JP4142418B2 - スクロール式流体機械 - Google Patents

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    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/001Radial sealings for working fluid

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば空気等の流体を圧縮するのに好適に用いられるスクロール式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ケーシングの軸方向両側にそれぞれ固定スクロールと旋回スクロールとを設け、前記ケーシング内には前記各旋回スクロールを旋回駆動する電動機を備えてなる所謂ツインラップ型のスクロール式流体機械は知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−356193号公報
【0004】
この種の従来技術によるツインラップ型のスクロール式流体機械は、ケーシングの軸方向一側に設けた固定スクロールと旋回スクロールとにより低圧段の圧縮室を形成し、ケーシングの軸方向他側に設けた固定スクロールと旋回スクロールとにより高圧段の圧縮室を形成する構成としている。
【0005】
そして、高圧段の固定スクロールは、その吸込側を低圧段の固定スクロールの吐出側に配管等を用いて接続し、前記低圧段の圧縮室から吐出される圧縮流体を高圧段の圧縮室でさらに圧縮することにより、流体の2段圧縮を行う構成としているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術によるツインラップ型のスクロール式流体機械では、固定スクロールと旋回スクロールとの各ラップ部間に形成されるラジアルギャップを、可能な限り小さいギャップ寸法に設定できるように加工すると共に、低圧段と高圧段の両方においてギャップ寸法をほぼ同一の寸法に形成しているのが実状である。
【0007】
しかし、渦巻形状をなす固定,旋回スクロールのラップ部は、各圧縮室内で流体を圧縮するときの圧縮熱等により、各ラップ部の内周側と外周側とで大きな温度差が生じ、このときの温度勾配によって熱変形が生じ易いものである。このため、ラップ部間のラジアルギャップを単に小さくするように加工したときには、熱変形の影響でラップ部が互いに接触、干渉する虞れがあり、スクロール式流体機械としての信頼性が低下する原因となる。
【0008】
一方、ラップ部間の接触、干渉を避けるためにラジアルギャップを大きく形成した場合には、高圧段の圧縮室において圧縮流体がラップ部間のラジアルギャップを通じて漏洩し易くなり、スクロール式流体機械としての性能を向上することができないという問題がある。
【0009】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、低圧段と高圧段とで各ラップ部間のラジアルギャップを互いに異ならしめることより、熱変形の影響を減じて流体の漏洩を抑えることができ、圧縮運転時等の性能を向上できるようにしたスクロール式流体機械を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、2つのスクロールのラップ部が重なり合って旋回運動する間に外部から吸込んだ流体を圧縮する低圧段圧縮部と、2つのスクロールのラップ部が重なり合って旋回運動する間に前記低圧段の圧縮部から吸込んだ流体を圧縮する高圧段圧縮部とを備えたスクロール式流体機械において、前記低圧段圧縮部のスクロールは、前記高圧段圧縮部のスクロールよりも前記ラップ部間のラジアルギャップを大きくする構成としたことを特徴としている。
【0011】
このように、高圧段圧縮部のラップ部間に形成されるラジアルギャップを低圧段側のラジアルギャップよりも小さくする構成としたことにより、高圧段圧縮部の圧縮室からラジアルギャップを通じて流体が漏洩するのを小さく抑えることができる。また、低圧段圧縮部の圧縮室は、高圧段圧縮部に比して隣接する圧縮室間の圧力差が小さいので、高圧段に比して低圧段のラジアルギャップを大としても、流体の漏洩を十分に小さく抑えることができる。よって、高圧段圧縮部に比して低圧段圧縮部では機械加工を容易に行うことができ、トータルとしてコストを下げることができる。
【0012】
また、請求項2の発明によると、高圧段圧縮部のスクロールは、低圧段圧縮部のスクロールよりもラップ部の歯高を小さくする構成としている。
【0013】
この場合には、高圧段圧縮部のラップ部は歯高を小さくすることにより、ラップ部に熱変形が生じるのを抑えることができ、ラップ部間のラジアルギャップを小さくした場合においても、ラップ部同士の接触を抑えることができる。また、低圧段圧縮部のラップ部は、歯高を大きくすることにより熱変形し易くなるが、この場合にはラップ部間のラジアルギャップを大きくすることによって、ラップ部同士の接触を抑えることが可能である。
【0014】
さらに、請求項3の発明は、軸方向に延びる筒状のケーシングと、該ケーシングの軸線上に位置して該ケーシングの両端側にそれぞれ設けられ、鏡板に渦巻状のラップ部が立設された低圧段,高圧段の固定スクロールと、該低圧段の固定スクロールと高圧段の固定スクロールとの間に位置して前記ケーシング内に設けられ、出力軸が前記ケーシングの軸線と同一の方向に配置された電動機と、前記低圧段,高圧段の固定スクロールと対面して該電動機の出力軸の両端側にそれぞれ設けられ、鏡板に前記低圧段,高圧段の固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を形成するラップ部が立設された低圧段,高圧段の旋回スクロールとを備えたスクロール式流体機械に適用される。
【0015】
そして、請求項3の発明が採用する構成の特徴は、前記高圧段の固定スクロールと旋回スクロールとは、前記低圧段の固定スクロールと旋回スクロールとの間の圧縮室から吐出される流体を、内部の圧縮室内でさらに高い圧力に圧縮する構成とし、前記低圧段の固定スクロールと旋回スクロールは、前記高圧段の固定スクロールと旋回スクロールよりも前記各ラップ部間のラジアルギャップを大きくする構成としたことにある。
【0016】
このように、高圧段のラップ部間に形成されるラジアルギャップを、低圧段側のラジアルギャップよりも小さくする構成としたことにより、高圧段の圧縮室からラジアルギャップを通じて流体が漏洩するのを小さく抑えることができる。また、低圧段の圧縮室は、高圧段に比して隣接する圧縮室間の圧力差が小さいので、高圧段に比して低圧段のラジアルギャップを大としても、流体の漏洩を十分に小さく抑えることができる。よって、高圧段に比して低圧段では機械加工を容易に行うことができ、トータルとしてコストを下げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態によるスクロール式流体機械を、ツインラップ型のスクロール式空気圧縮機を例に挙げ、添付図面の図1ないし図4に従って詳細に説明する。
【0018】
図中、1はスクロール式空気圧縮機の外枠を形成する筒状のケーシングで、該ケーシング1は、軸線O1 −O1 を中心として略円筒状に形成されたケーシング本体2と、該ケーシング本体2の左,右両端側にそれぞれ固着して設けられた左,右の軸受取付体3A,3Bとにより構成されている。
【0019】
ここで、ケーシング本体2の左側に位置する軸受取付体3Aは、後述の固定スクロール5A、旋回スクロール20A等と共に低圧段圧縮部となる低圧スクロール部4Aを構成するものである。また、ケーシング本体2の右側に位置する軸受取付体3Bは、後述の固定スクロール5B、旋回スクロール20B等と共に高圧段圧縮部となる高圧スクロール部4Aを構成している。
【0020】
なお、低圧スクロール部4Aと高圧スクロール部4Bとは、それぞれほぼ同一の構成要素を有しているので、以下の説明では、低圧段に符号「A」を付し、高圧段には符号「B」を付して説明する。また、低圧段と高圧段とで説明が重複するのを避けるため、主に低圧スクロール部4Aの構成要素について説明し、高圧スクロール部4Bの構成要素については、その説明を省略するものとする。
【0021】
5Aはケーシング1の軸受取付体3A側に設けられた低圧段の固定スクロールを示し、該固定スクロール5Aは、中心がケーシング1の軸線O1 −O1 と一致するように配設された略円板状の鏡板6Aと、該鏡板6Aの表面に立設された渦巻状のラップ部7Aと、鏡板6Aの外周側から該ラップ部7Aを取囲むように軸方向に突出した筒部8Aと、該筒部8Aの外周側から径方向外向きに突出したフランジ部9Aとにより構成されている。
【0022】
そして、固定スクロール5Aは、フランジ部9Aの外周側が軸受取付体3Aの開口側にボルト等を介して着脱可能に取付けられている。また、固定スクロール5Aの鏡板6Aには、例えば空気(外気)等の流体を後述の圧縮室23A内に吸込むための吸込口10Aが外周寄りの位置に設けられ、鏡板6Aの中心側(軸線O1 −O1 上)には圧縮空気の吐出口11Aが設けられている。
【0023】
12は低圧段の固定スクロール5Aと高圧段の固定スクロール5Bとの間に位置してケーシング本体2内に設けられた電動機で、該電動機12は、ケーシング本体2の内周側に固定して設けられた筒状のステータ13と、該ステータ13の内周側に回転可能に配設された筒状のロータ14等とにより構成されている。
【0024】
ここで、電動機12は、ステータ13およびロータ14の軸線がケーシング1の軸線O1 −O1 と同一軸線上に配置されている。そして、電動機12は、ロータ14を回転することにより後述の回転軸15を軸線O1 −O1 の周囲で回転駆動するものである。
【0025】
15はケーシング1の左,右両側で軸受取付体3A,3Bに回転軸受16A,16Bを介して回転可能に設けられた段付筒状の回転軸で、該回転軸15は、電動機12のロータ14内に圧入等の手段を用いて嵌合された中空軸体からなり、軸線O1 −O1 を中心としてロータ14と一体に回転するものである。
【0026】
そして、回転軸15は、電動機12のロータ14内を軸方向に貫通して設けられ、後述の旋回軸18と共に電動機12の出力軸を構成している。また、回転軸15の内周側は、ケーシング1等の軸線O1 −O1 に対して寸法δだけ偏心した段付きの偏心穴17となっている。
【0027】
18は回転軸15の偏心穴17内に相対回転可能に設けられた旋回軸で、該旋回軸18は、中実な段付きの軸体として形成され、ケーシング1等の軸線O1 −O1 に対して寸法δだけ偏心した偏心軸線O2 −O2 上に配置されている。そして、旋回軸18は、回転軸15の偏心穴17内で旋回軸受19A,19Bを用いて該回転軸15に相対回転可能に支持され、回転軸15と共に電動機12の出力軸を構成している。
【0028】
また、旋回軸18の軸方向両端側は、回転軸15のの偏心穴17両端から軸方向に突出し、その突出端側には後述の旋回スクロール20A,20Bが左,右に離間して設けられている。そして、旋回軸18は、回転軸15の回転に追従して旋回スクロール20A,20Bに旋回運動を与えるものである。
【0029】
20Aは固定スクロール5Aと対面してケーシング1内に旋回可能に設けられた低圧段の旋回スクロールで、該低圧段の旋回スクロール20Aは、略円板状に形成された鏡板21Aと、該鏡板21Aの表面に立設された渦巻状のラップ部22Aとにより大略構成されている。また、高圧段の旋回スクロール20Bも、略円板状に形成された鏡板21Bと渦巻状のラップ部22Bとにより大略構成されている。
【0030】
ここで、低圧段,高圧段の旋回スクロール20A,20Bは、鏡板21A,21Bの背面側中央部が旋回軸18の両端側にそれぞれボルト等を用いて一体に固定され、電動機12からの駆動力によって旋回軸18と一緒に旋回動作を行うものである。また、旋回スクロール20A,20Bは、ラップ部22A,22Bが固定スクロール5A,5Bのラップ部7A,7Bと所定角度(例えば180度)だけずらして重なり合うように配設されている。
【0031】
そして、低圧段の固定スクロール5Aと旋回スクロール20Aは、両者のラップ部7A,22A間に外周側から内周側にわたって低圧段の圧縮室23A,23A,…をそれぞれ画成している。また、高圧段の固定スクロール5Bと旋回スクロール20Bは、両者のラップ部7B,22B間に外周側から内周側にわたって高圧段の圧縮室23B,23B,…をそれぞれ画成している。
【0032】
しかし、低圧段の固定スクロール5Aと旋回スクロール20Aは、図2に示す如くラップ部7A,22Aが比較的大きい歯高Ha (軸方向長さ)を有し、ラップ部7A,22A間のラジアルギャップGa は、例えば0.05〜0.07mm程度の隙間(ギャップ寸法)に設定されている。
【0033】
一方、高圧段の固定スクロール5Bと旋回スクロール20Bは、図3に示す如くラップ部7B,22Bが比較的小さい歯高Hb を有し、ラップ部7B,22B間のラジアルギャップGb は、例えば0.03〜0.04mm程度に設定されている。
【0034】
そして、高圧段のラップ部7B,22Bは、その歯高Hb が低圧段のラップ部7A,22Aの歯高Ha よりも小さく(Hb <Ha )形成され、ラジアルギャップGa ,Gb については、低圧段のラップ部7A,22Aの方が高圧段のラップ部7B,22Bよりも大きく(Ga >Gb )形成されている。
【0035】
24,24は旋回スクロール20Aの自転を防止する自転防止機構としての補助クランクで、該各補助クランク24は、低圧スクロール部4A側に位置してケーシング1の軸受取付体3Aと旋回スクロール20Aの鏡板21Aとの間に設けられている。また、高圧スクロール部4B側にもケーシング1の軸受取付体3Bと旋回スクロール20Bの鏡板21Bとの間に同様の補助クランク(図示せず)が設けられるものである。
【0036】
25は低圧スクロール部4A側に設けた吸込フィルタで、該吸込フィルタ25は、低圧段の固定スクロール5Aの吸込口10Aに着脱可能に設けられ、吸込口10Aから圧縮室23A内に向けて吸込まれる外気(空気)等を清浄化すると共に、空気の吸込音等を低減化する消音器としても機能するものである。
【0037】
26は低圧段の圧縮室23Aと高圧段の圧縮室23Bとを連通させる連通路としての配管で、該配管26は、ケーシング1の外側に位置して低圧段の固定スクロール5Aと高圧段の固定スクロール5Bとの間に設けられている。そして、配管26は、一方の端部26Aが固定スクロール5Aの吐出口11Aに接続され、他方の端部26Bは、固定スクロール5Bの吸込口10Bに接続されている。
【0038】
本実施の形態によるツインラップ型のスクロール式空気圧縮機は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
【0039】
まず、電動機12のステータ13側に通電してロータ14を回転駆動すると、該ロータ14と一体となった回転軸15は、軸線O1 −O1 を中心としてロータ14と一体に回転する。そして、回転軸15の回転により、軸線O2 −O2 上に配置された旋回軸18は、回転軸15の偏心穴17内で寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行なう。
【0040】
これにより、旋回軸18の両端側に設けた旋回スクロール20A,20Bは、固定スクロール5A,5Bに対して寸法δの旋回半径をもった旋回動作を行う。このため、低圧スクロール部4A側では固定スクロール5Aの外周側に設けた吸込口10Aから吸込フィルタ25を介して外気を吸込みつつ、この空気を各圧縮室23A内で順次圧縮する。
【0041】
そして、低圧段の固定スクロール5Aと旋回スクロール20Aとの間の圧縮室23A内で、例えば0.3MPa程度の圧力まで圧縮された圧縮空気は、固定スクロール5Aの中心部に設けた吐出口11Aから配管26内に向け吐出される。また、高圧スクロール部4B側では固定スクロール5Bの吸込口10Bに、このときの圧縮空気が配管26を通じて供給される。
【0042】
そして、高圧段の固定スクロール5Bと旋回スクロール20Bとの間では、このときの圧縮空気を各圧縮室23B内でさらに圧縮し、例えば1.0MPa程度の圧力まで圧縮された圧縮空気が、固定スクロール5Bの中心部に設けた吐出口11Bから外部に向けて吐出され、例えば空気タンク(図示せず)等に貯留される。
【0043】
ここで、低圧段の圧縮室23Aが容積Va を有し、高圧段の圧縮室23Bが容積Vb を有している場合を例に挙げると、圧縮室23A,23B内で発生する圧縮空気の圧力Pa ,Pb は、所謂ボイルの法則により温度一定の条件で、
【0044】
【数1】
Pa ×Va =Pb ×Vb
なる関係を満たすものである。
【0045】
このため、例えば高圧段の圧力Pb が低圧段の圧力Pa の約3倍(Pb ≒3×Pa )のときには、前記数1の式から高圧段の容積Vb を、低圧段の容積Va の約1/3(Vb ≒Va /3)に小さくする必要が生じる。
【0046】
そして、これらの容積Va ,Vb の関係は、低圧段のラップ部7A,22Aと高圧段のラップ部7B,22Bの歯高Ha ,Hb の関係にほぼ対応している。これにより、高圧段のラップ部7B,22Bは、その歯高Hb を低圧段のラップ部7A,22Aの歯高Ha よりも小さく(Hb <Ha )なるように形成するものである。
【0047】
しかし、渦巻形状をなすこれらのラップ部7A,7B,22A,22Bには、の内周側と外周側とで大きな温度差が生じ、このときの温度勾配によって熱変形が生じ易い。そして、このような熱変形は、歯高Hb が小さい高圧段のラップ部7B,22Bよりも歯高Ha が大きい低圧段のラップ部7A,22Aの方でより大きな変形が生じる。
【0048】
また、これらのラップ部7A,22A(7B,22B)は、そのラジアルギャップGa (Gb )を可能な限り小さくすれば、圧縮室23A(23B)からの漏れ量を小さく抑えることができ、圧縮性能は向上する。しかし、ラジアルギャップGa ,Gb を小さくすると、ラップ部7A,7B,22A,22Bの加工が高度になって複雑化し、製作時の作業性が低下する原因となる。
【0049】
そこで、本実施の形態にあっては、ラップ部7A,22Aの歯高Ha が大となる低圧段では、ラップ部7A,22A間のラジアルギャップGa を大きくし、歯高Hb が小さくなる高圧段のラップ部7B,22Bは、ラジアルギャップGb を小さく(Gb <Ga )形成する構成としている。
【0050】
このため、歯高Ha の大きい低圧段のラップ部7A,22Aは、その間のラジアルギャップGa を大きく確保することにより、ラップ部7A,22Aの熱変形をある程度は許容することができ、圧縮運転時にラップ部7A,22Aが互いに接触、干渉する等の不具合をなくすことができる。
【0051】
一方、高圧段のラップ部7B,22Bは、歯高Hb が小さいために熱変形を小さく抑えることができる。このため、高圧段のラップ部7B,22Bは、ラジアルギャップGb を十分に小さく形成することが可能となり、これによって圧縮空気の漏れ量を減らして高圧段における圧縮性能を向上することができる。
【0052】
この場合、低圧段の圧縮室23Aと高圧段の圧縮室23Bを比較すると、吸込んだ空気を吐出するまでの圧縮比は両者でほぼ等しい関係にある。しかし、高圧段の圧縮室23Bは、前述した数1による容積Vb が低圧段の容積Va よりも小さいために、ラップ部7B,22B間に形成される各圧縮室23B間の圧力上昇率が高くなって、圧縮空気の漏れ量は相対的に増加し易い。
【0053】
これに対し、低圧段の圧縮室23Aは、その容積Va が高圧段の容積Vb よりも大きく、ラップ部7A,22A間に形成される各圧縮室23A間の圧力上昇率は低いために、ラップ部7A,22A間のラジアルギャップGa をある程度小さくしておけば、圧縮空気の漏れ量を十分に低減することができる。
【0054】
また、このようなラジアルギャップと圧縮機の全断熱効率(例えば、電動機12の軸動力と圧縮空気による理論断熱動力との比率)の関係を試作品を用いて確認すると、図4に示す特性線27,28が得られた。
【0055】
この場合、実線で示す特性線27は、高圧段のラジアルギャップGb を例えば0.03mmに固定した状態で、低圧段のラジアルギャップGa を0.03〜0.07mmに変化させた場合の特性である。また、図4中に一点鎖線で示す特性線28は、低圧段のラジアルギャップGa を例えば0.03mmに固定した状態で、高圧段のラジアルギャップGa を0.03〜0.07mmに変化させた場合の特性である。
【0056】
そして、低圧段,高圧段のラジアルギャップGa ,Gb を共に0.03mmに設定した場合、当該圧縮機の全断熱効率を、例えば66%程度の効率η1 として確保でき、低圧段のラジアルギャップGa を0.03〜0.07mmに変化させた場合にも、図4中に実線で示す特性線27の如く効率η2 (例えば、59%)以上に保つことができる。
【0057】
しかし、高圧段のラジアルギャップGb を0.03〜0.07mmに変化させた場合は、図4中に一点鎖線で示す特性線28の如くラジアルギャップGb を大きくするに従って、全断熱効率が効率η2 よりも低下し、圧縮機としての性能が悪くなる。
【0058】
従って、本実施の形態によれば、歯高Ha が大となる低圧段のラップ部7A,22Aは、ラジアルギャップGa を大きくし、歯高Hb が小となる高圧段のラップ部7B,22Bは、ラジアルギャップGb を小さく形成することにより、高圧段でのシール性を確保でき、圧縮空気の漏れを低減できると共に、低圧段ではラップ部7A,22Aの熱変形を許容し得る程度のラジアルギャップGa を確保することができる。
【0059】
これにより、低圧段のラップ部7A,22Aと高圧段のラップ部7B,22Bとにそれぞれ適正なラジアルギャップGa ,Gb を形成して製作、加工時の作業性を向上することができ、所謂ツインラップ型のスクロール式空気圧縮機としての性能、信頼性を十分に高めることができる。
【0060】
また、低圧スクロール部4Aと高圧スクロール部4Bとは、前述した数1の関係を満たすように設計することにより、電動機12の出力軸となる回転軸15および旋回軸18等に左,右両側(低圧段と高圧段)からアンバランスな荷重が付加されるのを防止でき、電動機12の負荷等を低減できると共に、耐久性、寿命等を確実に延ばすことができる。
【0061】
なお、前記実施の形態では、低圧段のラジアルギャップGa を0.05〜0.07mm程度の隙間とし、高圧段のラジアルギャップGb を0.03〜0.04mm程度の隙間に形成するものとして説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、ツインラップ型のスクロール式流体機械の機種等に応じてラジアルギャップを適宜に設定すればよく、要は低圧段のラジアルギャップGa を高圧段のラジアルギャップGb よりも大きく形成すればよいものである。
【0062】
また、前記実施の形態では、2段のスクロール式多段空気圧縮機を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば3段または4段以上の多段圧縮機にも適用可能である。そして、この場合は、最も圧力が高い高圧段圧縮部に比してより圧力が低い圧縮部のラジアルギャップを徐々に大きくする構成とすればよいものである。
【0063】
また、例えば特開平7−103151号公報に記載の如く、旋回スクロールの両面にラップ部を有するスクロールで多段スクロールであるスクロール圧縮機に適用してもよい。また、例えば特開昭54−59608号公報に記載の如く、前段圧縮部と後段圧縮部との間に中間経路を備えた多段スクロール式流体機械において、後段圧縮部に比して前段圧縮部のラジアルギャップを大とする構成としてもよい。
【0064】
さらに、一般的なスクロール圧縮機(固定スクロールと旋回スクロール、電動機)を2台用いて2段(多段)のスクロール圧縮機を構成する場合においても、前述の場合と同様に後段圧縮部に比して前段圧縮部のラジアルギャップを大とする構成としてもよい。また、この場合において、一般的なスクロール圧縮機のみならず、例えば特開昭63−80089号公報、特開平3−145588号公報等に記載された全系回転式スクロール圧縮機に適用してもよい。そして、これらの場合においても、前述した実施の形態によるツインラップ型のスクロール式圧縮機とほぼ同様の作用効果を得ることができるものである。
【0065】
また、前記実施の形態では、スクロール式流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば真空ポンプ、冷媒圧縮機等にも広く適用できるものである。
【0066】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、低圧段圧縮部のスクロールは、高圧段圧縮部のスクロールよりもラップ部間のラジアルギャップを大きくする構成としているので、高圧段圧縮部はラップ部間のラジアルギャップを小さくでき、高圧段圧縮部の圧縮室からラジアルギャップを通じて流体が漏洩するのを小さく抑えることができる。また、低圧段圧縮部の圧縮室は、高圧段圧縮部に比して隣接する圧縮室間の圧力差が小さいので、高圧段に比して低圧段のラジアルギャップを大としても、流体の漏洩を十分に小さく抑えることができる。よって、高圧段圧縮部に比して低圧段圧縮部では機械加工を容易に行うことができ、トータルとしてコストを下げることができる。
【0067】
また、請求項2に記載の発明によると、高圧段圧縮部のスクロールは、低圧段圧縮部のスクロールよりもラップ部の歯高を小さくする構成としているので、高圧段側ではラップ部の歯高を小さくすることにより、ラップ部に熱変形が生じるのを抑えることができ、ラップ部間のラジアルギャップを小さくした場合においても、ラップ部同士の接触を抑えることができる。また、低圧段圧縮部のラップ部は、歯高を大きくすることにより熱変形し易くなるが、この場合にはラップ部間のラジアルギャップを大きくすることによって、ラップ部同士の接触を抑えることができる。
【0068】
さらに、請求項3に記載の発明によれば、高圧段のラップ部間に形成されるラジアルギャップを低圧段側のラジアルギャップよりも小さくする構成としているので、高圧段の圧縮室からラジアルギャップを通じて流体が漏洩するのを小さく抑えることができる。また、低圧段の圧縮室は、高圧段に比して隣接する圧縮室間の圧力差が小さいので、高圧段に比して低圧段のラジアルギャップを大としても、流体の漏洩を十分に小さく抑えることができる。よって、高圧段に比して低圧段では機械加工を容易に行うことができ、トータルとしてコストを下げることができる。従って、低圧段のラップ部と高圧段のラップ部とにそれぞれ適正なラジアルギャップを形成して製作、加工時の作業性等を向上できると共に、所謂ツインラップ型のスクロール式流体機械としての性能、信頼性を十分に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるスクロール式空気圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図1中の低圧スクロール部を拡大して示す縦断面図である。
【図3】図1中の高圧スクロール部を拡大して示す縦断面図である。
【図4】ラジアルギャップと全断熱効率との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
4A 低圧スクロール部(低圧段圧縮部)
4B 高圧スクロール部(高圧段圧縮部)
5A 低圧段の固定スクロール
5B 高圧段の固定スクロール
6A,6B,21A,21B 鏡板
7A,7B,22A,22B ラップ部
12 電動機
13 ステータ
14 ロータ
15 回転軸(出力軸)
18 旋回軸(出力軸)
20A 低圧段の旋回スクロール
20B 高圧段の旋回スクロール
23A,23B 圧縮室
24 補助クランク
25 吸込フィルタ
26 配管(連通路)
Ga ,Gb ラジアルギャップ
Ha ,Hb 歯高

Claims (3)

  1. 2つのスクロールのラップ部が重なり合って旋回運動する間に外部から吸込んだ流体を圧縮する低圧段圧縮部と、
    2つのスクロールのラップ部が重なり合って旋回運動する間に前記低圧段の圧縮部から吸込んだ流体を圧縮する高圧段圧縮部とを備えたスクロール式流体機械において、
    前記低圧段圧縮部のスクロールは、前記高圧段圧縮部のスクロールよりも前記ラップ部間のラジアルギャップを大きくする構成としたことを特徴とするスクロール式流体機械。
  2. 前記高圧段圧縮部のスクロールは、前記低圧段圧縮部のスクロールよりも前記ラップ部の歯高を小さくする構成としてなる請求項1に記載のスクロール式流体機械。
  3. 軸方向に延びる筒状のケーシングと、
    該ケーシングの軸線上に位置して該ケーシングの両端側にそれぞれ設けられ、鏡板に渦巻状のラップ部が立設された低圧段,高圧段の固定スクロールと、
    該低圧段の固定スクロールと高圧段の固定スクロールとの間に位置して前記ケーシング内に設けられ、出力軸が前記ケーシングの軸線と同一の方向に配置された電動機と、
    前記低圧段,高圧段の固定スクロールと対面して該電動機の出力軸の両端側にそれぞれ設けられ、鏡板に前記低圧段,高圧段の固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を形成するラップ部が立設された低圧段,高圧段の旋回スクロールとを備えたスクロール式流体機械において、
    前記高圧段の固定スクロールと旋回スクロールとは、前記低圧段の固定スクロールと旋回スクロールとの間の圧縮室から吐出される流体を、内部の圧縮室内でさらに高い圧力に圧縮する構成とし、
    前記低圧段の固定スクロールと旋回スクロールは、前記高圧段の固定スクロールと旋回スクロールよりも前記各ラップ部間のラジアルギャップを大きくする構成としたことを特徴とするスクロール式流体機械。
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