JP2011045440A - 歯科技工用作業模型及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯形模型がぶれにくく、丈夫な歯科技工用作業模型及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】歯科技工用作業模型1は、固定して立脚している複数のピン4を含む基台3と、ピン4を挿入するための複数の孔5を有する歯形模型2とを備える。たとえば、歯形模型2は、分割可能な分割歯模型2cを少なくとも一つ含む。基台3は、分割歯模型2cに対応する位置に、少なくとも二本のピン4を固定して立脚させている。分割歯模型2cは、少なくとも二本のピン4を挿入するための少なくとも二つの孔5を有する。
【選択図】図10

Description

本発明は、歯科補綴物等を作製する場合に用いる作業模型に関する。
従来、歯科補綴物を作製する場合、患者の口腔からとった歯形陰型に基づいて石膏で印象模型(以下、歯形模型)を形成し、この印象模型の下面を平坦に削って孔を穿孔し、当該孔にダウエルピンを挿入して、ダウエルピンと歯形模型とを接着剤で固着し、歯形模型の下面及びダウエルピンに離型剤(例えば、界面活性剤)を塗布して、予め石膏ペーストを充填した基台用シリコーンゴム型に押し込み、石膏ペーストが硬化した後、脱型して作業模型を作製している。このような作業模型では、歯形模型側にダウエルピンが固定されていることになる(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開平6−22988号公報 特許第4112732号公報
図14は、従来の作業模型の課題を説明するための断面図である。特許文献1及び2に示すような作業模型90では、基台91に孔92が穿孔され、歯形模型93に固定されたダウエルピン94が孔92に差し込まれる。製造精度の問題等により、孔92とダウエルピン94との間には、僅かではあるが、隙間が生じる。図14の矢印Aで示したようなダウエルピン94の先端部分での僅かなぶれは、矢印Bで示したような歯形模型93の上部での大きなぶれとなる。
また、ダウエルピン94は歯形模型93に接着剤で固着されているので、接着剤が剥離して、ダウエルピン94と歯形模型93とが分離するという可能性もある。特に、歯科技工の作業中、ダウエルピン94と歯形模型93との接合部分に力が加わりやすので、ダウエルピン94と歯形模型93とが分離するという問題は生じやすくなる。
それゆえ、本発明の目的は、歯形模型がぶれにくい歯科技工用作業模型及びその製造方法を提供することである。また、本発明の目的は、丈夫な歯科技工用作業模型及びその製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明は、固定して立脚している複数のピンを含む基台と、ピンを挿入するための複数の孔を有する歯形模型とを備える歯科技工用作業模型である。好ましくは、歯形模型は、分割可能な分割歯模型を少なくとも一つ含む。また、基台は、分割歯模型に対応する位置に、少なくとも二本のピンを固定して立脚させている。分割歯模型は、少なくとも二本のピンを挿入するための少なくとも二つの孔を有すると良い。
また、本発明は、歯科技工用作業模型の製造方法であって、歯形模型を作製する第1の工程と、歯形模型の下面から複数の孔を穿孔する第2の工程と、複数の孔に、複数のピンを抜き差し可能に差し込む第3の工程と、基台用型に、所定の条件で硬化する硬化材料を充填する第4の工程と、硬化材料が硬化する前に、複数のピンが差し込まれた歯形模型の内、少なくとも複数のピンの部分を、硬化材料に押し入れる第5の工程と、硬化材料が硬化して、ピンが硬化材料に固着した後、歯形模型を硬化材料が硬化してできた基台から抜き取る第6の工程とを備える。好ましくは、第2の工程では、後で分割する分割歯模型に対応する箇所に、少なくとも二つの孔を穿孔する。第3の工程では、分割歯模型に対応する箇所に、少なくとも二本のピンを差し込む。さらに、第6の工程で抜き取った歯形模型を分割歯模型に分割する第7の工程を備えると良い。
また、本発明は、固定して立脚している少なくとも一つのサイドピンを含む基台と、サイドピンに沿った形状の少なくとも一つの凹部を有する分割歯模型を含む歯形模型とを備える歯科技工用作業模型である。好ましくは、基台は、分割歯模型の下面に対応する箇所から固定して立脚している少なくとも一つのインナーピンをさらに含み、分割歯模型は、インナーピンを挿入するための少なくとも一つの孔を有すると良い。好ましくは、基台は、分割歯模型の両脇に対応する位置に、少なくとも二本のサイドピンを固定して立脚させており、分割歯模型は、少なくとも二本のサイドピンに沿った形状の二つの凹部を有すると良い。
また、本発明は、歯科技工用作業模型の製造方法であって、歯形模型を作製する第1の工程と、歯形模型の下面から、分割歯模型に分割する境界部分に、少なくとも一つの孔を穿孔する第2の工程と、孔に、サイドピンを抜き差し可能に差し込む第3の工程と、基台用型に、所定の条件で硬化する硬化材料を充填する第4の工程と、硬化材料が硬化する前に、サイドピンが差し込まれた歯形模型の内、少なくともサイドピンの部分を、硬化材料に押し入れる第5の工程と、硬化材料が硬化して、サイドピンが硬化材料に固着した後、歯形模型を硬化材料が硬化してできた基台から抜き取る第6の工程と、歯形模型を境界部分で切断して分割する第7の工程とを備えると良い。好ましくは、第2の工程では、第7の工程で分割される分割歯模型の下面に対応する箇所に、インナーピン用の少なくとも一つの孔を穿孔し、第3の工程では、インナーピンも抜き差し可能に差し込み、第5の工程では、インナーピンの部分も、硬化材料に押し入れ、第6の工程では、インナーピンも硬化材料に固着した後に、歯形模型を硬化材料が硬化してできた基台から抜き取ると良い。好ましくは、第2の工程では、後で分割する分割歯模型の両脇に対応する箇所に、少なくとも二つの孔を穿孔し、第3の工程では、分割歯模型の両脇に対応する箇所に、少なくとも二本のサイドピンを差し込むと良い。
本発明では、歯形模型側に孔が穿孔されている。したがって、孔とピンとの間にもし間隙が生じたとしても、従来に比べ、歯形模型のぶれは僅かなままに抑えられる。よって、歯形模型がぶれにくい歯科技工用作業模型が提供されることとなる。さらに、ピンは、基台に固着されており、従来のように、接着剤でピンが歯形模型に固定されているわけではないので、従来に比べ丈夫な歯科技工用作業模型が提供されることなる。分割歯模型に対しては、二つの孔を穿孔して、基台に設けられた二本のピンで分割歯模型を固定することができるので、分割歯模型のぶれを抑えることが可能となる。
また、基台から固着して立脚するサイドピンを用いることによっても、分割歯模型のぶれを防止することができる。特に、サイドピンとインナーピンとを併存して用いれば、分割歯模型のぶれは、かなり少なくなると期待できる。
本発明のこれらおよび他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、歯形模型2の斜視図である。 図2は、歯形模型2を下面から見たときの斜視図である。 図3は、本実施形態で用いられるピン4の斜視図である。 図4は、歯形模型2にピン4が差し込まれる様子を示す図である。 図5は、全ての孔5にピン4が差し込まれたときの様子を示す図である。 図6は、基台用型3aに硬化材料3bが充填される様子を示す図である。 図7は、硬化材料3bに歯形模型2が押し入れられる様子を示す図である。 図8は、硬化材料3bが硬化した後に、歯形模型2が抜き取られたときの基台3を示す斜視図である。 図9は、分割歯模型2cを基台3に差し込んだ歯科技工用作業模型1の斜視図である。 図10は、分割歯模型2cの一つを抜いたときの歯科技工用作業模型1の斜視図である。 図11は、図9におけるA−A面の断面図である。 図12は、サイドピン4b用の孔5aを穿孔した歯形模型2を示す図である。 図13は、分割歯模型2cと基台3との関係を示す図である。 図14は、従来の作業模型の課題を説明するための断面図である。
図1〜図10を参照しながら、本発明の一実施形態に係る歯科技工用作業模型1の製造方法について説明する。歯科技工用作業模型1は、歯形模型2と、基台3とを備える。基台3は、複数のピン4を含む。歯形模型2は、複数の孔5を含む。
図1は、歯形模型2の斜視図である。歯形模型2は、周知の方法によって作製されている。たとえば、歯形模型2は、患者の口腔からとった歯形陰型に、石膏ペーストを流し込んで作製される。下面が平坦になるように、歯形模型2には、歯形部分2aの下に石膏2bが足されて、足された石膏2bの下面及び側面が研磨される。
図2は、歯形模型2を下面から見たときの斜視図である。図3は、本実施形態で用いられるピン4の斜視図である。平坦に研磨された歯形模型2の下面から、ピン4の先端部分を挿入するための複数の孔5が穿孔される。孔5の内径はピン4の外径と略同一である。孔5の位置は、分割した歯模型の位置を考慮して、決定される。分割したい歯模型に対応する位置には、少なくとも二つの孔5が並んで穿孔される。ピン4は、基台3側に凹凸部4aを含む。凹凸部4aによって、ピン4が基台3から抜けるのがより強固に防止される。なお、凹凸部4aは無くても良い。
図4は、歯形模型2にピン4が差し込まれる様子を示す図である。図5は、全ての孔5にピン4が差し込まれたときの様子を示す図である。図4及び図5に示すように、ピン4は、歯形模型2に抜き差し可能に差し込まれる。すなわち、ピン4は、歯形模型2には固着されていない。
図6は、基台用型3aに硬化材料3bが充填される様子を示す図である。硬化材料3bは、温度や光などの所定の条件で硬化する材料であれば良く、たとえば、石膏などである。図7は、硬化材料3bに歯形模型2が押し入れられる様子を示す図である。歯形模型2の下面に離型剤(例えば、界面活性剤)が塗布され、硬化材料3bが硬化する前に、少なくともピン4の部分が、硬化材料3bに押し入れられる。
図8は、硬化材料3bが硬化した後に、歯形模型2が抜き取られたときの基台3を示す斜視図である。図8に示すように、基台3には、複数のピン4が固着されて立脚している。これにより、歯形模型2を基台3に差し込むことによって、歯科技工用作業模型1が提供されることになる。
基台3の完成後、歯形模型2は、必要に応じて分割される。分割された歯形模型を分割歯模型2cという。なお、分割歯模型2cといった場合、一つの歯模型だけでなく、複数の歯模型を含む場合もある。図9は、分割歯模型2cを基台3に差し込んだ歯科技工用作業模型1の斜視図である。図10は、分割歯模型2cの一つを抜いたときの歯科技工用作業模型1の斜視図である。図10に示すように、分割歯模型2cを用いる場合は、分割歯模型2cの移動を防止するために、少なくとも二本のピン4が分割歯模型2cに挿入されるように、孔5が穿孔されて、ピン4が基台3に固着される。
図11は、図9におけるA−A面の断面図である。本実施形態では、歯形模型2側に孔5が穿孔されている。したがって、孔5とピン4との間にもし間隙が生じたとしても、従来の図14の場合に比べ、図11の矢印Cで示すように、歯形模型2のぶれは僅かなままに抑えられる。よって、歯形模型2がぶれにくい歯科技工用作業模型1が提供されることとなる。さらに、ピン4は、基台3に固着されており、従来のように、接着剤でピンが歯形模型に固定されているわけではないので、従来に比べ丈夫な歯科技工用作業模型1が提供されることなる。さらに、ピン4は、凹凸部4aを有するので、ピン4が基台3から抜けるのがさらに強固に防止される。
なお、上記実施形態において、ピン4の断面は円形であったが、ピン4の断面は、楕円形でも良いし、多角形でも良いし、弓状であっても良い。ピン4の断面を円形以外の形状に変形することによって、歯形模型2の回転を防止することが可能となる。歯形模型2の回転を防止するために、ピン4の断面形状を円形以外の形状にすれば、分割歯模型2cを用いる場合であっても、二本のピン4を用いずに、一本のピン4だけを用いることができる。
なお、ピン4の部分だけでなく、歯形模型2の底部の一部までが硬化材料3bに押し入れられても良い。これにより、基台3は、歯形模型2の底部の一部に対応する凹部を有することになる。これにより、歯形模型2のぶれがさらに防止できる。
なお、上記実施形態では、歯形模型2は全歯の模型であったが、一部の歯の模型が歯形模型2として利用され、当該一部の歯の歯形模型に対応する基台3が作製されても良い。
(変形例)
なお、基台3から固定して立脚されるピンは、分割歯模型2cに挿入されるものに限られない。以下、基台3から固定して立脚されるサイドピン4bについて説明する。なお、上記までに説明したピン4は、分割歯模型2cに挿入されるピンであるとして、インナーピン4と言うことにし、サイドピン4bとは区別することとする。ただし、サイドピン4bとインナーピン4とは、異なる形状であっても良いし、同一の形状であっても良い。
図12は、サイドピン4b用の孔5aを穿孔した歯形模型2を示す図である。図12に示すように、後で分割歯模型2cに分割される境界部分5bに線を引き、境界部分5bにサイドピン4b用の孔5aを穿孔する。そして、孔5aに、サイドピン4bを抜き差し可能に差し込む。その後は、インナーピン4だけを用いた場合と同様にして、サイドピン4b及びインナーピン4を基台3に固着させ、歯形模型2を基台3から外す。その後、境界部分5bで切断して分割歯模型2cに分割する。これにより、分割歯模型2cには、サイドピン4bの形状に沿った凹部4cが形成されることとなる(図13)。その他の製造方法は、インナーピン4だけを用いる場合と同様である。
図13は、分割歯模型2cと基台3との関係を示す図である。図13に示すように、サイドピン4bが基台3から立脚することとなる。さらに、サイドピン4bの形状に沿った凹部4cが分割歯模型2cに当接して、分割歯模型2cが基台3に取り付けられることとなる。これにより、サイドピン4bによって、分割歯模型2cの移動(たとえば、左右動や左右回転)がさらに抑制されることとなり、歯形模型のぶれを効果的に防止できる。
なお、サイドピン4bとインナーピン4とを一緒に用いることとしたが、サイドピン4bだけが用いられても良いし、サイドピン4bと従来のような分割歯模型に固定されているダウエルピンとが一緒に用いられても良い。
サイドピン4bは、少なくとも一つが基台3から固定して立脚していれば、分割歯模型2cのぶれをある程度防止できる。したがって、分割歯模型2cに形成される凹部4cは少なくとも一つで良い。なお、凹部4cの形状、サイドピン4bの形状は、断面円弧状でなくても良い。すなわち、サイドピン4bを角柱形状にして、凹部4cの形状を角張った形状にしても良い。サイドピン4bとインナーピン4とが一緒に用いられる場合、サイドピン4bによってぶれがある程度防止されるので、インナーピン4は、少なくとも一つで良い。すなわち、分割歯模型2cに形成される孔5も、少なくとも一つで良い。ただし、分割歯模型2cのぶれを効果的に防止するためには、図13に示したように、分割歯模型2cの両脇に少なくとも二本のサイドピン4bが基台3に固着されており、少なくとも二本のサイドピン4bに沿った形状の二つの凹部4cが分割歯模型2cに形成されている良い。よって、製造段階で、分割歯模型2cの下面に対応する箇所にインナーピン4用の少なくとも二つの孔5を穿孔すると共に、分割歯模型の両脇に対応する箇所にサイドピン4b用の少なくとも二つの孔5aを穿孔し、孔5及び5aに、それぞれインナーピン4及びサイドピン4bを抜き差し可能に差し込んで、基台3にインナーピン4及びサイドピン4bを固着させれば良い。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明は、歯形模型がぶれにくい歯科技工用作業模型及びその製造方法に関し、産業上利用可能である。
1 歯科技工用作業模型
2 歯形模型
2a 歯形部分
2b 石膏
2c 分割歯模型
3 基台
3a 基台用型
3b 硬化材料
4 ピン
4a 凹凸部
4b サイドピン
4c 凹部
5,5a 孔
5b 境界部分

Claims (10)

  1. 固定して立脚している複数のピンを含む基台と、
    前記ピンを挿入するための複数の孔を有する歯形模型とを備える、歯科技工用作業模型。
  2. 前記歯形模型は、分割可能な分割歯模型を少なくとも一つ含み、
    前記基台は、前記分割歯模型に対応する位置に、少なくとも二本のピンを固定して立脚させており、
    前記分割歯模型は、前記少なくとも二本のピンを挿入するための少なくとも二つの孔を有することを特徴とする、請求項1に記載の歯科技工用作業模型。
  3. 歯形模型を作製する第1の工程と、
    前記歯形模型の下面から複数の孔を穿孔する第2の工程と、
    前記複数の孔に、複数のピンを抜き差し可能に差し込む第3の工程と、
    基台用型に、所定の条件で硬化する硬化材料を充填する第4の工程と、
    前記硬化材料が硬化する前に、前記複数のピンが差し込まれた前記歯形模型の内、少なくとも前記複数のピンの部分を、前記硬化材料に押し入れる第5の工程と、
    前記硬化材料が硬化して、前記ピンが前記硬化材料に固着した後、前記歯形模型を前記硬化材料が硬化してできた基台から抜き取る第6の工程とを備えることと特徴とする、歯科技工用作業模型の製造方法。
  4. 前記第2の工程では、後で分割する分割歯模型に対応する箇所に、少なくとも二つの孔を穿孔し、
    前記第3の工程では、前記分割歯模型に対応する箇所に、少なくとも二本のピンを差し込み、
    さらに、前記第6の工程で抜き取った前記歯形模型を前記分割歯模型に分割する第7の工程を備えることを特徴とする、請求項3に記載の歯科技工用作業模型の製造方法。
  5. 固定して立脚している少なくとも一つのサイドピンを含む基台と、
    前記サイドピンに沿った形状の少なくとも一つの凹部を有する分割歯模型を含む歯形模型とを備える、歯科技工用作業模型。
  6. 前記基台は、前記分割歯模型の下面に対応する箇所から固定して立脚している少なくとも一つのインナーピンをさらに含み、
    前記分割歯模型は、前記インナーピンを挿入するための少なくとも一つの孔を有することを特徴とする、請求項5に記載の歯科技工用作業模型。
  7. 前記基台は、前記分割歯模型の両脇に対応する位置に、少なくとも二本のサイドピンを固定して立脚させており、
    前記分割歯模型は、前記少なくとも二本のサイドピンに沿った形状の二つの凹部を有することを特徴とする、請求項5又は6に記載の歯科技工用作業模型。
  8. 歯形模型を作製する第1の工程と、
    前記歯形模型の下面から、分割歯模型に分割する境界部分に、少なくとも一つの孔を穿孔する第2の工程と、
    前記孔に、サイドピンを抜き差し可能に差し込む第3の工程と、
    基台用型に、所定の条件で硬化する硬化材料を充填する第4の工程と、
    前記硬化材料が硬化する前に、前記サイドピンが差し込まれた前記歯形模型の内、少なくとも前記サイドピンの部分を、前記硬化材料に押し入れる第5の工程と、
    前記硬化材料が硬化して、前記サイドピンが前記硬化材料に固着した後、前記歯形模型を前記硬化材料が硬化してできた基台から抜き取る第6の工程と、
    前記歯形模型を前記境界部分で切断して分割する第7の工程とを備えることと特徴とする、歯科技工用作業模型の製造方法。
  9. 前記第2の工程では、前記第7の工程で分割される分割歯模型の下面に対応する箇所に、インナーピン用の少なくとも一つの孔を穿孔し、
    前記第3の工程では、前記インナーピンも抜き差し可能に差し込み、
    前記第5の工程では、前記インナーピンの部分も、前記硬化材料に押し入れ、
    前記第6の工程では、前記インナーピンも前記硬化材料に固着した後に、前記歯形模型を前記硬化材料が硬化してできた基台から抜き取ることを特徴とする、請求項8に記載の歯科技工用作業模型の製造方法。
  10. 前記第2の工程では、後で分割する分割歯模型の両脇に対応する箇所に、少なくとも二つの孔を穿孔し、
    前記第3の工程では、前記分割歯模型の両脇に対応する箇所に、少なくとも二本のサイドピンを差し込むことを特徴とする、請求項8又は9に記載の歯科技工用作業模型の製造方法。
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