JP2001061717A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2001061717A
JP2001061717A JP24478999A JP24478999A JP2001061717A JP 2001061717 A JP2001061717 A JP 2001061717A JP 24478999 A JP24478999 A JP 24478999A JP 24478999 A JP24478999 A JP 24478999A JP 2001061717 A JP2001061717 A JP 2001061717A
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JP
Japan
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filter
dust collecting
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cover
lip
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JP24478999A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Odawara
博志 小田原
Shigehiko Suzuki
成彦 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の電気掃除機は、集塵室入り口に挟持され
た気密パッキンが集塵フィルターに設けられた支持板に
密着し、かつ、本体に接続されるホース継手に対し、気
密パッキンの内周に形成されたリップで当接すること
で、集塵室内の気密を保っており、支持板の変形やパッ
キンの位置ずれによるごみもれ、性能低下などの恐れが
あった。 【解決手段】前記支持板に設けられた穴に対し、先端が
穴の中心方向に向いた第1のリップと、先端が穴の中心
から外周に向かう方向に向いた第2のリップを形成し、
各リップの先端が前記支持板の面に当接するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機においては、集塵室入
り口に挟持された気密パッキンが集塵フィルターに設け
られた支持板に密着し、かつ、本体に接続されるホース
継手に対し、気密パッキンの内周に形成されたリップで
当接することで、集塵室内の気密を保っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術においては、前記支持板が変形した場合のごみ
もれや、本体ケースに対する気密パッキンの位置ずれに
より集塵室内の気密が低下し、掃除機の吸込性能が低下
するといった欠点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は上記課題を解決
し、集塵室からのごみもれがなく、清潔で、かつ、吸込
性能の低下を防止した電気掃除機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは、本体集塵室内に着脱可
能な集塵フィルターを収納し、該集塵フィルターに設け
た本体取り付け用の支持板に当接して、前記集塵室内の
気密を保持する気密パッキンを有する掃除機において、
前記パッキンには、前記支持板に設けられた穴に対し、
先端が穴の中心方向に向いた第1のリップと、先端が穴
の中心から外周に向かう方向に向いた第2のリップを形
成し、各リップの先端が前記支持板の面に当接するよう
にしたことにある。さらには、気密パッキンを取り付け
る集塵室入り口の外側の壁面に円筒リブを有し、前記気
密パッキンに設けたリップの先端が、前記円筒リブに当
接するように構成したことにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例に
ついて、添付の図面を用いて説明する。
【0007】図3は本発明の実施の形態に係る電気掃除
機の全体斜視図である。図3において、301は集塵室
及び電動送風機等を収容する掃除機本体、302は掃除
機本体301の前部に接続され集塵室と連通するホース
継手、303は筒状に形成されこの筒部にホース継手を
着脱自在に挿入し、さらに使用者が手で持つことが可能
なように把手を有する把手部、304はホース継手30
2の他端側に回動可能に接続されたホース、305はホ
ース304の他端側が回動可能に接続され、掃除機の運
転の入切を行うスイッチ手段を有する手元操作部、30
6は手元操作部305の他端側が接続された伸縮可能な
延長管、307は延長管306の他端側に接続され掃除
面のゴミを吸い込む吸口体である。
【0008】次に本発明の実施の形態に係る掃除機本体
301の構造について説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態に係る掃除機の
縦断面図、図2は本発明の実施の形態に係る掃除機の横
断面図である。
【0010】図1及び図2において、101は掃除機本
体301の下部分の外郭を構成する下ケース、102は
掃除機本体301の上部分の外郭を構成し、下ケース1
01の上部に配設される上ケース、103は集塵室の開
口部を覆う集塵蓋であり、これらの構成部材により掃除
機本体301の外郭を構成している。次に掃除機本体3
01の内部構成について説明する。以下本実施の形態で
はホース継手が接続される側(図1における左側)を前
方側、コードリール及び排気口側を後方側(図1におけ
る右側)、上ケース102側を上方側(図1における上
側)、下ケース101側を下方側(図1における下側)
と称する。
【0011】104は掃除機本体301の前方側に配設
され、集塵室105を形成する集塵ケース、106は集
塵室105内に配設される集塵フィルター、107は集
塵ケース104の後方側に配設され吸込気流を発生する
電動送風機、108はコードリール収納室109に配設
された電源コードを巻回するコードリールである。本実
施の形態に係る掃除機本体301は電動送風機107と
コードリール108とを掃除機本体301の前後方向に
対して直列に配置している。すなわち、電動送風機10
7の回転軸とコードリール108の回転軸とが同方向
に、掃除機本体301の前後方向に向いている。
【0012】110は下ケース101と一体に形成され
たモータ下カバー、111はモータ下カバーの上方に位
置し、電動送風機107を覆うように配設されたモータ
上カバーである。本実施の形態ではモータ下カバー11
0を下ケース101と一体に形成したが、必要に応じて
下ケース101と別体に形成してもよい。また、モータ
上カバー111を上ケース102と一体に形成してもよ
い。電動送風機107は前側を防振ゴム112で支えら
れ、後側を防振ゴム113で支えられている。防振ゴム
113はモータ下カバー110とモータ上カバー111
に挟まれることにより挟持して固定されている。電動送
風機107はモータ下カバー110とモータ上カバー1
11とで形成される電動送風機室114内に配設され
る。この電動送風機室114内において、電動送風機1
07の排気口を有する電動機部側の外周には難燃性の吸
音材115が配設されている。モータ上カバー111の
上方側には電動送風機の排気を通過させる開口部116
が形成されている。この開口部116の上方側には吸音
材117が配設されている。この吸音材117は図2に
示すように開口部116の中心(電動送風機107の回
転軸中心)の上方側延長方向を下方側に突出させ、この
突出部117aを境として左右方向に上方側に湾曲して
形成されている。吸音材117の突出部117aは上ケ
ース102に一体形成された下方側に延びたリブ150
により下方側に突出させられている。さらに、吸音材1
17の左右方向外側には吸音材118,119が配設さ
れている。吸音材117,118は上ケース102の裏
面に接着剤等により接着され、また吸音材119は下ケ
ース101内に接着剤等により接着されている。本実施
の形態ではこれら吸音材117,118,119を複数に
分割して設けているが、これに限定されることなく必要
に応じて吸音材を一体に形成して上ケース102,下ケ
ース101に接着するようにしてもよい。
【0013】電動送風機室114内において、電動送風
機107の外周とモータ下カバー110,モータ上カバ
ー111との間には、電動送風機107の排気を流す第
1の通風路となるモータカバー内通風路120とが形成
されている。また、モータ上カバー111と上ケース1
02との間には、開口部116を介して連通する第2の
通風路となる上ケース内通風路121が形成され、モー
タ下カバー110と下ケース101の側壁との間には、
上ケース内通風路121と連通する第3の通風路となる
下ケース内通風路122が形成されている。さらに電動
送風機107の下方には、下ケース内通風路122と連
通するフィルター123の収納空間を兼ねた第4の通風
路となるフィルター収納室124が形成されている。
【0014】電動送風機107から出た排気は、図2に
示すように左右方向に分流してモータカバー内通風路1
20内をそれぞれ電動送風機107の外周に沿って流
れ、上方側にある開口部116を通過する。開口部11
6を通過した排気は、突出部117aによって左右方向
に分流され、第2の通風路となる上ケース内通風路12
1内をそれぞれモータ上カバー111の外周に沿って流
れる。モータ下カバー110と下ケース101の側壁で
形成された下ケース内通風路122を通過した排気は、
フィルター123の収納空間を兼ねた第4の通風路とな
るフィルター収納室124に流入する。フィルター収納
室124では、下ケース内通風路122の左右方向から流
入した排気が合流してフィルター123の全体に渡って
排気が流入する。
【0015】次にフィルター収納室124の構成につい
て説明する。下ケース内通風路122とフィルター収納室
124との間には、開口部を有し格子状に複数のリブが
配設されたフィルター123の上方向の移動を抑制する
フィルター保持枠125が配設されている。このフィル
ター保持枠125は大きな異物や使用者の指等が入らな
いように設けられているものである。フィルター収納室
124に収納されるフィルター123は静電フィルター
等を配設することが可能であるが、本実施の形態では集
塵効率の高いHEPAフィルターを配設している。ま
た、フィルター保持枠125とフィルター123とは図
1に示すように掃除面(水平面)に対して前方側が下、
後方側が上になるように傾斜して配設している。本実施
の形態に用いている電動送風機107は、その回転軸が
掃除面と略平行な方向になるように配設されている。こ
の状態で電動送風機107は前方側に送風機部107
a,後方側に電動機部107bが位置し、電動機部10
7bの直径(図1における上下方向)は送風機部107
aの直径(図1における上下方向)に比べ小さい寸法関
係となっている。このため、電動機部107b側には無
駄な空間となるデットスペースが生じる。本実施の形態
では、上述したように電動送風機107の下方に配設し
たフィルター保持枠125及びフィルター123を、送
風機部107a側より電動機部107b側が上方になる
ように傾斜して配設しているので、電動機部107b側
に生じる空間を利用し、デットスペースを減少するよう
にしている。これにより、掃除機本体301を小型化す
ることができる。なお、127は下ケース101の前方
側に配設された前車輪、128は下ケース101の後方
側に配設された後車輪、132は掃除機本体301の前
後方向に回動可能に設けられたハンドルである。
【0016】フィルター123およびフィルター保持枠
125を収納するフィルター収納室124は、その下方
側をフィルターカバー126で覆われている。フィルタ
ーカバー126の構成については後述する。
【0017】電動送風機107の下方側を覆うモータ下
カバー110の後方側には、図1及び図9に示すように
コードリール仕切壁129が形成されており、このコー
ドリール仕切壁129にコードリール108の側壁を挿
入することにより、コードリール108を下ケース10
1に固定している。
【0018】また、モータ下カバー110の後方側の壁
110aと、コードリール仕切壁129との間には、電
動送風機107の排気の一部が流れる第4の通風路と連
通した第5の通風路130が形成され、コードリール仕
切壁129の後方側には同様に第4の通風路と連通した
第6の通風路となるコードリール収納室109が形成さ
れている。すなわち、第4の通風路を通過した電動送風
機107の排気はコードリール仕切壁129によって分
流される。第5の通風路に流入した排気はコードリール
108の中央部を通過してコードリール108の端子部
を冷却する。第6の通風路入口109aから第6の通風
路へと流入した排気は、コードリール108に巻回され
た電源コード108aを冷却する。そして、第5の通風
路及び第6の通風路を通過した排気は、掃除機本体30
1の後方側上部に傾斜して設けられた排気口131から
排出される。
【0019】本実施の形態によれば、電動送風機107
の排気を流す通風路を長く取るようにしているので、騒
音を低減することができる。また、電動送風機107と
コードリール108とを連通する通風路内にフィルター
を配設し、フィルターを通過した排気がコードリール1
08を冷却するようにしているので、電動送風機107か
ら出たカーボンブラシのカーボン粉や集塵袋106を通
過した細塵等によりコードリール108の電源コード1
08aが汚れるのを防止することができる。
【0020】次に図4を用いて、フィルターカバー12
6の構成について説明する。図4はフィルターカバー1
26の裏面の斜視図である。
【0021】フィルターカバー126は掃除機本体30
1の前方側から後方側に向かって後方側が下方に突出す
るように傾斜部401が形成されている。フィルターカ
バー126の裏面には、その中央部に及び左右にフィル
ター123を支えるリブ402a,402b,402cが形
成されている。このリブ402a,402b,402cは
フィルター123の下方側が上に位置するように掃除機
本体301の前方側から後方側にかけて高さが高くなる
ように形成されている。そして、フィルターカバー12
6を掃除機本体301の下方側に装着した場合には、図
1に示すようにリブ402a,402b,402cの上
端部が掃除機本体301の前方側から後方側にかけて後
方側が上になるように傾斜するように位置させている。
また、フィルターカバー126の外周には前壁403お
よび側壁404a,404bで覆われている。側壁40
4a,404bには、その側方にそれぞれ回動軸405
が設けられている。前壁403の中央部には、フィルタ
ーカバー126を掃除機本体301の下方側に開くと
き、指を引っ掛けるための引っ掛け部406が形成され
ている。この引っ掛け部406は前壁403から回動軸
405(掃除機本体301の前方側から後方側)に向か
って凹んだ形となっている。フィルターカバー126前
方側には、図5及び図6に示すように回転軸501で軸
回りに回転可能に軸支された前車輪127が設けられて
いる。この前車輪127は下ケース101の底面部を上
方側に向かって凹ませた車輪収納部502に収納されて
いる。また、車輪収納部502は前車輪127が回転す
るのに合わせて円形状に形成されている。さらに、車輪
収納部502の後方側には、その一部を切り欠かれた切
欠部503が形成されている。そして、フィルターカバ
ー126を閉じたとき、フィルターカバー126に形成
された引っ掛け部406は、切欠部503を覆うように
形成されている。すなわち、引っ掛け部406の形状
は、その一部を車輪収納部502の形状と合うように形
成されている。このように、本実施の形態によれば、フ
ィルターカバー126に引っ掛け部406を形成し、こ
の引っ掛け部406を下ケース101の底面部から上方
側に向かって凹ませた車輪収納部502に位置させてい
るので、使用者がフィルターカバー126を開くとき、
指を掛け易すく、取り扱い性が向上する。
【0022】また、下ケース101の底面部に、フィル
ターカバー126を引き起こすために指を入れる凹みを
新たに設ける必要がないので、掃除機本体301の底面
部の凹凸が少なくて済み、床面を傷付けにくく、さらに
は埃等が溜まりにくく掃除機の手入れを行い易い。
【0023】次に図5〜図7を用いて、掃除機本体30
1にフィルター123を着脱自在にする構成について説
明する。
【0024】図5はフィルターカバー126を閉じた状
態を示す斜視図であり、図6はフィルター123及びフ
ィルター保持枠125を掃除機本体301に装着した状
態を示す斜視図であり、図7はフィルター123及びフ
ィルター保持枠125を掃除機本体301から外した状
態を示す斜視図である。
【0025】図5において、フィルターカバー126は
図4におけるフィルターカバー126の側面に設けた回動
軸405を掃除機本体301の下ケース301に貫通し
て設けられた円筒状の回動軸穴901(図9及び図10
に示す)に挿入することにより、掃除機本体301の前
方側が下方側に開くように回動可能なように軸支されて
いる。回動軸穴901は、掃除機本体301の側面のう
ち後車輪128が位置するところに形成しているので、
掃除機本体301の側面に後車輪128を設けることに
より覆われてしまう。これにより、回動軸穴901及び
回動軸405が外部に露出することがなく外観上問題と
ならない。
【0026】また、回動軸穴901は後車輪128を取
り付けるための筒体902を形成するためのサイドコア
金型に突起等を設け、このサイドコア金型を利用して形
成することができるので、回動軸穴901を形成するた
めの新たな金型を必要とせず、簡単に形成することがで
きる。
【0027】さらに、回動軸穴901を掃除機本体30
1の側面に設けることにより、フィルターカバー126
を掃除機本体301の幅方向(左右方向)に渡って広く
設けることができ、同様にフィルター収納室124も幅
方向(左右方向)に渡って広く設けることができる。さ
らに、フィルター123も同様に幅方向(左右方向)に渡
って広く設けることができるので、比較的大きなフィル
ターを用いることができる。
【0028】フィルターカバー126の前方側には爪6
01が設けられており、下ケース301に形成した係合
穴(図示せず)に係合することにより固定されている。フ
ィルター123を取り出すにあたっては、まずフィルタ
ーカバー126の爪601と掃除機本体301との係合
を外し、車輪収納部502に指を挿入して引っ掛け部4
06に指を掛けて、掃除機本体301の下方側に引き出
す。フィルターカバー126は回動軸405を中心に回
動し、図6に示すようにフィルター収納室124に収納
されたフィルター123が露出する。この状態から図7
に示すようにフィルター123及びフィルター保持枠1
25を掃除機本体301から取り外す。このようにし
て、フィルター123を取り外してフィルターの清掃及
び交換といったメンテナンスを容易に行うことができ
る。フィルター収納室124には、フィルター保持枠1
25,フィルター123の順序に収納され、この状態で
フィルターカバー126により覆われている。本実施の
形態では、フィルター保持枠125を着脱自在にした構
成を開示したが、必要に応じてフィルター保持枠125
を掃除機本体301の下ケース101に固定するように
してもよい。
【0029】また、フィルターカバー126は、図8に
示すように掃除機本体301(下ケース101)の底面
部に対し、略垂直方向まで回動可能である。この状態に
おいて、フィルターカバー126の回動軸405より後
方側の部分がフィルター収納室124とコードリール収
納室109とを連通する通風路(第4の通風路と第6の
通風路)を塞ぐこととなる。これにより、フィルター収
納室124の開口部からコードリール108が見えるこ
となく、またコードリール収納室109に大きな異物が
侵入するのを防止することができる。フィルターカバー
126の回動軸405は掃除機本体301の後方側に設
けられているので、掃除機本体301を後方側が下にな
るように立てた状態でフィルターカバー126を開き、
フィルター123を容易に外すことができる。
【0030】本実施の形態によれば、フィルターカバー
126を、フィルターカバー126の回動軸405と掃
除機本体301(下ケース101)の回動軸穴901と
で回動可能に軸支したので、フィルターカバー126を
螺子で固定する必要がなく、またフィルターカバー12
6が掃除機本体301から外れることがないので、フィ
ルターカバー126をなくす心配がない。
【0031】また、本実施の形態によれば、掃除機本体
301の下方にフィルターカバー126で覆われたフィ
ルター収納室124を設け、このフィルター収納室12
4にフィルター123を設けるようにしているので、比
較的面積の大きなフィルター123を設けることがで
き、通気抵抗を低減することができる。
【0032】さらに、本実施の形態によれば、面積の大
きなフィルター123によりフィルター自体目詰まりが
しにくくなり、フィルターを長期に渡って使用でき、メ
ンテナンス性が向上する。
【0033】さらにまた、本実施の形態によれば、フィ
ルターカバー126には掃除機本体301の前方側から
後方側に向かって後方側が下方に突出するように傾斜部
401が形成されているので、この傾斜部401で通風路
が確保され、フィルター123を通過した気流をスムーズ
に流すことができる。
【0034】次に図9〜図11を用いて、本実施の形態
に係る下ケース101,上ケース102及びモータ上カ
バー111の構成について説明する。
【0035】図9は下ケース101の後方斜視図であ
り、図10は下ケース101の前方斜視図であり、図1
1はモータ上カバー111前方斜視図であり、図12は
電動送風機107をモータ上カバー111とモータ下カ
バー110とで覆った状態を示す前方斜視図、図13は
上ケース102の裏面斜視図である。
【0036】図9及び図10において、下ケース101
の中央部には半円筒状に形成されたモータ下カバー11
0が一体に形成されている。このモータ下カバー110
の左右方向両側には下ケース内通風路122がそれぞれ
形成されている。
【0037】モータ上カバー111はモータ下カバー1
10の上部を覆うように半円筒状に形成されている。こ
のモータ上カバー111の上部には、開口部116が形
成され、さらにその外周面には周方向に沿って突出した
整流リブ1101,1102が設けられている。この整
流リブ1101,1102は、モータ上カバー111の
上部から下方にかけて下方側が前に位置するように傾斜
して設けられている。さらに、その上端部が前側に位置
するように湾曲して設けられている。1103はモータ
上カバー111の前側の周方向に沿って形成されたフラ
ンジ部である。図12に電動送風機107をモータ上カ
バー111とモータ下カバー110とで覆った状態を示
す。図12に示すように、電動送風機107は下ケース
101と一体に形成されたモータ下カバー110にその
下半分を覆われ、さらに上半分をモータ上カバー111
によって覆われている。そして、上述したように、整流
リブ1101,1102は、モータ上カバー111の上
部から下方にかけて下方側が前に位置するように傾斜し
て設けられ、さらに、その上端部が前側に位置するよう
に湾曲して設けられているので、電動送風機107の電
動機部107bの上面に位置した開口部116から排気
された電動送風機107の排気は、電動機部107bの
外周側のみならず、前方側の送風機部107aの外周側
にも導かれ、下ケース内通風路122に流入する。この
ように構成することにより、下ケース内通風路122の
下方側(下流側)にあるフィルター123にまんべんな
く、電動送風機107の排気を流入させることができ
る。
【0038】図13は上ケース102の裏面斜視図を示
す。上ケース102の裏面には、掃除機本体の略中央部
に前後方向に沿って延びたリブ150が形成されてい
る。さらにこのリブ150と直交する方向に複数の補助
リブ1301が形成されている。この補助リブ1301
の上端部は円弧状に形成されている。また、上ケース1
02の裏面には、上ケース前リブ1302及び上ケース
後リブ1303が形成されている。
【0039】そして、上ケース102を下ケース101
及びモータ上カバー111の上部から覆うと、上ケース
前リブ1302とフランジ部1103とが、上ケース後
リブ1303と整流リブ1102とがそれぞれ係合し、
第2の通風路となる上ケース内通風路121が形成され
る。
【0040】次に図14を用いて下ケース101、上ケ
ース102及び集塵ケース104との固定方法について
説明する。
【0041】図14は、掃除機本体301の分解斜視図
である。図14において、集塵ケース104の外周には
掃除機本体301の前後方向に沿って固定リブ104a
が設けられている。この固定リブ104aに螺子穴を形
成し、この螺子穴に螺子1401を挿入し螺合することによ
り、下ケース101と集塵ケース104を固定してい
る。次に上ケース102と集塵ケース104との固定方
法について説明する。集塵ケース104の開口部には、
その外周に沿ってフランジ部104bが設けられてい
る。さらにこのフランジ部104bに螺子ボス1402
を形成している。また、上ケース102の前方側にも螺
子ボス1403が形成されている。上ケース102と集
塵ケース104とを固定するにあたっては、集塵ケース
104の螺子ボス1402の後方側に上ケース102の
螺子ボス1403を位置させ、螺子1404を螺子ボス
1402、螺子ボス1403の順に挿入し螺合すること
により、上ケース102と集塵ケース104を固定す
る。
【0042】図15は掃除機本体301の後方側が下に
なるように立てた状態を示す外観斜視図である。本実施
の形態によれば、掃除機本体301の後方側が下になる
ように立て、集塵ケース104を覆う集塵蓋103を開
放させた状態では螺子ボス1402と螺子ボス1403
とが上方を向くようになるので、上方を向いた螺子ボス
1402と螺子ボス1403に螺子1404を挿入し、
上方側からドライバー等で固定することができるので、
組み立て作業性が向上する。しかも掃除機本体301の
後方側が下になるように立てているので、組み立て作業
中に掃除機が移動したりすることがないので、組み立て
作業性がさらに向上する。
【0043】次に図16〜図18を用いて電源コード1
08aの引き出し方法を説明する。図16は掃除機本体
301の後方外観斜視図であり、図17は、掃除機本体
301の後方外観斜視図の要部拡大図であり、図18は
掃除機本体301の後方側が下になるように立てた状態
を示す外観斜視図である。
【0044】本実施の形態に係る電気掃除機のコードリ
ール108は、上述したようにコードリールの回動軸が
掃除機本体301の前後方向と同方向に位置している。
このため、コードリール108から電源コード108a
を引き出す場合には、掃除機本体301の左右方向から
引き出すことになる。すなわち、電源コード108aの
引き出し方向は、掃除機本体301の移動方向と直交す
る方向になるので、例えば電源コード108aを掃除機
本体301の後方側に引き出す際には電源コード108
aが屈曲し、引き出しにくい。そこで、本実施の形態で
は、電源コード108aの先端に取り付けられた電源プ
ラグ1601の電源プラグ収納部1602を、掃除機本体3
01の後方側、上方側及び横方向側に対して開口するよ
うに形成した。これにより、掃除機本体301の後方
側、上方側及び横方向側のいずれの方向からでも電源コ
ード108aを引き出すことができる。また、図17に
示すように電源プラグ収納部1602の上方側をハンド
ル132で覆うようにしている。これにより、電源プラ
グ1601が隠れ、外観性に優れる。
【0045】図18に掃除機本体301の後方側が下に
なるように立てた状態を示す。本実施の形態では、上述
したように電源プラグ1601の電源プラグ収納部16
02を、掃除機本体301の後方側、上方側及び横方向
側に対して開口させているので、掃除機本体301の後
方側が下になるように立てた状態でも、掃除機本体30
1の上方側及び横方向側から引き出すことができる。
【0046】また、電源コード108aの収納時は電源
プラグの歯が掃除機本体301の横方向を向いているの
で、掃除機本体301の後方側が下になるように立てた
状態でも床面を傷付ける虞がない。
【0047】図19に集塵蓋103からバンパーを取外
した状態を示す。
【0048】集塵蓋103の前方側にはバンパー190
1が設けられている。このバンパー1901は集塵蓋1
03に形成した溝103a,103bに挿入することに
より、集塵蓋103に固定されている。
【0049】近年の電気掃除機は、傷付きを防止するこ
とや外観意匠性を向上させる意味から、本体に塗装を施
したりしている。例えば、図19において、集塵蓋10
3の上方側1902に塗装を施し、集塵蓋103の下方
側1903に塗装を施こさないようにする場合、あるい
は集塵蓋103の上方側1902と下方側1903とで
異なる色の塗装を施す場合、その境目にテープ等でマス
キングする必要があった。この場合、掃除機の一台一台
にマスキングをする必要があり、作業性が劣るので大量
生産することが困難であった。
【0050】そこで本実施の形態では、マスキングをせ
ずに集塵蓋103の上方側1902に塗装を施す。そし
て、塗装を施したところと塗装を施さないところの境目
は、バンパー1901で覆い隠すようにする。これによ
り、マスキングをせずに塗装を施した場合でも、外観状
見苦しいところがなく、意匠性を向上させた電気掃除機
を提供することができる。
【0051】図20に集塵フィルター106取り付け部
の拡大図、図21に気密パッキン200の外観斜視図を
示す。気密パッキン200には、ホース継手302が差
し込まれたときに、集塵フィルター106の支持板10
6aの入り口とホース継手302との位置ずれを矯正す
る突出部200a,ホース継手302に当接する内周リ
ップ200b,先端が支持板106aの穴の中心方向を
向いた第1のリップ200c,先端が支持板106aの
穴の中心から外周に向かう方向を向いた第2のリップ2
00dが形成されている。また、集塵室105を構成す
る壁面210の外側には円筒リブ210aが形成されて
いて、気密パッキン200には該円筒リブ210aに当
接する第3のリップ200eが形成されている。ホース
継手302が差し込まれて本体が運転を始めると、第1
のリップ200cおよび第2のリップ200dと、支持
板106aとが密着する。2重のリップで当接すること
によって、密着している面積が広くなるため、支持板1
06aの反り変形や、位置ずれに対して裕度が大きくな
る。同時に、円筒リブ210aと当接する第3のリップ
200eは、内外気圧差によるセルフシール効果によっ
て円筒リブ210aに密着するため、取り付け部に対する気
密パッキン200の位置ずれに対しても裕度が大きくな
り、集塵室105は高い気密性を保つことができる。こ
れらにより、集塵室105からのごみもれがなく、清潔
で、かつ、吸込性能の低下を防止できる掃除機を提供で
きるものである。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルターの清掃あるいは交換といったメンテナンス性に
優れ、しかも掃除機本体内に異物等の侵入を防止した電
気掃除機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る掃除機の縦断面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態に係る掃除機の横断面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る電気掃除機の全体斜
視図である。
【図4】フィルターカバー126の裏面の斜視図であ
る。
【図5】フィルターカバー126を閉じた状態を示す斜
視図である。
【図6】フィルター123及びフィルター保持枠125
を掃除機本体301に装着した状態を示す斜視図であ
る。
【図7】フィルター123及びフィルター保持枠125
を掃除機本体301から外した状態を示す斜視図であ
る。
【図8】フィルターカバー126を掃除機本体301
(下ケース101)の底面部に対して略垂直方向まで回
動させた状態を示す図である。
【図9】下ケース101の後方斜視図である。
【図10】下ケース101の前方斜視図である。
【図11】モータ上カバー111前方斜視図である。
【図12】電動送風機107をモータ上カバー111と
モータ下カバー110とで覆った状態を示す前方斜視図
である。
【図13】上ケース102の裏面斜視図である。
【図14】掃除機本体301の分解斜視図である。
【図15】掃除機本体301の後方側が下になるように
立てた状態を示す外観斜視図である。
【図16】掃除機本体301の後方外観斜視図である。
【図17】掃除機本体301の後方外観斜視図の要部拡
大図である。
【図18】掃除機本体301の後方側が下になるように
立てた状態を示す外観斜視図である。
【図19】集塵蓋103からバンパーを取外した状態を
示す斜視図である。
【図20】集塵フィルター106取り付け部の拡大図で
ある。
【図21】気密パッキン200の外観斜視図である。
【符号の説明】
101…下ケース、102…上ケース、103…集塵
蓋、104…集塵ケース、105…集塵室、106…集
塵フィルター、107…電動送風機、107a…送風機
部、107b…電動機部、108…コードリール、11
0…モータ下カバー、111…モータ上カバー、116
…開口部、117,118,119…吸音材、117a
…突出部、121…上ケース内通風路、122…下ケー
ス内通風路、123…フィルター、124…フィルター
収納室、125…フィルター保持枠、126…フィルタ
ーカバー、150…リブ、200…気密パッキン、30
1…掃除機本体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体集塵室内に着脱可能な集塵フィルター
    を収納し、該集塵フィルターに設けた本体取り付け用の
    支持板に当接して、前記集塵室内の気密を保持する気密
    パッキンを有する掃除機において、前記パッキンには、
    前記支持板に設けられた穴に対し、先端が穴の中心方向
    に向いた第1のリップと、先端が穴の中心から外周に向
    かう方向に向いた第2のリップを形成し、各リップの先
    端が前記支持板の面に当接するようにしたことを特長と
    する電気掃除機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記本体集塵室内に着脱可能な集塵フィルターを収納
    し、該集塵フィルターに設けた本体取り付け用の支持板
    に当接して、前記集塵室内の気密を保持する気密パッキ
    ンを有する掃除機において、気密パッキンを取り付ける
    集塵室入り口の外側の壁面に円筒リブを有し、前記気密
    パッキンに設けたリップの先端が、前記円筒リブに当接
    することを特徴とする電気掃除機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014144166A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
JP2014188007A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
WO2022173108A1 (ko) * 2021-02-10 2022-08-18 삼성전자주식회사 진공 청소기와 도킹 스테이션을 포함하는 청소 장치

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