウォールFWが設置されており、インターネットINT側からローカルエリアネットワークLANへのアクセスは禁止されている。図示した例では、管理サーバSVに接続されるローカルエリアネットワークLANの数は1つとしたが、これに限られず、任意に設定可能である。
企業内のローカルエリアネットワークLANには、パーソナルコンピュータPCや、複数のプリンタPRT#1〜PRT#nが接続されている(以下、プリンタPRT#1〜PRT#nを総称して、プリンタPRTとも呼ぶ)。図示した例では、パーソナルコンピュータPCの数は1台としたが、これに限られず、任意に設定可能である。
パーソナルコンピュータPCには、文書作成プログラム等のアプリケーションプログラムや、プリンタPRTの動作を制御するためのプリンタドライバなどがインストールされており、パーソナルコンピュータPCから出力された印刷ジョブは、パーソナルコンピュータPCで設定されたいずれかのプリンタPRTに受け渡され、印刷される。
各プリンタPRT#1〜PRT#nには、それぞれカスタムネットワークボードCNB#1〜CNB#nが内蔵されている(以下、カスタムネットワークボードCNB#1〜CNB#nを総称して、カスタムネットワークボードCNBとも呼ぶ)。このカスタムネットワークボードCNBは、ローカルエリアネットワークLANや、インターネットINTを介して、印刷ジョブや、後述するダウンロード要求や、ダウンロード要求に対する配信データなどの各種データをやり取りするためのネットワークインタフェースである。
なお、詳細な説明は省略するが、カスタムネットワークボードCNBは、プリンタPRTの動作を、印刷ジョブごとに監視し、その監視結果である監視情報を、管理サーバSVに通知する機能も有している。監視情報には、例えば、印刷枚数や、トナーの使用量や、エラー情報などの種々のログデータが含まれる。
管理センタの管理サーバSVは、プリンタPRTに内蔵されたカスタムネットワークボードCNBから通知された監視情報を、図示しないデータベースに格納する。また、管理サーバSVは、各プリンタPRTに配信すべき配信データ、例えば、各プリンタPRTで利用するための最新のプログラムや、データなどを保持しており、プリンタPRTからのダウンロード要求に応じて、そのダウンロード要求に対応する配信データを、ダウンロード要求を送信したプリンタPRTに送信する機能を有している。この配信データは、ファイル形式で送信される(以下、管理サーバSVからダウンロード要求に応じて送信される配信データを、ダウンロードデータ、あるいは、ダウンロードデータファイルとも呼ぶ)。なお、管理サーバSVには、ディスプレイDPや、マウスMSや、キーボードKBが接続されており、管理担当者がデータベースに格納された監視情報を閲覧したり、プリンタPRTを管理するための各種設定を行ったりすることができる。
本実施例のデバイス管理システム1000の動作概要は、以下の通りである。各カスタムネットワークボードCNBには、配信データのダウンロード要求を管理サーバSVに送信して、ダウンロードデータをダウンロードすべきダウンロード時刻が設定されている。本実施例では、各カスタムネットワークボードCNBには、それぞれ異なるダウンロード時刻が設定されているものとする。そして、本実施例では、各プリンタPRTに、プリンタPRTの電源が投入されてから、最初にダウンロードを行うべき時刻までの待ち時間と、それ以降周期的にダウンロードを行う周期とが設定されており、ダウンロードは周期的に繰り返して行われる。このダウンロード時刻の設定は、プリンタPRTに予め設定されていたり、ユーザが手動で行うようにしてもよいし、乱数を用いたり、管理サーバSV側で指定されたダウンロード時刻を、管理サーバSVからダウンロードしたりして、自動で行うようにしてもよい。
各プリンタPRTの電源の投入後、まず、いずれかのプリンタPRTにおいて、ダウンロード時刻になると、そのプリンタPRTは、ダウンロード要求を管理サーバSVに送信すべきか否かを判断し、送信すべきと判断した場合には、他のプリンタPRTに、そのプリンタPRTが保持するダウンロード要求の送信要求を送信する。そして、その応答として、他のプリンタPRTからダウンロード要求を収集して、自ら保持するダウンロード要求と、他のプリンタPRTから収集したダウンロード要求とを、管理サーバSVに送信する。これらダウンロード要求には、ダウンロードすべき最新のプログラムや、データが管理サーバSVに存在するか否かを、管理サーバSVに問い合わせる要求や、最新のプログラムや、データをダウンロードする要求が含まれる。以下、他のプリンタPRTからダウンロード要求を受信して、管理サーバSVにダウンロード要求を送信するプリンタPRTを、「代理プリンタ」とも呼び、代理プリンタにダウンロード要求を送信するプリンタPRTを、「被代理プリンタ」とも呼ぶ。図示した例では、プリンタPRT#1が代理プリンタとして機能している場合のダウンロード要求、および、配信データの流れを、破線矢印、および、二点鎖線矢印によって示している。
管理サーバSVにダウンロード要求を送信したプリンタPRTは、ダウンロード要求の応答として、そのダウンロード要求に対応するダウンロードデータを、管理サーバSVからダウンロードし、そのダウンロードデータを、ダウンロード要求に対応する他のプリンタPRTに配信する。
そして、本実施例では、代理プリンタは、管理サーバSVからダウンロードを行った後に、今回のダウンロードにおいて、自分が代理プリンタであったことを、被代理プリンタに通知する。この通知は、原則として、次回のダウンロード時も自らが代理プリンタとなることを表している。被代理プリンタは、この通知を受信した後、ダウンロード要求が生成されるごとに、前回のダウンロード時に代理プリンタであり、次回も代理プリンタとなるはずのプリンタPRTに、ダウンロード要求を順次送信する。被代理プリンタから順次ダウンロード要求を受信した代理プリンタは、次にダウンロード時刻になったときに、ダウンロード要求の送信要求を被代理プリンタに送信することなく、自ら保持するダウンロード要求と、被代理プリンタから受信したダウンロード要求とを、管理サーバSVに送信する。
なお、例えば、代理プリンタとなるはずのプリンタPRTの電源がオフされる等によって、管理サーバSVへのダウンロード要求の送信が滞った場合等には、代理プリンタが切り替わることになる。つまり、デバイス管理システム1000において、他のプリンタPRTから、ダウンロード要求を収集して、管理サーバSVに送信するプリンタPRTは、固定されておらず、各プリンタPRTの動作状況に応じて切り替わる。これらの動作の詳細については、後述する。
B.第1実施例:
B1.プリンタの構成:
図2は、プリンタPRTの構成を示す説明図である。プリンタPRTは、印刷を実行するプリンタ本体100と、カスタムネットワークボードCNBとを備えている。そして、プリンタ本体100は、プリンタエンジン110と、プリンタコントローラ120とを備えている。
プリンタコントローラ120は、図示しないCPUや、RAMや、ROMを備えるコンピュータであり、パーソナルコンピュータPCから、カスタムネットワークボードCNBを介して印刷ジョブを受け取り、プリンタエンジン110を制御して、印刷を実行させる。また、プリンタコントローラ120は、図示しない監視部を備えおり、プリンタ本体100に関する種々の監視情報を収集して、MIB(Management Information Base)の形式で保存している。MIBには、プリンタ本体100に関して予め規格で統一的に規定されている情報や、製造者によって独自に規定されている情報が含まれる。また、プリンタコントローラ120は、カスタムネットワークボードCNBが、管理サーバSV、または、他のプリンタPRTから受信したダウンロードデータに含まれる最新のプログラムや、データを受信して、更新する機能も有している。
カスタムネットワークボードCNBは、CPU10と、メモリ20と、タイマ30とを備えている。メモリ20は、揮発性メモリと、不揮発性メモリの両方を含んでいる。CPU10は、メモリ制御部12と、判断部14と、一括ダウンロード要求ファイル作成部16と、配信データファイル作成部17と、通信制御部18とを備えている。これらの機能ブロックは、CPU10が、図示しないROMに記憶されている所定のコンピュータプログラムを、読み出して実行することによって、ソフトウェア的に構築されている。これらの機能ブロックの少なくとも一部を、ハードウェア的に構成するようにしてもよい。
メモリ制御部12は、メモリ20への種々のデータの書き込みや、読み出しや、削除を行う。メモリ20に記憶されるデータには、後述するように、自らの管理サーバSVに対するダウンロード要求を記録したダウンロード要求ファイルや、各プリンタPRTから収集したダウンロード要求ファイルや、管理サーバSVに送信すべき一括ダウンロード要求ファイルや、管理サーバSVからダウンロードしたダウンロードデータファイルや、代理プリンタの識別情報を記したファイルなどが含まれる。ダウンロード要求ファイルは、例えば、ダウンロード時刻の所定時間後に生成されたり、ダウンロードデータの内容の解析によって生成されたりする。メモリ20、および、メモリ制御部12は、本発明におけるダウンロード要求記憶部、ダウンロード要求削除部に相当する。
判断部14は、後述する動作処理や、ファイル収集処理や、ダウンロード処理において、種々の判断を行う。
一括ダウンロード要求ファイル作成部16は、メモリ20に設定されたスプールディレクトリ22に保存されているダウンロード要求ファイルと、otherディレクトリ24に保存されているダウンロード要求ファイルとを合成して、管理サーバSVに送信するための一括ダウンロード要求ファイルを作成する。つまり、この一括ダウンロード要求ファイルには、1つ以上のダウンロード要求が一体的に記録されている。
配信データファイル作成部17は、管理サーバSVから一括してダウンロードしたダウンロードデータファイルの内容を解析し、プリンタPRTごとの配信データに分割して、各プリンタPRTに配信するための配信データファイルを作成する。
通信制御部18は、通信相手に応じて、通信プロトコルを切り換え、ローカルエリアネットワークLANや、インターネットINTを介して、パーソナルコンピュータPCや、他のプリンタPRTや、管理サーバSVと通信を行う。また、通信制御部18は、プリンタコントローラ120とのデータのやり取りも行う。通信制御部18は、本発明における受信部、送信部、削除要求受付部に相当する。
タイマ30は、プリンタPRTの電源がオンされてからの時間を計測する。本実施例では、タイマ30は、プリンタPRTの電源がオンされてからの時間の計測、および、電源の投入回数のカウントを行う。
メモリ20には、スプールディレクトリ22と、otherディレクトリ24と、一括ダウンロード要求ファイルディレクトリ26と、ダウンロードディレクトリ28とが設定されている。スプールディレクトリ22には、自らのダウンロード要求が、ファイル形式で保存される。otherディレクトリ24には、他のプリンタPRTから受信、あるいは、収集したダウンロード要求ファイルが保存される。一括ダウンロード要求ファイルディレクトリ26には、一括ダウンロード要求ファイル作成部16によって作成された一括ダウンロード要求ファイルが保存される。一括ダウンロード要求ファイルは、管理サーバSVに送信されるファイルである。ダウンロードディレクトリ28には、管理サーバSVからダウンロードしたダウンロードデータファイルが保存される。メモリ20には、先に説明したように、代理プリンタの識別情報を記したファイルも記録される。
図3は、一括ダウンロード要求ファイルの生成について示す説明図である。図示するように、スプールディレクトリ22には、ダウンロード要求ファイルFa1、Fa2、Fa3が保存されており、otherディレクトリ24には、ダウンロード要求ファイルFb1、Fb2、Fb3、Fc1、Fc2、Fc3、...が保存されているものとする。各ダウンロード要求には、先に説明したように、ダウンロードすべき最新のプログラムや、データが管理サーバSVに存在するか否かを、管理サーバSVに問い合わせる要求や、最新のプログラムや、データをダウンロードするダウンロード要求が含まれる。また、各ダウンロード要求ファイルには、ダウンロード要求とともに、各プリンタPRTの識別情報も記録されている。この識別情報としては、例えば、各プリンタPRTに付与された名前や、MACアドレスや、IPアドレスや、製造番号などを用いることができる。また、各ダウンロード要求ファイルには、それぞれダウンロード要求ファイルが作成され、メモリ20に記憶された時刻も記録されている。
一括ダウンロード要求ファイル作成部16は、図示するように、ダウンロード要求ファイルFa1、Fa2、Fa3と、ダウンロード要求ファイルFb1、Fb2、Fb3、Fc1、Fc2、Fc3、...とを合成して、一括ダウンロード要求ファイルFrを作成し、一括ダウンロード要求ファイルディレクトリ26に保存する。こうすることによって、複数のプリンタPRTのダウンロード要求を、管理サーバSVに一度に送信することができるので、ネットワークトラフィックの増大を抑制することができる。また、各ダウンロード要求ファイルには、プリンタPRTの識別情報も含まれているので、一括ダウンロード要求ファイルFrを受信した管理サーバSVは、一括ダウンロード要求ファイルFrの内容を解析することによって、各ダウンロード要求を出力したプリンタPRTを容易に特定することができる。
図4は、配信データファイルの生成について示す説明図である。図示するように、ダウンロードディレクトリ28には、管理サーバSVからダウンロードされたダウンロードデータファイルFdが保存されているものとする。本実施例では、このダウンロードデータファイルFdには、一括ダウンロード要求ファイルFrに記録されたダウンロード要求に対応して、例えば、プリンタPRT#1用のデータdata#1、プリンタPRT#2用のデータdata#2、プリンタPRT#3用のデータdata#3、...が一体的に記録されている。これらのデータには、ダウンロードすべきプログラムファイルの名前や、データファイルの名前や、プログラムや、データなどが含まれる。配信データファイル作成部17は、このダウンロードデータファイルFdの内容を解析し、プリンタPRTごとの配信データに分割して、PRT#1用のdata#1が記録されたプリンタPRT#1用配信データファイルF#1、PRT#2用のdata#2が記録されたプリンタPRT#2用配信データファイルF#2、PRT#3用のdata#3が記録されたプリンタPRT#3用配信データファイルF#3、...を作成する。
B2.プリンタの動作処理:
図5は、プリンタPRTの動作処理の流れを示すフローチャートである。この動作処理は、各プリンタPRTにおいて、電源がオンされると、オフされるまで、カスタムネットワークボードCNBのCPU10が継続して実行する処理である。
まず、CPU10は、ダウンロード要求ファイルが生成されたか否かを判断する(ステップS100)。そして、ダウンロード要求ファイルが生成された場合には(ステップS100:YES)、CPU10は、そのダウンロード要求ファイルをスプールディレクトリ22に保存し、その後、前回のダウンロード時の代理プリンタの識別情報を記したファイルがメモリ20に記録されているか否かを判断する(ステップS110)。プリンタPRTの電源がオンされた初期段階では、このファイルは記録されていない。そして、前回のアップロード時の代理プリンタの識別情報がメモリ20に記録されている場合には(ステップS110:YES)、CPU10は、その代理プリンタが自分自身であるか否か、すなわち、当該プリンタPRTであるか否かを判断する(ステップS120)。前回のダウンロード時の代理プリンタが自分自身でない場合には(ステップS120:NO)、CPU10は、そのプリンタPRTが次回も被代理プリンタとして機能するものとし、管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルを、前回のダウンロード時の代理プリンタとして記録されているプリンタPRTに転送する(ステップS130)。
次に、CPU10は、タイマ30を参照して、ダウンロード時刻になったか否かを判断する(ステップS140)。この判断は、ステップS100において、ダウンロード要求ファイルが生成されていない場合(ステップS100:NO)、ステップS110において、前回のアップロード時の代理プリンタの識別情報がメモリ20に記録されていない場合(ステップS110:NO)、ステップS120において、前回のダウンロード時の代理プリンタが当該プリンタPRTである場合(ステップS120:YES)にも行われる。
ステップS140において、ダウンロード時刻になっていない場合には(ステップS140:NO)、ステップS100に戻る。一方、ダウンロード時刻になった場合には(ステップS140:YES)、CPU10は、スプールディレクトリ22に、管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルが存在するか否かを判断する(ステップS150)。
ステップS150において、スプールディレクトリ22に、管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルが存在しない場合には(ステップS150:NO)、ステップS100に戻る。一方、スプールディレクトリ22に、管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルが存在する場合には(ステップS150:YES)、CPU10は、前回のダウンロード時の代理プリンタが自分自身であるか否かを判断する(ステップS160)。
ステップS160において、前回のダウンロード時の代理プリンタが自分自身である場合には(ステップS160:YES)、CPU10は、当該プリンタPRTを代理プリンタとして機能させ、ダウンロード処理を実行する(ステップS300)。一方、前回のダウンロード時の代理プリンタが自分自身でない場合には(ステップS160:NO)、CPU10は、当該プリンタPRTの機能を被代理プリンタから代理プリンタに切り替え、ファイル収集処理を実行し(ステップS200)、その後、ダウンロード処理を実行する(ステップS300)。ファイル収集処理、および、ダウンロード処理については、後述する。
ダウンロード処理が終了した後は、ステップS100に戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
B3.ファイル収集処理:
図6は、図5のステップ200におけるファイル収集処理の流れを示す説明図である。この処理は、例えば、電源がオフされる等によって、前回のアップロード時の代理プリンタのアップロード処理が滞ったために、他のプリンタPRTが代理プリンタとして機能する場合の代理プリンタのCPU10が実行する処理である。
まず、CPU10は、他のプリンタ、すなわち、ローカルエリアネットワークLANに接続されている全てのプリンタPRTに対して、存在確認を問い合わせるブロードキャストを送信する(ステップS210)。そして、CPU10は、いずれかのプリンタPRTから、このブロードキャストに対する応答を受信したか否かを判断する(ステップS220)。いずれのプリンタPRTからもブロードキャストに対する応答を受信しない場合には(ステップS220:NO)、CPU10は、ダウンロード要求ファイルの収集を行うべき被代理プリンタが存在しないものと判断して、ファイル収集処理を終了する。
ステップS220において、いずれかのプリンタPRTから、ブロードキャストに対する応答を受信した場合には(ステップS220:YES)、そのうちの1つの応答元のプリンタPRTとFTP接続を行い(ステップS230)、FTP接続したプリンタPRTに、管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルが存在するか否かを問い合わせて判断する(ステップS240)。CPU10は、FTP接続したプリンタPRTに、管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルが存在すると判断した場合には(ステップS240:YES)、そのダウンロード要求ファイルの送信要求を送信し、そのダウンロード要求ファイルを全てコピーし(ステップS250)、otherディレクトリ24に保存する。そして、CPU10は、FTP接続を切断する(ステップS260)。ステップS240において、FTP接続したプリンタPRTに、管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルが存在しないと判断した場合には(ステップS240:NO)、CPU10は、そのままFTP接続を切断する(ステップS260)。
次に、CPU10は、全てのブロードキャストの応答元のプリンタPRTに対して、ステップS230〜S260の処理を行ったか否かを判断する(ステップS270)。ステップS230〜S260の処理を行っていないプリンタPRTが残っている場合には(ステップS270:NO)、ステップS230に戻る。ステップ270において、全てのブロードキャストの応答元のプリンタPRTに対して、ステップS230〜S260の処理を行った場合には(ステップS270:YES)、CPU10は、ファイル収集処理を終了する。
B4.ダウンロード処理:
図7、および、図8は、図5のステップ300におけるダウンロード処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、代理プリンタのCPU10が実行する処理である。
まず、CPU10は、スプールディレクトリ22に保存されているダウンロード要求ファイルと、otherディレクトリ24に保存されているダウンロード要求ファイルとを合成して、一括ダウンロード要求ファイルFrを作成し(ステップS310)、一括ダウンロード要求ファイルディレクトリ26を保存する。そして、この一括ダウンロード要求ファイルFrを圧縮して、管理サーバSVに送信する(ステップS320)。管理サーバSVへの一括ダウンロード要求ファイルFrの送信は、セキュリティの確保のため、SSL(Secure Socket Layer)を用いて行う。
次に、CPU10は、ダウンロードに成功したか否かを判断する(ステップS330)。この判断は、管理サーバSVから、ダウンロードデータファイルを受信したか否かに基づいて行われる。CPU10は、管理サーバSVから、ダウンロードデータファイルを受信した場合には、ダウンロードが成功したと判断し、ダウンロードデータファイルを受信しない場合には、ダウンロードが失敗したと判断する。
ステップS330において、ダウンロードに成功した場合には、CPU10は、ダウンロードデータを解析して、配信データファイルを作成する(ステップS340)。
次に、CPU10は、ダウンロード要求ファイルを受信した転送元の被代理プリンタのうちの1つとFTP接続を行い(ステップS350)、その被代理プリンタに対して、配信データファイル、および、この配信データファイルに対応する受信済みのダウンロード要求ファイルの削除要求を送信する(ステップS352)。このとき、1つの受信済みのダウンロード要求ファイルに対して、1つの削除要求が送信される。新たに電源がオンされた等の理由によって、FTP接続したプリンタPRTに、受信済みのダウンロード要求ファイルが保持されていない場合には、この削除要求の送信は行わない。この削除要求を受信したプリンタPRTは、代理プリンタからの削除要求に応じて、ダウンロード要求ファイルを削除する。こうすることによって、削除要求を受信したプリンタPRTのスプールディレクトリ22には、管理サーバSVに未送信のダウンロード要求ファイルのみが残されるので、CPU10は、後に、スプールディレクトリ22に未送信のダウンロード要求ファイルが存在しているか否かを容易に判断することができる。
次に、CPU10は、FTP接続を行っているプリンタPRTについて、全ての受信済みのダウンロード要求ファイルについての削除要求を送信したか否かを判断する(ステップS354)。受信済みのダウンロード要求ファイルについて、削除要求を送信していないダウンロード要求ファイルが残っている場合には(ステップS354:NO)、ステップS352に戻る。一方、全ての受信済みのダウンロード要求ファイルについての削除要求を送信した場合には(ステップS354:YES)、CPU10は、今回、自分が代理プリンタであったことを示す、当該プリンタPRTの識別情報を記したファイルを送信して(ステップS356)、送信先のプリンタPRTのメモリ20に保存させ、FTP接続を切断する(ステップS358)。
次に、CPU10は、ダウンロード要求ファイルを受信した全ての転送元のプリンタPRTに対して、ステップS350〜S358の処理を行ったか否かを判断する(ステップS360)。ステップS350〜S358の処理を行っていないプリンタPRTが残っている場合には(ステップS360:NO)、ステップS350に戻る。一方、全ての転送元のプリンタPRTに対してステップS350〜S358の処理を行った場合には(ステップS360:YES)、CPU10は、自身のスプールディレクトリ22に保存されているダウンロード済みのダウンロードデータに対応するダウンロード要求ファイルを削除する(ステップS370)。そして、CPU10は、今回、自分が代理プリンタであったことを示すファイルを作成してメモリ20に記録する(ステップS372)。さらに、CPU10は、一括ダウンロード要求ファイルディレクトリ26に保存されている一括ダウンロード要求ファイルFr、および、otherディレクトリ24に保存されている被代理プリンタから取得したダウンロード要求ファイルを削除する(ステップS380)。そして、ダウンロード処理を終了する。
ステップ330において、ダウンロードに失敗した場合には(ステップS330:NO)、CPU10は、一括ダウンロード要求ファイルディレクトリ26に保存されている一括ダウンロード要求ファイルFr、および、otherディレクトリ24に保存されている被代理プリンタから取得したダウンロード要求ファイルを削除し(ステップS380)、スプールディレクトリ22に保存されているダウンロード要求ファイルは、いずれかのプリンタPRTが、ファイル収集処理、ダウンロード処理を実行するときまで保持する。そして、ダウンロード処理を終了する。
以上説明した第1実施例のデバイス管理システム1000では、代理プリンタが、自らのダウンロード要求と、被代理プリンタから受信したダウンロード要求とを、一括して管理サーバSVに送信するので、各プリンタPRTから管理サーバSVへのアクセス頻度を低減することができる。さらに、被代理プリンタは、ダウンロード要求ファイルが生成されるごとに、そのダウンロード要求ファイルを代理プリンタに順次送信するので、デバイス管理システム1000に多数のプリンタPRTが接続されている場合であっても、多数の被代理プリンタが一斉にダウンロード要求ファイルを代理プリンタに送信することはない。この結果、被代理プリンタから代理プリンタへのダウンロード要求ファイルの送信に伴うネットワークトラフィックの急激な増大を防止することができる。つまり、本実施例のデバイス管理システム1000によれば、プリンタPRTから管理サーバへのアクセス頻度を低減するとともに、ダウンロード要求ファイルの送信に伴うネットワークトラフィックの急激な増大を防止することができる。
C.第2実施例:
第2実施例のデバイス管理システム1000の構成は、第1実施例のデバイス管理システム1000と同じである。また、第2実施例のプリンタPRTの構成も、第1実施例のプリンタPRTと同じである。ただし、第2実施例のプリンタPRTは、カスタムネットワークボードCNBのCPU10によって行われる処理が、第1実施例のプリンタPRTと一部異なる。以下、第1実施例と異なる点について説明する。
図9は、第2実施例におけるプリンタPRTの動作処理の流れを示すフローチャートである。図示したフローチャートは、第1実施例における動作処理(図5参照)において、ステップS140の代わりに行う処理である。なお、第2実施例では、代理プリンタは、後述するように、管理サーバSVからのダウンロードデータファイルのダウンロードが成功したときに、被代理プリンタに対して、ダウンロード延期要求を送信する。
CPU10は、他のプリンタ、すなわち、代理プリンタからダウンロード延期要求を受信したか否かを判断する(ステップS140a)。ダウンロード延期要求を受信した場合には(ステップS140a:YES)、CPU10は、タイマ30を参照して、ダウンロード延期要求の受信時刻Trを、メモリ20に保存する(ステップS142a)。
次に、CPU10は、タイマ30を参照して、ダウンロード時刻になったか否かを判断する(ステップS144a)。ダウンロード時刻になっていない場合には(ステップS144a:NO)、図5のステップS100に戻る。一方、ダウンロード時刻になった場合には(ステップS144a:YES)、CPU10は、現在時刻Tpがダウンロード延期要求を受信した受信時刻Trから所定時間Tcを経過しているか否かを判断する(ステップS146a)。所定時間Tcは、任意に設定可能である。現在時刻Tpがダウンロード延期要求を受信した受信時刻Trから所定時間Tcを経過していない場合には(ステップS146a:NO)、図5のステップS100に戻る。一方、現在時刻Tpがダウンロード延期要求を受信した受信時刻Trから所定時間Tcを経過している場合には(ステップS146a:YES)、図5のステップS150に進む。
また、ステップS140aにおいて、代理プリンタからダウンロード延期要求を受信していない場合には(ステップS140a:NO)、タイマ30を参照して、アップロード時刻になったか否かを判断する(ステップS148a)。アップロード時刻になっていない場合には(ステップS148a:NO)、図5のステップS100に戻る。一方、アップロード時刻になった場合には(ステップS148a:YES)、図5のステップS150に進む。
図10は、第2実施例におけるダウンロード処理の流れを示すフローチャートである。第2実施例におけるダウンロード処理は、第1実施例におけるアップロード処理(図7、図8参照)のステップS330以降の処理が、第1実施例におけるアップロード処理と一部異なっている。すなわち、図8におけるステップS356の代わりに、ステップS356aの処理を実行する。他の処理は、第1実施例におけるアップロード処理と同じである。
ステップS354において、全ての受信済みのダウンロード要求ファイルについての削除要求を送信した場合には(ステップS354:YES)、CPU10は、今回、自分が代理プリンタであったことを示す、当該プリンタPRTの識別情報を記したファイル、および、ダウンロード延期要求を送信して(ステップS366a)、このファイル、および、ダウンロード延期要求の受信時刻を、送信先のプリンタPRTのメモリ20に保存させ、FTP接続を切断する(ステップS358)。
以上説明した第2実施例のデバイス管理システム1000では、各プリンタPRTは、ダウンロード時刻になったときに、代理プリンタからダウンロード延期要求を受け付けてから所定時間Tcが経過していない場合には、スプールディレクトリ22に、管理サーバSVに未送信のダウンロード要求ファイルが存在する場合であっても、まだ、他のプリンタPRTからダウンロード要求ファイルを収集して、管理サーバSVに送信する必要はないと判断して、代理プリンタとして機能せず、他のプリンタPRTからのダウンロード要求ファイルの収集、および、管理サーバSVからのダウンロードを、次回のダウンロード時刻になるまで延期する。つまり、第2実施例のデバイス管理システム1000では、なるべく1つのプリンタPRTを、代理プリンタとして機能させ、複数のプリンタPRTが個別にダウンロード処理を行うことを回避する。こうすることによって、各プリンタPRTから管理サーバSVへのアクセス頻度を、第1実施例のデバイス管理システム1000よりも低減することができる。
D.第3実施例:
第3実施例のデバイス管理システム1000の構成は、第1実施例のデバイス管理システム1000と同じである。また、第3実施例のプリンタPRTの構成も、第1実施例のプリンタPRTと同じである。ただし、第3実施例のプリンタPRTは、カスタムネットワークボードCNBのCPU10によって行われる処理が、第1実施例のプリンタPRTと一部異なる。以下、第1実施例と異なる点について説明する。
図11は、第3実施例におけるプリンタPRTの動作処理の流れを示すフローチャートである。図示したフローチャートは、第1実施例における動作処理(図5参照)において、ステップS140の代わりに行う処理である。なお、第3実施例では、各被代理プリンタは、先に説明した削除要求に応じて、ダウンロード要求ファイルの削除を行ったときに、その削除時刻Tdを、メモリ20に保存する。
CPU10は、メモリ20に、削除時刻Tdが保存されているか否かを判断する(ステップS140b)。メモリ20に、削除時刻Tdが保存されている場合には(ステップS140b:YES)、CPU10は、タイマ30を参照して、ダウンロード時刻になったか否かを判断する(ステップS142b)。ダウンロード時刻になっていない場合には(ステップS142b:NO)、図5のステップS100に戻る。一方、ダウンロード時刻になった場合には(ステップS142b:YES)、CPU10は、現在時刻Tpが削除時刻Tdから所定時間Tcを経過しているか否かを判断する(ステップS144b)。所定時間Tcは、任意に設定可能である。現在時刻Tpが削除時刻Tdから所定時間Tcを経過していない場合には(ステップS144b:NO)、図5のステップS100に戻る。一方、現在時刻Tpが削除時刻Tdから所定時間Tcを経過している場合には(ステップS144b:YES)、図5のステップS150に進む。
また、ステップS140bにおいて、メモリ20に、削除時刻Tdが保存されていない場合には(ステップS140b:NO)、ダウンロード時刻になったか否かを判断する(ステップS146b)。ダウンロード時刻になっていない場合には(ステップS146b:NO)、図5のステップS100に戻る。一方、ダウンロード時刻になった場合には(ステップS146b:YES)、図5のステップS150に進む。
以上説明した第3実施例のデバイス管理システム1000では、各プリンタPRTは、ダウンロード時刻になったときに、前回、ダウンロード要求ファイルを送信し、その送信済みのダウンロード要求ファイルを削除してから所定時間Tcが経過していない場合には、スプールディレクトリ22に、管理サーバSVに未送信のダウンロード要求ファイルが存在する場合であっても、まだ、他のプリンタPRTからダウンロード要求ファイルを収集して、管理サーバSVに送信する必要はないと判断して、代理プリンタとして機能せず、他のプリンタPRTからのダウンロード要求ファイルの収集、および、管理サーバSVからのダウンロードを、次回のダウンロード時刻になるまで延期する。こうすることによっても、各プリンタPRTから管理サーバSVへのアクセス頻度を、第1実施例のデバイス管理システム1000よりも低減することができる。
E.第4実施例:
第4実施例のデバイス管理システム1000の構成は、第1実施例のデバイス管理システム1000と同じである。また、第4実施例のプリンタPRTの構成も、第1実施例のプリンタPRTと同じである。ただし、第4実施例のプリンタPRTは、カスタムネットワークボードCNBのCPU10によって行われる処理が、第1実施例のプリンタPRTと一部異なる。以下、第1実施例と異なる点について説明する。
図12は、第4実施例におけるプリンタPRTの動作処理の流れを示すフローチャートである。図示したフローチャートは、第1実施例における動作処理(図5参照)において、ステップS140、および、ステップS150の代わりに行う処理である。なお、第4実施例では、各プリンタPRTは、この動作処理において、スプールディレクトリ22に保存されている各ダウンロード要求ファイルの保存時刻を利用する。
CPU10は、タイマ30を参照して、ダウンロード時刻になったか否かを判断する(ステップS140c)。ダウンロード時刻になっていない場合には(ステップS140c:NO)、図5のステップS100に戻る。一方、ダウンロード時刻になった場合には(ステップS140c:YES)、CPU10は、スプールディレクトリ22に、所定時間Tc以上前に保存されたダウンロード要求ファイルが存在するか否かを判断する(ステップS150c)。所定時間Tcは、任意に設定可能である。スプールディレクトリ22に、所定時間Tc以上前に保存されたダウンロード要求ファイルが存在しない場合には(ステップS150c:NO)、すぐに管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルはないものと判断し、このプリンタPRTを代理プリンタとして機能させずに、図5のステップS100に戻る。一方、スプールディレクトリ22に、所定時間Tc以上前に保存されたダウンロード要求ファイルが存在する場合には(ステップS150c:YES)、CPU10は、このダウンロード要求ファイルは、すぐに管理サーバSVに送信すべきダウンロード要求ファイルであると判断し、このプリンタPRTを代理プリンタとして機能させて、図5のステップS160に進む。
以上説明した第4実施例のデバイス管理システム1000では、各プリンタPRTは、ダウンロード時刻になったときに、スプールディレクトリ22に、所定時間Tc以上前に保存された未送信のダウンロード要求ファイルが存在していない場合には、未送信のダウンロード要求ファイルが存在する場合であっても、まだ、他のプリンタPRTからダウンロード要求ファイルを収集して、管理サーバSVに送信する必要はないと判断して、代理プリンタとして機能せず、他のプリンタPRTからのダウンロード要求ファイルの収集、および、管理サーバSVからのダウンロードを、次回のダウンロード時刻になるまで延期する。つまり、第4実施例のデバイス管理システム1000では、いずれかのプリンタPRTが代理プリンタとしてダウンロード処理を行った後の所定時間は、他のプリンタPRTはダウンロード処理を行わない。こうすることによっても、各プリンタPRTから管理サーバSVへのアクセス頻度を低減することができる。
F.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
F1.変形例1:
上記実施例では、図5に示したプリンタPRTの動作処理において、電源がオンされた初期段階では、前回のダウンロード時の代理プリンタの識別情報を記したファイルは記録されていなかった。そこで、プリンタPRTに新たに電源がオンされたときに、以下に示す起動設定処理を行うようにしてもよい。
図12は、起動設定処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、ステップS100に先立って、カスタムネットワークボードCNBのCPU10が実行する処理である。
まず、CPU10は、他のプリンタPRT、すなわち、ローカルエリアネットワークLANに接続されている全てのプリンタPRTに対して、そのプリンタPRTが代理プリンタであるか、被代理プリンタであるかを問い合わせるブロードキャストを送信する(ステップS10)。そして、CPU10は、いずれかのプリンタPRTから、このブロードキャストに対する応答を受信したか否かを判断する(ステップS20)。
ステップS20において、いずれかのプリンタPRTから、ブロードキャストに対する応答を受信した場合には(ステップS20:YES)、代理プリンタである旨の応答を受信したか否かを判断する(ステップS30)。いずれかのプリンタPRTから、代理プリンタである旨の応答を受信した場合には(ステップS30:YES)、そのプリンタPRTを代理プリンタとして記録し(ステップS40)、起動設定処理を終了する。
ステップS30において、いずれのプリンタPRTからも代理プリンタである旨の応答を受信しなかった場合には(ステップS30:NO)、CPU10は、ブロードキャストの応答元の他のプリンタPRTに、自らの識別情報を記したファイルを送信することによって、自分が代理プリンタになることを通知し(ステップS50)、自分が代理プリンタであることを記録して(ステップS60)、起動設定処理を終了する。また、ステップ20において、いずれのプリンタPRTからもブロードキャストに対する応答を受信しなかった場合には(ステップS20:NO)、CPU10は、自分が代理プリンタであることを記録し(ステップS60)、起動設定処理を終了する。
この起動設定処理によって、プリンタPRTに新たに電源がオンされたときに、いずれのプリンタPRTが代理プリンタであるかを確認してから、CPU10は、図5に示した動作処理を実行することができる。
F2.変形例2:
上記実施例では、被代理プリンタは、ダウンロード要求ファイルが生成されるごとに、ダウンロード要求ファイルを代理プリンタに送信するものとしたが、これに限られない。被代理プリンタは、代理プリンタとは無関係なタイミングで、ダウンロード要求ファイルの送信を行えばよい。例えば、代理プリンタに未送信のダウンロード要求ファイルが所定数溜まるごとに、それらを一括して代理プリンタに送信するようにしてもよい。
F3.変形例3:
上記実施例では、各プリンタPRTは、タイマ30を備えるものとしたが、時計を備えるようにしてもよい。また、各プリンタPRTは、インターネットINT上に設置されたいわゆるNTPサーバから、必要に応じて時刻を取得するようにしてもよい。
F4.変形例4:
上記実施例では、全てのプリンタPRTが、カスタムネットワークボードCNBを備え、代理プリンタとして機能しうるものとしたが、少なくとも2台のプリンタPRTが、このPRTを代理プリンタとして機能させるカスタムネットワークボードCNBを備えるようにすればよい。この場合、プリンタを代理プリンタとして機能させるカスタムネットワークボードCNBを備えない他のプリンタは、代理プリンタからの要求に応じて、ダウンロード要求ファイルの転送や、削除等を行う機能を備えるようにすればよい。
F5.変形例5:
上記実施例では、被代理プリンタは、代理プリンタからの削除要求に応じて、送信済みのダウンロード要求ファイルの削除を行うものとしたが、配信データの受信に応じて、送信済みのダウンロード要求ファイルを削除するようにしてもよい。
F6.変形例6:
上記実施例では、ダウンロード処理において、管理サーバSVからのダウンロードデータファイルのダウンロードが成功したときに、一連の処理の中で、配信データを各プリンタPRTに送信するものとしたが、これに限られない。他のプリンタPRTからの配信要求を受信するまで、ダウンロードデータファイルをダウンロードディレクトリ28に保存しておき、他のプリンタPRTからの配信要求に応じて、配信データを送信するようにしてもよい。配信データの作成は、他のプリンタPRTからの配信要求を受信する前に行うようにしてもよいし、受信した後に行うようにしてもよい。
F7.変形例7:
上記第3実施例では、各プリンタPRTは、ダウンロード要求ファイルの削除時刻Tdを、メモリ20に記憶し、この削除時刻Tdに基づいて、ダウンロード処理を行うか否かの判断を行ったが、これに限られない。削除時刻Tdの代わりに、例えば、ダウンロード要求ファイルを代理プリンタに送信した時刻や、代理プリンタから、ダウンロード要求ファイルの受信応答を受信した時刻や、削除要求を受信した時刻に基づいて、ダウンロード処理を行うか否かを判断するようにしてもよい。
F8.変形例8:
上記第2ないし第4実施例では、プリンタPRTの動作処理において、スプールディレクトリ22に、管理サーバSVに未送信のダウンロード要求ファイルが存在するか否かを判断したが、この判断を行わないようにしてもよい。
F9.変形例9:
上記実施例では、ネットワークに接続されるプリンタPRTに、本発明のデバイスを適用した例を示したが、これに限られない。例えば、スキャナや、プロジェクタや、オーディオ装置や、家電機器や、クライアントコンピュータや、PDA(Personal Digital Assistance)など、ネットワークに接続されて利用される種々のデバイスに、本発明のデバイスを適用するようしにてもよい。
本発明の情報集配信システムを適用した一実施例としてのデバイス管理システム1000の概略構成を示す説明図である。 プリンタPRTの構成を示す説明図である。 一括ダウンロード要求ファイルの生成について示す説明図である。 配信データファイルの生成について示す説明図である。 プリンタPRTの動作処理の流れを示すフローチャートである。 フィル収集処理の流れを示す説明図である。 ダウンロード処理の流れを示すフローチャートである。 ダウンロード処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例におけるプリンタPRTの動作処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例におけるダウンロード処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施例におけるプリンタPRTの動作処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施例におけるプリンタPRTの動作処理の流れを示すフローチャートである。 起動設定処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1000...デバイス管理システム
10...CPU
12...メモリ制御部
14...判断部
16...一括ダウンロード要求ファイル作成部
18...通信制御部
20...メモリ
22...スプールディレクトリ
24...otherディレクトリ
26...アップロードディレクトリ
30...タイマ
100...プリンタ本体
110...プリンタエンジン
120...プリンタコントローラ
122...監視部
PC...パーソナルコンピュータ
PRT...プリンタ
CNB...カスタムネットワークボード
SV...管理サーバ
DP...ディスプレイ
KB...キーボード
MS...マウス
INT...インターネット
LAN...ローカルエリアネットワーク
FW...ファイアウォール

Claims (8)

  1. 複数のデバイスと、該デバイスによって利用するための所定の情報を配信する所定のサーバとを、所定のネットワークを介して、互いに接続することによって構成された情報集配信システムであって、
    前記複数のデバイスのうちの特定のデバイスは、該特定のデバイスが前記複数のデバイスについての前記所定の情報のダウンロード要求を一括して前記サーバに送信する旨の通知を、該特定のデバイス以外の他のデバイスに送信し、
    該他のデバイスは、前記通知を受信した後に、前記特定のデバイスとは無関係の所定のタイミングで、該他のデバイスについての前記ダウンロード要求を、前記特定のデバイスに順次送信し、
    前記特定のデバイスは、予め設定されたタイミングで、該特定のデバイスについての前記ダウンロード要求、および、前記他のデバイスから受信した前記ダウンロード要求を、前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記特定のデバイスから受信した前記ダウンロード要求に応じて、該ダウンロード要求に対応する前記所定の情報を、前記特定のデバイスに送信し、
    前記特定のデバイスは、前記サーバから受信した前記所定の情報のうち、前記他のデバイスから受信した前記ダウンロード要求に対応する前記所定の情報を、前記他のデバイスにそれぞれ配信する、
    情報集配信システム。
  2. 請求項1記載の情報集配信システムであって、
    前記所定のタイミングは、前記他のデバイスにおける前記ダウンロード要求の生成に基づくタイミングである、
    情報集配信システム。
  3. 請求項1記載の情報集配信システムであって、
    前記複数のデバイスには、該複数のデバイスを識別するための識別情報がそれぞれ付与されており、
    前記他のデバイスは、該他のデバイスについての前記ダウンロード要求を、該他のデバイスを識別するための識別情報と関連付けて、前記特定のデバイスに送信し、
    前記特定のデバイスは、前記各ダウンロード要求を、該各ダウンロード要求と対応する前記各識別情報と関連付けて、前記サーバに送信する、
    情報集配信システム。
  4. 請求項1記載の情報集配信システムであって、
    前記特定のデバイスは、前記複数のデバイスについての前記ダウンロード要求を、前記サーバに送信した後に、前記送信済みの前記ダウンロード要求を削除すべき削除要求を、前記他のデバイスに送信し、
    前記他のデバイスは、前記特定のデバイスから受信した前記削除要求に応じて、前記送信済みの前記ダウンロード要求を削除する、
    情報集配信システム。
  5. 複数のデバイスと、該デバイスによって利用するための所定の情報を配信する所定のサーバとを、所定のネットワークを介して、互いに接続することによって構成された情報集配信システムに用いられるデバイスであって、
    前記複数のデバイスのうちの特定のデバイスから、前記特定のデバイスが前記複数のデバイスについての前記所定の情報のダウンロード要求を一括して前記管理サーバに送信する旨の通知を受信する受信部と、
    当該デバイスについての前記ダウンロード要求を生成するダウンロード要求生成部と、
    前記ダウンロード要求の生成に基づくタイミングで、前記通知を受信した前記特定のデバイスに、前記生成されたダウンロード要求を送信する送信部と、
    を備えるデバイス。
  6. 請求項5記載のデバイスであって、
    前記送信部は、さらに、前記デバイスを識別するための識別情報を、前記ダウンロード要求と関連付けて、前記特定のデバイスに送信する、
    デバイス。
  7. 請求項5記載のデバイスであって、さらに、
    前記生成されたダウンロード要求を記憶するダウンロード要求記憶部と、
    前記特定のデバイスから、前記管理サーバに送信済みの前記ダウンロード要求の削除要求を受け付ける削除要求受付部と、
    該削除要求に応じて、前記ダウンロード要求記憶部に記憶されている、前記他のデバイスに送信済みのダウンロード要求を削除するダウンロード要求削除部と、
    を備えるデバイス。
  8. 複数のデバイスと、該デバイスによって利用するための所定の譲歩を配信する所定のサーバとを、所定のネットワークを介して、互いに接続することによって構成された情報集配信システムの制御方法であって、
    前記複数のデバイスのうちの特定のデバイスにおいて、該特定のデバイスが前記複数のデバイスについての前記所定の情報のダウンロード要求を一括して前記管理サーバに送信する旨の通知を、該特定のデバイス以外の他のデバイスに送信する工程と、
    前記他のデバイスにおいて、前記通知を受信した後に、前記特定のデバイスとは無関係の所定のタイミングで、該他のデバイスについての前記ダウンロード要求を、前記特定のデバイスに順次送信する工程と、
    前記特定のデバイスにおいて、予め設定されたタイミングで、該特定のデバイスについての前記ダウンロード要求、および、前記他のデバイスから受信した前記ダウンロード要求を、前記管理サーバに送信する工程と、
    前記サーバにおいて、前記特定のデバイスから受信した前記ダウンロード要求に応じて、該ダウンロード要求に対応する前記所定の情報を、前記特定のデバイスに送信する工程と、
    前記特定のデバイスにおいて、前記サーバから受信した前記所定の情報のうち、前記他のデバイスから受信した前記ダウンロード要求に対応する前記所定の情報を、前記他のデバイスにそれぞれ配信する工程と、
    を備える制御方法。
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