JP2006223430A

JP2006223430A - 電気掃除機

Info

Publication number: JP2006223430A
Application number: JP2005038816A
Authority: JP
Inventors: Tomomi Mitani; 知已三谷; Shusuke Kitamura; 秀典北村; Koichi Ito; 幸一伊藤; Haruka Ishikawa; 晴香石川; Toru Iwasa; 徹岩佐
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2005-02-16
Filing date: 2005-02-16
Publication date: 2006-08-31
Also published as: CN100367899C; CN2885105Y; CN1820691A

Abstract

【課題】ローラー接地面に付着した塵埃が使用者に付着するのを防止し、また本体の分解、組立を容易にした電気掃除機を提供すること。
【解決手段】後方には塵埃を吸引する電動機を収納する電動機室１を、前方には吸引した塵埃を集める集塵室２を有する下本体３の後方左右に設けられた略円筒形状のローラー軸支部と、このローラー軸支部に装着、回転自在に設けられたローラー８と、前記上本体４の一部から延設されて前記ローラー８を覆うローラーカバー９とを備える電気掃除機とした。これにより、掃除機本体を持ち運ぶときには身体にローラーカバーが接触することでローラーとの接触を防ぎ、結果、ローラー接地面に付着した塵埃が使用者の衣類に付着することを防ぐことができるとともに、ローラーカバーは上本体の一部から延設されていることから、上本体の組立、分解はローラーカバーを外すことなく容易に行うことができる。
【選択図】図１

Description

本発明はローラーに付着した塵埃が使用者に接触するのを防止する構成で、且つ本体の分解・組立を容易にした電気掃除機に関するものである。

従来のこの種の電気掃除機は図７のように、電動機室を構成する本体側面に穴部１１８を設け、この穴部１１８よりやや小さい径を有する略円筒形の軸部１２３を中心に設けたローラー１１１を設け、この軸部１２３先端にツメ部１２５を設けることで軸部１２３をこの穴部１１８に挿入、前記ローラー１１１を回動自在に固定し、前記本体側面に緩衝材１０８を、その一部が前記ローラー１１１上部を覆うように設けていた（例えば、特許文献１参照）。
実開平３−２３８２６号公報

しかしながら、前記従来技術に示される構成では、緩衝材が覆っているローラーは上部のみなので、掃除機本体を持ち運ぶときにローラーの前部が接触し、ローラーに付着していた塵埃が衣類に付くことがあった。

本発明は上記課題を解決するもので、ローラーに付着した塵埃が使用者に接触するのを防止する構成で、且つ本体の分解、組立を容易にした電気掃除機を提供することを目的とするものである。

上記従来の課題を解決するために本発明は、後方には塵埃を吸引する電動機を収納する電動機室を、前方には吸引した塵埃を集める集塵室を、それぞれ設けた下本体と、前記電動機室上部を覆う上本体と、集塵室の開口部を覆う集塵室蓋と、前記下本体の後方左右に設けられた略円筒形状のローラー軸支部と、このローラー軸支部に装着、回転自在に設けられたローラーと、前記上本体の一部から延設されて前記ローラーを覆うローラーカバーとを備える電気掃除機とした。これにより、掃除機本体を持ち運ぶときには身体にローラーカバーが接触することでローラーの直接接触を防ぎ、結果、ローラーに付着した塵埃が使用者の衣類に付着することを防ぐことができるとともに、ローラーカバーは上本体の一部から延設されていることから、上本体の組立、分解はローラーカバーを外すことなく容易に行うことができる。

本発明は、ローラーに付着した塵埃が使用者に接触するのを防止する構成で、且つ本体の分解、組立を容易にした電気掃除機を提供することができる。

第１の発明は、後方には塵埃を吸引する電動機を収納する電動機室を、前方には吸引した塵埃を集める集塵室を、それぞれ設けた下本体と、前記電動機室上部を覆う上本体と、集塵室の開口部を覆う集塵室蓋と、前記下本体の後方左右に設けられた略円筒形状のローラー軸支部と、このローラー軸支部に装着、回転自在に設けられたローラーと、前記上本体の一部から延設されて前記ローラーを覆うローラーカバーとを備える電気掃除機としたもので、掃除機本体を持ち運ぶときには身体にローラーカバーが接触することでローラーの直接接触を防ぎ、結果、ローラーに付着した塵埃が使用者の衣類に付着することを防ぐことができる。また、ローラーカバーは上本体の一部から延設されていることから、上本体の組立、分解はローラーカバーを外すことなく容易に行うことができる。

第２の発明は、ローラーカバーのローラー軸支部へ固定したもので、例えばビス等による固定を外してローラーカバーを少し反らす等して、ローラーを交換修理などで容易に脱着することができる。

第３の発明は、上本体の一部に、電気掃除機運搬用のハンドル取り付け部を設け、ローラーカバーが、ローラーの接地面全周のうち、略上方および略前方部分を覆う形状としたもので、掃除機本体を持ち運ぶときに接触しやすい、ローラー接地面の上方から前方にかけて付着した塵埃が使用者の衣類に接触するのを防ぐことができる。

第４の発明は、上本体の一部で、ローラーの前方且つ上方に、電気掃除機運搬用のハンドル取り付け部を設け、ローラーカバーが、前記ローラーの中心から前記ハンドル取り付け部に向かう途中に存在するローラー接地面を覆う形状としたもので、掃除機本体を運ぶときに持つハンドルの取り付け部後方斜め下方で、使用者の衣類がローラーカバーと接触することから、ローラー接地面に付着した塵埃が使用者の衣類に接触するのを防ぐことができる。

第５の発明は、上本体または下本体またはその双方の側壁の一部に排気穴を設け、ローラーカバーの形状の一部を、前記排気穴を覆う形状に設け、前記ローラーカバーの一部に貫通穴を設けることで、本体の左右から排気を分散、排出できる。

第６の発明は、排気穴を上本体と下本体の接合部分に設けることで、排気穴を形成する金型構造を固定金型、可動金型のみで構成、簡易化出来る。

第７の発明は、本体の排気穴とローラーカバーの貫通穴を対面しない位置に設けることで、本体排気穴から出た排気は一旦ローラーカバーの内壁に当たって減速され、貫通穴より排出出来る。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
本発明の第１の実施の形態について、図１〜６を用いて説明する。

図において、本体６は、後方に塵埃を吸引する電動機を収納する電動機室１、前方に吸引した塵埃を集める集塵室２を設けた下本体３と、前記電動機室１上部を覆う上本体４と、集塵室２の開口部を覆う集塵室蓋５からなる。下本体３の後方左右に略円筒形状のローラー軸支部７を設け、このローラー軸支部７径よりやや大きい内径を有したローラー８を前記ローラー軸支部７に装着、回転自在に設ける。上本体４の、前記ローラー軸支部７の上方且つ前方に回動中心を有するハンドル１０を設ける。上部の一部に溝形状１８を有したローラーカバー９を、前記上本体４の一部に有した、下方に向いたリブ１９によって上方から係止、及び前記ローラー軸支部７へビス１１による締結によって、本体６に固定して、ローラー８の上方且つ前方を覆う形状に設ける。このローラーカバー９に覆われた上本体４と下本体３の合わせ部分に排気穴１２を設け、この排気穴１２と対面しない位置のローラーカバー９に貫通穴１３を設け、前記排気穴１２とローラー８接地面１４の間、及び貫通穴１３とローラー８接地面１４の間に仕切り部１５を設ける。この排気穴１２に対面したローラーカバー９内壁１６に吸音材１７を設け、ローラーカバー９の貫通穴１３に通気性のあるフィルター２６を設ける。前記貫通穴１３には排気を後方もしくは後方且つ上方に誘うガイド形状２７を設ける。そして前記ローラーカバー９外側表面をシボ加工などつや消し面に設ける。

以上のように構成された電気掃除機において図１〜６を用いて、その動作を説明する。

本体６使用時、ローラー８によって本体６が移動するが、塵埃の種類によっては床面の塵埃がローラー８接地面１４に付着する。しかし本体６を持ち運ぶ際、ハンドル１０を持つが、このとき使用者の衣類に接触する本体６にはローラーカバー９が固定されており、ローラー８接地面１４に付着した塵埃が衣類に付くことはない。また、本体６から排出される排気は、排気穴１２を通った後、対面の吸音材１７に衝突、吸音されるとともに排気は貫通穴１３からフィルター２６を通って排気風速が低減されて排出される。またこの際、排気は仕切り部１５によって排気穴から貫通穴にスムースに流れるうえ、ガイド形状２７によって排気の排出方向を後方且つ上方に規制するため、床面のごみを吹き飛ばすことはない。尚、万が一ローラー８交換が必要になった場合、ビス１１を外し、ローラーカバー９を長手方向で少し反らせることで、容易にローラー８を交換できる。さらに、上本体４を下本体３から分解する際は、前記リブ１９が溝形状１８から上方に外れるため、ローラーカバー９を外すことなく、分解することが出来る。上本体４の組立も分解と反対の手順で容易に行うことが出来る。また前記ローラーカバー９外側表面をシボ加工などつや消し面に設けたことから、本体６移動時に障害物への接触時、分解・組立の際に傷付きにくくすることができる。

以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、ローラー接地面に付着した塵埃が使用者に接触するのを防止でき、且つ本体の分解、組立も容易にできる、実用性でも極めて有用なものである。

本発明の実施の形態１における電気掃除機の略側面図同、電気掃除機の略側面図同、電気掃除機のローラーカバーの略内方図同、電気掃除機のローラーカバーの貫通穴の略断面図同、電気掃除機のローラーカバー固定部の略断面図同、電気掃除機のローラー固定部の略断面図従来のローラー及びローラーカバー固定部の略断面図

符号の説明

４上本体
７ローラー軸支部
８ローラー
９ローラーカバー
１０ハンドル
１３貫通穴
１４ローラー接地面
２７ガイド形状

Claims

後方には塵埃を吸引する電動機を収納する電動機室を、前方には吸引した塵埃を集める集塵室を、それぞれ設けた下本体と、前記電動機室上部を覆う上本体と、集塵室の開口部を覆う集塵室蓋と、前記下本体の後方左右に設けられた略円筒形状のローラー軸支部と、このローラー軸支部に装着、回転自在に設けられたローラーと、前記上本体の一部から延設されて前記ローラーを覆うローラーカバーとを備えた電気掃除機。
ローラーカバーをローラー軸支部へ固定してなる請求項１記載の電気掃除機。
上本体の一部に、電気掃除機運搬用のハンドル取り付け部を設け、ローラーカバーが、ローラーの接地面全周のうち、略上方および略前方部分を覆う形状とした請求項１または２記載の電気掃除機。
上本体の一部で、ローラーの前方且つ上方に、電気掃除機運搬用のハンドル取り付け部を設け、ローラーカバーが、前記ローラーの中心から前記ハンドル取り付け部に向かう途中に存在するローラー接地面を覆う形状とした請求項１または２記載の電気掃除機。
上本体または下本体またはその双方の側壁の一部に排気穴を設け、ローラーカバーで前記排気穴を覆うと共に、前記ローラーカバーの一部に貫通穴を設けた請求項１〜４のいずれか１項記載の電気掃除機。
排気穴を上本体と下本体の接合部分に設けた請求項５記載の電気掃除機。
本体の排気穴とローラーカバーの貫通穴とが対面しないように設けた請求項５または６記載の電気掃除機。