JP2006223572A - 洗濯機 - Google Patents

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JP2006223572A
JP2006223572A JP2005041076A JP2005041076A JP2006223572A JP 2006223572 A JP2006223572 A JP 2006223572A JP 2005041076 A JP2005041076 A JP 2005041076A JP 2005041076 A JP2005041076 A JP 2005041076A JP 2006223572 A JP2006223572 A JP 2006223572A
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Koichi Hosomi
光一 細見
Katsuhiko Asanuma
勝彦 浅沼
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Toshiba Consumer Marketing Corp
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Toshiba Consumer Marketing Corp
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Abstract

【課題】 循環ポンプユニットの振動が外箱に伝播しにくい構造を有する洗濯機を提供す
る。
【解決手段】 ドラム式洗濯機において、外箱1の底部である台板2に循環ポンプユニッ
ト100を設ける。この循環ポンプユニットは糸屑等の洗濯屑を捕獲するフィルタリング
部100aと水槽3内の洗濯水を循環させる循環ポンプ部100bで構成されている。こ
のフィルタリング部100aをゴムブシュ236を介して台板2に固定し、循環ポンプ部
100bを弾性クッション233aを介して台板2に載置することにより、循環ポンプ部
100bが有するポンプモータ141の振動が台板2に伝播することを防止する。この結
果、ポンプモータ141の振動と外箱1が共振することで起こる騒音を防ぐことができる

【選択図】 図6

Description

本発明は、ドラム内の洗濯水を循環させる循環ポンプ部を有する洗濯機に関する。
一般的に洗濯機は、外箱内部に貯水可能な水槽を弾性支持し、その水槽内には洗濯物が
収容されるドラムが前記水槽の底面に装着されたモータにより回転可能に設けられる構成
としている。
また、水槽内に貯水された洗濯水を循環させる循環ポンプ部を有し、この循環ポンプ部
と洗濯水に含まれる糸屑等を捕獲するフィルタを備えるフィルタリング部とが一体に装着
された循環ポンプユニットを備えるものが存している。
この循環ポンプユニットの構成として、フィルタリング部の長手方向の後部にポンプモ
ータを有する循環ポンプ部が設けられており、フィルタリング部の長手方向の前部が外箱
に対向して設置され、外箱には糸屑等の洗濯屑を捕獲したフィルタを外箱外から取り外す
ことができるフィルタ取り出し口が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照
。)。
特開2004−321654号公報(第6頁、図5)
しかしながら、特許文献1に記載されている循環ポンプユニットは、フィルタリング部
の前部を外箱のフィルタ取り出し口に位置させるために、外箱に固定されなくてはならな
い。その結果、循環ポンプ部を駆動するポンプモータの振動により循環ポンプユニットの
全体が振動し、外箱との固定部分から外箱にその振動が伝播し、その振動が外箱と共振す
ることで騒音が生ずる問題があった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたもので、外箱に循環ポンプユニットの振動が伝播
しにくい構造を有する洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わる洗濯機は、底部に台板を有する外箱と、こ
の外箱の内部に弾性的に支持され、洗濯水を貯水する水槽と、この水槽の内側に所定の間
隔をもって設けられ、洗濯物を収容して回転駆動されるドラムと、前記水槽の下方から前
記洗濯水を排水する排水ダクトと、前記排水ダクトから排水される前記洗濯水を再び前記
水槽に循環させる循環ダクトと、前記排水ダクトからの前記洗濯水に含まれる洗濯屑をフ
ィルタリングするフィルタリング部と、このフィルタリング部によってフィルタリングさ
れた前記洗濯水を前記循環ダクトに送り出す循環ポンプ部とを具備し、少なくとも前記循
環ポンプ部が弾性材を介して前記台板に載置されていることを特徴とする。
本発明の洗濯機によれば、循環ポンプユニットの振動が外箱へ伝播することを防ぐこと
ができ、以って洗濯機の騒音の発生を防ぐことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
本発明によるドラム式洗濯機の第1の実施形態を図1乃至図12を参照して説明する。
まず、図1は、第1の実施形態のドラム式洗濯機の全体斜視図を示している。図2は、
そのドラム式洗濯機の右側面から見た主要な内部構成を示す図である。図3は、そのドラ
ム式洗濯機の外箱1の一部を切断した斜視図である。図4は、台板2と循環ポンプユニッ
ト100の構成を示した図である。図5は、図4の循環ポンプユニット100の上面図で
ある。図6は、図5の循環ポンプユニット100と台板2のA−A断面図である。図7(
a)は、図5の循環ポンプユニット100と台板2のB−B断面図、および図7(b)は
、図7(a)の固定ねじ止め部119と固定ボス部219の固定部の拡大図である。図8
(a)は、図5の循環ポンプユニット100の斜視図、および図8(b)は、図5の循環
ポンプユニット100のC−C断面図である。図9は、循環ポンプユニット支え部200
の斜視図である。図10は、循環ポンプユニット100と循環ポンプユニット支え部20
0の一部組立斜視図である。図11は、本実施形態の構成を適用した時および適用しない
時の騒音の測定データを示すグラフである。
まず、ドラム式洗濯機の形状について説明する。
図1、図2および図3に示すように、ドラム式洗濯機の外形は下部に水槽3を支える台
板2を有する外箱1が矩形箱状を成している。
この外箱1の前面部1aの下方で台板2の上部には、取り外し可能で外箱1内を点検す
ることができる点検開口部1bが設けられており、この点検開口部1bには外箱1内に設
けられたフィルタ116(図6を参照)を着脱できるフィルタ取り出し口4が設けられて
いる。そして、台板2の底部には4隅に脚5が設けられている。
また、外箱1の背面部には作業口6が形成されていて、この作業口6には裏板7が着脱
可能に取り付けられている。さらに、前面部1aの中央には円形状の洗濯物出入口8が形
成されており、この洗濯物出入口8には開閉可能な扉9が取り付けられている。
また、前面部1aには「洗い」、「すすぎ」及び「脱水」等の各行程時間設定や各種コ
ース設定を行うスイッチ等を有する操作パネル10が配設されており、その後方の外箱1
内にはマイクロコンピュータ等から成る制御装置11が収納されている。
そして、外箱1内に設けられている水槽3は、前面に開口部3aを有するドラムであっ
て、外箱1の底面部に設けられる左右一対(一方のみ図示)のサスペンション12によっ
て横向きに弾性支持されている。その支持形態は、水槽3の開口部3aから水槽3の底部
に向かって下りの傾斜(図2では、右下がり)を有する形状である。
水槽3の閉塞された底面の後端面部(図2では、右側の端面部)には、補強板13が取
り付けられており、この補強板13及び水槽3の前記後端面部の中心部に、回転軸の軸受
14,15を内装した軸受ハウジング16が取り付けられている。また、軸受ハウジング
16には、水槽3の底面背部に位置して、モータ17のステータ18が取り付けられてい
る。このモータ17には、ロータ19をステータ18の外方に有するアウターロータ形を
使用している。
また、水槽3の内側には、所定の間隙(径が少し小さい)を持ってドラム20が配設さ
れている。このドラム20の閉塞された底面の後端面部には、それより厚い例えば金属製
のドラム支え21が取り付けられている。このドラム支え21及びドラム20の後端面底
部の中心部に取り付けられたドラムシャフト22は、水槽3の底部の中心部から前記軸受
ハウジング16の軸受14,15内に挿通されている。そして、軸受ハウジング16から
突出したドラムシャフト22の後端部は、前記モータ17のロータ19に取り付けられて
いる。これにより、ドラム20は、水槽3と同じ傾斜をもって水槽3に回転可能に支持さ
れる。
前記ドラム20の胴部には、ほぼ全域に脱水孔23が設けられており(図2では、一部
のみ図示)、また胴部の内周部の数か所にバッフル24が取り付けられている(図2では
、一部のみ図示)。そのほか、水槽3の側面最低部に排水口50が設けられていて、第1
の排水経路である排水ダクト51に連結されている。
そして、図3に示すように水槽3の開口部3aの周縁には鉄板やステンレス板等の金属
、又はガラスなどの耐熱性である剛性材で構成される水槽カバー25が装着されており、
この水槽カバー25は中央部に開口を有するリング状を成している。この水槽カバー25
は、水槽カバー25の上部の略中央に後述する循環経路である循環口60が設けられてお
り、この循環口60には循環ダクト61が連結されている。また、前面から見て左側面中
央の所定の位置に溢水口70が設けられており、この溢水口70は溢水ダクト71に連結
されている。
一方、この水槽カバー25に対向して、ドラム20の前面にはドラムカバー26が取り
付けられている。このドラムカバー26は、ドラム20の開放された前面の周縁部に装着
されたもので、中央部に洗濯物投入口27を有するリング状を成しており、耐熱材で構成
されている。
そして、前面部1aの洗濯物出入口8と水槽カバー25との間は、シール部材であるベ
ロー28によって水密に連通接続されている。このベロー28は、ドラム20や水槽3か
らの振動に対処し得る柔軟性を有すると共に、洗剤溶液等の耐薬品性にも優れた材料(例
えば、エチレン・プロピレン系の合成ゴム)にて作られており、全体的に概略筒状をなし
、中間部位には蛇腹部を有して、水槽3外への漏水を防止する構成をしている。このベロ
ー28に繋がる洗濯物出入口8には、その出入口を閉塞する開閉可能な扉9が取り付けら
れている。
この扉9は、図1に示すように、例えば洗濯物出入口8の形状に合わせた円形の形状を
有しており、外箱1に取り付けられたヒンジ29により扉9を前後に回動することによっ
て、洗濯物出入口8を開閉するようになっている。
更に、扉9の中央部は洗濯物出入口8と同程度の大きさの透視窓30が設けられている
。この透視窓30は、例えば扉9の前面に前面ガラス31と、扉9の後面に円錐台形状に
膨出する形状の後面ガラス32が設けられている。
また、この扉9には、ドアロック装置40の一部を構成する被ドアロック部41が設け
られており、この被ドアロック部41と対応する外箱1の前面部1aにはドアロック部4
2が配設されている。このドアロック装置40を構成するドアロック部42に被ドアロッ
ク41が嵌合することにより洗濯物出入口8が閉鎖される。さらに、外箱1の前面部1a
には、ドアロック解除装置43が設けており、このドアロック解除装置43を押すことに
より、被ドアロック部41とドアロック42のロックが解除され、扉9が開く構成になっ
ている。
また、外箱1の上面後方にはホース等(図示せず)により水道水を水槽3内に導く入水
口80が設けられ、給水弁81に連結されている。
そして、給水弁81は給水管82を介して洗剤ケース84に接続されている。この洗剤
ケース84には、前面部1aに設けられた洗剤投入口83より投入された洗剤が収納され
る。この洗剤ケース84はフレキシブル給水ホース85につながり、水槽3の上部後側に
形成された給水口86に接続されている。
更に、外箱1の底部を構成する台板2の前方左側に設けられた循環ポンプユニット支え
部200(図4又は図6を参照)に循環ポンプユニット100が設置されている。
この循環ポンプユニット100は、前述した排水口50に連結された排水ダクト51か
ら流れてきた水を外箱1外に排水する第1の排水経路と、「洗い」または「すすぎ」工程
時に循環ポンプ部100bから循環ダクト61に吐水された水を、循環口60から水槽3
内へ循環させる循環経路のいずれか一方を選択できる分岐機能を有している。
そして、図4、図6に示すように第1の排水経路の循環ポンプユニット100の下流方
向に連結パイプ90が接続されており、この連結パイプ90は循環ポンプユニット100
の下方に配設されている。また、連結パイプ90の他端には排水弁91が接続されている
。この排水弁91は、図4に示すように、台板2の前方中央に設けられており、この排水
弁91の右方には排水弁モータ92が設けられている。
排水弁91は、通常、排水弁91内部の図示しないスプリングによって閉状態に保たれ
、水槽3を水密に維持しており、制御装置11によって排水弁モータ92を動作させるよ
うに制御すると、排水弁モータ92に接続されたワイヤ93を介して排水弁91を引っ張
ることにより開動作が行われ、以って洗濯液を下流に排出することができる。
また、図5に示すように排水弁91の下流には内部排水ホース94が配設されており、
外箱1の左側面下部に設けられた除去口95に連結されている。そして、除去口95には
外箱1外に位置する図示しない外部排水ホースが接続されている。
したがって、第1の排水経路は排水口50、排水ダクト51、循環ポンプユニット10
0、連結パイプ90、排水弁91、内部排水ホース94、除去口95、外部排水ホースの
経路で構成される。
また、内部排水ホース94の途中には第2の排水経路である溢水口70から溢れ出た洗
濯水が流れる溢水ダクト71が下方に延びて接続されている。従って、第2の排水経路は
溢水口70、溢水ダクト71、内部排水ホース94、除去口95の経路となる。
また、循環ポンプユニット100の上部には、途中に蛇腹部を有する循環ダクト61が
連結されており、この循環ダクト61は水槽カバー25の左側を回り込むように配設され
、水槽カバー25の上部に設けられる循環口60に連結されている。
そして、図5に示すように循環ポンプユニット100の循環ポンプ部100b(図6を
参照)が駆動して洗濯水が循環ダクト61へ吐水されることにより、排水口50、排水ダ
クト51、循環ポンプユニット100、循環ダクト61、循環口60の循環経路が得られ
る。
ここで、循環ポンプユニット100の構成体の具体的構成について図4乃至図8を参照
して詳細を説明する。
先ず、図4、図6および図8に示すように循環ポンプユニット100は、糸屑等の洗濯
屑を捕獲するフィルタリング部100aと、洗濯水を循環させる循環ポンプ部100bの
2つの機構を有しており、以って糸屑等を捕獲することと、洗濯水を水槽3に循環させる
2つの機能を有している。
さらに、循環ポンプユニット100は、フィルタ部110、ポンプ部130、モータ部
140の3つの部材により構成され、台板2に設置されている。従って、この3つの部材
によってフィルタリング部100aと循環ポンプ部100bの二つの機構を構成している
このフィルタ部110とポンプ部130が一体に装着されることにより、循環ポンプ部
100bの一部であるインペラ133が収納できるインペラ収納部134が形成され、こ
のインペラ133をモータ部140のポンプモータ141で回転させることにより、洗濯
水を循環ダクト61に吐出させている。
このフィルタ部110は、長筒状の中空を有するフィルタケース部111と、そのフィ
ルタケース部111の長手方向と直角方向で台板2に対して水平方向の側面に形成される
ポンプケーシング部112で構成されている。
フィルタケース部111内は、略円筒状の中空が上下に2つ配置されており、この上下
の中空の間は連通されている。そして、このフィルタケース部111の長手方向の前側(
フィルタ116を取り出す方向)にフィルタ取り付け部115が設けられており、このフ
ィルタ取り付け部115は外箱1の前面部1aのフィルタ取り出し口4に設置されるよう
な態様に形成されている。
このフィルタケース部111の中空は、洗濯水を吸入する吸入路113となっており、
図4に示すように後方に排水ダクト51が連結されている。一方、この吸入路113の下
方の中空にはフィルタ116が収納される濾過路114が構成されている。
この濾過路114には、第1の排水経路の連結パイプ90へ導く排出口114aが形成
されている。これに対して濾過路114の側面には循環経路へ導くポンプ吸入路114b
が設けられており、以って濾過路114は吸入路113より流れこんできた洗濯水を第1
の排水経路、または循環経路に導く分岐機能を有している。
さらに、この濾過路114は内部にフィルタ116が収納されているため洗濯水中の糸
屑等を捕獲する機能も有している。このフィルタ116は、例えば、樹脂を格子状に形成
したもの或いは、目の細かい繊維を袋状に形成したもので構成され、洗濯水中の糸屑等を
集積するようになっている。
そして、このフィルタ116は前方にフィルタキャップ116aを有し、このフィルタ
キャップ116aが外箱1のフィルタ取り出し口4に設置されたフィルタ取り付け部11
5に着脱自在に装着されている。そのため、外箱1外からフィルタ116を取り外してフ
ィルタ116に集積された糸屑等を掃除することが可能となっている。
また、前述のようにフィルタケース部111の長手方向と直角方向で、かつ台板2と水
平方向の側面にはポンプケーシング部112が突出して形成されており、このポンプケー
シング部112は右側方向に開口された円形の蓋状部117とポンプ取り付け部118で
構成されている。
この蓋状部117の開口面には、濾過路114からポンプ吸入路114bが連通されて
おり、濾過路114からこのポンプ吸入路114bを介して洗濯水がインペラ収納部13
4へと導かれる構成となっている。
また、図7(a)に示すように、この蓋状部117の上部には吐出口117aが形成さ
れ、吐出口117aには蓋状部117の上方向かって吐出路117bが形成されており循
環ダクト61に接続されている。
そして、この蓋状部117の周縁にはポンプ部130が装着できるようにポンプ取り付
け部118が形成されており、ねじ穴を開口方向に有している。
また、図5に示すように、フィルタ部110には3点で台板2の循環ポンプユニット支
え部200に固定するための固定ねじ止め部119a乃至119cが設けられている。そ
して、第1の固定ねじ止め部119aは、フィルタケース部111のポンプケーシング部
112とは逆側であって、後述するポンプモータ141から最も離れた位置に設けられて
いる。残りの2点はポンプケーシング部112の前後方向に設けられており、第2の固定
ねじ止め部119bは、ポンプケーシング部112の後部に突出され、第3の固定ねじ止
め部119cはフィルタ取り付け部115の右側に突設されている。
そしてフィルタ部110の右側に設けられたポンプ部130は、ポンプケーシング部1
12側に開口した椀形状部131と、この椀形状部131の周縁に形成される装着部13
2、及び椀形状部131から突設して設けられたポンプモータ取り付け部136とで構成
されている。この装着部132は、ポンプ取り付け部118にシールパッキンを介してネ
ジ止めされる。また、ポンプケーシング部112の蓋状部117にポンプ部130の椀形
状部131が嵌合され、内部が中空であるインペラ収納部134が形成される。
このインペラ収納部134に収納されるインペラ133は、後述するモータ部140の
ポンプシャフト142の先端に装着されており、そのポンプシャフト142は椀形状部1
31の開口面の中央に形成される連通口に連通されて、水密で回転可能に設けられている
。また、ポンプ部130には載置板135がポンプモータ141の下方に所定の間隔をも
って設けられている。
この載置板135は、椀形状部131から鍔状に台板2と水平方向に形成されており、
2つの位置規制穴135aが後述する循環ポンプユニット支え部200から突出した位置
規制棒235a(図10を参照)が所定の隙間を有して連通されるように設けられている
そして、この載置板135の上方にポンプモータ141を固定するためのポンプモータ
取り付け部136が椀形状部131から延びており、このポンプモータ取り付け部136
にモータ部140がねじにより固定されている。
このモータ部140のポンプモータ部141から前述したようにポンプシャフト142
がインペラ収納部134内に延びており、このポンプシャフト142の先にインペラ13
3が設けられている。
また、ポンプモータ141のポンプ部130と逆側には冷却ファン143が設置されて
おり、ポンプシャフト142の回転によりポンプモータ141自身を冷却する機能を有し
ている。
循環ポンプユニット100は、これら構成部材により構成される。従って、循環ポンプ
ユニット100の2つの機構であるフィルタリング部100aと、循環ポンプ部100b
は以下のように構成される。
フィルタ116を含むフィルタケース部111でフィルタリング部100aの機構を果
たし、ポンプケーシング部112とポンプ部130及びモータ部140で循環ポンプ部1
00bの機構を果たす。
ここで、前述した台板2に設けられた循環ポンプユニット支え部200の具体的構成、
および循環ポンプユニット100の取り付け手段について詳述する。
まず、図9(図9にない符号は、図5を参照)に示すように、台板2の前面右側(前面
部1aからみて左下側)にはフィルタ取り付け部115が嵌合されるフィルタ取り出し口
4が設けられている。
そのフィルタ取り出し口4の後方であって、点検開口部1b(前面部1a)に近傍の位
置にフィルタ部110を固定するための固定ボス部219a乃至219cが設けられてお
り、第1の固定ボス部219aはフィルタ取り出し口4の右側(前面部1aからみて左側
)に、第2の固定ボス部219bと第3の固定ボス部219cはフィルタ取り出し口4の
左側(前面部1aからみて右側)の前後に設けられている。
更にまた、第3の固定ボス部219cの左方(前面部1aからみて右方)であって点検
開口部1b(前面部1a)の近傍位置に、循環ポンプユニット100を支えるための所定
の高さを有する載置台233が設けられている。この載置台233は、第1の載置台23
4と第2の載置台235で構成されており、この第1の載置台234の左側(前面部1a
からみて右側)に第2の載置台235が設けられている。
これら載置台233の上面には凹部が形成され、その凹部に循環ポンプユニット100
を支えるための第1の弾性材である弾性クッション233a(図6を参照)が固定されて
いる。そして、第2の載置台235の左端(前面部1aからみて右端)には、先端がかぎ
状の係止部材235bが上方に突設されている。
また、第2の載置台235の前方(前面部1a側)には、上方に突設された位置規制棒
235aが二つ設けられてある。また、この位置規制棒235aには前述した位置規制穴
135a(図8を参照)が挿入されるため、位置規制穴135aの径より所定の小さな径
(例えば、1mm小さい径)で形成されている。
これら構成を有する循環ポンプユニット支え部200に循環ポンプユニット100を取
り付ける場合は、図10に示すように、まず載置板135の位置規制穴135aが循環ポ
ンプユニット支え部200から突出される位置規制棒235aに所定の隙間(例えば、1
mmの隙間)を有した状態で挿入されることにより、第2の載置台235に載置板135
が弾性クッション233aを介して載置される。また載置板135は、第2の載置台23
5の係止部材235bにより上方から係り止めされる。この状態において、第1の載置台
234にも循環ポンプユニット100の装着部132が弾性クッション233aを介して
載置される。
さらにこの状態において、固定ボス部219a乃至219cの位置にフィルタ部110
の固定ねじ止め部119a乃至119cが載置され固定される。図7(b)には、その固
定した図を示しており、固定ボス部219bと固定ねじ止め部119bの間に第2の弾性
材であるゴムブシュ236を介してねじ止めによって固着される。このゴムブシュ236
は、弾性材で外側に溝を配する円筒状をしており、その内部には例えば金属製の剛性の円
筒状のスリーブ237が挿入されている。この溝に固定ねじ止め部119bを嵌め込んだ
状態で、スリーブ237内にねじを挿入させ、固定ボス部219bにねじ止めをする構成
をしている。
しかして、循環ポンプユニット100のフィルタ部110がゴムブシュ236を介して
ねじ止めにより3点で固定され、載置台233には載置板135が弾性クッション233
aを介して載置されることによって循環ポンプユニット支え部200に取り付けられる。
なお、この構成では濾過路114の下方に連結される連結パイプ90は、第2の固定ボス
部219bと第3の固定ボス部219cとの間に配置される構成となる。
次に、上記構成を有する実施形態のドラム式洗濯機の作用及び効果について説明する。
まず、前面部1aの扉9を開け、洗濯物出入口8、洗濯物投入口27を介してドラム2
0内に図示しない洗濯物を入れる。そして、洗剤ケース84内には必要な洗剤を前面部1
aの洗剤投入口83から投入する。
扉9を閉じ、操作パネル10の操作をして運転条件を設定し運転スタートさせると、制
御装置11に予め記憶されたプログラムに基づき運転が開始され、「洗い」、「すすぎ」
、及び「脱水」の動作が順次行なわれる。
そして「洗い」動作が開始されると入水口80,給水弁81,給水管82、洗剤ケース
84、フレキシブル給水ホース85、給水口86を通じて所定量の水が洗剤を含む洗濯液
として水槽3内に供給され、排水弁91を閉じた状態で、ドラム20をモータ17により
、例えば50〜60〔rpm〕の低速度で正逆両方向に交互に回転させる。
水槽3内の水位は、図示しない水位センサからの検出信号を受けて制御装置11により
制御されている。これにより、洗濯物が共にバッフル24により順次かき上げられ撹拌さ
れて、洗いが行われる。
この際、排水弁91より上流に位置する循環ポンプユニット100内が洗濯水で満水状
態となっている。この状態において、循環ポンプ部100bのポンプモータ141を駆動
させることによりインペラ133が回転し、洗濯水が循環ダクト61等の循環経路を通っ
て水槽3の循環口60まで運ばれる。
即ち、排水ダクト51を通った洗濯水は、まず循環ポンプユニット100の吸入路11
3に吸入される。吸入路113から下方の濾過路114に運ばれ、フィルタ116により
糸屑等の洗濯屑が捕獲され洗濯水が濾過される。そして、インペラ収納部134に運ばれ
インペラ133によって上方へくみ上げられ、吐出口117aから吐出され循環ダクト6
1、循環口60へと運ばれる。この循環口60から水槽3内に注水することで洗濯水をド
ラム20内の衣類に散布し、洗浄性能を向上させる。
そして、「洗い」処理の所定時間後、循環ポンプ部100bのポンプモータ141は停
止され、排水弁モータ92が制御装置11からの電気信号により通電駆動されて、排水弁
91が開放される。これによって、水槽3内に溜まった汚れた洗濯水は、第1の排水経路
を通じて外箱1外に排水される。
即ち、この水槽3内の洗濯水は、排水口50から排水ダクト51を通過し、フィルタケ
ース部111の濾過路114内でフィルタ116により洗濯液中の糸屑等の洗濯屑が捕獲
された後、排出口114aを通過し、排出口114aに連結される連結パイプ90を通り
、排水弁91、内部排水ホース94を流れ、外箱1外へ排出される。
そして、上記排水動作が終了すると、水槽3内に新たな水が所定量供給されるとともに
、ドラム20が再びモータ17により低速回転されて、上記「洗い」工程と同様に「すす
ぎ」行程が行われる。これにより、洗濯物を洗濯水と共に撹拌して洗濯物に付着した汚れ
と洗剤をすすぐ。
この「すすぎ」工程の際も循環ポンプ部100bは再び駆動され、水槽3から排出した
洗濯水を濾過して循環することで、水槽3内のドラム20に注水、衣類に散布し、すすぎ
性能を向上させている。
この「すすぎ」工程後の洗濯水は、「洗い」工程の排水と同様に循環ポンプ部100b
の動作は停止された状態で排水弁91を開放することにより、第1の排水経路から外箱1
外に排出される。
そして、排水が終わると給水弁81を閉じた状態で、ドラム20をモータ17により、
800〜900〔rpm〕の高速度で一方向に回転させ、「脱水」工程が行われる。これ
により、洗濯物に含まれた水を、遠心力により脱水孔23から排出させる。この排出させ
た水は、水槽3の排水口50から第1の排水経路を通じて外箱1外に排出される。この際
も、排水中の水に糸屑が混入されていれば、フィルタ116にて効果的に捕獲される。
また、「洗い」や「すすぎ」の工程で、水槽3から洗濯水が溢れ出るときは、その洗濯
水は水槽カバー25に設けられた溢水口70から排出され、第2の排水経路である溢水ダ
クト71を通り排水弁91下流の内部排水ホース94を通過し、外箱1外に排出される。
この一連の洗濯の動作が終了した後、前面部1aのフィルタ取り出し口4からフィルタ
116を取り出し、フィルタ116に捕獲された糸屑等の洗濯屑を廃棄する。
上記のように「洗い」、「すすぎ」工程時に洗濯水を循環させているため、循環ポンプ
100bを駆動するポンプモータ141から振動が発生する。このポンプモータ141の
振動は、モータ部140に接続された循環ポンプユニット100の構成部品であるポンプ
部130、フィルタ部110に伝播し振動する。
そのため、循環ポンプユニット100が設置されている台板2の循環ポンプユニット支
え部200にも振動が伝播される恐れがある。
しかしながら本実施形態においては、循環ポンプユニット100の大きな重量を占め、
かつ洗濯水を循環させる時の振動発生源となるモータ部140が、その直下の位置で弾性
クッション233aを介して載置台233に載置されている。このため、大きな振動が発
生するモータの直下位置では弾性クッション233aが歪み変形し、振動が吸収される効
果を有する。そのため、洗濯水を循環させる時の騒音を減少させることができる。
この際、ポンプモータ141直下の循環ポンプユニット100の載置場所は、第2の載
置台233と固定されていないため、水平方向の振動に対しても、上下方向の振動に対し
ても吸収することができる。
さらに、第2の載置台233に載置される循環ポンプユニット100の載置場所は、載
置板135であるが、この載置板135はポンプ部130のポンプモータ141から所定
の隙間を有して下方に形成されているため、ポンプモータ141の振動は載置板135に
減衰して伝わる。
そして、ポンプモータ141が大きな振動を発生する場合、若しくは循環ポンプ部10
0bのエア噛みなどで大きな振動が発生する場合には、例えば上下方向の振動に対しては
、係止部材235bが載置板135を上方から係り止めしているため、上方向への大きな
振幅が生じる場合でも、循環ポンプユニット100の上方向の移動を規制できる。したが
って、台板2には大きな振動が伝わらない効果を有する。
同時に、重いポンプモータ141が上下に大きく振動したとしても、ポンプモータ取り
付け部136や固定ねじ止め部119等の、他部材と固定されている部位にかかる負荷を
軽減することができる。
さらには、水平方向に大きな振幅が生じる場合でも、載置板135の位置規制穴135
aに位置規制棒235aを所定の隙間(例えば、1mmの隙間)を持って挿入しているた
め、係止部材235bの効果と同様に循環ポンプユニット100の移動を規制でき、大き
な振動が台板2に伝播することを防ぐ。
一方フィルタケース部111は、フィルタ取り出し口4からフィルタ116を取り出す
ために所定の位置に位置決めをされなくてはならないため、ねじにより固定されている。
この際、ねじの固定位置(固定ねじ止め部119)をポンプモータ141から遠い位置
であるフィルタ部110に設けられており、ポンプモータ141の振動は循環ポンプユニ
ット100の他の構成部材に伝播するに従って減衰するため、ねじの固定位置における振
動はポンプモータ141の振動に比べ極めて小さいものになっている。
さらには、このねじ固定位置である固定ボス部119は、ゴムブシュ236を介してね
じ止めしているため、その極小の振動もゴムブシュ236により吸収され、固定ボス部2
19には振動は略伝播しない。
また、ポンプモータ141から最も遠いフィルタケース部111の位置に第1の固定ね
じ止め部119aを設けており、振動が最も伝わりにくい部位となっている。従って、こ
の第1の固定ねじ止め部119aにはポンプモータ141の振動による負荷もかかりにく
く、ねじが外れにくい構成となっている。
従って、第2,および第3の固定ねじ止め部119b,119cでねじが外れた場合に
おいても、第1の固定ねじ止め部119aには振動が最も伝わりにくいため、振動音等が
顕著に聞こえることは少ない。
上記説明した本実施形態によれば、次の効果を有する。
「洗い」及び「すすぎ」運転時において、循環ポンプ部100bを駆動することにより
循環される洗濯水に含まれる糸屑等の洗濯屑を積極的に捕獲しているため、洗濯物に付着
する恐のある洗濯屑の量を大幅に低減することができると共に、排水弁91等に洗濯屑が
付着して発生する排水詰りを防止することができる。
さらに、循環ポンプユニット100の設置手段において、循環ポンプユニット支え部2
00の載置台233には弾性クッション233aを固定する凹部を設け、そこに弾性クッ
ション233aを固定し、その上面に載置板135を配置した構造とすることによって、
ポンプモータ141の駆動による振動を吸収して、低振動低騒音を実現する。
さらには、係止部材235bを設けて載置板135を係り止めること、及び位置規制棒
235aと位置規制穴135aを嵌合することにより、循環ポンプユニット100の上下
水平方向への位置規制を実現することができる。これにより、振動源であるモータ部14
0の直下を弾性クッション233aで受け、効果的に振動を吸収することができ、騒音の
問題も解消される。
ここで、本実施形態による騒音低減効果について、測定データを用いて説明する。図1
1は、本実施形態による循環ポンプユニット100を適用した場合と、適用していない場
合の騒音を1/3オクターブ毎の周波数帯毎に対する騒音レベル(dB)で測定したデー
タである。この測定データによれば、本実施形態を適用する場合と適用しない場合を比べ
ると、循環ポンプユニット100の80Hz〜1.25KHzの間で騒音が低減できたこ
とが分かる。
一方、振動源であるポンプモータ141から遠い位置であるフィルタケース部111に
固定ねじ止め部119a乃至119cを設けているため、各固定ねじ止め部119a乃至
119cでの振動は極小のものに限られる。そのため、振動によるねじの緩みも誘発する
ことは少ない。さらに、第2,3の固定ねじ止め部119b、119cのねじが外れたと
しても、ポンプモータ141から最遠の位置に第1の固定ねじ止め部119aを設けてい
るため、伝播する振動は極小であり、ねじが緩む可能性も少ない。さらには、振動音も第
1の固定ねじ止め部119aだけでも十分に抑えることができるため、第2、第3の固定
ねじ止め部119b、119cを再びねじ止めするというメンテナンスをする必要もなく
、循環ポンプユニット100を長期維持するにも有効である。また、ゴムブシュ236を
介して固定しているため、より振動は台板2に伝播しない。
そして、これら振動減衰の効果に加えて、本実施形態においてはドラム式洗濯機の組立
性についても有効な効果を持つ。
まず、循環ポンプユニット100を循環ポンプユニット支え部200に取り付ける際に
は、循環ポンプユニット支え部200の位置規制棒235aに循環ポンプユニット100
の位置規制穴135aに挿入することで循環ポンプユニット100の位置決めが可能とな
るため、組立が容易となる。
さらに、例えば搬送時などでドラム式洗濯機を落下させてしまい、台板2に衝撃が加わ
った場合でも、位置規制穴135aと位置規制棒235aが嵌合されているため、循環ポ
ンプユニット100が循環ユニットポンプ部200から脱落することを防止することがで
きる。
さらには、循環ポンプユニット100のポンプ部130は載置するだけでよく、フィル
タ部110側をねじ止めし固定する作業だけで済むため、組立時の作業効率が良い。また
、循環ポンプユニット100のメンテナンス時においても効果を有する。
循環ポンプユニット100の前方、つまり点検開口部1bに近い位置に吐出口117a
が形成されているため、例えば循環ポンプ部100b内でエア噛みが起こった場合には、
吐出口117aに連結された循環ダクト61を取り外し、吐出口117aから水を入れて
エアを抜く作業を簡単にできる。
また、インペラ収納部134に糸屑等の洗濯屑が詰まった場合には、ポンプ部130が
循環ポンプユニット支え部200に固定されていないため、ポンプ取り付け部118と装
着部132のねじだけを取り外すことでインペラ収納部134を開放することができ、内
部のメンテナンスが容易にできる。
さらには、ポンプ部130が点検開口部1bに近い位置に設置されるため、点検開口部
1bから作業者の届く範囲でポンプ部130を含む循環ポンプユニット全体のメンテナン
スが可能となり、より作業性が向上する。
そして、循環ポンプユニット100全体を循環ポンプユニット支え部200から取り外
す場合においても、循環ポンプユニット100の重心であるポンプモータ141をフィル
タケース部111の長手方向に直交した側面に設けることにより、全体の重心が点検開口
部1bに近い位置に位置されることになるため、循環ポンプユニット100を持ちやすい
さらに、本実施形態によれば、作業者が手の届く範囲にモータ部140があるので、重
心付近をつかみ持ち上げることができるため、ポンプモータ141の偏荷重による他の構
成部材への負荷が軽減される効果がある。
次に、本発明に係るドラム式洗濯機の第2の実施形態について、図12を参照して説明
する。
図12は、ドラム式洗濯機の循環ポンプユニット100と台板2の第2の実施形態の組
立断面図を示している。なお、以下では第1の実施形態と同一部分については同一の符号
を付して説明を省略し、以下異なるところについて説明する。
即ち、第2の実施形態では、第1の実施形態に対して、循環ポンプユニット100のイ
ンペラ収納部134内の最低部付近に除水口300が設けられており、その除水口300
には除水路であるバイパス配管301、連結パイプ90、排水弁91、内部排水ホース9
4が順に連結されている点で異なる。
以下、この循環ポンプユニット100の詳細を説明する。
この遠心ポンプである循環ポンプ部100bのインペラ収納部134には、フィルタケ
ース部111の濾過路114から連通されるポンプ吸入路114bが中央に形成されてい
る。また、このポンプ吸入路114bより上方でインペラ収納部134の上部には、イン
ペラ133の回転駆動により前記洗濯水が前記循環ダクト61に送り出される吐出口11
7bが設けられている。
さらに、ポンプ吸入路114bより下方の位置でインペラ収納部134内の最低部付近
の位置に除水口300が設けられている。この除水口300にはバイパス配管301が連
結され、このバイパス配管301は連結パイプ90につながれている。また、この連結パ
イプ90は排水弁91に接続され、その下流は外箱1外に及ぶ。
以上のような第2の実施形態による作用及び効果について述べる。
第1の実施形態のようにインペラ収納部134の上方に吐出口117aを設ける構成を
とると、インペラ収納部134内に空気が溜まらず、インペラ133の起動時にエア噛み
をすることによる循環流量の減少が起こりにくい。さらに、エア噛みによる異常音も発生
しにくい。
しかしながら、インペラ収納部134内のポンプ吸入路114bより低い空間には排水
する穴が無いため、常に洗濯水が溜まっている状態になる。
そのため「洗い」工程が終了して、「すすぎ」工程が開始される際には、洗剤を含む洗
浄液がインペラ収納部134の低部に溜まったままの状態となる。
しかしながら、この第2の実施形態では、インペラ収納部134内の最低部付近の位置
に除水口300を設け、バイパス配管301を介して連結パイプ90に接続し、「洗い」
工程と「すすぎ」工程の間に排水弁91を開放することにより、インペラ収納部134内
に残留した洗濯水を排水することができる。
従って、「すすぎ」工程の開始時に、インペラ収納部134の低部に溜まった洗剤を含
む洗浄液は、水槽3内に循環されず、すすぎ性能の悪化を防止できる。
さらに、濾過路114で捕獲しきれずインペラ収納部134内に溜まった糸屑等の洗濯
屑もインペラ133の停止時に排水弁91を開放することにより、バイパス配管301か
ら排出させることが可能となる。
そのため、インペラ133が異物によって動作不能になった場合にも対応できるため、
循環ポンプユニット100の故障等が起こりにくく、さらには循環ポンプユニット100
のメンテナンスする機会も少なくできる。
本発明に係るドラム式洗濯機の第1の実施形態の全体斜視図。 図1のドラム式洗濯機の右側面から見た主要な内部構成を示す図。 図1のドラム式洗濯機の外箱1の一部を切断した斜視図。 図1の台板2と循環ポンプユニット100の構成を示した図。 図4の循環ポンプユニット100を上面から見た図。 図5の循環ポンプユニット100と台板2のA−A断面図。 図5の循環ポンプユニット100と台板2のB−B断面図、および循環ポンプユニット100の固定ねじ止め部119と固定ボス部219の固定図。 図5の循環ポンプユニット100の斜視図、および図5のC−C断面図。 図3の循環ポンプユニット支え部200の斜視図。 図3の循環ポンプユニット100と循環ポンプユニット支え部200の一部組立斜視図。 本実施形態を適用した場合と適用しない場合の騒音の測定データを示すグラフ。 本発明の第2の実施例に係る循環ポンプユニット100と台板2の組立断面図。
符号の説明
1 外箱、1a 前面部、1b 点検開口部、2 台板、3 水槽、3a 開口部、4
フィルタ取り出し口、5 脚、6 作業口、7 裏板、8 洗濯物出入口、9 扉、10
操作パネル、11 制御装置、12 サスペンション、13 補強板、14 軸受、1
5 軸受、16 軸受ハウジング、17 モータ、18 ステ−タ、19 ロータ、20
ドラム、21 ドラム支え、22 ドラムシャフト、23 脱水穴、24 バッフル、
25 水槽カバー、26 ドラムカバー、27 洗濯物投入口、28 ベロー、29 ヒ
ンジ、30 透視部、31 前面ガラス、32 後面ガラス、40 ドアロック装置、4
1 被ドアロック部、42 ドアロック部、43 ドアロック解除装置、50 排水口、
51 排水ダクト、60 循環口、61 循環ダクト、70 溢水口、71 溢水ダクト
、80 入水口、81 給水弁、82 給水管、83 洗剤投入口、84 洗剤ケース、
85 フレキシブル給水ホース、86 給水口、90 連結パイプ、91 排水弁、92
排水弁モータ、93 ワイヤ、94 内部排水ホース、95 除去口、100 循環ポ
ンプユニット、100a フィルタリング部、100b 循環ポンプ部、110 フィル
タ部、111 フィルタケース部、112 ポンプケーシング部、113 吸入路、11
4 濾過路、114a 排出口、114b ポンプ吸入路、115 フィルタ取り付け部
、116 フィルタ、116a フィルタキャップ、117 蓋状部、117a 吐出口
、117b 吐出路、118 ポンプ取り付け部、119 固定ねじ止め部、119a
第1の固定ねじ止め部、119b 第2の固定ねじ止め部、119c 第3の固定ねじ止
め部、130 ポンプ部、131 椀形状部、132 装着部、133 インペラ、13
4 インペラ収納部、135 載置板、135a 位置規制穴、136 ポンプモータ取
り付け部、140 モータ部、141 ポンプモータ、142 ポンプシャフト、143
冷却ファン、200 循環ポンプユニット支え部、219 固定ボス部、219a 第
1の固定ボス部、219b 第2の固定ボス部、219c 第3の固定ボス部、233
載置台、233a 弾性クッション、234 第1の載置台、235 第2の載置台、2
35a 位置規制棒、235b 係止部材、236 ゴムブシュ、237 スリーブ、3
00 除水口、301 バイパス配管、

Claims (10)

  1. 底部に台板を有する外箱と、
    この外箱の内部に弾性的に支持され、洗濯水を貯水する水槽と、
    この水槽の内側に所定の間隔をもって設けられ、洗濯物を収容して回転駆動されるドラム
    と、
    前記水槽の下方から前記洗濯水を排水する排水ダクトと、
    前記排水ダクトから排水される前記洗濯水を再び前記水槽に循環させる循環ダクトと、
    前記排水ダクトからの前記洗濯水に含まれる洗濯屑をフィルタリングするフィルタリング
    部と、
    このフィルタリング部によってフィルタリングされた前記洗濯水を前記循環ダクトに送り
    出す循環ポンプ部とを具備し、
    少なくとも前記循環ポンプ部が弾性材を介して前記台板に載置されていることを特徴とす
    る洗濯機。
  2. 前記循環ポンプ部は第1の弾性材を介して前記台板に載置され、前記フィルタリング部
    は第2の弾性材を介して前記台板に固定されることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機
  3. 前記フィルタリング部は少なくとも前記循環ポンプ部を構成するポンプモータから最遠
    の位置の前記台板に固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯機
  4. 前記ポンプモータの下方には所定の隙間を有した載置板が形成され、前記台板に前記第
    1の弾性材を介して前記載置板が設置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載の洗濯機。
  5. 前記載置板は第1の径の穴を有し、前記台板には前記穴の径に比して小さい第2の径の
    大きさの棒が設けられ、前記棒に前記穴が所定の隙間を持って挿入されることを特徴とす
    る請求項4記載の洗濯機。
  6. 前記台板には前記載置板を上方から係り止め、前記載置板の上方向の移動を規制する係
    止部材が設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の濯機。
  7. 前記フィルタリング部内には前記洗濯屑をフィルタリングするフィルタが着脱可能に収
    納され、前記外箱の側面には前記フィルタリング部の前記フィルタを取り出すフィルタ取
    り出し口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  8. 前記循環ポンプ部は前記フィルタリング部の長手方向と直交する側に設けられることを
    特徴とする請求項1または請求項7に記載の洗濯機。
  9. 前記外箱の前面の前記循環ポンプ部の近傍には、取り外しが可能で内部を点検すること
    が可能な点検開口部が設置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    1項に記載の洗濯機。
  10. 下部に台板を有する外箱と、
    この外箱内部に弾性的に支持され、洗濯水を貯水する水槽と、
    この水槽の内側に所定の間隔をもって設けられ、洗濯物を収容して回転駆動されるドラム
    と、
    前記水槽の下方から前記洗濯水が排水される排水ダクトと、
    前記排水ダクトから排水される前記洗濯水を再び前記水槽に循環させる循環ダクトと、
    途中に排水弁を有し前記洗濯水を前記外箱外へ排水する除水路と、
    前記排水ダクトから排水される前記洗濯水に含まれる洗濯屑をフィルタリングするフィル
    タを収納するフィルタリング部と、
    回転駆動するインペラとこのインペラを収納するインペラ収納部とで構成され、前記イン
    ペラ収納部には前記フィルタリング部から連通されているポンプ吸入路と、前記インペラ
    の回転駆動により前記洗濯水が前記ポンプ吸入路から前記循環ダクトに導かれる吐出口と
    、最底付近の前記ポンプ吸入路から前記除水路に接続される除水口とが設けられている循
    環ポンプユニットと
    を具備することを特徴とする洗濯機。
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