JP2006230612A - 清拭シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 殺菌防腐効果を損なうことなく皮膚に対する刺激を抑制させ、且つ清拭箇所のべたつき感を抑える。
【解決手段】 全体を100重量部とし、水を94.87重量部以上、99.49重量部以下の割合で含有し、殺菌防腐剤を0.03重量部以上、1重量部以下の割合で含有し、水溶性保湿剤を0.05重量部以上、5重量部以下の割合で含有する清浄薬剤を繊維シートに含浸させる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、繊維シートに清浄薬剤が含浸され、人体等を清拭するのに用いる清拭シートに関する。
例えば皮膚の汚れ、具体的には手、指、身体等の汚れを拭い清める用品として、医薬部外品に属する清浄綿、化粧品に属する「基布含浸型化粧品」、雑品に属する「濡れティシュ」等といった清拭シート等が知られている。
この清拭シートとしては、脱脂綿、不織布、織布或いは紙等に、例えばクロルヘキシジングルコネート等の薬剤を局方精製水に溶解した薬液を浸み込ませたり、防腐剤、殺菌消毒剤等を含む水溶液を浸み込ませたりしたものがある。
このような清拭シートに用いられる薬液や水溶液には、例えば微生物を殺滅すると共にその増殖を阻止して変質や劣化を防止するために、殺菌防腐剤が添加されている。そして、殺菌防腐剤としては、例えばパラベン、安息香酸、安息香酸塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジウム等といった清拭シートの薬液として使用する場合に薬事法で使用量に制限があるものを用いている。
この殺菌防腐剤は、人体に対する刺激性などが低く、防菌性、防腐性が高いことが好ましいとされている。特に、乳幼児や老人等、皮膚抵抗の低い人が使用する場合、清拭シートに用いられる薬液や水溶液ではこうした特性が重要になる。
しかしながら、清拭シートに用いられる薬液や水溶液においては、抗菌性等といった特性と皮膚に対する刺激性とは時として相反する特性であり、単独の殺菌防腐剤で両者を満足するものが得られていないことが現状である。
また、清拭シートにおいては、皮膚を清拭したときの使用感、具体的には清拭した箇所のべたつき感等が抑えられたものが望まれており、上述した殺菌防腐剤の他に薬液に含有される使用感を左右する防湿剤等についても、人体に対する安全性等を踏まえた上でよく考慮して選定する必要がある。
特開平11−200296号公報
本発明は、殺菌防腐効果を損なうことなく皮膚に対する刺激が抑制され、且つ清拭したときの使用感に優れる清拭シートを提供するものである。
上述した問題を解決するために、発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、清浄薬剤に含有される各材料成分の選定、割合を再検討することにより、清浄薬剤中に含有される水の量を多くし、殺菌防腐剤と保湿剤の含有量を減らすことで、殺菌防腐効果を損なうことなく皮膚に対する刺激が抑制され、且つ清拭した際の薬剤によるべたつき感を抑制できる清浄薬剤が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明に係る清拭シートは、繊維シートに清浄薬剤が含浸され、清浄薬剤が、少なくとも水と、殺菌防腐剤と、水溶性保湿剤とを有している。清拭シートは、清浄薬剤全体を100重量部とし、水を94.87重量部以上、99.49重量部以下含有し、従来より多く水を含有している。それに対し、清拭シートは、殺菌防腐効果を得られる最低限の範囲として、殺菌防腐剤を0.03重量部以上、1重量部以下含有している。また、清拭シートは、清拭シートの湿潤状態を保持し使用感の劣化を抑える最低限の範囲として、水溶性保湿剤を0.05重量部以上、5重量部以下の割合で含有している。
本発明は、清浄薬剤100重量部中、94.87重量部以上、99.49重量部以下の割合を水にし、相対的な水の割合を増やすことで、殺菌防腐剤と保湿剤の含有量を減らすことができ、皮膚に対する刺激性や清浄薬剤によるべたつき感を抑えることができる。また、本発明は、0.03重量部以上、1重量部以下の割合で殺菌防腐剤を含有し、0.05重量部以上、5重量部以下の割合で水溶性保湿剤を含有したので、殺菌防腐効果をもたせつつ、清拭シートの湿潤状態を長期に亘って保持し使用感の劣化を防止することができる。
以下、本発明を適用した清拭シートについて詳細に説明する。
本発明を適用した清拭シートは、繊維シートに清浄薬剤が含浸され、人体や物体を清拭するのに用いるものである。具体的に、清拭シートは、人体に用いる場合、手、指、身体等の汚れを拭い清める用品として、医薬部外品に属する清浄綿、化粧品に属する「基布含浸型化粧品」、雑品に属する「濡れティシュ」等といったものである。
清拭シートに用いられる繊維シートとしては、例えば天然繊維又は合成繊維が織布、不織布、編布に形成された布帛を用いることができる。この中でも汎用性やコスト等から不織布からなる布帛が最も好ましく用いられる。具体的に、天然繊維としては、例えば綿、絹、麻、ウール、パルプなどが挙げられ、合成繊維としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ナイロン、ビニロン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、レーヨン等が挙げられる。また、これら天然繊維と合成繊維とを混合させた布帛を用いることができる。
さらに、繊維シートとしては、例えば特開平9−78419号公報等で提案されている、布帛を製造する際にバインダ等を使用していない不織布等からなる布帛を用いることも可能である。具体的には、所定の保水度を有する微細パルプ繊維と、所定の繊維長を有する非連続性の再生セルロース繊維又は合成繊維とからなる不織布に高圧水ジェット流を施し、繊維同志を交絡させて、乾燥状態では使用に耐え得る十分な強度を有すると共に液体による湿潤状態ではウェブ形状を保持し、大量の水に浸漬すると極めて容易且つ速やかに繊維状に崩壊する水崩壊性不織布等を用いることも可能である。
そして、この繊維シートに含浸させる清浄薬剤は、少なくとも水と、清拭シートに対して殺菌防腐効果を付与する殺菌防腐剤と、清拭シートの湿潤状態を保持する保湿剤とを含有している。
清浄薬剤に含有される水には、例えば蒸留水、精製水等を用いる。そして、この清浄薬剤においては、薬剤中に含有される水の量を多めにし、その他の材料の含有量を抑えるようにしている。清浄薬剤は、殺菌防腐剤や保湿剤の量を抑えることにより、皮膚に対する刺激を抑えるようにし、薬剤によるべたつき感を抑え使用感の劣化を防止している。また、この清浄薬剤においては、水以外の材料の含有量を抑えることにより、低コスト化を図ることができる。
具体的に、水は、清浄薬剤全体を100重量部とし、清浄薬剤全体に対して94.87重量部以上、99.49重量部以下の割合で含有させる。
清浄薬剤全体に対して水の割合が94.87重量部より少なくなると、水以外の殺菌防腐剤や保湿剤等の薬剤を占める割合が多くなり、皮膚に対する刺激が高い清浄薬剤になる虞がある。また、この場合、清拭時にべたつき感を感じたりする虞がある。一方、清浄薬剤全体に対して水の割合が99.49重量部より多くなると、水以外の殺菌防腐剤や保湿剤等の薬剤を占める割合が少なくなり、殺菌防腐効果が得られなくなったり、清拭シートの使用感が損なわれたりする虞がある。
したがって、清浄薬剤においては、清浄薬剤全体を100重量部とし、含有される水の量を94.87重量部以上、99.49重量部以下の範囲にすることで、殺菌防腐効果を損なうことなく皮膚に対する刺激が抑制され、且つ清拭したときの使用感に優れる清拭シートを提供することが可能となる。
清浄薬剤に含有される殺菌防腐剤には、例えばパラオキシ安息香酸メチル(メチルパラベン)、パラオキシ安息香酸エチル(エチルパラベン)、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル類、安息香酸及びそのナトリウム塩、サリチル酸及びそのナトリウム塩、ソルビン酸及びそのカリウム塩、デヒドロ酢酸及びそのナトリウム塩等の酸系化合物、イソプロピルメチルフェノール、レゾルシン等のフェノール系化合物、ヘキサクロロフェン、トリクロサン等のハロゲン化フェノール系化合物、トリクロカルバン、ハロカルバン等のカルバニリド系化合物、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン等のカチオン系化合物等を挙げることができる。また、これらの化合物の他にも、例えばフェノキシエタノール、クロロブタノール、ピリチオン亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛、ヒノキチオール等の化合物等を挙げることができる。そして、上述した化合物のうちの何れか一種又は複数種と混合して用いる。なお、上述した殺菌防腐剤のうち、少量で清拭シートに対して殺菌防腐効果を付与できる例えばパラオキシ安息香酸エステル類やカチオン系化合物等が好適であり、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、塩化セチルピリジニウムが好適である。
殺菌防腐剤は、清浄薬剤全体を100重量部とし、清浄薬剤全体に対して0.03重量部以上、1重量部以下の割合で含有させる。
清浄薬剤全体に対して殺菌防腐剤の割合が0.03重量部より少なくなると、薬剤中に含有される殺菌防腐剤が少なすぎて清拭シートに対して殺菌防腐効果を付与することが困難になる。一方、清浄薬剤全体に対して殺菌防腐剤の割合が1重量部より多くなると、薬剤中に含有される殺菌防腐剤が多すぎて皮膚に対する刺激が高い清浄薬剤になる虞がある。
したがって、清浄薬剤においては、清浄薬剤全体を100重量部とし、含有される殺菌防腐剤の量を0.03重量部以上、1重量部以下の範囲にすることで、殺菌防腐効果を損なうことなく皮膚に対する刺激を抑制させることが可能な清拭シートを提供することが可能となる。
また、清浄薬剤においては、保湿剤として、少なくとも水溶性保湿剤を含有させる。
清浄薬剤に含有される水溶性保湿剤としては、例えば乳酸ナトリウム、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA−Na)、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸ナトリウム等が挙げられ、これらのうちの何れか一種又は複数種を混合して用いる。なお、上述した水溶性保湿剤のうち、特に乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウムが好適である。
水溶性保湿剤は、清浄薬剤全体を100重量部とし、清浄薬剤全体に対して0.05重量部以上、5重量部以下の割合で含有させる。
清浄薬剤全体に対して水溶性保湿剤の割合が0.05重量部より少なくなると、清拭したときの使用感を損なう虞がある。一方、清浄薬剤全体に対して水溶性保湿剤の割合が5重量部より多くなると、薬剤中に含有される水溶性保湿剤が多すぎて清拭したときにべたつき感が生じ、清拭シートの使用感が損なわれる虞がある。
したがって、清浄薬剤においては、含有される水溶性保湿剤の量を0.05重量部以上、5重量部以下の範囲にすることで、清拭シートの湿潤状態を保持し、薬剤によるべたつき感が抑えられて使用感に優れる清拭シートを提供することが可能となる。
また、この清浄薬剤においては、上述した水、殺菌防腐剤、保湿剤の他に、例えばポリエキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等の可溶化剤、クリンスシード、トラガントガム、ペクチン、アルギン酸塩、セルロース誘導体、アクリル酸系ポリマー、ピーガム、ラボナイト、ヒアルロン酸塩、コンドロイチン酸塩等の増粘剤、パラフェノールスルホン酸亜鉛、ビタミン、アミノ酸誘導体等の薬効成分、香料、染料、緩衝剤、キレート剤、pH調製剤、酸化防止剤、紫外線防止剤等を清拭シートの使用目的に応じて含有させることができる。
さらにまた、清浄薬剤においては、上述した保湿剤の他に、例えば油性保湿剤、アルコール系保湿剤を添加させることも可能である。具体的に、油性保湿剤としては、例えばヒマシ油、オリーブ油、グレープシード油、カカオ油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、アボガド油等の植物油脂類、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類、スクワラン、流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール等の高級アルコール類、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸コレステリル等のエステル類、ポリアクリル酸ナトリウム、結晶性セルロース又はこれらの混合物等が挙げられる。また、アルコール系保湿剤としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール(イソプレングリコール)、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール、へキシレングリコール、2,4−ジメチルペンタン−2,4−ジオール等が挙げられる。そして、これら油性保湿剤及びアルコール系保湿剤は、清拭シートの使用目的に応じて、一種又は複数種を混合した状態で適量添加される。
以上のような構成の清拭シートは、例えば保管、携帯及び使用に便利なように、水蒸気不透過性の軟質包装材料にヒートシール等の方法で密封されて一包装体にされている。この一包装体は、内包された清拭シートを開閉蓋を有する取出口から取出すことができる。清拭シートを収納する軟質包装材料としては、例えば防湿包装を要する医薬品やレトルト食品等の包装用途に一般的に使用される樹脂フィルムや、金属箔と樹脂フィルムとの複合フィルム、いわゆるラミネートフィルム等を用いることができる。
なお、清拭シートにおいては、軟質包装材料が例えばポリエステル(PET)とアルミニウム(Al)箔と未延伸ポリプロピレン(CPP)との複合フィルムや2軸延伸ナイロン(Ny)とAl箔とCPPとの複合フィルム等のように、耐熱性及び強靭性を併せ持つものであれば、一包装体にした状態で高圧蒸気滅菌処理を施すことも可能である。
また、清拭シートを取り出す取出口は、清拭シートの乾燥を防ぐことができるために、繰り返し開封と密封とを行える、例えば2軸延伸ポリプロピレン(OPP)とPETの複合材からなるフラップラベルや、プラスチック製の開閉蓋により開閉される。
以上で説明した清拭シートは、清浄薬剤100重量部中、94.87重量部以上、99.49重量部以下の割合を水にし、清浄薬剤全体における相対的な水の割合を増やすことで、殺菌防腐剤と保湿剤の含有量を減らすことができ、皮膚に対する刺激性や清浄薬剤によるべたつき感を抑えることができる。また、本発明は、清浄薬剤全体に対し、0.03重量部以上、1重量部以下の割合で殺菌防腐剤を含有したので、殺菌防腐効果をもたせるとともに、皮膚への刺激性を抑制することができる。また、本発明は、清浄薬剤全体に対し、0.05重量部以上、5重量部以下の割合で水溶性保湿剤を含有したので、薬剤によるべたつき感を抑えるとともに、清拭シートの湿潤状態を長期に亘って保持し使用感の劣化を防止することができる。
また、清拭シートにおいては、この清浄薬剤における水以外の材料の含有量が抑制されていることから、低コスト化を図ることができる。
以下、上述した本発明を実証するための作製したサンプルについて説明する。先ず、清浄薬剤に含有される殺菌防腐剤の量について検証したサンプル1〜サンプル5について説明する。
〈サンプル1〉
サンプル1では、次のようにして清浄薬剤を調製した。清浄薬剤を調製する際は、水溶性保湿剤として乳酸ナトリウムを0.2重量部、ピロリドンカルボン酸ナトリウムを0.15重量部と、殺菌防腐剤としてパラオキシ安息香酸メチル0.18重量部、パラオキシ安息香酸エチル0.05重量部、塩化セチルピリジニウム0.04重量部と、可溶化剤としてポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を0.2重量部とを混合した混合溶液に、全体が100重量部になるように水を加えて攪拌した。このようにして清浄薬剤100重量部のうち、殺菌防腐剤が0.27重量部含有される清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を繊維シートとなるビスコースレーヨン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン/高密度ポリエチレン製の不織布に所定量含浸させた。このようにして清拭シートを作製した。
〈サンプル2〉
サンプル2では、殺菌防腐剤として塩化セチルピリジニウムを0.03重量部だけ加えたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして、清浄薬剤100重量部のうち殺菌防腐剤が0.03重量部含有された清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして清拭シートを作製した。
〈サンプル3〉
サンプル3では、殺菌防腐剤となるパラオキシ安息香酸メチルを1重量部加えたこと以外は、上述したサンプル2と同様にして、清浄薬剤100重量部のうち殺菌防腐剤が1重量部含有された清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして清拭シートを作製した。
〈サンプル4〉
サンプル4では、殺菌防腐剤となるパラオキシ安息香酸メチルを0.01重量部加えたこと以外は、上述したサンプル2と同様にして、清浄薬剤100重量部のうち殺菌防腐剤が0.01重量部含有された清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして清拭シートを作製した。
〈サンプル5〉
サンプル5では、殺菌防腐剤となるパラオキシ安息香酸メチルを1.2重量部加えたこと以外は、上述したサンプル2と同様にして、清浄薬剤100重量部のうち殺菌防腐剤が1.2重量部含有された清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして清拭シートを作製した。
次に、得られたサンプル1〜サンプル5について、防黴力試験と皮膚のかぶれとについて評価した。
以下、表1に、各サンプルにおける防黴力試験と皮膚のかぶれとについて評価した結果を示す。
Figure 2006230612
なお、ここでの防黴力試験は、日本清浄紙綿類工業会にて定められている「防黴力試験方法」に沿って行った。具体的には、各サンプルに1ml中に2×105個の使用菌株(Aspergillus niger)が含有された菌液を0.1ml接種し、7日間常温で培養した後の菌数と黒色斑点を確認する。そして、表1には、顕微鏡による計数法により数えた菌数を示し、黒色斑点が認められなかった場合を○印で示し、黒色斑点が認められた場合を×印で示した。
また、皮膚のかぶれについては、次にように評価した。各サンプルの清拭シートで成人の手の甲を12時間毎に1日2回清拭し、1週間継続した後に、皮膚の状態を目視により確認した。そして、表1には、手の甲に紅斑等が確認されない場合を○印で示し、手の甲に紅斑が辛うじて確認できる場合を△印で示し、手の甲に紅斑がはっきりと確認できる場合を×印で示した。
表1に示す評価結果から、殺菌防腐剤を0.03重量部〜1重量部の割合で含有するサンプル1〜サンプル3は、殺菌防腐剤の含有量が0.01重量部のサンプル4に比べ、生き残った細菌数が少なく、黒色斑点が認められないことがわかる。
また、表1に示す評価結果から、サンプル1〜サンプル3は、殺菌防腐剤の含有量が1.2重量部のサンプル5に比べ、皮膚のかぶれの程度が低いことがわかる。
このことから、清浄薬液を調製するに際して、清浄薬剤100重量部のうち殺菌防腐剤の含有量を0.03重量部〜1重量部の範囲にすることは、殺菌効果が適切に得られ、且つ皮膚への刺激が抑えられた優れた清浄薬剤を得る上で大変重要であることがわかる。
次に、清浄薬剤に含有される保湿剤の量について検証したサンプル1、サンプル6〜サンプル9について説明する。
〈サンプル6〉
サンプル6では、水溶性保湿剤として乳酸ナトリウムを0.05重量部だけ加えたこと以外は、サンプル1と同様にして清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして清拭シートを作製した。
〈サンプル7〉
サンプル7では、水溶性保湿剤として乳酸ナトリウムを5重量部だけ加えたこと以外は、サンプル1と同様にして清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして清拭シートを作製した。
〈サンプル8〉
サンプル8では、水溶性保湿剤として乳酸ナトリウムを0.03重量部だけ加えたこと以外は、サンプル1と同様にして清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして清拭シートを作製した。
〈サンプル9〉
サンプル9では、水溶性保湿剤として乳酸ナトリウムを5.5重量部だけ加えたこと以外は、サンプル1と同様にして清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、上述したサンプル1と同様にして清拭シートを作製した。
次に、得られたサンプル1、サンプル6〜サンプル9について、皮膚を清拭したときの使用感と皮膚のかぶれについて評価した。
以下、表2に、各サンプルにおける清拭したときの使用感と皮膚のかぶれとについて評価した結果を示す。
Figure 2006230612
なお、清拭したときの使用感は、次のように評価した。各サンプルの清拭シートで10人の成人についてそれぞれ手の甲を清拭し、使用感について4段階で評価してもらった。そして、4段階評価の内訳は、皮膚にガサつきが生じた場合をAとし、皮膚の感覚に変化がない場合をBとし、皮膚にしっとり感を感じた場合をCとし、皮膚にべたつき感を感じた場合をDとした。なお、表2には、各サンプルについて10人が下した評価内容を示している。
また、皮膚のかぶれについては、上述したサンプル1〜サンプル5と同様にして評価した。
表2に示す評価結果から、水溶性保湿剤を0.05重量部〜5重量部含有する清浄薬剤を含浸させたサンプル1、サンプル6、サンプル7は、水溶性保湿剤の含有量が0.03重量部の清浄薬剤を含浸させたサンプル8に比べ、清拭箇所に保湿感を付与でき、使用感に優れていることがわかる。
また、表2に示す評価結果から、サンプル1、サンプル6、サンプル7は、水溶性保湿剤の含有量が5.5重量部の清浄薬剤を含浸させたサンプル9に比べ、清拭箇所にべたつき感を感じることなく、使用感に優れていることがわかる。
このことから、清拭シートを作製するに際して、清浄薬剤100重量部のうち水溶性保湿剤を0.05重量部〜5重量部含有する清浄薬液を繊維シートに含浸させることは、清拭したときの使用感に優れ、且つ皮膚への刺激が抑えられた優れた清拭シートを得る上で大変重要であることがわかる。
特に、サンプル1のような割合で水と保湿剤と殺菌防腐剤とを含有する清浄薬剤を含浸させた清拭シートは、殺菌防腐効果を損なうことなく皮膚に対する刺激を大幅に抑制でき、且つ清拭したときの使用感に優れるものであることがわかる。
次に、清浄薬剤に含有される水の量について検証したサンプル10〜サンプル13について説明する。
〈サンプル10〉
サンプル10では、先ず、清浄薬剤を調製した。清浄薬剤を調製する際は、水溶性保湿剤として乳酸ナトリウムを4.7重量部と、殺菌防腐剤としてパラオキシ安息香酸メチル0.15重量部、パラオキシ安息香酸エチル0.05重量部、塩化セチルピリジニウム0.03重量部と、可溶化剤としてポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を0.2重量部と、水を94.87重量部とを混合した。このようにして、清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、サンプル6と同様にして清拭シートを作製した。このようにして、水が94.87重量部含有される清浄薬剤を含浸させた清拭シートを作製した。
〈サンプル11〉
サンプル11では、水溶性保湿剤として含有させる乳酸ナトリウムを0.08重量部にし、水を99.49重量部としたこと以外は、上述したサンプル10と同様にして清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、サンプル6と同様にして清拭シートを作製した。このようにして、水が99.49重量部含有される清浄薬剤を含浸させた清拭シートを作製した。
〈サンプル12〉
サンプル12では、水溶性保湿剤として含有させる乳酸ナトリウムを5重量部にし、水を94.57重量部としたこと以外は、上述したサンプル10と同様にして清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、サンプル6と同様にして清拭シートを作製した。このようにして、水が94.57重量部含有される清浄薬剤を含浸させた清拭シートを作製した。
〈サンプル13〉
サンプル13では、水溶性保湿剤として含有させる乳酸ナトリウムを0.05重量部にし、水を99.52重量部としたこと以外は、上述したサンプル10と同様にして清浄薬剤を調製した。そして、この清浄薬剤を用いたこと以外は、サンプル6と同様にして清拭シートを作製した。このようにして、水が99.52重量部含有される清浄薬剤を含浸させた清拭シートを作製した。
次に、得られたサンプル10〜サンプル13について、皮膚を清拭したときの使用感と皮膚のかぶれについて評価した。
以下、表3に、各サンプルにおける清拭したときの使用感と皮膚のかぶれとについて評価した結果を示す。
Figure 2006230612
なお、ここでの評価は、上述したサンプル1、サンプル6〜サンプル9で行った評価方法と同様の手法で行った。
表3に示す評価結果から、水を94.87重量部〜99.49重量部含有する清浄薬剤を含浸させたサンプル10及びサンプル11は、水の含有量が94.57重量部の清浄薬剤を含浸させたサンプル12に比べ、清拭箇所のべたつき感が抑えられ、使用感に優れていることがわかる。
また、表3に示す評価結果から、サンプル10及びサンプル11では、水の含有量が99.52重量部の清浄薬剤を含浸させたサンプル13に比べ、清拭箇所に保湿感を付与でき、使用感に優れていることがわかる。
このことから、清拭シートを作製するに際して、清浄薬剤100重量部のうち水を94.87重量部〜99.49重量部含有する清浄薬液を繊維シートに含浸させることは、清拭したときの使用感に優れ、且つ皮膚への刺激が抑えられた優れた清拭シートを得る上で大変重要であることがわかる。

Claims (3)

  1. 繊維シートに清浄薬剤を含浸させた清拭シートにおいて、
    上記清浄薬剤は、少なくとも水と、殺菌防腐剤と、水溶性保湿剤とを含有し、
    上記清浄薬剤全体を100重量部とし、水を94.87重量部以上、99.49重量部以下含有し、
    上記殺菌防腐剤を0.03重量部以上、1重量部以下含有し、
    上記水溶性保湿剤を0.05重量部以上、5重量部以下含有していること
    を特徴とする清拭シート。
  2. 上記清浄薬剤は、上記清浄薬剤全体を100重量部とし、水を99.18重量部含有し、上記殺菌防腐剤としてパラオキシ安息香酸メチルを0.18重量部、パラオキシ安息香酸エチルを0.05重量部、塩化セチルピリジニウムを0.04重量部含有し、上記水溶性保湿剤として乳酸ナトリウムを0.2重量部、ピロリドンカルボン酸ナトリウムを0.15重量部含有していることを特徴とする請求項1記載の清拭シート。
  3. 上記清浄薬剤は、更に、可溶化剤としてポリエキシエチレン硬化ヒマシ油を0.2重量部含有していることを特徴とする請求項2記載の清拭シート。
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