JP3571488B2 - 清掃ロボットの清掃装置及び手押し式清掃機の清掃装置 - Google Patents

清掃ロボットの清掃装置及び手押し式清掃機の清掃装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は床面上のゴミを吸引収容することにより清掃する清掃ロボットの清掃装置及び手押し式清掃機の清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、床面上のゴミを吸引収容することにより清掃を行う清掃装置が種々ある。そして、駅、空港、大規模店舗、工場等の広域範囲の床面清掃を行うために、タンク内部をブロワモータによって負圧せしめ、一端が開口するゴミ吸引部からのゴミを吸引通路を介して上記タンク内に装着される集塵フィルタ内に吸引収容する自動清掃機能を有し、蓄電池を駆動源としたモータ、方位等を検出する各種センサ、及び制御用マイコン等を搭載して自律走行する機能を併せ備えた清掃装置がある。
【0003】
このような清掃装置は、駅、空港等の利用者に清掃作業風景が周囲の雰囲気に溶けこみ、違和感や機械という無機質でより危険なイメージを抱かせずに、安全性等を表現するため、上述の各構成部分を覆う外装カバーが装着され、全体の装飾がなされる。このような外装カバーは、例えば、曲面を基調とした丸味を帯びたデザイン等となるように形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
清掃装置は、清掃領域を隅々まで清掃する必要があり、また、その清掃場所は上述のような駅や空港等の人間の活動空間であるために、ある程度小型で小回りがきき、操作性が優れた大きさに形成しなくてはならない。
【0005】
一方、清掃装置は、より多くのゴミを集塵することができる集塵能力が要求されるために、ゴミを回収するゴミ回収タンクの容量はより大きく、また、集塵能力の増大が望まれることから、ゴミの吸引力を発生させるブロワモータは大型にする必要がある。上述の2つの要求は、相反するものであり両者を適切に両立することができることが望ましい。
【0006】
更に、前述の理由から清掃装置に、その外観を装飾するための外装カバーを装着する必要があることから、清掃装置の大きさや小回り等の操作性を優先した場合には、清掃装置内部の各機能の構成をより小型化しなければならず、これは集塵能力の低下を招くものである。
【0007】
また、清掃装置内部の各機能を優先した場合には、清掃装置全体の外形は外装カバーの分だけ大きくなるので、その分だけ小回りがきかず狭い場所等の隅々まで清掃することが困難となる。このような問題は、上述の自律走行する機能を併せ備えた清掃装置のみならず、作業者が手押し移動させる手押し式清掃機においても同様に存在している。
【0008】
本発明は、上述の問題を解決すべくなされたものであり、その目的は、外観を良好に保ち、かつ全体的に小型で清掃機能の能力が高い清掃ロボットの清掃装置及び手押し式清掃機の清掃装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記不具合を解決するために、本発明の請求項1にかかる清掃ロボットの清掃装置は、タンク内部をブロワモータによって負圧せしめ、一端が開口するゴミ吸引部からのゴミを吸引通路を介して上記タンク内に装着される集塵フィルタ内に吸引収容する清掃ロボットの清掃装置において、タンクが、清掃装置の外装面となる外装壁外装壁連続して一体に形成され清掃ロボットの内方に位置する内方壁とを有し、外装壁と内方壁との間に集塵フィルタ収容部形成され、集塵フィルタ収容部に隣接する部分で内方壁が外装壁側に 突出するように凹陥され、その凹陥された部分にブロワモータが収容されることを特徴とする
【0010】
従って、タンクの外装壁が清掃ロボットの外装面の一部に機能せしめられ、外装カバーの廃止が可能になり、限られた空間内において外装カバーの内方にタンクを設けた場合よりもタンクの容量をより大きく確保することができる。また、清掃ロボットの内方に位置する内方壁に凹陥するモータ収容部内にブロワモータを収容することからブロワモータの収容性が良好になり、コンパクト化が得られる。
【0011】
請求項2に記載の清掃ロボットの清掃装置、タンク、清掃ロボットの前部に着脱可能に設けられ、集塵フィルター収容部が前記タンクのほぼ中央位置に形成されると共に、モータ収容部が内方壁の左右両側位置にそれぞれ形成される。したがって、タンクを清掃ロボット本体より容易に着脱することができ、清掃ロボットの内方に設けられたブロワモータのメンテナンスをより容易に行うことができる。
【0012】
また、左右両側に設けられたモータ収容部によって2つのブロワモータを備えることができ、タンク内の負圧力をより強力に生ぜしめることができ、ゴミ吸引部からのゴミの吸引力をより強力にすることができる。
【0013】
請求項3にかかる清掃ロボットの清掃装置は、タンク、集塵フィルタ収容部内に突出する複数の突起からなる集塵フィルタ密着防止用突起を内方壁に有している。この集塵フィルタ密着防止用突起は、集塵フィルタ収容部内に収容された集塵フィルタが、タンクの内部壁面と重畳的に密着することを防止してタンク内部壁面と集塵フィルタとの間に間隙を形成することにより、集塵フィルタの有効表面積を確保して吸引力の向上を可能にする。
【0014】
請求項4にかかる清掃ロボットの清掃装置は、一端がタンクと連通し、他端が着脱可能な閉鎖栓部により閉鎖可能な略円筒形状の第1胴部及び第1胴部の長さ方向ほぼ中央位置にて一端が第1胴部に連通開口し第1胴部から分岐し他端が吸引通路に連通する第2胴部を有するバルブ本体と、一端が第1胴部の他端より第1胴部の内方に嵌入可能な外径を有し、かつ挿入した際に第2胴部との連通開口を閉鎖する長さを有する略円筒形状をなし他端が手動操作用吸引ノズルに接続されるパイプ部と、からなる切替バルブを有する。
【0015】
したがって、第1胴部の他端を閉鎖している閉鎖栓部を取り外し、第1胴部の内方にパイプ部を嵌入装着することができる。これにより、第1胴部の第2胴部との連通開口はパイプ部によって閉鎖され、タンクと吸引通路との連通は遮断され、タンクと手動操作用吸引ノズルとが連通する。その結果、前記ゴミ吸引部からのゴミの吸引は中止され、手動操作用吸引ノズルからのゴミの吸引を行うことができる。
【0016】
請求項5にかかる手押し式清掃機の清掃装置は、タンク内部をブロワモータによって負圧せしめ、一端が開口するゴミ吸引部からのゴミを吸引通路を介して上記タンク内に装着される集塵フィルタ内に吸引収容する手押し式清掃機の清掃装置において、タンクが、手押し式清掃機の外装面となる外装壁と外装壁に連続して一体に形成され手押し式清掃機の内方に位置する内方壁と、を有し、外装壁と内方壁との間に集塵フィルタ収容部が形成され、集塵フィルタ収容部に隣接する部分で内方壁が外装壁側に突出するように凹陥され、その凹陥された部分にブロワモータが収容されることを特徴とする。
【0017】
従って、タンクの外装壁が手押し式清掃機の外装面の一部に機能せしめられ、外装カバーの廃止が可能になり、限られた空間内において外装カバーの内方にタンクを設けた場合よりもタンクの容量をより大きく確保することができる。また、手押し式清掃機の内方に 位置する内方壁にモータ収容部内を凹陥形成して、そのモータ収容部内にブロワモータを収容することからブロワモータの収容性が良好になり、コンパクト化が得られる。
【0018】
請求項6に記載の手押し式清掃機の清掃装置は、タンクが、手押し式清掃機の前部に着脱可能に設けられ、集塵フィルター収容部が前記タンクのほぼ中央位置に形成されると共に、モータ収容部が内方壁の左右両側位置にそれぞれ形成される。したがって、タンクを手押し式清掃機本体より容易に着脱することができ、手押し式清掃機の内方に設けられたブロワモータのメンテナンスをより容易に行うことができる。
【0019】
また、左右両側に設けられたモータ収容部によって2つのブロワモータを備えることができ、タンク内の負圧力をより強力に生ぜしめることができ、ゴミ吸引部からのゴミの吸引力をより強力にすることができる。
【0020】
請求項7にかかる手押し式清掃機の清掃装置は、タンクが、集塵フィルタ収容部内に突出する複数の突起からなる集塵フィルタ密着防止用突起を内方壁に有している。この集塵フィルタ密着防止用突起は、集塵フィルタ収容部内に収容された集塵フィルタが、タンクの内部壁面と重畳的に密着することを防止してタンク内部壁面と集塵フィルタとの間に間隙を形成することにより、集塵フィルタの有効表面積を確保して吸引力の向上を可能にする。
【0021】
請求項8にかかる手押し式清掃機の清掃装置は、一端がタンクと連通し、他端が着脱可能な閉鎖栓部により閉鎖可能な略円筒形状の第1胴部及び第1胴部の長さ方向ほぼ中央位置にて一端が第1胴部に連通開口し第1胴部から分岐し他端が吸引通路に連通する第2胴部を有するバルブ本体と、一端が第1胴部の他端より第1胴部の内方に嵌入可能な外径を有し、かつ挿入した際に第2胴部との連通開口を閉鎖する長さを有する略円筒形状をなし他端が手動操作用吸引ノズルに接続されるパイプ部と、からなる切替バルブを有する。
【0022】
したがって、第1胴部の他端を閉鎖している閉鎖栓部を取り外し、第1胴部の内方にパイプ部を嵌入装着することができる。これにより、第1胴部の第2胴部との連通開口はパイプ部によって閉鎖され、タンクと吸引通路との連通は遮断され、タンクと手動操作用吸引ノズルとが連通する。その結果、前記ゴミ吸引部からのゴミの吸引は中止され、手動操作用吸引ノズルからのゴミの吸引を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態における清掃装置は、各種センサによって障害物等を避けながら所定の清掃範囲を隈無く自律走行する清掃ロボット10に設けたものである。この清掃ロボット10は、図1、図2及び図3に示したように、全体的に丸みを帯びた形状をなす外観を有しており、清掃作業風景が周囲の雰囲気に溶けこみ、安全性をイメージさせる風貌となるように形成されている。
【0024】
そして、清掃ロボット10の平面形状は、図3に示したように、ほぼ円形をなすように形成されており、清掃ロボット10の前後長を直径とした円内全体が収まるように形成されている。
【0025】
清掃ロボット10は、床面上に存在するゴミを吸引して清掃する清掃装置20と、床面上を自律走行可能とするための走行装置30と、これらを制御する制御装置40を具備している。
【0026】
走行装置30は、清掃ロボット10の下に設けられ、その前後方向中央位置の左右に設けられた走行用の駆動輪31と、前後に各々設けられ清掃ロボット10の走行に応じて360゜首振り回動自在な前・後キャスタ32、33とを具備しており、駆動輪31の内側には減速機を介して駆動用のDCサーボモータ及び駆動輪の回転数を検出するエンコーダが設けられている。前キャスタ32は、床面上の凹凸に対して駆動輪31が床面から浮上してスリップ等をしないように、上下動を許容する、例えばスウィングアーム方式のサスペンション機構を有している。
【0027】
また、清掃ロボット10は、前キャスタ32の前方位置及び後キャスタ33の後方位置に複数の障害物センサ34を備えており、前方の障害物センサ34は車体前方及び側方の障害物の検出を行い、後方の障害物センサ34は、車体側方の障害物の検出を行う。
【0028】
制御装置40は、清掃ロボット10の上方後部内に収納され、上述の各障害物センサ34等からの信号を用いて走行装置30を制御する。これにより、清掃ロボット10は、所定範囲の床面上を障害物をよけながら自律走行する。制御装置40は、清掃ロボット10の走行操舵を左右の駆動輪31の回転数差によって行い、方向転換は清掃ロボット10をその場でスピン回転させることによって行う。
【0029】
図4は、清掃装置20を概念的に説明する説明図である。図示したように、清掃装置20は、タンク21と、タンク21内を負圧せしめるブロワモータ22と、タンク21より突出して設けられタンク21とブロワモータ22とを連通接続する接続管23と、一端が所定開口面積で開口し他端が吸引通路24を介してタンク21に連通するゴミ吸引部25と、タンク21内に装着されゴミ吸引部25から吸引したゴミを収容する集塵フィルタ26とを具備する。
【0030】
タンク21には、タンク21内の空気を強制的に排出して負圧せしめるブロワモータ22が接続管23を介して連通接続されており、タンク21の上部には、他端にゴミ吸引部25を有する吸引通路24が後述する切替バルブ60を介して連通接続されている。そして、タンク21の集塵フィルタ収容部27内には集塵フィルタ26が装着されている。
【0031】
ゴミ吸引部25は、図2及び図3に示したように、駆動輪31の後方に車体の左右方向に亘って直線状に伸延するブラシユニット251と更にその後方にブラシユニット251と平行配置する吸引ノズル部256とにより構成されており、床面と接離する方向に移動可能に設けられている。
【0032】
ブラシユニット251は、図3及び図4に示すように、棒状芯部材にブラシが螺旋状に突出するように設けられたブラシ部252と、ブラシ部252を回転させるブラシモータ253とからなり、ブラシ部252の回転により床面をたたき、埃等のゴミを床面上に浮き立たせる機能を有する。吸引ノズル部256は、下面が開放された略箱形形状をなしており、その上面中央部には他端がタンク21内と連通する吸引通路24の一端が開口している。
【0033】
タンク21内に装着された集塵フィルタ26は、通気性を有する素材、例えばフェルト布地により上方が開口する袋形状をなしており、その上方の開口した端縁には、タンク21に装着可能な例えばゴム製の装着部261が設けられている。
【0034】
そして、タンク21の上方位置には、タンク21と同様に清掃ロボット10の外装の一部を構成し、装着部261を間に介してタンク21の開口部213を閉鎖可能な蓋部28が設けられている。蓋部28は、切替バルブ60のバルブ本体部61が設けられており、このバルブ本体部61を介してタンク21と吸引通路24とが連通している。
【0035】
この清掃装置20の動作について簡単に説明すると、タンク21に接続されたブロワモータ22を駆動することにより、タンク21内の空気は強制的に排出され、タンク21内には負圧が生ぜしめられる。この負圧によって、吸引通路24を介して連通されたゴミ吸引部25の吸引ノズル部256には吸引力が発生し、ゴミ吸引部25よりゴミを吸引することができる。
【0036】
そして、吸引したゴミは、吸引通路24を通過してタンク21内に装着された集塵フィルタ26内に吸引収容される。したがって、清掃装置20が清掃動作を行いつつ、清掃ロボット10が床面上を走行することによって、清掃範囲を清掃することができる。
【0037】
尚、図4に示した切替バルブ60の構成及び手動操作用吸引ノズル50については後述する。
【0038】
次に、タンク21の形状について以下に説明する。図5は、本実施の形態におけるタンク21を正面側より示す斜視説明図、図6は、裏面側、即ち清掃装置20の内側方向から示す斜視説明図である。図5及び図6に示したように、タンク21は、清掃ロボット10の前面側の外装面を形成する外装壁211と、外装壁211の左右両端間にて連続して一体的に形成され清掃ロボット10の内側に位置する内方壁212とを有しており、このタンク21は、ブロア成形により一体的に形成したものである。
【0039】
図5に示したように、外装壁211は、前方から左右方向に所定の曲率で湾曲しかつその左右両端は清掃ロボット10の左右の側面へとなだらかに連続する断面略弓形状をなすように形成されており、その外表面には装飾用に塗装が施されている。
【0040】
また、図6に示したように、外装壁211と内方壁212との間でかつその中央には、集塵フィルタ26を収容する空間である集塵フィルタ収容部27が外装壁211と内方壁212との協働によって形成されており、タンク21の上面には集塵フィルタ26を集塵フィルタ収容部27内に挿入して装着部261を装着可能な略矩形状の開口部213が形成されている。
【0041】
そして、集塵フィルタ収容部27を隔てて内方壁212の左右両側位置には、内方壁212を外装壁211側に凹陥せしめてブロワモータ22を収容するためのモータ収容部214がそれぞれ設けられている。
【0042】
また、集塵フィルタ収容部27の後部及び側部を形成する内方壁212の後面及び集塵フィルタ収容部27とモータ収容部214とを区画する部分には、集塵フィルタ収容部27内に突出する複数の突起からなる集塵フィルタ密着防止用突起215が設けられている。この集塵フィルタ密着防止用突起215は、その突端が集塵フィルタ26を集塵フィルタ収容部27に装着した際に集塵フィルタ26と当接する形状に形成されている。
【0043】
次に、タンク21とブロワモータ22との位置関係について説明する。図7は、タンク21の側面と蓋部28の要部断面を示した説明図、図8は、図7のA方向矢視図、図9は、蓋28を省略した図7のB方向矢視図である。
【0044】
ブロワモータ22は、図7乃至図9に示したように、本実施の形態では略円筒形状をなしており、走行装置30の上部に制御部40の前方位置にて互いに間隔をあけて立設するように左右に各々設けられている。また、ブロワモータ22の上面には、駆動により吸引力を生ずる吸引口221が設けられている。
【0045】
タンク21は、図7に示したように清掃ロボット10の前部位置に装着され、更にその上部には、蓋部28が留め金具216により着脱可能に載置固定されている。蓋部28は、図示した状態にて、タンク21の開口部213を閉鎖している。
【0046】
また、タンク21は、ブロワモータ22の吸引口221との間を連通する接続管23を有している。この接続管23は、一端がモータ収容部214の上部位置に連通接続され、タンク21から後方へ所定距離だけ突出し下方へ垂下し他端にはフランジが形成されかつ吸引口221との間をシールしかつ振動伝達を防止するシート部材を具備している。
【0047】
そして、タンク21を清掃ロボット10の上方より装着した際に、ブロワモータ22は、図9に示されるように、左右のモータ収容部214内に収容され、接続管23はブロワモータ22の吸引口221と係合し、タンク21とブロワモータ22とを連通接続する。
【0048】
ここで、ブロワモータ22は、その周囲をタンク部21によって包囲され、図7に示したように、蓋部28のタンク21上面への載置によって外方より完全に隔離される。更に、ブロワモータ22を清掃ロボット10の内方に収容することができ、その収納性を向上させるとともに、全体をコンパクト化することができる。
【0049】
また、図8に示したように、タンク21の集塵フィルタ収容部27には集塵フィルタ26が装着されており、集塵フィルタ26には集塵フィルタ密着防止用突起215が当接している。これにより、ブロワモータ22によりタンク21内に負圧を生ぜしめた際に、集塵フィルタ26がタンク21の内方の壁部と重畳的に密着して集塵フィルタの有効表面積が減少することを防止し、吸引力の低下を防止することができる。
【0050】
したがって、タンク21を上述の形状に成形してブロワモータ22のタンク21内への収容性を向上することによって、限られた専有空間内でタンクの容量を最大限に大きくすることができる。また、タンク21の分だけ外装カバーを省略することができるので、重量の軽量化を図ることができる。そして、この清掃ロボット10は、2個のブロワモータ22を具備することができることから、ゴミの吸引力をより強力なものとすることができる。
【0051】
また更に、ブロワモータ22はタンク21及び蓋部28を装着することによって、その周囲を覆われて外方より隔離されることから、ブロワモータ22の駆動音の外部への漏れを抑制する防音効果を得ることができ、静粛性の向上を図ることができる。この高い静粛性により、清掃作業状態における周囲の雰囲気を乱すことなく清掃することができるという効果を有する。
【0052】
また、タンク21及び蓋部28は、左右に設けられた留め金具216によって清掃ロボット10より取り外しが自由であるため、使用により内部が汚れた場合等には、容易に洗浄することもできる。また、タンク21を取り外した際に、ブロワモータ22は外方に露出するため、ブロワモータ22のメンテナンス性も向上させることができる。
【0053】
次に、切替バルブ60の構成及びその使用方法について以下に説明する。本実施の形態における清掃ロボット10は、基本的には、制御部40の制御による自律走行により所定の清掃範囲を隈無く自動的に走行して清掃するものである。しかし、清掃ロボット10が清掃不可能な場所、例えば清掃ロボット10が走行により入っていけない狭い場所や隙間等は、作業者が清掃しなければならない。
【0054】
そこで、本実施の形態における清掃装置は、このような場合には、手動で操作する手動操作用吸引ノズル部50により清掃することを可能とする切替バルブ60を設けている。
【0055】
切替バルブ60は、図10に示したように、蓋部28に設けられるバルブ本体部61と、一端がバルブ本体部61と接続可能なパイプ部70とにより構成されている。バルブ本体部61は、図10に示したように、略円筒形状をなす第1胴部62と、第1胴部62の長さ方向ほぼ中央位置より分岐する第2胴部63とにより構成されている。
【0056】
第1胴部62の下端は、蓋部28をタンク21に載置した際に集塵フィルタ26内に開口するように蓋部28に設けられ、上端は通常時は着脱可能な閉鎖栓部64によって閉鎖されている。そして、第1胴部62は、第2胴部63と連通する開口部65を有しており、第2胴部63の他端は吸引通路24と連通している。
【0057】
パイプ部70は、一端が第1胴部62の上端より嵌入可能な外径を有し、所定の内径を有する内部孔71を有する円筒形状をなしており、その長さは、第1胴部62の上端より嵌入した際に開口部65を閉鎖する長さを有するように形成されている。
【0058】
また、パイプ部70の他端は、図11に示したように、手動操作用吸引ノズル部50に連通接続している。手動操作用吸引ノズル部50は、作業者が手動操作により操作する吸引ノズル部51と、吸引ノズル部51との間を連通するフレキシブルパイプ部52とを具備している。
【0059】
作業者が手動操作用吸引ノズル50による清掃を行う場合には、まず最初に、第1胴部62の上端に設けられた閉鎖栓部64を取り外し、次に、パイプ部70をバルブ本体61の第1胴部62内に嵌入する。
【0060】
これにより、パイプ部70は、その外周面72によって第1胴部62の開口部65を閉鎖し、かつ内部孔71によってタンク21の内部と手動操作用ノズル部50側とを連通する。その結果、ゴミ吸引部25からのゴミの吸引は停止され、手動操作用ノズル部50の先端よりゴミの吸引を開始する。
【0061】
したがって、上記構成を有する切替バルブ60を用いることによって、ゴミ吸引部25と手動操作用ノズル部50との吸引の切替を容易に行うことが可能となり、狭い部分等を清掃する際に簡単かつ容易に手動操作用ノズルを用いた清掃を行うことができる。
【0062】
尚、この清掃ロボット10は、図1及び図2に示した清掃ロボット10の後部に配置する2本の操作レバー11を作業者が押動操作することによって手動で移動操作することもできる。
【0063】
また、本発明は、上述の実施の形態に拘束されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態では、清掃装置を具備する清掃ロボットを例に用いて示したが、人が手で押しながら操作する清掃機等に用いても同様である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る清掃ロボットの清掃装置及び手押し式清掃機の清掃装置によれば、タンクの一部を清掃装置の外装面の一部とすることによって、外装カバーを省略することができ、タンクの容量をより大きく確保することができ、タンクの外装壁と内方壁とを一体的に成型したことによってタンクの軽量化を図ることができる。
【0065】
また、ブロワモータを収容するモータ収容部を内方壁に設けたことにより、ブロワモータはその周囲をタンクによって覆われ外方より隔離されることから、ブロワモータの駆動音の外部への漏れを抑制することができるという防音効果を得ることができ、清掃時における静粛性の向上を図ることができる。これにより、清掃作業状態における周囲の雰囲気を乱すことなく清掃することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態を概略的に示した全体斜視説明図である。
【図2】図1の側面説明図である。
【図3】図1の下面説明図である。
【図4】床面清掃装置の構成を概念的に説明する説明図である。
【図5】本実施の形態におけるタンクを示す斜視説明図である。
【図6】本実施の形態におけるタンクを示す斜視説明図である。
【図7】タンクの側面と蓋部の要部断面を示した説明図である。
【図8】図7のA方向矢視図である。
【図9】図7のB方向矢視図である。
【図10】切替バルブの要部断面説明図である。
【図11】手動操作用吸引ノズル部を示す説明図である。
【符号の説明】
10 清掃ロボット
20 清掃装置
21 タンク
211 外装壁
212 内方壁
214 モータ収容部
22 ブロワモータ
24 吸引通路
25 ゴミ吸引部
26 集塵フィルタ
27 集塵フィルタ収容部
60 切替バルブ

Claims (8)

  1. タンク内部をブロワモータによって負圧せしめ、一端が開口するゴミ吸引部からのゴミを吸引通路を介して上記タンク内に装着される集塵フィルタ内に吸引収容する清掃ロボットの清掃装置において、
    前記タンクが、前記清掃ロボットの外装面となる外装壁該外装壁連続して一体に形成され前記清掃ロボットの内方に位置する内方壁とを有し、外装壁と内方壁との間に集塵フィルタ収容部形成され、
    該集塵フィルタ収容部に隣接する部分で前記内方壁が前記外装壁側に突出するように凹陥され、該凹陥された部分に前記ブロワモータが収容されることを特徴とする清掃ロボットの清掃装置。
  2. 前記タンクは、前記清掃ロボットの前部に着脱可能に設けられ、前記集塵フィルター収容部が前記タンクのほぼ中央位置に形成されると共に、前記モータ収容部が前記集塵フィルタ収容部を隔てて前記内方壁の左右両側位置にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の清掃ロボットの清掃装置。
  3. 前記タンクは、前記集塵フィルタ収容部内に突出した複数の突起からなる集塵フィルタ密着防止用突起を前記内方壁に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃ロボットの清掃装置。
  4. 一端が前記タンクと連通し、他端が着脱可能な閉鎖栓部により閉鎖可能な略円筒形状の第1胴部及び該第1胴部の長さ方向ほぼ中央位置にて一端が第1胴部に連通開口して該第1胴部から分岐し他端が前記吸引通路に連通する第2胴部を有するバルブ本体と、一端が前記第1胴部の他端より前記第1胴部の内方に嵌入可能な外径を有し、かつ挿入した際に前記第2胴部との上記連通開口を閉鎖する長さを有する略円筒形状をなし他端が手動操作用吸引ノズルに接続されるパイプ部と、からなる切替バルブを有することを特徴とする請求項1〜3に記載の清掃ロボットの清掃装置。
  5. タンク内部をブロワモータによって負圧せしめ、一端が開口するゴミ吸引部からのゴミを吸引通路を介して上記タンク内に装着される集塵フィルタ内に吸引収容する手押し式清掃機の清掃装置において、
    前記タンクが、前記手押し式清掃機の外装面となる外装壁及び該外装壁と連続して一体的に形成されて前記手押し式清掃機の内方に位置する内方壁とを有し、外装壁と内方壁とによって集塵フィルタ収容部が形成され、
    該集塵フィルタ収容部に隣接する部分で前記内方壁が前記外装壁側に突出するように凹陥され、該凹陥された部分に前記ブロワモータが収容されることを特徴とする手押し式清掃機の清掃装置。
  6. 前記タンクは、前記手押し式清掃機の前部に着脱可能に設けられ、前記集塵フィルター収容部が前記タンクのほぼ中央位置に形成されると共に、前記モータ収容部が前記集塵フィルタ収容部を隔てて前記内方壁の左右両側位置にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項5に記載の手押し式清掃機の清掃装置。
  7. 前記タンクは、前記集塵フィルタ収容部内に突出した複数の突起からなる集塵フィルタ密着防止用突起を前記内方壁に設けたことを特徴とする請求項5又は6に記載の手押し式清掃機の清掃装置。
  8. 一端が前記タンクと連通し、他端が着脱可能な閉鎖栓部により閉鎖可能な略円筒形状の第1胴部及び該第1胴部の長さ方向ほぼ中央位置にて一端が第1胴部に連通開口して該第1胴部から分岐し他端が前記吸引通路に連通する第2胴部を有するバルブ本体と、一端が前記第1胴部の他端より前記第1胴部の内方に嵌入可能な外径を有し、かつ挿入した際に前記第2胴部との上記連通開口を閉鎖する長さを有する略円筒形状をなし他端が手動操作用吸引ノズルに接続されるパイプ部と、からなる切替バルブを有することを特徴とする請求項5〜7に記載の手押し式清掃機の清掃装置。
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