JP3967349B2 - 穿刺規制部材および穿刺規制部材付き穿刺具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば血液や組織間液のような体液の検査に際し、例えば指先のような生体表面に穿刺針を穿刺し、必要量の体液(血液)を採取するための穿刺具に取付けて用いられる穿刺規制部材およびそれを備えた穿刺規制部材付き穿刺具に関する。
近年、糖尿病患者の増加に伴い、日常の血糖値の変動を患者自身がモニターする自己血糖測定が推奨されてきている。
この血糖値の測定は、血中のブドウ糖量に応じて呈色する試験紙や、血中のブドウ糖量に応じて電流が増加するバイオセンサー等を用いる血糖測定装置によって行われている。
この測定に先立ち、患者が自分の血液を採取する方法としては、穿刺針や小刀を備えた穿刺具を用いて指先の皮膚を穿刺した後、その穿刺部周辺を指等で圧迫して血液を絞り出すことが行われる。
このような穿刺具は、穿刺具本体内に収納されているプランジャに、穿刺針を装着するよう構成されている。このプランジャは、穿刺の準備が行われる待機位置と、発射ボタン(操作ボタン)を押圧することにより穿刺が行われた後位置する穿刺位置とに変位することができる。
穿刺が行われた後のプランジャは、穿刺具本体に設けられているセット操作部(操作部)を操作することにより、待機位置に再度変位することができるものが使用されている(例えば、特許文献1参照)。
このような前記穿刺具では、穿刺針が装着されていれば、セット操作部を操作することにより、何度でもプランジャを待機位置に変位させることができる、すなわち、何度でも穿刺が可能(再穿刺可能)となっている。
しかしながら、前述したように前記穿刺具は再穿刺可能となっているが、この穿刺具に使用済の穿刺針が装着されているのか、または、未使用の穿刺針が装着されているのかを患者が区別するのが困難であるという問題があった。
特開2000−245717号公報
本発明の目的は、穿刺後の穿刺具における再穿刺を確実に防止することができる穿刺規制部材および穿刺規制部材付き穿刺具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(8)の本発明により達成される。
(1) 穿刺具本体と、穿刺針が着脱自在に装着され、該穿刺針が生体表面を穿刺する準備がなされる待機位置と、該待機位置よりも先端側に移動して穿刺が行われる穿刺位置とに変位可能なプランジャと、前記待機位置にある前記プランジャを先端方向に付勢する付勢手段と、前記穿刺具本体に対し相対的に移動し得るように設置され、穿刺後における前記プランジャを前記付勢手段の付勢力に抗して基端方向に移動して、前記待機位置に戻す操作を行う操作部とを備える穿刺具に取付けて用いられる穿刺規制部材であって、
前記穿刺具本体に対して移動しないように固定する固定部と、前記穿刺具本体と前記操作部との相対的な移動を阻止する阻止部とを有し、
前記プランジャは、前記待機位置では、前記付勢手段により先端方向へ付勢された状態で前記穿刺具本体に対し係止されて、前記待機位置が保たれており、この状態から前記係止が外れて前記プランジャが前記穿刺位置に変位した後は、前記阻止部によって前記操作部の基端方向への移動操作が阻止され、これにより、前記プランジャを前記待機位置に戻す操作ができないよう構成されていることを特徴とする穿刺規制部材。
(2) 前記穿刺針が前記穿刺具本体の先端部に装着されるものであり、前記操作部が前記穿刺具本体の基端側に設けられ、該穿刺具本体に対してその長手方向に沿って相対的に移動するものである上記(1)に記載の穿刺規制部材。
(3) 前記操作部は、突出片で構成された指当て部を有し、
前記穿刺具本体には、前記指当て部が突出する開口が設けられ、該開口内を前記指当て部が移動可能であり、
前記固定部が前記開口に嵌合し、かつ、前記阻止部が前記開口の縁部と前記指当て部とに当接する上記(1)に記載の穿刺規制部材。
(4) 形状がほぼU字状をなす湾曲板状体で構成され、その対向する端部の内側同士には、それぞれ、前記固定部と前記阻止部とが設けられている上記(3)に記載の穿刺規制部材。
(5) 前記操作部は、前記穿刺具本体の基端部に設けられ、基端方向に引張って操作するよう構成され、
前記固定部が前記穿刺具本体に係合し、かつ、前記操作部を把持不可能となるように、前記阻止部が前記操作部の少なくとも一部を覆っている上記(1)に記載の穿刺規制部材。
(6) 前記操作部は、前記穿刺具本体の基端部に設けられ、基端方向に引張って操作するよう構成され、
前記固定部が前記穿刺具本体に係合し、かつ、前記操作部が前記穿刺具本体に対して基端方向に移動不可能となるように、前記阻止部が前記操作部の少なくとも一部を覆っている上記(1)に記載の穿刺規制部材。
(7) 前記阻止部は、前記固定部に対して回動可能に設けられ、前記操作部を操作不可能とする第1の位置と、前記操作部を操作可能とする第2の位置とに変位する上記(6)に記載の穿刺規制部材。
(8) 穿刺具本体と、穿刺針が着脱自在に装着され、該穿刺針が生体表面を穿刺する準備がなされる待機位置と、該待機位置よりも先端側に移動して穿刺が行われる穿刺位置とに変位可能なプランジャと、前記待機位置にある前記プランジャを先端方向に付勢する付勢手段と、前記穿刺具本体に対し相対的に移動し得るように設置され、穿刺後における前記プランジャを前記付勢手段の付勢力に抗して基端方向に移動して、前記待機位置に戻す操作を行う操作部とを備える穿刺具と、
前記穿刺具に取付けられる、請求項1ないし7のいずれかに記載の穿刺規制部材とを有することを特徴とする穿刺規制部材付き穿刺具。
本発明によれば、穿刺後の穿刺具における操作部を待機位置に再度戻すのが阻止されるため、この穿刺具における再穿刺を確実に防止することができる。
以下、本発明の穿刺規制部材および穿刺規制部材付き穿刺具を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の穿刺規制部材の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す穿刺規制部材が取付けられた穿刺具(本発明の穿刺規制部材付き穿刺具)の断面図((a)は、穿刺具に穿刺針カートリッジが装着された状態、(b)は、穿刺具に穿刺針カートリッジが装着されていない状態)、図3は、図2に示す穿刺具の穿刺針カートリッジを示す断面図、図4〜図7は、それぞれ、図2に示す穿刺具(穿刺規制部材付き穿刺具)の使用状態を示す断面図である。
なお、図1〜図7の左右方向(ハウジング3の長手方向)を「軸方向」、右側を「基端」、左側を「先端」として説明する。
図6に示すように、穿刺規制部材11Aは、穿刺具1に取付けて用いられるものである。また、この穿刺規制部材11Aと穿刺具1とで本発明の穿刺規制部材付き穿刺具が構成されている。
まず、穿刺具1について説明する。
図2に示すように、穿刺具1は、長尺状のハウジング3を有する穿刺具本体10と、先端部に穿刺針カートリッジ2(穿刺針23)が装着されるプランジャ5と、調節部6と、穿刺操作部(操作手段)7と、セット操作部(操作部)8と、プランジャ5を先端方向へ付勢するコイルバネ(第1付勢手段)91と、プランジャ5を基端方向へ付勢するコイルバネ(第2付勢手段)92とを備えている。以下、これらの各構成について説明する。
図3に示すように、穿刺針カートリッジ2は、管状のケーシング(穿刺針ホルダー)21と、このケーシング21内に軸方向に移動可能に収納され、穿刺針23を備えたランセット(穿刺針ハブ)22と、前記ケーシング21の先端部に着脱自在に装着されるキャップ24とで構成されている。
ケーシング21の先端は、例えば指先、手の平、上腕、腹部、大腿部、耳たぶのような生体表面に当接する部位であり、開口211が形成されている。また、ケーシング21の基端には、開口214が形成されている。
ケーシング21の内周面には、ランセット22の大径部224を係止し得る一対のハブ合部213、213が形成されている(図3中には、一方のハブ合部213のみが記載されている)。このハブ合部213にランセット22の大径部224の端面223が係止されることにより、ケーシング21の基端側からのランセット22の離脱を阻止することができる。
また、ランセット22の端面222がケーシング21の面212に当接することにより、ケーシング21の開口211からの穿刺針23の最大突出長さ(最大突出量)が規制される。
ランセット22は、このケーシング21内を、端面222が面212に当接する位置と、端面223がハブ合部213に当接する位置との間を軸方向に移動することができる。
図2(図4〜図7も同様)に示すように、ハウジング3は、ハウジング本体30と、このハウジング本体30の基端部に設けられたキャップ状部材4とで構成されている。このハウジング3は、穿刺具1を使用する際の把持部としての機能も有している。
ハウジング3は、先端に開放した中空部31を有しており、この中空部31には、プランジャ5と、プランジャ5を先端方向へ付勢するコイルバネ91と、プランジャ5を基端方向へ付勢するコイルバネ92とを有する穿刺機構が設置されている。
このハウジング3の先端部には、穿刺針カートリッジ2のケーシング21が着脱自在に装着される。すなわち、穿刺針カートリッジ2を穿刺具本体10に装着する際は、ハウジング本体30の先端部に、ケーシング21の基端部が嵌入される。
また、ハウジング本体30の図2中上側には、弾性変形可能な板状の穿刺操作部7と、指標33とが、それぞれ設けられている。なお、指標33は、穿刺操作部7の基端側に配置されている。
穿刺操作部7の先端部には、図2中下側に突出した突起711を有する操作ボタン71が形成されている。そして、ハウジング本体30の突起711に対応する位置には、その突起711より大きく、かつ操作ボタン71より小さい開口32が形成されている。
また、ハウジング本体30の指標33の基端側には、その周方向に沿って一対の長孔34、34が形成されている。一方の長孔34は、図2中上側に配置され、他方の長孔34は、図2中下側に配置されている。
プランジャ5は、ハウジング3内に、軸方向に移動し得るように設置されている。すなわち、プランジャ5は、後述する待機位置(図6参照)と穿刺位置(図7参照)に変位し得るよう構成されている。
このプランジャ5は、先端部に、穿刺針カートリッジ2のランセット22が着脱自在に装着される円筒状の装着部51を有している。すなわち、穿刺針カートリッジ2を穿刺具本体10に装着する際は、装着部51の先端部に、穿刺針23の基端部が嵌入される。このとき、装着部51の先端513と、穿刺針23の端面223とが当接する(図6参照)。
また、プランジャ5は、その基端部に、図2中下側に向けて立設された第1の突部56を有している。
また、プランジャ5は、その基端部に、基端側に向けて立設された一対の棒状の突出部52、52を有しており、各突出部52の基端部には、それぞれ、突起521が形成されている。一方の突出部52は、図2中上側に配置され、他方の突出部52は、図2中下側に配置されている。
また、プランジャ5の図2中上側には、弾性変形可能な棒状のロック部材53が設けられている。なお、ロック部材53は、装着部51の基端側に配置されている。
ロック部材53の先端部には、図2中上側に突出した突起532を有する係止部531が形成されている。
後述する穿刺の準備(セット)が完了した状態では、コイルバネ91によりプランジャ5がハウジング3に対し先端方向へ付勢された状態で、この係止部531の突起532がハウジング本体30の開口32に挿入され、これによりロック部材53はハウジング3に対し係止される(図6参照)。なお、このときのプランジャ5の位置を「待機位置」という。
また、プランジャ5の外周面には、リング状のフランジ54および55が形成されている。フランジ55は、フランジ54より基端側に配置されている。
プランジャ5が移動する際は、各フランジ54および55は、それぞれ、ハウジング本体30の内周面を摺動し、これによりプランジャ5の姿勢が保持される。
また、フランジ55の基端側の部分は、コイルバネ91の先端側が当接するバネ座として機能する。ハウジング本体30の基端部であって、キャップ状部材4の先端側には、管状の調節部(調節ダイヤル)6が、ハウジング本体30の周方向に回動自在に設置されている。
調節部6の内周面には、一対の穿刺深さ制御板61、61が形成されている。そして、これらの穿刺深さ制御板61、61には、穿刺の際にプランジャ5の突部56に当接するリング状の支持部(第2の突部)611が形成されている。一対の穿刺深さ制御板61、61は、それぞれ、前述したハウジング本体30の一対の長孔34、34に挿入され、穿刺深さ制御板61は、ハウジング本体30内に位置する。
穿刺深さ制御板61、61は、支持部611の中心を介して対向するように配置されている。また、支持部611は、調節部6の軸方向のほぼ中間に、ハウジング本体30と同心的に配置されている。
この穿刺深さ制御板61は、プランジャ5の突部56に当接する当接面の軸方向の位置が異なる部分を有しており、これにより、ランセット22(針先231)による生体表面への穿刺深さ(=ランセット22の開口211からの突出量)を調節することができる。
図2に示すように、キャップ状部材4内(穿刺具本体10の基端側)には、セット操作部8(セット操作部本体80)が軸方向に移動し得るように設置されている。
キャップ状部材4の先端には、セット操作部8の先端が当接するリング状のリブ41が形成されている。
また、キャップ状部材4の基端には、頭部(位置規制手段)42が形成されている。セット操作部8の操作の際は、そのセット操作部8の基端がこの頭部42に当接して、セット操作部8の基端方向への移動が阻止される。
また、キャップ状部材4(穿刺具本体10)の図2中上側および下側には、それぞれ、長孔(開口)43が形成されている。
セット操作部8は、コイルバネ92を収納する円筒状のセット操作部本体80を有している。
セット操作部本体80の先端には、リング状のリブ81が形成されている。このリブ81の基端側の部分は、コイルバネ92の先端側が当接するバネ座として機能する。
セット操作部本体80(セット操作部8)の基端部の図2中上側および下側には、それぞれ、キャップ状部材4の対応する長孔43から突出する突出片で構成された指当て部(指掛け部)82が形成されている。図2中上側の指当て部82は、長孔43から図2中上側(外側)に突出し、図2中下側の指当て部82は、長孔43から図2中下側(外側)に突出している。また、各指当て部82は、セット操作部本体80の移動に伴って、長孔43内を移動する。
また、セット操作部8内には、先端側にバネ座を有するリング状のバネ受け部材93が軸方向に移動し得るように設置されている。
穿刺針カートリッジ2が穿刺具本体10に装着されていないとき、バネ受け部材93とリブ81との間には、コイルバネ92が実質的に無負荷の状態(自然長)で挿入されている。このコイルバネ92は、コイルバネ91より基端側に位置している。また、コイルバネ92のバネ定数は、コイルバネ91のバネ定数より小さい。
このバネ受け部材93は、プランジャ5の一対の突出部52、52が挿入された状態で、一対の突起521、521により係止されている。
コイルバネ91および92のバネ定数や軸方向の長さ等の諸条件は、それぞれ、確実に穿刺を行うことができるように、すなわち、穿刺の際、ランセット22が確実にケーシング21の開口211から所定量突出し、かつ、その後、ランセット22が確実にケーシング21内に収納されるように設定される。
さて、前述したように、穿刺具1には、穿刺規制部材11Aが取付けられる(装着される)。
図1に示すように、穿刺規制部材11Aは、形状がほぼU字状をなす湾曲板状体で構成されている。この穿刺規制部材11Aにおける対向する端部111の内側同士には、それぞれ、爪112が形成されている。
穿刺規制部材11Aが穿刺具1に取付けられた状態(以下、この状態を「取付状態」という)では、各爪112は、その両側面113がそれぞれ、長孔43における軸方向に沿った縁部に嵌合することとなる。これにより、穿刺規制部材11Aが穿刺具本体10に確実に固定される。従って、側面113は、穿刺規制部材11A穿刺具本体10に固定するための固定部として機能している。
また、図6に示すように、取付状態では、各爪112は、軸方向に面する端面114a、114bがそれぞれ、指当て部82の基端面821と、頭部42の先端面421(長孔43の基端側の縁部)とに当接する。これにより、セット操作部8が基端方向に移動するのが確実に阻止(規制)される。従って、端面114a、114bは、セット操作部8の移動を阻止するための阻止部として機能している。
なお、両爪112を連結している連結部115は、弾性を有しているのが好ましい。これにより、取付状態では、連結部115が自身の弾性力によって、各爪112を内側へ付勢する。このため、穿刺規制部材11Aが穿刺具本体10を挟持することとなり、当該穿刺規制部材11Aをより確実(強固)に固定することができる。
また、このように穿刺規制部材11Aが簡単な形状(構成)をなしていることにより、取付状態では、例えば従来から存在する穿刺具(例えば、特開2000−245717号公報参照)の外形への影響(例えば、外形が極端に大きくなるなど)をできる限り抑制することができる。
また、爪112を長孔43にはめ込むという簡単な操作で、穿刺規制部材11Aを穿刺具1に容易かつ確実に装着(固定)することができる。
次に、穿刺具1および穿刺規制部材11A、すなわち、穿刺規制部材付き穿刺具の使用方法について説明する。
[1] まず、取付状態の穿刺具1の先端部に未使用の穿刺針カートリッジ2を装着する。すなわち、ハウジング3の先端35にケーシング21のリブ215が当接するまで、そのハウジング3の先端部に、ケーシング21の基端部を嵌入するとともに、プランジャ5の装着部51の先端部に、ランセット22の基端部を嵌入する。
この際、前述したように、ランセット22の大径部224がケーシング21のハブ係合部213に係止されているため、ランセット22は、所定値以上の力を加えないと先端方向に移動せず、また、プランジャ5のフランジ55は、コイルバネ91の先端に当接している。
ランセット22の大径部224をハブ係合部213から移動させる力を、コイルバネ91、92を圧縮させる力よりも大きくなるように設定することにより、プランジャ5の装着部51の先端部にランセット22の基端部を嵌入する操作で、同時に、プランジャ5がコイルバネ91、92の弾性力に抗して基端方向へ移動させることができ、プランジャ5のロック部材53における係止部531の突起532がハウジング3の開口32に挿入され、プランジャ5は待機位置に配置されて、穿刺の準備(セット)が完了し、さらに、ランセット22を基端方向へ押し込むことにより、ランセット22の大径部224がハブ係合部213から移動し、ハブ係合部213との係合から解放される。穿刺針カートリッジ2は、リブ(フランジ)215の基端側面が、ハウジング本体30の先端35に当接して停止する。
これにより、ランセット22の被装着部293をプランジャ5の装着部51に確実に(容易に)嵌入することができる。また、穿刺の準備を容易、迅速かつ確実に行うことができる。
なお、穿刺針カートリッジ2が装着されていない状態の穿刺具本体10では、プランジャ5のロック部材53は、その係止部531の突起532がハウジング3の内周面に当接することで、図2(b)中下側に変位(弾性変形)している。すなわち、係止部531は、ロック部材53の弾性力により図2(b)中上側に付勢されている。
前記穿刺針カートリッジ2の装着は、穿刺針カートリッジ2からキャップ24を取り外してから行ってもよいが、キャップ24を装着した状態で行うのが好ましく、キャップ24を基端側に押圧しつつ行うのがより好ましい。
穿刺針カートリッジ2の装着を、キャップ24を装着した状態で行った場合には、穿刺針カートリッジ2の装着後、好ましくは穿刺の直前に、穿刺針カートリッジ2からキャップ24を取り外す。
[2] 必要に応じて、ランセット22(針先231)による生体表面への穿刺深さを調節する。すなわち、ランセット22による生体表面への穿刺深さを採血者の個人差や穿刺部位に応じた穿刺深さに設定する。
穿刺深さを設定するに際しての基準としては、例えば、血糖測定に必要な最低限の血液量が得られる穿刺深さとすることができる。これにより、穿刺時の痛みを必要最低限に抑えることができる。
この穿刺深さの設定は、一度設定すれば、採血する度に毎回設定し直す必要がないため、操作に手間がかからない。
[3] 穿刺針カートリッジ2のケーシング21の先端を所定の部位、例えば指先のような生体表面に圧着した後、穿刺操作部7の操作ボタン71を押す(図6中下側に押し込む)。
操作ボタン71を押すと、図7に示すように、その突起711が係止部531の突起532を押圧し、これにより、ロック部材53が弾性変形して係止部531が図7中下側に変位し、係止部531の突起532の開口32に臨む縁部に対する係止が外れる(解除される)。
一方、穿刺操作部7は、弾性変形し、操作ボタン71から指を離すと、弾性変形していた穿刺操作部7がその弾性力により元の形状に戻る。
前記係止部531の係止が解除されると、図7に示すように、圧縮されていたコイルバネ91がその弾性力により伸長し、プランジャ5が先端方向へ移動し、穿刺針23がケーシング21の開口211より突出し、生体表面を穿刺する。このとき、プランジャ5は、待機位置から穿刺位置に変位する。
また、プランジャ5が先端方向へ移動する際、その途中で、コイルバネ91とフランジ55とが離間するとともに、コイルバネ92が圧縮されていき、プランジャ5は、このコイルバネ92によりハウジング3に対し基端方向へ付勢される。
この場合、前述したように、コイルバネ91のバネ定数は、コイルバネ92のバネ定数より大きいので、プランジャ5は、コイルバネ92の弾性力に抗して先端側に移動し、穿刺針23により生体表面を穿刺することができる。
また、コイルバネ91は、フランジ55から離間した後、自然長に戻り、プランジャ5を先端および基端のいずれの方向へも付勢しない。
穿刺針23が生体表面を穿刺した後は、図2に示すように、圧縮されていたコイルバネ92がその弾性力により伸長し、プランジャ5が基端方向へ移動し、生体表面から穿刺針23が抜け、その穿刺針23は、ケーシング21内に収納(格納)される。すなわち、図2(a)に示す状態に戻る。このように、穿刺針23は、穿刺時以外はケーシング21の開口211から突出しないようになっており、誤って皮膚等を傷つけることが無く、また、感染も防止することができ、安全性が高い。
[4] 穿刺の後、穿刺具1を生体表面から離し、穿刺部位上の血液を採取する。この血液の採取は、例えば、血液を試験紙上に直接供給したり、細管を介して吸引し、試験紙へ供給したりすることができる。
[5] 穿刺具1に穿刺規制部材11Aが取付けられていない場合(以下、この場合の穿刺具1を「非取付状態の穿刺具」という)、非取付状態の穿刺具では、穿刺後に、以下の操作に基づいてセット操作部8を再度操作することにより、プランジャ5を待機位置に再度戻すことができる。
図4および図5に示すように、セット操作部8の指当て部82に指を当て(掛け)、ハウジング3に対し、そのセット操作部8をコイルバネ91および92の弾性力に抗して基端方向へ移動させる。そして、セット操作部8の基端(基端面821)がハウジング3の頭部42(先端面421)に当接したら、指当て部82から指を離す。
この場合、まず、図4に示すように、バネ定数の小さいコイルバネ92が圧縮されていき、次いで、図5に示すように、バネ定数の大きいコイルバネ91が圧縮されていき、このコイルバネ91が圧縮した分、プランジャ5が基端方向に移動する。
図5に示すように、セット操作部8が、その基端がハウジング3の頭部42に当接するまで移動すると、プランジャ5のロック部材53における係止部531の突起532がハウジング3の開口32の位置に位置し、弾性変形していたロック部材53がその弾性力により元の形状に戻り、突起532がハウジング3の開口32に挿入され、その突起532が操作ボタン71の突起711に当接(または対面)する。
そして、指当て部82から指を離すと、図6に示すように、係止部531の突起532がハウジング3の開口32に臨む先端側の縁部に当接することにより、係止部531がハウジング3に対して係止(ロック)され、これにより、コイルバネ91の圧縮状態、すなわち、コイルバネ91によりプランジャ5がハウジング3に対し先端方向へ付勢された状態が保持され、待機位置に再度セットされる。
一方、指当て部82から指を離すと、図6に示すように、圧縮されていた(圧縮状態の)コイルバネ92がその弾性力により伸長し、セット操作部8は、そのリブ81がハウジング3のリブ41に当接するまで先端側に移動する。また、コイルバネ92は、自然長に戻り、プランジャ5を先端および基端のいずれの方向へも付勢しない。
この状態で、穿刺針23による生体表面への穿刺の準備(セット)が完了する。
そして、前記[3]の操作により、非取付状態の穿刺具は、再穿刺可能となる。
しかしながら、穿刺具1には、穿刺規制部材11Aが取付けられている。これにより、セット操作部8を再度操作する、すなわち、プランジャ5を待機位置に再度戻すのが阻止されており、よって、穿刺具1では、再穿刺が行われるのが確実に防止されている。
従って、プランジャ5が待機位置にある穿刺具1に装着されている穿刺針23は、未使用であることが容易に認識することができるので、再穿刺が行われるのが確実に防止されている。
以上、穿刺針カートリッジ2の装着前に穿刺規制部材11Aを穿刺具1を取付ける場合について説明したが、非取付状態の穿刺具に、前記[1]の操作の後、穿刺規制部材11Aを取付けることもできる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の穿刺規制部材の第2実施形態を示す断面斜視図、図9は、図8に示す穿刺規制部材の使用状態(本発明の穿刺規制部材付き穿刺具の第2実施形態)を示す側面図である。なお、図8および図9中、右側を「基端」、左側を「先端」として説明する。
以下、これらの図を参照して本発明の穿刺規制部材および穿刺規制部材付き穿刺具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、穿刺規制部材の形状と、穿刺具のセット操作部の形状とが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、穿刺具1’では、セット操作部8’が穿刺具本体(本体アセンブリ)10’の基端部に設けられている。このセット操作部8’は、穿刺具本体10’の基端に当接可能な把持部(ノブキャップ)83と、把持部83の先端に突出し、穿刺具本体10’内を摺動する摺動部(内側ノブ)84とを有している。
このような構成のセット操作部8’は、穿刺具本体10’に対して基端方向に引張って操作するよう構成されている(図9(b)参照)。これにより、プランジャ5を待機位置に位置させることができる。
図8に示すように、穿刺規制部材11Bは、その形状が有底筒状をなしている。この穿刺規制部材11Bの開口の縁部には、リング状の固定部116が突出して形成されている。
図9(d)に示すように、取付状態では、固定部116の内周面116aが穿刺具本体10’の外周面101に摩擦係合する。これにより、穿刺規制部材11Bが穿刺具1’(穿刺具本体10’)から離脱するのが防止される。
また、同様に、取付状態では、固定部116より基端側の部位(以下、この部位を「規制部材本体117」という)が、把持部83(セット操作部8’)を把持不可能となるように、その把持部83の全体を覆っている。すなわち、取付状態では、把持部83が規制部材本体117内に収納されている。
これにより、セット操作部8’を操作するのが阻止されている。従って、規制部材本体117は、セット操作部8’の移動を阻止する阻止部として機能している。
なお、穿刺規制部材11Bは、固定部116が穿刺具本体10’に対して摩擦係合するのに限定されず、例えば、穿刺具本体10’の外周面101にリング状の(周方向に沿って)凹部を設け、その凹部に固定部116が係合してもよい。
次に、穿刺具1’および穿刺規制部材11Bの使用方法について説明する。なお、穿刺具1’の使用方法(操作方法)は、セット操作部8’に対する操作方法が異なること以外は前記第1実施形態と同様である
[1] 一方の手で穿刺具本体10’を把持し、他方の手で把持部83を把持する。この状態(図9(a)参照)から、図9(b)に示すように、把持部83を基端方向へ引張る。これにより、プランジャ5が待機位置に位置する。
その後、把持部83から他方の手を離すと、セット操作部8’は、穿刺具本体10’内に設置されているコイルバネの付勢力により、図9(c)に示す状態に戻る。
[2] 図9(d)に示すように、穿刺規制部材11Bを穿刺具1’に取付ける。
[3] 次に、操作ボタン71(図9中では、図示せず)を押圧することにより、穿刺が行われる。
このように、穿刺具1’では、穿刺規制部材11Bが取付けられているため、穿刺後のセット操作部8’を操作することができず、よって、プランジャ5を待機位置に再度戻すのを阻止することができる。従って、穿刺具1’では、再穿刺が行われるのが確実に防止されている。
穿刺針23を装着することにより、プランジャ5が待機位置に位置することができる場合は、穿刺針23を装着する前に、穿刺規制部材11Bを穿刺具1’に取付けることができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の穿刺規制部材の第3実施形態を示す斜視図、図11は、図10中のA−A線断面図、図12および図13は、それぞれ、図10に示す穿刺規制部材の使用状態(本発明の穿刺規制部材付き穿刺具の第3実施形態)を示す側面図である。なお、図10、図12および図13中、右側を「基端」、左側を「先端」として説明する。
以下、これらの図を参照して本発明の穿刺規制部材および穿刺規制部材付き穿刺具の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、穿刺規制部材の形状が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図10に示すように、穿刺規制部材11Cは、穿刺具本体に固定(係合)する固定部118と、セット操作部8の移動を阻止する(不可能とする)阻止部119と、固定部118と阻止部119とを連結する連結部120とを有している。
固定部118は、弾性材料で構成されている。
固定部118は、長尺状をなす板状体をリング状に湾曲させ、端部118a同士が径方向(板厚方向)に重なるように形成されている。これにより、固定部118の内径の大きさを変化させることができる。
自然状態では、固定部118の内径は、穿刺具本体10’の外形より若干小さくなるように設定されている。これにより、取付状態では、固定部118の内径が大きくなり、固定部118自身の弾性力により、固定部118が穿刺具本体10’を締め付ける。この締め付けにより、固定部118が穿刺具本体10’により確実に固定される。
連結部120は、その形状がほぼ正方形をなしている。この連結部120は、固定部118の外周の異なる2箇所に固定(固着)されている。また、各連結部120における外側の面120aは、互いに反対方向を向いている。
また、一方(図10中の右側)の連結部120には、孔121が設けられている。この孔121内には、係止部材122と、係止部材122を外側(図11中の右側)に付勢するコイルバネ123とが収納されている。
阻止部119は、その形状がコの字状をなしており、両連結部120間に架設されている。
阻止部119の両端部119aの内側には、それぞれ、連結部120(固定部118)に対して回転する回転軸124が設けられている。各回転軸124は、連結部120のほぼ中心部に設けられた軸受125に挿通される。これにより、阻止部119は、固定部118に対して回動することができる。
また、このように阻止部119は回動可能であるため、当該阻止部119は、第1の位置と、第2の位置とに変位することができる。
第1の位置では、阻止部119は、固定部118に対して、固定部118の中心軸とほぼ平行となるように起立している(図10、図12(d)参照)。また、第2の位置では、阻止部119は、第1の位置からほぼ90度傾倒する(図13(a)参照)。
図12(d)に示す取付状態では、第1の位置の阻止部119は、把持部83(セット操作部8’)の長手方向を帯状に覆っている。これにより、セット操作部8’が穿刺具本体10’に対して移動不可能となる。
また、第1の位置では、阻止部119における係止部材122に対応する位置に、係止部材122が係止可能(挿入可能)な孔126が設けられている(図11参照)。これにより、係止部材122が孔126に係止して、阻止部119の回動が規制され、阻止部119が第1の位置に位置するのを維持することができる。
係止部材122による係止を解除するには、図11に示すように、例えばピン200を用いて、コイルバネ123の付勢力に抗して、係止部材122を押圧する。これにより、係止部材122が孔126から抜去され、阻止部119が回動可能となる、すなわち、阻止部119が第1の位置から第2の位置へ変位することができる。
次に、穿刺規制部材11Cの使用方法について説明する。なお、穿刺具1’の操作方法については、前記第2実施形態と同様である。
[1] 一方の手で穿刺具本体10’を把持し、他方の手で把持部83を把持する。この状態(図12(a)参照)から、図12(b)に示すように、把持部83を基端方向へ引張る。これにより、プランジャ5が待機位置に位置する。
その後、把持部83から他方の手を離すと、セット操作部8’は、穿刺具本体10’内に設置されているコイルバネの付勢力により、図12(c)に示す状態に戻る。
[2] 図12(d)に示すように、阻止部119が第1の位置に位置する穿刺規制部材11Cを穿刺具1’に取付ける。
[3] 次に、操作ボタン71(図12中では、図示せず)を押圧することにより、穿刺が行われる。
このように、穿刺具1’では、阻止部119が第1の位置に位置する穿刺規制部材11Cが取付けられているため、穿刺後のセット操作部8’を操作することができず、よって、プランジャ5を待機位置に再度戻すのを阻止することができる。従って、穿刺具1’では、再穿刺が行われるのが確実に防止されている。
ここで、使用後(穿刺後)の穿刺具1’に、未使用の穿刺針カートリッジ2を再度装着した場合について説明する。
[4] 使用済の穿刺針カートリッジ2を穿刺具1’から取外し、未使用の穿刺針カートリッジ2を取付ける(装着する)。
次に、図13(a)に示すように、穿刺規制部材11Cの係止部材122を押圧して、阻止部119を第2の位置に変位させる。その後、前記[1]で述べた操作により、プランジャ5を待機位置に再度位置させる。これにより、穿刺具1’は、再穿刺可能な状態となる。
[5] 図13(d)に示すように、第2の位置に位置する阻止部119を回転させ、再度第1の位置に変位させる。
次に、操作ボタン71(図13中では、図示せず)を押圧することにより、穿刺が再度行われる。
このように、穿刺針23を装着することにより、プランジャ5を待機位置に位置させることができない場合、すなわち、穿刺針23装着後、プランジャ5を待機位置に位置させるために、セット操作部8’の操作が必要である場合であっても、穿刺規制部材11Cを穿刺具1’から取り外さなくとも、阻止部119を回動操作することにより、セット操作部8’を操作することができ、よって、穿刺後のプランジャ5を待機位置に位置させることができる。これにより、使用済の穿刺針カートリッジ2を未使用の穿刺針カートリッジ2に交換すれば、穿刺具1’を再使用することができる。
以上、本発明の穿刺規制部材および穿刺規制部材付き穿刺具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、穿刺規制部材および穿刺規制部材付き穿刺具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、以上では、血液を採取する場合の実施形態について述べたが、穿刺具は、例えば組織間液のような血液以外の体液を採取するためのものでもよく、その用途は特に限定されない。
本発明の穿刺規制部材の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す穿刺規制部材が取付けられた穿刺具(本発明の穿刺規制部材付き穿刺具)の断面図である。 図2に示す未使用の穿刺針カートリッジを示す断面図である。 図2に示す穿刺具(穿刺規制部材付き穿刺具)の使用状態を示す断面図である。 図2に示す穿刺具(穿刺規制部材付き穿刺具)の使用状態を示す断面図である。 図2に示す穿刺具(穿刺規制部材付き穿刺具)の使用状態を示す断面図である。 図2に示す穿刺具(穿刺規制部材付き穿刺具)の使用状態を示す断面図である。 本発明の穿刺規制部材の第2実施形態を示す断面斜視図である。 図8に示す穿刺規制部材の使用状態(本発明の穿刺規制部材付き穿刺具の第2実施形態)を示す側面図である。 本発明の穿刺規制部材の第3実施形態を示す斜視図である。 図10中のA−A線断面図である。 図10に示す穿刺規制部材の使用状態(本発明の穿刺規制部材付き穿刺具の第3実施形態)を示す側面図である。 図10に示す穿刺規制部材の使用状態(本発明の穿刺規制部材付き穿刺具の第3実施形態)を示す側面図である。
符号の説明
1、1’ 穿刺具
10、10’ 穿刺具本体
101 外周面
2 穿刺針カートリッジ
21 ケーシング
211 開口
212 面
213 ハブ係合部
214 開口
215 リブ
22 ランセット
221〜223 端面
224 大径部
225 角部
23 穿刺針
231 針先
24 キャップ
241 押え部材
3 ハウジング
30 ハウジング本体
31 中空部
32 開口
33 指標
34 長孔
35 先端
4 キャップ状部材
41 リブ
42 頭部
421 先端面
43 長孔
5 プランジャ
51 装着部
513 先端
52 突出部
521 突起
53 ロック部材
531 係止部
532 突起
54、55 フランジ
56 第1の突部
6 調節部
61 穿刺深さ制御板
611 支持部
621 リブ
7 穿刺操作部
71 操作ボタン
711 突起
8、8’ セット操作部
80 セット操作部本体
81 リブ
82 指当て部
821 基端面
83 把持部
84 摺動部
91、92 コイルバネ
93 バネ受け部材
11A、11B、11C 穿刺規制部材
111 端部
112 爪
113 側面
114a、114b 端面
115 連結部
116 固定部
116a 内周面
117 規制部材本体
118 固定部
118a 端部
119 阻止部
119a 端部
120 連結部
120a 面
121 孔
122 係止部材
123 コイルバネ
124 回転軸
125 軸受
126 孔
200 ピン

Claims (8)

  1. 穿刺具本体と、穿刺針が着脱自在に装着され、該穿刺針が生体表面を穿刺する準備がなされる待機位置と、該待機位置よりも先端側に移動して穿刺が行われる穿刺位置とに変位可能なプランジャと、前記待機位置にある前記プランジャを先端方向に付勢する付勢手段と、前記穿刺具本体に対し相対的に移動し得るように設置され、穿刺後における前記プランジャを前記付勢手段の付勢力に抗して基端方向に移動して、前記待機位置に戻す操作を行う操作部とを備える穿刺具に取付けて用いられる穿刺規制部材であって、
    前記穿刺具本体に対して移動しないように固定する固定部と、前記穿刺具本体と前記操作部との相対的な移動を阻止する阻止部とを有し、
    前記プランジャは、前記待機位置では、前記付勢手段により先端方向へ付勢された状態で前記穿刺具本体に対し係止されて、前記待機位置が保たれており、この状態から前記係止が外れて前記プランジャが前記穿刺位置に変位した後は、前記阻止部によって前記操作部の基端方向への移動操作が阻止され、これにより、前記プランジャを前記待機位置に戻す操作ができないよう構成されていることを特徴とする穿刺規制部材。
  2. 前記穿刺針が前記穿刺具本体の先端部に装着されるものであり、前記操作部が前記穿刺具本体の基端側に設けられ、該穿刺具本体に対してその長手方向に沿って相対的に移動するものである請求項1に記載の穿刺規制部材。
  3. 前記操作部は、突出片で構成された指当て部を有し、
    前記穿刺具本体には、前記指当て部が突出する開口が設けられ、該開口内を前記指当て部が移動可能であり、
    前記固定部が前記開口に嵌合し、かつ、前記阻止部が前記開口の縁部と前記指当て部とに当接する請求項1に記載の穿刺規制部材。
  4. 形状がほぼU字状をなす湾曲板状体で構成され、その対向する端部の内側同士には、それぞれ、前記固定部と前記阻止部とが設けられている請求項3に記載の穿刺規制部材。
  5. 前記操作部は、前記穿刺具本体の基端部に設けられ、基端方向に引張って操作するよう構成され、
    前記固定部が前記穿刺具本体に係合し、かつ、前記操作部を把持不可能となるように、前記阻止部が前記操作部の少なくとも一部を覆っている請求項1に記載の穿刺規制部材。
  6. 前記操作部は、前記穿刺具本体の基端部に設けられ、基端方向に引張って操作するよう構成され、
    前記固定部が前記穿刺具本体に係合し、かつ、前記操作部が前記穿刺具本体に対して基端方向に移動不可能となるように、前記阻止部が前記操作部の少なくとも一部を覆っている請求項1に記載の穿刺規制部材。
  7. 前記阻止部は、前記固定部に対して回動可能に設けられ、前記操作部を操作不可能とする第1の位置と、前記操作部を操作可能とする第2の位置とに変位する請求項6に記載の穿刺規制部材。
  8. 穿刺具本体と、穿刺針が着脱自在に装着され、該穿刺針が生体表面を穿刺する準備がなされる待機位置と、該待機位置よりも先端側に移動して穿刺が行われる穿刺位置とに変位可能なプランジャと、前記待機位置にある前記プランジャを先端方向に付勢する付勢手段と、前記穿刺具本体に対し相対的に移動し得るように設置され、穿刺後における前記プランジャを前記付勢手段の付勢力に抗して基端方向に移動して、前記待機位置に戻す操作を行う操作部とを備える穿刺具と、
    前記穿刺具に取付けられる、請求項1ないし7のいずれかに記載の穿刺規制部材とを有することを特徴とする穿刺規制部材付き穿刺具。
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