JP2006232141A - 自動車の車体パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 車外側へ向けて窪んだ凹部が形成されている自動車のパーティションパネルが、自動車の走行時に、その凹部のコーナ部に隣接するパネル部分において、前後方向に大きな振幅で振動することを阻止する。
【解決手段】 パーティションパネル1の凹部3のコーナ部12に隣接するパネル部分13に、車内側へ向けて膨出するドームの一部の形態を有するビード14を形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車の車体を構成する車体パネルに関するものである。
自動車の車体は、例えば鋼板より成る多数の車体パネルから構成されている。車体の床面を構成するフロアパネル、天井を構成するルーフパネル、車室とトランクルームを仕切るパーティションパネルなどが、車体パネルの具体例である。かかる車体パネルに車外側へ向けて窪んだ凹部を形成することは従来より周知である(例えば、特許文献1参照)。このような凹部を車体パネルに形成することによって、車体パネルの剛性を高めることができる。ところが、本発明者の検討したところによると、車体パネルに形成された凹部のコーナ部に隣接するパネル部分が平坦に形成されていると、自動車の走行時に、その平坦な部分が、その面に対してほぼ垂直な方向に大きな振幅で振動することが明らかとなった。これは、凹部のコーナ部に隣接する平坦な部分の曲げ剛性が元々低い上に、この部分に応力が集中するためであると考えられる。このように、平坦な部分が激しく振動すると、車室内にこもり音が発生し、乗員に不快感を与える。
そこで、上述の平坦な部分の板厚を厚くしたり、この部分に補強パッチを溶接して、この部分の曲げ剛性を高めることにより、この部分に発生する振動の振幅を抑え、こもり音の発生を防止することが考えられる。ところが、このような構成を採用すると、車体の重量が増大し、自動車のコストが上昇する欠点を免れない。
特開2000−229584号公報
本発明の目的は、車体の重量の増大と、自動車のコストの上昇を抑えつつ、凹部のコーナ部に隣接するパネル部分の曲げ剛性を高め、不快なこもり音の発生を効果的に抑えることのできる自動車の車体パネルを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、車外側に向けて窪んだ凹部が形成されている自動車の車体パネルにおいて、前記凹部のコーナ部に隣接するパネル部分に、車内側へ向けて膨出するドームの一部の形態を有するビードが形成されていることを特徴とする自動車の車体パネルを提案する(請求項1)。
また、上記請求項1に記載の自動車の車体パネルにおいて、前記ビードを正面から目視したとき、該ビードはほぼ三日月形をなしていると有利である(請求項2)。
本発明によれば、車体パネルの凹部のコーナ部に隣接するパネル部分の曲げ剛性を高め、自動車の走行時に、このパネル部分が大きな振幅で振動することを阻止することができる。
以下、本発明の実施形態例を説明し、併せて前述の従来の欠点を図面に即してより具体的に明らかにする。
図1は、車体パネルの一例であるパーティションパネル1を車室内の斜め上方から見た斜視図であり、図2は図1のII−II線拡大断面図である。図2から判るように、パーティションパネル1は、車室RとトランクルームTとを仕切っている。また、図1及び図2における符号Frは、自動車の前進方向を示し、符号Wは車幅方向を示している。
パーティションパネル1は鋼板により構成され、その車幅方向Wの中央部には、開口2が形成されている。しかも、パーティションパネル1には、該パネル1を車室内側から見たとき、車外側へ向けて窪んだ一対の凹部3,3Aが形成され、これらの凹部3,3Aは、図1に示すように、車幅方向Wに対称に配置されている。
パーティションパネル1の下部フランジ部4は、車体5の床面を構成するフロアパネル6に溶接され、しかもパーティションパネル1の車幅方向両側のフランジ部7,7Aは、車体5の一部を構成するリヤホイールハウス8,8Aにそれぞれ溶接されている。また、図2に示すように、パーティションパネル1の後方にはアッパバックパネル9が配置され、パーティションパネル1の上部が、このアッパバックパネル9に、符号X1,X2で示した個所において溶接されている。このアッパバックパネル9の後部には、クロスメンバ10が固着され、そのクロスメンバ10に、接着剤を介してリヤガラス11が固定される。
先に説明したように、パーティションパネル1には凹部3,3Aが形成され、該凹部3,3Aが形成された部分の剛性が高められている。その際、従来のパーティションパネルにおいては、凹部3,3Aのコーナ部12,12Aに隣接するパネル部分13,13Aが平坦に形成されていたため、その曲げ剛性が低く、しかも自動車の走行時に、このパネル部分13,13Aに応力が集中する。このため、従来のパーティションパネルにおいては、自動車走行時に、パネル部分13,13Aが、そのパネル面に対してほぼ垂直な方向に大きな振幅で振動し、これによって車室内にこもり音が発生するおそれがあった。図2における仮想線X,Yは、自動車の走行時に、従来のパーティションパネルのパネル部分13が車体の前後方向に大きな振幅で振動していることを示している。
そこで、図1及び図2に示したパーティションパネル1においては、凹部3,3Aのコーナ部12,12Aに隣接するパネル部分13,13Aに、車内側へ向けて膨出するビード14,14Aが形成され、これによって、パネル部分13,13Aの曲げ剛性が高められている。両ビード14,14Aは、車幅方向Wに対称に配置されており、図3は、そのうちの一方のビード14を拡大して示す斜視図である。図3から判るように、パーティションパネル1のパネル部分13を車内側へ向けて膨出させることにより形成されたビード14は、ドームの一部の形態を有している。図3においては、ドームの円形の基部を実線と仮想線で示すと共に、符号DBを付し、ドームの椀状に膨らんだ状態を2本の仮想線DC1,DC2で表わしてある。しかも、かかるドームの一部に点々を付してあるが、この点々を付したドーム部分によって、ビード14が形成されている。ビード14以外のドーム部分は、凹部3のコーナ部12によって抉られた状態となっていて、実際にはドームとして存在しない部分である。このように、ビード14は、車内側へ向けて膨出するドームの一部の形態を有しており、かかるビード14を正面から目視したとき、該ビード14は、ほぼ三日月形をなしている。図1に示した他方のビード14Aも同様の形態に形成されている。
パーティションパネル1のパネル部分13,13Aに上述のビード14,14Aを形成することによって、パネル部分13,13Aの曲げ剛性を効果的に高めることができ、自動車の走行時にパーティションパネル1に加えられた外振力によって、パネル部分13,13Aが共振したときも、この部分13,13Aが車体の前後方向に大きな振幅で振動することを阻止できる。これにより、車室内にこもり音が発生することを防止できる。
図2に示したアッパバックパネル9は、パーティションパネル1が振動したとき、その振動を抑える突っ支い棒としての働きをなす部材であるが、上述のようにパーティションパネル1にビード14,14Aを形成することにより、アッパバックパネル9の突っ支い棒としての機能を一層高め、パーティションパネル1の制振効果を向上させることができる。しかも、パーティションパネル1にビード14,14Aを形成することによって、パーティションパネル1のねじり剛性が低下することもない。
ここで、上述した形態のビード14,14Aを、必要に応じてドーム型ビードと称することにすると、パーティションパネル1のパネル部分13,13Aに、ドーム型ビード14,14A以外の形態のビードを形成しても、パネル部分13,13Aの曲げ剛性を高めることが可能である。ところが、パネル部分13,13Aにドーム型ビード14,14Aを形成すると、他の形態のビードを形成した場合よりも、より効果的に曲げ剛性を高めることができる。この点を、本発明者の行った実験例を説明することにより明らかにする。
この実験では、図3に示したドーム型ビード14を形成したパーティションパネル1のほかに、図4の(a),(b)に示したビードを形成したパーティションパネル1を用意した。図4の(a)に示したビード114は、凹部3のコーナ部12に隣接するパネル部分13に形成された3本のビードより成る。このビード114を3本ビードと称することにする。一方、図4の(b)に示したビード214は、凹部3のコーナ部12に沿って延びており、このビード214を回り込みビードと称することにする。3本ビード114と回り込みビード214は、いずれも車内側へ向けて突出している。これらのビードを有するパーティションパネル1に対して加振力を加え、その各周波数に対するイナータンスを測定した。図5は、横軸に周波数(Hz)をとり、縦軸にイナータンス(dB)をとった実験結果を示すグラフである。このグラフ中の点線Aは、パネル部分13にビードを全く形成しなかった従来のパーティションパネルの実験結果であり、破線Bは、3本ビード114の実験結果を示している。同様に、一点鎖線Cは回り込みビード214の実験結果を示し、実線Dは、ドーム型ビード14の実験結果を示している。図5から判るように、パーティションパネル1のパネル部分13に、ドーム型ビード14を形成することによって、最も効果的にパーティションパネル1の振動レベルを低く抑えることができる。
以上、車体パネルの一例としてパーティションパネル1を示したが、本発明は、パーティションパネル以外の各種の車体パネルにも適用できるものである。
パーティションパネルの斜視図である。 図1のII−II線拡大断面図である。 ドーム型ビードの形態を説明する拡大斜視図である。 ドーム型ビード以外の形態のビードを示す斜視図である。 実験結果を示すグラフである。
符号の説明
1 パネル
3,3A 凹部
12,12A コーナ部
13,13A パネル部分
14,14A ビード

Claims (2)

  1. 車外側に向けて窪んだ凹部が形成されている自動車の車体パネルにおいて、前記凹部のコーナ部に隣接するパネル部分に、車内側へ向けて膨出するドームの一部の形態を有するビードが形成されていることを特徴とする自動車の車体パネル。
  2. 前記ビードを正面から目視したとき、該ビードはほぼ三日月形をなしている請求項1に記載の自動車の車体パネル。
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