JP2006234197A - 冷凍車用冷凍装置および冷凍車用冷凍庫 - Google Patents

冷凍車用冷凍装置および冷凍車用冷凍庫 Download PDF

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Abstract

【課題】 冷凍庫の換気効率を向上させるとともに、冷蔵庫内の冷却効率低下を防止することができる冷凍車用冷凍装置および冷凍車用冷凍庫を提供する。
【解決手段】 冷媒を圧縮する圧縮機9と、圧縮された冷媒の熱を外気に放熱させる放熱器11a,11bと、放熱された冷媒に冷凍庫内空気の熱を吸収させる吸熱器13と、吸熱器13に冷凍庫内空気を通風させる吸熱器用ファン23と、吸熱器用ファン23の下流領域から外部へ冷凍庫内空気を導く排気用管路53a,53bと、外部から吸熱器用ファン23の上流領域へ外気を導く吸気用管路55a,55bと、を備えた冷凍車用冷凍装置1であって、排気用管路53a,53bと吸気用管路55a,55bとを開閉する開閉部57が、排気用管路53a,53bおよび吸気用管路55a,55bの外部側端部と吸熱器用ファン23側端部との間に配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷凍車用冷凍装置および冷凍車用冷凍庫に関する。
一般に、冷凍庫を搭載した車両(以下、冷凍車という)には、冷凍庫内を冷却する冷凍車用の冷凍装置が備えられている。
この種の冷凍車用冷凍装置の一例としては、冷凍車の走行エンジンから独立したサブエンジンが備えられ、サブエンジンによって駆動されて冷媒ガスを圧縮するコンプレッサと、圧縮された冷媒を凝縮液化するコンデンサユニットと、液化された冷媒を蒸発させて車両の冷凍庫内の空気を冷却するエバポレータユニットと、を備えたものが知られている。
上述の冷凍車で運搬する貨物としてはさまざまなものがあり、例えば、野菜や果物などを挙げることができる。これら野菜や果物等は、自らが放出するエチレンガスにより劣化・老化することが知られている。そこで、このエチレンガスを取り除き、野菜や果物等を新鮮な状態で運搬できるよう、冷凍庫内の空気を換気する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭60−121110号公報
上述の特許文献1においては、シャッター板を蝶番中心に回転させ、冷凍庫内の空気を換気する流路を開閉するベンチレータの構成が開示されている。特許文献1に示すように、ベンチレータとしては、コストやスペースの制約から換気専用ファンを配置しない構成が一般的である。
この構成において、冷凍庫内の空気は、庫内通気ファンの吹き出し圧力により排気用ダクトを通過して外部に排気され、外気は、エバポレータと庫内通気ファンとの間の負圧により吸気用ダクトを通過して吸気されている。
上述の排気用ダクトおよび吸気用ダクトは、伝熱等による外部の熱の庫内への流入を防止するため、極力その長さが短くなるように配置されている。また、排気用ダクトおよび吸気用ダクトを同時に開閉しやすくするため、排気用ダクトおよび吸気用ダクトの外部への開口部は近接して配置されている。
しかしながら、上述の構成では、排気用ダクトを通じて排出された庫内空気が、近接する吸気用ダクトに吸入され、庫内空気の換気が十分に行なわれない恐れがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、冷凍庫の換気効率を向上させるとともに、冷蔵庫内の冷却効率低下を防止することができる冷凍車用冷凍装置および冷凍車用冷凍庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の冷凍車用冷凍装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒の熱を外気に放熱させる放熱器と、放熱された冷媒に冷凍庫内空気の熱を吸収させる吸熱器と、前記吸熱器に冷凍庫内空気を通風させる吸熱器用ファンと、前記吸熱器用ファンの下流領域から外部へ冷凍庫内空気を導く排気用管路と、外部から前記吸熱器用ファンの上流領域へ外気を導く吸気用管路と、を備えた冷凍車用冷凍装置であって、前記排気用管路と前記吸気用管路とを開閉する開閉部が、前記排気用管路および前記吸気用管路の外部側端部と前記吸熱器用ファン側端部との間に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、開閉部を排気用管路および吸気用管路における外部側端部と吸熱器用ファン側端部との間に配置することにより、開閉部を閉鎖した場合に、排気用管路および吸気用管路内に冷凍庫内空気が存在する領域を吸熱器用ファン側端部から開閉部までの狭い領域に限定することができる。そのため、外部から冷凍庫内空気への熱の流入を少なくすることができる。
開閉部を、排気用管路および吸気用管路における外部側端部と吸熱器用ファン側端部との間に配置することにより、冷凍庫内空気への熱の流入を制限することができるため、開閉部から外部側端部までの排気用管路および吸気用管路の管路長を長くすることができ、排気用管路の外部側端部と吸気用管路の外部側端部とを離して配置することができる。そのため、外部へ放出された冷凍庫内空気が再び冷凍庫内に導入されることを防止できる。
また、上記発明においては、前記開閉部が、前記排気用管路と接続される排気用開閉室と、前記吸気用管路と接続される吸気用開閉室と、を有し、前記排気用管路を開閉する排気用開閉弁および前記吸気用管路を開閉する吸気用開閉弁が、それぞれ前記排気用開閉室および前記吸気用開閉室内に配置されていることが望ましい。
本発明によれば、それぞれ独立した排気用開閉室および吸気用開閉室内に配置した排気用開閉弁および吸気用開閉弁により、排気用管路および吸気用管路を開閉するため、開閉部において排気される冷凍庫内空気と吸気される外気とが混合することを防止できる。
さらに、上記発明においては、前記放熱器に外気を通風させる放熱器用ファンを備え、前記排気用管路が、前記冷凍庫内空気を、前記吸熱器用ファンの下流領域から、前記放熱器用ファンの上流領域へ導くことが望ましい。
本発明によれば、冷凍庫内空気を排気用管路で放熱器用ファンの上流領域へ導くことにより、冷凍庫内空気を放熱器用ファンで誘引し、冷凍庫内空気の換気量を増やすことができる。
また、放熱器の上流側へ冷凍庫内空気を導くことにより、温度の低い冷凍庫内空気を放熱器に通風させ、放熱器における冷媒の冷却効果を向上させることができ、冷凍車用冷凍装置の冷凍効率を向上させることができる。
さらに、上記発明においては、前記放熱器が前記放熱器用ファンの上流に配置され、前記排気用管路が、前記冷凍庫内空気を、前記吸熱器用ファンの下流領域から、前記放熱器と前記放熱器用ファンとの間の領域へ導くことが望ましい。
本発明によれば、放熱器と放熱器用ファンとの間の領域は外部の大気圧より低圧となるため、放熱器と放熱器用ファンとの間の領域へ冷凍庫内空気を導くことにより、圧力差を用いて冷凍庫内空気を誘引することができる。そのため、単に放熱器用ファンで冷凍庫内空気を誘引する場合と比較して、冷凍庫内空気の換気量をより増やすことができる。
上記発明においては、前記圧縮機を駆動するエンジンを備え、前記排気用管路が、前記冷凍庫内空気を、前記吸熱器用ファンの下流領域から、前記エンジンの吸気部へ導くことにより外部へ導くことが望ましい。
本発明によれば、冷凍庫内空気をエンジンの吸気部へ導くことにより、エンジンが冷凍庫内空気を誘引し、冷凍庫内空気の換気量を増やすことができる。
また、温度が低く、密度の高い冷凍庫内空気をエンジンに吸気させることにより、エンジンの出力を向上させることができる。
上記発明においては、前記放熱器に外気を通風させる放熱器用ファンが備えられるとともに、前記放熱器が前記放熱器用ファンの下流に配置され、前記吸気用管路が、前記外気を、前記放熱器用ファンと前記放熱器との間の領域から、前記吸気用ファンの上流領域へ導くことが望ましい。
本発明によれば、放熱器用ファンと放熱器との間の領域は外部の大気圧より高圧となるため、放熱器用ファンと放熱器との間の領域から外気を導くことにより、圧力差を用いて外気を冷凍庫内に導入することができる。そのため、単に外気を吸熱器用ファンの上流領域に導入する場合と比較して、冷凍庫内への外気の導入量を増やすことができ、冷凍庫内空気の換気量を増やすことができる。
上記発明においては、前記吸熱器が前記吸熱器用ファンの上流に配置され、前記吸気用管路が、前記外気を前記吸熱器の上流領域に導くことが望ましい。
本発明によれば、外気を吸熱器の上流領域に導くことにより、導かれた外気を吸熱器に通風させることができる。そのため、例えば、外気を吸熱器の下流領域に導く場合と比較して、導かれた外気を冷却することができるため、冷凍庫内温度の制御性を向上させることができる。
また、外気を吸熱器に通風させる際に、外気に含まれる水分を取り除く(除湿する)ことができるため、吸熱器用ファン周りで外気の水分が結露することを防止できる。
本発明の冷凍車用冷凍庫は、上記本発明の冷凍車用冷凍装置が備えられたことを特徴とする。
本発明によれば、冷凍車用冷凍装置において、外部から冷凍庫内空気への熱の流入を少なくすることができるため、冷凍庫の冷凍効率低下を防止できる。また、排気用管路の外部側端部と吸気用管路の外部側端部とを離して配置することができるため、冷凍庫の換気効率を向上できる。
本発明の冷凍車用冷凍装置によれば、開閉部を排気用管路および吸気用管路における外部側端部と吸熱器用ファン側端部との間に配置することにより、外部から冷凍庫内空気への熱の流入を少なくすることができ、冷蔵庫の冷却効率低下を防止することができるという効果を奏する。
開閉部から外部側端部までの排気用管路および吸気用管路の管路長を長くし、排気用管路の外部側端部と吸気用管路の外部側端部とを離して配置することができる。そのため、外部へ放出された冷凍庫内空気が再び冷凍庫内に導入されることを防止でき、冷凍庫の換気効率を向上させることができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明におけるセミトラクタに牽引されるセミトレーラである冷凍庫に用いられる冷凍装置の第1の実施形態について図1から図6を参照して説明する。
図1は、本発明におけるセミトラクタに牽引されるセミトレーラである冷凍庫に用いられる冷凍装置を示す図である。図2は、図1の本実施形態に係る冷凍装置の構成を説明する正面図であり、図3は、図2の冷凍装置の構成を説明する上面図であり、図4は、図2の冷凍装置の構成を説明する右側面図である。
冷凍装置(冷凍車用冷凍装置)1は、図1から図4に示すように、セミトラクタTに牽引されるセミトレーラである冷凍庫(冷凍車用冷凍庫)3のセミトラクタTと対向する配置面5に取り付けられた筐体7と、その内部に配置され、冷媒を圧縮するコンプレッサ(圧縮機)9と、圧縮された冷媒の熱を外気に放熱させる2台のコンデンサ(放熱器)11a,11bと、放熱された冷媒に冷凍庫3内の空気の熱を吸収させるエバポレータ(吸熱器)13と、コンプレッサ9を駆動するエンジン15とから概略構成されている。
コンプレッサ9とコンデンサ11a,11bとエバポレータ13とは、その内部を冷媒が流通できる冷媒配管(図示せず)により接続され、冷媒がコンプレッサ9とコンデンサ11a,11bとエバポレータ13とを循環できるように配置されている。また、コンデンサ11a,11bとエバポレータ13との間には、冷媒の圧力を減圧する膨張弁(図示せず)が配置されている。
筐体7は略直方体形状に形成されるとともに、筐体7におけるトラクタと対向する前面17が、中心面Cと交差する領域がトラクタ側(図3中下方、図4中左方向)に突出した形状に形成されている。
コンデンサ11a,11bは、筐体7の前面17に、その形状に沿って上下方向(図2中上下方向)に延びて配置されている。また、筐体7の上方(図2中上方)であって左右(図2中左右方向)の両端部領域に、分かれて配置されている。
エバポレータ13は、配置面5と対向する筐体7の対向面19側の略中央部に、対向面19に沿って左右方向に延びて配置されている。
コンプレッサ9およびエンジン15は、筐体7内の下方に配置され、エンジン15の回転軸が左右方向を向くように配置されている。
筐体7の上方には、コンデンサ11a,11bに外気を通風させるコンデンサファン(放熱器用ファン)21a,21bと、エバポレータ13に冷凍庫3内の空気を通風させるエバポレータファン(吸熱器用ファン)23と、コンデンサファン21a,21bとエバポレータファン23が配置されているとともに、これらを回転駆動する駆動軸25と、が配置されている。
駆動軸25は左右方向に延びて配置され、その両端にコンデンサファン21a,21bが備えられるとともに、略中央部にエバポレータファン23が備えられている。コンデンサファン21a,21bは、図2および図3に示すように、両コンデンサ11a,11bの間に配置されている。
なお、コンデンサファン21a,21bおよびエバポレータファン23としては、軸流ファンや遠心ファン(ターボファン)等を用いることができ、本実施形態においては遠心ファンに適用して説明している。
駆動軸25には、エンジン15から後述するファン駆動ベルトを介して駆動力が伝達されるクラッチ27が配置されている。クラッチ27は、コンデンサファン21aに駆動力を常に伝達するとともに、コンデンサファン21bおよびエバポレータファン23への駆動力の伝達を制御している。具体的には、クラッチ27と駆動軸25とを連結することにより、駆動軸25に駆動力を伝達してコンデンサファン21bおよびエバポレータファン23を回転駆動させ、クラッチ27と駆動軸25とを切り離すことにより、コンデンサファン21bおよびエバポレータファン23を停止させている。
筐体7内には、冷凍庫3内の空気の流路を形成するとともに、外気等の熱が冷凍庫3内の空気に伝わるのを防止する断熱壁29が配置されている。そのため、エバポレータ13とエバポレータファン23とが、断熱壁29により他の構成要素から切り離されている。
断熱壁29には、エバポレータ13を覆う左右方向に延びて配置された下部31と、エバポレータファン23を覆う略中央領域に配置された上部33とが形成されている。
駆動軸25は断熱壁29の上部33を貫通して配置され、クラッチ27およびコンデンサファン21a,21bが、断熱壁29によりエバポレータファン23と隔絶されている。
断熱壁29の上部33内には、エバポレータファン23から吹き出された空気を冷凍庫3へ導くケーシング34が配置されている。
エバポレータ13とエンジン15との間にはモータ35が配置され、エンジン15とモータ35とはモータ駆動ベルト37により駆動力伝達可能に接続されている。モータ35と上述のクラッチ27とはファン駆動ベルト39を介してエンジン15の駆動力が伝達可能に配置されている。
ファン駆動ベルト39としては、背面テンションで使用できるベルトが好ましく、例えばリブドベルトを挙げることができる。
前面17と断熱壁29の下部31との間には、背面プーリー41とアイドルプーリー43とが配置されている。背面プーリー41は、ファン駆動ベルト39の背面と接触するよう配置され、アイドルプーリー43は、ファン駆動ベルト39の内面と接触するように配置されている。
ファン駆動ベルト39は、背面プーリー41およびアイドルプーリー43を介して配置されることにより、断熱壁29の下部31の領域において前面17側へ突出するように取り回される。
コンデンサ11aの下端には、エンジン15で発生した熱を外気に放熱するラジエタ45が配置され、エンジン15とラジエタ45との間は冷却水が循環する冷却系(図示せず)が配置されている。
次に、冷凍庫3内の空気を換気するベンチレータの構成について説明する。
図5は、図2のベンチレータの配置を説明する側面視図である。図6は、図2のベンチレータの構成を説明する構成図であり、図6(a)は、ベンチレータの側面視図であり、図6(b)は、ベンチレータの上面視図である。
ベンチレータ51は、図2、図5および図6に示すように、冷凍庫3内の空気を外部に導く内側排気用ダクト(排気用管路)53aおよび外側排気用ダクト(排気用管路)53bと、外気を冷凍庫3内に導く内側吸気用ダクト(吸気用管路)55aおよび外側吸気用ダクト(吸気用管路)55bと、冷凍庫3内の空気の換気を制御する開閉部57と、開閉部57を操作する操作部59とから概略構成されている。
内側排気用ダクト53aの一方の端部はケーシング34に接続され、他方の端部は、断熱壁29と前面17との間に配置された開閉部57に接続されている。外側排気用ダクト53bの一方の端部は開閉部57に接続され、他方の端部は前面17に接続されている。
内側吸気用ダクト55aの一方の端部は、断熱壁29のエバポレータ13とエバポレータファン23との間の領域に接続され、他方の端部は開閉部57に接続されている。外側吸気用ダクト55bの一方の端部は開閉部57に接続され、他方の端部は前面17に接続されている。
外側排気用ダクト53bにおける前面17側の開口部と、外側吸気用ダクト55bにおける前面17側の開口部とは、所定の間隔Lをあけて配置されている。
開閉部57には、図6(a)に示すように、内側排気用ダクト53aおよび外側排気用ダクト53bと接続される排気用開閉室61と、内側吸気用ダクト55aおよび外側吸気用ダクト55bと接続される吸気用開閉室63とが形成され、排気用開閉室61と吸気用開閉室63とは隔壁65により、気密に隔てられている。
排気用開閉室61には、内側排気用ダクト53aの開口端と接触・離間することにより内側排気用ダクト53aの流路を開閉する排気用開閉弁67が配置され、吸気用開閉室63には、内側吸気用ダクト55aの流路を同様に開閉する吸気用開閉弁69が配置されている。
排気用開閉弁67および吸気用開閉弁69の内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aと接触する面にはシール部材71が配置されている。シール部材71を配置することにより、内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aの流路閉鎖をより確実に行うことができる。
また、排気用開閉弁67および吸気用開閉弁69の一方の端部は回転軸73と接続されており、同時に回動するように構成されている。
操作部59は、図2および図5に示すように、筐体7の前面17下方であって、前面17側から見て右側に配置されている。操作部59と開閉部57との間にはワイヤ75が配置され、操作部59に入力された開閉指示が、ワイヤ75によって開閉部57に伝達される。具体的には、操作部59に回動させることにより排気用開閉弁67および吸気用開閉弁69の開閉を指示するレバー77が配置され、レバー77の回動をワイヤ75により伝達している。
排気用開閉弁67には、図6(a)および図6(b)に示すように、ワイヤ75が取り付けられ、ワイヤ75をレバー77の回動により牽引することにより、排気用開閉弁67および吸気用開閉弁69が開かれるように構成されている。ワイヤ75はアウタチューブ79に覆われている。
なお、上述のように排気用開閉弁67および吸気用開閉弁69がそれぞれ内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aを開閉してもよいし、排気用開閉弁67および吸気用開閉弁69がそれぞれ外側排気用ダクト53bおよび外側吸気用ダクト55bを開閉してもよく特に限定するものでない。
次に、上記の構成からなる冷凍装置1における作用について説明する。
まず、冷凍装置1内での冷媒の流れについて説明する。
エンジン15により駆動されるコンプレッサ9によって、圧縮され高温高圧となったガス冷媒はコンデンサ11a,11bに向けて吐出される。コンデンサ11a,11bに流入した高温高圧のガス冷媒は、後述する外気に熱を放出することにより冷却され凝縮し、高圧の液冷媒となる。コンデンサ11a,11bから流出した高圧の液冷媒は、膨張弁により減圧され低温低圧の液冷媒となり、エバポレータ13に流入する。
エバポレータ13に流入した液冷媒は、後述する冷凍庫3内の空気から熱を奪い蒸発・気化してガス冷媒となる。ガス冷媒はコンプレッサ9に吸入され、再び圧縮されコンデンサ11a,11bに向けて吐出され、上述のサイクルを繰り返す。
次に、コンデンサ11a、11bに通風される外気の流れ、および、エバポレータ13に通風される冷凍庫3内の空気の流れについて説明する。
上記外気および冷凍庫3内の空気はそれぞれコンデンサファン21a,21bおよびエバポレータファン23により送風され、コンデンサ11a,11bおよびエバポレータ13に通風される。
具体的には、コンデンサファン21a,21bおよびエバポレータファン23は、エンジン15により回転駆動される。エンジン15の駆動力はモータ駆動ベルト37によりモータ35に伝達され、モータ35に伝達された駆動力はファン駆動ベルト39によりクラッチ27に伝達される。クラッチ27に伝達された駆動力は駆動軸25およびコンデンサファン21aに伝達され、駆動軸25に伝達された駆動力はエバポレータファン23およびコンデンサファン21bに伝達される。
コンデンサファン21a,21bは回転駆動されることにより、駆動軸25の軸線方向から外気を吸い込む。コンデンサファン21a,21bに吸い込まれる外気は、筐体7の前面17に形成された開口部(図示せず)から取り込まれ、コンデンサ11a,11bを通過したものである。外気は、上述のようにコンデンサ11a,11bを通過する際に冷媒の熱を奪っている。
コンデンサファン21a,21bに吸い込まれた外気は、コンデンサファン21a,21bの周方向へ吹き出され、その一部は、直接筐体7の上面に形成された開口部(図示せず)から外部へ放出される。残りの外気は、筐体7内を循環して、モータ35やエンジン15やコンプレッサ9を冷却した後、外部へ放出される。
エバポレータファン23は回転駆動されることにより、駆動軸25の軸線方向から冷凍庫3内の空気を吸い込む。エバポレータファン23に吸い込まれる上記空気は、筐体7の対向面19側に形成された冷凍庫3内とつながる開口部(図示せず)から取り込まれ、エバポレータ13を通過したものである。上記空気は、上述のようにエバポレータ13を通過する際に冷媒に熱を奪われ、冷却されている。
エバポレータファン23に吸い込まれた上記空気は、エバポレータファン23の周方向へ吹き出され、冷凍庫3内へ誘導される。
次に、ベンチレータ51による冷凍庫3内の空気の換気について説明する。
まず、操作部59のレバー77を閉の位置から開の位置へ回動させることにより、ワイヤ75を牽引し、排気用開閉弁67および吸気用開閉弁69を回動させ、内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト53aの開口端を開放する。
ケーシング34内はエバポレータファン23により大気圧よりも高圧とされるため、ケーシング34内の空気は、圧力差により、内側排気用ダクト53a、排気用開閉室61、外側排気用ダクト53bを通過して外部へ排気される。
エバポレータ13とエバポレータファン23との間は、エバポレータファン23に吸引されることとエバポレータ13が流れ抵抗を有することから大気圧よりも低圧とされる。そのため、圧力差により、外気は外側吸気用ダクト55b、吸気用開閉室63、内側吸気用ダクト55aを通過して、エバポレータ13とエバポレータファン23との間に導入される。
上記の構成によれば、内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aと、外側排気用ダクト53bおよび外側吸気用ダクト55bと、の間に開閉部57を配置することにより、開閉部57を閉鎖した場合に、冷凍庫3内の空気が存在する領域を内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aに限定することができる。そのため、外部から冷凍庫3内の空気への熱の流入を少なくすることができ、冷凍庫3の冷凍効率を向上することができる。
上述のように冷凍庫3内の空気への熱の流入を制限することができるため、外側排気用ダクト53bおよび外側吸気用ダクト55bのダクト長を長くすることができる。そのため、外側排気用ダクト53bにおける前面17側の開口部と、外側吸気用ダクト55bにおける前面17側の開口部とは、所定の間隔Lをあけて配置できる。
所定の間隔Lをあけることができるため、外側排気用ダクト53bから排出された冷凍庫3内の空気が、外側吸気用ダクト55bへ吸入されることを防止でき、冷凍庫3内空気の換気効率低下を防止できる。
それぞれ独立した排気用開閉室61および吸気用開閉室63内に配置した排気用開閉弁67および吸気用開閉弁69により、内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aを開閉するため、開閉部57において排気される冷凍庫3内空気と吸気される外気とが混合することを防止でき、換気効率の低下を防止できる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図7を参照して説明する。
本実施形態の冷凍装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、ベンチレータの構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図7を用いてベンチレータ周辺のみを説明し、コンプレッサ等の説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る冷凍装置の構成を説明する正面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
冷凍装置(冷凍車用冷凍装置)101は、図7に示すように、筐体7と、その内部に配置され、冷媒を圧縮するコンプレッサ9と、圧縮された冷媒の熱を外気に放熱させる2台のコンデンサ11a,11bと、放熱された冷媒に冷凍庫3内の空気の熱を吸収させるエバポレータ13と、コンプレッサ9を駆動するエンジン15と、冷凍庫3内の空気を換気するベンチレータ151とから概略構成されている。
ベンチレータ151は、冷凍庫3内の空気を外部に導く内側排気用ダクト53aおよび外側排気用ダクト(排気用管路)153bと、外気を冷凍庫3内に導く内側吸気用ダクト55aおよび外側吸気用ダクト55bと、冷凍庫3内の空気の換気を制御する開閉部57と、開閉部57を操作する操作部59とから概略構成されている。
外側排気用ダクト153bの一方の端部は、開閉部57に接続され、他方の端部は、コンデンサ11bとコンデンサファン21bとの間の領域に配置されている。
次に、上記の構成からなる冷凍装置101におけるベンチレータ151による冷凍庫3内の空気の換気について説明する。
まず、操作部59のレバー77を閉の位置から開の位置へ回動させることにより、ワイヤ75を牽引し、内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aの開口端を開放する。
ケーシング34内はエバポレータファン23により大気圧よりも高圧とされ、また、コンデンサ11bとコンデンサファン21bとの間は、コンデンサファン21bに吸引されることとコンデンサ11bが流れ抵抗を有することから大気圧よりも低圧とされる。そのため、ケーシング34内の空気は、この圧力差により、内側排気用ダクト53a、排気用開閉室61、外側排気用ダクト153bを通過して外部へ排気される。
エバポレータ13とエバポレータファン23との間は、エバポレータファン23に吸引されることとエバポレータ13が流れ抵抗を有することから大気圧よりも低圧とされる。そのため、圧力差により、外気は外側吸気用ダクト55b、吸気用開閉室63、内側吸気用ダクト55aを通過して、エバポレータ13とエバポレータファン23との間に導入される。
上記の構成によれば、コンデンサ11bとコンデンサファン21bとの間の領域に、外側排気用ダクト153bの端部を配置し、コンデンサ11bとコンデンサファン21bとの間の領域へ冷凍庫3内空気を導くことにより、圧力差を用いて冷凍庫3内空気を誘引することができる。そのため、単にエバポレータファン23で冷凍庫3内の空気を外部へ押し出す場合と比較して、冷凍庫3内の空気の換気量をより増やすことができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図8を参照して説明する。
本実施形態の冷凍装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、ベンチレータの構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図8を用いてベンチレータ周辺のみを説明し、コンプレッサ等の説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る冷凍装置の構成を説明する正面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
冷凍装置(冷凍車用冷凍装置)201は、図8に示すように、筐体7と、その内部に配置され、冷媒を圧縮するコンプレッサ9と、圧縮された冷媒の熱を外気に放熱させる2台のコンデンサ11a,11bと、放熱された冷媒に冷凍庫3内の空気の熱を吸収させるエバポレータ13と、コンプレッサ9を駆動するエンジン15と、冷凍庫3内の空気を換気するベンチレータ251とから概略構成されている。
ベンチレータ251は、冷凍庫3内の空気を外部に導く内側排気用ダクト53aおよび外側排気用ダクト(排気用管路)253bと、外気を冷凍庫3内に導く内側吸気用ダクト55aおよび外側吸気用ダクト55bと、冷凍庫3内の空気の換気を制御する開閉部57と、開閉部57を操作する操作部59とから概略構成されている。
外側排気用ダクト253bの一方の端部は、開閉部57に接続され、他方の端部は、エンジン15の吸気部に接続されている。
次に、上記の構成からなる冷凍装置201におけるベンチレータ251による冷凍庫3内の空気の換気について説明する。
まず、操作部59のレバー77を閉の位置から開の位置へ回動させることにより、ワイヤ75を牽引し、内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aの開口端を開放する。
ケーシング34内はエバポレータファン23により大気圧よりも高圧とされ、また、エンジン15の吸気部は、エンジン15により吸引されることから大気圧よりも低圧とされる。そのため、ケーシング34内の空気は、この圧力差により、内側排気用ダクト53a、排気用開閉室61、外側排気用ダクト253bを通過して外部へ排気される。
エバポレータ13とエバポレータファン23との間は、エバポレータファン23に吸引されることとエバポレータ13が流れ抵抗を有することから大気圧よりも低圧とされる。そのため、圧力差により、外気は外側吸気用ダクト55b、吸気用開閉室63、内側吸気用ダクト55aを通過して、エバポレータ13とエバポレータファン23との間に導入される。
上記の構成によれば、冷凍庫3内の空気をエンジン15の吸気部へ導くことにより、エンジン15が冷凍庫3内の空気を誘引し、冷凍庫3内の空気の換気量をより増やすことができる。
また、温度が低く、密度の高い冷凍庫3内の空気をエンジン15に吸気させることにより、エンジン15の出力を向上させることができる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について図9を参照して説明する。
本実施形態の冷凍装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、ベンチレータの構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図9を用いてベンチレータ周辺のみを説明し、コンプレッサ等の説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る冷凍装置の構成を説明する正面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
冷凍装置(冷凍車用冷凍装置)301は、図9に示すように、筐体7と、その内部に配置され、冷媒を圧縮するコンプレッサ9と、圧縮された冷媒の熱を外気に放熱させる2台のコンデンサ11a,11bと、放熱された冷媒に冷凍庫3内の空気の熱を吸収させるエバポレータ13と、コンプレッサ9を駆動するエンジン15と、冷凍庫3内の空気を換気するベンチレータ351とから概略構成されている。
筐体7の上方には、コンデンサ11a,11bに外気を通風させるコンデンサファン(放熱器用ファン)321a,321bと、エバポレータ13に冷凍庫3内の空気を通風させるエバポレータファン23と、コンデンサファン321a,321bとエバポレータファン23を回転駆動する駆動軸25と、が配置されている。
本実施形態のコンデンサファン321a,321bは軸流ファンであり、コンデンサファン321a,321bにより外気を誘引し、コンデンサファン321a,321bから送風された外気をコンデンサ11a,11bに通風させている。
ベンチレータ351は、冷凍庫3内の空気を外部に導く内側排気用ダクト53aおよび外側排気用ダクト53bと、外気を冷凍庫3内に導く内側吸気用ダクト55aおよび外側吸気用ダクト(吸気用管路)355bと、冷凍庫3内の空気の換気を制御する開閉部57と、開閉部57を操作する操作部59とから概略構成されている。
外側吸気用ダクト355bの一方の端部は、開閉部57に接続され、他方の端部は、コンデンサファン321bとコンデンサ11bとの間に配置されている。
次に、上記の構成からなる冷凍装置301におけるベンチレータ351による冷凍庫3内の空気の換気について説明する。
まず、操作部59のレバー77を閉の位置から開の位置へ回動させることにより、ワイヤ75を牽引し、内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aの開口端を開放する。
ケーシング34内はエバポレータファン23により大気圧よりも高圧とされるため、ケーシング34内の空気は、圧力差により、内側排気用ダクト53a、排気用開閉室61、外側排気用ダクト53bを通過して外部へ排気される。
エバポレータ13とエバポレータファン23との間は、エバポレータファン23に吸引されることとエバポレータ13が流れ抵抗を有することから大気圧よりも低圧とされ、コンデンサファン321bとコンデンサ11bとの間は、コンデンサファン321bにより昇圧されることとコンデンサ11bが流れ抵抗を有することから大気圧よりも高圧とされる。そのため、この圧力差により、外気は外側吸気用ダクト355b、吸気用開閉室63、内側吸気用ダクト55aを通過して、エバポレータ13とエバポレータファン23との間に導入される。
上記の構成によれば、コンデンサファン321bとコンデンサ11bとの間の領域は外部の大気圧より高圧となるため、コンデンサファン321bとコンデンサ11bとの間の領域から外気を導くことにより、圧力差を用いて外気を冷凍庫3内に導入することができる。そのため、単に外気をバポレータファン23の上流領域に導入する場合と比較して、冷凍庫3内への外気の導入量を増やすことができ、冷凍庫3内の空気の換気量を増やすことができる。
なお、上述のように、外側吸気用ダクト355bの端部をコンデンサファン321bとコンデンサ11bとの間の領域に配置してもよいし、外側吸気用ダクト355bの端部をコンデンサ11bの下流側に配置してもよい。コンデンサ11bの下流側に配置しても、単に外気をバポレータファン23の上流領域に導入する場合と比較して、冷凍庫3内への外気の導入量を増やすことができ、冷凍庫3内の空気の換気量を増やすことができる。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明の第5の実施形態について図10および図11を参照して説明する。
本実施形態の冷凍装置の基本構成は、第4の実施形態と同様であるが、第4の実施形態とは、ベンチレータの構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図10および図11を用いてベンチレータ周辺のみを説明し、コンプレッサ等の説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る冷凍装置の構成を説明する正面図であり、図11は、図9の冷凍装置の構成を説明する側面図である。
なお、第4の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
冷凍装置(冷凍車用冷凍装置)401は、図10および図11に示すように、筐体7と、その内部に配置され、冷媒を圧縮するコンプレッサ9と、圧縮された冷媒の熱を外気に放熱させる2台のコンデンサ11a,11bと、放熱された冷媒に冷凍庫3内の空気の熱を吸収させるエバポレータ13と、コンプレッサ9を駆動するエンジン15と、冷凍庫3内の空気を換気するベンチレータ451とから概略構成されている。
筐体7の上方には、コンデンサ11a,11bに外気を通風させるコンデンサファン321a,321bと、エバポレータ13に冷凍庫3内の空気を通風させるエバポレータファン23と、コンデンサファン321a,321bとエバポレータファン23を回転駆動する駆動軸25と、が配置されている。
ベンチレータ451は、冷凍庫3内の空気を外部に導く内側排気用ダクト53aおよび外側排気用ダクト53bと、外気を冷凍庫3内に導く内側吸気用ダクト(吸気用管路)455aおよび外側吸気用ダクト355bと、冷凍庫3内の空気の換気を制御する開閉部57と、開閉部57を操作する操作部59とから概略構成されている。
内側吸気用ダクト455aの一方の端部は、開閉部57に接続され、他方の端部は、エバポレータ23の上流側に配置されている。
次に、上記の構成からなる冷凍装置401におけるベンチレータ451による冷凍庫3内の空気の換気について説明する。
まず、操作部59のレバー77を閉の位置から開の位置へ回動させることにより、ワイヤ75を牽引し、内側排気用ダクト53aおよび内側吸気用ダクト55aの開口端を開放する。
ケーシング34内はエバポレータファン23により大気圧よりも高圧とされるため、ケーシング34内の空気は、圧力差により、内側排気用ダクト53a、排気用開閉室61、外側排気用ダクト53bを通過して外部へ排気される。
コンデンサファン321bとコンデンサ11bとの間は、コンデンサファン321bにより昇圧されることとコンデンサ11bが流れ抵抗を有することから大気圧よりも高圧とされ、エバポレータ13の上流はエバポレータファン23に誘引されるため大気圧より若干低圧とされる。そのため、この圧力差により、外気は外側吸気用ダクト355b、吸気用開閉室63、内側吸気用ダクト455aを通過して、エバポレータ13とエバポレータファン23との間に導入される。
内側吸気用ダクト455aから冷凍庫3内へ導入された空気は、エバポレータファン23に誘引されてエバポレータ13と通過し、冷却された後エバポレータファン23により冷凍庫3内へ送風される。
上記の構成によれば、外気をエバポレータ13の上流領域に導くことにより、導かれた外気をエバポレータ13に通風させることができる。そのため、例えば、外気をエバポレータ13の下流領域に導く場合と比較して、導かれた外気を冷却して温度調整した後に冷凍庫3内へ送風するため、冷凍庫3内温度の制御性を向上させることができる。
また、外気をエバポレータ13に通風させる際に、外気に含まれる水分を取り除く(除湿する)ことができるため、エバポレータファン23周りで外気の水分が結露することを防止できる。
本発明におけるセミトラクタに牽引されるセミトレーラである冷凍庫に用いられる冷凍装置を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る冷凍装置の構成を示す正面図である。 図2の冷凍装置の構成を示す上面図である。 図2の冷凍装置の構成を示す右側面図である。 図2のベンチレータの配置を示す側面視図である。 図2のベンチレータの構成を示す構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る冷凍装置の構成を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る冷凍装置の構成を示す正面図である。 本発明の第4の実施形態に係る冷凍装置の構成を示す正面図である。 本発明の第5の実施形態に係る冷凍装置の構成を示す正面図である。 図10のベンチレータの配置を示す側面視図である。
符号の説明
1,101,201,301,401 冷凍装置(冷凍車用冷凍装置)
3 冷凍庫(冷凍車用冷凍庫)
9 コンプレッサ(圧縮機)
11a,11b コンデンサ(放熱器)
13 エバポレータ(吸熱器)
15 エンジン
21a,21b,321a,321b コンデンサファン(放熱器用ファン)
23 エバポレータファン(吸熱器用ファン)
53a 内側排気用ダクト(排気用管路)
53b,153b,253b 外側排気用ダクト(排気用管路)
55a,455a 内側吸気用ダクト(吸気用管路)
55b,355b 外側吸気用ダクト(吸気用管路)
57 開閉部
61 排気用開閉室
63 吸気用開閉室
67 排気用開閉弁
69 吸気用開閉弁

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    圧縮された冷媒の熱を外気に放熱させる放熱器と、
    放熱された冷媒に冷凍庫内空気の熱を吸収させる吸熱器と、
    前記吸熱器に冷凍庫内空気を通風させる吸熱器用ファンと、
    前記吸熱器用ファンの下流領域から外部へ冷凍庫内空気を導く排気用管路と、
    外部から前記吸熱器用ファンの上流領域へ外気を導く吸気用管路と、
    を備えた冷凍車用冷凍装置であって、
    前記排気用管路と前記吸気用管路とを開閉する開閉部が、前記排気用管路および前記吸気用管路の外部側端部と前記吸熱器用ファン側端部との間に配置されていることを特徴とする冷凍車用冷凍装置。
  2. 前記開閉部が、前記排気用管路と接続される排気用開閉室と、前記吸気用管路と接続される吸気用開閉室と、を有し、
    前記排気用管路を開閉する排気用開閉弁および前記吸気用管路を開閉する吸気用開閉弁が、それぞれ前記排気用開閉室および前記吸気用開閉室内に配置されていることを特徴とする請求項1記載の冷凍車用冷凍装置。
  3. 前記放熱器に外気を通風させる放熱器用ファンを備え、
    前記排気用管路が、前記冷凍庫内空気を、前記吸熱器用ファンの下流領域から、前記放熱器用ファンの上流領域へ導くことを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍車用冷凍装置。
  4. 前記放熱器が前記放熱器用ファンの上流に配置され、
    前記排気用管路が、前記冷凍庫内空気を、前記吸熱器用ファンの下流領域から、前記放熱器と前記放熱器用ファンとの間の領域へ導くことを特徴とする請求項3記載の冷凍車用冷凍装置。
  5. 前記圧縮機を駆動するエンジンを備え、
    前記排気用管路が、前記冷凍庫内空気を、前記吸熱器用ファンの下流領域から、前記エンジンの吸気部へ導くことにより外部へ導くことを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍車用冷凍装置。
  6. 前記放熱器に外気を通風させる放熱器用ファンが備えられるとともに、前記放熱器が前記放熱器用ファンの下流に配置され、
    前記吸気用管路が、前記外気を、前記放熱器用ファンと前記放熱器との間の領域から、前記吸気用ファンの上流領域へ導くことを特徴とする請求項1,2,5のいずれかに記載の冷凍車用冷凍装置。
  7. 前記吸熱器が前記吸熱器用ファンの上流に配置され、
    前記吸気用管路が、前記外気を前記吸熱器の上流領域に導くことを特徴とする請求項1,2,5,6のいずれかに記載の冷凍車用冷凍装置。
  8. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の冷凍車用冷凍装置が備えられたことを特徴とする冷凍車用冷凍庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009028190A1 (ja) * 2007-08-28 2009-03-05 Daikin Industries, Ltd. トレーラ用冷凍装置

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