JP2006223509A - 避難装置における蓋の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成部材の削減を図ると共に、取付を容易にし、かつ、強度の向上を図れるようにすること。
【解決手段】 床、ベランダ等のスラブに取り付けられる収納枠2と、収納枠に枢着される上方蓋3及び下方蓋4と、上方蓋の開閉に連動して下方蓋を開閉し、かつ開放されたとき上方蓋をほぼ直立状に固定維持するリンク機構5と、収納枠内に折り畳まれて収納され、上方蓋及び下方蓋が開かれたとき、階下の床若しくはその付近まで伸長する梯子とを具備する避難装置において、リンク機構を、収納枠に枢着されるベルクランク50と、ベルクランクと上方蓋とに枢着される上部リンク51と、ベルクランクと下方蓋とに枢着される下部リンク52とで構成し、ベルクランクと下部リンクとの枢着部を、下方蓋の回転がベルクランク側に伝達されるのを吸収により阻止すべく下部リンクの長手方向に沿って穿設された長孔52a内に摺動可能に形成してなる。
【選択図】 図4

Description

この発明は避難装置における蓋の取付構造に関するもので、更に詳細には、床、ベランダ等のスラブに設けられた孔部に取り付けられる収納枠と、この収納枠内に折り畳まれて収納される避難用の梯子と、収納枠の床面側及び天井面側にそれぞれ枢着される上方蓋及び下方蓋と、上方蓋と下方蓋とを連動開閉するリンク機構とを具備する避難装置における蓋の取付構造の改良に係るものである。
一般に、この種の避難装置として、床、ベランダ等のスラブに設けられた孔部に取り付けられる収納枠と、この収納枠の床面側及び天井面側にそれぞれ枢着される上方蓋及び下方蓋と、これら上方蓋及び下方蓋を互いに連結し、上方蓋の開閉に連動して下方蓋を開閉し、かつ開放されたとき上方蓋をほぼ直立状に固定維持するリンク機構と、収納枠内に折り畳まれて収納されると共に、上方蓋及び下方蓋が開かれたとき、階下の床若しくはその付近まで伸長する梯子とを具備するものが知られている。
上記のように構成される避難装置において、一般に、上方蓋の開閉に連動して下方蓋が開閉し得るように構成されており、下方蓋が開放されたとき、風圧等の影響で下方蓋が若干揺れてもリンク機構を介して上方蓋に伝わらないようにリンク機構に吸収機能を具備している。従来においては、上記リンク機構を、収納枠に枢着されるベルクランクと、このベルクランクの上端部と上方蓋とに枢着される上部リンクと、ベルクランクの下端部と下方蓋に固着されるブラケットとに枢着される下部リンクとで構成している。そして、下部リンクとブラケットとの枢着部に上記吸収機能をもたせるために、下部リンクに長手方向に沿う長孔を設け、この長孔内に枢着部を摺動可能に形成している(例えば、特許文献1参照)。
上記のように下方蓋に固着されるブラケットと下部リンクとを枢着することにより、最大に荷重がかかる下方蓋と下部リンクとの枢着部に強度を持たせることができる。
特許第3205810号公報(特許請求の範囲、図2)
しかしながら、特許第3205810号公報に記載の構造においては、構成部材が多い上、下方蓋に固着されるブラケットを介して下部リンクを取り付けるため、下方蓋の取付に手間を要するという問題があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、構成部材の削減を図ると共に、取付を容易にし、かつ、強度の向上を図れるようにした避難装置における蓋の取付構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、床、ベランダ等のスラブに設けられた孔部に取り付けられる収納枠と、この収納枠の床面側及び天井面側にそれぞれ枢着される上方蓋及び下方蓋と、これら上方蓋及び下方蓋を互いに連結し、上方蓋の開閉に連動して下方蓋を開閉し、かつ開放されたとき上方蓋をほぼ直立状に固定維持するリンク機構と、上記収納枠内に折り畳まれて収納されると共に、上記上方蓋及び下方蓋が開かれたとき、階下の床若しくはその付近まで伸長する梯子とを具備する避難装置において、 上記リンク機構を、上記収納枠に枢着されるベルクランクと、このベルクランクの上端部と上記上方蓋とに枢着される上部リンクと、上記ベルクランクの下端部と上記下方蓋とに枢着される下部リンクとで構成し、 上記ベルクランクと下部リンクとの枢着部を、上記下方蓋の回転が上記ベルクランク側に伝達されるのを吸収により阻止すべく下部リンクの長手方向に沿って穿設された長孔内に摺動可能に形成してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、リンク機構を、収納枠に枢着されるベルクランクと、ベルクランクと上方蓋とに枢着される上部リンク及びベルクランクと下方蓋とに枢着される下部リンクとで構成することができる。また、開放時に下方蓋が風圧を受けた場合には、ベルクランクと下部リンクとの枢着部が、下部リンクに設けられた長孔内を摺動することで吸収して、上方蓋の閉鎖移動を阻止することができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の避難装置における蓋の取付構造において、上記下方蓋は、この下方蓋と下部リンクとの枢着部を構成する起立壁と、この起立壁の先端から折曲される補強用のフランジとを具備すると共に、上記枢着部の近傍における起立壁の先端縁とフランジの先端縁に曲線状に屈曲する絞り加工部を具備する、ことを特徴とする。
このように構成することにより、下方蓋自体に強度をもたせることができる他、下部リンクと下方蓋との枢着部の近傍における起立壁の先端縁とフランジの先端縁に曲線状に屈曲する絞り加工部を設けることにより、最大荷重がかかる下方蓋における下部リンクとの枢着部に強度をもたせることができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の避難装置における蓋の取付構造において、上記下部リンクと下方蓋との枢着部における互いに当接する下部リンク又は下方蓋のうちの一方に、筒状枢軸を一体に形成し、上記筒状枢軸を、上記枢着部の他方に設けられた透孔内に嵌挿させると共に、筒状枢軸を貫通する枢支用ボルトの突出部にナットを螺合してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、下部リンク又は下方蓋の一方に一体に形成された筒状枢軸を、枢着部の他方に設けられた透孔内に嵌挿し、筒状枢軸を貫通する枢支用ボルトの突出部にナットを螺合して下部リンクと下方蓋とを枢着することができる。
この発明の避難装置における蓋の取付構造は、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、リンク機構を、収納枠に枢着されるベルクランクと、ベルクランクと上方蓋とに枢着される上部リンク及びベルクランクと下方蓋とに枢着される下部リンクとで構成することができるので、構成部材の削減が図れる。また、開放時に下方蓋が風圧を受けた場合には、ベルクランクと下部リンクとの枢着部が、下部リンクに設けられた長孔内を摺動することで吸収して、上方蓋の閉鎖移動を阻止することができるので、安全性の向上を図ることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、下方蓋自体に強度をもたせることができる他、下部リンクと下方蓋との枢着部の近傍における起立壁の先端縁とフランジの先端縁に曲線状に屈曲する絞り加工部を設けることにより、最大荷重がかかる下方蓋における下部リンクとの枢着部に強度をもたせることができるので、上記(1)に加えて、更に強度の向上を図ることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、下部リンク又は下方蓋の一方に一体に形成された筒状枢軸を、枢着部の他方に設けられた透孔内に嵌挿し、筒状枢軸を貫通する枢支用ボルトの突出部にナットを螺合して下部リンクと下方蓋とを枢着することができるので、上記(1),(2)に加えて、更に下部リンクと下方蓋との枢着部の組み付けを容易にすることができると共に、ガタツキのない強固な取付とすることができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係る蓋の取付構造を適用した避難装置の使用状態(展開状態)を示す斜視図、図2は、避難装置の使用状態の要部を示す斜視図である。
この発明に係る避難装置は、床、ベランダ等のスラブ1に設けられた角形状の孔部1aに取付けられる方形状の収納枠2と、この収納枠2の床面側及び天井面側にそれぞれ上部支持軸7a及び下部支持軸7bによって枢着される上方蓋3及び下方蓋4と、上方蓋3及び下方蓋4を互いに連結し、上方蓋3の開閉に連動して下方蓋4を開閉し、かつ開放されたとき上方蓋3をほぼ直立状に固定維持するリンク機構5と、収納枠2内に折り畳まれて収納されると共に上方蓋3及び下方蓋4が開かれたとき、階下の床若しくはその付近まで伸長する梯子6と、上方蓋3及び下方蓋4が開かれた後、梯子6の降下を開始し、梯子6の伸長降下速度を制御し、かつ梯子6を引上げ収納するための緩降機20とで構成されている。なお、梯子6は、複数の縦桟6aをパンタグラフ式に枢着した一対の伸縮体6c間に複数の横桟6bが適宜間隔をおいて横架された構造となっている。また、上方蓋3の下面略中央部には手掛け部30が装着されている。
上記収納枠2は、上部側にスラブ1内に下方の一部が埋設される段部2aを有し、かつ下端には外向きのL形状の下部フランジ2bを折曲した4個の側壁部2cを方形状に枠組みした構造となっている。
上記のように構成される収納枠2の対向する側壁部2cの内側面には、それぞれ下部支持軸7bが突設されており、この下部支持軸7bに下方蓋4が開閉可能及び着脱可能に枢着されている。この下部支持軸7bは、収納枠2に穿設された透孔(図示せず)に外側から貫挿されて、例えばスポット溶接によって固着された状態で突設されている。このように下部支持軸7bを溶接固定することにより、現場でのコンクリートの打設によって収納枠2をスラブ1内に埋設した後の下方蓋4の交換を容易にすることができる。
上記リンク機構5は左右一対設けられており、各リンク機構5は、収納枠2の対向する側壁部2cの内面に枢着される垂直方向に回転可能なベルクランク50と、このベルクランク50の上部側の第1の腕部50aの上端側と上方蓋3の裏面に装着されるブラケット3aとにそれぞれ回転可能に枢着される上部リンク51と、ベルクランク50の下部側の第2の腕部50bと下方蓋4とにそれぞれ回転可能に枢着される下部リンク52とで構成されており、ベルクランク50と下部リンク52との枢着部において下部リンク52の長手方向に沿って摺動可能に形成されている。
この場合、ベルクランク50は、図5に示すように、両側縁に折曲片50cを有する断面コ字状に形成されて強度の維持が図られており、かつ、中間部には収納枠2に形成された筒状枢軸2eを嵌挿する透孔53aが穿設され、また、第1の腕部50a及び第2の腕部50bにおける上部リンク51及び下部リンク52との枢着部には、図7及び図8に示すように、筒状枢軸53b,53cが例えばバーリング加工によって一体に形成されている。また、ベルクランク50における上部リンク51との枢着部側の縁部及び折曲片50cには凹状のストッパ用段部54が設けられている。
なお、ベルクランク50と収納枠2との枢着部は、図7に示すように、収納枠2の側壁部2cに形成された内方に向かって膨隆する略截頭円錐状の取付部2dに例えばバーリング加工によって一体に形成された筒状枢軸2eを、ベルクランク50に穿設された透孔53a内に若干突出させた状態で嵌挿し、筒状枢軸2e内に第1の枢支用ボルト55aを貫通し、第1の枢支用ボルト55aの突出部に座金56aを介してナット57aを螺合することによって構成される。
上部リンク51は、図5に示すように、両側縁部に折曲片51aを有する断面コ字状に形成されて強度の維持が図られており、ベルクランク50との枢着側端部には、ベルクランク50の筒状枢軸53bを嵌挿する透孔51bが穿設され、かつ透孔51bより先端側の両側縁部には、ベルクランク50のストッパ用段部54に係合可能なストッパ片58が形成されている。なお、上部リンク51の上方蓋3との枢着部側端部には透孔51cが穿設されており、この透孔51c内に上方蓋3の裏面に固着されるブラケット3aに設けられた筒状枢軸3bが若干突出した状態で嵌挿され、筒状枢軸3b内を貫通する第2の枢支用ボルト55bと、この第2の枢支用ボルト55bの突出部に座金56bを介してナット57bを螺合することによって構成されている(図7参照)。
また、上部リンク51とベルクランク50との枢着部は、図7に示すように、ベルクランク50の筒状枢軸53bを上部リンク51の透孔51b内に若干突出させた状態で嵌挿した後、透孔51bから突出する筒状枢軸53bの端部をかしめによって外側に折曲することによって形成される。したがって、ボルト、ナット等の枢着部材を用いる必要がなく、簡単にベルクランク50と上部リンク51とを回転可能に連結することができ、かつベルクランク50と上部リンク51間のガタツキを防止することができる。
下部リンク52は、図5及び図8に示すように、ベルクランク50との枢着部側端部には、下部リンク52の長手方向に沿う長孔52aが穿設され、下方蓋4との枢着部側端部には、筒状枢軸52bが例えばバーリング加工によって一体に形成されている。この場合、長孔52a内には、ベルクランク50に設けられた筒状枢軸53cが摺動可能に若干突出した状態で嵌挿され、筒状枢軸53c内を貫通する第3の枢支用ボルト55cと、この第3の枢支用ボルト55cの突出部に座金56cを介して螺合するナット57cとで枢着部が構成されている(図8参照)。また、上記ベルクランク50と収納枠2との枢着部及び上部リンク51と上方蓋3との枢着部と同様に、下部リンク52に設けられた筒状枢軸52bは、下方蓋4に設けられた対向する起立壁42,44に穿設された透孔46内に若干突出した状態で嵌挿され、筒状枢軸52b内を貫通する第4の枢支用ボルト55dと、この第4の枢支用ボルト55dの突出部に座金56dを介して螺合するナット57dとで枢着部が構成されている(図8参照)。
上記のように、下部リンク52と下方蓋4との枢着部において、下方蓋4の起立壁42,44に設けられた透孔46内に、下部リンク52に設けられた筒状枢軸52bを若干突出させた状態で嵌挿し、筒状枢軸52b内に第4の枢支用ボルト55dを貫通し、その突出部にナット57dを螺合することにより、下部リンク52と下方蓋4は圧接されないため、互いに滑らかな回動が得られる。このことは、上記ベルクランク50と収納枠2との枢着部、上部リンク51と上方蓋3との枢着部においても同様に、枢着される両部材は圧接されないため、互いに滑らかな回動が得られる。
また、ベルクランク50と下部リンク52との枢着部において、下部リンク52に設けられた長孔52a内に、ベルクランク50に設けられた筒状枢軸53cを若干突出させた状態で嵌挿し、筒状枢軸53c内に第3の枢支用ボルト55cを貫通し、その突出部にナット57cを螺合することにより、ベルクランク50と下部リンク52は圧接されないため、互いに滑らかな回動及び摺動が得られる。
なお、上記実施形態で説明した、筒状枢軸52b,3b,2eと透孔46,51c,53aを逆に設けてもよい。
上記下方蓋4は、図2及び図6に示すように、方形状の蓋基部40の四辺に起立壁41,42,43,44が折曲されており、左右の対向する起立壁42,44における端部側すなわち開閉基端側には、下部支持軸7bが貫挿可能な回転孔45が穿設されている。また、起立壁42,44における回転孔45より下方蓋4の開閉自由端側には、リンク機構5の下部リンク52を枢着する透孔46が穿設されている(図8参照)。また、下方蓋4における左右の起立壁42,44の透孔46より自由端側の部位には、それぞれ補強用の外向きフランジ47が折曲されている。この場合、起立壁42,44の外向きフランジ47は、透孔46が設けられた部位の起立壁42,44の先端縁から外向きフランジ47の先端縁に向かって曲線状に屈曲する絞り加工部48を介して連続的に設けられている。このように、曲線状に屈曲する絞り加工部48を介して起立壁42,44と外向きフランジ47とを連続的に形成することにより、下方蓋4に最大の荷重がかかる透孔46部の強度を高めることができると共に、下方蓋4の強度を高めることができる。
上記のように構成されるリンク機構5を避難装置に組付けるには、まず、ベルクランク50と上部リンク51及び下部リンク52とを上述のように枢着してベルクランク50と上部リンク51とを枢着すると共に、ベルクランク50と下部リンク52とを回動及び摺動可能に枢着して一体に形成する。次に、上部リンク51を上方蓋3のブラケット3aに枢着すると共に、下部リンク52を下方蓋4の起立壁42,44に枢着すればよい。
上記のように構成されるこの発明の蓋の開閉構造において、上方蓋3あるいは下方蓋4を閉鎖させると、ベルクランク50は第1の腕部50a及び第2の腕部50bを収納枠2との枢着部より上に位置させた状態となって上部リンク51及び下部リンク52を収納枠2内に納める(図3参照)。この状態から、上方蓋3が上部支持軸7aを支点として開放移動すると、図4に示すように、ベルクランク50は反時計方向に回転して、第1の腕部50aを上方側に、第2の腕部50bを下方側にそれぞれ移動する。そして、上方蓋3が直角に回転したとき、上部リンク51のストッパ片58がベルクランク50のストッパ用段部54に当接係合して、上方蓋3の開放移動が阻止されると共に、上方蓋3の閉鎖方向の移動が阻止される(図4参照)。
また、開放状態において、風圧等によって下方蓋4が煽られて水平方向の荷重を受けて下部支持軸7bを支点として回転しても、下部リンク52とベルクランク50とは摺動可能に枢着されているため、ベルクランク50と下部リンク52との枢着部で下方蓋4の回転を吸収することができ、下方蓋4の回転がリンク機構5を介して上方蓋3に伝達されることがない。したがって、不用意に上方蓋3が閉鎖する危険性を防止することができる。
この発明に係る避難装置の使用状態(展開状態)を示す斜視図である。 上記避難装置の使用状態の要部を示す斜視図である。 この発明における上方蓋及び下方蓋の閉鎖状態を示す断面図である。 上記上方蓋及び下方蓋の開放状態を示す断面図である。 この発明におけるリンク機構の構成部材を示す分解斜視図である。 この発明における下部リンクと下方蓋の枢着部を示す斜視図である。 この発明におけるベルクランクと収納枠及び上部リンクとの枢着部を示す断面図である。 この発明における下部リンクとベルクランク及び下方蓋との枢着部を示す断面図である。
符号の説明
1 スラブ
2 収納枠
3 上方蓋
4 下方蓋
5 リンク機構
6 梯子
42,44 起立壁
46 透孔
47 外向きフランジ
48 絞り加工部
50 ベルクランク
51 上部リンク
52 下部リンク
52a 長孔
53c 筒状枢軸
55c 枢支用ボルト
57d ナット

Claims (3)

  1. 床、ベランダ等のスラブに設けられた孔部に取り付けられる収納枠と、この収納枠の床面側及び天井面側にそれぞれ枢着される上方蓋及び下方蓋と、これら上方蓋及び下方蓋を互いに連結し、上方蓋の開閉に連動して下方蓋を開閉し、かつ開放されたとき上方蓋をほぼ直立状に固定維持するリンク機構と、上記収納枠内に折り畳まれて収納されると共に、上記上方蓋及び下方蓋が開かれたとき、階下の床若しくはその付近まで伸長する梯子とを具備する避難装置において、
    上記リンク機構を、上記収納枠に枢着されるベルクランクと、このベルクランクの上端部と上記上方蓋とに枢着される上部リンクと、上記ベルクランクの下端部と上記下方蓋とに枢着される下部リンクとで構成し、
    上記ベルクランクと下部リンクとの枢着部を、上記下方蓋の回転が上記ベルクランク側に伝達されるのを吸収により阻止すべく下部リンクの長手方向に沿って穿設された長孔内に摺動可能に形成してなる、ことを特徴とする避難装置における蓋の取付構造。
  2. 請求項1記載の避難装置における蓋の取付構造において、
    上記下方蓋は、この下方蓋と下部リンクとの枢着部を構成する起立壁と、この起立壁の先端から折曲される補強用のフランジとを具備すると共に、上記枢着部の近傍における起立壁の先端縁とフランジの先端縁に曲線状に屈曲する絞り加工部を具備する、ことを特徴とする避難装置における蓋の取付構造。
  3. 請求項1又は2記載の避難装置における蓋の取付構造において、
    上記下部リンクと下方蓋との枢着部における互いに当接する下部リンク又は下方蓋のうちの一方に、筒状枢軸を一体に形成し、上記筒状枢軸を、上記枢着部の他方に設けられた透孔内に嵌挿させると共に、筒状枢軸を貫通する枢支用ボルトの突出部にナットを螺合してなる、ことを特徴とする避難装置における蓋の取付構造。
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