JP2006223693A - 間接法作業模型 - Google Patents

間接法作業模型 Download PDF

Info

Publication number
JP2006223693A
JP2006223693A JP2005043258A JP2005043258A JP2006223693A JP 2006223693 A JP2006223693 A JP 2006223693A JP 2005043258 A JP2005043258 A JP 2005043258A JP 2005043258 A JP2005043258 A JP 2005043258A JP 2006223693 A JP2006223693 A JP 2006223693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
gypsum
molding
plate
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005043258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4405931B2 (ja
Inventor
Fumio Shima
文男 島
Ritsuko Yamazaki
律子 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A System
A SYSTEM KK
Dentasu Kk
System Kk A
Original Assignee
A System
A SYSTEM KK
Dentasu Kk
System Kk A
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A System, A SYSTEM KK, Dentasu Kk, System Kk A filed Critical A System
Priority to JP2005043258A priority Critical patent/JP4405931B2/ja
Publication of JP2006223693A publication Critical patent/JP2006223693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4405931B2 publication Critical patent/JP4405931B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dental Prosthetics (AREA)

Abstract

【課題】簡単かつ容易に、しかも能率よく安価に多量製作する。土台表面を綺麗に成形しながら、強靭な構造として破損や損傷を極減する。
【解決手段】間接法作業模型は、土台1と固定プレート2とダウエルピン3と歯形模型4とを備える。土台1は、ダウエルピン3を抜き差しできるように挿入する連結穴5を備え、この連結穴5にダウエルピン3を入れて、固定プレート2を土台1の定位置に連結している。さらに、土台1は、プラスチックで成形してなる本体部6と、この本体部6と固定プレート2との間に配設してなる石膏プレート部7とを備える。本体部6と石膏プレート部7は、互いに嵌着構造で定位置に連結されており、本体部6に石膏プレート部7を積層する状態で、石膏プレート部7を貫通して本体部6に延びる連結穴5を設けている。間接法作業模型は、連結穴5にダウエルピン3を挿入して、固定プレート2を石膏プレート部7の定位置に配置している。
【選択図】図3

Description

この発明は、歯科補綴物等を製作する場合に用いる間接法作業模型に関する。
歯科医は以下の工程で間接法作業模型を製作する。
(1) 患者の口腔からとった印象に基づいて石膏で歯形模型を成形する。
(2) この歯形模型の下面を平坦に削って孔をあけ、孔に空気を噴射し、さらに加圧された水を噴射して清掃する。
(3) 瞬間接着剤、速重レジンを使用して、ダウエルピンを孔に固着する。
(4) 余分な石膏、接着剤、レジンを除去して成形する。
(5) 歯形模型に回転防止溝を設ける。
(6) 歯形模型の下面とダウエルピンの表面に離型剤を塗布し、予め石膏泥を充填した土台用シリコーンゴム型に押し込み、石膏ペーストが硬化した後、脱型して歯科技工用間接法作業模型とする。
以上の方法で作業模型を製造するには、熟練と時間を要する手作業が多く、作業性が悪い欠点がある。この欠点を解消することを目的として、本発明者は、図1に示す間接法作業模型を開発した。(特許文献1参照)
この間接法作業模型は、土台31の定位置に固定プレート32を連結している。固定プレート32の上には歯形模型34が固定される。固定プレート32を土台31の定位置に固定するために、固定プレート32の下面にダウエルピン33を固定している。土台31は、ダウエルピン33を脱着できるように挿入する連結穴35を設けている。
特開2000−245749号公報
図1に示す間接法作業模型は、歯形模型34と固定プレート32を簡単に切断するために、土台31の上面に凸部36を一体的に成形して設けている。凸部36は、歯形模型34と同じ外形として、歯形模型34と固定プレート32を切り離しし易いようにしている。この構造の間接法作業模型は、土台31の全体を石膏で製作して、歯形模型34と固定プレート32とを切断しやすくできる。歯形模型34と固定プレート32と一緒に凸部36を切断して、歯形模型34と固定プレート32を簡単に切り離しできるからである。
ただ、この構造の間接法作業模型は、土台の製造コストが高く、とくに凸部を歯形模型と同じ形状に成形するのに手間がかかる欠点がある。それは、外形よりも小さい外周形状の凸部を上面に設けている土台を、シリコンゴムの成形型に石膏泥を充填して製作しているからである。この形状の土台を形成する成形型は、開口部を細く絞り、あるいは複数に分割する構造とする必要がある。開口部を細く絞っているシリコンゴムの成形型は、開口部を無理に開いて脱型する必要があり、簡単に脱型できない。また複数の成形型を分離する構造の場合、各々の成形型を正確な位置に連結するのに手間がかかり、連結位置がずれると正確な土台を成形できなくなる欠点がある。
また、この構造の間接法作業模型は、表面を綺麗に成形するのが極めて難しい。それは、成形型に石膏泥を充填するときに、成形型の内面に空気が侵入し、これを完全に除去するのが難しいからである。
さらにまた、石膏で全体を成形している土台は、全体の強度も充分でなく衝撃で割れたり破損しやすい欠点がある。また、成形型に石膏泥を充填して成形するために、安価に能率よく多量生産できず、製造コストが高くなる欠点もあった。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単かつ容易に、しかも能率よく安価に多量製作できる間接法作業模型を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、土台表面を綺麗に成形しながら、強靭な構造として破損や損傷を極減できる間接法作業模型を提供することにある。
本発明の請求項1の間接法作業模型は、土台1と、この土台1の定位置に脱着できるように連結してなる石膏からなる固定プレート2と、固定プレート2に一端を固定して、固定プレート2を土台1の定位置に脱着できるように連結するダウエルピン3と、固定プレート2に固定してなる歯形模型4とを備える。土台1は、ダウエルピン3を抜き差しできるように挿入する連結穴5を備え、この連結穴5にダウエルピン3を入れて、固定プレート2を土台1の定位置に連結している。さらに、土台1は、プラスチックで成形してなる本体部6と、この本体部6と固定プレート2との間に配設してなる石膏プレート部7とを備える。本体部6と石膏プレート部7は、互いに嵌着構造で定位置に連結されており、本体部6に石膏プレート部7を積層する状態で、石膏プレート部7を貫通して本体部6に延びるように連結穴5を設けている。間接法作業模型は、連結穴5にダウエルピン3を挿入して、固定プレート2を石膏プレート部7の定位置に配置している。
本発明の請求項2の間接法作業模型は、土台1と、この土台1の定位置に脱着できるように連結してなる石膏からなる固定プレート2と、固定プレート2に一端を固定して、固定プレート2を土台1の定位置に脱着できるように連結するダウエルピン3と、固定プレート2に固定してなる歯形模型4とを備える。土台1は、ダウエルピン3を抜き差しできるように挿入する連結穴5を備え、この連結穴5にダウエルピン3を入れて、固定プレート2を土台1の定位置に連結している。さらに、土台1は、プラスチックで成形してなる本体部6と、この本体部6と固定プレート2との間に配設してなる石膏ブロック部23とを備える。本体部6と石膏ブロック部23は、互いに嵌着構造であって定位置に連結されている。さらに、土台1は、石膏ブロック部23に連結穴5を設けており、連結穴5にダウエルピン3を挿入して、固定プレート2を石膏ブロック部23の定位置に配置している。
本発明の請求項3の間接法作業模型は、土台1と、この土台1の定位置に脱着できるように連結してなる石膏からなる固定プレート2と、固定プレート2に一端を固定して、固定プレート2を土台1の定位置に脱着できるように連結するダウエルピン3と、固定プレート2に固定している歯形模型4とを備える。土台1は、ダウエルピン3を抜き差しできるように挿入する連結穴5を備え、この連結穴5にダウエルピン3を入れて、固定プレート2を土台1の定位置に連結している。さらに、土台1は、プラスチックシートを上方開口の容器形状に成形している成形容器13と、この成形容器13に充填してなる石膏泥を硬化させた石膏成形部14とを備える。土台1は、石膏成形部14の表面に成形容器13を付着して、成形容器13で石膏成形部14を成形すると共に、成形容器13でもって石膏成形部14の表面をカバーしている。
本発明の請求項4の間接法作業模型は、請求項3の間接法作業模型であって、成形容器13として、プラスチックシートを真空成形したものを使用している。
本発明の請求項5の間接法作業模型は、土台1と、この土台1の定位置に脱着できるように連結してなる石膏からなる固定プレート2と、固定プレート2に一端を固定して、固定プレート2を土台1の定位置に脱着できるように連結するダウエルピン3と、固定プレート2に固定している歯形模型4とを備える。土台1は、プラスチックを成形してなるプラスチック成形土台15であって、ダウエルピン3を抜き差しできるように挿入する連結穴5を設けている。このプラスチック成形土台15は、固定プレート2を成形する石膏泥を充填して成形する成形周壁16を除去できるように連結して設けている。間接法作業模型は、プラスチック成形土台15の連結穴5にダウエルピン3を挿入し、成形周壁16の内側に石膏泥を入れて固定プレート2を成形すると共に、この石膏泥で成形される固定プレート2を介して歯形模型4を固定している。
本発明の請求項6の間接法作業模型は、ダウエルピン3が、端部を固定プレート2に埋設してなるノーマルピン3Aと、端部を固定プレート2に埋設しないダミーピン3Bとを備えている。本発明の請求項7の間接法作業模型は、成形周壁16とプラスチック成形土台15とをプラスチックで一体的に成形して、成形周壁16とプラスチック成形土台15との境界に沿って切離部18を設けている。
本発明の請求項1と請求項2の間接法作業模型は、簡単かつ容易に、しかも能率よく安価に多量製作できる特長がある。それは、これらの間接法作業模型が、プラスチックで成形してなる本体部と、この本体部と固定プレートとの間に配設してなる石膏プレート部あるいは石膏ブロック部とで土台を構成しており、互いに嵌着構造で積層して定位置に連結される本体部と石膏プレート部とに設けた連結穴にダウエルピンを挿入し、あるいは石膏ブロック部に設けた連結穴にダウエルピンを挿入して、固定プレートを土台の定位置に配置しているからである。これらの構造の間接法作業模型は、土台を本体部と石膏プレート部とに分割して、あるいは本体部と石膏ブロック部とに分割して製作しており、土台の凸部を石膏プレート部あるいは石膏ブロック部で構成し、他の部分をプラスチックで成形して本体部としているので、従来では成形に手間がかかっていた土台を、簡単かつ容易に、しかも安価に多量製作できる。さらに、これらの間接法作業模型は、土台の本体部をプラスチックで成形しているので、土台表面を綺麗に成形しながら、強靭な構造として破損や損傷を極減できる。
本発明の請求項3の間接法作業模型は、プラスチックシートを上方開口の容器形状に成形している成形容器と、この成形容器に充填してなる石膏泥を硬化させた石膏成形部とで土台を構成し、成形容器で石膏成形部を成形しているので、従来では成形に手間がかかっていた土台を、簡単かつ容易に、しかも安価に多量製作できる。それは、この成形容器を石膏成形部の成形型に併用しながら、成形容器に石膏泥を充填して石膏成形部を成形できるからである。さらに、この間接法作業模型は、石膏成形部の表面に成形容器を付着して、成形容器でもって石膏成形部の表面をカバーしているので、石膏成形部の周囲を成形容器で補強して強靭な構造としながら、土台表面を綺麗な外観にできる特長もある。
さらに、本発明の請求項5の間接法作業模型も、簡単かつ容易に、しかも能率よく安価に多量製作できる特長がある。それは、この間接法作業模型が、土台を、プラスチックを成形してなるプラスチック成形土台とすると共に、このプラスチック成形土台には、固定プレートを成形する成形周壁を連結して設けており、プラスチック成形土台の連結穴にダウエルピンを挿入し、成形周壁の内側に石膏泥を入れて固定プレートを成形すると共に、石膏泥で成形される固定プレートを介して歯形模型を固定しているからである。この間接法作業模型は、土台をプラスチック成形土台とするので、従来では成形に手間がかかっていた土台を、簡単かつ容易に、しかも安価に多量製作できる。しかも、この間接法作業模型は、プラスチック成形土台に連結してなる成形周壁の内側に石膏泥を入れて固定プレートを成形するので、能率よく固定プレートを製作できることに加えて、この石膏泥を硬化させて歯形模型を固定するので、間接法作業模型を極めて効率よく、しかも安価に多量製作できる。さらに、この間接法作業模型は、土台をプラスチック成形土台としているので、土台表面を綺麗に成形しながら、強靭な構造として破損や損傷を極減できる特長もある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための間接法作業模型を例示するものであって、本発明は間接法作業模型を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2と図3に示す間接法作業模型は、土台1と、この土台1の定位置に脱着できるように連結している石膏からなる固定プレート2と、この固定プレート2に一端を固定して、固定プレート2を土台1の定位置に脱着できるように連結する複数本のダウエルピン3と、固定プレート2に固定している歯形模型4とを備える。
土台1は、ダウエルピン3を抜き差しできるように挿入する連結穴5を設けている。複数のダウエルピン3は、固定プレート2に平行に固定している。各々のダウエルピン3は、固定プレート2に直交する姿勢で上端を固定プレート2に固定している。さらに、ダウエルピン3は連結穴5にスムーズに挿入できるように、先端を細くするテーパー状としている。また、連結穴5に入れて回転しないように、断面図形状を非円形としている。連結穴5は、ダウエルピン3を隙間なく挿入できる形状であって、各々のダウエルピン3を挿入できる位置に設けられる。ダウエルピン3は固定プレート2に直交する姿勢で固定しているので、連結穴5は固定プレート2との当接面に対して直交する姿勢で設けられる。各々の連結穴5にダウエルピン3を入れて、固定プレート2は土台1の定位置に連結され、ダウエルピン3を連結穴5から引き抜いて、固定プレート2は土台1から分離される。
土台1は、プラスチックで成形して製作している本体部6と、この本体部6と固定プレート2との間に配設している石膏プレート部7とを備える。本体部6と石膏プレート部7は、互いに嵌着構造で定位置に連結される。土台1は、本体部6に石膏プレート部7を積層する状態で、石膏プレート部7を貫通して本体部6に延びるように連結穴5を設けている。石膏プレート部7と本体部6に設けた連結穴5にダウエルピン3が挿入されて、固定プレート2は石膏プレート部7の定位置に連結して配置される。石膏プレート部7と本体部6とは定位置に連結しているので、石膏プレート部7の定位置に連結される固定プレート2は、石膏プレート部7と本体部6からなる土台1の定位置に連結される。
本体部6は、全体をプラスチックで一体的に成形している。この本体部6は、プラスチックを射出成形して安価に多量生産される。ただ、本体部は、射出成形以外の方法でも成形できる。本体部6は、成形する工程で連結穴5を設けている。図の本体部6は、平面形状をアーチ状に湾曲する形状として、上面から下方に垂直に延長する複数の連結穴5を設けている。
本体部6と石膏プレート部7は、嵌着構造で定位置に連結される。このことを実現するために、図の本体部6は、石膏プレート部7を挿入して定位置に連結する嵌着凹部8を上面に設けている。嵌着凹部8は、石膏プレート部7を嵌入できるように、内形を石膏プレート部7の外形にほぼ等しく、正確には石膏プレート部7の外形よりもわずかに大きくしている。石膏プレート部7は、本体部6の外形よりも小さい外形としている。したがって、本体部6は、本体部6の上面の周縁に凸条9を設けて、その内側に嵌着凹部8を設けている。嵌着凹部8の深さは、石膏プレート部7の厚さよりもわずかに浅く、たとえば、石膏プレート部7の厚さよりも0.1mm〜5mm、好ましくは0.2mm〜3mm、さらに好ましくは0.3〜2mm厚くしている。この本体部6は、嵌着凹部8に入れる石膏プレート部7の上面を、本体部6の上面から突出できる。この構造の土台1は、石膏プレート部7の上に固定している固定プレート2を簡単に切断できる。それは、固定プレート2と一緒に、プラスチック製の本体部6よりも切り易い石膏プレート部7の上部が切断されるからである。
石膏プレート部7は、全体を石膏で製作して、特定の決められた位置にダウエルピン3を挿通する連結穴5を貫通して設けている。石膏プレート部7は、下面を平面状として、本体部6の嵌着凹部8の底面に密着する。さらに、石膏プレート部7の上面は、その両側に連結凸部10を一体的に成形して設けている。図の石膏プレート部7は、連結穴5の両側に連結凸部10を設けている。固定プレート2は、連結凸部10を案内する位置に連結凹部11を設けている。この構造は、固定プレート2と石膏プレート部7の連結位置をより正確にできる。それは、固定プレート2のダウエルピン3を連結穴5に入れ、さらに石膏プレート部7の連結凸部10を固定プレート2の連結凹部11に入れて、固定プレート2が石膏プレート部7の正確な位置に連結されるからである。さらに、図の石膏プレート部7は、縦方向に伸びる連結凸条12も上面に設けている。固定プレート2は、連結凸条12を嵌入する連結溝(図示せず)を下面に設けている。固定プレート2と石膏プレート部7は、連結凸条12を連結溝に入れて、さらに正確な位置に連結される。
石膏プレート部7は、固定プレート2と同じ外形としている。この構造の土台1は、固定プレート2を歯牙模型4Aの間でさらに簡単に切断できる。それは、石膏プレート部7の上部を、固定プレート2の下部の一部と同じようにして切断できるからである。したがって、石膏プレート部7は、好ましくは固定プレート2の外形に等しく成形される。ただ、石膏プレート部の外形は、固定プレートの外形よりも大きく、あるいは小さく、あるいはまた異なる形状とすることもできる。
固定プレート2の上面には、歯形模型4が固定される。図の間接法作業模型は、平面形状をアーチ状とする歯形模型4を固定できるように、石膏プレート部7と固定プレート2の平面形状をアーチ状としている。複数の歯牙模型4Aを備える歯形模型4は、各々の歯牙模型4Aの境界で切断される。切断された各々の歯形模型4を独立して土台1に連結できるように、複数のダウエルピン3を固定している。したがって、ダウエルピン3は、好ましくは各々の歯牙模型4Aの下方に配置される。固定プレート2は、上に歯形模型4を固定する状態で、歯形模型4と一緒に切断される。
以上の間接法作業模型は、土台1のほとんどの部分をプラスチック製の本体部6とする。土台1は、好ましくは、本体部6の体積を全体の60%以上、好ましくは80%以上、さらに好ましくは85%以上とする。たとえば、土台1の本体部6の厚さを15mmとして幅を30mm、石膏プレート部7の厚さを3mmとして幅を15mmとすれば、本体部6の体積が90%、石膏プレート部7が10%となって、本体部6が90%を示す。このように、土台1のほとんどをプラスチック製の本体部6とする間接法作業模型は、土台1を極めて安価に多量生産できる特徴を実現する。
図2と図3に示す以上の間接法作業模型は、以下のようにして製造される。
(1) 土台1の本体部6がプラスチックの射出成形で製造される。本体部6は、ダウエルピン3を挿入する連結穴5を備え、かつ石膏プレート部7の嵌着凹部8のある形状に成形される。土台1を成形するプラスチックは、たとえば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂等である。
(2) 石膏プレート部7を成形する注入型に石膏泥を注入する。石膏泥は、石膏の粉末と水を混練りしてペースト状となっている未硬化の石膏である。この注入型は、ダウエルピン3を挿通する連結穴5を設けるピンを特定の位置に配置している。
(3) 石膏泥を硬化させた後、注入型から脱型する。
(4) 固定プレート2を成形する注入型の定位置に、複数のダウエルピン3を仮止めして、注入型に石膏泥を注入する。
(5) 石膏泥を硬化させた後、固定プレート2を注入型から脱型する。
(6) 固定プレート2の上面に歯形模型4を固定する。
さらに、図4と図5に示す間接法作業模型は、土台1を、プラスチックで成形して製作している本体部6と、この本体部6と固定プレート2との間に配設している石膏ブロック部23とで構成している。本体部6と石膏ブロック部23は、互いに嵌着構造で定位置に連結される。このことを実現するために、図の本体部6は、石膏ブロック部23を挿入して定位置に連結する貫通部24を中央部に開口している。貫通部24は、石膏ブロック部23を嵌入できるように、内形を石膏ブロック部23の外形にほぼ等しく、正確には石膏ブロック部23の外形よりもわずかに大きくしている。石膏ブロック部23は、本体部6の外形よりも小さい外形としている。図に示す本体部6と石膏ブロック部23は、石膏ブロック部23をスムーズに貫通部24に嵌入できるように、石膏ブロック部23の外周面と貫通部24の内周面を、図において下方に向かって次第に幅が狭くなるテーパー形状としている。本体部6の貫通部24と石膏ブロック部23は、互いの接触面を密着させて定位置に連結できる構造としている。
さらに、本体部6と石膏ブロック部23は、貫通部24の内側に石膏ブロック23を嵌入する状態で、石膏ブロック部23の上面が、本体部6の上面から突出する形状としている。本体部6と石膏ブロック部23は、たとえば、石膏ブロック部23の上面が、本体部6の上面よりも0.1mm〜5mm、好ましくは0.2mm〜3mm、さらに好ましくは0.3〜2mm突出する形状としている。この構造の土台1は、石膏ブロック部23の上に固定している固定プレート2を簡単に切断できる。それは、固定プレート2と一緒に、プラスチック製の本体部6よりも切り易い石膏ブロック部23の上面が切断されるからである。
石膏ブロック部23は、全体を石膏で製作して、特定の決められた位置にダウエルピン3を挿通する連結穴5を設けている。石膏ブロック部23に設けた連結穴5にダウエルピン3が挿入されて、固定プレート2は石膏ブロック部23の定位置に連結して配置される。石膏ブロック部23と本体部6とは定位置に連結しているので、石膏ブロック部23の定位置に連結される固定プレート2は、石膏ブロック部23と本体部6からなる土台1の定位置に連結される。
石膏ブロック部23の上面は、その両側に連結凸部10を一体的に成形して設けている。図の石膏ブロック部23は、連結穴5の両側に連結凸部10を設けている。固定プレート2は、連結凸部10を案内する位置に連結凹部11を設けている。この構造は、固定プレート2と石膏ブロック部23の連結位置をより正確にできる。さらに、図の石膏ブロック部23は、縦方向に伸びる連結凸条12も上面に設けている。固定プレート2は、連結凸条12を嵌入する連結溝(図示せず)を下面に設けている。固定プレート2と石膏ブロック部23は、連結凸条12を連結溝に入れて、さらに正確な位置に連結される。
石膏ブロック部23は、固定プレート2と同じ外形としている。この構造の土台1は、固定プレート2を歯牙模型4Aの間でさらに簡単に切断できる。それは、石膏ブロック部23の上部を、固定プレート2の下部の一部と同じようにして切断できるからである。したがって、石膏ブロック部23は、好ましくは固定プレート2の外形に等しく成形される。ただ、石膏ブロック部の外形は、固定プレートの外形よりも大きく、あるいは小さく、あるいはまた異なる形状とすることもできる。
以上の間接法作業模型は、土台1の約半分をプラスチック製の本体部6とする。土台1は、好ましくは、本体部6の体積を全体の30%以上、好ましくは40%以上、さらに好ましくは50%以上とする。たとえば、土台1の本体部6の厚さを15mm、幅を30mm、全長を70mmとし、石膏ブロック部23の厚さを16mm、幅を15mm、全長を60mmとすれば、本体部6の体積が55%、石膏ブロック部23が45%となって、本体部6が50%以上を示す。このように、土台1のほぼ半分をプラスチック製の本体部6とする間接法作業模型は、土台1を安価に多量生産できる。
図4と図5に示す以上の間接法作業模型は、以下のようにして製造される。
(1) 土台1の本体部6がプラスチックの射出成形で製造される。本体部6は、石膏ブロック部23を嵌入する貫通部24のある形状に成形される。土台1を成形するプラスチックは、たとえば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂等である。
(2) 石膏ブロック部23を成形する注入型に石膏泥を注入する。石膏泥は、石膏の粉末と水を混練りしてペースト状となっている未硬化の石膏である。この注入型は、ダウエルピン3を挿通する連結穴5を設けるピンを特定の位置に配置している。
(3) 石膏泥を硬化させた後、注入型から脱型する。
(4) 固定プレート2を成形する注入型の定位置に、複数のダウエルピン3を仮止めして、注入型に石膏泥を注入する。
(5) 石膏泥を硬化させた後、固定プレート2を注入型から脱型する。
(6) 固定プレート2の上面に歯形模型4を固定する。
図6と図7に示す間接法作業模型は、土台1と、この土台1の定位置に脱着できるように連結している石膏からなる固定プレート2と、この固定プレート2に一端を固定して、固定プレート2を土台1の定位置に脱着できるように連結する複数本のダウエルピン3と、固定プレート2に固定している歯形模型4とを備える。
この図の土台1も、ダウエルピン3を抜き差しできるように挿入する連結穴5を備える。この連結穴5にダウエルピン3を入れて、固定プレート2は土台1の定位置に脱着できるように連結される。
土台1は、プラスチックシートを上方開口の容器形状に成形している成形容器13と、この成形容器13に充填してなる石膏泥を硬化させた石膏成形部14とを備える。石膏成形部14の表面に成形容器13が付着している。この成形容器13は、石膏成形部14を成形する成形型に使用され、成形後は分離されることなく、石膏成形部14の表面をカバーして保護する。
成形容器13は、ポリエチレンシート等の熱可塑性プラスチックのプラスチックシートを真空成形して製造される。この成形容器13は、極めて安価に多量生産できる。成形容器13は、内部に石膏泥を充填して土台1となる形状に成形している。成形容器13は、底の周囲に周壁を設けて上方を開口している容器の形状に成形している。図の土台1は、平面形状をアーチ状に湾曲する形状とするので、底をアーチ状に湾曲する形状として、その周囲に周壁を設けている。周壁は土台1の高さを特定し、底の形状は土台1の平面形状を特定する。周壁は、ここに石膏泥を充填して高さを10mm〜20mmとする土台1にできる幅としている。
土台1に連結される固定プレート2とダウエルピン3は、図2と図3に示す間接法作業模型と同じものが使用される。この構造の土台1は、以下のようにして製造される。
(1) ダウエルピン3を固定している固定プレート2を成形容器13の定位置に配置する。このとき、ダウエルピン3の表面と、固定プレート2の表面には離形剤を塗布して、成形容器13の内面には離形剤を塗布しない。
固定プレート2は、たとえば、図6に示すように、ダウエルピン3の下端が成形容器13の底面に当接する位置として、固定プレート2の下面が成形容器13の開口端面よりも上方に位置するようにする。この状態は、たとえば、固定プレート2の下面から突出するダウエルピン3の全長を成形容器13の深さよりも大きくして実現できる。ただ、固定プレートは、下面から突出するダウエルピンの全長を、成形容器の深さよりも小さくすることもできる。さらに、成形容器と固定プレートは、仮止め具(図示せず)を介して定位置にセットすることもできる。
(2) 成形容器13とダウエルピン3と固定プレート2を定位置に配置する状態で、成形容器13に石膏泥を充填する。このとき、石膏泥は、図6の鎖線で示すように、成形容器13の開口端面よりも上方まで、盛り上がる状態で充填される。固定プレート2の下面に当接する突出部17を石膏で成形するためである。
(3) 成形容器13の開口端面よりも盛り上げて充填された石膏を、固定プレート2の外側で除去する。この部分の石膏は、たとえば、成形容器13の開口端面と固定プレート2の外周面に沿って、ヘラ等の道具を移動させて簡単に除去できる。この部分の石膏が除去されることによって、固定プレート2の下方には、成形容器13から上方に突出する突出部17が石膏で成形される。
(4) 石膏泥を成形容器13の内部で硬化させる。
(5) 石膏泥が硬化すると、成形容器13とダウエルピン3と固定プレート2を仮止め具から外す。
(6) ダウエルピン3と固定プレート2は土台1との境界に離形剤を塗布しているので、ダウエルピン3と固定プレート2は土台1から分離される。成形容器13は離形剤を塗布してしないので、硬化した石膏が成形容器13に付着される。
固定プレート2は、図2と図3の間接法作業模型と同じものであるから、下面に連結凹部11や連結溝(図示せず)を設けている。石膏成形部14は、上方に突出する突出部17が固定プレート2の下面に密着するように成形されるので、突出部17の上面に、連結凹部11を案内する連結凸部10と、連結溝に案内される連結凸条12とが成形される。また、石膏成形部14は、ダウエルピン3によって、これを案内する連結穴5も設けられる。
図8と図9に示す間接法作業模型は、土台1と、この土台1の定位置に連結される石膏の固定プレート2と、固定プレート2に上端を固定しているダウエルピン3と、固定プレート2に固定している歯形模型4とを備える。この構造の間接法作業模型は、土台1の上に石膏泥を充填して固定プレート2を成形する。
土台1は、ダウエルピン3を抜き差しできるように挿入する連結穴5を設けているプラスチックを成形してなるプラスチック成形土台15である。プラスチック成形土台15を成形するプラスチックは、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂等である。プラスチック成形土台15は、これ等のプラスチックを射出成形して製造される。ただ、プラスチック成形土台は射出成形以外の方法で成形することもできるのは言うまでもない。
プラスチック成形土台15は、固定プレート2を成形する石膏泥を充填して成形するための成形周壁16を除去できるように連結して設けている。図のプラスチック成形土台15である土台1は、成形周壁16を設ける部分を上面に突出させている。突出部17の周囲に沿って成形周壁16を設けている。突出部17の上で成形周壁16の内側に石膏泥を充填して固定プレート2を成形する。突出部17には、ダウエルピン3を入れる連結穴5を成形して設けている。さらに、図のプラスチック成形土台15は、突出部17の外側に、ダウエルピン3の位置を示すマーク19を設けている。この構造のプラスチック成形土台15は、マーク19でダウエルピン3を確認しながら突出部17の所定の位置に歯形模型4を配置して、歯形模型4と固定プレート2の切断位置をダウエルピン3の間に配置できる。
成形周壁16とプラスチック成形土台15はプラスチックで一体的に成形される。成形周壁16とプラスチック成形土台15との境界には切離部18を設けている。切離部18は、外側または内側の表面に設けた切断溝である。切断溝は、成形周壁16の切断部を薄くして切断しやすくする。切離部18は、必ずしも切断溝とする必要はなく、たとえば、多数の貫通孔を切断部に沿って設けることもできる。
また、成形周壁16は、必ずしもプラスチック成形土台15と一体的に成形する必要はなく、図10に示すように、シート材を突出部17の周縁に剥離できるように接着することもできる。また、図示しないが、切離部を設けたシート材を剥離できないように接着して、切離部で切り離すこともできる。
この間接法作業模型は、以下のようにして製作される。
(1) プラスチック成形土台15の突出部17の上面に剥離剤を塗布して、連結穴5にダウエルピン3を挿入する。ダウエルピン3は、端部を固定プレート2に埋設するノーマルピン3Aと、端部を固定プレート2に埋設しないダミーピン3Bとが使用される。ノーマルピン3Aは、図11に示すように、分割模型20をプラスチック成形土台15に連結する部分に使用される。いいかえると、切断された固定プレート2と歯形模型4を土台1に連結するダウエルピン3はノーマルピン3Aが使用される。固定プレート2と歯形模型4を土台1に連結する必要のないダウエルピン3にはダミーピン3Bが使用される。ダミーピン3Bは、固定プレート2に連結されず、土台1の連結穴5を閉塞して、ここに石膏泥が充填されるのを阻止する。したがって、ダミーピン3Bは何回も繰り返し再使用できる。
(2) 成形周壁16の内側に石膏泥を入れると共に、この石膏泥の上に歯形模型4を配置する。石膏泥は、固定プレート2を成形しながら、固定プレート2に歯形模型4を固定する。
(3) 石膏泥が硬化した後、成形周壁16を除去する。
(4) プラスチック成形土台15の突出部17の上面には剥離剤を塗布しているので、石膏泥が硬化して製作される固定プレート2は、プラスチック成形土台15から分離される。ノーマルピン3Aであるダウエルピン3は、上端を固定プレート2に埋設して固定プレート2に連結される。ダミーピン3Bは上端を突出部17の上面と同一面としている。このため、固定プレート2には連結されない。このダミーピン3Bは、連結穴5に石膏泥が侵入するのを阻止する。
以上の実施例の間接法作業模型は、片顎の作業模型を示している。ただ、本発明の間接法作業模型は、全顎の作業模型とすることも、前歯部の作業模型とすることもできる。全顎の作業模型とする間接法作業模型は、土台、固定プレート、及び歯形模型を全顎に沿う形状として製作される。また、前歯部の作業模型とする間接法作業模型は、土台、固定プレート、及び歯形模型を前歯部に沿う形状として製作される。
以上の構造の間接法作業模型は、以下のようにして種々の歯冠補綴物の製作に使用される。
(1) 歯科医は、患者から印象を取る前に、歯冠補綴物を設ける部分の歯を、予め削って支台歯としている。したがって、間接法作業模型の歯形模型4は、歯冠補綴物21を製作する部分に、支台歯模型22が形成されている。
(2) 技工士は、間接法作業模型の支台歯模型22に装着される歯冠補綴物21をレジンや金属で作成するが、このときに支台歯模型22の両側にある歯牙模型4Aが邪魔になる。両側の歯牙模型4Aが邪魔にならないようにするために分割模型20を作る。分割模型4は、歯冠補綴物21を製作する部分を隣接部分から分離できるようにしたものである。
(3) 分割模型20は、図11に示すように、間接法作業模型の歯形模型4と固定プレート2とを所定の位置で切断して製作される。歯形模型4と固定プレート2は、歯冠補綴物21を製作する部分の両側であって、ノーマルピン3Aの両側で切断される。この分割模型4は、ダウエルピン3を介して、土台1の定位置に脱着自在に装着される。
(4) この状態で製作された分割模型20を使用して、支台歯模型22に装着される歯冠補綴物21をレジンや金属で作成する。支台歯模型22を土台1から分割できる分割模型20は、隣接する歯牙模型4Aとの境界であっても能率よく正確に加工できるので、能率よく歯冠補綴物21が製作できる。
本発明者が先に開発した間接法作業模型の正面図である。 本発明の一実施例にかかる間接法作業模型の断面図である。 図2に示す間接法作業模型の分解斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる間接法作業模型の断面図である。 図4に示す間接法作業模型の分解斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる間接法作業模型の断面図である。 図6に示す間接法作業模型の製造工程を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる間接法作業模型の製造工程を示す分解 図8に示す間接法作業模型の製造工程を示す分解斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる間接法作業模型の製造工程を示す分解斜視図である。 図8に示す間接法作業模型の分割模型を取り外す状態を示す側面図である。
符号の説明
1…土台
2…固定プレート
3…ダウエルピン 3A…ノーマルピン 3B…ダミーピン
4…歯形模型 4A…歯牙模型
5…連結穴
6…本体部
7…石膏プレート部
8…嵌着凹部
9…凸条
10…連結凸部
11…連結凹部
12…連結凸条
13…成形容器
14…石膏成形部
15…プラスチック成形土台
16…成形周壁
17…突出部
18…切離部
19…マーク
20…分割模型
21…歯冠補綴物
22…支台歯模型
23…石膏ブロック部
24…貫通部
31…土台
32…固定プレート
33…ダウエルピン
34…歯形模型
35…連結穴
36…凸部

Claims (7)

  1. 土台(1)と、この土台(1)の定位置に脱着できるように連結してなる石膏からなる固定プレート(2)と、固定プレート(2)に一端を固定して、固定プレート(2)を土台(1)の定位置に脱着できるように連結するダウエルピン(3)と、固定プレート(2)に固定してなる歯形模型(4)とを備え、
    土台(1)はダウエルピン(3)を抜き差しできるように挿入する連結穴(5)を備え、この連結穴(5)にダウエルピン(3)を入れて、固定プレート(2)を土台(1)の定位置に連結するようにしてなる間接法作業模型であって、
    土台(1)が、プラスチックで成形してなる本体部(6)と、この本体部(6)と固定プレート(2)との間に配設してなる石膏プレート部(7)とを備え、本体部(6)と石膏プレート部(7)は、互いに嵌着構造であって定位置に連結されており、本体部(6)に石膏プレート部(7)を積層する状態で、石膏プレート部(7)を貫通して本体部(6)に延びるように連結穴(5)を設けており、連結穴(5)にダウエルピン(3)を挿入して、固定プレート(2)を石膏プレート部(7)の定位置に配置するようにしてなることを特徴とする間接法作業模型。
  2. 土台(1)と、この土台(1)の定位置に脱着できるように連結してなる石膏からなる固定プレート(2)と、固定プレート(2)に一端を固定して、固定プレート(2)を土台(1)の定位置に脱着できるように連結するダウエルピン(3)と、固定プレート(2)に固定してなる歯形模型(4)とを備え、
    土台(1)はダウエルピン(3)を抜き差しできるように挿入する連結穴(5)を備え、この連結穴(5)にダウエルピン(3)を入れて、固定プレート(2)を土台(1)の定位置に連結するようにしてなる間接法作業模型であって、
    土台(1)が、プラスチックで成形してなる本体部(6)と、この本体部(6)と固定プレート(2)との間に配設してなる石膏ブロック部(23)とを備え、本体部(6)と石膏ブロック部(23)は、互いに嵌着構造であって定位置に連結されており、石膏ブロック部(23)に連結穴(5)を設けており、連結穴(5)にダウエルピン(3)を挿入して、固定プレート(2)を石膏ブロック部(23)の定位置に配置するようにしてなることを特徴とする間接法作業模型。
  3. 土台(1)と、この土台(1)の定位置に脱着できるように連結してなる石膏からなる固定プレート(2)と、固定プレート(2)に一端を固定して、固定プレート(2)を土台(1)の定位置に脱着できるように連結するダウエルピン(3)と、固定プレート(2)に固定している歯形模型(4)とを備え、
    土台(1)はダウエルピン(3)を抜き差しできるように挿入する連結穴(5)を備え、この連結穴(5)にダウエルピン(3)を入れて、固定プレート(2)を土台(1)の定位置に連結するようにしてなる間接法作業模型であって、
    土台(1)が、プラスチックシートを上方開口の容器形状に成形している成形容器(13)と、この成形容器(13)に充填してなる石膏泥を硬化させた石膏成形部(14)とを備え、石膏成形部(14)の表面に成形容器(13)を付着して、成形容器(13)で石膏成形部(14)を成形すると共に、成形容器(13)でもって石膏成形部(14)の表面をカバーしてなる間接法作業模型。
  4. 成形容器(13)がプラスチックシートを真空成形してなる請求項3に記載される間接法作業模型。
  5. 土台(1)と、この土台(1)の定位置に脱着できるように連結してなる石膏からなる固定プレート(2)と、固定プレート(2)に一端を固定して、固定プレート(2)を土台(1)の定位置に脱着できるように連結するダウエルピン(3)と、固定プレート(2)に固定している歯形模型(4)とを備え、
    土台(1)が、ダウエルピン(3)を抜き差しできるように挿入する連結穴(5)を備えるプラスチックを成形してなるプラスチック成形土台(15)で、このプラスチック成形土台(15)は、固定プレート(2)を成形する石膏泥を充填して成形する成形周壁(16)を除去できるように連結して設けており、
    プラスチック成形土台(15)の連結穴(5)にダウエルピン(3)を挿入し、成形周壁(16)の内側に石膏泥を入れて固定プレート(2)を成形すると共に、この石膏泥で成形される固定プレート(2)を介して歯形模型(4)を固定してなる間接法作業模型。
  6. ダウエルピン(3)が、端部を固定プレート(2)に埋設してなるノーマルピン(3A)と、端部を固定プレート(2)に埋設しないダミーピン(3B)とからなる請求項5に記載される間接法作業模型。
  7. 成形周壁(16)とプラスチック成形土台(15)とをプラスチックで一体的に成形して、成形周壁(16)とプラスチック成形土台(15)との境界に沿って切離部(18)を設けている請求項5に記載される間接法作業模型。
JP2005043258A 2005-02-18 2005-02-18 間接法作業模型 Active JP4405931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043258A JP4405931B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 間接法作業模型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043258A JP4405931B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 間接法作業模型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006223693A true JP2006223693A (ja) 2006-08-31
JP4405931B2 JP4405931B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=36985558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005043258A Active JP4405931B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 間接法作業模型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4405931B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011156065A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Saito Shiken Kogyosho:Kk 歯科技工用作業模型の製造方法及びこれに用いられる成型用基枠
JP2011229626A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Dentasu:Kk 歯科技工用作業模型
JP2012055521A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Saito Shiken Kogyosho:Kk 歯科技工用作業模型及びこれに用いる支持基台
JP2013226455A (ja) * 2013-07-17 2013-11-07 Saito Shiken Kogyosho:Kk 歯科技工用作業模型
KR101507570B1 (ko) 2014-03-06 2015-03-30 이길용 치아모형 조립체

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11413802B2 (en) 2018-03-22 2022-08-16 Honda Motor Co., Ltd. Reusable mold for injection molding and molding method
US11472083B2 (en) 2019-09-25 2022-10-18 Honda Motor Co., Ltd. Injection mold master unit die back plate cooling with metal backfilled plastic mold

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011156065A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Saito Shiken Kogyosho:Kk 歯科技工用作業模型の製造方法及びこれに用いられる成型用基枠
JP2011229626A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Dentasu:Kk 歯科技工用作業模型
JP2012055521A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Saito Shiken Kogyosho:Kk 歯科技工用作業模型及びこれに用いる支持基台
JP2013226455A (ja) * 2013-07-17 2013-11-07 Saito Shiken Kogyosho:Kk 歯科技工用作業模型
KR101507570B1 (ko) 2014-03-06 2015-03-30 이길용 치아모형 조립체

Also Published As

Publication number Publication date
JP4405931B2 (ja) 2010-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4405931B2 (ja) 間接法作業模型
JP5164233B2 (ja) 歯科技工用作業模型
US8449294B2 (en) Dental impression tray
JP2007151767A (ja) 間接法作業模型
KR100569667B1 (ko) 치아제작용 모형조립체와 그 성형방법
KR101136658B1 (ko) 치아모형 조립체
KR101158545B1 (ko) 치아모형 제작용 몰드
JP5486650B2 (ja) 歯科作業模型の嵌合装置
US20090208895A1 (en) Plaster dental cast gum plate molding mold
JP2011234839A (ja) 歯科技工用作業模型
JP5340118B2 (ja) 間接法作業模型
US10034727B2 (en) Articulator
US20050233278A1 (en) Pin for fixing dental model
JP2005006803A (ja) 歯型製作用の歯型模型
JP4822818B2 (ja) 歯科補綴物用可撤模型の基台成形トレー
US6712609B2 (en) Supporting structure for a dental model and a method for forming thereof
JP2013039392A (ja) 歯科技工用作業模型
JP3825011B2 (ja) 歯科作業模型の製造方法、及び、歯科作業模型用基台の成形型
KR20060097253A (ko) 치아모형 제조용 고정판 및 그 치아제조방법
KR20100040499A (ko) 치아보철 제작용 모형조립체
KR200272676Y1 (ko) 치아모형 고정핀
JP2007117124A (ja) 歯冠修復用作業模型の製作トレーとその使用法
JP2011045440A (ja) 歯科技工用作業模型及びその製造方法
JP2007105326A (ja) 間接法作業模型の製造方法と製造装置
JP2007215708A (ja) 間接法作業模型

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20050502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070725

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070725

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4405931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151113

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250