JP2006223320A - 体液採取補助具および体液採取具 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体表面の穿刺部位から体液を確実に流出させ得る体液採取補助具およびそれを備えた体液採取具を提供すること。
【解決手段】体液採取補助具15は、指先300の穿刺部位301から血液400を採取するときに用いられるものである。この体液採取補助具15は、2つの帯体152および152と、各帯体152の両端部を支持する支持部154とを備え、指先300を帯体152と帯体152との間に位置させ、その状態での帯体152および152を指先300に押し当て、穿刺部位301からの血液400の流出を促進させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、生体表面の穿刺部位から体液を採取するときに用いられる体液採取補助具およびそれを備えた体液採取具に関する。
近年、糖尿病患者の増加に伴い、日常の血糖値の変動を患者自身がモニターする自己血糖測定が推奨されてきている。
この血糖値の測定は、血中のブドウ糖量に応じて呈色する試験紙や、血中のブドウ糖量に応じて増加する電流を検出するセンサーを用いる血糖測定装置によって行われている。
この測定に先立ち、患者が自分の血液を採取する(流出させる)方法としては、穿刺針や小刀を備えた穿刺具を用いて指先の皮膚(生体表面)を穿刺することが行われているが、皮膚の穿刺には、通常、痛み(侵襲)を伴う。
そこで、この痛みを軽減(抑制)する、すなわち、低痛化するのに、穿刺深さが浅くなるように皮膚を穿刺していた。穿刺深さが浅い穿刺部位から血液を採取する(流出させる)ためには、その穿刺部位の周辺を圧迫して血液を絞り出すことが行われていた。
この穿刺部周辺を圧迫して血液を採取する(絞り出す)ものとしては、例えば、特許文献1、特許文献2および特許文献3に記載された装置が知られている。
これらの装置は、生体表面にリング状に当接する当て部を有している。このような装置では、当て部を穿刺部位の周辺に当接し、その状態で穿刺部位の周辺を圧迫しつつ、当該穿刺部位から血液を採取する。
しかしながら、穿刺部位の周辺をリング状に圧迫すると、圧迫された部位の血流が妨げられる、すなわち、穿刺部位の周辺がうっ血するので、当該穿刺部位から血液を十分に流出させる(採取する)のが困難になるという問題があった。
特表2001−523508号公報 特開2001−425号公報 特表2002−512834号公報
本発明の目的は、生体表面の穿刺部位から体液を確実に流出させ得る体液採取補助具およびそれを備えた体液採取具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(16)の本発明により達成される。
(1) 生体表面の穿刺部位から体液を採取するときに用いられる体液採取補助具であって、
少なくとも2つの帯体と、
前記各帯体の両端部を支持する支持部とを備え、
前記穿刺部位を前記帯体の間に位置させ、その状態で前記帯体を前記生体表面に押し当て、前記穿刺部位からの体液の流出を促進させることを特徴とする体液採取補助具。
(2) 前記帯体は、互いにほぼ平行に設けられている上記(1)に記載の体液採取補助具。
(3) 前記帯体は、弾性材料で構成されている上記(1)または(2)に記載の体液採取補助具。
(4) 前記支持部は、互いにほぼ平行な2つの固定部を有し、該両固定部の間に前記帯体が架け渡されるように固定されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の体液採取補助具。
(5) 前記帯体が前記生体表面に押し当てられたときの該帯体の撓みの限界を規制する規制部が設けられている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の体液採取補助具。
(6) 前記規制部は、前記支持部に固定され、前記帯体が撓んだとき、該2つの帯体または前記生体表面に当接するよう構成されている上記(5)に記載の体液採取補助具。
(7) 生体表面を穿刺する穿刺針と、該穿刺針が着脱自在に装着される穿刺針装着部と、穿刺手段と、ハウジングとを有する穿刺機構部と、
上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の体液採取補助具と、
前記体液採取補助具に連結可能な操作部と、
前記ハウジングを固定し、かつ、前記操作部および前記体液採取補助具を支持する補助具支持部とを備えることを特徴とする体液採取具。
(8) 前記操作部が前記体液採取補助具の基端側に位置し、かつ、前記操作部と前記体液採取補助具が、前記補助具支持部に沿って長手方向に移動可能であり、前記操作部と前記体液採取補助具との間に、両部の相対的な移動を制御する移動制御手段を備える上記(7)に記載の体液採取具。
(9) 前記操作部を操作することによって、前記穿刺手段を作動させ前記穿刺針で生体表面を穿刺し、引き続いて、前記体液採取補助具を先端側に突出させて前記生体表面を押圧し、穿刺部位から体液の流出を促進させる上記(8)に記載の体液採取具。
(10) 前記穿刺手段により前記穿刺針が前記生体表面を穿刺するとき、前記穿刺針の針先が前記体液採取補助具の帯体よりも先端側に瞬間的に突出する上記(7)ないし(9)のいずれかに記載の体液採取具。
(11) 前記生体表面を穿刺する際に該生体表面に当接する当て部が、前記穿刺機構部の先端側に設けられている上記(7)ないし(10)のいずれかに記載の体液採取具。
(12) 前記当て部は、前記穿刺針が前記生体表面を穿刺するとき、前記穿刺針の針先の穿刺深さを規定するよう構成されている上記(11)に記載の体液採取具。
(13) 前記穿刺針により前記生体表面を穿刺するとき、前記当て部が前記帯体と同等の位置、あるいは、先端側の位置にある上記(11)または(12)に記載の体液採取具。
(14) 前記体液採取補助具を先端側に突出させて前記生体表面に押圧したとき、前記当て部が前記帯体より基端側の位置にある上記(11)ないし(13)のいずれかに記載の体液採取具。
(15) 前記支持部は、互いにほぼ平行な2つの固定部を有し、該2つの固定部が前記生体表面を穿刺する際に該生体表面に当接する当て部として機能する上記(7)ないし(13)のいずれかに記載の体液採取具。
(16) 前記穿刺機構部が着脱自在である上記(7)ないし(15)のいずれかに記載の体液採取具。
本発明によれば、2つの帯体により生体表面の穿刺部位の周辺を部分的に圧迫することができ、よって、当該穿刺部位から体液を確実に流出させることができる。
また、各帯体を弾性材料で構成した場合には、穿刺部位の周辺を適度に圧迫することができ、よって、当該穿刺部位から体液をより確実に流出させることができる。
また、穿刺具と組合わせることによって、穿刺から体液の流出まで1つの動作で連続的に行なうことができる。
以下、本発明の体液採取補助具および体液採取具を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の体液採取補助具の実施形態を示す斜視図、図2および図3は、それぞれ、図1に示す体液採取補助具の使用状態を示す側面図、図4は、図3中のA−A線断面図(部分断面図)である。なお、図1〜図4中、体液採取補助具の前後(長手)方向をx軸方向、x軸方向に対し垂直な一方向(装置の左右方向)をy軸方向、x軸方向およびy軸方向に垂直な方向(上下方向)をz軸方向と言う。
図2〜図4に示すように、体液採取補助具(以下、単に「補助具」という)15は、生体表面(指先300)の穿刺部位301から血液400を採取するときに用いられるものである。
なお、生体表面としては、特に限定されないが、例えば、指先、手の平、上腕、腹部、大腿部、耳たぶ等が挙げられ、本実施形態では、指先を代表的に挙げて説明する。
また、指先300を穿刺する方法、すなわち、穿刺部位301から血液400を生じさせる方法としては、特に限定されないが、例えば、穿刺針や小刀を備えた穿刺具を用いる方法が挙げられる。
図1に示すように、補助具15は、補助具本体151と、2つの帯体(バンド)152および152と、帯体152および152のそれぞれの撓み限界を規制する板部材(規制部)153および153とを備えている。
補助具本体151は、各帯体152の両端部152aおよび152aを支持する支持部154と、補助具15(補助具本体151)を使用するときに把持される把持部155とを有している。
支持部154は、互いにほぼ平行な2つの固定部156および156と、これらを連結する連結部157とで構成されている。連結部157は、平面視での形状がコ字状をなしている。また、固定部156および156は、それぞれ、連結部157の両端部157aおよび157aに設けられ、z軸方向に延在している。
把持部155は、連結部157の中央部157bに設けられ、x軸負方向に延在(突出)している。
なお、補助具本体151の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、各種金属材料や各種プラスチック等を単独または組み合わせて用いることができる。
補助具15では、帯体152および152は、互いにほぼy軸方向に平行に(並列に)配置されている。
また、各帯体152は、固定部156と固定部156との間に架け渡されるように固定されて(支持されて)いる(図1参照)。各帯体152は、y軸方向に若干引張られた状態で固定されている。
このような構成により、2つの帯体152および152と、2つの固定部156および156とで囲まれた枠体158を構成することができ、よって、図2に示すように、指先300に補助具15を宛がうとき、穿刺部位301を確実に枠体158の中心部(内側)に位置させることができる。
なお、各帯体152の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、弾性材料を用いることができる。この弾性材料としては、特に限定されないが、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
このように各帯体152が前記弾性材料で構成されている場合には、帯体152および152を指先300に押し当てるとき、当該指先300(穿刺部位301周辺)を適度に圧迫することができる。
図1に示すように、各板部材153は、平面視での形状がアーチ状をなしている。このアーチにおける頂部153aは、x軸負方向に突出している。
また、各板部材153は、各帯体152に対応する(対向する)ように、固定部156の帯体152が固定されている面156aの反対側の面156bに固定されている。
なお、各板部材153の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、補助具本体151の説明で挙げたような材料を用いることができる。
次に、補助具15の使用方法(使用状態)について説明する。なお、補助具15を使用するときには、把持部155を把持するのが好ましい。これにより、補助具15を容易に扱う(使用する)ことができる。
まず、前述したような穿刺具(図示せず)を用いて、指先300を穿刺する。
次に、図2に示すように、帯体152と帯体152との間、すなわち、枠体158の中心部に穿刺部位301が位置するように、各帯体152を指先300に宛がう(以下、この状態を「当接状態」という)。
次に、図2に示す状態から、補助具15をx軸正方向に押圧することにより、各帯体152を指先300に押し当てる(図3参照)。これにより、穿刺部位301の周辺が部分的に(局所的に)圧迫される(以下、この状態を「圧迫状態」という)。
このように補助具15を使用することにより、穿刺部位301の周辺がうっ血するのが防止されて、穿刺部位301からの血液400の流出を促進させることができる、すなわち、当該穿刺部位301から血液400を確実に流出させることができる。
なお、このような一連の操作は、1回行なうのに限定されず、複数回行なう、すなわち、圧迫状態と当接状態とを繰り返し行なってもよい。
また、圧迫状態のとき、各帯体152は、指先300の荷重を受けて撓むが、この撓んだ帯体152は、板部材153に当接するため、過剰に撓むのが防止される、すなわち、撓み限界が規制される(図4参照)。これにより、指先300を過剰に圧迫するのを防止することができる。
また、帯体152同士の間隔や固定部156同士の間隔を適宜設定することにより、穿刺部位301に対する、圧迫する箇所の距離を変更することができ、よって、指先300のみならず、それ以外の生体表面に補助具15を対応させる(用いる)ことができる。
また、各板部材153は、それに対応する帯体152に当接することにより、当該帯体152の撓みの限界を規制するよう構成されているが、これに限定されず、例えば、指先300に当接することより、各帯体152の撓みの限界を規制するよう構成されていてもよい。
<第2実施形態>
図5は、本発明の体液採取具の実施形態を示す概略斜視図、図6は、図5に示す体液採取具の穿刺針カートリッジを示す縦断面図、図7〜図9は、それぞれ、図5に示す体液採取具の使用状態を示す概略縦断面図(B−B線断面図)である。なお、図5中、穿刺具の長手方向の手前側を「先端」、同方向の奥側を「基端」として説明し、図6〜図9中、左側を「先端」、右側を「基端」として説明する。また、図5中、上側を「上」、下側を「下」として説明する。
以下、これらの図を参照して本発明の体液採取補助具および体液採取具の実施形態について説明するが、体液採取補助具については、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
図5および図7〜図9に示すように、体液採取具1は、穿刺具本体(穿刺機構部)10と、操作部7と、補助具15Aと、補助具15Aが着脱自在に装着される補助具支持部13と、操作部7を基端方向へ付勢するコイルバネ94(移動制御手段)とを備え、さらに、穿刺具本体(穿刺機構部)10は、長尺状のハウジング3と、穿刺針カートリッジ2(穿刺針23)と、先端部に穿刺針カートリッジ2が着脱自在に装着されるプランジャ(穿刺針装着部)5と、調節部6と、セット操作部8と、プランジャ5を先端方向へ付勢するコイルバネ91(穿刺手段)と、プランジャ5を基端方向へ付勢するコイルバネ92(穿刺手段)とを備えている。以下、これらの各構成について説明する。
図6に示すように、穿刺針カートリッジ2は、管状のケーシング(穿刺針ホルダー)21と、このケーシング21内に軸方向に移動可能に収納され、穿刺針23を備えたランセット(穿刺針ハブ)22とで構成されている。
穿刺針23は、その先端に鋭利な針先231が設けられている。この穿刺針は、針先231により指先300を穿刺することができる。
ケーシング21の先端は、指先300に当接する部位であり、開口211が形成されている。また、ケーシング21の基端には、開口214が形成されている。
ケーシング21の先端面(当て部)216は、指先300の外周に沿うような湾曲をなしている。これにより、先端面216と指先300とが確実に密着することができる。また、先端面216と指先300とが密着した状態において、針先231の開口211からの突出量が指先300に対する穿刺深さとなる。このように、先端面216が指先300に当接(密着)することにより、針先231の穿刺深さを規制することができる。
また、先端面216には、開口211から放射状に延在する、すなわち、十文字状をなす溝217が設けられている。これにより、先端面216と指先300とが密着した状態において、血流を確保し、指先300がうっ血するのを防止することができる。
また、穿刺針23(針先231)が指先300を穿刺するとき、先端面216が指先300に当接するが(図7および図8参照)、この先端面216は、各帯体152の先端面152bと同等の位置にあるか、または、それより先端側に位置にある。これにより、穿刺針23(針先231)が指先300を穿刺するとき、各帯体152が指先300を押圧して、穿刺を阻害するのを防止することができる。なお、図示の構成では、これらが同等の位置にあるよう構成されている。
ケーシング21の内周面には、ランセット22の大径部224を嵌合し得る突条のハブ係合部213が形成されている。このハブ係合部213にランセット22の大径部224が嵌合されることにより、ケーシング21の基端側からのランセット22の離脱を阻止することができる。
また、ランセット22の大径部224の端面222がケーシング21の面212に当接することにより、ケーシング21の開口211からの穿刺針23の最大突出長さ(最大突出量)が規制される。
ランセット22は、このケーシング21内を、端面222が面212に当接する位置と、大径部224がハブ係合部213に嵌合する位置との間を軸方向に移動することができる。
また、穿刺針カートリッジ2の交換(着脱)は、補助具15Aが装着されていない状態で、補助具支持部13の先端側から長手方向に沿って行なう。
なお、穿刺具本体(穿刺機構部)10は、補助具支持部13の先端側の上面に開閉自在に設けられた蓋体137を開けて、補助具支持部13に連結した第1の支持部138および第2の支持部139に固定することによって装着される。このとき、予め、穿刺具本体10に穿刺針カートリッジ2を装着しておいてもよい。
また、蓋体137の設置方法は、特に限定されないが、例えば、ヒンジを用いることにより、補助具支持部13に設置することができる。
図7(図8、図9も同様)に示すように、ハウジング3は、ハウジング本体30と、このハウジング本体30の基端部に設けられたキャップ状部材4とで構成されている。
ハウジング3は、先端に開放した中空部31を有しており、この中空部31には、プランジャ5と、プランジャ5(穿刺針23)を先端方向へ付勢(移動)するコイルバネ91と、プランジャ5を基端方向へ付勢するコイルバネ92とを有する穿刺機構(穿刺針移動機構)が設置されている。
このハウジング3の先端部には、穿刺針カートリッジ2のケーシング21が着脱自在に装着される。すなわち、穿刺針カートリッジ2を穿刺具本体10に装着する際は、ハウジング本体30の先端部37に、ケーシング21の基端部が嵌入される。
また、ハウジング本体30の外周側には、操作部7が設けられている。この操作部7は、有底筒状の操作部本体72と、操作部本体72の基端部(底部)721に設けられたフランジ部(拡径部)73と、操作部本体72の先端部722に設けられた凸部74と、操作部本体72の先端部722から先端方向に向って突出した一対の支持部75、75とを有している。
フランジ部73は、操作部本体72の外径より拡径している。このフランジ部73は、操作部7を先端方向に移動するときに押圧される部位である。
凸部74は、フランジ部73と同様に、操作部本体72に対し、外側(図7中、上下方向)に突出している。この凸部74は、その先端面741がコイルバネ94に当接して、付勢される部位である。
各支持部75は、体液採取具1の中心軸11側に突出した突起部751を有している。2つの(一対の)突起部751は、ハウジング本体30の外周部36に当接して、穿刺具本10を支持している。また、各突起部751は、フランジ部73を押圧したときに、ハウジング本体30の外周部36を摺動する(図7〜図9参照)。
図7中上側に位置する突起部751が摺動するハウジング本体30の部分には、開口32が形成されている。
また、ハウジング本体30の基端側には、その周方向に沿って一対の長孔34、34が形成されている。一方の長孔34は、図7中上側に配置され、他方の長孔34は、図7中下側に配置されている。
プランジャ5は、ハウジング3内に、軸方向に移動し得るように設置されている。すなわち、プランジャ5は、後述する待機位置(図7参照)と穿刺位置(図8参照)の間を変位し得るよう構成されている。
このプランジャ5は、先端部に、穿刺針カートリッジ2のランセット22が着脱自在に装着される円筒状の装着部51を有している。すなわち、穿刺針カートリッジ2を穿刺具本体10に装着する際は、装着部51の先端部に、穿刺針23の基端部が嵌入される。このとき、装着部51の先端513と、穿刺針23の端面223とが当接する(図7参照)。
また、プランジャ5は、その基端部に、図7中下側に向けて立設された第1の突部56を有している。
また、プランジャ5は、その基端部に、基端側に向けて立設された一対の棒状の突出部52、52を有しており、各突出部52の基端部には、それぞれ、突起521が形成されている。一方の突出部52は、図7中上側に配置され、他方の突出部52は、図7中下側に配置されている。
また、プランジャ5の図7中上側には、弾性変形可能な棒状のロック部材53が設けられている。なお、ロック部材53は、装着部51の基端側に配置されている。
ロック部材53の先端部には、図7中上側に突出した突起532を有する係止部531が形成されている。突起532の基端側の面533は、中心軸11に対して傾斜している。
後述する穿刺の準備(セット)が完了した状態では、コイルバネ91によりプランジャ5がハウジング3に対し先端方向へ付勢された状態で、この係止部531の突起532がハウジング本体30の開口32に挿入され、これによりロック部材53はハウジング3に対し係止される(図7参照)。なお、このときのプランジャ5の位置を「待機位置」という。
また、プランジャ5の外周面には、リング状のフランジ54および55が形成されている。フランジ55は、フランジ54より基端側に配置されている。
プランジャ5が移動する際は、各フランジ54および55は、それぞれ、ハウジング本体30の内周面を摺動し、これによりプランジャ5の姿勢が保持される。
また、フランジ55の基端側の部分は、コイルバネ91の先端側が当接するバネ座として機能する。ハウジング本体30の基端部であって、キャップ状部材4の先端側には、管状の調節部(調節ダイヤル)6が、ハウジング本体30の周方向に回動自在に設置されている。
調節部6の内周面には、一対の支持部を有するリング状の穿刺深さ制御板61が形成されている。そして、該穿刺深さ制御板61には、穿刺の際にプランジャ5の第1の突部56に当接する突部(第2の突部)611が形成されている。穿刺深さ制御板61の一対の支持部は、それぞれ、前述したハウジング本体30の一対の長孔34、34に挿入され、穿刺深さ制御板61は、ハウジング本体30内に位置する。
この穿刺深さ制御板61は、プランジャ5の突部56に当接する当接面の軸方向の位置が異なる複数の突部(第2の突部)611を有しており、これにより、ランセット22(針先231)による指先300への穿刺深さ(=ランセット22の開口211からの突出量)を調節することができる。
図7に示すように、キャップ状部材4内(穿刺具本体10の基端側)には、セット操作部8(セット操作部本体80)が軸方向に移動し得るように設置されている。
キャップ状部材4の先端には、セット操作部8の先端が当接するリング状のリブ41が形成されている。
また、キャップ状部材4の基端には、頭部42が形成されている。セット操作部8の操作の際は、そのセット操作部8の基端がこの頭部42に当接して、セット操作部8の基端方向への移動が阻止される。
また、図5に示すように、キャップ状部材4(穿刺具本体10)には、長孔(開口)43が形成されている。
セット操作部8は、コイルバネ92を収納する円筒状のセット操作部本体80を有している。
セット操作部本体80の先端には、リング状のリブ81が形成されている。このリブ81の基端側の部分は、コイルバネ92の先端側が当接するバネ座として機能する。
図5に示すように、セット操作部本体80(セット操作部8)の基端部には、キャップ状部材4の長孔43から突出する突出片で構成された指当て部(指掛け部)82が形成されている。また、指当て部82は、セット操作部本体80の移動に伴って、長孔43の長手方向に沿って移動する。
また、セット操作部8内には、先端側にバネ座を有するリング状のバネ受け部材93が軸方向に移動し得るように設置されている。
穿刺針カートリッジ2が穿刺具本体10に装着されていないとき、バネ受け部材93とリブ81との間には、コイルバネ92が実質的に無負荷の状態(自然長)で挿入されている。このコイルバネ92は、コイルバネ91より基端側に位置している。また、コイルバネ92のバネ定数は、コイルバネ91のバネ定数より小さい。
このバネ受け部材93は、プランジャ5の一対の突出部52、52が挿入された状態で、一対の突起521、521により係止され得る。
コイルバネ91および92のバネ定数や軸方向の長さ等の諸条件は、それぞれ、確実に穿刺を行うことができるように、すなわち、穿刺の際、穿刺針23の針先231が確実にケーシング21の開口211から所定量突出し、かつ、その後、穿刺針23の針先231が確実にケーシング21内に収納されるように設定される。
セット操作部8は、主に再穿刺を行なうときに使用され、指当て部82を基端方向に移動させることによって、コイルバネ91が圧縮され、プランジャ5のロック部材53がハウジング3に係止され、穿刺準備が完了する。
補助具支持部13は、図7中上下方向に操作部7を支持(挟持)するように設置されている。また、補助具支持部13は、ハウジング本体30を支持する第1の支持部138と、キャップ状部材4の頭部42を支持する第2の支持部139とを備えている。これら2つの支持部により、穿刺具本体10が長手方向に挟持され、補助具支持部13に固定される。
補助具支持部13の中心軸11側の基端部には、2つの凹部131、131が設けられている。各凹部131と操作部7の各支持部75とで空間132が形成され、この空間132内にコイルバネ94と、凸部74とが設置されている。
各コイルバネ94は、凹部131に固定されたガイド14により案内され、すなわち、座屈するのが防止され、長手方向に円滑に伸縮することができる。ガイド14は、凸部74を貫通している。
また、各凹部131の先端面133には、コイルバネ94の先端側が当接している。
また、プランジャ5が待機位置にあるとき、各凹部131の基端面134には、凸部74の基端面742が当接している(図7参照)。
このようにコイルバネ94と、補助具支持部13と、操作部7(凸部74)とが配置されていることにより、補助具15Aを移動することが可能となる。
図5に示すように、補助具支持部13の先端部135には、補助具15Aが装着されている。この補助具15Aの補助具本体151Aは、コ字状をなすブロック体で構成され
、先端側に帯体152が設けられている。
なお、補助具15Aでは、第1実施形態で記載した補助具15が有するような板部材153が省略されている。
補助具15Aは、補助具支持部13により図7中上下方向に挟持され、補助具支持部13に対して中心軸11方向に摺動可能(移動可能)となっている。
また、プランジャ5が待機位置にあるとき、補助具本体151Aに設けられた段差部159が補助具支持部13の先端面136に当接している(図7参照)。これにより、補助具15Aが基端方向に移動するのが防止されている。
次に、体液採取具1の使用方法(使用状態)について説明する。
[1] まず、体液採取具1の蓋体137を開けて、穿刺具本体10を第1の支持部138および第2の支持部139に固定する。次いで、穿刺具本体10の先端部に未使用の穿刺針カートリッジ2を装着する。すなわち、ハウジング3の先端35にケーシング21のリブ215が当接するまで、そのハウジング3の先端部に、ケーシング21の基端部を嵌入するとともに、プランジャ5の装着部51の先端部に、ランセット22の基端部を嵌入する。なお、穿刺針カートリッジ2を装着するときの体液採取具1は、補助具15Aが装着されていない状態となっている。
この際、前述したように、ランセット22の大径部224がケーシング21のハブ係合部213に係止されているため、ランセット22は、所定値以上の力を加えないと先端方向に移動せず、また、プランジャ5のフランジ55は、コイルバネ91の先端に当接している。
ランセット22の大径部224をハブ係合部213から移動させる力を、コイルバネ91を圧縮させる力よりも大きくなるように設定することにより、プランジャ5の装着部51の先端部にランセット22の基端部を嵌入する操作で、同時に、プランジャ5がコイルバネ91の弾性力に抗して基端方向へ移動させることができ、プランジャ5のロック部材53における係止部531の突起532がハウジング3の開口32に挿入され、プランジャ5は待機位置に配置されて、穿刺の準備(セット)が完了し、さらに、ケーシング21を基端方向へ押し込むことにより、ランセット22の大径部224がハブ係合部213から移動し、ハブ係合部213との係合から解放される。穿刺針カートリッジ2は、リブ215の基端側面が、ハウジング本体30の先端35に当接して停止する。
これにより、ランセット22の被装着部293をプランジャ5の装着部51に確実に(容易に)嵌入することができる。また、穿刺の準備を容易、迅速かつ確実に行うことができる。
穿刺針カートリッジ2を体液採取具1に装着した後、この体液採取具1の補助具支持部13に補助具15Aを装着する。すなわち、穿刺針カートリッジ2を体液採取具1に装着した後、この体液採取具1を図7に示すような状態とする。このとき、補助具本体15Aの基端部160と、各支持部75の先端部752とが係合する。これにより、補助具15Aが補助具支持部13から容易に離脱するのを防止することができる。
[2] 必要に応じて、穿刺針23(針先231)による指先300への穿刺深さを調節部6によって調節する。すなわち、穿刺針23による指先300への穿刺深さを採血者の個人差や穿刺部位に応じた穿刺深さに設定する。
穿刺深さを設定するに際しての基準としては、例えば、血糖測定に必要な最低限の血液量が得られる穿刺深さとすることができる。これにより、穿刺時の痛みを必要最低限に抑えることができる。
この穿刺深さの設定は、一度設定すれば、採血する度に毎回設定し直す必要がないため、操作に手間がかからない。
[3] ケーシング21の先端面216を指先300に圧着した後、コイルバネ94の付勢力に抗して、操作部7のフランジ部73を先端方向に押圧する。
操作部7のフランジ部73を押圧すると、図7中上側の支持部75の突起部751がロック部材53の突起532(面533)に当接する。さらに、フランジ部73を押圧すると、前記支持部75の突起部751がロック部材53の突起532を図7中下側に押圧する。これにより、ロック部材53が弾性変形して係止部531が図8中下側に変位し、係止部531の突起532の開口32に臨む縁部に対する係止が外れる(解除される)。
前記係止部531の係止が解除されると、瞬時(瞬間的)に、図8に示すように、圧縮されていたコイルバネ91がその弾性力により伸長しプランジャ5が先端方向へ移動する、すなわち、穿刺手段が作動する。これにより、穿刺針23(針先231)が各帯体152よりも先端側、すなわち、ケーシング21の開口211より突出し、指先300を穿刺する。このとき、プランジャ5は、待機位置から穿刺位置に変位する。
また、プランジャ5が先端方向へ移動する際、その途中で、コイルバネ91とフランジ55とが離間するとともに、コイルバネ92が圧縮されていき、プランジャ5は、このコイルバネ92によりハウジング3に対し基端方向へ付勢される。
この場合、前述したように、コイルバネ91のバネ定数は、コイルバネ92のバネ定数より大きいので、プランジャ5は、コイルバネ92の弾性力に抗して先端側に移動し、穿刺針23により指先300を穿刺することができる。
また、指先300は、ケーシング21の開口211(先端面216)に当接し、針先231の開口211からの突出量、すなわち、針先231の穿刺深さが規定されているため、指先300が針先231により過剰に穿刺されるのを防止することができる。
また、コイルバネ91は、フランジ55から離間した後、自然長に戻り、プランジャ5を先端および基端のいずれの方向へも付勢しない。
穿刺針23が指先300を穿刺した後は、瞬時に、図9に示すように、圧縮されていたコイルバネ92がその弾性力により伸長し、プランジャ5が基端方向へ移動する。これにより、穿刺針23が指先300から基端方向に離間するように退避し、穿刺針23が指先300から抜ける。その後、その穿刺針23は、ケーシング21内に収納(格納)され、穿刺機構部の動作が終了する。
このように、穿刺針23は、穿刺時以外はケーシング21の開口211から突出しないようになっており、誤って皮膚等を傷つけることが無く、また、感染も防止することができ、安全性が高い。
[4] 穿刺針23が指先300を穿刺し、指先300から退避した後、さらに、フランジ部73を押圧すると、2つの支持部75、75の先端部752、752が補助具15Aの凸部(段差部)161に当接して、当該補助具15Aを先端方向に向って押圧する。これにより、図9に示すように、指先300が各帯体152により圧迫される。
また、圧迫状態では、補助具15Aは、ケーシング21の先端面216に対して先端方向に移動しているため、各帯体152の先端面152bは、先端面216よりも先端側に位置することとなる(図9参照)。これにより、穿刺部位301から血液400の流出を促進することができる。さらに、指先300が帯体152の先端面152bに当接したまま、先端面216から離間することができ、よって、穿刺部位301からの血液400の流出を増加させることができる。
[5] 穿刺および血液400の流出後、体液採取具1を指先300から離し、穿刺部位301上の血液400を採取する。この血液400の採取は、例えば、血液400を試験紙上に直接供給したり、細管を介して吸引し、試験紙へ供給したりすることができる。
以上のような体液採取具1の操作により、穿刺部位301から血液400を確実に流出させることができ、その後、その血液400を確実に採取することができる。
なお、補助具15Aおよび穿刺針23(穿刺針カートリッジ2)は、それぞれ、別体で構成されているのに限定されず、例えば、一体的に形成(構成)されていてもよい。
ところで、穿刺針23は、通常、再使用されないため、一度使用されると、その穿刺針は、廃棄される。すなわち、穿刺針23は、通常、使い捨てである。
補助具15Aおよび穿刺針23が一体的に形成されている場合、補助具15Aは、穿刺針23とともに廃棄されてもよい。すなわち、補助具15Aも穿刺針23と同様に、使い捨てであってもよい。
<第3実施形態>
図10は、本発明の体液採取具の使用状態を示す部分縦断面図である。なお、図10中、左側を「先端」、右側を「基端」として説明する。
以下、この図を参照して本発明の体液採取補助具および体液採取具の実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、体液採取補助具の構成が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図10に示すように、補助具15Bには、板部材153が設けられている。これにより、各撓んだ帯体152の撓み限界が規制され、よって、指先300が過剰に圧迫されるのを防止することができる。
<第4実施形態>
図11および図12は、それぞれ、本発明の体液採取具の使用状態を示す部分縦断面図である。なお、図11および図12中、左側を「先端」、右側を「基端」として説明する。
以下、これらの図を参照して本発明の体液採取補助具および体液採取具の実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、穿刺具の構成が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図11および図12に示すように、体液採取具1Aでは、前記第2実施形態で記載した体液採取具1が有するようなケーシング21が省略されている。
このような体液採取具1Aを用いて指先300を穿刺するときには、固定部156(支持部154)の面156aを指先300に当接した状態で穿刺を行なう。これにより、固定部156が当て部としての機能を有し、よって、針先231の穿刺深さを規制することができる(図11参照)。
次いで、体液採取具1Aを用いて穿刺部位301から血液400を流出させるときには、まず、図11に示す状態から、体液採取具1Aを中心軸11回りにほぼ90°回転させる。その後、補助具15Aを圧迫状態とする(図12参照)。
このような構成により、前記ケーシング21を別途設けるのを省略することができ、よって、体液採取具1Aを簡単な構造とすることができる。
以上、本発明の体液採取補助具および体液採取具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、体液採取補助具および穿刺具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
例えば、第4実施形態の体液採取補助具に、第3実施形態の体液採取補助具が有するような板部材を設けてもよい。
また、以上では、血液を採取する(流出させる)場合の実施形態について述べたが、体液採取補助具および穿刺具は、例えば組織間液のような血液以外の体液を採取するためのものでもよく、その用途は特に限定されない。
また、帯体の設置数は、2つであるのに限定されず、例えば、3つ以上であってもよい。帯体の設置数が3つ以上の場合、体液採取補助具を使用するときには、隣接する2つの帯体の間に穿刺部位が位置するように、これらの帯体を生体表面に宛がう。
本発明の体液採取補助具の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す体液採取補助具の使用状態を示す側面図である。 図1に示す体液採取補助具の使用状態を示す側面図である。 図3中のA−A線断面図(部分断面図)である。 本発明の体液採取具の実施形態を示す概略斜視図である。 図5に示す体液採取具の穿刺針カートリッジを示す縦断面図である。 図5に示す体液採取具の使用状態を示す概略縦断面図(B−B線断面図)である。 図5に示す体液採取具の使用状態を示す概略縦断面図(B−B線断面図)である。 図5に示す体液採取具の使用状態を示す概略縦断面図(B−B線断面図)である。 本発明の体液採取具の使用状態を示す部分縦断面図である。 本発明の体液採取具の使用状態を示す部分縦断面図である。 本発明の体液採取具の使用状態を示す部分縦断面図である。
符号の説明
1、1A 体液採取具
10 穿刺具本体(穿刺機構部)
11 中心軸
2 穿刺針カートリッジ
21 ケーシング
211 開口
212 面
213 ハブ係合部
214 開口
215 リブ
216 先端面(当て部)
217 溝
22 ランセット
222、223 端面
224 大径部
23 穿刺針
231 針先
293 被装着部
3 ハウジング
30 ハウジング本体
31 中空部
32 開口
34 長孔
35 先端
36 外周部
37 先端部
4 キャップ状部材
41 リブ
42 頭部
43 長孔
5 プランジャ(穿刺針装着部)
51 装着部
513 先端
52 突出部
521 突起
53 ロック部材
531 係止部
532 突起
533 面
54、55 フランジ
56 第1の突部
6 調節部
61 穿刺深さ制御板
611 突部(第2の突部)
7 操作部
72 操作部本体
721 基端部
722 先端部
73 フランジ部
74 凸部
741 先端面
742 基端面
75 支持部
751 突起部
752 先端部
8 セット操作部
80 セット操作部本体
81 リブ
82 指当て部
91、92 コイルバネ(穿刺手段)
93 バネ受け部材
94 コイルバネ(移動制御手段)
13 補助具支持部
131 凹部
132 空間
133 先端面
134 基端面
135 先端部
136 先端面
137 蓋体
138 第1の支持部
139 第2の支持部
14 ガイド
15、15A、15B 補助具(体液採取補助具)
151、151A 補助具本体
152 帯体
152a 端部
152b 先端面
153 板部材
153a 頂部
154 支持部
155 把持部
156 固定部
156a、156b 面
157 連結部
157a 端部
157b 中央部
158 枠体
159 段差部
160 基端部
161 凸部
300 指先
301 穿刺部位
400 血液

Claims (16)

  1. 生体表面の穿刺部位から体液を採取するときに用いられる体液採取補助具であって、
    少なくとも2つの帯体と、
    前記各帯体の両端部を支持する支持部とを備え、
    前記穿刺部位を前記帯体の間に位置させ、その状態で前記帯体を前記生体表面に押し当て、前記穿刺部位からの体液の流出を促進させることを特徴とする体液採取補助具。
  2. 前記帯体は、互いにほぼ平行に設けられている請求項1に記載の体液採取補助具。
  3. 前記帯体は、弾性材料で構成されている請求項1または2に記載の体液採取補助具。
  4. 前記支持部は、互いにほぼ平行な2つの固定部を有し、該両固定部の間に前記帯体が架け渡されるように固定されている請求項1ないし3のいずれかに記載の体液採取補助具。
  5. 前記帯体が前記生体表面に押し当てられたときの該帯体の撓みの限界を規制する規制部が設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の体液採取補助具。
  6. 前記規制部は、前記支持部に固定され、前記帯体が撓んだとき、該2つの帯体または前記生体表面に当接するよう構成されている請求項5に記載の体液採取補助具。
  7. 生体表面を穿刺する穿刺針と、該穿刺針が着脱自在に装着される穿刺針装着部と、穿刺手段と、ハウジングとを有する穿刺機構部と、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の体液採取補助具と、
    前記体液採取補助具に連結可能な操作部と、
    前記ハウジングを固定し、かつ、前記操作部および前記体液採取補助具を支持する補助具支持部とを備えることを特徴とする体液採取具。
  8. 前記操作部が前記体液採取補助具の基端側に位置し、かつ、前記操作部と前記体液採取補助具が、前記補助具支持部に沿って長手方向に移動可能であり、前記操作部と前記体液採取補助具との間に、両部の相対的な移動を制御する移動制御手段を備える請求項7に記載の体液採取具。
  9. 前記操作部を操作することによって、前記穿刺手段を作動させ前記穿刺針で生体表面を穿刺し、引き続いて、前記体液採取補助具を先端側に突出させて前記生体表面を押圧し、穿刺部位から体液の流出を促進させる請求項8に記載の体液採取具。
  10. 前記穿刺手段により前記穿刺針が前記生体表面を穿刺するとき、前記穿刺針の針先が前記体液採取補助具の帯体よりも先端側に瞬間的に突出する請求項7ないし9のいずれかに記載の体液採取具。
  11. 前記生体表面を穿刺する際に該生体表面に当接する当て部が、前記穿刺機構部の先端側に設けられている請求項7ないし10のいずれかに記載の体液採取具。
  12. 前記当て部は、前記穿刺針が前記生体表面を穿刺するとき、前記穿刺針の針先の穿刺深さを規定するよう構成されている請求項11に記載の体液採取具。
  13. 前記穿刺針により前記生体表面を穿刺するとき、前記当て部が前記帯体と同等の位置、あるいは、先端側の位置にある請求項11または12に記載の体液採取具。
  14. 前記体液採取補助具を先端側に突出させて前記生体表面に押圧したとき、前記当て部が前記帯体より基端側の位置にある請求項11ないし13のいずれかに記載の体液採取具。
  15. 前記支持部は、互いにほぼ平行な2つの固定部を有し、該2つの固定部が前記生体表面を穿刺する際に該生体表面に当接する当て部として機能する請求項7ないし13のいずれかに記載の体液採取具。
  16. 前記穿刺機構部が着脱自在である請求項7ないし15のいずれかに記載の体液採取具。
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