JP2006233903A - 乾燥圧縮空気供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排気弁を省いて製造コストを低減できると共に、圧縮機内部の磨耗粉等を排出することができる乾燥圧縮空気供給装置を提供する。
【解決手段】 空気圧縮機11は、その吸込口27に吸込フィルタ28を取付けると共に、吐出口29にはドライヤ1と給排弁3とを介してエアシリンダ5を接続する。また、空気圧縮機11の電動モータ15と給排弁3とは制御装置31を用いて制御する。そして、エアシリンダ5に圧縮空気を供給するときには、給排弁3を開弁した状態で、電動モータ15に給電し、旋回スクロール24を順方向に回転させる。一方、エアシリンダ5内の圧縮空気を排気するときには、給排弁3を開弁した状態で、電動モータ15への給電を停止し、旋回スクロール24を逆回転可能な状態にする。これにより、空気圧縮機11の内部を通って圧縮空気を排出することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばエアシリンダ等の対象物に対して乾燥した圧縮空気を給,排するのに好適に用いられる乾燥圧縮空気供給装置に関する。
一般に、乾燥圧縮空気供給装置として例えば自動車等の車高を調整するエアシリンダに対して乾燥した圧縮空気を供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような乾燥圧縮空気供給装置は、圧縮空気を吐出する往復動圧縮機と、該往復動圧縮機から吐出される圧縮空気を乾燥させるドライヤと、該ドライヤとエアシリンダとの間に設けられ乾燥した圧縮空気を供給、排気する給排弁とを備えている。
特開平8−48127号公報
そして、従来技術では、例えば車高を高くするときには、往復動圧縮機から吐出した圧縮空気をドライヤで乾燥させた後にエアシリンダに供給し、車高を低くするときには、エアシリンダ内の圧縮空気をドライヤを介して排気している。また、エアシリンダ内の圧縮空気を排気するときには、乾燥した圧縮空気がドライヤ内を通過するから、圧縮空気の排気に伴ってドライヤ内の乾燥剤を再生させる構成となっている。
しかし、上述した従来技術では、往復動圧縮機を用いて圧縮空気を供給するから、エアシリンダ内の圧縮空気を排気するときには往復動圧縮機内を圧縮空気が通過できない。このため、従来技術では、往復動圧縮機に排気弁を並列接続し、圧縮空気の排気時に該排気弁を開弁する構成となっていた。この結果、圧縮空気の供給には不要な排気弁やその開弁、閉弁を制御する構成を設ける必要があり、製造コストの上昇を招くという問題があった。また、従来技術では、往復動圧縮機の内部に磨耗紛、水滴等が侵入したときでも、これらの磨耗紛等を排出することができず、腐食等の原因になる虞があった。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、排気弁を省いて製造コストを低減できると共に、圧縮機内部の磨耗粉等を排出することができる乾燥圧縮空気供給装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、圧縮空気を吐出する圧縮機と、該圧縮機から吐出される圧縮空気を乾燥させるドライヤと、該ドライヤと対象物との間に設けられ乾燥した圧縮空気を供給、排気する給排弁とからなる乾燥圧縮空気供給装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記圧縮機は、前記対象物に向けて圧縮空気を供給するときは吸込口から吸入した空気を圧縮して吐出口から吐出し、前記対象物から圧縮空気を排気するときは吐出口から逆流した圧縮空気を吸込口から排出するスクロール式圧縮機によって構成したことにある。
請求項2の発明では、前記スクロール式圧縮機は、前記対象物に向けて圧縮空気を供給するときは順方向に回転し、対象物から圧縮空気を排気するときは逆方向に回転するスクロールを備える構成としている。
請求項3の発明では、前記スクロール式圧縮機は、固定スクロールと、該固定スクロールと対向して旋回可能に設けられ該固定スクロールとの間に圧縮室を画成する旋回スクロールと、該旋回スクロールに回転軸が連結され該旋回スクロールを回転駆動させる電動モータとを備え、前記対象物に向けて圧縮空気を供給するときは、前記電動モータに給電して前記旋回スクロールを順方向に回転駆動し、前記対象物から圧縮空気を排気するときは、前記電動モータへの給電を停止して前記回転軸を自由回転可能とし、前記圧縮空気によって前記旋回スクロールを逆方向に回転させる構成としている。
請求項1の発明によれば、圧縮機として2つのスクロール間に吸込口から吐出口に向けて連続的に容積が変化する圧縮室をもったスクロール式圧縮機を用いる構成としたから、対象物に向けて圧縮空気を供給するときは、圧縮室を縮小させて吸込口から吸入した空気を圧縮して吐出口から吐出することができる。一方、対象物から圧縮空気を排気するときは、圧縮室を拡大させて吐出口から逆流した圧縮空気を吸込口から排出することができる。これにより、スクロール式圧縮機の内部を通じて圧縮空気を逆流させることができるから、当該圧縮機に排気弁を並列接続する必要がなく、製造コストを低減できる。また、スクロール式圧縮機の内部を圧縮空気が逆流するから、内部に磨耗紛、水滴等が侵入したときでも、対象物から逆流した圧縮空気を用いてこれらの磨耗紛等を排出することができ、圧縮機の耐久性、信頼性を向上することができる。
請求項2の発明によれば、スクロール式圧縮機は順方向または逆方向に回転可能なスクロールを備える構成としたから、対象物に圧縮空気を供給するときには、スクロールを順方向に回転させて圧縮室を連続的に縮小し、吸込口から吸入した空気を圧縮して吐出口から吐出することができる。一方、対象物から圧縮空気を排気するときには、スクロールを逆方向に回転させて圧縮室を連続的に拡大し、吐出口から逆流した圧縮空気を吸込口から排出することができる。
請求項3の発明によれば、スクロール式圧縮機は互いに対向した固定スクロールおよび旋回スクロールと、該旋回スクロールを回転駆動する電動モータとを備える構成としたから、対象物に圧縮空気を供給するときには、電動モータに給電して旋回スクロールを順方向に回転させ、圧縮室を連続的に縮小させて吸込口から吸入した空気を圧縮して吐出口から吐出することができる。一方、対象物から圧縮空気を排気するときには、電動モータへの給電を停止して旋回スクロールの自由回転が可能な状態にする。これにより、吐出口から逆流した圧縮空気の圧力によって旋回スクロールが逆方向に回転するから、圧縮室を連続的に拡大させて吐出口から逆流した圧縮空気を吸込口から排出することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る乾燥圧縮空気供給装置をエアサスペンション装置に適用した場合を例に挙げて、図1ないし図3を参照しつつ詳細に説明する。
図において、1は管路2を介して後述する空気圧縮機11に接続されたドライヤで、該ドライヤ1は、例えば内部にシリカゲル等の乾燥剤(図示せず)が充填されたドライヤ本体1Aと、該ドライヤ本体1Aの下流側に設けられた逆止弁1Bと、該逆止弁1Bに並列接続された絞り1Cとによって構成されている。そして、ドライヤ1は、空気圧縮機11から吐出された圧縮空気中の水分を乾燥剤に吸着させることによって、乾燥状態の圧縮空気を後述のエアシリンダ5に供給する。一方、ドライヤ1は、エアシリンダ5から排気される圧縮空気が絞り1Cを介してドライヤ本体1A内に逆流することにより、乾燥した圧縮空気を用いて乾燥剤に付着した水分を離脱させ、該乾燥剤を再生するものである。
3はドライヤ1とエアシリンダ5との間を接続する管路4の途中に設けられた給排弁で、該給排弁3は、例えば2ポート2位置の電磁式切換弁によって構成され、後述する制御装置31によって切換え制御されている。そして、給排弁3は、常時は管路4を遮断する閉弁位置(イ)に配置され、制御装置31から切換信号が出力されたときに圧縮空気を供給、排気する開弁位置(ロ)に切換えられる。
5は管路4を介してドライヤ1に接続された対象物(空圧機器)としてのエアシリンダで、該エアシリンダ5は、後述の空気圧縮機11から空気室5A内に圧縮空気を供給することによって伸長し、空気室5A内の圧縮空気を排気することによって縮小する。これにより、エアシリンダ5は、圧縮空気の供給、排気に応じて車高を調整するエアサスペンションを構成している。また、エアシリンダ5は、車高の調整後に給排弁3を閉弁する(閉弁位置(イ)に配置する)ことによって、車両の積載重量が変化しない限り、車高を一定に保持する。なお、エアシリンダ5は、車両の各車輪毎にそれぞれ配設され、例えば残りの3本のエアシリンダ(図示せず)も配管4に接続されている。
11は圧縮空気を吐出するスクロール式の空気圧縮機で、該空気圧縮機11は、後述する電動モータ15、固定スクロール23、旋回スクロール24等によって構成されている。
12は空気圧縮機11の外枠を形成し後述の駆動軸18を案内するケーシングで、該ケーシング12は、一端側が開口した有底筒状をなすモータケース13と、該モータケース13の開口端側に設けられたスラスト受14とによって構成されている。また、スラスト受14は、モータケース13の開口端側を閉塞する環状板部14Aと、該環状板部14Aの外周側からモータケース13から離間する方向に向けて延設された筒部14Bとにより構成されている。そして、スラスト受14は、旋回スクロール24に作用するスラスト荷重を後述のスラスト軸受機構30を介して受承する構成となっている。
15はモータケース13内に収容して設けられた駆動装置としての電動モータで、該電動モータ15は、モータケース13内に固定して設けられた固定子16と、該固定子16の内周側に設けられた回転子17と、該回転子17に一体に設けられた駆動軸18(回転軸)とにより構成されている。また、駆動軸18は、ケーシング12に軸受19,19を介して回転可能に設けられ、回転子17と一緒に回転駆動する。さらに、駆動軸18の先端側は、円筒状をなすクランク部18Aとなり、該クランク部18Aは、円筒の中心軸線が駆動軸18の中心軸線に対して寸法δだけ偏心している。
そして、駆動軸18の軸方向途中位置には、旋回スクロール24との回転バランスをとるためのバランスウエイト20が設けられ、クランク部18Aの外周側には、旋回スクロール24の背面側に位置して旋回スクロール24等に向けて冷却風を送風するファン21が設けられている。
22は電動モータ15によって駆動する圧縮機本体で、該圧縮機本体22は、後述する固定スクロール23、旋回スクロール24等によって概略構成されている。
23はケーシング12のスラスト受14に取付けられた固定スクロールで、該固定スクロール23は、駆動軸18の軸線と一致するように配設された円板状の鏡板23Aと、該鏡板23Aの表面に立設された渦巻状のラップ部23Bと、前記鏡板23Aの外縁側からスラスト受14に向けて突出した筒部23Cとにより構成されている。そして、固定スクロール23は固定ボルト23Dを用いてスラスト受14に取付けられている。
24は固定スクロール23と対向して駆動軸18の先端側に旋回可能に設けられた旋回スクロールで、該旋回スクロール24は、円板状に形成された鏡板24Aと、該鏡板24Aの表面側に立設された渦巻状のラップ部24Bとにより大略構成されている。また、鏡板24Aの背面側には、複数のフィン24Cが列設されると共に、その中央部位には円柱状のボス部24Dが突設されている。
ここで、ボス部24Dは、駆動軸18のクランク部18A内に挿入されると共に、旋回軸受25を介してクランク部18Aに回転可能に取付けられている。また、鏡板24Aの背面側には、円柱状をなした4個の台座部24Eが突設されると共に、該台座部24Eには、後述するスラスト軸受機構30が取付けられている。そして、旋回スクロール24は、固定スクロール23のラップ部23Bに対し例えば180度だけずらして重なり合うように配設され、両者のラップ部23B,24B間には複数の圧縮室26,26…が画成されている。
そして、旋回スクロール24が順方向(図3中の矢示A方向)に回転したときには、最外周側の圧縮室26の最内周側に向けて順次移送すると共に、圧縮室26の容積を連続的に縮小し、圧縮室26内の空気を圧縮して後述の吐出口29から吐出する。
一方、旋回スクロール24が逆方向(図3中の矢示B方向)に回転したときには、最内周側の圧縮室26を最外周側に向けて順次移送すると共に、圧縮室26の容積を連続的に拡大し、圧縮室26内の空気を後述の吸込口27から排出する。
27は固定スクロール23の外周側に設けられた吸込口で、該吸込口27には吸込フィルタ28が取付けられている。そして、吸込口27は、最外周側(低圧側)の圧縮室26に連通し、吸込フィルタ28を介して吸込んだ外気を最外周側の圧縮室26内に導いている。
29は固定スクロール23の中心側に設けられた吐出口で、該吐出口29は、管路2を通じてドライヤ1に接続されている。そして、吐出口29は、最内周側(高圧側)の圧縮室26に連通し、空気圧縮機11から吐出された圧縮空気をドライヤ1に導いている。
30は旋回スクロール24の台座部24Eとケーシング12のスラスト受け14との間に設けられた例えば4個のスラスト軸受機構で、該スラスト軸受機構30は、旋回スクロール24に作用するスラスト荷重を支持すると共に、旋回スクロール24の自転を防止している。
31は車両の高さ位置等を制御する制御装置で、該制御装置31は、給排弁3と空気圧縮機11の電動モータ15とにそれぞれ接続されている。そして、制御装置31は、車高を上昇させるときには、給排弁3を開弁位置(ロ)に切換えた状態で、電動モータ15に対する給電を行い、空気圧縮機11による圧縮空気をエアシリンダ5に対して供給する。これにより、エアシリンダ5は圧縮空気によって伸長し、車高が上昇する。
一方、制御装置31は、車高を低下させるときには、給排弁3を開弁位置(ロ)に切換えた状態で、電動モータ15に対する給電を停止し、旋回スクロール24を自由回転可能(逆回転可能)な状態にする。これにより、エアシリンダ5内の圧縮空気は空気圧縮機11内を逆流して排出されるから、エアシリンダ5は縮小し、車高が低下する。
本実施の形態による空気圧縮機は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、車高を上昇させる場合には、制御装置31は、給排弁3を開弁位置(ロ)に切換えた状態で、電動モータ15に対する給電を行い、旋回スクロール24を順方向に回転駆動する。これにより、空気圧縮機11は吸込口27から吸込んだ空気を圧縮室26内で圧縮して吐出口29から吐出するから、ドライヤ1は、空気圧縮機11から吐出された圧縮空気を乾燥させた後に、エアシリンダ5に供給する。この結果、エアシリンダ5は空気圧縮機11から供給された圧縮空気によって伸長するから、車高が上昇する。そして、制御装置31は、例えばセンサ(図示せず)によって車両の車高が所望の位置まで上昇したことを検出すると、給排弁3を閉弁位置(イ)に切換えてこのときの車高を保持する。
一方、車高を低下させる場合には、制御装置31は、給排弁3を開弁位置(ロ)に切換えた状態で、電動モータ15に対する給電を停止し、旋回スクロール24を自由回転可能(逆回転可能)な状態にする。これにより、エアシリンダ5内の圧縮空気は管路4およびドライヤ1内を逆流するから、ドライヤ1内の乾燥剤を再生させる。そして、ドライヤ1内を逆流した圧縮空気は空気圧縮機11の吐出口29に供給されるから、最内周側の圧縮室26に進入して旋回スクロール24を逆方向に回転させる。この結果、圧縮空気は空気圧縮機11内を逆流して吸込フィルタ28から排出され、車高が低下する。そして、制御装置31は、例えばセンサ(図示せず)によって車両の車高が所望の位置まで低下したことを検出すると、給排弁3を閉弁位置(イ)に切換えてこのときの車高を保持する。
かくして、本実施の形態によれば、固定スクロール23と旋回スクロール24との間に吸込口27から吐出口29に向けて連続的に容積が変化する圧縮室26をもったスクロール式の空気圧縮機11を用いる構成としたから、エアシリンダ5に向けて圧縮空気を供給するときは、圧縮室26を縮小させて吸込口27から吸入した空気を圧縮して吐出口29から吐出することができる。一方、エアシリンダ5から圧縮空気を排気するときは、圧縮室26を拡大させて吐出口29から逆流した圧縮空気を吸込口27から排出することができる。即ち、スクロール式の空気圧縮機11は、往復動圧縮機と異なり、吸込口27や吐出口29には逆流を防止する弁(逆止弁)を設ける必要がない。このため、空気圧縮機11の内部を通じて圧縮空気を逆流させることができるから、空気圧縮機11に排気弁を並列接続する必要がなく、製造コストを低減することができる。また、スクロール式空気圧縮機11の内部を圧縮空気が逆流するから、空気圧縮機11の内部に磨耗紛、水滴等が侵入したときでも、エアシリンダ5から逆流した圧縮空気を用いてこれらの磨耗紛等を排出することができ、空気圧縮機11の耐久性、信頼性を向上することができる。
また、スクロール式空気圧縮機11は順方向または逆方向に回転可能な旋回スクロール24を備える構成としたから、エアシリンダ5に圧縮空気を供給するときには、旋回スクロール24を順方向に回転させて圧縮室26を連続的に縮小し、吸込口27から吸入した空気を圧縮して吐出口29から吐出することができる。一方、エアシリンダ5から圧縮空気を排気するときには、旋回スクロール24を逆方向に回転させて圧縮室26を連続的に拡大し、吐出口29から逆流した圧縮空気を吸込口27から排出することができる。
特に、本実施の形態では、空気圧縮機11は旋回スクロール24を回転駆動する電動モータ15とを備える構成としたから、エアシリンダ5に圧縮空気を供給するときには、電動モータ15に給電して旋回スクロール24を順方向に回転させることができる。一方、エアシリンダ5から圧縮空気を排気するときには、電動モータ15への給電を停止して旋回スクロール24の自由回転が可能な状態にする。これにより、吐出口29から逆流した圧縮空気の圧力によって旋回スクロール24を逆方向に回転させることができるから、圧縮空気を排気するための駆動力を加える必要がなく、消費電力を低減することができる。
なお、前記実施の形態では、空気圧縮機11の旋回スクロール24は電動モータ15の駆動軸18に直接接続する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば旋回スクロールと電動モータの駆動軸との間は締結、離脱が可能なクラッチを用いて接続する構成としてもよい。この場合、圧縮空気を供給するときには、クラッチを締結し、電動モータを用いて旋回スクロールを順方向に回転駆動する。一方、圧縮空気を逆流させるときには、クラッチを離脱する。これにより、旋回スクロールには電動モータの駆動軸、回転子等が接続されない状態となるから、旋回スクロールの負荷を低減することができ、旋回スクロールを容易に逆回転させることができる。
また、前記実施の形態では、圧縮空気を排気するときには電動モータ15への給電を停止する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、圧縮空気を排気するときには、例えば電動モータ15に対して逆極性の給電を行い、旋回スクロール24を強制的に逆方向に回転させる構成としてもよい。これにより、エアシリンダ5内の圧縮空気を早期かつ強制的に排気することができ、ドライヤ1の再生を促進することができる。
また、前記実施の形態では、空気圧縮機11は、旋回スクロール24を回転駆動する駆動装置としての電動モータ15を備える構成とした。しかし、空気圧縮機には必ずしも駆動装置を備える必要はなく、例えば外部の駆動装置と旋回スクロールとをプーリ、ベルト等を用いて連結し、旋回スクロールを回転駆動する構成としてもよい。
また、前記実施の形態では、空気圧縮機11の吸込口27には吸込フィルタ28を設けるものとしたが、該吸込フィルタ28に加えて消音器を取付ける構成としてもよい。これにより、例えば逆流した圧縮空気の排気音を低減することができる。
また、前記実施の形態では、圧縮空気を供給する対象物としてエアシリンダ5を用いるものとしたが、エアタンク等の他の空圧機器を対象物としてもよい。
本発明の実施の形態による乾燥圧縮空気供給装置を示す空気圧回路図である。 図1中の空気圧縮機を示す縦断面図である。 図2中の旋回スクロールおよび固定スクロールを矢示III−III方向からみた横断面図である。
符号の説明
1 ドライヤ
3 給排弁
5 エアシリンダ(対象物)
11 空気圧縮機(スクロール式圧縮機)
15 電動モータ
18 駆動軸(回転軸)
23 固定スクロール
24 旋回スクロール
26 圧縮室
27 吸込口
29 吐出口
31 制御装置

Claims (3)

  1. 圧縮空気を吐出する圧縮機と、該圧縮機から吐出される圧縮空気を乾燥させるドライヤと、該ドライヤと対象物との間に設けられ乾燥した圧縮空気を供給、排気する給排弁とからなる乾燥圧縮空気供給装置において、
    前記圧縮機は、前記対象物に向けて圧縮空気を供給するときは吸込口から吸入した空気を圧縮して吐出口から吐出し、前記対象物から圧縮空気を排気するときは吐出口から逆流した圧縮空気を吸込口から排出するスクロール式圧縮機によって構成したことを特徴とする乾燥圧縮空気供給装置。
  2. 前記スクロール式圧縮機は、前記対象物に向けて圧縮空気を供給するときは順方向に回転し、対象物から圧縮空気を排気するときは逆方向に回転するスクロールを備えてなる請求項1に記載の乾燥圧縮空気供給装置。
  3. 前記スクロール式圧縮機は、固定スクロールと、該固定スクロールと対向して旋回可能に設けられ該固定スクロールとの間に圧縮室を画成する旋回スクロールと、該旋回スクロールに回転軸が連結され該旋回スクロールを回転駆動させる電動モータとを備え、
    前記対象物に向けて圧縮空気を供給するときは、前記電動モータに給電して前記旋回スクロールを順方向に回転駆動し、
    前記対象物から圧縮空気を排気するときは、前記電動モータへの給電を停止して前記回転軸を自由回転可能とし、前記圧縮空気によって前記旋回スクロールを逆方向に回転させる構成としてなる請求項1に記載の乾燥圧縮空気供給装置。
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