JP2003121720A - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴

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JP2003121720A
JP2003121720A JP2001316547A JP2001316547A JP2003121720A JP 2003121720 A JP2003121720 A JP 2003121720A JP 2001316547 A JP2001316547 A JP 2001316547A JP 2001316547 A JP2001316547 A JP 2001316547A JP 2003121720 A JP2003121720 A JP 2003121720A
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JP
Japan
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lens
lens group
optical axis
axis direction
shutter unit
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JP2001316547A
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English (en)
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Masakazu Hanashima
島 正 和 花
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のレンズ群及びシャッタユニットを備える
レンズ鏡胴において、光軸方向における薄型化を図る。 【解決手段】光軸方向において被写体側から順に配列さ
れた第1レンズ群40、第2レンズ群50を少なくとも
含み、露光用の開口部を開閉又は絞る動作をなすシャッ
タユニットSを、第1レンズ群40に設け、又、沈胴状
態において、第1レンズ群40の開口部42a´,43
a´に対して、第2レンズ群50の鏡筒51´及びレン
ズG3の一部が入り込むように構成した。これにより、
光軸方向Lにおける全長を短くでき、装置を薄型化でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ等
に搭載される変倍撮影が可能なレンズ鏡胴に関し、特
に、複数のレンズ群及び一つのレンズ群に固定されたシ
ャッタユニットを備えたレンズ鏡胴に関する。
【0002】
【従来の技術】変倍撮影が行なえるカメラ用のレンズ鏡
胴としては、例えば図8に示すように、光軸方向Lにお
いて被写体側から順に配列された第1レンズ群1、第2
レンズ群2、及び第3レンズ群3と、第1レンズ群1及
び第2レンズ群2をそれぞれ光軸方向に移動させる円筒
カム4と、円筒カム4を案内する固定筒5等を備えたも
のが知られている。
【0003】このレンズ鏡胴において、第2レンズ群2
には、露光用の開口部6aを開閉し又は絞るための羽根
6b及び電磁駆動源6c等を含むシャッタユニット6が
固定されている。そして、駆動機構(不図示)により円
筒カム4を回転させることで、第1レンズ群1及び第2
レンズ群2をそれぞれ光軸方向Lに移動させ、又、他の
駆動機構により第3レンズ群3を光軸方向Lに移動させ
て、変倍及び合焦点動作を行なわせ、一方、撮影しない
場合には、図8に示すように、それぞれのレンズ群1,
2,3を沈胴状態に位置付けるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のレン
ズ鏡胴においては、第2レンズ群2にシャッタユニット
6が配置され、さらにその電磁駆動源6aが光軸方向L
の後方に向けて(例えば、寸法Hだけ)突出した構成と
なっている。また、沈胴状態において、第1レンズ群1
及び第2レンズ群2は、光軸方向Lにおいて、それぞれ
個別の空間(例えば、寸法T1,T2の空間)を占有す
るように形成されている。
【0005】したがって、沈胴状態において、第1レン
ズ群1、第2レンズ群2、及び第3レンズ群3をお互い
に近付けて停止させ、装置の薄型化を図ろうとしても、
電磁駆動源6cの後方への突出(寸法H)、第1レンズ
群1及び第2レンズ群2のそれぞれの占有空間(寸法T
1,T2)により制約を受ける構造となっていた。それ
故に、デジタルカメラ等に搭載される際の薄型化、小型
化の要求に応えるべく、全長Tの短縮化等を図るには一
定の限界があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、所望の光学特性を確
保しつつも、簡略な構造にて、装置の小型化、薄型化が
図れるレンズ鏡胴を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレンズ鏡胴は、
レンズをそれぞれ保持し光軸方向に配列された複数のレ
ンズ群と、複数のレンズ群を光軸方向にそれぞれ移動さ
せるべく駆動する駆動機構と、露光用の開口部、開口部
を開閉又は絞るための羽根、及び羽根を駆動する電磁駆
動源を有するシャッタユニットと、を備えたレンズ鏡胴
であって、上記複数のレンズ群は、被写体側から順に配
列された第1レンズ群及び第2レンズ群を少なくとも含
み、上記シャッタユニットは第1レンズ群に設けられて
いる、ことを特徴としている。この構成によれば、シャ
ッタユニットが、光軸方向の最も先端側(被写体寄り)
に位置する第1レンズ群に設けられているため、シャッ
タユニットを形成する例えば電磁駆動源等が後方に向け
て突出しても、沈胴状態においてその突出部分を第2レ
ンズ群の占有空間の一部に収容させることができる。し
たがって、第2レンズ群にシャッタユニットが設けられ
た場合に比べて、少なくともその突出部分の突出長さだ
け、光軸方向における全長を短くでき、装置の薄型化を
行なえる。
【0008】また、本発明のレンズ鏡胴は、レンズをそ
れぞれ保持し光軸方向に配列された複数のレンズ群と、
複数のレンズ群を光軸方向にそれぞれ移動させるべく駆
動する駆動機構と、露光用の開口部、開口部を開閉又は
絞るための羽根、及び羽根を駆動する電磁駆動源を有す
るシャッタユニットと、を備えたレンズ鏡胴であって、
上記複数のレンズ群は、被写体側から順に配列された第
1レンズ群及び第2レンズ群を少なくとも含み、上記第
1レンズ群と第2レンズ群とは、沈胴状態にあるとき、
光軸方向においてお互いに重なり合うように形成されて
いる、ことを特徴としている。この構成によれば、第1
レンズ群と第2レンズ群とが沈胴状態において光軸方向
で重なり合うため、沈胴状態においてお互いに離れて個
別の空間を占める場合に比べて、その重なり合う長さだ
け、光軸方向における全長を短くでき、装置の薄型化を
行なえる。
【0009】さらに、本発明のレンズ鏡胴は、レンズを
それぞれ保持し光軸方向に配列された複数のレンズ群
と、複数のレンズ群を光軸方向にそれぞれ移動させるべ
く駆動する駆動機構と、露光用の開口部、開口部を開閉
又は絞るための羽根、及び羽根を駆動する電磁駆動源を
有するシャッタユニットと、を備えたレンズ鏡胴であっ
て、上記複数のレンズ群は、被写体側から順に配列され
た第1レンズ群及び第2レンズ群を少なくとも含み、上
記シャッタユニットは第1レンズ群に設けられ、上記第
1レンズ群と第2レンズ群とは、沈胴状態にあるとき、
光軸方向においてお互いに重なり合うように形成されて
いる、ことを特徴としている。この構成によれば、シャ
ッタユニットが、光軸方向の最も先端側(被写体寄り)
に位置する第1レンズ群に設けられているため、第2レ
ンズ群にシャッタユニットが設けられた場合に比べて、
少なくともその突出部分の突出長さだけ、光軸方向にお
ける全長を短くでき、かつ、第1レンズ群と第2レンズ
群とが沈胴状態において光軸方向で重なり合うため、沈
胴状態においてお互いに離れて個別の空間を占める場合
に比べて、その重なり合う長さだけ、光軸方向における
全長を短くでき、より一層の装置の薄型化を行なえる。
【0010】上記構成において、第2レンズ群は、その
鏡筒又はレンズの少なくとも一部が第1レンズ群の一部
に入り込むように形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、第2レンズ群に要求されるレンズの
光学特性(所定のレンズの厚み等)を確保しつつ、装置
の薄型化を行なえる。
【0011】上記構成において、シャッタユニットは、
第1レンズ群に対して、第2レンズ群と対向する位置に
配置され、第2レンズ群は、その鏡筒又はレンズの少な
くとも一部がシャッタユニットの一部に入り込むように
形成されている、構成を採用できる。この構成によれ
ば、第2レンズ群だけでなく、第1レンズ群に要求され
るレンズの光学特性(所定のレンズの厚み等)をも確保
しつつ、装置の薄型化を行なえる。
【0012】上記構成において、沈胴状態にあるとき、
シャッタユニットの羽根は開口部を開放した状態にて停
止され、第2レンズ群は、その鏡筒又はレンズの少なく
とも一部が開口部に入り込むように形成されている、構
成を採用できる。この構成によれば、第2レンズ群の鏡
筒が開口部に入り込むように形成されていれば、シャッ
タユニット等において特別な構造の変更を必要とせず、
簡略な構造にて、装置の薄型化を行なえる。
【0013】上記構成において、沈胴状態にあるとき、
第1レンズ群には、被写体光の進入を遮る遮光体が設け
られている、構成を採用できる。この構成によれば、沈
胴状態において開口部が開放されていても、第1レンズ
群にて光の進入が遮られるため、例えば、後方に撮像素
子等が配置される場合において、強力な光の進入を防止
でき、これにより、撮像素子等の破損を防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図5
は、本発明に係るレンズ鏡胴の一実施形態を示すもので
ある。このレンズ鏡胴は、図1及び図2に示すように、
輪郭が略矩形形状でフィルタ11、撮像素子としてのC
CD12等が取り付けられるベース10、ベース10に
固着される固定筒20、固定筒20の内側において回転
及び直進自在に支持された駆動機構の一部としての円筒
カム30、円筒カム30の内側において、光軸方向Lに
移動自在に支持された第1レンズ群40及び第2レンズ
群50、ベース10に支持されて光軸方向Lに移動自在
な第3レンズ群60、円筒カム30に駆動力を伝える駆
動機構の一部としての歯車機構70、駆動モータ80等
を備えている。
【0015】円筒カム30は、図2に示すように、外周
面から径方向外側に突出して設けられたフォロワーピン
31、光軸方向Lの後方領域外周面に形成された弧状歯
車部32、内周面に形成されて第1レンズ群40にカム
作用を及ぼすカム溝33及び第2レンズ群50にカム作
用を及ぼすカム溝34、内周面に取り付けられて第1レ
ンズ群40及び第2レンズ群50の回転を規制しつつ光
軸方向Lへ案内するガイド筒35等により構成されてい
る。そして、フォロワーピン31は、固定筒20の内周
面に形成されたカム溝21に挿入されており、円筒カム
30が沈胴位置から回転させられると、光軸方向L前方
(被写体側)へ向けて前進及び光軸方向L後方に向けて
後退させられるようになっている。
【0016】第1レンズ群40は、図2に示すように、
レンズG1,G2を保持する円筒状の外枠41a及び内
枠41bからなるレンズ枠41、外枠41aの外周面か
ら径方向外側に突出して設けられたフォロワーピン41
a´、内枠41bに一体的に形成された地板42、地板
42に対向して連結されるカバー板43、地板42とカ
バー板43との間に配置された羽根44、羽根44を駆
動するべくカバー板43に固定された電磁駆動源45等
により構成されている。
【0017】地板42及びカバー板43には、図2に示
すように、露光用の開口部42a,43aが形成されて
おり、羽根44は、電磁駆動源45により駆動されて開
口部42a,43aを開閉し、あるいは、所定の口径に
絞るようになっている。すなわち、地板42、カバー板
43、羽根44、電磁駆動源45等により、開口部42
a,43aを開閉又は絞る作用をなすシャッタユニット
Sが形成されている。したがって、シャッタユニットS
は、第1レンズ群40の光軸方向L後方端において一体
的に設けられ、又、第2レンズ群50と対向する位置に
配置された構成となっている。
【0018】上記構成からなる第1レンズ群40は、フ
ォロワーピン41a´が、円筒カム30のカム溝33に
挿入されているためり、円筒カム30が回動すると、そ
の回転がガイド筒35により規制されつつ、図2ないし
図3に示すように、シャッタユニットSと一体的に光軸
方向Lに移動させられる。
【0019】第2レンズ群50は、図2に示すように、
レンズG3,G4,G5を保持するレンズ枠51、レン
ズ枠51から径方向外側に突出して設けられたフォロワ
ーピン52等により構成されている。そして、フォロワ
ーピン52が、円筒カム30のカム溝34に挿入されて
いるため、円筒カム30が回動すると、第2レンズ群5
0は、その回転がガイド筒35により規制されつつ、図
2ないし図3に示すように、光軸方向Lに移動させられ
る。
【0020】第3レンズ群60は、図2に示すように、
レンズG6を保持すると共に1本のガイド軸13及び1
本の回り止め軸(不図示)により光軸方向Lに案内され
るレンズ枠61、レンズ枠61に一体的に形成されて駆
動機構の一部をなすリードスクリュー(不図示)に螺合
される連結部(不図示)等により構成されている。そし
て、図1に示すように、ベース10に固定された駆動モ
ータ62の駆動力によりリードスクリューが回動する
と、レンズ枠61は、ガイド軸13により案内されかつ
回転が規制されつつ光軸方向Lに移動させられる。
【0021】駆動機構の一部をなす歯車機構70は、図
1及び図2に示すように、円筒カム30の弧状歯車部3
2に噛合する柱状歯車71、柱状歯車71に噛合する歯
車列(不図示)等により構成されている。そして、駆動
モータ80が回転すると、その回転軸に固着された歯車
(不図示)、柱状歯車71を含む歯車列を介して、円筒
カム30が回転させられるようになっている。
【0022】次に、レンズ鏡胴の動作について、図2な
いし図4を参照しつつ説明する。先ず、撮影を行なわな
い沈胴状態において、図2に示すように、第1レンズ群
40及び第2レンズ群50は、光軸方向Lの後方に向け
て後退させられた状態にある。すなわち、第2レンズ群
50は、第3レンズ群60に近接した位置まで後退させ
られて停止し、第1レンズ群40は、シャッタユニット
Sの電磁駆動源45が第2レンズ群50の占有空間の一
部に入り込んで収容される位置まで、後退させられて停
止している。
【0023】この沈胴状態から、駆動モータ80が一方
向に回転すると、歯車機構70を介して、円筒カム30
が回転しつつ光軸方向L前方に向かって直進し、円筒カ
ム30の回転により、フォロワーピン41a´,52は
それぞれカム溝33,34に案内されて、第1レンズ群
40は光軸方向Lの前方に向けて移動し、第2レンズ群
50は光軸方向Lの後方に向けて移動し、図3に示すよ
うな広角撮影位置に至る。
【0024】この広角撮影位置から、モータ80がさら
に回転すると、歯車機構70を介して、円筒カム30が
さらに同方向に回転しつつ光軸方向L前方に向かって直
進し、フォロワーピン52はカム溝34に案内されて、
第2レンズ群50は光軸方向Lの前方に向けて移動し、
図4に示すような望遠撮影位置に至る。
【0025】尚、駆動モータ80が逆方向に回転する
と、歯車機構70を介して、円筒カム30は逆向きに回
転し、第1レンズ群40及び第2レンズ群50は、望遠
撮影位置から逆の経路を辿って、広角撮影位置、沈胴位
置へと移動する。また、上記一連の変倍動作において、
第3レンズ群60も、駆動モータ62の回転により、光
軸方向Lにおける所望の位置に移動させられる。
【0026】上記実施形態のレンズ鏡胴においては、光
軸方向Lにおいて最も先端側(被写体寄り)に位置する
第1レンズ群40に対して、シャッタユニットSが一体
的に設けられている。したがって、沈胴状態において
は、図5に示すように、シャッタユニットSの電磁駆動
源45を第2レンズ群50の占有空間に収容させること
ができる。すなわち、第2レンズ群50を第3レンズ群
60に近接する位置まで後退させて停止させ、第1レン
ズ群40も第2レンズ群50に近接する位置まで後退さ
せて停止させることができる。これにより、図8に示す
ように第2レンズ群にシャッタユニットを設ける場合に
比べて、このレンズ鏡胴の全長Tnを、少なくとも電磁
駆動源45の突出量(寸法H)分だけ短くできる。した
がって、従来に比べて、光軸方向Lにおいて薄型化を行
なうことができる。
【0027】図6及び図7は、本発明に係るレンズ鏡胴
の他の実施形態を示すものであり、前述の同一の構成に
ついては同一の符号を付して、その説明を省略する。こ
の実施形態に係るレンズ鏡胴においては、沈胴状態にあ
るとき、第1レンズ群40と第2レンズ群50とが、光
軸方向Lにおいてお互いに重なり合うように形成されて
いる。すなわち、図6に示すように、第1レンズ群40
においては、シャッタユニットSを構成する地板42の
開口部42a´とカバー板43の開口部43a´とが、
大きく開口されている。また、第2レンズ群50におい
ては、その鏡筒51´の先端部が削除されて、レンズG
3が最も突出した状態に形成されている。
【0028】そして、沈胴状態において、第2レンズ群
50の鏡筒51´及びレンズG3の先端部領域(一部)
が、カバー板43の後端面よりも光軸方向Lの前方に向
かって突出し、開口部43a´、42a´内に入り込ん
だ状態となっている。尚、このとき、羽根44は、電磁
駆動源45により開口部42a´,43a´を開放した
位置に保持されている。
【0029】すなわち、この実施形態のレンズ鏡胴にお
いては、図7に示すように、光軸方向Lにおいて最も先
端側(被写体寄り)に位置する第1レンズ群40に対し
て、シャッタユニットSが一体的に設けられ、かつ、第
1レンズ群40と第2レンズ群50とが、光軸方向Lに
おいて所定量(寸法D)だけ、お互いに重なり合えるよ
うに構成されている。したがって、沈胴状態において
は、図7に示すように、シャッタユニットSの電磁駆動
源45が第2レンズ群50の占有空間に収容させられ、
かつ、第2レンズ群50の鏡筒51´及びレンズG3の
一部が第1レンズ群40の開口部42a´,43a´内
に収容された状態で保持される。
【0030】すなわち、図7に示すように、重なり合う
寸法Dに、前述の実施形態における第1レンズ群40と
第2レンズ群50との間の間隙αを加えた寸法D+αだ
け、第1レンズ群40を光軸方向Lの後方に向けて後退
させて停止させることができる。これにより、この実施
形態に係るレンズ鏡胴の全長Tmは、前述の実施形態の
全長Tnに比べて、寸法D+α(Tm=Tn−(D+
α))だけ短くでき、図8に示すような第2レンズ群に
シャッタユニットを設ける場合に比べて、さらに電磁駆
動源45の突出量(寸法H)分だけ短くできる。したが
って、従来に比べて、より一層の薄型化を行なうことが
できる。また、比較的厚みのあるレンズ等も採用できる
ため、要求される光学特性を確保しつつ、薄型化を行な
うことができる。
【0031】また、この実施形態においては、第2レン
ズ群50に対して、レンズ枠51から前方に向けて伸長
し先端部に傾斜面をもつ押圧ロッド53が一体的に形成
されており、一方、第1レンズ群40に対して、レンズ
枠41に保持されてレンズG1の径方向に往復動自在に
支持された遮光体としての二分割の遮光板46と、遮光
板46を開閉させるべく連動させると共に後方端部に傾
斜面をもつ従動ロッド47とが設けられている。
【0032】そして、図6に示すように、第1レンズ群
40と第2レンズ群50とが沈胴位置に移動すると、押
圧ロッド53が従動ロッド47を押して、従動ロッド4
7を径方向の内側に移動させ、この移動により遮光板4
6がお互いに近づいてレンズG1の前面を遮蔽するよう
になっている。このように、第1レンズ群40の前面が
遮光されるため、沈動状態において、羽根44が開口部
42a´,43a´を開放していても、光の進入を遮る
ことができる。これにより、強力な光によりCCD12
等が破損するのを防止することができる。
【0033】上記実施形態においては、第1レンズ群4
0にシャッタユニットSを設けた構成、及び第1レンズ
群40にシャッタユニットSを設けかつ第1レンズ群4
0と第2レンズ群50とが沈動状態にあるとき光軸方向
Lにおいてお互いに重なり合うようにした構成をそれぞ
れ示したが、これに限定されず、第1レンズ群40と第
2レンズ群50とが光軸方向Lにおいてお互いに重なり
合うようにしただけの構成を採用してもよい。
【0034】上記実施形態においては、第1レンズ群4
0と第2レンズ群50とが重なり合う構成として、第2
レンズ群50の鏡筒51´又はレンズG3の少なくとも
一部が、第1レンズ群40の開口部42a´,43a´
に入り込む構成を示したが、これに限定されず、鏡筒5
1´またはレンズG3がカバー板43の後端面よりも前
方に突出した構成、あるいは、カバー板43以外のその
他の第1レンズ群40の一部に入り込む構成を採用して
もよい。
【0035】さらに、上記実施形態においては、複数の
レンズ群として、第1レンズ群40、第2レンズ群5
0、及び第3レンズ群60からなる3つのレンズ群を備
える構成において本発明を採用したが、これに限定され
ず、第1レンズ群40及び第2レンズ群50だけの2つ
のレンズ群からなる構成、あるいは、4つ以上のレンズ
群からなる構成において本発明を採用してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のレンズ鏡胴
によれば、光軸方向に配列された複数のレンズ群のう
ち、最も先端側(被写体寄り)に配置された第1レンズ
群にシャッタユニットを設け、又は、沈胴状態にあると
き第1レンズ群とこれに隣接する第2レンズ群とを光軸
方向において重なり合うように形成することにより、光
軸方向における全長を短くでき、装置の薄型化を行なう
ことができる。特に、第1レンズ群と第2レンズ群とが
重なり合うように形成するにあたり、第2レンズ群の鏡
筒又はレンズの少なくとも一部が第1レンズ群の一部、
特にシャッタユニットを形成する開口部に入り込むよう
に形成することで、要求されるレンズの光学特性(所定
のレンズの厚み等)を確保しつつ、装置の薄型化を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ鏡胴の一実施形態を示す正
面図である。
【図2】レンズ群が沈胴状態にあるときのレンズ鏡胴を
示す縦断面図である。
【図3】レンズ群が広角撮影位置にあるときのレンズ鏡
胴を示す縦断面図である。
【図4】レンズ群が望遠撮影位置にあるときのレンズ鏡
胴を示す縦断面図である。
【図5】装置の寸法等を説明するための縦断面図であ
る。
【図6】本発明に係るレンズ鏡胴の他の実施形態を示す
ものであり、レンズ群が沈胴状態にあるときのレンズ鏡
胴を示す縦断面図である。
【図7】装置の寸法等を説明するための縦断面図であ
る。
【図8】従来のレンズ鏡胴を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 ベース 12 CCD 20 固定筒 30 円筒カム(駆動機構) 32 弧状歯車部 40 第1レンズ群 41 レンズ枠 41a 外枠 41b 内枠 42 地板 42a,42a´,43a,43a´ 開口部 43 カバー板 44 羽根 45 電磁駆動源 46 遮光板(遮光体) 47 従動ロッド 50 第2レンズ群 51 レンズ枠 51´ 鏡筒(一部) 53 押圧ロッド 60 第3レンズ群 61 レンズ枠 70 歯車機構(駆動機構) 80 駆動モータ(駆動機構) L 光軸方向 S シャッタユニット G1,G2,G3,G4,G5,G6 レンズ Tn,Tm レンズ鏡胴の全長

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズをそれぞれ保持し光軸方向に配列
    された複数のレンズ群と、前記複数のレンズ群を光軸方
    向にそれぞれ移動させるべく駆動する駆動機構と、露光
    用の開口部、前記開口部を開閉又は絞るための羽根、及
    び前記羽根を駆動する電磁駆動源を有するシャッタユニ
    ットとを備えたレンズ鏡胴であって、 前記複数のレンズ群は、被写体側から順に配列された第
    1レンズ群及び第2レンズ群を少なくとも含み、 前記シャッタユニットは、前記第1レンズ群に設けられ
    ている、ことを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 レンズをそれぞれ保持し光軸方向に配列
    された複数のレンズ群と、前記複数のレンズ群を光軸方
    向にそれぞれ移動させるべく駆動する駆動機構と、露光
    用の開口部、前記開口部を開閉又は絞るための羽根、及
    び前記羽根を駆動する電磁駆動源を有するシャッタユニ
    ットとを備えたレンズ鏡胴であって、 前記複数のレンズ群は、被写体側から順に配列された第
    1レンズ群及び第2レンズ群を少なくとも含み、 前記第1レンズ群と第2レンズ群とは、沈胴状態にある
    とき、光軸方向において、お互いに重なり合うように形
    成されている、ことを特徴とするレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 レンズをそれぞれ保持し光軸方向に配列
    された複数のレンズ群と、前記複数のレンズ群を光軸方
    向にそれぞれ移動させるべく駆動する駆動機構と、露光
    用の開口部、前記開口部を開閉又は絞るための羽根、及
    び前記羽根を駆動する電磁駆動源を有するシャッタユニ
    ットとを備えたレンズ鏡胴であって、 前記複数のレンズ群は、被写体側から順に配列された第
    1レンズ群及び第2レンズ群を少なくとも含み、 前記シャッタユニットは、前記第1レンズ群に設けら
    れ、 前記第1レンズ群と第2レンズ群とは、沈胴状態にある
    とき、光軸方向において、お互いに重なり合うように形
    成されている、ことを特徴とするレンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】 前記第2レンズ群は、その鏡筒又はレン
    ズの少なくとも一部が、前記第1レンズ群の一部に入り
    込むように形成されている、ことを特徴とする請求項2
    又は3に記載のレンズ鏡胴。
  5. 【請求項5】 前記シャッタユニットは、前記第1レン
    ズ群に対して、前記第2レンズ群と対向する位置に配置
    され、 前記第2レンズ群は、その鏡筒又はレンズの少なくとも
    一部が、前記シャッタユニットの一部に入り込むように
    形成されている、ことを特徴とする請求項4記載のレン
    ズ鏡胴。
  6. 【請求項6】 沈胴状態において、前記羽根は前記開口
    部を開放した状態にて停止され、 前記第2レンズ群は、その鏡筒又はレンズの少なくとも
    一部が、前記開口部に入り込むように形成されている、
    ことを特徴とする請求項5記載のレンズ鏡胴。
  7. 【請求項7】 沈胴状態において、前記第1レンズ群に
    は、被写体光の進入を遮る遮光体が設けられている、こ
    とを特徴とする請求項6記載のレンズ鏡胴。
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