JP2006231735A - 画像処理装置、画像処理方法、制御プログラムおよび記録装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、制御プログラムおよび記録装置 Download PDF

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JP2006231735A JP2005050336A JP2005050336A JP2006231735A JP 2006231735 A JP2006231735 A JP 2006231735A JP 2005050336 A JP2005050336 A JP 2005050336A JP 2005050336 A JP2005050336 A JP 2005050336A JP 2006231735 A JP2006231735 A JP 2006231735A
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Abstract

【課題】 複数のヘッドユニットをつないでラインヘッドを構成する場合でも、つなぎ目
に起因する濃度ムラ、スジなどを目立たなくし、高品位の印字を行う。
【解決手段】 少なくとも一つの色系につき濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のイ
ンクをそれぞれ専用のノズルから吐出するN系統の複数のノズルを有する記録ヘッドを複
数のヘッドユニットを複数つなげて構成し、記録ヘッドを用いて入力画像データに対応す
る画像記録を行う際の画像処理を行う画像処理装置において、いずれかの種類のインクに
対応する前記ヘッドユニットのつなぎ目の部分に位置する前記ノズルの印字については、
当該ノズルによる印字に代えて同系統のより濃度の低いインクのノズルを用いて印字を行
わせるとともに、当該つなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ目部分以外の他のノズルの印
字濃度に略一致させるべく、印字データを生成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、制御プログラムおよび記録装置に係り、特に
記録ヘッドを複数のヘッドユニットをつないで形成して画像記録を行うに際し、ヘッドユ
ニットのつなぎ目部分の印字特性に起因する画像の色むらの発生を抑制するための技術に
関する。
従来より画像を記録する記録装置として、インクジェットプリンタが知られている。
このインクジェットプリンタにおいて、インクを吐出する印字ヘッドには、高速な印刷
を実現するために、複数のノズルが設けられている。そして、印字ヘッドを主走査方向に
走査しながら、各ノズルから並行してインクを吐出することによって、数ライン分の印字
を行い、印字完了後、記録用紙を副走査方向に搬送することにより印字を実施する。
また、ラインヘッドと呼ばれる印字ヘッドを有するインクジェットプリンタでは、記録
用紙を搬送することなく印字できる印字ヘッドの印字可能幅が、記録可能な最大記録用紙
の一片のサイズと同じである。
したがって、ラインヘッド型のインクジェットプリンタは、印字ヘッドを主走査方向に
走査するインクジェットの1走査(主走査方向)分の印字を、走査することなく処理を終
えることができるので、非常に高速な印字が可能である。
上記従来のラインヘッド型のインクジェットプリンタにおいて、ラインヘッドが持つ複
数の各ノズルの特性を均一にあわせることは、非常に困難であり、一般的に同一ヘッド内
においてばらつき特性を持ち、印字位置によって、濃度が異なる濃度ムラが発生するとい
う不具合が生じ得る。
ここで、濃度ムラについて詳細に説明する。
濃度ムラ特性の一つとしては、例えば、ラインヘッドを複数のヘッドユニットをつない
で構成した場合、ヘッドユニット中央部とヘッドユニット端との特性が異なるシェーディ
ング特性が挙げられる。シェーディング特性はヘッドユニットの作り方により異なるが、
例えば、ヘッドユニット中央よりもヘッドユニット端の方がドットサイズが大きくなり、
ヘッドユニット端部分の方が濃い画像が印字されるマクロ的な現象などが存在する。
この場合に、濃度ムラ補正処理を行うことで、印字濃度の最大ぶれの絶対値は小さくな
るものの、印字面で濃度変化が波打ったように発生する場合もある。
また、ある領域をヘッドが一度だけ走査して印刷するラインヘッド型プリンタは、マル
チパス方式のプリンタと比較して高速化が図れるものの、濃度ムラ特性が直接印刷する画
像に反映され、結果として得られる画像に悪影響を及ぼす傾向がある。
また、ラインヘッド型と呼ばれるプリンタではその原理上、複数回走査することが困難
であることが多い。そこで、ラインヘッド型のプリンタでは1走査にて適切な画像を出力
する必要がある。
そこで、濃度ムラに対しては、濃度ムラが画像に存在することを前提にして、結果とし
て濃度ムラが発生しないように補正して画像データ出力を行う。
このため、従来より、さまざまな技術が提案されている。
例えば、特許文献1記載の技術では、複数のノズルを有するヘッドチップ(ヘッドユニ
ット)が千鳥状に配列され、かつ、隣接するヘッドチップ間でオーバラップ部が形成され
るラインヘッドが開示されている。
このオーバラップ部においては、いずれのヘッドチップのノズルを用いて印字を行うか
を乱数を用いて選択しており、ヘッドチップ端部にあるノズルの特性のばらつきやインク
着弾位置のずれによるヘッドチップ間のつなぎ目に部分に相当する印字位置に発生するス
ジと濃度ムラを防止する効果がある旨が記載されている。
特開2004−50445号
しかしながら、従来の技術では、隣接するヘッドチップをある程度の長さで重ねてオー
バラップ部を形成する必要があり、無駄なノズルが多く発生するとともに、一つのライン
ヘッドを形成するためにヘッドチップ数が増加するという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、複数のヘッドユニットをつないでラインヘッドを構成する場
合でも、つなぎ目に起因する濃度ムラ、スジなどを目立たなくし、高品位の印字を行うこ
とが可能な画像処理装置、画像処理方法、制御プログラムおよび記録装置を提供すること
にある。
上記課題を解決するため、画像処理装置は、少なくとも一つの色系につき濃度の異なる
N種類(Nは2以上の整数)のインクをそれぞれ専用のノズルから吐出するN系統の複数の
ノズルを有する記録ヘッドを複数のヘッドユニットを複数つなげて構成し、前記記録ヘッ
ドを用いて入力画像データに対応する画像記録を行う際の画像処理を行う画像処理装置に
おいて、いずれかの種類のインクに対応する前記ヘッドユニットのつなぎ目の部分に位置
する前記ノズルの印字については、当該ノズルによる印字に代えて同系統のより濃度の低
いインクのノズルを用いて印字を行わせるとともに、当該つなぎ目部分の印字濃度を前記
つなぎ目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致させるべく、印字データを生成する印
字データ生成部を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、印字データ生成部は、いずれかの種類のインクに対応する前記ヘッ
ドユニットのつなぎ目の部分に位置する前記ノズルの印字については、当該ノズルによる
印字に代えて同系統のより濃度の低いインクのノズルを用いて印字を行わせるとともに、
当該つなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致さ
せるべく、印字データを生成する。
従って、ヘッドユニットのつなぎ目部分においても、スジなどが発生することなく、印
字品位を向上できる。
この場合において、前記印字データ生成部は、前記入力画像データの色変換処理を行う
色変換処理部と、前記色変換処理後の前記入力画像データを多値化する多値化部と、を備
え、前記多値化部は、前記つなぎ目部分のノズルに対応する画像データの多値化用しきい
値と、前記つなぎ目部分以外の部分のノズルに対応する画像データの多値化用しきい値と
、を用いるようにしてもよい。
また、前記つなぎ目部分のノズルに対応する画像データの多値化用しきい値は、前記つ
なぎ目部分以外の部分のノズルに用いるべき所定の濃度のインクよりも濃度の低いインク
に対応するものとして定められているようにしてもよい。
さらに、つなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ目部分以外の他のノズルの印字濃度に略
一致させるに際し、面積階調を略一致させるようにしてもよい。
また、少なくとも一つの色系につき濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインクを
それぞれ専用のノズルから吐出するN系統の複数のノズルを有する記録ヘッドを複数のヘ
ッドユニットを複数つなげて構成し、前記記録ヘッドを用いて入力画像データに対応する
画像記録を行う際の画像処理方法は、前記ヘッドユニットのつなぎ目部分の印字濃度を前
記つなぎ目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致させるべく、印字データを生成する
印字データ生成過程と、前記いずれかの種類のインクに対応する前記ヘッドのつなぎ目の
部分に位置する前記ノズルの印字について、当該ノズルによる印字に代えて同系統のより
濃度の低いインクのノズルを用いて印字を行わせる印字過程と、備えたことを特徴として
いる。
また、少なくとも一つの色系につき濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインクを
それぞれ専用のノズルから吐出するN系統の複数のノズルを有する記録ヘッドを複数のヘ
ッドユニットを複数つなげて構成し、前記記録ヘッドを用いて入力画像データに対応する
画像記録を行う際の画像処理を行う画像処理装置をコンピュータにより制御するための制
御プログラムは、いずれかの種類のインクに対応する前記ヘッドユニットのつなぎ目の部
分に位置する前記ノズルの印字については、当該ノズルによる印字に代えて同系統のより
濃度の低いインクのノズルを用いて印字を行わせるとともに、当該つなぎ目部分の印字濃
度を前記つなぎ目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致させるべく、印字データを生
成させる、ことを特徴としている。
また、記録装置は、少なくとも一つの色系につき濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数
)のインクをそれぞれ専用のノズルから吐出するN系統の複数のノズルを有すべく、複数
のヘッドユニットを複数つなげて構成した記録ヘッドと、いずれかの種類のインクに対応
する前記ヘッドユニットのつなぎ目の部分に位置する前記ノズルの印字については、当該
ノズルによる印字に代えて同系統のより濃度の低いインクのノズルを用いて印字を行わせ
るとともに、当該つなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ目部分以外の他のノズルの印字濃
度に略一致させるべく、印字データを生成する印字データ生成部と、前記印字データに基
づいて画像記録を行う印字部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、印字データ生成部は、いずれかの種類のインクに対応するヘッドユ
ニットのつなぎ目の部分に位置するノズルの印字については、当該ノズルによる印字に代
えて同系統のより濃度の低いインクのノズルを用いて印字を行わせるとともに、当該つな
ぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致させるべく
、印字データを生成する。
印字部は、印字データに基づいて画像記録を行う。
次に図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、記録装置(画像形成装置)の一態様たるカラーインクジェットプリンタ(以下
、単に「プリンタ」という)2を備えたコンピュータシステム1の概略構成図である。こ
の図に示すように、プリンタ2は、記録用紙3を搬送する用紙搬送機構20と、記録用紙
3に向けてインクを吐出してドットを形成するヘッドユニット21と、このヘッドユニッ
ト21によるインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動回路22(図2参照)
と、操作パネル23と、これらの用紙搬送機構20、ヘッドユニット21および操作パネ
ル23との信号のやり取りを司る制御回路24とを備えている。
用紙搬送機構20は、制御回路24により駆動制御される紙送りモータ25と、この紙
送りモータ25の回転によって回転駆動される紙送りローラ26とを備え、この紙送りロ
ーラ26の回転によって記録用紙3が搬送される。
ヘッドユニット21は、インクタンク27と、ラインヘッド28とを備えている。
インクタンク27には、ブラック(K)のインクを収納したカートリッジ29Aと、カ
ラーインクを収容したカートリッジ29Bとが着脱自在に設けられている。ここで、本実
施の形態のプリンタ2は、後述する通り、濃淡のカラーインクを用いて小中大の径からな
るドットを形成可能な多値プリンタであり、カラーインクとして、染料濃度の高い濃イン
クであるシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロ(Y)の他に、染料濃度の低い淡イ
ンクであるライトシアン(C1)およびライトマゼンタ(M1)の合計5色のカラーイン
クを用いることとしている。
インクタンク27からはインク供給路30が引き出されて対応するインクのラインヘッ
ド28に接続されており、このインク供給路30を介してインクタンク27からラインヘ
ッド28へインクが供給される。
ラインヘッド28は、図2に示すように、保持用フレーム31と、この保持用フレーム
31に並べて固定された複数のノズルユニット32とを備えている。各ノズルユニット3
2にはインクが吐出される複数のノズル(吐出口)33が形成されている。
ここで、ラインヘッド28は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロ(Y)、ライトブラック(K1)、ライトシアン(C1)、ライトマゼンタ(M1)お
よびライトイエロ(Y1)のそれぞれごとに設けられている。
各ノズル33には、電歪素子の1つであって応答性に優れたピエゾ素子(図示せず)が
配置され、これらのピエゾ素子は、ノズル33にインクを導くインク通路を形成する部材
に接して配置されている。ピエゾ素子は、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速
に電気−機械エネルギの変換を行うものであり、ピエゾ素子の両端に設けられた電極間に
所定時間幅の電圧を印加することにより、ピエゾ素子が電圧の印加時間だけ伸張し、イン
ク通路の一側壁を変形させる。この結果、インク通路の体積はピエゾ素子の伸張に応じて
収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって、ノズル33の先端から高速
に吐出される。そして、このインク滴が紙送り紙送りローラ26に沿わされた記録用紙3
に染み込むことにより、ドットが形成されて画像の印刷が行われる。
また、このようなノズルユニット32が保持用フレーム31に記録用紙3の幅方向(い
わゆる主走査方向)に沿って複数並べられることにより、記録用紙3の全幅にわたってノ
ズル33が配列され、記録用紙3の全幅にわたって一斉に画像形成が行われる。そして、
ヘッドユニット21により記録用紙3の幅方向に画像を形成しつつ、記録用紙3を搬送方
向(いわゆる副走査方向)に搬送することで、記録用紙3の搬送方向への画像形成が行わ
れる。
ここで、各ラインヘッド28を構成するノズル33の各々は、略一定の径を有して形成
されているが、本プリンタ2は、かかるノズル33を用いて径の異なる小(S)、中(M
)、大(L)の3種類のドットを形成可能としている。詳細には、ピエゾ素子に印加する
電圧波形(特に、負電圧印加時の電圧波形)を制御することでドット径を制御可能である
ことが一般に知られており、本プリンタ2にあっては、電圧波形とドット径との関係に基
づいて、小(S)ドット、中(M)ドット、大(L)ドットを形成するためのそれぞれの
電圧波形を予め用意し、これらの電圧波形を適宜選択することで、径の異なる3種類のド
ットを形成可能としている。そして、これらの3種類のドットを適宜の密度で形成するこ
とにより、画像の階調(濃度)を表現している。具体的には、高階調(高濃度)の表現す
る場合には大(L)ドットを密に形成することとし、階調(濃度)が低くなるにしたがっ
て、ドット径を小さくし、或いは、ドットの密度を低くする。
さて、図1に示すように、プリンタ2の制御回路24は、コネクタ40を介してコンピ
ュータ4に接続されている。このコンピュータ4は、プリンタ2用のドライバーソフトを
搭載し、入力装置であるキーボードや、マウス等の操作によるユーザの指令を受け付け、
また、プリンタ2における種々の情報を表示装置の画面表示によりに提示するユーザイン
ターフェイスを構成している。
図3は、制御回路24を中心としたプリンタ2の主要部分の構成例を示すブロック図で
ある。この図に示すように、制御回路24は、CPU(Central Processing Unit)41
、プログラマブルROM(P-ROM:Programable Read Only Memory)43、RAM(Random
Access Memory)44、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG
:Character Generator)45、およびEEPROM(Electrically Erasable and Progra
mmable ROM)46を備えた算術論理演算回路として構成されている。
この制御回路24は、さらに、外部のモータ等とのインタフェース(I/F(Inte
rface))であるI/F専用回路50と、このI/F専用回路50に接続されヘッド
ユニット21を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路22と、紙送りモータ25を
駆動するモータ駆動回路54とを備えている。
I/F専用回路50は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ40を
介してコンピュータ4から供給される印刷信号PSを受け取ることができる。
つぎに、コンピュータ4の構成について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、コンピュータ4は、CPU91、ROM92、RAM93、HDD
(Hard Disk Drive)94、ビデオ回路95、I/F96、バス97、表示装置98、入
力装置99および外部記憶装置100を備えている。
CPU91は、ROM92やHDD94に格納されているプログラムに従って各種演算
処理を実行するとともに、装置の各部を制御する制御部である。
ROM92は、CPU91が実行する基本的なプログラムやデータを格納しているメモ
リである。RAM93は、CPU91が実行途中のプログラムや、演算途中のデータ等を
一時的に格納するメモリである。
HDD94は、CPU91からの要求に応じて、記録媒体であるハードディスクに記録
されているデータやプログラムを読み出すとともに、CPU91の演算処理の結果として
発生したデータを前述したハードディスクに記録するものである。
ビデオ回路95は、CPU91から供給された描画命令に応じて描画処理を実行し、得
られた画像データを映像信号に変換して表示装置98に出力する回路である。
I/F96は、入力装置99および外部記憶装置100から出力された信号の表現形式
を適宜変換するとともに、プリンタ2に対して印刷信号PSを出力する回路である。
バス97は、CPU91、ROM92、RAM93、HDD94、ビデオ回路95およ
びI/F96を相互に接続し、これらの間でデータの授受を可能とする信号線である。
表示装置98は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタやCRT(Cathod
e Ray Tube)モニタによって構成され、ビデオ回路95から出力された映像信号に応じた
画像を表示する装置である。
入力装置99は、例えば、キーボードやマウスによって構成されており、ユーザの操作
に応じた信号を生成して、I/F96に供給する装置である。
外部記憶装置100は、例えば、CD−ROM(Compact Disk-ROM)ドライブユニット
、MO(MagnetoOptic)ドライブユニット、FDD(Flexible DiskDrive)ユニットによ
って構成され、CD−ROMディスク、MOディスク、FDに記録されているデータやプ
ログラムを読み出してCPU91に供給する装置である。また、MOドライブユニットお
よびFDDユニットの場合には、CPU91から供給されたデータを、MOディスクまた
はFDに記録する装置である。
上記のように、コンピュータ4には、プリンタ2用のプリンタドライバソフトが予めイ
ンストールされ、コンピュータ4にプリンタドライバが搭載される。プリンタドライバソ
フトには、印刷に供される画像処理プログラムが組み込まれており、コンピュータ4が画
像処理プログラムを実行することで、プリンタ2用の画像処理装置として機能する。
図5は、コンピュータ4にインストールされているプリンタ2用のプリンタドライバソ
フトによって実現される画像処理装置200の機能ブロックを示す図である。この図に示
すように、画像処理装置200は、色変換部210と、つなぎ目判別部211と、インク
しきい値記憶部212と、多値化部213と、を備えている。
色変換部210は、印刷対象となる入力画像データとして、RGB(Red、Gree
n、Blue)表色系によって表現された画像データを受け取り、CMYK(シアン、マ
ゼンタ、イエロ、ブラック)表色系の各色について画素ごとの階調度を規定する階調デー
タに変換し、つなぎ目判別部211および多値化部213に出力するものである。
つなぎ目判別部211は、入力された階調データが、ラインヘッド28のノズル33の
うち、各ヘッドユニットのつなぎ目部分に位置するノズル33に対応するものであるか否
かを判別して多値化部213に出力する。
したがって、多値化部213は、インクしきい値記憶部212からインクしきい値を読
み出し、読み出したインクしきい値に応じて入力された階調データをプリンタ2が処理可
能な信号(ここで、C、M、Y、K、C1、M1、Y1、K1)の各色についての多値化
された信号)に変換する。そして、この変換された信号が印刷信号PSとしてI/F96
(出力手段)からプリンタ2に出力することとなる。
ここで、インクしきい値の設定および記憶について説明する。
ラインヘッドのノズルのインク吐出特性、特にヘッドユニットのつなぎ目部分のノズル
のインク吐出特性は、プリンタ2の機体毎に異なっている。
図6は、インクしきい値設定処理の処理フローチャートである。
インクしきい値設定を行う場合には、まず、プリンタ2によって所定のテストパターン
を印刷する(ステップS11)。
次にスキャナ等によりテストパターンを読みとり(ステップS12)、しきい値を生成
する(ステップS13)。
図7はしきい値生成の処理フローチャートである。
まず、スキャナによるテストパターンの読み取り結果から、濃度を読み取る(ステップ
S21)。
図8は、濃度と輝度の関係説明図である
続いて、読み取った濃度を図8に示す関係に基づいて輝度に変換する(ステップS22
)。
そして画像処理装置は、輝度に基づいてしきい値を算出する(ステップS23)。
図9は、インクの濃度としきい値との関係説明図である。
本実施形態では、形成されるドットサイズとして、S、M、L(S<M<L)の3種類
がある。また、濃度は0〜255段階の256段階の濃度があるものとする。
濃インクを用いる場合のドットサイズSは、濃度として80の値に相当する。濃インク
を用いる場合のドットサイズMは、濃度として165に相当する。濃インクを用いる場合
のドットサイズLは、濃度として255に相当する。
従って、濃インクを用いる場合にドットサイズを選定する場合の濃度のしきい値として
は、例えば、濃度=40、123、210の3値を設定する。そして以下のように取り扱
う。
濃度=40未満 :ドットを形成しない。
濃度=40以上、濃度=123未満 :Sサイズのドットを形成
濃度=123以上、濃度=210未満:Mサイズのドットを形成
濃度=210以上 :Lサイズのドットを形成
一方、濃度に代えて、輝度を取り扱う場合、濃インクを用いる場合のドットサイズSは
、輝度として150の値に相当する。濃インクを用いる場合のドットサイズMは、輝度と
して70に相当する。濃インクを用いる場合のドットサイズLは、輝度として0に相当す
る。
従って、濃インクを用いる場合にドットサイズを選定する場合の輝度のしきい値として
は、例えば、輝度=35、110、200の3値を設定する。そして以下のように取り扱
う。
輝度=35未満 :Lサイズのドットを形成
輝度=35以上、濃度=110未満 :Mサイズのドットを形成
輝度=110以上、濃度=200未満:Sサイズのドットを形成
輝度=200以上 :ドットを形成しない。
また、淡インクを用いる場合のドットサイズSは、濃度として45の値に相当する。淡
インクを用いる場合のドットサイズMは、濃度として125に相当する。淡インクを用い
る場合のドットサイズLは、濃度として240に相当する。
従って、淡インクを用いる場合にドットサイズを選定する場合の濃度のしきい値として
は、例えば、濃度=22、85、182の3値を設定する。そして以下のように取り扱う

濃度=22未満 :ドットを形成しない。
濃度=22以上、濃度=85未満 :Sサイズのドットを形成
濃度=85以上、濃度=182未満 :Mサイズのドットを形成
濃度=182以上 :Lサイズのドットを形成
一方、濃度に代えて、輝度を取り扱う場合、淡インクを用いる場合のドットサイズSは
、輝度として110の値に相当する。淡インクを用いる場合のドットサイズMは、輝度と
して40に相当する。淡インクを用いる場合のドットサイズLは、輝度として10に相当
する。
これは、輝度に置き換えれば、淡インクを用いる場合にドットサイズを選定する場合の
輝度のしきい値としては、例えば、輝度=25、75、183の3値を設定する。そして
以下のように取り扱う。
輝度=25未満 :Lサイズのドットを形成
輝度=25以上、濃度=75未満 :Mサイズのドットを形成
輝度=75以上、濃度=183未満 :Sサイズのドットを形成
輝度=183以上 :ドットを形成しない。
図10は、印字に用いるインクと印字濃度の対応関係説明図である。図10(A1)は
、濃インクを用いたSサイズドット形成時の説明図、図10(A2)は、濃インクを用い
たMサイズドット形成時の説明図、図10(A3)は、濃インクを用いたLサイズドット
形成時の説明図、図10(B1)は、淡インクを用いたSサイズドット形成時の説明図、
図10(B2)は、淡インクを用いたMサイズドット形成時の説明図、図10(B3)は
、淡インクを用いたLサイズドット形成時の説明図である。
図10に示すように、各ドットサイズのドットを濃インクのノズルで印字したヘッドユ
ニットのつなぎ目部分で印字を行うと、ドットが近接しているため、斜線部DSX、DM
X、DLXで示すようになり、印字濃度がつなぎ目部分以外の他の部分より上がってしま
う。
したがって、これらの部分の印字濃度を、つなぎ目部分以外の部分DS、DM、DLの
印字濃度と等しくなるように設定する必要がある。
このとき、淡インクの記録ヘッドのつなぎ目部分のノズルで各ドットサイズのドットを
印字した場合には、つなぎ目部分LS、LM、LLにおいて各ドットが近接して印字され
るため、面積階調が高くなり、濃度の低い淡インクを用いても、濃インクを用いた破線部
分の濃度と略同一の濃度を得ることができる。
すなわち、濃インクで印字を行った場合の、つなぎ目部分以外の部分DS、DM、DL
の印字濃度をCDS、CDM、CDLとし、淡インクで印字を行った場合のつなぎ目部分
LS、LM、LLの印字濃度をCLS、CLM、CLLとすると、
CDS≒CLS
CDM≒CLM
CDL≒CLL
となる。
プリンタ2の工場出荷時などには、上記のようにしてインク吐出特性が求められ、そし
て、プリンタ2のEEPROM46として構成されるインクしきい値記憶部212に各イ
ンク毎に予め格納された状態で出荷される。なお、インクしきい値をプリンタ2のEEP
ROM46に格納する構成ではなく、画像処理プログラムにデータとして組み込む構成と
し、そのデータを必要に応じて参照する構成としても良い。この構成においては、インク
しきい値は、画像処理プログラムとともに、コンピュータ4のHDD94に格納される。
本実施の形態では、通常、濃インクを用いて印刷を実行し、ヘッドユニットのつなぎ目
部分に位置するインクノズルの場合には、その濃インクノズル33がドットを形成する予
定の画素を、濃インクノズル33に代えて淡インクノズル33によりドットを形成するこ
ととしている。
図11は、濃インクのみを用いて、ヘッドユニットのつなぎ目部分も含めて印刷した場
合のドット形成状態説明図である。図12は、ヘッドユニットのつなぎ目部分を淡インク
で印刷し、他を濃インクで印刷した場合のドット形成状態説明図である。
図11に示すように、濃インクのみで印刷を行った場合には、ヘッドユニットのつなぎ
目部分Xで、ドットが近接し、あるいは、ドット径が大きくなり、濃度が高くなる(輝度
が低くなる)。従って、スジが見えてしまう可能性がある。
これに対し、図12に示すように ヘッドユニットのつなぎ目部分に位置するインクノ
ズルの場合には、その濃インクノズル33がドットを形成する予定の画素を、濃インクノ
ズル33に代えて淡インクノズル33によりドットを形成すると、ヘッドユニットのつな
ぎ目部分Xで、淡インクのドットが形成され、ヘッドユニットのつなぎ目部分X以外の部
分と濃度を略一致させることができ、スジが見えず、違和感のない画像を形成することが
可能となる。
このとき、上述の通り、淡インクだけでは最大階調(ここでは255)を表現できない
が、ヘッドユニットのつなぎ目部分Xでは、ドットが近接し、あるいは、ドット径が大き
くなるので、面積階調としては、ほぼ同様のものを得ることができる。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図13は実施形態の処理フローチャートである。
例えばユーザがコンピュータ4の入力装置99を操作するなどして、アプリケーション
プログラムを起動する要求がなされた場合、CPU91は、HDD94から該当するアプ
リケーションプログラムを読み出して実行する。この結果、アプリケーションプログラム
が起動され、画像データの生成または編集が可能になる。このようなアプリケーションプ
ログラムを利用して、画像が描画または編集された後、生成された画像を印刷する要求が
入力装置99を介して行われた場合には、CPU91は、生成された画像データをプリン
タドライバソフトに対して供給する(ステップS31)。このとき、画像データは、RG
B表色系によって表されているデータである。また、プリンタドライバソフトへの画像デ
ータ供給に伴って、コンピュータ4が画像処理プログラムを実行し、上述した画像処理装
置200として機能する。
これにより画像処理装置200の色変換部210は、入力画像データをCMYK表色系
の各色系ごとの階調データに変換し、つなぎ目判別部211および多値化部213に出力
する(ステップS32)。
つなぎ目判別部211は、入力された階調データが、ラインヘッド28のノズル33の
うち、各ヘッドユニットのつなぎ目部分に位置するノズル33に対応するものであるか否
かを判別して(ステップS)、判別結果を多値化部213に出力する(ステップS33)
ステップS33の判別において、色変換後の画像データがヘッドユニットのつなぎ目部
分に相当するものではない場合(ステップS33;No)、すなわち、図12におけるつ
なぎ目部分X以外の画像データに相当する場合には、多値化部213は、濃インクを用い
る場合のしきい値をインクしきい値記憶部212から参照し(ステップS34)、N値化
(多値化:本実施形態では4値化)を行い(ステップS36)、印刷データを生成し(ス
テップS37)、印刷信号PSとしてプリンタ2に出力する。
プリンタ2は印刷信号PSを受信すると、CPU41が紙送りモータ25を駆動して
記録用紙3を1枚だけ吸引し、印刷開始位置まで移送する。
そして、記録用紙3の印刷開始位置がラインヘッド28の直下まで移動した場合に、C
PU41は、印刷信号PSをヘッド駆動回路22を介してラインヘッド28に供給し、印
刷を開始する。
そして、印刷開始以降は、印刷信号PSに基づいて、シアン(C)のインク、マゼンタ
(M)のインク、イエロ(Y)のインクあるいはブラック(K)のインクに対応するノズ
ルから各インクが吐出され、ンピュータ4によって生成された画像データに対応するドッ
ト群が記録用紙3上に形成される。
ステップS33の判別において、色変換後の画像データがヘッドユニットのつなぎ目部
分に相当するものある場合(ステップS33;Yes)、すなわち、図12におけるつな
ぎ目部分Xの画像データに相当する場合には、淡インクを用いる場合のしきい値をインク
しきい値記憶部212参照し(ステップS35)、N値化(多値化:本実施形態では4値
化)を行い(ステップS36)、印刷データを生成し(ステップS37)、印刷信号PS
としてプリンタ2に出力する。
そしてライトシアン(C1)のイン、ライトマゼンタ(M1)のインク、ライトイエロ
(Y1)のインクあるいはライトブラック(K1)のインクを吐出するインクノズル33
に供給されてドットが形成される。
これらの結果、印刷が開始されると、ラインヘッド28がC、M、Y、Kのインクを吐
出して画像を形成しつつ、ヘッドユニットのつなぎ目部分においては、C1、M1、Y1
、K1のインクを吐出して、コンピュータ4によって生成された画像データに対応するド
ット群が記録用紙3上に形成される。
以上のような実施の形態によれば、ヘッドユニットを複数つなげてラインヘッドを構成
する場合でも、ヘッドユニットのつなぎ目部分においてスジなどが発生することがなくな
り、印刷品位を向上させることができる。
図14は、ヘッドユニットのつなぎ方の他の例の説明図である。
以上の説明においては、ヘッドユニット32をシリアルにつなぐ場合のものであったが
、図14に示すように、ジグザグにつなぐようにすることも可能である。
図15は、オーバラップ部の説明図である。
この場合には、図15に示すように、隣接するヘッドユニット32の一部でオーバラッ
プ部を設け、その一部NUNに含まれるノズルを使用しない構成とすれば、ヘッドユニッ
ト32端の隙間が多いような場合でもラインヘッドを構成することができる。この場合に
おいて、ノズルの不連続部分(シリアル接続時のつなぎ目部分に相当)については、両ヘ
ッドユニットのノズルN1とノズルN2との間の記録用紙搬送方向とは直交する方向(図
では、左右方向)の距離D1を、同一のヘッドユニット内のノズル間距離D2よりも小さ
く設定してラインヘッドを形成するようにすれば同様に適用が可能である。
以上の説明では、コンピュータ4にインストールされるプリンタドライバソフトに画像
処理プログラムを組み込むことで、コンピュータ4を画像処理装置200として機能させ
たが、これに限らず、プリンタ4の制御回路24に画像処理プログラムを実行させ、この
制御回路24を画像処理装置200として機能させる構成としても良い。この構成におい
ては、画像処理プログラムが例えば制御回路24のP−ROM43などに予め格納される

また、上述した画像処理プログラムは、コンピュータ4やプリンタ2の半導体ROMに
予め記憶させて製品に組み込まれるほかにも、インターネットなどのネットワークを介し
て配信することも可能である。また、図16に示すようにCD−ROMやDVD−ROM
、FDなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体300を介することによって所望する
ユーザなどに対して容易に提供することも可能である。
さらに、以上の説明では、インクとして濃淡2種類のインクを用いる構成としたが、こ
れに限らず、N(N≧2の自然数)種類のインクを用いる構成としても良い。この構成に
おいては、ヘッドユニットのつなぎ目部分において、実際に使用しようとしたインクより
も濃度の低いインクに相当するノズルを用いてドットを形成するようにすればよい。
さらにまた、以上の説明では、記録ヘッドとして、ピエゾ素子を用いてインクを吐出す
る構成のものを例示したが、他の方法によりインクを吐出する記録ヘッドを用いても良い
。例えばインク通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発生する泡(バブル)に
よりインクを吐出する記録ヘッドを用いても良い。
本発明の第1実施形態の印刷用のコンピュータシステムを示す図である。 ヘッドユニットの構成を示す図である。 プリンタの制御回路の機能的構成を示す図である。 コンピュータの機能的構成を示す図である。 画像処理装置の機能的構成を示す図である。 インクしきい値設定処理の処理フローチャートである。 しきい値生成の処理フローチャートである。 濃度と輝度の関係説明図である インクの濃度としきい値との関係説明図である。 印字に用いるインクと印字濃度の対応関係説明図である。 濃インクのみを用いて、ヘッドユニットのつなぎ目部分も含めて印刷した場合のドット形成状態説明図である。 ヘッドユニットのつなぎ目部分を淡インクで印刷し、他を濃インクで印刷した場合のドット形成状態説明図である。 実施形態の処理フローチャートである。 ヘッドユニットのつなぎ方の他の例の説明図である。 オーバラップ部の説明図である。 本発明の画像処理プログラムが記録された記録媒体を示す図である。
符号の説明
2・・・プリンタ、3・・・記録用紙(メディア)、4・・・コンピュータ、24・・
・制御回路、28・・・ラインヘッド、33・・・ノズル、200・・・画像処理装置、
210・・・色変換部、211・・・つなぎ目判別部、212・・・インクしきい値記憶
部、213・・・多値化部。

Claims (7)

  1. 少なくとも一つの色系につき濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインクをそれぞ
    れ専用のノズルから吐出するN系統の複数のノズルを有する記録ヘッドを複数のヘッドユ
    ニットを複数つなげて構成し、前記記録ヘッドを用いて入力画像データに対応する画像記
    録を行う際の画像処理を行う画像処理装置において、
    いずれかの種類のインクに対応する前記ヘッドユニットのつなぎ目の部分に位置する前
    記ノズルの印字については、当該ノズルによる印字に代えて同系統のより濃度の低いイン
    クのノズルを用いて印字を行わせるとともに、当該つなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ
    目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致させるべく、印字データを生成する印字デー
    タ生成部を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記印字データ生成部は、前記入力画像データの色変換処理を行う色変換処理部と、
    前記色変換処理後の前記入力画像データを多値化する多値化部と、を備え、
    前記多値化部は、前記つなぎ目部分のノズルに対応する画像データの多値化用しきい値
    と、前記つなぎ目部分以外の部分のノズルに対応する画像データの多値化用しきい値と、
    を用いることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置において、
    前記つなぎ目部分のノズルに対応する画像データの多値化用しきい値は、前記つなぎ目
    部分以外の部分のノズルに用いるべき所定の濃度のインクよりも濃度の低いインクに対応
    するものとして定められていることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    つなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致させ
    るに際し、面積階調を略一致させることを特徴とする画像処理装置。
  5. 少なくとも一つの色系につき濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインクをそれぞ
    れ専用のノズルから吐出するN系統の複数のノズルを有する記録ヘッドを複数のヘッドユ
    ニットを複数つなげて構成し、前記記録ヘッドを用いて入力画像データに対応する画像記
    録を行う際の画像処理方法において、
    前記ヘッドユニットのつなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ目部分以外の他のノズルの
    印字濃度に略一致させるべく、印字データを生成する印字データ生成過程と、
    前記いずれかの種類のインクに対応する前記ヘッドのつなぎ目の部分に位置する前記ノ
    ズルの印字について、当該ノズルによる印字に代えて同系統のより濃度の低いインクのノ
    ズルを用いて印字を行わせる印字過程と、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  6. 少なくとも一つの色系につき濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインクをそれぞ
    れ専用のノズルから吐出するN系統の複数のノズルを有する記録ヘッドを複数のヘッドユ
    ニットを複数つなげて構成し、前記記録ヘッドを用いて入力画像データに対応する画像記
    録を行う際の画像処理を行う画像処理装置をコンピュータにより制御するための制御プロ
    グラムにおいて、
    いずれかの種類のインクに対応する前記ヘッドユニットのつなぎ目の部分に位置する前
    記ノズルの印字については、当該ノズルによる印字に代えて同系統のより濃度の低いイン
    クのノズルを用いて印字を行わせるとともに、当該つなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ
    目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致させるべく、印字データを生成させる、
    ことを特徴とする制御プログラム。
  7. 少なくとも一つの色系につき濃度の異なるN種類(Nは2以上の整数)のインクをそれぞ
    れ専用のノズルから吐出するN系統の複数のノズルを有すべく、複数のヘッドユニットを
    複数つなげて構成した記録ヘッドと、
    いずれかの種類のインクに対応する前記ヘッドユニットのつなぎ目の部分に位置する前
    記ノズルの印字については、当該ノズルによる印字に代えて同系統のより濃度の低いイン
    クのノズルを用いて印字を行わせるとともに、当該つなぎ目部分の印字濃度を前記つなぎ
    目部分以外の他のノズルの印字濃度に略一致させるべく、印字データを生成する印字デー
    タ生成部と、
    前記印字データに基づいて画像記録を行う印字部と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113928011A (zh) * 2020-06-29 2022-01-14 森大(深圳)技术有限公司 喷墨打印色差调节方法、装置、设备及存储介质

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