JP2015165872A - 清拭シートおよび清拭シート包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】不織布シートに含有する清浄剤の量を極力少なくすることにより、肌のデリケートな乳幼児や肌の弱いお年寄りでも使用することができる清拭シートを提供する。【解決手段】不織布シートに清浄剤を含有させた清拭シートを包装材で密封してなる清拭シート包装体において、銀含有の抗菌性不織布シートを用い、清浄剤として精製水100重量%を使用する。【選択図】なし

Description

本発明は、抗菌性不織布などの繊維シートに水を含浸させた清拭シート、あるいはこの清拭シートを包装材で密封してなる清拭シート包装体に関するものである。
従来から、汚れた手や顔または排泄後の乳幼児のお尻を拭く清拭シートとして、洗浄薬剤を含浸させた湿式の清拭シートが利用されていた。この湿式の清拭シートに含浸される洗浄剤は、清拭しやすいように水分の含有量を多くしているものが多い。そのため、含有される水に発生する雑菌を防止するために、殺菌剤や抗菌剤などを含有させ、雑菌の発生を抑えていた。また、直接肌に使用するものであることから、その使用感を向上させるために、ヒアルロン酸などの保湿成分を含有させていた。
しかし、手や顔または乳幼児のお尻などに直接使用する清拭シートは、肌に対する刺激を考えた場合に、上記洗浄薬剤に含有される殺菌剤や抗菌材の含有量を少なくし、肌に対する刺激を抑えたものが望まれる。特に、乳幼児のお尻や肌の弱いお年寄りが使用する場合には、刺激のある成分を極力少なくして、水のみを含浸させた清拭シートが望まれる。
そこで、下記特許文献1においては、洗浄薬剤全体の割合に対して、水を90重量%以上、98.5重量%以下の割合で含有し、殺菌防腐剤を0.03重量%以上、1重量%以下の割合で含有し、アルコール系保湿剤を0.5重量%以上、5重量%以下の割合で含有し、水溶性保湿剤を0.05%以上、5重量%以下の割合で含有する洗浄薬剤を繊維シートに含浸させたものが提案されている。
この従来の清拭シートは、繊維シートに含浸させる洗浄薬剤全体の割合に対して、水を90重量%以上、98.5重量%以下の割合で含有させることにより、殺菌防腐剤やアルコール系保湿剤または水溶性保湿剤の含有割合を低くしている。これにより、肌に対する刺激を少なくすることができるため、薬物に敏感な肌の人や乳幼児にも利用することができるものとなっている。
ところが、この従来の清拭シートは、洗浄薬剤に含有する水として蒸留水や精製水などを用いるため、雑菌などが発生しやすく、これを抑えるために、洗浄薬剤に水を98.5重量%の割合まで含有させ、残りに殺菌防腐剤を含有させる必要がある。これにより、肌に対する刺激を完全に抑えることが出来ないという問題がある。
また、清拭シートは、排泄後のお尻拭きとして乳幼児に頻繁に使用することが多く、洗浄薬剤に含有される殺菌防腐剤などの薬剤により、特にデリケートである乳幼児の肌がかぶれたり、湿疹などを患う可能性があるため、使用に対しては細心の注意を払う必要があるという問題もある。
一方、洗浄薬剤に含有させるアルコール系保湿剤や水溶性保湿剤などの保湿成分は、一般の人が通常使用する際に、肌のべとつきなどを抑えることができるため、使用感を向上させることができる。しかし、肌のデリケートな乳幼児や肌の弱いお年寄りなどが使用した場合には、肌のトラブルを引き起こす原因になるという問題もある。
そこで、特許文献2には、「不織布シートに洗浄剤を含浸させた清拭シートにおいて、上記洗浄剤は、洗浄剤全体の割合を100重量%としたときに、精製水を99.80重量%以上、99.95重量%未満の割合で含有するとともに、殺菌防腐剤を0.05重量%超、0.20重量%以下の割合で含有し、上記殺菌防腐剤は、塩化ベンザルコニウムを0.025重量%超、0.10重量%以下の割合、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルを0.0025重量%超、0.01重量%以下の割合、グリコール類を0.0225重量%超、0.09重量%以下の割合で配合することを特徴とする清拭シート」が提案されている。
特許文献2で提案されている清拭シートは、乳幼児の肌に優しいが、いまだに殺菌防腐剤が必須であり、肌のデリケートな乳幼児や、肌の弱いお年寄りには、肌トラブルを引き起こす恐れも多少残されてはいる。
特開2005−296240号公報 特開2012−24520号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、不織布シートに洗浄薬剤を含有させないことにより、肌のデリケートな乳幼児や肌の弱いお年寄りでも使用することができる清拭シートを提供することを目的とするものである。
本発明は、不織布シートに清浄剤を含有させた清拭シートにおいて、(1)(A1)抗菌性不織布シートに(B1)清浄剤として精製水を100重量%使用するか、(2)(A2)抗菌処理されていない不織布シートに(B2)清浄剤として銀、白金、金、銅および亜鉛の群から選ばれた少なくとも1種の抗菌性金属もしくはその金属イオンを金属原子換算で1〜1,000ppb含有する精製水を100重量%使用するか、あるいは、(3)(A1)抗菌性不織布シートに(B2)清浄剤として前記精製水100重量%使用してなる、清拭シートに関する。
ここで、基材となる不織布シートとしては、乾式法(カーディング方式もしくはエアレイド方式)、湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流絡合法)、ステッチボンド法、あるいは、スチームジェット法により得られるものが挙げられるが、好ましくはスパンレース法によるものである。
さらに好ましい基材となる不織布シートとしては、スパンレース法で得られたものであって、繊維長5〜100mmの再生セルロース繊維および/または合成繊維70〜97重量%と、微細パルプ繊維3〜30重量%とを混合し、得られる混合物を用いて湿式抄紙し、ウェブを形成した後、該ウェブを網製の移送コンベアの上に載置し、ウェブの片面に又は両面に、高圧水ジェット流を、ウェブを通過するように噴射して、繊維同士を交絡させ、乾燥することにより得られたものである。
以上の基材となる(抗菌性)不織布シートの目付は、好ましくは20〜120g/mさらに好ましくは40〜80g/mである。
また、抗菌性不織布としては、基材となる不織布シートが再生セルロース繊維および/または合成繊維よりなり、これらの繊維中に抗菌性化合物が添加されてなるものであるか、あるいは、基材となる不織布シートに抗菌性化合物で処理されたものが挙げられる。
さらに、精製水のpHは、好ましくは5.5〜7.0である。
また、精製水の使用量は、(抗菌性)不織布シート100重量部に対し、精製水が100〜300重量部である。
次に、本発明は、以上の清拭シートを、(C1)抗菌処理されていない包装材あるいは(C2)抗菌処理された抗菌性包装材で密封してなる清拭シート包装体に関する。
また、本発明における清拭シート包装体は、(4)(A2)抗菌処理されていない不織布シートに清浄剤として(B1)精製水を100重量%使用してなる清拭シートを、(C2)抗菌処理された抗菌性包装材で密封してなる清拭シート包装体であってもよい。
ここで、以上の(抗菌性)包装材の形態としては、水蒸気不透過性の軟質包装フィルム、プラスチック製円筒、あるいはプラスチック製筐体が挙げられる。
本発明によれば、清浄剤として、精製水を実質的に100重量%使用し、殺菌防腐剤を使用していないことにより、肌のデリケートな乳幼児やお年寄りに対しても、肌トラブルを気にすることなく、安心して使用することができる。
しかも、抗菌性不織布シートを用いるか、抗菌性金属(化合物)を含有する精製水を用いるか、あるいは、抗菌性包装材を用いているために、清浄剤中に殺菌防腐剤を使用しなくても、細菌の発育やカビの発生を抑えることができる。この結果、清拭シートが密閉された包装体を長期に亘り保管することができるとともに、使用時に包装体や清拭シートに手および空気が触れたとしても、細菌やカビの発生を抑えることができる。
<抗菌処理されていない基材となる不織布シート>
本発明に用いられる抗菌処理されていない基材となる不織布シートとしては、例えば天然繊維および/または合成繊維からなる不織布が、汎用性やコスト等から最も好ましく用いられる。具体的に、天然繊維としては、例えば綿、絹、麻、ウール、パルプなどのほか、レーヨンなどの再生繊維が挙げられ、合成繊維としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ナイロン、ビニロン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなどが挙げられる。また、これら天然繊維と合成繊維とを混合させた不織布を用いることができる。
基材となる不織布シートを得るには、乾式法(カーディング方式もしくはエアレイド方式)、湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流絡合法)、ステッチボンド法、あるいは、スチームジェット法などが挙げられるが、好ましくはスパンレース法である。
本発明における不織布シートとしては、不織布を製造する際にバインダー等を使用していない不織布を用いることが好ましい。具体的には、スパンレース法を用い、所定の保水度を有する微細パルプ繊維と、所定の繊維長を有する非連続性の再生セルロース繊維又は合成繊維とからなる不織布に高圧水ジェット流を施し、繊維同志を交絡させて、乾燥状態では使用に耐え得る十分な強度を有すると共に液体による湿潤状態ではウェブ形状を保持し、大量の水に浸漬すると極めて容易且つ速やかに繊維状に崩壊する水崩壊性不織布等を用いる。
さらに具体的に記載すると、繊維長2〜100mm、さらに好ましくは5〜20mmの再生セルロース繊維および/または合成繊維70〜97重量%と、微細パルプ繊維3〜30重量%とを混合し、得られる混合物を用いて湿式抄紙し、ウェブを形成した後、該ウェブを網製の移送コンベアの上に載置し、ウェブの片面に又は両面に、高圧水ジェット流を、ウェブを通過するように噴射して、繊維同士を交絡させ、乾燥することにより得られる(水崩壊性)不織布が好ましい態様である。
このような不織布の具体的な製造方法は、例えば特開平9−78419号公報の段落「0010」−「0025」に詳述されている。
基材となる不織布シートの目付は、好ましくは20〜120g/m、さらに好ましくは40〜80g/mである。20g/m未満では、清拭シートとしての絶対量画少なく布感覚が得られず、また得られる清拭シートに十分な吸水性や保水性を与え難く、一方120g/mを超えると、コストがかかるうえ、繊維の絶対量が増えてシートに水圧流処理を施しても、個々の繊維に運動量を与え難くなり、優れたワイパー特性が得られがたい。なお、抗菌処理された抗菌性不織布の目付も、上記と同様である。
<抗菌性不織布シート>
本発明に用いられる抗菌性不織布シートとしては、不織布を構成するレーヨンや合成繊維中に、抗菌性化合物、例えばパラオキシ安息香酸メチル(メチルパラベン)、パラオキシ安息香酸エチル(エチルパラベン)、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル類、安息香酸及びそのナトリウム塩、サリチル酸及びそのナトリウム塩、ソルビン酸及びそのカリウム塩、デヒドロ酢酸及びそのナトリウム塩等の酸系化合物、イソプロピルメチルフェノール、レゾルシン等のフェノール系化合物、ヘキサクロロフェン、トリクロサン等のハロゲン化フェノール系化合物、トリクロカルバン、ハロカルバン等のカルバニリド系化合物、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン等のカチオン系化合物、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、銀イオンなどの抗菌性(金属)化合物を添加もしくは練りこむ場合が挙げられる。この場合の抗菌性化合物の使用量は、不織布中に0.02〜1.0重量%程度である。
また、コスト的には、上記のような基材となる不織布シートを、下記のように、抗菌性化合物の水溶液または水性媒体で処理されたものが好ましい。この場合の抗菌性化合物の使用量も、上記の原綿中への添加もしくは練りこみタイプと同様に、不織布中0.02〜1.0重量%程度である。
例えば、不織布シートを構成するパルプとして、水に不溶性、あるいは溶解度が低く実質的に水に不溶性の抗菌剤を含有させたパルプ繊維を用いることができる。
このような抗菌性を有する繊維は、原料繊維であるパルプ繊維内部に抗菌性を有する無機物を担持させた無機物担持繊維であっても良く、これを調製する方法としては、特開平3-146766号公報、特開平3-152295号公報、特開平1-18193号公報、特開平4-24299号公報、特開平4-57964号公報等に開示の公知の方法を挙げることができ、適宜選択して用いられる。すなわち、特定な水溶性無機塩またはガスと反応して水に不溶性、または難溶性の無機化合物を生成する少なくとも一種の水溶性無機化合物の水溶液にセルロースのような親水性繊維材料を含浸させ、この含浸させた親水性繊維材料を特定の水溶性の無機化合物の水溶液に再び含浸させ、または含浸させることなく特定のガスと接触させて気相で処理し、それによって前記親水性繊維の内部及び表面に水不溶性または難溶性の無機化合物を析出させて担持させる方法である。
また、抗菌性を有する繊維としては、Journal of Colloid and Interface Science,Vol.110,No.1,March1986 ,82〜87頁に記載の方法により調製した抗菌性を有する金属コロイドを吸着、固定化したパルプ繊維を用いることも可能である。
また、シリカゲルのようなケイ素化合物を担持させた繊維をアルミン酸塩を含む水溶液に含浸後、銅、銀及び亜鉛の水溶性塩から選ばれた少なくとも一種類を含む水溶液で処理して得られる抗菌性を有する繊維(特開平5-106199号公報参照)を用いても良い。
以上の抗菌性パルプ繊維の詳細は、特開平6−248549号公報の段落「0014」−「0017」に記載されている。
また、本発明に用いられる抗菌性不織布としては、下記一般式〔1〕で示される抗菌剤を保持する抗菌性不織布が挙げられる。
1 ab2 c(PO4d・nH2O 〔1〕
(M1は銀、白金、金、銅、亜鉛、錫、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、アンチモン、ビスマス、バリウム、カドミウム又はクロムから選ばれる少なくとも1種の金属イオンであり、Aはアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン又は水素イオンから選ばれる少なくとも1種のイオンであり、M2は4価金属であり、nは0≦n≦6を満たす数であり、a及びbはいずれも正数であり、c及びdは la+ mb=1の時、c=2、d=3、la+mb=2の時、c=1、d=2である。但し、lはM1の価数であり、mはAの価数である。)
かかる抗菌性不織布の詳細は、特開平5−57002号公報の段落「0005」−「0022」に記載されている。
さらに、本発明に用いられる抗菌性不織布としては、エマルジョン系バインダー100重量部に対し、金属系抗菌剤を3〜15重量部含有してなる抗菌剤バインダーを、シート状に形成された不織布にコーティングしてなる、不織布100重量部に対し、金属系抗菌剤を0.3〜1.5重量部含有した抗菌性不織布が挙げられる。
かかる抗菌性不織布の詳細は、特開平10−168749号公報の段落「0008」−「0012」に記載されている。
さらに、本発明に用いられる抗菌性不織布としては、水に不溶、あるいは溶解度が低く実質的に水に不溶な抗菌性を有する銀化合物を担持させた繊維からなるシートが水柱流処理され、且つ該シートが銀化合物を絶乾全重量当りAgとして0.01〜0.15重量%含有している抗菌性不織布が挙げられる。この抗菌性不織布の詳細は、特開平7−204148号公報の「0009」−「0017」に記載されている。
本発明における抗菌性不織布の具体例は、以上に限定されるものではなく、人に無害で、かつ抗菌、防カビ性を有する不織布であれば、いかなるものでもよい。
<精製水>
本発明の清拭シートは、以上の(抗菌性)不織布シートに清浄水として、精製水100重量%を使用するものである。
ここで、精製水としては、蒸留水、イオン交換水のほか、水道水であってもよい。
本発明では、清拭シートに用いられる清浄水として、かかる精製水を100重量%使用する点に特徴を有する。
なお、精製水のpHは、好ましくは5.5〜7.0と、若干酸性サイドとすることが好ましい。これは、乳幼児の皮膚のpHが6.0〜7.0であるため、これに合わせるためである。pHの調整は、クエン酸、クエン酸Na、乳酸、乳酸Na等の化合物を添加することで調整すればよい。また、ケース(D)における精製水のpHも同様である。
また、清拭シートにおける精製水の使用量は、(抗菌性)不織布を乾燥重量換算100重量部に対し、100〜300重量部、好ましくは150〜250重量部である。この範囲内では、湿潤強度および水解性がほぼ一定の値を保ち、安定な品質の製品が得られる。水の量が100重量部未満では、清拭効果が充分ではなく、一方300重量部を超えると、清拭効果は増すが、濡れすぎるために使用感が低下する。
<抗菌性金属(イオン)を含有する精製水>
以上の精製水中には、銀、白金、金、銅、および亜鉛の群から選ばれた少なくとも1種の抗菌性金属もしくはその金属イオンを微量、含有させてもよい。
最近、日常生活品まで「抗菌加工処理」と表示されたものが種々 市販されている。微生物の活動を制御して、菌数を初期の状態の儘増加させないようにするのが、抗菌(静菌)の考え方である。金属イオン、特にAg+、Zn2+、Cu2+が微量で殺菌性、抗菌性が強いことは古くから知られている。抗菌性金属としては、抗菌作用が特に強い点から、銀が好ましい。
抗菌水を調製するには、これらの抗菌性金属である、銀、白金、金、銅、亜鉛の塩或は酸化物を各種の担体、ゼオライト系、シリ カゲル系、ガラス系、リン酸Ca系等に担持させた抗菌剤を水と接触させる方法がある。ここで、ゼオライト系の製造は、合成ゼオライト(Na2O・ Al2O3・2SiO2・4.5H2O)の水懸濁液に硝酸銀、塩化亜鉛或は硫酸銅 の水溶液を加え、ゼオライトの持つイオン交換能を利用して、Na の位置に金属イオンを一定量置換させた後焼成する。
また、抗菌水としては、コロイダル銀などが添加した精製水であってもよい。
さらに、抗菌水を直接製造するには、例えば特開2009−56361、同2008−194562、同2007−245075、同2007−175651などで提案されている「抗菌水生成装置」を用いて、銀イオンを含有する精製水を製造してもよい。
これらの抗菌性金属あるいは金属イオンを含有する精製水中の金属(イオン)の濃度は、金属原子換算で1〜1,000ppb、好ましくは1〜100ppb、さらに好ましくは5〜50ppb程度である。1ppb未満では、抗菌効果少なく、一方1、000ppbを超えても抗菌効果が比例的に向上するものでもなく、コスト的にもメリットが少なくなる。
<清拭シートに用いられる包装材>
本発明の清拭シートは、例えば保管、携帯及び使用に便利なように、水蒸気不透過性の軟質包装フィルムにヒートシール等の方法で密封されて包装体にされている。この包装体は、内包された清拭シートを開閉蓋を有する取出口から取出すことができる。清拭シートを収納する軟質包装フィルムとしては、例えば防湿包装を要する医薬品やレトルト食品等の包装用途に一般的に使用される樹脂フィルムや、金属箔と樹脂フィルムとの複合フィルム、いわゆるラミネートフィルム等を用いることができる。
なお、清拭シートにおいては、軟質包装材料が例えばポリエステル(PET)とアルミニウム(Al)箔と未延伸ポリプロピレン(CPP)との複合フィルムや2軸延伸ナイロン(Ny)とAl箔とCPPとの複合フィルム等のように、耐熱性及び強靭性を併せ持つものであれば、一包装体にした状態で高圧蒸気滅菌処理を施すことも可能である。
また、清拭シートを取り出す取出口は、清拭シートの乾燥を防ぐことができるために、繰り返し開封と密封とを行える、例えば2軸延伸ポリプロピレン(OPP)とPETの複合材からなるフラップラベルや、プラスチック製の開閉蓋により開閉される。
本発明に用いられる包装材としては、上記のような軟質包装フィルムのほか、上記のような各種の熱可塑性プラスチックから構成されている、プラスチック製円筒やプラスチック製筐体であってもよい。
<抗菌性包装材>
また、本発明に用いられる包装材は、抗菌処理された抗菌性包装材であってもよい。抗菌性包装材を用いると、不織布シートや精製水に抗菌処理されていなくても、清拭シート包装体自体としての抗菌作用がある。かかる抗菌性包装材は、通常の包装材を構成する熱可塑性プラスチック中に、上記のような各種の抗菌性化合物を練りこんだものが挙げられる。
これらの抗菌性化合物の使用割合は、基材となる熱可塑性プラスチック中に、0.1〜30重量%程度である。
<本発明の清拭シートの態様>
本発明の清拭シートは、例えば次のような態様が挙げられる。
(1)抗菌性不織布シート+精製水(請求項1)
(2)抗菌性不織布シート+抗菌性精製水(請求項1)
(3)抗菌処理されていない不織布シート+抗菌性精製水(請求項1)
<本発明の清拭シート包装体の態様>
また、本発明の清拭シート包装体は、例えば次のような態様が挙げられる。
(1)抗菌性不織布シート+精製水+抗菌処理されていない包装材(請求項8)
(2)抗菌性不織布シート+精製水+抗菌性包装材(請求項8)
(3)抗菌性不織布シート+抗菌性精製水+抗菌処理されていない包装材(請求項8)
(4)抗菌性不織布シート+抗菌性精製水+抗菌性包装材(請求項8)
(5)抗菌処理されていない不織布シート+抗菌性精製水+抗菌性包装材(請求項8)
(6)抗菌処理されていない不織布シート+抗菌性精製水+抗菌処理されていない性包装材(請求項8)
(7)抗菌処理されていない不織布シート+精製水+抗菌性包装材(請求項9)
本発明では、清浄剤として、精製水100重量%を使用する点に技術的特徴を有している。一方、抗菌性精製水100重量%の使用の場合もあるが、このような抗菌性精製水100重量%を使用する場合でも、抗菌性金属(イオン)の含有量がたかだか1〜1,000ppbと微量であるので、かかる抗菌性精製水は、実質的に精製水100重量%となんら変わるものではない。
<本発明におけるその他の態様>
本発明の技術的骨子は、清浄剤として、精製水100重量%を使用する点にあるが、従来から清拭シートに用いられることのある、水溶性保湿剤などのその他の添加剤を積極的に排除するものではない。
ここで、水溶性保湿剤としては、例えば乳酸ナトリウム、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA−Na)、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸ナトリウム等が挙げられる。
また、上述した精製水、抗菌剤、保湿剤の他に、例えばポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等の可溶化剤、クリンスシード、トラガントガム、ペクチン、アルギン酸塩、セルロース誘導体、アクリル酸系ポリマー、ピーガム、ラボナイト、ヒアルロン酸塩、コンドロイチン酸塩等の増粘剤、パラフェノールスルホン酸亜鉛、ビタミン、アミノ酸誘導体等の薬効成分、香料、染料、緩衝剤、キレート剤、pH調製剤、酸化防止剤、紫外線防止剤等を清拭シートの使用目的に応じて含有させることができる。
さらにまた、上述した保湿剤の他に、例えば油性保湿剤、アルコール系保湿剤を添加させることも可能である。具体的に、油性保湿剤としては、例えばヒマシ油、オリーブ油、グレープシード油、カカオ油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、アボガド油等の植物油脂類、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類、スクワラン、流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化水素類、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラウリルアルコール等の高級アルコール類、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸コレステリル等のエステル類、ポリアクリル酸ナトリウム、結晶性セルロース又はこれらの混合物等が挙げられる。また、アルコール系保湿剤としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール(イソプレングリコール)、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール、へキシレングリコール、2,4−ジメチルペンタン−2,4−ジオール等が挙げられる。
以下、実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明する。
参考例1(銀含有パルプの作成)
叩解した針葉樹晒クラフトパルプ500gを硝酸銀の濃度が10%の硝酸銀水溶液に5.0%のパルプ濃度で浸漬し、撹拌しながら1時間置いた。その後、パルプを濃度30%まで脱液して濃縮し、次いでこのパルプを濃度5.0%で塩化ナトリウムの濃度が3.5%の塩化ナトリウム水溶液中に浸漬し、1時間撹拌を継続させて、反応させた後、再び濃度30%まで脱液した。このように処理を施したパルプの銀含有率はAgとして11.4%であった。このパルプを絶乾で3.5%と、叩解した銀を含有しない針葉樹晒クラフトパルプ96.5%からなる混合パルプを用意し、両者を混合して、混合パルプを作製した。この混合パルプ中の銀含有率はAgとして0.15%であった。
参考例2(コロイダル銀の作成)
Journal of Colloid and Interface Science,Vol.110,No.1,March 1986 82〜87頁に記載の方法に準じて、銀含有率が50ppbの精製水を調製した。
実施例1
繊度が1.5dtex、繊維長7mmの湿式抄紙用レーヨン繊維と叩解調製した参考例1で得られた銀含有混合微細パルプ繊維とを、70/30の重量比で配合してなる水分散性繊維原料から調製した繊維シートを水流交絡させ乾燥して、目付50g/mの水解性の抗菌性不織布シートを得た。この抗菌性不織布シート100重量部あたり、pHが6.0に調整された精製水を250重量部添加して、清拭シートを作製した。なお、精製水のpHの調整は、クエン酸を添加するようにした。
また、この清拭シートはタテ×ヨコが15×18センチにカットし、80枚積層したものを、PET(ポリエチレンテレフタレートフィルム)、AL(アルミニウムフィルム)、CPP(無延伸ポリプロピレンフィルム)からなる包装材で密封して、清拭シート包装体になされている。
得られた清拭シート包装体を常温(25℃)下、12か月放置して開封したところ、異臭やカビは見られず、抗菌効果に優れたものであることが確認され、また乳幼児のお尻ふきに供したがまったく問題はなかった。
実施例2
繊度が1.5dtex、繊維長7mmの湿式抄紙用レーヨン繊維と叩解調製した微細パルプ繊維とを、70/30の重量比で配合してなる水分散性繊維原料から調製した繊維シートを水流交絡させ乾燥して、目付50g/mの水解性の不織布シートを得た。この不織布シート100重量部あたり、参考例2で得られたコロイダル銀が50ppb含まれており、pHが6.0に調整された精製水を250重量部添加して、清拭シートを作製した。
なお、精製水のpHの調整は、クエン酸を添加するようにした。
また、この清拭シートはタテ×ヨコが15×18センチにカットし、80枚積層したものを、PET、AL、CPPからなる包装材で密封して、清拭シート包装体になされている。
得られた清拭シート包装体を常温(25℃)下、12か月放置して開封したところ、異臭やカビは見られず、抗菌効果に優れたものであることが確認され、また乳幼児のお尻ふきに供したがまったく問題はなかった。
本発明の清拭シートあるいは清拭シート包装体は、汚れた手や顔の拭き取り、または乳幼児のお尻拭きとして利用することができる。

Claims (10)

  1. 不織布シートに清浄剤を含有させた清拭シートにおいて、(1)(A1)抗菌性不織布シートに(B1)清浄剤として精製水を100重量%使用するか、(2)(A2)抗菌処理されていない不織布シートに(B2)清浄剤として銀、白金、金、銅および亜鉛の群から選ばれた少なくとも1種の抗菌性金属もしくはその金属イオンを金属原子換算で1〜1,000ppb含有する精製水を100重量%使用するか、あるいは、(3)(A1)抗菌性不織布シートに(B2)清浄剤として前記精製水100重量%使用してなる、清拭シート。
  2. 基材となる不織布シートが、乾式法(カーディング方式もしくはエアレイド方式)、湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流絡合法)、ステッチボンド法、あるいは、スチームジェット法により得られたものである、請求項1記載の清拭シート。
  3. 基材となる不織布シートが、スパンレース法で得られたものであって、繊維長2〜100mmの再生セルロース繊維および/または合成繊維70〜97重量%と、微細パルプ繊維3〜30重量%とを混合し、得られる混合物を用いて湿式抄紙し、ウェブを形成した後、該ウェブを網製の移送コンベアの上に載置し、ウェブの片面に又は両面に、高圧水ジェット流を、ウェブを通過するように噴射して、繊維同士を交絡させ、乾燥することにより得られたものである、請求項2記載の清拭シート。
  4. 基材となる(抗菌性)不織布シートの目付が20〜120g/mである、請求項1〜3いずれかに記載の清拭シート。
  5. 抗菌性不織布が、基材となる不織布シートを構成する繊維中に抗菌性化合物が添加あるいは練りこまれてなるものであるか、あるいは、基材となる不織布シートが抗菌性化合物で処理されたものである請求項1〜4いずれかに記載の清拭シート。
  6. 精製水のpHが5.5〜7である、請求項1〜5いずれかに記載の清拭シート。
  7. (抗菌性)不織布シート100重量部に対し、精製水を100〜300重量部含有する、請求項1〜6いずれかに記載の清拭シート。
  8. 請求項1〜7いずれかに記載の清拭シートを、(C1)抗菌処理されていない包装材あるいは(C2)抗菌処理された抗菌性包装材で密封してなる清拭シート包装体。
  9. (4)(A2)抗菌処理されていない不織布シートに清浄剤として(B1)精製水を100重量%使用してなる清拭シートを、(C2)抗菌処理された抗菌性包装材で密封してなる清拭シート包装体。
  10. (抗菌性)包装材が、水蒸気不透過性の軟質包装フィルム、プラスチック製円筒、あるいはプラスチック製筐体からなる、請求項8または9に記載の清拭シート包装体。
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