JP2006225156A - クレーン装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブーム13に沿ってトロリ20が横行し、トロリ20から上下移動可能に吊り下げられたスプレッダを備えているクレーン装置が、運転室21を挟んだトロリ20の横行方向両側に所定の間隔を設けて海側スプレッダ22A及び陸側スプレッダ22Bを配設し、両スプレッダ22A,22Bに各々独自の位置調整手段となる油圧シリンダを設けた。
【選択図】図1
Description
このようなコンテナクレーンは、岸壁上に敷設されたレール上を走行するとともに、船上へ向けて張り出しているブームに沿ってトロリを横行させることにより、所望のコンテナ上に移動したスプレッダ(コンテナ用吊具)がコンテナをつかんで巻き上げ及び巻き下げて荷役を行うように構成された装置である。(たとえば、特許文献1参照)
また、二つのスプレッダが隣接しているので、運転室を一つにした場合、一方のスプレッダが運転室から離れてしまい、しかも、手前側の後方位置となるため、運転室内のオペレーターから見にくくなって操作がしにくくなるという問題もある。さらに、コンテナを片持ちした場合にはスプレッダが傾斜してしまうという問題もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、荷役の状況に応じた制約を低減し、作業効率や操作性のよいクレーン装置を提供することにある。
本発明に係るクレーン装置は、ブームに沿ってトロリが横行し、該トロリから上下移動可能に吊り下げられたスプレッダを備えているクレーン装置において、前記トロリの横行方向に所定の間隔を設けて前記スプレッダを一対配設するとともに、当該スプレッダを各々独立して上下動可能に構成したことを特徴とするものである。
この場合、所定の間隔Lは、コンテナ幅Wの略整数倍とするのが好ましく、より好適な所定の間隔Lは、横振れによる干渉等を考慮してコンテナ幅Wの2倍(コンテナ2個分)となる。
この場合、前記一対のスプレッダの間に運転室を配置することが好ましく、これにより、スプレッダは運転席の両側に配設されることになるので、運転室が一つであっても運転室内のオペレーターから両方のスプレッダを見ることができる。
上述したクレーン装置において、前記運転室は、室内のオペレーターが運転室両側に配設された前記スプレッダのいずれか一方の操作位置に選択移動する運転位置切換手段を備えていることが好ましく、これにより、一人のオペレーターが操作対象の位置を見やすい位置に移動して操作を行うことができる。この場合の運転位置切換手段としては、両側のスプレッダのいずれか一方を向くよう運転室を回転させる機構が好ましい。
また、上述したクレーン装置においては、前記一対のスプレッダの所定間隔調整が前記トロリの横行中に行われることが好ましく、これにより、荷役時間を短縮することができる。
図1及び図2に示すコンテナクレーン1は、コンテナヤードの岸壁Gに設置されてコンテナCの荷役を行うクレーン装置である。このコンテナクレーン1は、岸壁Gに沿って海と平行に走行移動(縦走)するクレーン本体10と、陸上のトレーラーTと海上の船舶Sとの間を走行移動(横行)するトロリ20とを備えている。
クレーン本体10は、上下方向に延びる海側走行脚11及び陸側走行桁12と、水平方向へ延びる主桁のブーム13及び中間桁14とを主な構成要素とする鉄鋼構造体であり、たとえば図示しない岸壁G上に敷設されたレールに沿って一体の走行移動を可能とする図示省略の走行移動手段を備えている。
運転室21は、トロリ20の横行方向において、略中央位置から下方へ向けて突設された居室空間である。運転室21の周囲には、後述する運転操作窓21aを含む窓を形成して周囲の様子が見られるようになっている。
また、図示の運転室21は、一人のオペレーターが二つのスプレッダ22A,22Bを順次運転操作できるようにするため、運転位置切換手段を備えている。この運転位置切換手段は、たとえば運転室21を鉛直軸線に沿って回転させ、運転操作窓21aが海側スプレッダ21Aまたは陸側スプレッダ22Bのいずれか一方の操作位置に選択移動できるようにしたものである。運転位置切換手段の具体例をあげると、たとえば電動モータと歯車との組み合わせにより、トロリ20に支持された運転室21の回転軸を回転させて運転操作窓21aの向きを180度変える装置がある。
しかし、コンテナCを吊り下げた状態で横行することを考慮すると、両スプレッダ22A,22BにつかまれたコンテナCが横ぶれにより干渉するおそれがあるので、このような現象を防止するためには少なくともコンテナ2個分の間隔Lを確保して安全対策とすることが好ましい。なお、ワイヤーロープ23等に適当な横ぶれ防止対策を施した場合は、このような安全対策は不要となる。
従って、油圧シリンダ24を操作することによりピストン軸が伸縮すると、基準部材26に連結されたピストン軸の先端部が固定された状態にあるので、可動側の巻取機構25がトロリ20上で横行方向にスライドする。この結果、巻取機構25から吊り下げられている両スプレッダ22A,22Bは、トロリ20に対して横行方向へ各々独立した相対移動をして位置が微調整される。
図3(a)はコンテナクレーン1の停止状態を示しており、コンテナCを満載した船舶Sが岸壁Gに接岸した状態であり、トロリ20は所定の停止位置にあり、かつ、海側スプレッダ2A及び陸側スプレッダ22Bは巻き上げられている。
このとき、運転室21の運転操作窓21aは、最初に荷役を行う海側スプレッダ22Aの方向に向けられており、海側スプレッダ22Aは、巻き下げとともに目標のコンテナCに対して油圧シリンダ24の操作による位置合わせの微調整が行われる。この後、スプレッダ22Aが目標のコンテナCをつかむ。なお、陸側スプレッダ22Bは、所定の待機位置で巻き下げが停止される。
この後、運転室21を180度回転させ、運転操作窓21aは次に荷役する陸側スプレッダ22B側に向けられる。続いて、油圧シリンダ24を操作して目標のコンテナCに対する位置合わせの微調整が行われ、陸側スプレッダ22Bが待機位置から巻き下げられる。この場合に目標となるコンテナCは、最初に海側スプレッダ22AがつかんだコンテナCとの間に2個を挟んだ陸側にあり、このコンテナCがスプレッダ22Bによってつかまれる。
次の工程では、図3(e)に示すように、トロリ20がブーム13に沿って陸側へ横行し、トレーラーT1,T2の待機位置上に位置合わせして停止する。この後、両スプレッダ22A,22Bの巻き下げを開始し、いずれか一方のスプレッダの巻き下げが所定の待機位置で停止される。図示の例では、海側スプレッダ22Aの巻き下げが待機位置で停止
され、同時に、運転操作窓21aの向きに合わせて、陸側スプレッダ22Bが油圧シリンダ24を操作してトレーラーT2の積載位置に対する位置合わせの微調整が行われ、トレーラーT2上まで巻き下げられる。この後、陸側スプレッダ22BでつかんでいたコンテナCを離し、トレーラーT2の積載位置に載せる。
この後、海側スプレッダ22Aが油圧シリンダ24を操作してトレーラーT1の積載位置に合わせて微調整が行われ、トレーラーT1上まで巻き下げられる。そして、海側スプレッダ22AでつかんでいたコンテナCを離し、トレーラーT1の積載位置に載せる。なお、コンテナCを離した海側スプレッダ22Aが所定の横行位置まで上昇した後、トロリ20が横行して次に荷役する船上のコンテナ位置まで横行し、以下同様の手順で荷役を繰り返す。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
10 クレーン本体
11 海側走行脚
12 陸側走行脚
13 ブーム(主桁)
14 中間桁
20 トロリ
21 運転室
21a 運転操作窓
22A 海側スプレッダ
22B 陸側スプレッダ
23 ワイヤロープ
24 油圧シリンダ(位置調整手段)
C コンテナ
G 岸壁
S 船舶
H ハッチ
T1,T2 トレーラー
Claims (5)
- ブームに沿ってトロリが横行し、該トロリから上下移動可能に吊り下げられたスプレッダを備えているクレーン装置において、
前記トロリの横行方向に所定の間隔を設けて前記スプレッダを一対配設するとともに、当該スプレッダを各々独立して上下動可能に構成したことを特徴とするクレーン装置。 - 前記一対のスプレッダが前記トロリの横行方向に位置調整可能であることを特徴とする請求項1に記載のクレーン装置。
- 前記一対のスプレッダの間に運転室を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載のクレーン装置。
- 前記運転室は、室内のオペレーターが運転室両側に配設された前記スプレッダのいずれか一方の操作位置に選択移動する運転位置切換手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載のクレーン装置。
- 前記一対のスプレッダの所定間隔調整が前記トロリの横行中に行われることを特徴とする請求項2に記載のクレーン装置。
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2005
- 2005-02-21 JP JP2005044787A patent/JP4585332B2/ja not_active Expired - Fee Related
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