JP2006230588A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 球出口8の直下には入賞部材12が設けられており、球出口8の下部には、球出口8の後方から下り勾配の傾斜誘導部3が形成されている。センターケースに取込まれ、横型流下経路10bに流下した排出球P1が傾斜誘導部3を転動しているときに流下球P2と衝突した場合、排出球P1は傾斜誘導部3によって支持されているため、弾かれ難く、入賞口12cに入賞する可能性が高い。
【選択図】 図7
Description
そして、球出口から排出された遊技球が始動入賞装置に入賞すると、特別図柄表示装置が特別図柄の変動表示を開始し、大当り図柄が停止すると大当りが発生し、変動入賞装置が作動し、大入賞口が開口する。
センターケース50に取り込まれた遊技球P1は、ステージ52の上を転動し、球入口53からセンターケース内部に入り、球出口51から遊技領域20aへ排出される。このとき、図12(A)に示すように、センターケース50に取り込まれないで遊技領域20aを流下してきた遊技球P2が、球出口51から排出された遊技球P1に衝突することがある。このような衝突が発生すると、図12(B)に示すように、遊技球P1は、弾かれて流下を阻止され、釘7b,7bによって規定された入賞口12cに入賞することができない。
特に、入賞口12cは、一般の入賞口と異なり、当該入賞口12cへの入賞に基づいて特別図柄表示装置が特別図柄を変動表示する契機となるものであるため、遊技者にとって非常に重要である。このため、折角、球出口51から排出され、入賞口12cに入賞する筈であった遊技球が、入賞できなくなってしまうのでは、遊技者に酷である。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態において使用する符号と対応するものである。
ハウジングの開口部からハウジングの内部に受入れられ、排出口から遊技領域へ少なくとも一部が露出した遊技球が、排出口の直下の受入口へ向かう経路から外れないように遊技球の動きを規制する規制手段を備えるため、ハウジングに受入れられた遊技球が受入口に受入れられる確実性を高めることができるパチンコ機を実現することができる。
規制手段は、排出口の後方の下部から受入口に向けて下り勾配に形成された傾斜部であり、その傾斜部を転動する排出球と流下球とが衝突した際に、その衝突による衝撃力が傾斜部に加わるように構成されているため、その衝撃力が傾斜部に吸収されることにより、排出球が受入口へ向かう経路から外れないように規制することができる。
規制手段は、排出口の後方の下部から受入口に向けて下り勾配に形成された溝であり、その溝に沿って転動する排出球と流下球とが衝突した際に、その衝突による衝撃力が溝を構成する部分に加わるように構成されているため、その衝撃力が溝を構成する部分に吸収されることにより、排出球が受入口へ向かう経路から外れないように規制することができる。
規制手段は、規制手段に沿って転動している排出球が、流下球と衝突した際に規制手段の上り方向側の上端を超えない勾配に形成されているため、排出球がその上端を超えた後に規制手段以外の部分を転動してしまい、受入口へ向かう経路から外れないように規制することができる。
規制手段は、規制手段に沿って転動している排出球が、流下球と衝突した際に規制手段の上り方向側の上端を超えることが可能な勾配に形成されているため、排出球がその上端を超えた後に規制手段以外の部分を転動し、受入口へ向かう経路から外れる可能性が発生するので、非常にスリルのある遊技を楽しむことができる。
規制手段の下り勾配側の下端が、受入口の内部に露出しているため、規制手段に沿って転動する排出球を受入口に確実に受入れさせることができる。
規制手段は、流下球と排出球とが衝突した際に、排出球に当接することにより、排出球の動きを規制するように構成されているため、例えば、流下球と衝突した排出球が動く方向に、排出球に当接する部材を設けるという簡易な構成により、排出球の動きを規制することができる。
規制手段が設けられていない部分には、規制手段に沿って転動しない排出球を排出口から受入口のない遊技領域へ排出するように誘導する誘導部が備えられているため、規制手段に沿って転動しない排出球は、受入口へ受入れられないということになるので、排出球が規制手段に沿って転動するかどうか、非常にスリルのある遊技を楽しむことができる。
受入口を形成する壁が規制手段の一部を構成しており、排出球は排出口から露出したときに、少なくともその一部が受入口の内部に入り込んだ状態になり、受入口の側方から見て排出球の一部が壁に隠れるように構成されている。
つまり、排出球は流下球と衝突して弾かれたときに、受入口を形成する壁に衝突することにより、その動きが規制されるため、受入口に受入れられる可能性が高くなる。
この発明の第1実施形態について説明する。
[全体の主要構成]
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観を正面から見た説明図である。なお、以下の説明では、パチンコ機で遊技をする遊技者に向く方向を前方とし、その逆方向を後方とする。また、遊技者から見て左右方向を左右方向または横方向とし、縦方向を縦方向または上下方向とする。
図1に示すように、パチンコ機1には、外殻を構成する前枠21が設けられており、その前枠21にはガラス枠22が開閉可能に取付けられている。ガラス枠22の内側には遊技盤20が設けられており、前枠21の前面右下方には、遊技盤20へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射レバー23が回動可能に取付けられている。遊技盤20の下方には、払出された賞球や貸球を収容する上受け皿24が設けられており、上受け皿24の下方には、上受け皿24の収容可能数を超えて流下した賞球を収容する下受け皿25が設けられている。
次に、遊技盤20の主要構成について図2および図3を参照して説明する。図2は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た概略説明図であり、図3は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を右斜め上方から見た概略説明図である。
遊技盤20の盤面上には、発射装置から発射された遊技球を案内する案内レール42が設けられており、その案内レール42によって遊技領域20aの一部が略円形に区画形成されている。遊技領域20aには、センターケース30が備えられている。センターケース30には、ハウジング31が備えられており、そのハウジング31には、複数の特別図柄を変動表示(スクロール表示ともいう)する図柄表示装置32が備えられている。図柄表示装置32の表示画面には、特別図柄を変動表示する表示領域が複数設定されている。この実施形態では、表示画面の横方向に3つの表示領域が設定されている。図柄表示装置32は、各表示領域において複数の特別図柄(例えば0〜9の計10種類の数字を表現した特別図柄)を縦に配列した図柄列をそれぞれ変動表示する。また、図柄表示装置32は、表示画面の所定の表示領域において複数の普通図柄(例えば○や×などを表現した普通図柄)を変動表示する。
次に、センターケース30の主要構造について図3を参照して説明する。
センターケース30のハウジング31は、図柄表示装置32の周囲を取り囲むように枠状に形成されており、遊技盤20の盤面から前方へ突出して設けられている。ハウジング31の上部を構成する上枠31aには、遊技球を取込む(受入れる)ための球取込口35,35が開口形成されており、上枠31aの内部には、球取込口35から取り込まれた遊技球が横方向に流下するための横ワープルートが形成されている。
ハウジング31の両側部を構成する縦枠31b,31bには、上枠31a内部の横ワープルートを流下した遊技球が縦方向に流下するための縦ワープルートがそれぞれ形成されている。縦枠31bの内向きの壁面には、縦ワープルートを流下した遊技球を排出するための球排出口36が開口形成されている。図3においては、左側の縦枠31bに開口形成された球排出口36が示されているが、実際には、右側の縦枠31bにも同様の球排出口36が開口形成されている。
次に、この発明の特徴である球出口8の周辺構造について図4ないし図7を参照して説明する。
図4は図3において破線で囲まれた部分を拡大して示す説明図である。図4(A)は球出口から排出された遊技球(以下、排出前または排出後の遊技球を排出球という)が入賞部材に入賞した様子を示す説明図であり、図4(B)は排出球が入賞しない場合の流下経路を示す説明図であり、図4(C)は入賞口に入賞しかけた排出球と、センターケースに取込まれないで遊技領域20aを流下してきた遊技球(以下、流下球という)とが衝突した様子を示す説明図であり、図4(D)は図4(C)に示す状態の後に排出球だけが入賞部材に入賞した様子を示す説明図である。図5は図3において破線で囲まれた部分を拡大して示す説明図である。図5(A)は入賞口に入賞しかけた排出球に流下球が衝突した様子を示す説明図であり、図5(B)は図5(A)に示す状態の後に排出球だけが入賞部材に入賞した様子を示す説明図であり、図5(C)は流下球に衝突された排出球が傾斜誘導部を逆流した後に非入賞となる場合の説明図であり、図5(D)は球出口の周辺の拡大図である。図6は図4および図5に示す部分の縦断面を右側から見た説明図である。図6(A)は排出球が入賞部材に入賞する場合の流下経路を示す説明図であり、図6(B)は排出球が入賞しない場合の流下経路を示す説明図である。図7は図4および図5に示す各状態を説明するための部分断面図である。図7(A)は流下球と排出球が衝突する直前の状態を示す説明図であり、図7(B)は図5(A)に対応する断面図であり、図7(C)は図4(C)に対応する断面図であり、図7(D)〜(F)は流下球と衝突しないで入賞しない場合の排出球の流下経路を示す断面図である。
図7に示すように、傾斜誘導部3の上り方向側の上端3bは、球出口8よりも後方に位置しており、入賞口12cと同じ高さに設定されている。傾斜誘導部3の下り方向側の下端3cは、球出口8の下縁よりも下方に位置している。また、入賞口12cよりも低く、かつ、受入口12aの下部開口面よりも高い位置に設定されている。つまり、傾斜誘導部3の下端3cは、受入口12aの内部空間に露出しており、傾斜誘導部3の傾斜面は、受入口12aの内部空間に連続している。従って、図4(A)に示すように、球出口8から排出された排出球P1は、傾斜誘導部3を転動し、受入口12aの内壁12bに衝突するため、入賞口12cから飛び出すことなく、確実に入賞口12cに入賞する。
また、図5(A)および図7(B)に示すように、傾斜誘導部3は、その斜面を転動する排出球P1の前部が球出口8から遊技領域20aへ露出したと同時に、排出球P1が傾斜誘導部3の上を転動開始するように形成されている。また、排出球P1が傾斜誘導部3を転動開始した直後に排出球P1(中心C1は傾斜誘導部3の上端3bおよび入賞口12cよりも上方に位置している)の下部が入賞口12cよりも低い位置になるように形成されている。このとき、排出球P1の下部の一部は、傾斜誘導部3、その側壁3aおよび受入口12aの内壁12b(図5(D))によって囲まれ、それらの何れかに当接した状態になる。この状態を受入口12aの側方から見ると、排出球P1の一部が内壁12bに隠れている。
つまり、排出球P1が傾斜誘導部3を転動し、球出口8から遊技領域20aへ露出した直後に排出球P1の下部の一部が入賞口12cを通過し、受入口12aに埋没するように構成されている。
つまり、傾斜誘導部3は、排出球P1が球出口8から遊技領域20aへ露出してから、少なくとも中心C1が入賞口12cよりも低い位置に移動するときまでは、排出球P1が傾斜誘導部3の上を転動するように形成されている。このとき、排出球P1の下部の一部は、傾斜誘導部3、その側壁3aおよび受入口12aの内壁12b(図5(D))によって囲まれた状態になり、図7(B)に示す状態のときよりも、受入口12aに深く埋没した状態になる。
従って、図4(C)、図5(A)および図7(B),(C)に示すように、球出口8から露出した排出球P1に流下球P2が衝突した場合であっても、その衝撃力は、排出球P1を介して傾斜誘導部3、その側壁3aおよび受入口12aの内壁12bによって吸収されるため、排出球P1の動きが規制され、大きく弾かれることがない。
つまり、排出球P1は、傾斜誘導部3を転動する体勢に入れば、転動途中で流下球P2と衝突した場合であっても、入賞口12cに入賞する可能性が高い。
このため、縦型流下経路10a(図6)から横型流下経路10bへ流下してきた排出球P1は、その辿った流下経路によっては、傾斜誘導部3に向かう流下経路から左右方向にずれ、誘導部10cを辿る可能性がある。
つまり、図4(B)および図7(D)〜(F)に示すように、排出球P1は、誘導部10cを流下して球出口8から排出され、入賞口12cに入賞しない場合もある。
発射レバー23(図1)を操作すると、上受け皿24に収容されていた遊技球が案内レール42に沿って遊技領域20aへ案内される。そして、遊技領域20aを流下する遊技球がセンターケース30の球取込口35(図3)からハウジング31の内部に取込まれると、その遊技球は、上枠31a内部の横ワープルートを流下して縦枠31b内部の縦ワープルートを流下し、縦枠31bの球排出口36から第1ステージ部31d上へ排出され、第1ステージ部31d上を転動し、落下部31hから第2ステージ部31e上へ落下し、第2ステージ部31e上を転動し、球入口37から再びハウジング31の内部へ入る(図6)。
そして、ハウジング31の内部へ入った遊技球P1は、流下経路10を流下し、傾斜誘導部3を転動して入賞口12cに入賞する。また、誘導部10cを転動して入賞口12cに入賞しないで遊技領域20aを流下する場合もある。さらに、傾斜誘導部3を転動しているときに流下球P2と衝突しても入賞口12cに入賞する場合もあり、あるいは、弾かれて入賞口12cに入賞しない場合もある。入賞口12cに入賞した排出球P1は、始動入賞装置13の開閉翼片13a間を流下し、取込口13bから遊技盤20の裏側へ流下し、検出スイッチ40により検出される。
また、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過すると、図柄表示装置32が普通図柄の変動表示を開始し、当り普通図柄が停止表示されると、始動入賞装置13の左右の開閉翼片13aが開放し、前方入賞領域9aの入賞領域が拡大される。開放した開閉翼片13aから入賞した遊技球は、取込口13bから遊技盤20の裏側へ流下し、検出スイッチ40により検出される。普通図柄の変動中に遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した場合は、その通過に基づく普通図柄の変動表示は保留され、現在行われている普通図柄の変動表示が終了した後に、保留されている変動表示が行われる。その保留されている数(以下、普通図柄始動記憶数という)は、センターケース30に設けられた普通図柄始動記憶数表示装置34により表示される。この実施形態では、普通図柄始動記憶数の上限は4個である。また、普通図柄始動記憶数表示装置34は、LEDを内蔵した4個のランプにより構成されており、そのランプの点灯数により普通図柄始動記憶数を表示する。
(1)以上のように、上述の第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、ハウジング31の球取込口35からハウジング31の内部に取込まれた排出球P1が、球出口8の直下の入賞口12cへ向かう経路から外れないように排出球P1の動きを規制する傾斜誘導部3を備えるため、ハウジング31に取込まれた排出球P1が入賞口12cに入賞する確実性を高めることができる。
つまり、排出球P1は流下球P2と衝突して弾かれたときに、受入口12aを形成する内壁3aに衝突することにより、その動きが規制されるため、入賞口12cに入賞する可能性が高くなる。
次に、この発明の第2実施形態について図8ないし図11を参照して説明する。この実施形態のパチンコ機は、第1実施形態の傾斜誘導部3に代えて溝誘導部を使用したことを特徴とする。
図8は球出口8の周辺を拡大して示す説明図である。図8(A)は排出球が入賞部材に入賞した様子を示す説明図であり、図8(B)は排出球が入賞しない場合の流下経路を示す説明図であり、図8(C)は入賞口に入賞しかけた排出球と、流下球とが衝突した様子を示す説明図であり、図8(D)は図8(C)に示す状態の後に排出球だけが入賞部材に入賞した様子を示す説明図である。図9は球出口8の周辺を拡大して示す説明図である。図9(A)は入賞口に入賞しかけた排出球に流下球が衝突した様子を示す説明図であり、図9(B)は図9(A)に示す状態の後に排出球だけが入賞部材に入賞した様子を示す説明図であり、図9(C)は流下球に衝突された排出球が傾斜溝部を逆流した後に非入賞となる場合の説明図であり、図9(D)は球出口の周辺の拡大図である。図10は図8および図9に示す部分の縦断面を右側から見た説明図である。図10(A)は排出球が入賞部材に入賞する場合の流下経路を示す説明図であり、図10(B)は排出球が入賞しない場合の流下経路を示す説明図である。図11は図8および図9に示す各状態を説明するための部分断面図である。図11(A)は流下球と排出球が衝突する直前の状態を示す説明図であり、図11(B),(C)は図9(A)に対応する断面図であり、図11(D)〜(F)は流下球と衝突しないで入賞しない場合の排出球の流下経路を示す断面図である。
なお、この実施形態のパチンコ機は、球出口8の周辺構造以外は、第1実施形態のパチンコ機1と同じ構成および機能であるため、同じ部分の説明を簡略化または省略し、同じ構成については同じ符号を用いる。
つまり、溝誘導部5は、横型流下経路10bの底部を浅い深さの溝状に削った形状に形成されている。
従って、図8(A)に示すように、横型流下経路10bを流下する遊技球のうち、溝誘導部5の内部を転動する遊技球は、転動途中で軌道が左右にずれた場合でも、溝側部5bに接触することにより軌道修正されるため、溝誘導部5に沿って転動し、高い確率で入賞口12cに入賞する。
また、排出球P1は、流下球P2との衝突時の衝撃力の大きさや衝突方向によっては、図9(C)に示すように、溝側部5bから誘導部10cへ上がり、そのまま誘導部10cに沿って転動し、入賞口12cに入賞しない可能性もある。
また、図8(C)に示すように、球出口8から遊技領域20aへ露出した排出球P1の一部が受入口12aに埋没しているときに、流下球P2が排出球P1に衝突した場合は、排出球P1は、溝側部5bの他に、前端5cおよび受入口12aの内壁12b(図9(D))によって支持されているため、弾かれて入賞口12cから離脱する可能性は殆どなく、図8(D)に示すように、略確実に入賞口12cに入賞する。
さらに、排出球P1は、横型流下経路10bを流下するときの流下経路によっては、図8(B)および図11(D)〜(F)に示すように、溝誘導部5に流入しないで誘導部10cに沿って流下し、入賞口12cに入賞しない場合もある。
(1)以上のように、上記第2実施形態のパチンコ機1を使用すれば、ハウジング31の球取込口35からハウジング31の内部に取込まれた排出球P1が、球出口8の直下の入賞口12cへ向かう経路から外れないように排出球P1の動きを規制する溝誘導部5を備えるため、ハウジング31に取込まれた排出球P1が入賞口12cに入賞する確実性を高めることができる。
つまり、排出球P1は流下球P2と衝突して弾かれたときに、受入口12aを形成する内壁3aに衝突することにより、その動きが規制されるため、入賞口12cに入賞する可能性が高くなる。
(1)第1実施形態では、排出球P1が傾斜誘導部3を転動開始したときには既に球出口8から遊技領域20aへ露出するように傾斜誘導部3を構成したが、傾斜誘導部3の上端3bの位置をもっと後方に設定し、排出球P1が傾斜誘導部3を転動している途中で球出口8から遊技領域20aへ露出するように構成することもできる。
Claims (9)
- 遊技盤と、
この遊技盤の遊技領域に設けられており、前記遊技領域を流下する遊技球を受入れるための開口部が設けられたハウジングと、
前記遊技領域内に開口しており、前記開口部から前記ハウジングの内部に受入れられた遊技球を前記遊技領域へ排出する排出口と、
前記遊技領域を流下した遊技球(以下、流下球という)を受入れ可能な受入口を前記排出口の直下に有する受入部材と、
前記流下球と、前記排出口から前記遊技領域へ少なくとも一部が露出した遊技球(以下、排出球という)とが衝突した際に、前記排出球が前記受入口へ向かう経路から外れないように前記排出球の動きを規制する規制手段と、
を備えたことを特徴とするパチンコ機。 - 前記規制手段は、前記排出口の後方の下部から前記受入口に向けて下り勾配に形成された傾斜部であり、その傾斜部を転動する前記排出球と前記流下球とが衝突した際に、その衝突による衝撃力が前記傾斜部に加わるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記規制手段は、前記排出口の後方の下部から前記受入口に向けて下り勾配に形成された溝であり、その溝に沿って転動する前記排出球と前記流下球とが衝突した際に、その衝突による衝撃力が前記溝を構成する部分に加わるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記規制手段は、前記規制手段に沿って転動している前記排出球が、前記流下球と衝突した際に前記規制手段の上り方向側の上端を超えない勾配に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のパチンコ機。
- 前記規制手段は、前記規制手段に沿って転動している前記排出球が、前記流下球と衝突した際に前記規制手段の上り方向側の上端を超えることが可能な勾配に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のパチンコ機。
- 前記規制手段の下り方向側の下端が、前記受入口の内部に露出していることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1つに記載のパチンコ機。
- 前記規制手段は、前記流下球と前記排出球とが衝突した際に、前記排出球に当接することにより、前記排出球の動きを規制するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記規制手段が設けられていない部分には、前記規制手段に沿って転動しない前記排出球を前記排出口から前記受入口のない遊技領域へ排出するように誘導する誘導部が備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載のパチンコ機。
- 前記受入口を形成する壁が前記規制手段の一部を構成しており、
前記排出球は前記排出口から露出したときに、少なくともその一部が前記受入口の内部に入り込んだ状態になり、受入口の側方から見て前記排出球の一部が前記壁に隠れるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載のパチンコ機。
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