JP2006230181A - 三相整流回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで力率が改善され高調波電流を低減させることが可能な三相整流回路を提供する。
【解決手段】三相の各線間毎に設けられた三つの単相整流器4A,4B,4Cと、前記三相の各線間毎に設けられた三つの力率改善回路2A〜2F,3A〜3Cとを備え、前記単相整流器のP側及びN側の出力部は、それぞれ他の前記単相整流器のP側及びN側の出力部と共通に接続され、前記単相整流器のP側及びN側の出力部の間には、コンデンサ5が接続され、前記力率改善回路は、相電圧VR,VS,VTと同位相の相電流IR,IS,ITが二つの線間電流IRS、IRT,ISR,IST,ITR,ITSの和として生成されるように前記線間電流を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、三相整流回路に関する。
交流を直流に変換する技術としては、ダイオード整流器があるが、力率が低いという問題や、大きな高調波電流が発生し、高調波電流が、同じ電源に接続される機器に悪影響を与えるという問題がある。この高調波電流の問題に関しては、定格電流16Aまでの機器に対して、IEC61002−3−2で規制値が定められている。以上のような背景から、対策回路が提案されている。
特開平2−106171号公報(特許文献1)には、直流に1個スイッチング素子を接続し、一定幅の高周波でスイッチングし、電流の包絡線を電源電圧波形に近付けることで、高調波を低減させる方法が記載されている。PWMコンバータ(特許文献2)は、コンバータの電圧を入力電圧に対し、遅れ位相の正弦波にすることで、リアクトル電流を力率1に制御し、また、高調波を低減させる方法である。
しかし、上記特許文献1の技術は、回路は簡単であるが、リアクトル電流が断続する範囲を超えると急に高調波が増加するという問題があり、比較的小容量の電力変換に適用される。また、PWMコンバータは、高調波の発生はないが、スイッチング素子数が多く、電流検出が必要であり、直流に直列にスイッチング素子が接続される為にスイッチング素子のデッドタイムの制御が必要となり、コストが高いという問題がある。
特開平2−106171号公報 特開平8−331860号公報
低コストで力率が改善され高調波電流を低減させることが可能な三相整流回路が望まれている。
本発明の目的は、低コストで力率が改善され高調波電流を低減させることが可能な三相整流回路を提供することである。
本発明の三相整流回路は、三相の各線間毎に設けられた三つの単相整流器と、前記三相の各線間毎に設けられた三つの力率改善回路とを備え、前記単相整流器のP側及びN側の出力部は、それぞれ他の前記単相整流器のP側及びN側の出力部と共通に接続され、前記単相整流器のP側及びN側の出力部の間には、コンデンサが接続され、前記力率改善回路は、相電圧と同位相の相電流が二つの線間電流の和として生成されるように前記線間電流を制御することを特徴としている。力率が改善する低コストな三相電源が提供可能となる。
本発明の三相整流回路において、前記力率改善回路は、前記単相整流器の入力側又は出力側の二相のそれぞれに接続されたリアクトルと、前記単相整流器の入力側又は出力側の二相間に接続された双方向スイッチとを備えていることを特徴としている。力率が改善する低コストな三相電源が提供可能となる。
本発明の三相整流回路において、前記リアクトルを流れる電流がそれぞれ前記三相電源の線間電圧と同位相になるように前記双方向スイッチをスイッチングする制御部を備えていることを特徴としている。力率が改善する低コストな三相電源が提供可能となる。
本発明の三相整流回路において、前記制御部は、三角波の信号と、リファレンス信号との比較結果に基づいて、前記双方向スイッチをスイッチングし、前記リファレンス信号は、直流電圧の設定値と前記三相整流回路から出力される直流電圧に基づいて生成される第1リファレンス信号と、前記三相電源の線間電圧に基づいて生成される第2リファレンス信号のうちいずれか大きい方の信号として生成されることを特徴としている。力率が改善する低コストな三相電源が提供可能となり、更に、大容量コンバータにも適用が可能となる。
本発明の三相整流回路において、前記第2リファレンス信号は、前記三相電源の線間電圧に対して、位相が遅れた信号であることを特徴としている。力率が改善する低コストな三相電源が提供可能となり、また、大容量コンバータにも適用が可能となり、更に、より正弦波に近い信号が提供可能となる。
本発明の三相整流回路において、前記制御部は、前記三相整流回路から出力される直流電圧に比例した三角波の信号を発生する三角波信号発生手段と、前記三相整流回路から出力される直流電圧に基づいて、直流の制御信号を生成する直流制御信号発生手段と、前記三相電源の線間電圧の絶対値を発生させる線間電圧絶対値発生手段と、前記制御信号と前記線間電圧の絶対値のレベルが高い方をリファレンス信号として出力するリファレンス信号発生手段と、前記三角波の信号よりも前記リファレンス信号のレベルが低いときに前記双方向スイッチを駆動する駆動信号を発生する駆動信号発生手段とを備えていることを特徴としている。力率が改善する低コストな三相電源が提供可能となる。
本発明の三相整流回路において、前記制御信号発生手段は、予め設定された直流電圧を出力する直流電圧設定器と、前記直流電圧設定器により出力された前記直流電圧と、前記三相整流回路から出力された直流電圧とを演算し、前記演算の結果に基づいて前記制御信号を生成する演算器と、前記三相整流回路に対する運転指令に応答して、前記直流電圧設定器から出力された前記直流電圧が前記演算器に印加するように制御するスイッチとを備えたことを特徴としている。
本発明の三相整流回路において、前記制御信号発生手段には、前記三角波の信号の振幅と概ね同じ電圧値を制限電圧とする電圧制限手段が設けられていることを特徴としている。
本発明の三相整流回路において、第1及び第2の前記リアクトルをそれぞれ流れる電流の和が前記相電圧と同位相の相電流を構成し、かつ前記第1及び第2のリアクトルをそれぞれ流れる電流をそれぞれ前記三相電源の線間電圧から生成するように前記双方向スイッチをスイッチングする制御部を備えていることを特徴としている。リアクトルの容量の低下により低コストが実現可能となり、また、素子容量の低下により低コストが実現可能となる。
本発明の三相整流回路において、前記第1及び第2のリアクトルをそれぞれ流れる電流の波形は、いずれも前記相電流の波形の一部を構成していることを特徴としている。リアクトルの容量の低下により低コストが実現可能となり、また、より小さな線間電流が生成可能となる。
本発明の三相整流回路において、前記第1及び第2のリアクトルをそれぞれ流れる電流は、互いに60°位相がずれていることを特徴としている。リアクトルの容量の低下により低コストが実現可能となり、また、より小さな線間電流の生成を容易にすることができる。
本発明の三相整流回路において、前記制御部は、前記線間電圧に基づいて設定されるヒステリシス幅に、前記単相整流器の入力側を流れる電流が入っているときに前記双方向スイッチを駆動する駆動信号を出力することを特徴としている。更に、簡単な構成で実現可能となる。
本発明の三相整流回路によれば、低コストで力率が改善され高調波電流を低減させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の三相整流回路の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の三相整流回路の回路図である。図1において、符号1A、1B、1Cは、それぞれR相、S相、T相の三相電源である。同様に、符号2A〜2Fはリアクトル、3A〜3Cは双方向スイッチ、4A〜4Cは単相整流器、5は平滑用コンデンサ、6は負荷、7は直流電圧検出器、8A〜8Cは線間電圧検出器、9は掛け算器、10は三角波発生器、11は減算器、12は直流電圧設定器、13は調節器、14A〜14Cは絶対値演算器、15A〜15Cは移相器、16A〜16Fのうち(16A、16B)(16C、16D)(16E、16F)が対となって構成される優先回路、17A〜17Cはコンパレータをそれぞれ示している。
リアクトル2A,2B及び双方向スイッチ3Aは、力率改善手段を構成している。同様に、リアクトル2C,2D及び双方向スイッチ3Bと、リアクトル2E,2F及び双方向スイッチ3Cは、それぞれ、力率改善手段を構成している。
また図1において、符号VRはR相電圧を示し、VSはS相電圧を示し、VTはT相電圧を示している。同様に、符号IRはR相電流、ISはS相電流、ITはT相電流、IRSはリアクトル2Aの電流、ISRはリアクトル2Bの電流、ISTはリアクトル2Cの電流、ITSはリアクトル2Dの電流、ITRはリアクトル2Eの電流、IRTはリアクトル2Fの電流、CARRIERは搬送波、REF1は第1リファレンス信号、REF2は第2リファレンス信号、REFはリファレンス信号、PULSEは駆動パルス信号をそれぞれ示している。
図2は、線間電流と相電流のベクトル図である。
図3は、相電圧波形と線間電圧波形を示す図である。図3において、符号VRSはRS線間電圧、VSTはST線間電圧、VTRはTR線間電圧をそれぞれ示している。
図4の上図の符号VRSはRS線間電圧、AはRS線間電流、下図のVTRはTR線間電圧、BはTR線間電流をそれぞれ示している。
図5は、図4の線間電流で生成される相電流(A+B)を示している。
本実施形態では、図1に示すように、単相整流回路4A〜4Cが三相(R相、S相、T相)の線間にそれぞれに設けられている。単相整流回路4A〜4Cは、その単相整流回路4A〜4Cが設けられた各相の整流を行うことで、全体として三相整流が行われるようになっている。
以下では、R相を例にとり説明する(S相、T相は、R相と同様であるため、説明を省略する)。上記のように、力率を1にするためには、R相において、相電圧VRと同じ位相の相電流IRが生成されることが求められる。また、高調波の少ない電流波形が求められる。
図2に示すように、IR=IRS+IRTである。ここで、同図に示すように、IRSは、線間電圧VRSと同じ位相の電流として得られる。同様に、IRTは、線間電圧VTRと逆位相の電流として得られる。このように、線間電圧VRSと同じ位相の電流として得られた線間電流IRSと、線間電圧VTRと逆位相の電流として得られた線間電流IRTの和により、相電圧VRと同じ位相の相電流IRが求められる。本実施形態では、線間電流IRSの波形を線間電圧VRSと同じ位相の正弦波として生成し、同様に、線間電流IRTの波形を線間電圧VTRと逆位相の正弦波として生成する。
本実施形態では、上記のように、それぞれが単相整流器4A〜4Cを有する単相回路(例えばR相)において、それぞれ線間電圧の一方(例えばVRS)と同じ位相の線間電流(例えばIRS)と、他方(例えばVTR)と逆位相の線間電流(例えばIRT)の和として、相電圧(例えばVR)と同じ位相の相電流(例えばIR)を求めるようにしている。
図1に示すように、主回路は、三相電源1A,1B,1Cの線間に、リアクトル(2A、2B)(2C、2D)(2E、2F)を接続し、リアクトル(2A、2B)(2C、2D)(2E、2F)の他端間に、双方向スイッチ3A,3B,3Cと、単相整流器4A,4B,4Cを接続し、単相整流器4A,4B,4Cの直流側を並列にし、平滑コンデンサ5と負荷6が接続される構成である。単相整流器4A,4B,4Cは、三相の各相毎に設けられ、各単相整流器4A,4B,4Cの入力側の一方は、ある一の相に接続され、同入力側の他方は他の相に接続されている。単相整流器4A,4B,4Cの出力側のP側、N側出力部は互いに共通に接続され、同P側、N側出力部の間にコンデンサ5が接続されている。
制御回路は次の構成である。搬送波(CARRIER)は、直流電圧検出器7で検出された直流電圧と、三角波発生器10の出力が掛算器9で演算されて、直流電圧の振幅に比例した三角波として生成される。リファレンスは、第1リファレンス信号REF1及び第2リファレンス信号REF2の2種類である。第1リファレンス信号REF1は、減算器11において、検出器7で検出された直流電圧と、直流電圧設定器12の出力の偏差が求められ、その偏差が調節器13を経て得られる値である。第1リファレンス信号REF1は、ダイオード16A,16C,16Eに入力される。
第2リファレンス信号REF2は、検出器8A,8B,8Cで検出された線間電圧VRS,VST,VTRが、絶対値演算器14A,14B,14Cにおいて全波整流され、移相器15A,15B,15Cを経て得られる値である。第2リファレンス信号REF2は、ダイオード16B,16D,16Fに入力される。
第1リファレンス信号REF1と第2リファレンス信号REF2の大きい方{(ダイオード16A,16B)(ダイオード16C、16D)(ダイオード16E、16F)の入力の大きい方}がリファレンス信号(制御信号)REFとされる。コンパレータ17A,17B,17Cにて、制御信号REFと、搬送波(CARRIER)とが比較され、コンパレータ17A,17B,17Cからは、その比較結果を示すパルス信号PULSE(1,0)が出力される。そのパルス信号PULSE(1,0)は、双方向スイッチ3A,3B,3Cの駆動信号とされ、パルス信号PULSEが1すなわちONのときそれぞれの双方向スイッチはON、0すなわちOFFのときそれぞれの双方向スイッチはOFFとなる。
電流のベクトル図を図2に示す。同図に示すように、IR=IRS+IRT,IS=ISR+IST,IT=ITS+ITR,また、IRS=−ISR,IST=−ITS,ITR=−IRTの関係がある。
一方、IRSとIRTがIRを挟んで対称の関係にあるとき、IRは相電圧VRと同位相となる。この関係がISとVS、ITとVTの間にも成立する必要があり、IRS(−ISR)、IST(−ITS)、ITR(−IRT)がそれぞれ線間電圧VRS、VST、VTRと同位相にある場合に成立する。従って、IRS(−ISR)、IST(−ITS)、ITR(−IRT)を線間電圧VRS、VST、VTRと同位相であって、IRSとIRT(−ITR)、ISTとISR(−IRS)、ITRとITS(−IST)をベクトル合成した波形がそれぞれ正弦波になるように、IRS(−ISR)、IST(−ITS)、ITR(−IRT)を生成することによって力率1で高調波の少ない波形とすることができる。
図3〜図5は、この波形の作り方の一つの方法を説明する図である。
図3の上図は、三相相電圧VR,VS,VTの波形を示し、下図は3線間電圧VRS,VST,VTRの波形を示している。
本実施形態では、図4に示すように、RS間の線間電流A(IRS)をRS間の線間電圧VRSの波形と同位相の正弦波形として生成するとともに、TR間の線間電流b(ITR)をTR間の線間電圧VTRの波形と同位相の正弦波形として生成する。図1の回路は、線間電圧(VRS,VTR)とそれぞれ同位相の線間電流(IRS,ITR)を生成する構成とされている。
上記のように、線間電圧(VRS,VTR)とそれぞれ同位相の線間電流(IRS,ITR)が生成されることにより、図5に示すように、それらの線間電流(A+B)が合成されることによって得られる相電流IRは、R相電圧と同相の正弦波形となる(図3のVR参照)。なお、図5において、線間電流Bは上記の線間電流b(ITR)の位相を反転させたもの(IRT)で、この線間電流Bと上記線間電流A(IRS)とを合成させる。また、図5に示すように、線間電流IRS(符号A)は、相電流(IR)に対して30°位相が進んでおり、線間電流IRT(符号B)は、相電流(IR)に対して30°位相が遅れている。
次に、第1実施形態の動作を図8〜図18及び図22〜図24を参照して説明する。
軽負荷のとき(負荷6の抵抗値が大きいとき)は、図8に示すように、電圧偏差に基づいて生成される第1リファレンス信号REF1は、電源電圧の検出値から生成される第2リファレンス信号REF2より高く、その結果、図9に示すように、リファレンス信号REF=第1リファレンス信号REF1となり、双方向スイッチ3A〜3Cの駆動信号となるパルス信号PULSEは、上記リファレンス信号REFと搬送波CARRIERが入力されるコンパレータ17A,17B,17Cの出力として生成され、搬送波CARRIERの振幅値がREF値より大きい場合ONとなる。図22は、図9の一部を拡大した図である。図22において、上述したように、搬送波CARRIERの振幅値がREF値より大きい期間でパルス信号PULSEがONとなる。このとき、図9に示すように、搬送波CARRIERの振幅値がREFより大きい期間が短いため、パルス信号PULSEのパルス幅は小さい(双方向スイッチ3A〜3CがONする時間が短い)。このことから、図10に示すように、リアクトル電流は断続波形となり、その包絡線は電源電圧波形の正弦波形であり、高調波は少ない。ここで、断続波形とは、パルス信号PULSEがOFFとなって電流値が下がったときに、次にパルス信号PULSEがONになるまでの期間が充分あるため電流値が一旦ゼロに戻り、その後のパルス信号PULSEのONにより、電流値が再度ゼロから立ち上がることをいう。
図11は、図8の場合に比べて負荷が重く(負荷6の抵抗値が小さく)なり、第1リファレンス信号REF1が第2リファレンス信号REF2の頂点と等しくなったときを示しており、図12は、このときのリファレンス信号REFと搬送波CARRIER、パルス信号PULSEを示している。図23は、図12の一部を拡大した図である。図23のPULSE幅は、図22のPULSE幅よりも広くなっている。この場合、図13に示すように、リアクトル電流は、まだ、断続波形で高調波は少ない。
図14は、図11の場合に比べてさらに負荷が重く(負荷6の抵抗値がさらに小さく)なり、第1リファレンス信号REF1が第2リファレンス信号REF2の頂点より低くなった場合を示しており、図15は、その場合において仮に第1リファレンス信号REF1をリファレンス信号REFとした(第2リファレンス信号REF2を0、即ち第2リファレンス信号REF2がないとした)ときの電流波形である。パルス信号PULSEがONとなるパルス幅が図8、図14の場合に比べて大きいため、リアクトル電流に連続部分(パルス信号PULSEがOFFになっても電流値がゼロに戻らないままパルス信号PULSEがONとなり電流値が立ち上がること)が発生し、この部分の電流は、急激に大きくなり、波形が正弦波から離れひずむため高調波が大きくなる。
この図15に示す現象は、上記特許文献1の技術の問題に対応している。即ち、上記特許文献1の技術では、リアクトル電流が断続する範囲を超えると、図15と同様に急激に高調波が増加するため、小容量までしか適用できないという問題があった。換言すれば、上記特許文献1の技術では、図10及び図13に示すように、リアクトル電流が断続する(電流値がゼロに戻る)程度の小さな電流しか流すことができず、大電流を流すと高調波が大きくなるという問題があった。
それに対し、本実施形態では、第1リファレンス信号REF1が第2リファレンス信号REF2より低くなったときには、第2リファレンス信号REF2をリファレンス信号REFとする方法を採用する。図16は、この方法が用いられた場合の、リファレンス信号REFと搬送波CARRIER、及びパルス信号PULSEを示している。図24は、図16の一部を拡大する図である。図14、図16及び図24に示すように、第2リファレンス信号REF2があることで、パルス信号PULSEのパルス幅が所定値以上大きくならないように制限されている。図24において、PULSE幅は、t1>t2>t3の関係となっている。図17は、このときの電流波形である。リアクトル電流は、連続部分が発生しても電流値が急に増加することはなく、ひずむことが抑制される。このように、本実施形態では、特開平2-106171号公報の技術の問題が解決されている。
図17は、移相器15Aの位相遅れが0°のときの電流波形を示している。これに対し、図18は、移相器15Aの遅れを3°としたとき電流波形を示している。図18では、電流波形が、より正弦波に近づけられている。
これは、PWM方式で位相をずらすことで電流をとる原理と同じである。PWM方式と違う点は、PWM方式が、原理上、全周期に亘って位相差のみでの運転の為、リアクトル電流が連続であること(電流がゼロに戻らない。よって、制御系ではリアクトル電流が分らない)が条件となっており、電流の偏りを生じそれを補正するため、電流検出が必要であるに対し、本方式では、リアクトル電流に連続する部分もあるものの、第1リファレンス信号REF1によって、1周期に必ず2回断続モードがある(電流がゼロに戻る)ため、リアクトル電流の偏りがなくなり、電流検出が不要となる点である。また、高調波も電源の位相差を利用する方法であるので高調波は少なくなる。図17と図18の電流波形では、高調波の多さは同じであるが、図18の電流波形の方が電流をより多くとることができる。
以上述べたように、第1実施形態の三相整流器は、単相整流器4A〜4Cの入力側の二相間にスイッチ3A〜3Cが接続されるとともに前記入力側の二相のそれぞれにリアクトル2A〜2Fの一端部が接続されてなる単相整流回路が三組設けられ、三組の前記単相整流器の前記入力側の二相にそれぞれ接続された前記リアクトルの他端部は、三相電源1A〜1Cの三組の線間にそれぞれ接続され、前記三組の単相整流器の出力側のP側とN側がそれぞれ共通に接続され、前記単相整流器の出力側のP側とN側間にコンデンサが接続されている構成である。
本実施形態では、前記三相整流回路において、前記三組の単相整流回路の電流が、それぞれ線間電圧と同位相となるように制御する制御部を備えている。
上記のように、三相の各相毎に設けられた単相整流器4A,4B,4Cの上記力率改善手段の双方向スイッチ3A,3B,3Cは、線間電流(例えばR相であれば、IRTとIRS)の和が相電圧(例えばVR)と同位相の正弦波の相電流(例えばIR)となるようにスイッチングされる。単相整流器4A,4B,4C及びその上記力率改善手段が三相のそれぞれに設けられ、他の相の影響を受けることなく、各相毎に独立して線間電流(例えばR相であれば、IRTとIRS)を生成すれば、相電圧(例えばVR)と同位相の正弦波の相電流(例えばIR)が得られる。本実施形態では、上記のような線間電流(例えばR相であれば、IRTとIRS)は、線間電圧(例えばVRT(−VTR)とVRS)と同位相の正弦波として生成すればよい。
上記特許文献1の方式が小容量までしか適用できなかったのに対して、本実施形態の三相整流回路では、大容量まで拡大できるという効果がある。また、PWM方式と比較すると、本実施形態の制御回路では、電流検出が不要であり、デッドタイムの制御が不要であるという効果がある。また、本実施形態の主回路では、素子の個数を1/2にすることができ、また、素子の電流定格を1/√3にすることができる。また、リアクトルの容量は、1/√3にすることができ、リアクトルの個数はPWM方式の2倍であるが、リアクトル容量は、電流定格の2乗となるため、トータル容量は[(1/√3)2×6]/3=2/3となる。
以上のことから、本実施形態では、従来、PWM方式でしか実現できなかった大きな容量にまで、低コストで高調波を減少させることができる。
また、大容量になると、リアクトルのコストが高価になり、回路全体のコストに対してリアクトルのコストが支配的になるが、上記のことから回路全体としても低コストが実現される。
(第2実施形態)
次に、図1、図25〜図29を参照して、第2実施形態について説明する。
第2実施形態において、上記第1実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
第2実施形態は、上記第1実施形態を更に改善したものである。まず、第2実施形態において改善すべき点について図1を参照して説明する。
図1の回路が停止中であるとき、直流電圧検出器7の出力電圧は0Vに近い値である。そのため、図1の回路の運転開始時は、直流電圧検出器7の出力電圧は0Vから出発する。このことから、調節器13の出力である第1リファレンス信号REF1の値は、マイナスの値か、又はゼロクランプされていれば0の値となる。そのため、第2リファレンス信号REF2がリファレンス信号REFとなる。この場合、正弦波の第2リファレンス信号REF2のうち値が小さいときには駆動パルス信号PULSEのパルス幅が大きくなり、双方向スイッチがONとなる時間が長くなることから、電流値及び直流電圧値が大きくなる。これにより、過大突入電流が発生し、直流電圧が過電圧となり、使用部品の定格を超える場合、不具合が発生する。以下、図25を参照してより具体的に説明する。
図25は、図1の減算器11、直流電圧設定器12及び調節器13を具体的なハードウェアで構成したときの図である。図25において、符号101は直流電圧設定器、102〜104は抵抗器、105はコンデンサ、106はオペアンプを示している。図1の回路では、直流電圧検出器7で検出された値が+、直流電圧設定器12により設定された値が−として加算しているのに対して、図25では、オペアンプ106によって、入出力極性が反転されるため、一般的に構成されるように、直流電圧検出器7により検出された値を−、直流電圧設定器101により設定された値を+として加算している。
図25の回路では、停止時に直流電圧設定器101により設定された電圧(正の値)は、直流電圧検出器7により検出された電圧(0V)よりも大きいため、オペアンプ106の出力(REF1)は−側に振れることになる。この状態で起動させると、図1において、第2リファレンス信号REF2がリファレンス信号REFとなるため、上記のように、駆動パルス信号PULSEのパルス幅が広くなり、過大な電流が流れることとなる。これが第2実施形態において、改善すべき点である。
次に、図26を参照して、第2実施形態について説明する。
図26において、図25と同じ回路要素には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。図26において図25との相違点は、直流電圧設定器101と抵抗器103の間に、スイッチ201が追加されている点と、オペアンプ106の入出力間に抵抗器104及びコンデンサ105と並列にツェナーダイオード202が追加されている点である。
スイッチ201は、運転指令が出力されたときにONとされる。ツェナーダイオード202は、ツェナー電圧が搬送波CARRIEIRの振幅に略等しい値のものが使用される。
第2実施形態(図26)では、停止時にはスイッチ201がOFFであるため、オペアンプ106の入力は、直流電圧検出器7により検出された負の値だけとなるため、オペアンプ106の出力は反転増幅されて+側に振れる。運転指令によりスイッチ201がONとなり、直流電圧検出器7により検出された直流電圧と、直流電圧設定器101により設定された直流電圧が加算されてオペアンプ106に入力され、調節動作が開始される。
図26の回路によれば、停止時はオペアンプ106の出力(第1リファレンス信号REF1)は、+電圧の状態にあり、起動と同時に調節動作を開始することになる。この場合、起動と同時に、第1リファレンス信号REF1がリファレンス信号REFとなり、駆動パルス信号PULSEのパルス幅は最小値から出発するため、過大突入電流の発生、及び過電圧は発生しない。
図27は、本実施形態の動作をプログラムで実行させるための動作手順を示したフローチャートである。回路が停止中のとき(ステップS1−Y)には、第1リファレンス信号REF1を搬送波CARRIERの上限値以上の値とする(ステップS2)。一方、運転指令が出力されて運転が開始される時(ステップS1−N)には、停止中の第1リファレンス信号REF1を初期値として使う(ステップS3)。
仮にツェナーダイオード202がない場合には、第1リファレンス信号REF1は、オペアンプ106の電源電圧まで振れる。即ち、例えばオペアンプ106の電源電圧が12Vである場合、第1リファレンス信号REF1は最初12Vから下がり始めることになる。搬送波CARRIERの振幅が例えば7.5Vである場合、第1リファレンス信号REF1が12Vから7.5Vまで下がるまでは、駆動パルス信号PULSEは出力されない。
ツェナーダイオード202のツェナー電圧が搬送波CARRIERの振幅と同じ値(例えば7.5V)である場合、第1リファレンス信号REF1は、最初その7.5Vから下がり始めることになり、直ちに駆動パルス信号PULSEが出力される。即ち、ツェナーダイオード202がない場合に比べて、第1リファレンス信号REF1が12Vから7.5Vまで下がるまでの時間を稼ぐことができる。これにより、運転指令が出力されてから実際に運転(調節動作)が開始されるまでの時間が短くなり、応答性が向上する。
次に、図28及び図29を参照して、第2実施形態の効果について説明する。
図28は、第2実施形態が採用される前の構成(図25)による効果を示し、図29は、第2実施形態が採用された構成(図26)による効果を示している。
図28に示すように、図25の回路では、運転開始時に、調節器13の出力(第1リファレンス信号REF1)が負の値(又は0)から出発しており、このことから上記の理由により、最初、大電流が流れ、その後次第に定格電流に収まっていくと共に、電圧は最初増加して、その後だんだんと設定電圧に近づいていく。このように、過大突入電流が流れ、直流電圧が過電圧となる不具合が発生する。
図29に示すように、図26の回路では、運転開始時に、調節器13の出力(第1リファレンス信号REF1)が大きな値から出発しており、このことから上記の理由により、最初、小電流が流れ、その後次第に定格電流に上がっていくと共に、電圧は最初小さな値であり、その後だんだんと上昇する。このように、図26の回路では、突入電流や過電圧の問題が発生していない。
本実施形態によれば、運転開始時に電圧調節器13の出力(第1リファレンス信号REF1)が最大値(搬送波CARRIERの上限値)から調節動作を開始することにより、起動時に駆動パルス信号PULSEのパルス幅が最小の値から出発することにより、過大突入電流の発生や直流電圧の過電圧の不具合をなくすことができる。なお、本実施形態では、電圧制限手段の一例として、ツェナーダイオードを設けたが、これに代えて、電圧クリップ回路、定電圧回路等を用いることが可能である。
(第3実施形態)
次に、図6、図7、図19〜図21を参照して、第3実施形態について説明する。
第3実施形態において、上記第1実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
第3実施形態では、図6に示すように、線間電圧(例えばR相であればVRS、VTR)に基づいて、線間電流(例えばIRS、IRT)を生成し、図7に示すように、その生成された線間電流の和から、相電圧(例えばVR)と同相で正弦波の相電流(IR)を生成する。以下、具体的に説明する。
図6の上の図において、符号Aは、線間電流IRSの波形を示しており、そのうちのA−1の部分は、R相の電圧の0〜60°までの波形から生成し、A−2の部分はS相の300〜360°までの反転波形から生成し、A−3の部分はR相の180〜240°までの波形から生成し、A−4の部分はS相の120〜180°までの反転波形から生成する。
また、図6の下の図において、符号bは、線間電流ITRの波形を示しており、そのうちのb−1の部分は、T相の電圧の0〜60°までの波形から生成し、b−2の部分はR相の300〜360°までの反転波形から生成し、b−3の部分はT相の180〜240°までの波形から生成し、b−4の部分はR相の120〜180°までの反転波形から生成する。図7に示すように、線間電流IRSとIRT(−ITR)の合成波形(A+B)は、相電圧(例えばVR)と同相で正弦波の相電流IRの波形となる。
上記第1実施形態では、図4に示すように、線間電圧(例えばVRS)と同位相の正弦波の線間電流(例えばIRS)を生成したのに対して、第2実施形態では、図6に示すように、線間電圧(例えばVRS)とピークのタイミングは同じであるが正弦波ではない線間電流(例えばIRS)を生成する。図6及び図7に示すように、合成することで相電流(例えばIR)を生成する二つの線間電流(例えばIRS、IRT)は互いに60°位相がずれている。図7に示すように、二つの線間電流(例えばIRS、IRT)は、それぞれ、相電流(上記例ではIR)の波形の一部を構成している。
次に、図19から図21を参照して、第3実施形態の回路構成及び動作について説明する。図19において、図1と同じ構成要素については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図19において、符号50はゼロクロス検出器、51はパターン発生器、52は掛算器、53はヒステリシスコンパレータ、54は変流器、をそれぞれ示している。図20に示すように、線間電圧検出器8A〜8Cによって、線間電圧が検出されると、ゼロクロス検出器50は、その線間電圧のゼロクロス点を検出することで、線間電圧の位相を検出する。パターン発生器51は、線間電圧検出器8A〜8Cによって検出された線間電圧の波形と、ゼロクロス検出器50によって検出された線間電圧の位相に基づいて、三角形状のパターンを発生する。同図に示すように、パターン発生器51によって発生するパターンは、30〜90°及び210〜270°が線間電圧の正弦波の波形の0〜60°に対応し、90〜150°及び270〜330°が線間電圧の正弦波の波形の120〜180°に対応している。
ヒステリシスコンパレータ53は、図21に示すように、パターン発生器51によって発生されたパターンが掛算器52を経て得られた三角形状のパターン60に対して、所定幅(電流制御範囲)61が設けられてなるヒステリシス幅の中に、変流器54によって検出された電流62が入っているときだけ、双方向スイッチ3A〜3Cを駆動する(オンする)駆動信号を出力する。これにより、図6に示すような線間電流(例えばIRS,ITR)が生成される。
なお、上記においては、パターン発生器51の出力と変流器54の検出値に基づいて、変流器54の検出値が、パターン発生器51の出力通りの波形(図6参照)となるように双方向スイッチ3A〜3Cをスイッチングする方法の一つとして、ヒステリシスコンパレータ53を用いたが、ヒステリシスコンパレータ53に代えて、パターン発生器で発生されたパターンに追従させるようにスイッチングする公知の方法を適用することが可能である。例えば、一定間隔で電流上限値に追従させるやり方でもよい。
また、上記においては、ヒステリシス幅は、線間電圧検出器8A〜8Cによって検出された線間電圧の波形、及びゼロクロス検出器50によって検出された線間電圧の位相に基づいて、パターン発生器51により設定されたが、パターン発生器51に代えて、関数発生器により設定されてもよい。
第3実施形態では、相電流(例えばIR)を線間電流(例えばIRS,IRT)の和として生成するに際して、上記第1実施形態に比べて、より小さな値の線間電流で相電流を生成することができる。上記第1実施形態では、図5に示すように、二つの線間電流(例えばIRS,IRT)が一部において、相電流(例えばIR)に対して正負を打消し合って、相電流(例えばIR)を生成しているのに対して、第2実施形態では、図7に示すように、打消し合うことはないためである。また、電流値が低減できるため、スイッチング素子等の素子のコスト低減にもなる。
上記各実施形態において、力率改善回路(R相では、符号2A,2B,3A)は、単相整流器(R相では、符号4A)の入力側に設けられたが、出力側に設けられてもよい。
本発明による三相整流回路の第1実施形態を示す回路図。 線間電流と相電流のベクトル図。 相電圧波形と線間電圧波形を示す図。 線間電圧波形と線間電流波形を示す図。 本発明による三相整流回路の第1実施形態において、図4の線間電流で生成される相電流の波形を示す図。 本発明による三相整流回路の第3実施形態における、線間電圧波形と線間電流波形を示す図。 本発明による三相整流回路の第3実施形態において、図6の線間電流で生成される相電流の波形を示す図。 軽負荷のときの第1リファレンス信号と第2リファレンス信号と搬送波との関係を示す図。 図8のときのリファレンス信号と搬送波とパルス信号の関係を示す図。 図8のときのリアクトル電流の波形図。 第1リファレンス信号が第2リファレンス信号の頂点と等しいときの搬送波との関係を示す図。 図11のときのリファレンス信号と搬送波とパルス信号の関係を示す図。 図11のときのリアクトル電流の波形図。 第1リファレンス信号が第2リファレンス信号の頂点より低いときの搬送波との関係を示す図。 図14の場合において、第1リファレンス信号をリファレンス信号とした(第2リファレンス信号を0とした)ときのリアクトル電流の波形図。 図14の場合において、第2リファレンス信号をリファレンス信号としたときのリファレンス信号と搬送波、及びパルス信号の関係を示す図。 図16の場合において、移相器の移相遅れが0のときのリアクトル電流の波形図。 図16の場合において、移相器の移相遅れが3°のときのリアクトル電流の波形図。 本発明による三相整流回路の第3実施形態を示す回路図。 本発明による三相整流回路の第3実施形態において、線間電圧検出器とゼロクロス検出器とパターン発生器の各出力の関係を示す図。 本発明による三相整流回路の第3実施形態において、ヒステリシスコンパレータの動作を説明する図。 図9の一部拡大図。 図12の一部拡大図。 図16の一部拡大図。 本発明による三相整流回路の第2実施形態を説明するための回路図。 本発明による三相整流回路の第2実施形態を示す回路図。 本発明による三相整流回路の第2実施形態の動作を説明するためのフローチャート。 本発明による三相整流回路の第2実施形態の効果を説明するためのタイムチャート。 本発明による三相整流回路の第2実施形態の効果を示すタイムチャート。
符号の説明
1A、1B、1C R,S,T相の電源
2A〜2F リアクトル
3A,3B,3C 双方向スイッチ
4A,4B,4C 単相整流器
5 平滑コンデンサ
6 負荷
7 直流電圧検出器
8 線間電圧検出器
9 掛算器
10 三角波発生器
11 減算器
12 直流電圧設定器
13 調節器(PIコントローラ)
14A,14B,14C 絶対値演算器
15A,15B,15C 移相器
16A〜16E 優先回路(ダイオード)
17A,17B,17C コンパレータ

Claims (12)

  1. 三相の各線間毎に設けられた三つの単相整流器と、
    前記三相の各線間毎に設けられた三つの力率改善回路とを備え、
    前記単相整流器のP側及びN側の出力部は、それぞれ他の前記単相整流器のP側及びN側の出力部と共通に接続され、
    前記単相整流器のP側及びN側の出力部の間には、コンデンサが接続され、
    前記力率改善回路は、相電圧と同位相の相電流が二つの線間電流の和として生成されるように前記線間電流を制御する
    ことを特徴とする三相整流回路。
  2. 請求項1記載の三相整流回路において、
    前記力率改善回路は、
    前記単相整流器の入力側又は出力側の二相のそれぞれに接続されたリアクトルと、
    前記単相整流器の入力側又は出力側の二相間に接続された双方向スイッチと
    を備えている
    ことを特徴とする三相整流回路。
  3. 請求項2記載の三相整流回路において、
    前記リアクトルを流れる電流がそれぞれ前記三相電源の線間電圧と同位相になるように前記双方向スイッチをスイッチングする制御部を備えている
    ことを特徴とする三相整流回路。
  4. 請求項3記載の三相整流回路において、
    前記制御部は、三角波の信号と、リファレンス信号との比較結果に基づいて、前記双方向スイッチをスイッチングし、
    前記リファレンス信号は、直流電圧の設定値と前記三相整流回路から出力される直流電圧に基づいて生成される第1リファレンス信号と、前記三相電源の線間電圧に基づいて生成される第2リファレンス信号のうちいずれか大きい方の信号として生成される
    ことを特徴とする三相整流回路。
  5. 請求項4記載の三相整流回路において、
    前記第2リファレンス信号は、前記三相電源の線間電圧に対して、位相が遅れた信号である
    ことを特徴とする三相整流回路。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の三相整流回路において、
    前記制御部は、
    前記三相整流回路から出力される直流電圧に比例した三角波の信号を発生する三角波信号発生手段と、
    前記三相整流回路から出力される直流電圧に基づいて、直流の制御信号を生成する直流制御信号発生手段と、
    前記三相電源の線間電圧の絶対値を発生させる線間電圧絶対値発生手段と、
    前記制御信号と前記線間電圧の絶対値のレベルが高い方をリファレンス信号として出力するリファレンス信号発生手段と、
    前記三角波の信号よりも前記リファレンス信号のレベルが低いときに前記双方向スイッチを駆動する駆動信号を発生する駆動信号発生手段と
    を備えている
    ことを特徴とする三相整流回路。
  7. 請求項6記載の三相整流回路において、
    前記制御信号発生手段は、
    予め設定された直流電圧を出力する直流電圧設定器と、
    前記直流電圧設定器により出力された前記直流電圧と、前記三相整流回路から出力された直流電圧とを演算し、前記演算の結果に基づいて前記制御信号を生成する演算器と、
    前記三相整流回路に対する運転指令に応答して、前記直流電圧設定器から出力された前記直流電圧が前記演算器に印加するように制御するスイッチと
    を備えたことを特徴とする三相整流回路。
  8. 請求項7記載の三相整流回路において、
    前記制御信号発生手段には、前記三角波の信号の振幅と概ね同じ電圧値を制限電圧とする電圧制限手段が設けられている
    ことを特徴とする三相整流回路。
  9. 請求項2記載の三相整流回路において、
    第1及び第2の前記リアクトルをそれぞれ流れる電流の和が前記相電圧と同位相の相電流を構成し、かつ前記第1及び第2のリアクトルをそれぞれ流れる電流をそれぞれ前記三相電源の線間電圧から生成するように前記双方向スイッチをスイッチングする制御部を備えている
    ことを特徴とする三相整流回路。
  10. 請求項9記載の三相整流回路において、
    前記第1及び第2のリアクトルをそれぞれ流れる電流の波形は、いずれも前記相電流の波形の一部を構成している
    ことを特徴とする三相整流回路。
  11. 請求項9または10に記載の三相整流回路において、
    前記第1及び第2のリアクトルをそれぞれ流れる電流は、互いに60°位相がずれている
    ことを特徴とする三相整流回路。
  12. 請求項9から11のいずれか1項に記載の三相整流回路において、
    前記制御部は、前記線間電圧に基づいて設定されるヒステリシス幅に、前記単相整流器の入力側を流れる電流が入っているときに前記双方向スイッチを駆動する駆動信号を出力する
    ことを特徴とする三相整流回路。
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