JP5968120B2 - 歯科インプラント用ステントの製造方法およびステント製造用補助具 - Google Patents

歯科インプラント用ステントの製造方法およびステント製造用補助具 Download PDF

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本発明は、顎骨に歯科インプラント用の埋入穴を穿設するためのドリルの位置決めを行なうステントの製造方法、および、このステントの製造に用いる補助具に関する。
歯を喪失した場合に、その機能を補うため、顎骨に歯科インプラントを埋入し、これに義歯などの歯科補綴物を固定するインプラント手術が実用化されている。歯科インプラントを顎骨へ埋入するには、顎骨に歯科インプラント埋入用の埋入穴をドリルで穿設する必要がある。埋入穴の位置や方向などの穿設条件は、被施術者の顎骨の状態や、歯科インプラントの埋入箇所に隣接する残存歯の状態などに基づき個々に決定される。ドリルで埋入穴を穿設する際には、この穿設条件を満たすようにドリルの位置決めをしなくてはならない。このため、ドリルの案内孔を形成したステント(サージカルガイド、サージカルステント、外科用テンプレートとも言う)を、被施術者ごとに製作し、これを施術時に被施術者の口腔内に装着することが従来行なわれている。
従来のステント製造方法が、特許文献1および特許文献2に記載されている。特許文献1のステント製造方法は、被施術者の口腔周辺をスキャンして取得したデータに基づき、光造形法装置により、顎骨模型(顎モデル)とステント(テンプレート)とを製作するものである。特許文献1の方法では、コンピュータのデータ処理によって、あらかじめドリル案内孔を形成したステントを製作している。
特許文献2には、被施術者の顎骨形状および口腔形状をCT(Computerized Tomography)スキャンして得たデータに基づき、光造形装置で模型を作製し、この模型の表面に樹脂を被せて硬化させることによりステントを成形する方法が記載されている。特許文献2の方法では、ステントの硬化後、模型に形成したインプラント埋入穴の位置に合わせて、ステントにドリル案内孔を形成している。
特開2005−518834号公報 特開2008−307281号公報
ドリルにより顎骨に歯科インプラントの埋入穴を穿設する際には、埋入穴の穿設位置、穿設方向、および穿設深さを精密に規定する必要がある。特許文献1の従来技術は、ステントに形成したドリル案内孔の位置および方向によって、埋入穴の穿設位置および穿設方向を規定しているが、穿設深さについては、必要に応じ、ドリル案内孔の上にリングを追加配置することで調節している。顎骨に対する埋入穴の穿設作業は、被施術者の口腔内で行なうものであるから、リングのような小さく、かつ脱落可能性のある部材を追加するのは好ましくない。
特許文献2に記載の従来技術は、ステントに設けたドリル案内孔により、ドリルによる埋入穴の穿設位置および穿設方向を規定しているが、穿設深さについては考慮されていない。
本発明の目的は、顎骨に歯科インプラント用の埋入穴をドリルで穿設する際に、埋入穴の穿設位置および穿設方向とともに、穿設深さも精密に規定することが可能なステントの製造方法、および、この製造方法に用いる製造用補助具を提供することである。
本発明は、歯科インプラント埋入用の埋入穴を顎骨に穿設するドリルの位置決めを行なうためのステントを製造する方法であって、
歯科インプラントの埋入位置に相当する位置にガイド穴が形成された顎骨模型を準備する模型準備工程、
前記ガイド穴へ挿入される挿入軸部および該挿入軸部に連設され該挿入軸部よりも大径の頭部を備えるガイドピンと、該ガイドピンの頭部に外嵌される筒状のガイドチューブと、前記ガイドピンの挿入軸部に外嵌させるための貫通孔を中心部に有し、外径が前記ガイドピンの頭部よりも大きく形成された高さ調節部材とから成る補助具を準備する補助具準備工程、
前記ガイドピンの挿入軸部を、前記高さ調節部材の貫通孔に挿通させた状態で、前記顎骨模型のガイド穴に挿入することにより、前記高さ調節部材を前記顎骨模型の表面に配置するとともに、前記ガイド穴の外方に突出する前記ガイドピンの頭部に前記ガイドチューブを外嵌して前記高さ調節部材に当接させることにより、前記ガイドチューブを前記高さ調節部材の高さ分だけ前記顎骨模型から離隔させる補助具装着工程、
前記補助具のうち、前記ガイドピンの頭部を突出させ、該頭部以外の部分は埋設されるように、前記顎骨模型の表面にステント成形材料を盛り付けたのち、該ステント成形材料を硬化させてステントを成形するステント成形工程、
前記硬化させたステントから前記ガイドピンを引き抜いたのち、該ステントを前記顎骨模型から取り外し、さらに該ステントから前記高さ調節部材を除去するステント取外し工程を含むことを特徴とする歯科インプラント用ステントの製造方法である。
また本発明は、前記補助具準備工程において、
高さの異なる複数種類の前記高さ調節部材を用意し、
顎骨に穿設する埋入穴の穿設深さとドリルの挿入長さとに基づいて、前記ガイドチューブの前記顎骨模型からの離隔距離を決定し、
該決定された離隔距離に応じた高さの高さ調節部材を選択して用いることを特徴とする。
本発明に係る歯科インプラント用ステントの製造方法(以下、本発明方法と言う)によれば、あらかじめ準備される顎骨模型のガイド穴に、ガイドピンの挿入軸部を、高さ調節部材の貫通孔に挿通させた状態で挿入することにより、前記高さ調節部材を前記顎骨模型の表面に配置するとともに、前記ガイド穴の外方に突出する前記ガイドピンの頭部にガイドチューブを外嵌して前記高さ調節部材に当接させることにより、前記ガイドチューブを前記高さ調節部材の高さ分だけ前記顎骨模型から離隔させる。そして、前記補助具のうち、前記ガイドピンの頭部以外の部分を埋設するように、前記顎骨模型の表面にステント成形材料を盛り付け、このステント成形材料を硬化させてステントを成形する。さらに、硬化させたステントから前記ガイドピンを引き抜いて、該ステントを前記顎骨模型から取り外し、さらに該ステントから前記高さ調節部材を除去すれば、目的とする歯科インプラント用ステントを得ることができる。
本発明方法により製造されるステント内における前記ガイドチューブの配置は、顎骨に穿設する歯科インプラントの埋入穴の穿設位置および穿設方向を規定する。また、前記ガイドチューブと前記顎骨模型との離隔距離は、ドリルの挿入長さとともに、埋入穴の穿設深さを決定する要素である。前記ガイドチューブと前記顎骨模型との離隔距離は、両者間に配置される前記高さ調整部材によって規定される。したがって本発明方法により製造されるステントは、前記ガイドチューブによって、埋入穴の穿設位置と穿設方向とを規定するのみならず、前記高さ調節部材の高さを適宜選択することにより、埋入穴の穿設深さをあらかじめ規定することができる。よって、ドリルで顎骨に埋入穴を穿設する際に、このステントを用いれば、設計値どおりの埋入穴を容易に穿設することが可能である。
また本発明方法によりステントを製造するにあたり、前記顎骨模型から取り外す前のステントは、前記顎骨模型のガイド穴に挿入した前記ガイドピンによって、前記顎骨模型の表面上に保持される。したがって、前記ガイドピンを引き抜くことにより、ステントを前記顎骨模型から容易に取り外すことが可能である。
また本発明方法によれば、高さの異なる複数種類の前記高さ調節部材を用意するので、顎骨に穿設する埋入穴の穿設深さとドリルの挿入長さとに基づいて、前記ガイドチューブの前記顎骨模型からの離隔距離を決定し、該決定された離隔距離に応じた高さの高さ調節部材を選択して用いることにより、被施術者ごとに埋入穴の穿設深さが異なっても、容易に対応することができる。
本発明の一実施形態に係るステント製造用補助具Uを示すものであって、ガイドピン10、ガイドチューブ20、および、高さ調節部材30を分離して示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るステントの製造方法の模型準備工程および補助具準備工程を示す一部断面正面図である。 本発明の一実施形態に係るステントの製造方法の補助具装着工程を示す一部断面正面図である。 本発明の一実施形態に係るステントの製造方法のステント成形工程を示す一部断面正面図である。 本発明の一実施形態に係るステントの製造方法のステント取り外し工程を示す一部断面正面図である。 被施術者の歯科インプラントの埋入位置にステントSを装着した状態の断面図である。 被施術者の歯科インプラントの埋入位置にドリルDで埋入穴を穿設している状態の断面図である。 被施術者に歯科インプラントIを埋入した状態の断面図である。 高さh2の小さい高さ調節部材30を使用した場合の補助具Uの装着状態を示す断面図である。 高さh2の大きい高さ調節部材30を使用した場合の補助具Uの装着状態を示す断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るステント製造用補助具U(以下、補助具Uと言う)を示すものであって、ガイドピン10、ガイドチューブ20、および、高さ調節部材30を分離して示す正面図である。
補助具Uは、顎骨に歯科インプラント埋入用の埋入穴を穿設するドリルの位置決めを行なうためのステントを製造する際に用いられ、ガイドピン10と、ガイドチューブ20と、高さ調節部材30とから成る。
ガイドピン10は、柱状の挿入軸部11と、この挿入軸部11と一体に連設され、外径d2が挿入軸部11の外径d1よりも大きく形成された柱状の頭部12とから成り、たとえばステンレス鋼や硬質プラスチックなどで製作される。
挿入軸部11の外径d1は、あらかじめ準備される顎骨模型Mに形成されるガイド穴1よりも小径に形成される。また挿入軸部11の長さは、顎骨模型Mのガイド穴1に挿入させたときに、容易に脱離せず、頭部12の姿勢を安定させることができる程度に十分長く形成する。頭部12の長さは、後述するステント成形材料の盛り付け時に、盛り付けたステント成形材料から確実に突出させることができる程度の長さに形成される。
ガイドチューブ20は、中心部に貫通孔21を有し、ガイドピン10の頭部12に外嵌される筒状の部材であり、例えばステンレス鋼などで製作される。貫通孔21の内径Cは、ガイドピン10の頭部12の外径d2よりわずかに大きく形成される。
ガイドチューブ20の外周面には溝22が形成される。この溝22は、ガイドチューブ20が後述するステント成形材料に埋設され、該ステント成形材料を硬化させた後に、ガイドチューブ20がステントから容易には脱落しないようにするためのものである。
ガイドチューブ20は、施術時に歯科インプラントの埋入穴を顎骨に穿設するドリルの刃先を、顎骨の予定される穿設位置に案内する。したがって貫通孔21の内径Cは、使用するドリルの外径よりわずかに大きい。
またガイドチューブ20は、ステントSを貫通して顎骨Gに至るまでのドリルの挿入長さを規定する。すなわち、ドリルをガイドチューブ20の貫通孔21に挿入させたのち、ドリル軸部などの適宜箇所に設けた係止部をガイドチューブ20に当接させることにより、ドリルの挿入長さを一定値に規定する。
高さ調節部材30は、ガイドピン10の挿入軸部11に外嵌させるための貫通孔31を中心部に有する、たとえば円筒状の部材であり、硬化後のステント成形材料と固着しにくい材質、例えばシリコーン樹脂やフッ素樹脂などで製作される。貫通孔31の内径e1は、ガイドピン10の挿入軸部11の外径d1より大きく形成される。また、外径e2は、ガイドピン10の頭部12の外径d2よりも大きく形成される。
なお、高さ調節部材30は、高さh2が異なる複数種類をあらかじめ用意しておくことが望ましい。具体的には、高さh2が、1mm、3mm、5mmのものを用意することが考えられる。
次に、前述した補助具Uを用いた歯科インプラント用ステントの製造方法を、図2A〜図2Dを参照して説明する。図2Aは、本発明の一実施形態に係るステントの製造方法の模型準備工程および補助具準備工程を示す一部断面正面図、図2Bは、本発明の一実施形態に係るステントの製造方法の補助具装着工程を示す一部断面正面図、図2Cは、本発明の一実施形態に係るステントの製造方法のステント成形工程を示す一部断面正面図、図2Dは、本発明の一実施形態に係るステントの製造方法のステント取り外し工程を示す一部断面正面図である。
(模型準備工程)
はじめに、図2Aに示すごとく、顎骨模型Mと補助具Uとを準備する。顎骨模型Mは、従来公知の手法で製作することができる。たとえば、被施術者をCTスキャンして顎骨の3次元データを採取し、この3次元データに基づき、光造形装置などを用いて、歯科インプラントの埋入位置に相当する位置にガイド穴が形成された顎骨模型Mを準備する。
補助具Uは、図1に例示するガイドピン10、ガイドチューブ20、および、高さ調節部材30から成るものを使用することができる。
(補助具装着工程)
次に、図2Bに示すように、補助具Uを顎骨模型Mに装着する。すなわち、ガイドピン10の挿入軸部11を、高さ調節部材30の貫通孔31に挿通させた状態で、顎骨模型Mのガイド穴1に挿入する。これにより、高さ調節部材30が、顎骨模型Mの表面に配置される。続いて、ガイド穴1の外方に突出するガイドピン10の頭部12に、ガイドチューブ20を外嵌して、高さ調節部材30に当接させる。これによりガイドチューブ20が、高さ調節部材30の高さh2分だけ、顎骨模型Mから離隔した位置に保持される。
(ステント成形工程)
顎骨模型Mに補助具Uを装着し終えたならば、図2Cに示すごとく、顎骨模型Mの表面に、たとえばアクリル樹脂などからなるステント成形材料Rを盛り付けたのち、ステント成形材料Rを硬化させてステントSを成形する。
ステント成形材料Rは、補助具Uのうち、ガイドピン10の頭部12を突出させ、頭部12以外の部分は埋設されるように盛り付ける。このとき、ガイドチューブ20の上端面が、ステント成形材料Rの表面に位置するように盛り付けてもよいが、ガイドチューブ20の全体をステント成形材料Rの内部に埋設し、後続の工程で、ガイドチューブ20の上端面を露出させるように加工することも可能である。
(ステント取外し工程)
ステント成形材料Rが硬化したならば、図2Dに示すように、硬化させたステントSからガイドピン10を引き抜いて、ステントSを顎骨模型Mから取り外す。ガイド穴1の方向が傾斜していても、ガイドピン10を抜き取ってからステントSを取り外すから、ステントSの取り外しはきわめて簡単である。さらに、ステントSから高さ調節部材30を除去する。その結果、内部にガイドチューブ20だけを残存させたステントSが得られる。しかるのち、得られたステントSに適宜の後処理を加えることにより、目的とする歯科インプラント用ステントSが完成する。
ステントSの使用状況の一例を、図3A〜図3Cに示す。図3Aは、被施術者の歯科インプラントの埋入位置にステントSを装着した状態の断面図、図3Bは、被施術者の歯科インプラントの埋入位置にドリルDで埋入穴を穿設している状態の断面図、図3Cは、被施術者に歯科インプラントIを埋入した状態の断面図である。また図4Aは、高さh2の小さい高さ調節部材30を使用した場合の補助具Uの装着状態を示す断面図、図4Bは、高さh2の大きい高さ調節部材30を使用した場合の補助具Uの装着状態を示す断面図である。
図3Aに示すように、ステントSを、被施術者の口腔内における歯科インプラントIを埋入すべき箇所にあわせて装着する。ついで、図3Bに示すように、ドリルDをステントSのガイドチューブ20に挿入して、顎骨Gに埋入穴を穿設する。このときガイドチューブ20は、ドリルDを挿入するときの案内孔となり、埋入穴の穿設位置および穿設方向を規定する。また、ステントSの成形時に、高さ調節部材30が、ガイドチューブ20を顎骨模型Mから一定高さで離隔するように保持し、この離隔状態で固定されるから、ガイドチューブ20は、ドリルDによる埋入穴の穿設深さを規定する機能を発揮する。したがって、ステントSを使用することにより、設計値どおりの埋入穴を容易に穿設することが可能である。埋入穴を穿設したのち、図3Cに示すように、被施術者の顎骨Gに歯科インプラントIを埋入する。
本実施形態では、高さの異なる複数種類の高さ調節部材30を用意しておき、ステントSの製造時に、被施術者ごとに決定される設計値に応じた高さh2の高さ調節部材30を選択して使用する。すなわち、必要な埋入穴の穿設深さが大きいときは、図4Aに示すように、高さh2が小さい高さ調節部材30を選択して使用し、反対に、必要な埋入穴の穿設深さが小さいときは、図4Bに示すように、高さh2が大きい高さ調節部材30を選択して使用すればよい。具体的には、図4Aでは、ガイドチューブ20の高さh1=4mm、高さ調節部材30の高さh2=1mmとし、合計の高さ寸法h3=5mmとしている。図4Bでは、ガイドチューブ20の高さh1=4mm、高さ調節部材30の高さh2=3mmとし、合計の高さ寸法h3=7mmとしている。
10 ガイドピン
11 挿入軸部
12 頭部
20 ガイドチューブ
30 高さ調節部材
G 顎骨
M 顎骨模型
R ステント成形材料
S ステント
U 補助具

Claims (2)

  1. 歯科インプラント埋入用の埋入穴を顎骨に穿設するドリルの位置決めを行なうためのステントを製造する方法であって、
    歯科インプラントの埋入位置に相当する位置にガイド穴が形成された顎骨模型を準備する模型準備工程、
    前記ガイド穴へ挿入される挿入軸部および該挿入軸部に連設され該挿入軸部よりも大径の頭部を備えるガイドピンと、該ガイドピンの頭部に外嵌される筒状のガイドチューブと、前記ガイドピンの挿入軸部に外嵌させるための貫通孔を中心部に有し、外径が前記ガイドピンの頭部よりも大きく形成された高さ調節部材とから成る補助具を準備する補助具準備工程、
    前記ガイドピンの挿入軸部を、前記高さ調節部材の貫通孔に挿通させた状態で、前記顎骨模型のガイド穴に挿入することにより、前記高さ調節部材を前記顎骨模型の表面に配置するとともに、前記ガイド穴の外方に突出する前記ガイドピンの頭部に前記ガイドチューブを外嵌して前記高さ調節部材に当接させることにより、前記ガイドチューブを前記高さ調節部材の高さ分だけ前記顎骨模型から離隔させる補助具装着工程、
    前記補助具のうち、前記ガイドピンの頭部を突出させ、該頭部以外の部分は埋設されるように、前記顎骨模型の表面にステント成形材料を盛り付けたのち、該ステント成形材料を硬化させてステントを成形するステント成形工程、
    前記硬化させたステントから前記ガイドピンを引き抜いたのち、該ステントを前記顎骨模型から取り外し、さらに該ステントから前記高さ調節部材を除去するステント取外し工程を含むことを特徴とする歯科インプラント用ステントの製造方法。
  2. 前記補助具準備工程において、
    高さの異なる複数種類の前記高さ調節部材を用意し、
    顎骨に穿設する埋入穴の穿設深さとドリルの挿入長さとに基づいて、前記ガイドチューブの前記顎骨模型からの離隔距離を決定し、
    該決定された離隔距離に応じた高さの高さ調節部材を選択して用いることを特徴とする請求項1に記載の歯科インプラント用ステントの製造方法。
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