JP2006220898A - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴 Download PDF

Info

Publication number
JP2006220898A
JP2006220898A JP2005034001A JP2005034001A JP2006220898A JP 2006220898 A JP2006220898 A JP 2006220898A JP 2005034001 A JP2005034001 A JP 2005034001A JP 2005034001 A JP2005034001 A JP 2005034001A JP 2006220898 A JP2006220898 A JP 2006220898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
cam groove
groove
barrel
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005034001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4793674B2 (ja
Inventor
Shigeo Motome
成男 本目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2005034001A priority Critical patent/JP4793674B2/ja
Priority to US11/342,500 priority patent/US7324291B2/en
Publication of JP2006220898A publication Critical patent/JP2006220898A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4793674B2 publication Critical patent/JP4793674B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

【課題】 駆動ギアが配置される切り欠き部又は直進ガイドが係合する直進ガイド溝がカム溝を分断するよう横切って配置されても、円滑に作動させることができる、信頼性の高いレンズ鏡胴を得る。
【解決手段】 固定胴の内周面に、撮影領域の少なくとも一部で使用する第1のカム溝と、撮影不可領域の少なくとも一部で使用する第2のカム溝とが形成され、カム筒の外周面には第1のカム溝に係合する第1のカムピンと、第2のカム溝に係合する第2のカムピンが形成されているレンズ鏡胴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、カメラに搭載される撮影レンズに用いられる沈胴式のレンズ鏡胴に関するものである。
従来より、カメラにおいては、撮影に使用しない時には携帯時の利便性を優れたものとするべく、撮影光学系を構成する光学要素であるレンズ群の間隔を縮めて薄型に収納する、所謂沈胴式のレンズ鏡胴を採用したカメラが一般的となっている。
これら沈胴式のレンズ鏡胴として、内周面にカム溝が形成された固定胴と、外周面に固定胴のカム溝に係合するカムピンが形成され、内周面にカム溝を有し回動かつ光軸方向移動自在に支持されたカム筒と、カム筒のカム溝に係合するカムピンを有するレンズ保持部材とで構成され、カム筒は回動により、レンズ保持部材を光軸方向へ相対的に移動させて変倍及び沈胴を行うものが、一般的である。
このような構成の例として、固定胴に形成されたカム溝のうち、沈胴時に使用される領域の溝の深さを、撮影時に使用される領域の溝の深さより浅くしたレンズ鏡胴が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−43336号公報
上記特許文献1に記載されたレンズ鏡胴に示されているように、固定胴にはカム筒を回転させるための駆動ギアが配置される切り欠き部及び直進ガイドが係合する直進ガイド溝が形成され、これらはカム溝を避けた位置に配置されるのが一般的であった。
しかしながら、条件によっては、駆動ギアが配置される切り欠き部又は直進ガイドが係合する直進ガイド溝が、固定胴に形成されたカム溝を分断するように配置しなくてはならない場合がある。
例えば、カム筒が単純に沈胴位置から最前方へ繰り出され、最前方で回転してズーミングを行う構成ではなく、カム筒の繰り出し途中に固定胴のカム溝が緩やかな傾斜で円周方向に延びて設定される場合には、駆動ギアが配置される切り欠き部又は直進ガイドが係合する直進ガイド溝が、固定胴のカム溝を分断するように配置しなくてはならなくなる。
また、駆動ギアが配置される切り欠き部に加えて、直進ガイドを直進ガイド溝に沿って円滑に駆動させようと、直進ガイド溝を多数、例えば画面対角線を避けた4箇所に形成しようとする場合にも、同様に直進ガイド溝が、一部のカム溝を分断し横切って配置しなくてはならない場合がある。
このような、駆動ギアが配置される切り欠き部又は直進ガイドが係合する直進ガイド溝が一部のカム溝を分断し横切って配置される場合には、カムピンがカム溝の分断された部位で外れる可能性や、カムピンもしくはカム溝が偏摩耗する可能性を有しており、最悪の場合、作動不能となる恐れがある。
本発明は上記問題に鑑み、駆動ギアが配置される切り欠き部又は直進ガイドが係合する直進ガイド溝がカム溝を分断するよう横切って配置されても、円滑に作動させることができる、信頼性の高いレンズ鏡胴を得ることを目的とするものである。
上記の目的は、以下の構成により解決される。
1)内周面にカム溝の形成された固定胴と、外周面に前記固定胴のカム溝に係合するカムピンと内周面にカム溝を備えて前記固定胴に対し回動かつ光軸方向移動可能に支持されたカム筒と、前記カム筒のカム溝に係合するカムピンを有するレンズ保持部材とを有し、撮影領域での変倍と撮影不可領域への沈胴を行うレンズ鏡胴において、前記固定胴の内周面に、前記撮影領域の少なくとも一部で使用する第1のカム溝と、前記撮影不可領域の少なくとも一部で使用する第2のカム溝とが形成され、前記カム筒の外周面には前記第1のカム溝に係合する第1のカムピンと、前記第2のカム溝に係合する第2のカムピンが形成されていることを特徴とするレンズ鏡胴。
2)前記第1のカム溝と前記第1のカムピンが係合する第1の領域と、前記第2のカム溝と前記第2のカムピンが係合する第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域が重複した第3の領域を有する1)のレンズ鏡胴。
3)前記第3の領域は前記撮影不可領域に形成されている2)のレンズ鏡胴。
上記1)の発明によれば、駆動ギアが配置される切り欠き部又は直進ガイドが係合する直進ガイド溝がカム溝を分断するよう横切って配置する場合でも、円滑な作動が可能な、信頼性の高いレンズ鏡胴を得ることが可能となる。
上記2)の発明によれば、使用するカム溝を、一方から他方へ切り替える際の作動を、より円滑に行うことができるようになる。
上記3)の発明によれば、撮影不可領域で、使用するカム溝を、一方から他方へ切り替えることで、撮影時にはカム溝を切り替えることを行わず、撮影性能への影響を与えなくできる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
以下、本発明の実施の形態として一実施例を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、実施の形態に係るレンズ鏡胴100の撮影不可状態である沈胴時の概略構成を示す断面図である。同図は、物体側から正、負、正、正のパワーを有する4群ズームレンズが沈胴した状態を示している。
同図において、1は第1レンズ群、2は第2レンズ群、3は第3レンズ群、4は第5レンズ群、5は赤外光カットフィルタとオプチカルローパスフィルタが積層された光学フィルタ、6は撮像素子である。8は撮像素子6等を保持している地板である。
地板8には、固定胴23が固定されている。固定胴23の内周面には固定胴23に対し回転可能で光軸O方向にも移動可能に支持されたカム筒22が配置されている。カム筒22の内側には前筒21が配置されている。
前筒21の内側には直進ガイド31が配置されており、この直進ガイド31は固定胴23に形成された直進ガイド溝に係合して回転規制される係合板32と一体的に構成されており、回転はせずに、カム筒22の光軸O方向への移動に伴ってカム筒22と共に光軸O方向に移動可能になっている。
第1レンズ群1は第1レンズ群鏡枠11に保持され、この第1レンズ群鏡枠11は前筒21によって支持されている。前筒21は、本例ではカム筒22の内周面に形成されたヘリコイド及び直進ガイド31と係合しており、カム筒22の回転及び光軸O方向への移動によって、光軸O方向に直進移動を行うようになっている。
第2レンズ群2は第2レンズ群鏡枠12に保持され、この第2レンズ群鏡枠12はその一部が直進ガイド31と係合すると共に、一体的に形成もしくは植設されたカムピン12pがカム筒22の内周面に形成されたカム溝に係合し、カム筒22の回転及び光軸O方向への移動によって、光軸O方向に直進移動を行うようになっている。
第3レンズ群3は第3レンズ群鏡枠13に保持され、この第3レンズ群鏡枠13は撮影状態のとき、前筒21と所定の間隔を保って一体的に移動するように構成されている。また、この第3レンズ群鏡枠13には絞りシャッタユニット16が固定されている。
第4レンズ群4は第4レンズ群鏡枠14に保持され、この第4レンズ群鏡枠14はステッピングモータ15により独立して光軸O方向に移動可能とされており、ズーミング時及びフォーカシング時共に移動するよう構成されている。
カム筒駆動ギア41は、図示しないモータ及び減速ギア列により正逆回転し、カム筒駆動ギア41によってカム筒22の正逆回転が可能となされている。
33は前筒21に組み付けられたレンズバリアユニットであり、7は複数枚で構成されたレンズバリアである。レンズバリア7は図示しないバリア開閉機構により開閉させられる。このバリア開閉機構は、沈胴時には直進ガイド31の先端部と係合してレンズバリア7を閉状態とし、前筒21が繰り出された撮影状態では直進ガイド31の先端部と離間してレンズバリア7を開状態とするよう構成されている。
次いで、レンズ鏡胴100の動作について説明する。
図2は、カム筒22の外周面の展開図と固定胴23の内周面に形成されたカム溝の展開図である。同図(a)はカム筒22の外周面の展開図を示し、同図(b)は固定胴23の内周面に形成されたカム溝の展開図を示している。
図3は、レンズ鏡胴100が広角端にあるときの概略を示す断面図である。以下の図においては、説明の重複を避けるため同部材には同符号を付与して説明する。
図2(a)に示すように、カム筒22の外周面上には、3箇所にカムピンAがカム筒22に一体的に形成又は植設されている。更に、それぞれのカムピンAに対して、所定の間隔でカムピンBが一体的に形成又は植設されている。
図2(b)に示すように、固定胴23の内周面に形成されたカム溝はカムピンAに対応したカム溝C及びカムピンBに対応したカム溝Dが交互に形成されている。
また、このカム溝C及びカム溝Dを分断して直進ガイド溝23k、23m、23nが形成されている。直進ガイド溝23m、23nは図1に示す係合板32が係合する溝であり、幅広の直進ガイド溝23kはカム筒駆動ギア41を保持している位置の係合板32が係合する切り欠き部となっている。
カム溝C及びカム溝Dは、カムピンに嵌合しカム溝として機能する領域と、カムピンの形状より溝幅が広くカム溝として機能しない領域とが連接して形成されている。また、カムピンの形状より溝幅が広くカム溝として機能しない領域を分断するように、直進ガイド溝23k、23m、23nが形成されている。
カムピンAは、図2(b)に示す固定胴23の内周面に形成されたカム溝Cに係合し、カムピンBは、図2(b)に示す固定胴23の内周面に形成されたカム溝Dに係合して、組み立てられる。レンズ鏡胴100の沈胴時(図1参照)には、カムピンAはC0に位置し、カムピンBはD0に位置する。
以下、レンズ鏡胴100の、図1に示す沈胴位置から図3に示す広角端位置への動作について、図2に示した1対のカム溝C、Dを用いて説明する。
図1に示す沈胴位置から、図示しないモータ及び減速ギア列により、カム筒駆動ギア41が駆動され、カム筒22が回転する。これにより、C0に位置するカムピンAはC1へ移動し、D0に位置するカムピンBはD1へ移動する。この図示Eで示す領域では、カム筒22は、カムピンBがカム溝として機能するように形成されたカム溝Dと嵌合し、カムピンAはカムピンAの形状より溝幅が広くカム溝として機能しない領域を移動する。このEで示す領域では、カム筒22はカムピンBとカム溝Dによって回転及び光軸方向の移動が行われる。
更に、カム筒22が回転することで、カムピンAはC1からC2へ移動し、カムピンBはD1からD2へ移動する。この図示Fで示す領域では、カムピンA及びカムピンBは共にカム溝として機能するように形成されたカム溝C及びカム溝Dと嵌合して移動する。このFで示す領域では、カム筒22はカムピンAとカム溝C、カムピンBとカム溝Dがそれぞれ嵌合した状態で回転及び光軸方向の移動が行われる。
更に、カム筒22は回転を続け、カムピンAはC2からC3へ移動し、カムピンBはD2からD3へ移動する。領域では、カムピンAがカム溝として機能するように形成されたカム溝Cと嵌合し、カムピンBはカムピンBの形状より溝幅が広くカム溝として機能しない領域を移動する。この領域では、カム筒22はカムピンAとカム溝Cによって回転及び光軸方向の移動が行われる。
カム筒22はこのC3の位置で停止する。この位置が広角端の位置であり、レンズ鏡胴100は、撮影不可領域である図1に示す沈胴位置から撮影領域である図3に示す広角端の位置となる。
即ち、沈胴位置から広角端への図示Gで示す撮影不可領域でのレンズ鏡胴100の繰り出し課程において、沈胴位置からカム溝Dとこれに嵌合するカムピンBによってカム筒22を案内する領域と、次いで、カム溝DとカムピンB及びカム溝CとカムピンAの双方が嵌合してカム筒を案内する領域と、カム溝Cとこれに嵌合するカムピンAによってカム筒22を案内する領域とを連続的に形成し、カム筒22の案内に使用するカム溝とカムピンを切り替えるようにすることにより、直進ガイド溝によって分断された部位をカム溝として機能しない領域としている。
以上のようにして、レンズ鏡胴100は、図3に示す広角端の状態となる。なお、広角端から撮影不可領域Gでのレンズ鏡胴100の図1に示す沈胴位置への繰り込み課程では、この逆となる。
図3に示すように、レンズ鏡胴100は広角端においては、直進ガイド31と図示しないバリア開閉機構が離間して係合が解かれ、バリア7は開状態となり、各レンズ群は所定の間隔に維持された状態となる。
第1レンズ群1の位置、即ち前筒21の位置はカム筒22の光軸方向への移動量とカム筒22の内周面に形成されたヘリコイドの回転による移動量とが加算された量だけ沈胴位置から直進移動し、第2レンズ群2の位置、即ち第2レンズ群鏡枠12はカム筒22の光軸方向への移動量とカム筒22の内周面に形成された図示しないカム溝に嵌合したカムピン12pによる移動量とが加算された量だけ沈胴位置から直進移動する。前筒21と第2レンズ群鏡枠12は引っ張りコイルバネ35により互いに近接する方向に付勢されており、これにより前筒21と第2レンズ群鏡枠12を、カム筒22の内周面に形成された図示しないヘリコイド及びカム溝の一方へ寄せることで、がた取りを行っている。
第3レンズ群3、即ち第3レンズ群鏡枠13及び絞りシャッタユニット16は、前筒21に形成されたピン37と第3レンズ群鏡枠13に形成された係合部13kとが係合して、第1レンズ群1と第3レンズ群3は所定の間隔が維持されるようになっており、この第3レンズ群鏡枠13と直進ガイド31の間には引っ張りコイルバネ36が掛けられている。
第4レンズ群4は、カム筒22が広角端位置で停止した後、ステッピングモータ15(図1参照)により所定の広角端の位置へ独立して移動される。
次いで、撮影領域である広角端の位置から望遠端の位置までのレンズ鏡胴100の動作について説明する。この撮影領域は、図2のHで示した領域が用いられ、カム筒22はカムピンAと嵌合する固定胴23のカム溝Cにより案内され、カムピンBはカムピンBの形状より溝幅が広くカム溝として機能しない領域を移動する。
図4は、レンズ鏡胴100が望遠端にあるときの概略を示す断面図である。望遠端へは図3に示す状態から、図示しないモータ及び減速ギア列により、更にカム筒駆動ギア41を駆動することで行われる。
カム筒22は、カムピンAと嵌合する固定胴23のカム溝Cにより案内され、図示Hで示すC3の位置からC4の位置の間を移動し(図2参照)、前筒21は広角端位置から更に繰り出され、第2レンズ群鏡枠12は広角端位置からのカム筒22の光軸方向への移動量とカム筒22の内周面に形成された図示しないカム溝に嵌合したカムピン12pによる移動量とが加算された量だけ移動する。第3レンズ群鏡枠13及び絞りシャッタユニット16は、第1レンズ群1と所定の間隔を維持した状態で広角端位置から更に繰り出される。このとき、カムピンBはカムピンBの形状より溝幅が広くカム溝として機能しないD3〜D4で示す位置の間を移動する。
第4レンズ群4は、ステッピングモータ15(図1参照)により所定の望遠端の位置へ独立して移動される。
この図3に示す広角端から図4に示す望遠端の途中でカム筒22を停止させれば、中間の焦点距離となる。
以上が、レンズ鏡胴100の沈胴位置から望遠端位置までの動作である。
なお、撮影領域から沈胴位置への繰り込み動作については、まず、第4レンズ群4をステッピングモータ15(図1参照)により、像面側の所定の沈胴位置へ独立して移動させ、この後、カム筒駆動ギア41を繰り出し時の逆方向に回転させることで行われる。
以上説明したように、固定胴の内周面に撮影領域で使用するカム溝Cと、撮影不可領域で使用するカム溝Dとを形成し、カム筒の外周面にカム溝Cに係合するカムピンAと、カム溝Dに係合するカムピンBを形成し、使用するカム溝とカムピンを適宜切り替えて鏡胴を駆動することで、直進ガイド溝等で一方のカム溝が分断された部位では、他方の分断されていないカム溝を用いて鏡胴を駆動することができ、円滑な作動の可能な、信頼性の高いレンズ鏡胴を得ることができる。
また、カム溝CとカムピンAが係合する領域と、カム溝DとカムピンBが係合する領域と、この2つの領域が重複する領域を有するよう構成することで、一方から他方へカム溝を切り替える際の鏡胴の作動を、円滑に行うことができるレンズ鏡胴とすることができ、更に、この2つの領域が重複する領域を撮影不可領域に形成することで、撮影時にはカム溝を切り替えることを行わず、撮影性能への影響のないレンズ鏡胴とすることができる。
なお、本実施の形態に記載のカム溝C及びカムピンAが請求項に記載の第1のカム溝及び第1のカムピンに相当し、本実施の形態に記載のカム溝D及びカムピンBが請求項に記載の第2のカム溝及び第2のカムピンに相当するものである。
なお、上記の実施の形態においては、カム筒の回動により、カム筒内周面に形成されたヘリコイドにより第1レンズ群を光軸方向へ移動させ、カム筒内周面に形成されたカム溝によりカムピンを有するレンズ保持部材に保持された第2レンズ群を光軸方向へ移動させるもので説明したが、これに限るものでなく、カム筒内周面にカム溝を2種形成し、第1レンズ群及び第2レンズ群を共にカムピンを有するレンズ保持部材に保持し、それぞれのレンズ群がそれぞれのカム溝に案内されて、光軸方向へ移動させるように構成したものでもよい。
また、4群で構成されたズームレンズ鏡胴を例に取り説明したが、2群或いは3群構成のズームレンズ鏡胴にも適用可能であるのは言うまでもない。
実施の形態に係るレンズ鏡胴の撮影不可状態である沈胴時の概略構成を示す断面図である。 カム筒の外周面の展開図と固定胴の内周面に形成されたカム溝の展開図である。 レンズ鏡胴が広角端にあるときの概略を示す断面図である。 レンズ鏡胴が望遠端にあるときの概略を示す断面図である。
符号の説明
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第4レンズ群
5 光学フィルタ
6 撮像素子
7 レンズバリア
8 地板
11 第1レンズ群鏡枠
12 第2レンズ群鏡枠
13 第3レンズ群鏡枠
14 第4レンズ群鏡枠
15 ステッピングモータ
16 絞りシャッタユニット
21 前筒
22 カム筒
23 固定胴
31 直進ガイド
41 カム筒駆動ギア
100 レンズ鏡胴

Claims (3)

  1. 内周面にカム溝の形成された固定胴と、外周面に前記固定胴のカム溝に係合するカムピンと内周面にカム溝を備えて前記固定胴に対し回動かつ光軸方向移動可能に支持されたカム筒と、前記カム筒のカム溝に係合するカムピンを有するレンズ保持部材とを有し、撮影領域での変倍と撮影不可領域への沈胴を行うレンズ鏡胴において、
    前記固定胴の内周面に、前記撮影領域の少なくとも一部で使用する第1のカム溝と、前記撮影不可領域の少なくとも一部で使用する第2のカム溝とが形成され、前記カム筒の外周面には前記第1のカム溝に係合する第1のカムピンと、前記第2のカム溝に係合する第2のカムピンが形成されていることを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記第1のカム溝と前記第1のカムピンが係合する第1の領域と、前記第2のカム溝と前記第2のカムピンが係合する第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域が重複した第3の領域を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記第3の領域は前記撮影不可領域に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡胴。
JP2005034001A 2005-02-10 2005-02-10 レンズ鏡胴 Expired - Fee Related JP4793674B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005034001A JP4793674B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 レンズ鏡胴
US11/342,500 US7324291B2 (en) 2005-02-10 2006-01-30 Retractable type lens barrel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005034001A JP4793674B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 レンズ鏡胴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006220898A true JP2006220898A (ja) 2006-08-24
JP4793674B2 JP4793674B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=36779651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005034001A Expired - Fee Related JP4793674B2 (ja) 2005-02-10 2005-02-10 レンズ鏡胴

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7324291B2 (ja)
JP (1) JP4793674B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122480A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Olympus Imaging Corp レンズ鏡枠
JP2009162860A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nidec Copal Corp レンズ鏡筒
JP2012063755A (ja) * 2010-08-18 2012-03-29 Canon Inc レンズ鏡筒
US8456753B2 (en) 2009-08-17 2013-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens barrel and image pickup apparatus having the same
JP2014164247A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Nikon Corp レンズ鏡筒および撮像装置
JP2019204131A (ja) * 2019-09-04 2019-11-28 株式会社ニコン レンズ鏡筒および撮像装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4732044B2 (ja) * 2005-07-19 2011-07-27 キヤノン株式会社 鏡筒及び撮像装置
JP4789659B2 (ja) * 2006-03-14 2011-10-12 富士フイルム株式会社 レンズ鏡筒及びカメラ
US8249284B2 (en) * 2006-05-16 2012-08-21 Phonak Ag Hearing system and method for deriving information on an acoustic scene
TWI471628B (zh) * 2011-12-07 2015-02-01 Ability Entpr Co Ltd 鏡頭機構
TWI471629B (zh) * 2011-12-07 2015-02-01 Ability Entpr Co Ltd 鏡頭機構
CN103163621B (zh) * 2011-12-16 2015-07-15 佳能企业股份有限公司 镜头机构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001100082A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Fuji Photo Film Co Ltd レンズ移動装置
JP2003043336A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Minolta Co Ltd ズームレンズ鏡胴
JP2003084185A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Olympus Optical Co Ltd ズームレンズ鏡筒
JP2004258642A (ja) * 2003-02-04 2004-09-16 Pentax Corp レンズ鏡筒のカム機構
JP2004362519A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Sanee Denki Kk タッチパネルのキャリブレーション方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0652333B2 (ja) * 1983-08-19 1994-07-06 ミノルタカメラ株式会社 ズ−ムレンズ鏡胴
US5172276A (en) * 1989-08-29 1992-12-15 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Structure for stabilizing image in optical system
US5576894A (en) * 1993-10-21 1996-11-19 Minolta Co., Ltd. Zoom lens barrel based on the vari-focal optical system

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001100082A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Fuji Photo Film Co Ltd レンズ移動装置
JP2003043336A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Minolta Co Ltd ズームレンズ鏡胴
JP2003084185A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Olympus Optical Co Ltd ズームレンズ鏡筒
JP2004258642A (ja) * 2003-02-04 2004-09-16 Pentax Corp レンズ鏡筒のカム機構
JP2004362519A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Sanee Denki Kk タッチパネルのキャリブレーション方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122480A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Olympus Imaging Corp レンズ鏡枠
JP2009162860A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nidec Copal Corp レンズ鏡筒
US8456753B2 (en) 2009-08-17 2013-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens barrel and image pickup apparatus having the same
JP2012063755A (ja) * 2010-08-18 2012-03-29 Canon Inc レンズ鏡筒
JP2014164247A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Nikon Corp レンズ鏡筒および撮像装置
JP2019204131A (ja) * 2019-09-04 2019-11-28 株式会社ニコン レンズ鏡筒および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7324291B2 (en) 2008-01-29
JP4793674B2 (ja) 2011-10-12
US20060176587A1 (en) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4793674B2 (ja) レンズ鏡胴
JP3312345B2 (ja) コンバータレンズを内蔵したレンズ鏡胴
JP4959407B2 (ja) レンズ駆動装置、ズームレンズ駆動装置およびカメラ
JP2007139964A (ja) ズームレンズ鏡筒の繰出カム機構
JP2005326628A (ja) レンズ鏡筒
JP2006201252A (ja) 撮像装置
US5687029A (en) Lens barrel having collapsing and extending use grooves
JP4555607B2 (ja) レンズ鏡筒繰出し機構
JP2007093999A (ja) レンズ鏡筒
JP2006317809A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP3842087B2 (ja) ズームレンズ鏡胴
US7242535B2 (en) Zoom lens barrel including a rotatable cam ring
CN103676073A (zh) 透镜镜筒组件和包括其的照相装置
KR101100995B1 (ko) 렌즈 배럴 및 휴대형 정보 단말 장치
JPS63271306A (ja) ズ−ムレンズ付沈胴式カメラ
JP2003121720A (ja) レンズ鏡胴
JP4917053B2 (ja) ズームレンズ鏡筒の進退カム機構
JP5064271B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4974961B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4504697B2 (ja) レンズ鏡筒の直進案内機構
JP5754949B2 (ja) ズームレンズ鏡筒およびデジタルカメラ
JP2017126013A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2008197455A (ja) 鏡筒
JP2007333764A (ja) レンズ鏡筒、カメラ
JP4763341B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees