JP2006226480A - 制震装置および安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コストの制震装置を提供する。
【解決手段】 制震装置1において、内側鋼管3は、外側鋼管5の内部に設けられている。内側鋼管3の内部には、ゴム9が充填されており、内側鋼管3の内部には、ストッパ11がA方向およびB方向に移動可能に設けられ、底板7とストッパ11でゴム9を挟み込んでいる。
制震装置1は、内側鋼管3の円筒部23と外側鋼管5の円筒部25に生じる摩擦力によって、制震装置1にかかる荷重が、最大静止摩擦力以下であれば伝達し、最大静止摩擦力以上であれば、そのエネルギーを吸収して減衰力を発生し、建築物の振動を低減する。この摩擦力は、ストッパ11を移動させ、ゴム9を圧縮し、拡幅することによって、円筒部23が円筒部25に与える圧力を変更することによって調整可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制震装置および安全装置に関するものである。
ビルや橋梁等の構造物に使用する制震装置は、地震等の振動が構造物に入力した場合に、外力のエネルギーを吸収して構造物に減衰力を与え、構造物に発生する振動を低減することにより、建物の損傷を軽減し、居住性を向上させるものである。制震装置には、摩擦力を利用した摩擦ダンパ、油の流体抵抗を利用した油圧ダンパ、金属の塑性変形を利用した弾塑性ダンパ等を用いたものがある。
これらのダンパは、受ける荷重が一定値以内では、その荷重を伝達し、一定値以上の荷重を受けた場合は、エネルギーを吸収して減衰力を発生する作用を持っている。
中でも、摩擦ダンパを用いた制震装置は、保守が容易であることから、広く用いられており、以下のようなものが知られている。
(特許文献1)。
特開平11-343675号公報
しかしながらこのような摩擦ダンパを用いた制震装置では、構造が複雑であるため、コストが高くなるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は低コストの制震装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、第1の管状部材と、前記第1の管状部材の内部に設けられた第2の管状部材と、前記第2の管状部材の内部に充填された充填材と、前記充填材を圧縮する圧縮手段と、を具備し、前記圧縮手段により前記充填材を圧縮して、前記第2の管状部材の径を拡幅することを特徴とする制震装置である。
前記第1の管状部材と前記第2の管状部材の間に摩擦材が設けられていてもよい。
前記圧縮手段は、前記第2の管状部材に設けられ、前記充填材を挟み込むように設けられた複数の板と、前記複数の板と前記充填材を、貫通するように設けられたボルトと、前記ボルトに設けられたナットと、からなり、前記ボルトもしくは前記ナットを回転させることにより、前記複数の板が前記充填材を圧縮して、前記第2の管状部材の径を拡幅してもよく、また、前記圧縮手段は、前記第2の管状部材に設けられ、前記充填材を挟み込むように設けられた複数の板と、前記第2の管状部材の内部に設けられた第1のネジと、前記複数の板の少なくとも一方に設けられ、前記第1のネジと噛み合う第2のネジと、からなり、前記第2のネジを回転させることにより、前記複数の板が前記充填材を圧縮して、前記第2の管状部材の径を拡幅してもよい。
また、第2の発明は、管状部材と、前記管状部材の内部に設けられたピストンと、前記管状部材と前記ピストンの間に充填された充填材と、前記充填材を圧縮する圧縮手段と、を具備し、前記圧縮手段により前記充填材を圧縮して、前記充填材の径を拡幅することを特徴とする制震装置である。
前記制震装置は、前記管状部材と、前記充填材の間に摩擦材が設けられていてもよい。
前記充填材は、弾性体、もしくは非圧縮性流体であってもよい。
前記圧縮手段は、前記管状部材の内部に移動可能に設けられた板と、前記ピストンに設けられ、前記板および前記充填材を貫通するように設けられたボルトと、前記板に設けられたナットからなり、前記ボルトもしくは前記ナットを回転させることにより、前記板と、前記ピストンが前記充填材を圧縮して、前記充填材の径を拡幅してもよい。
さらに、第3の発明は、第1の管状部材と、前記第1の管状部材の内部に設けられた第2の管状部材と、前記第2の管状部材の内部に充填された充填材と、前記充填材を圧縮する圧縮手段と、を具備し、前記圧縮手段により前記充填材を圧縮して、前記第2の管状部材の径を拡幅することを特徴とする安全装置である。
また、第4の発明は、管状部材と、前記管状部材の内部に設けられたピストンと、前記管状部材と前記ピストンの間に充填された充填材と、前記充填材を圧縮する圧縮手段と、を具備し、前記圧縮手段により前記充填材を圧縮して、前記充填材の径を拡幅することを特徴とする安全装置である。
本発明では、制震装置に充填材を備えており、充填材を圧縮して、その一端を拡幅して管状部材を押圧することにより、摩擦力を調整する。
本発明によれば、制震装置に充填材を備えており、構造が簡単であるため、低コストの制震装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明に好適な実施形態を詳細に説明する。図1は、第1の実施形態に係る制震装置1を示す断面図であり、また図2はゴム9付近の構造を示す詳細図である。
図1に示すように、内側鋼管3は、外側鋼管5の内部に設けられており、内側鋼管3はA方向およびB方向に移動可能である。
内側鋼管3、外側鋼管5は円筒形状であり、円筒部23、25を有している。
また、内側鋼管3の一端は、底板7で閉じられている。
内側鋼管3の、底板と反対側の端部は、建築物の支持構造部に固定される。また、外側鋼管5の端部は建築物のブレース(筋かい)等に固定される。尚、内側鋼管3を建築物のブレース(筋かい)等に固定し、外側鋼管5を建築物の支持構造部に固定してもよい。
一方、内側鋼管3の内部には、ゴム9が充填されており、また、内側鋼管3の内部には、円盤状のストッパ11がC方向およびD方向に移動可能に設けられ、底板7とストッパ11でゴム9を挟み込んでいる。
なお、底板7とストッパ11は、請求項5および6記載の「複数の板」に対応している。
さらに、ボルト13が、ストッパ11、ゴム9、底板7を貫通して設けられている。
ボルト13の一端にはネジ15が設けられており、ネジ15の端部にはナット17が設けられている。
ストッパ11とボルト13の間にはワッシャ19が設けられており、底板7とナット17の間にはワッシャ21が設けられている。
内側鋼管3、外側鋼管5、ストッパ11、ボルト13、ナット17、ワッシャ19、ワッシャ21の材料としては鋼材が用いられるが、内側鋼管3、外側鋼管5は、摩擦力を調整するために、アルミニウム、鉛等を用いてもよい。
ゴム9の材質は、弾性体であれば、特に限定されるものではなく、さらには弾性体に換えて、油のような非圧縮性流体を用いてもよい。
次に、内側鋼管3と外側鋼管5の間に生じる摩擦力の調整方法について、図2を用いて説明する。
前述したように、内側鋼管3の内部には、ストッパ11がC方向およびD方向に移動可能に設けられている。
そのため、ボルト13もしくはナット17を回転させてストッパ11を締め付け、ストッパ11にかかる荷重(締め付け力)を大きくしたり、小さくしたりすることができる。
例えば、ボルト13もしくはナット17を回転させて、ストッパ11にかかる荷重を大きくすると、ストッパ11はC方向に移動する。
ゴム9は底板7とストッパ11に挟まれているため、ストッパ11がC方向に移動すると、ゴム9は底板7とストッパ11によって圧縮される。
圧縮されたゴム9は、E方向及びF方向(径方向)に拡幅し、内側鋼管3の円筒部23を押圧し、押圧された円筒部23は径方向に拡幅され、外側鋼管5の円筒部25を押圧する。
円筒部23が円筒部25を押圧すると、円筒部23と円筒部25の間の摩擦力が大きくなる。
反対に、ボルト13もしくはナット17を回転させてストッパ11にかかる荷重を小さくすると、ストッパ11はD方向に移動し、ゴム9を圧縮する力が弱くなる。そのため、ゴム9が内側鋼管3の円筒部23を押圧する力も弱くなり、それに伴い、外側鋼管5が円筒部25を押圧する力も弱くなる。
そのため、円筒部23と円筒部25の間の摩擦力が小さくなる。
次に制震装置1の作用について説明する。
建築物が風や地震等で振動したとき、内側鋼管3の円筒部23と外側鋼管5の円筒部25の間に生じる摩擦力によって、制震装置1はエネルギーを吸収することにより、減衰力を与えて、建築構造物に発生する振動を低減する。
すなわち、制震装置1にかかる荷重が、円筒部23と円筒部25の間に生じる最大静止摩擦力以下であれば、内側鋼管3は外側鋼管5の内部を摺動せず、内側鋼管3と外側鋼管5は、一体となって挙動し、制震装置1にかかる荷重はそのまま伝達される。
一方、制震装置1にかかる荷重が、円筒部23と円筒部25の間に生じる最大静止摩擦力以上であれば、内側鋼管3は外側鋼管5の内部をA方向およびB方向に移動し、その際に円筒部23と円筒部25の間に生じる動摩擦力によって、エネルギーを吸収し、建築構造物に減衰力を与える。
このようにして内側鋼管3と外側鋼管5がダンパとして機能する。
このように、第1の実施の形態によれば、制震装置1において、内側鋼管3の内部にゴム9が充填されており、ゴム9を圧縮することによって、円筒部23の径を大きくし、円筒部23と円筒部25の間で摩擦力が発生し、内側鋼管3と外側鋼管5がダンパとして機能する。そして、制震装置1の構造は簡単であり、コストが削減できる。
次に、第2の実施形態について説明する。図3は第2の実施形態に係る制震装置27を示す断面図であり、図4は、ゴム9の周囲の構造を示す詳細図である。
なお、第1の実施形態に係る制震装置1と同様の機能を果たす要素には同一の番号を付し、説明を省略する。
図3および図4に示すように、制震装置27は、第1の実施形態に係る制震装置1において、内側鋼管3と外側鋼管5の間に、摩擦材29を設けたものであり、摩擦材29と外側鋼管5の円筒部25の間に生じる摩擦力によって、制震装置27にかかる荷重が、最大静止摩擦力以下であれば伝達され、最大静止摩擦力以上であれば、そのエネルギーを吸収して減衰力を発生する。
摩擦材29は、アルミニウム、鉛等の板が用いられるが、これらを円筒部23に溶接してもよい。
またテフロン(登録商標)等を円筒部23にコーティングしたものであってもよく、クロム、ニッケル等を円筒部23にメッキしたものであってもよい。あるいは金属、セラミックス等を円筒部23に溶射してもよい。
摩擦力を調整する際は、ボルト13もしくはナット17を回転させ、ストッパ11をC方向およびD方向に移動することによって、ゴム9にかかる圧縮力を変化させ、摩擦材29と円筒部25の間に生じる摩擦力を調整する。
なお、詳細は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
すなわち、円筒部23が直接押圧するのは、円筒部25ではなく、摩擦材29であり、円筒部23が摩擦材29を押圧することによって、摩擦材29と円筒部25の間で摩擦力を発生させる。
このように、第2の実施形態では、制震装置27において、内側鋼管3の内部にゴム9が充填されており、ゴム9を圧縮することによって、摩擦材29と円筒部25の間で摩擦力を発生させ、内側鋼管3と外側鋼管5がダンパとして機能する。
また、第2の実施形態によれば、摩擦材29を変更することによって、摩擦係数の変更が可能となる。
さらに、摩擦材29を変更することによって、摩擦音の調整を行うことが可能で、摩擦音を低減することができる。
次に、第3の実施形態について説明する。図5は、第3の実施形態に係る制震装置31を示す断面図であって、図6は、ストッパ11a付近を示す詳細図である。
なお、第1の実施形態に係る制震装置1と同様の機能を果たす要素には同一の番号を付し、説明を省略する。
第3の実施形態に係る制震装置31の構造は、制震装置1と同様であるが、図5に示すように、第1の実施形態に係る制震装置1のボルト13、ナット17、ワッシャ19、ワッシャ21は設けられていない。
また、図6に示すように、内側鋼管3の内部には雌ネジ33が設けられており、円筒状のストッパ11aの外周には雄ネジ35が設けられている。また、ストッパ11aには例えば断面が6角形のレンチ孔37が設けられている。
即ち、ストッパ11aは、それ自体がある種のネジとなっており、ストッパ11aを回転させることによって、ストッパ11aがC方向およびD方向に移動可能になっている。
なお、ストッパ11aを回転させる際は、レンチ孔37にレンチ等を挿入して回転させる。
摩擦力を調整する際は、ストッパ11aを回転させ、ストッパ11aをC方向およびD方向に移動することによって、ゴム9にかかる圧縮力を変化させ、円筒部23と円筒部25の間に摩擦力を発生させる。
なお、詳細は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、第3の実施形態では制震装置31において、内側鋼管3の内部にゴム9が充填されており、ゴム9を圧縮することによって、円筒部23と円筒部25の間に摩擦力を発生させる。
したがって、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
次に、第4の実施形態について説明する。図7は、第4の実施形態に係る制震装置39を示す断面図である。
なお、第1の実施形態に係る制震装置1と同様の機能を果たす要素には同一の番号を付し、説明を省略する。
第4の実施形態に係る制震装置39は、第1の実施形態に係る制震装置1において、内側鋼管3ではなく、ピストン41が設けられており、また、ゴム9と外側鋼管5が直接接しており、ゴム9と外側鋼管5の円筒部25の間で摩擦力が発生する。
図7に示すように、外側鋼管5の内部には円筒状のピストン41がA方向およびB方向に移動可能に設けられ、ピストン41の先端にはボルト部43が設けられている。ボルト部43の先端にはネジ45が設けられている。ピストン41は円盤状の突出部42を有する。
突出部42と外側鋼管5の間にはゴム9が充填されている。
外側鋼管5の内部には円盤状のストッパ11bが設けられており、ストッパ11bと突出部42が、ゴム9を挟みこんでいる。
ネジ45にはナット47が設けられている。
すなわち、ピストン41もしくはナット47を回転させると、ストッパ11bがG方向またはH方向に移動する。
例えば、ピストン41もしくはナット47を回転させ、ストッパ11bをG方向に移動させると、ストッパ11bがゴム9を圧縮し、圧縮されたゴム9が拡幅して、外側鋼管5の円筒部25を押圧する。
ゴム9が円筒部25を押圧すると、ゴム9と円筒部25の間の摩擦力が大きくなる。
逆に、ピストン41もしくはナット47を回転させ、ストッパ11bをH方向に移動させると、ストッパ11bがゴム9を圧縮する力が弱くなり、それに伴い、ゴム9と円筒部25の間の摩擦力が小さくなる。
このように、第4の実施形態では制震装置39において、外側鋼管5の内部にゴム9が充填されており、ゴム9を圧縮することによって、ゴム9と円筒部25の間で摩擦力を発生させる。
したがって、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
次に、第5の実施形態について説明する。図8は、第5の実施形態に係る制震装置49を示す断面図である。
なお、第4の実施形態に係る制震装置39と同様の機能を果たす要素には同一の番号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、制震装置49は、制震装置39において、ゴム9と、外側鋼管5の間に、摩擦材51を設けたものであり、摩擦材51と外側鋼管5の円筒部25の間に生じる摩擦力によって、制震装置49にかかる荷重が、最大静止摩擦力以下であれば伝達され、最大静止摩擦力以上であれば、そのエネルギーを吸収して減衰力を発生する。
摩擦材51の材質および取り付け方法は摩擦材29と同様である。
摩擦力を調整する際は、ボルト13もしくはピストン41を回転させ、ストッパ11bをC方向およびD方向に移動することによって、ゴム9にかかる圧縮力を変化させ、摩擦材51と円筒部25の間に生じる摩擦力を調整する。
なお、詳細は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
すなわち、ゴム9が直接押圧するのは、円筒部25ではなく、摩擦材51であり、ゴム9が摩擦材51を押圧することによって、摩擦材51と円筒部25の間に摩擦力を発生させる。
このように、第5の実施形態では制震装置49において、外側鋼管5の内部にゴム9が充填されており、また、ゴム9と、外側鋼管5の間に、摩擦材51が設けられており、ゴム9を圧縮することによって、摩擦材51と円筒部25の間で摩擦力を発生させる。
さらに、第5の実施形態によれば、摩擦材51を変更することによって、摩擦係数の変更が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第1の実施形態では、制震装置をビルや橋梁等の構造物に使用しているが、岩石の粉砕機に設けられている安全装置のように、一定以上の荷重がかかった際に、装置全体が破損するのを防ぐため変形する装置に使用してもよい。
また、各実施形態では、内側鋼管3、外側鋼管5、およびピストン41等は円筒状であるが、断面が矩形、多角形等であってもよい。
さらに、各実施形態では内側鋼管3、外側鋼管5、およびピストン41等は鋼を用いているが、アルミニウム等の他の材料を用いてもよい。
制震装置1を示す断面図 ゴム9付近の構造を示す詳細図 制震装置27を示す断面図 ゴム9付近の構造を示す詳細図 制震装置31を示す断面図 ストッパ11a付近を示す詳細図 制震装置39を示す断面図 制震装置49を示す断面図
符号の説明
1…………制震装置
3…………内側鋼管
5…………外側鋼管
7…………底板
9…………ゴム
11………ストッパ
11a……ストッパ
11b……ストッパ
13………ボルト
15………ネジ
17………ナット
19………ワッシャ
21………ワッシャ
23………円筒部
25………円筒部
27………制震装置
29………摩擦材
31………制震装置
33………雌ネジ
35………雄ネジ
37………レンチ孔
39………制震装置
41………ピストン
43………ボルト部
45………ネジ
47………ナット
49………制震装置
51………摩擦材

Claims (9)

  1. 第1の管状部材と、
    前記第1の管状部材の内部に設けられた第2の管状部材と、
    前記第2の管状部材の内部に充填された充填材と、
    前記充填材を圧縮する圧縮手段と、
    を具備し、
    前記圧縮手段により前記充填材を圧縮して、前記第2の管状部材の径を拡幅することを特徴とする制震装置。
  2. 前記第1の管状部材と前記第2の管状部材の間に摩擦材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の制震装置。
  3. 前記圧縮手段は、
    前記第2の管状部材に設けられ、前記充填材を挟み込むように設けられた複数の板と、
    前記複数の板と前記充填材を、貫通するように設けられたボルトと、
    前記ボルトに設けられたナットと、
    からなり、
    前記ボルトもしくは前記ナットを回転させることにより、前記複数の板が前記充填材を圧縮して、前記第2の管状部材の径を拡幅することを特徴とする請求項1記載の制震装置。
  4. 前記圧縮手段は、
    前記第2の管状部材に設けられ、前記充填材を挟み込むように設けられた複数の板と、
    前記第2の管状部材に設けられた第1のネジと、
    前記複数の板の少なくとも一方に設けられ、前記第1のネジと噛み合う第2のネジと、
    からなり、
    前記第2のネジを回転させることにより、前記複数の板が前記充填材を圧縮して、前記第2の管状部材の径を拡幅することを特徴とする請求項1記載の制震装置。
  5. 管状部材と、
    前記管状部材の内部に設けられたピストンと、
    前記管状部材と前記ピストンの間に充填された充填材と、
    前記充填材を圧縮する圧縮手段と、
    を具備し、
    前記圧縮手段により前記充填材を圧縮して、前記充填材の径を拡幅することを特徴とする制震装置。
  6. 前記管状部材と、前記充填材の間に摩擦材が設けられていることを特徴とする請求項5記載の制震装置。
  7. 前記圧縮手段は、
    前記管状部材に移動可能に設けられた板と、
    前記ピストンに設けられ、前記板および前記充填材を貫通するように設けられたボルトと、
    前記板に設けられたナットからなり、
    前記ボルトもしくは前記ナットを回転させることにより、前記板と、前記ピストンが前記充填材を圧縮して、前記充填材の径を拡幅することを特徴とする請求項5記載の制震装置。
  8. 第1の管状部材と、
    前記第1の管状部材に設けられた第2の管状部材と、
    前記第2の管状部材の内部に充填された充填材と、
    前記充填材を圧縮する圧縮手段と、
    を具備し、
    前記圧縮手段により前記充填材を圧縮して、前記第2の管状部材の径を拡幅することを特徴とする安全装置。
  9. 管状部材と、
    前記管状部材の内部に設けられたピストンと、
    前記管状部材と前記ピストンの間に充填された充填材と、
    前記充填材を圧縮する圧縮手段と、
    を具備し、
    前記圧縮手段により前記充填材を圧縮して、前記充填材の径を拡幅することを特徴とする安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015031385A (ja) * 2013-08-07 2015-02-16 オイレス工業株式会社 摩擦ダンパ
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