JP2006220879A - 偏光素子、発光装置および液晶表示装置 - Google Patents

偏光素子、発光装置および液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 安価に製造可能であり、装置の薄型化および光の高利用効率化を両立させることが可能な偏光素子および発光装置を提供する。
【解決手段】 面光源2から偏光素子3への入射光に対する入射制御手段32を設ける。入射制御手段32は、入射光を光選択透過層31の面内に対して特定の角度で入射させる。光選択透過層31は、この入射光のうち、P偏光成分を選択的に透過する共に、S偏光成分を反射する。入射光の入射角を考慮した構成とする必要がなくなり、偏光素子3および発光装置1の薄型化が可能となる。よって、効率よくP偏光成分を透過させることができ、光の高利用効率化が可能となる。また、偏光素子3を透過したP偏光成分に対する出射制御手段33を設けることで、所望の方向へ光を出射することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の偏光成分のみを選択的に透過するための偏光素子、ならびにこの偏光素子を有する発光装置および液晶表示装置に関する。
通常の光は、完全な偏光状態でも完全な無偏光状態でもなく、両者の状態が混在している。その中から特定の偏光状態を得るために、様々な形態の偏光子が研究されている。これらの偏光子としては、例えば、結晶の複屈折を利用する複屈折型偏光子や、高分子の光2色性を利用する2色性偏光子、S偏光成分の反射光を利用する反射型偏光子などが挙げられる。そして、これらの偏光子を用いた偏光素子として、例えば、特定の角度で入射する入射光のP偏光成分を選択的に透過させると共にS偏光成分を透過方向とは異なる方向に反射する偏光子を、2つのガラス基板で挟むようにして構成した偏光ビームスプリッタ(PBS;Polarized Beam Splitter)が知られている。
このPBSに関する文献は、これまで数多く知られている。例えば、非特許文献1では、高屈折率材料と低屈折率材料とを交互に積層してなる薄膜積層型の偏光子について、入射光の基準波長550nmをλ0、λ0/4の厚さを持つ低屈折率層をL、λ0/4の厚さを持つ高屈折率層をHとし、以下の式(1)または式(2)などで表される設計指針を開示している。ここで、mは任意の整数であるが、通常4よりも大きい値に設定される。
(HL)m …(1)
(0.5HL0.5H)m …(2)
しかしながら、このような構成を用いたPBSでは、所望の特性を満たすためには、多層膜として約30層以上の膜を形成する必要があり、総膜厚が厚く(約4μm以上)なってしまうという問題がある。
そこで、例えば特許文献1において、高屈折率層Hおよび低屈折率層Lによる繰り返し構造(LHL)mを有する偏光子を用いたPBSが提案されている。このような構成とすることで、少ない積層数によるPBS形成を実現する可能性がある。
また、特許文献2において、高屈折率層Hおよび低屈折率層Lによる繰り返し構造(H2L)m、(H2L)mH、または2L(H2L)mのいずれかを有する偏光子を用いたPBSが提案されている。このような構成とすることで、少ない積層数によるPBS形成の実現と共に、入射光の入射角を45°近傍とすることで、従来のPBSとの互換性を実現する可能性がある。
さらに、特許文献3において、階段状の微小の凹凸を有する第1,第2の光学ブロックを光学ガラスなどにより形成し、偏光子としての蒸着膜をこれら第1,第2の光学ブロックにより挟み込んだ構成のPBSが提案されている。このような構成とすることで、入射光の入射角を45°近傍として従来のPBSとの互換性を実現すると共に、PBS全体の小型化および軽量化を実現する可能性がある。
なお、特許文献4には、直角二等辺プリズムの頂角側に偏光子としての反射偏光膜を設け、これを同形状のプリズムで挟み込んだ構成のPBSが開示されている。
吉本護著,「光・薄膜技術マニュアル」,増補改訂版,株式会社オプトロニクス社,1992年,p.302−309 特開2003−29031号公報 特開2003−172824号公報 特開平5−181014号公報 特開2004−78234号公報
上記特許文献1および特許文献2の技術では、少ない積層数による形成を実現することで、PBSを簡易かつ安価に製造することが可能となる。しかしながら、偏光子を挟み込むガラス基板の形状、および光の入射角を考慮してPBSを構成する必要があることに起因して、例えばこのPBSを液晶表示装置に適用する際に装置の薄型化に対応することが困難であり、改善の余地があった。
また、上記特許文献3の技術では、PBSの簡易かつ安価製造に加え、第1,第2の光学ブロックを階段状の微小の凹凸を有する形状とすることで、PBS自体を小型化することが可能となる。しかしながら、やはり光の入射角を考慮してPBSを配置する必要があるため、例えば液晶表示装置に適用する際には、このPBSを光源に対して45°をなすように設置することとなり、奥行き寸法が必要となることから、装置の薄型化に対応することは困難であり、依然として改善の余地があった。
一方、上記特許文献4の技術では、PBS自体の小型化に加え、例えば液晶表示装置に適用する際に装置の薄型化に対応することも可能となる。しかしながら、プリズムがなす角度を精度良く形成しないと、入射光を反射回帰できず、光の利用効率が低下してしまうという問題があった。また、このPBSはプリズムの形状が複雑なので、偏光子の塗布形成は困難であり、偏光子はスパッタや蒸着等のドライ工程で形成する必要がある。しかしながら、このようなドライ工程により高屈折率層および低屈折率層からなる多層膜を形成すると、製造コストが増加してしまうという問題があった。
このように、従来の技術では、装置の薄型化および光の高利用効率化を両立させることが可能なPBSを安価に製造するのは困難であり、改善の余地があった。
なお、これらの従来の技術では、PBSからの光の出射方向は基本的に入射角で規定された方向と同じであり、ある特定の方向にしか出射できないので、例えば液晶表示装置に適用する際に液晶の高視野角化には対応できず、この点においても改善の余地があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、安価に製造可能であり、装置の薄型化および光の高利用効率化を両立させることが可能な偏光素子および発光装置、ならびにこれらを用いた液晶表示装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、所望の方向へ光を出射することが可能な偏光素子および発光装置、ならびにこれらを用いた液晶表示装置を提供することにある。
本発明の偏光素子は、以下の構成要件(A)〜(C)を備えたものである。
(A)高屈折率層および高屈折率層よりも低い屈折率を有する低屈折率層を交互に積層して構成され、第1偏光と第2偏光とを含む入射光のうち第1偏光を選択的に透過すると共に第2偏光を前記第1偏光の透過方向とは異なる方向に反射する光選択透過層
(B)外部から入射した上記入射光を、光選択透過層の面内に対して特定の角度で入射させる入射制御手段
(C)光選択透過層を透過した第1偏光を所望の方向へ出射する出射制御手段
この場合において、上記特定の角度が、光選択透過層の各界面に対するブリュースター角の近傍であるようにするのが好ましい。
ここで、「第1偏光」がP偏光成分である場合には、「第2偏光」とはS偏光成分を意味し、逆に「第1偏光」がS偏光成分である場合には、「第2偏光」とはP偏光成分を意味する。
本発明の発光装置は、上記偏光素子と、入射光を発する光源とを備えたものである。
本発明の液晶表示装置は、上記偏光素子と、入射光を発する光源と、出射制御手段から出射した第1偏光を映像信号に基づいて変調する液晶パネルとを備えたものである。
本発明の偏光素子、発光装置および液晶表示装置では、光選択透過層において、この面内に対して特定の角度で入射された入射光のうち、第1偏光が選択的に透過されると共に、第2偏光が、第1偏光の透過方向とは異なる方向に反射される。また、光選択透過層を透過した第1偏光は、所望の方向へ出射される。この特定の角度が、光選択透過層の各界面に対するブリュースター角の近傍に設定されている場合には、第1偏光がよりよく透過される。
本発明の偏光素子および発光装置によれば、入射光を光選択透過層の面内に対して特定の角度で入射させるようにしたので、入射光の入射角を考慮した構成とする必要がなくなり、装置の薄型化が可能となる。また、入射光の入射角を制御することができるので、効率よく光を透過させることができ、光の高利用効率化が可能となる。また、出射制御手段を設けるようにしたので、所望の方向へ光を出射することが可能となる。さらに、複雑な形状および構成とする必要がないので、簡易かつ安価に製造することができる。特に、特定の角度が光選択透過層の各界面に対するブリュースター角の近傍に設定されている場合には、光の利用効率をより高めることができる。
本発明の液晶表示装置によれば、上記のような偏光素子および発光装置を用いて構成するようにしたので、光の高利用効率化により、装置の高輝度化が可能となる。また、所望の方向へ光を出射することができるので、液晶の高視野角化に対応することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の断面構造を表すものである。この発光装置1は、面光源2と、偏光素子3とを備えている。
面光源2は、偏光素子3の下部に配置された、いわゆる直下型の光源であり、偏光素子3に対して面発光するものである。この面光源2は、複数の点光源(もしくは線光源。以下同様。)21と、拡散層22とから構成され、複数の点光源21から出射した光を拡散層22が拡散し、光が法線方向にむらなく出射されるようになされている。点光源21は、例えば冷陰極管(CCFL;Cold Cathode Fluorescent Lamp)或いは発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)により構成される。拡散層22は、互いに屈折率が異なる複数の材料からなる構造体、およびその表面に光学的な凹凸を有する構造体のうちの少なくとも1つにより構成される。ここで、互いに屈折率が異なる複数の材料としては、具体的には、例えば酸化チタンや硫酸バリウム、炭酸カルシウム、二酸化シリコン、アルミナなどの無機粒子、またはアクリル粒子、ゴム系粒子などの有機フィラー、または低分子化合物が屈折率の異なる各種高分子材料中に混合されたもの、屈折率の異なる各種高分子材料同士が混合されたものなどが挙げられる。また、その表面に光学的な凹凸を有する構造体の材料としては、具体的には、例えば少なくとも1種以上の各種高分子材料、上記した無機・有機粒子を含んだ各種高分子材料、または互いに屈折率が異なる樹脂材料の混合物などが挙げられる。
偏光素子3は、面光源2からの入射光(例えば、図1中のSP1)のうち、第1偏光をP偏光成分(図1中のP1)とした場合に、P偏光成分を選択的に透過すると共に、第2偏光となるS偏光成分(図1中のS1)を反射することで、入射光をS偏光成分とP偏光成分とを分離するものである。偏光素子3は、このような偏光分離に寄与する光選択透過層31と、その両端に配置された入射制御手段32および出射制御手段33とから構成される。なお、この偏光素子3を、逆にS偏光成分を選択的に透過すると共に、P偏光成分を反射するように構成することも可能である。
光選択透過層31は、P偏光成分を選択的に透過する共にS偏光成分を反射する光選択透過特性を有し、上記のような偏光分離に寄与する部分である。この光選択透過層31は、例えば図2に示したように、基板311上に高屈折率層312H1〜H4と低屈折率層312L1〜L3とを交互に積層した多層膜構造となっており、各層の屈折率および厚みならびに全体の層数は、所望の光選択透過特性を示すように設定されている。
基板311は、例えば、ポリカーボネート(PC)、ナイロン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化樹脂、ポリビニルアルコール、フッ素化樹脂、セルロースアセテート、ポリフェニレンエーテル、ポリスルホン、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリパラキシレン、シリコン系樹脂、またはポリウレタン、シクロオレフィンポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、もしくはポリブチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリスチレン、ポリアクリレート系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、またはポリエチレンもしくはポリプロピレンなどの飽和炭化水素系樹脂)、イソプレンもしくはクロロプレンなどの不飽和炭化水素系樹脂、またはシリコーン樹脂などの高分子材料により構成される。
また、高屈折率層312H1〜H4は、例えば、チタン酸化物(屈折率=2.31)、ニオブ酸化物(屈折率=2.3)、タンタル酸化物(屈折率=2.1)、ネオジム酸化物(2.05)、ジルコニウム酸化物(屈折率=1.9)、ハフニウム酸化物(屈折率=1.95)、亜鉛酸化物(屈折率=2.1)、セリウム酸化物(屈折率=2.2)、鉛酸化物(屈折率=2.6)、プラセオジム酸化物(屈折率=1.92)、ランタン酸化物(屈折率=1.9)、スカンジウム酸化物(屈折率=2.07)、イットリウム酸化物(屈折率=2.06)、トリウム酸化物(屈折率=1.87)、マグネシウム酸化物(屈折率=1.82)、硫化亜鉛(屈折率=2.3〜2.4)、硫化カドミウム(屈折率=2.45)、セレン亜鉛(屈折率=2.55)、テルル亜鉛(屈折率=2.8)、もしくは硫化アンチモン(屈折率=3)、またはこれらの複合体、または上記した酸化物もしくは硫化物の少なくとも一方の粒子を混合したポリマー層、またはこの粒子を複合したシリコン酸化物もしくはガラス状構造体などにより構成される。
また、低屈折率層312L1〜L3は、例えば、シリコン酸化物(屈折率=1.46)、アルミニウム酸化物(屈折率=1.54〜1.63)、フッ化マグネシウム(屈折率=1.41)、フッ化ランタン(屈折率=1.6)、フッ化リチウム(屈折率=1.39)、フッ化ナトリム(屈折率=1.37)、フッ化ネオジム(屈折率=1.61)、フッ化トリウム(屈折率=1.6)、フッ化セリウム(屈折率=1.6)、フッ化カルシウム(屈折率=1.46)、もしくはフッ化アルミニウム(屈折率=1.38)、またはこれらの複合体、またはポリマー層と、フッ素化ポリマー層と、上記した酸化物もしくはフッ化物の少なくとも一方の粒子との混合物などにより構成される。
なお、図2では、高屈折率層312Hを最外層とした場合の例を示したが、このような構成には限られず、例えば逆に低屈折率層312Lを最外層としてもよい。
入射制御手段32は、面光源2からの入射光を制御し、光選択透過層31の面内に対して特定の角度(入射角)で入射させるものである。したがって、入射光と光選択透過層31との位置関係を考慮することなく、入射光を光選択透過層31に対して特定の入射角で入射させることができる。この特定の入射角は、光選択透過層31の各界面に対するブリュースター角近傍であることが好ましい。入射角がブリュースター角近傍に設定されている場合、入射光のS偏光成分とP偏光成分とをよりよく分離することができるからである。
この入射制御手段32は、それぞれ複数のプリズムおよび複数のレンズのうちの少なくとも1つからなる第1の入射制御手段321および第2の入射制御手段322から構成される。図1では、第1の入射制御手段321および第2の入射制御手段322が、いずれも複数のプリズムから構成されている場合を示している。これら第1の入射制御手段321および第2の入射制御手段322はそれぞれ、別個に形成されてフィルムF21,F22上に配置されるか、あるいはフィルムF21,F22と一体となって形成されるようになっており、いずれも面光源2側に頂角または頂点をなすように配列されている。この場合、図1に示したように、例えば面光源2による法線方向の入射光SP1は、第2の入射制御手段322により例えば光選択透過層31の各界面に対するブリュースター角近傍となるように制御され、さらに第1の入射制御手段321によりその入射角が調整されるようになっている。これら第1の入射制御手段321および第2の入射制御手段322は、例えば、前述した基板311と同様の材料により構成される。
なお、この入射制御手段32は、入射光を特定の角度に制御できるのであれば、図1に示したような構成には限られない。例えば、図3に示したように、第2の入射制御手段322の代わりに、第1の入射制御手段321側に頂角をなし、フィルムF23上に形成された複数のプリズムからなると共に、その屈折率が1.5以下である第3の入射制御手段323により構成するようにしてもよい。第3の入射制御手段323の屈折率を1.5以下と規定しているのは、その頂角を第1の入射制御手段321側に配置した場合における、空気層の屈折率との兼ね合いによるものである。この場合も、入射制御手段32は、図1の構成の場合と同様にして入射光(例えば、図3中のSP2)を制御することができる。
出射制御手段33は、第1偏光をP偏光成分とした場合に、光選択透過層31を透過したP偏光成分(例えば、図1中のP1)を制御し、所望の方向へ出射させるものである。発光装置1に出射制御手段33がない場合、例えば図4中のP偏光成分P3,P4のように、P偏光成分を法線方向に出射するのが困難になってしまうからである。したがって、この出射制御手段33を備えることで、P偏光成分の出射方向の制御が可能となると共に、従来の偏光素子とは異なり、P偏光成分を法線方向以外の任意の方向へ出射することも可能となる。
この出射制御手段33は、入射制御手段32と同様に、それぞれ複数のプリズムおよび複数のレンズのうちの少なくとも1つからなる第1の出射制御手段331および第2の出射制御手段332から構成されている。図1では、第1の出射制御手段331および第2の出射制御手段332が、いずれも複数のプリズムから構成されている場合を示している。これら第1の出射制御手段331および第2の出射制御手段332はそれぞれ、別個に形成されてフィルムF31,F32上に配置されるか、あるいはフィルムF31,F32と一体となって形成されるようになっており、いずれも出射側に頂角または頂点をなすように配列されている。これら第1の出射制御手段331および第2の出射制御手段332は、前述した第1の入射制御手段321および第2の入射制御手段322と同様の材料により構成される。
なお、出射制御手段33は、出射光を特定の角度に制御できるのであれば、図1に示したような構成には限られない。例えば、図3に示したように、図1に示した第2の出射制御手段332の屈折率が1.5以下である場合、その頂角が第1の出射制御手段331側をなすように構成にしてもよい。この場合も出射制御手段33は、図1の構成の場合と同様にして出射光(例えば、図3中のSP2)を制御することができる。この場合、図1,図3に示したように、例えば光選択透過層31を透過したP偏光成分P1,P2はそれぞれ、第1の出射制御手段331により所定の方向へ制御されると共に、第2の出射制御手段332により法線方向へ出射される。
また、この出射制御手段33は、出射光の出射方向を制御できるのであれば、図1に示したような構成、すなわち第1の出射制御手段331および第2の出射制御手段332による2段構成には限られない。例えば図5〜図7に示したように、出射制御手段33を1段構成とし、それぞれ、第1の出射制御手段331、出射側に凸面をなすように配列された複数の集光レンズからなる第3の出射制御手段333、または拡散層からなる第4の出射制御手段334から構成するようにしてもよい。図5の構成の場合には、P偏光成分を法線方向以外にも所望の方向(例えば、図5中のP5)へ出射することができ、図6および図7の構成の場合には、P偏光成分を拡散してあらゆる方向(例えば、図6,図7中のP6,P7)へ出射することができる。また、これらの構成を組み合わせて、例えば図8および図9に示したように、第3の出射制御手段333または第4の出射制御手段334と、第2の出射制御手段332(図8,図9に示した構成には限られず、前述した図3の構成(その頂角が第1の出射制御手段331側になす)でもよい)とから構成するようにしてもよい。このような構成の場合、第3の出射制御手段333または第4の出射制御手段334により拡散されたP偏光成分(例えば、図8,図9中のP8,P9)を、法線方向へ出射することができる。
なお、第3の出射制御手段333は、前述した第1の入射制御手段321および第2の入射制御手段322と同様の材料により構成される。一方、第4の出射制御手段334は、前述した拡散層22と同様の材料により構成される。また、これら第3の出射制御手段333および第4の出射制御手段334はそれぞれ、別個に形成されてフィルムF33,F34上に配置されるか、あるいはフィルムF33,F34と一体となって形成されるようになっている。
本実施の形態の発光装置1では、例えば図10および図11にそれぞれ示したように、光選択透過層31と面光源2との間に、または入射制御手段32と面光源2との間に、光の位相差を利用してその偏光状態を変化させる1または2以上の位相差機能層341,342を配置するようにしてもよい。この位相差機能層341,342は、面内屈折率差を有した材料(例えば、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、または液晶性材料を含む複屈折性を有する材料)により構成されていることが好ましく、1/4波長板(λ/4板)であることがより好ましい。図10は、位相差機能層341を面内屈折率差の有した材料により構成した場合の例を示しており、図11は、位相差機能層342がλ/4板である場合の例を示している。ただし、もちろん逆の構成および配置としてもよい。なお、この位相差機能層341,342は、面光源2の背面に配置されていてもよい。
図10の構成の場合、面光源2からの入射光SP10Aは、まず光選択透過層31において、P偏光成分P10AとS偏光成分S10Aとに分離される。すなわち、前述のようにP偏光成分P10Aは光選択透過層31を透過する一方、S偏光成分S10Aは光選択透過層31において反射される。ここで、この反射されたS偏光成分S10Aは、位相差機能層341を通過することで、偏光状態が乱れた光SP10Bに変化する。したがって、この偏光状態が乱れた光SP10Bが、例えば図10中のフィルムF22のような反射体に反射されて光選択透過層31側へ導かれると、このうち再びP偏光成分P10Bが光選択透過層31を透過し、S偏光成分S10Bは光選択透過層31において反射されると共に、位相差機能層341を通過して再度偏光状態が乱れたSP10Cに変化することとなる。このような動作を繰り返すことにより、光選択透過層31において反射されるS偏光成分の有効利用が可能となり、発光装置1の光利用効率を向上させることができる。
一方、図11の構成の場合には、光選択透過層31において反射されたS偏光成分S11Aは、λ/4板である位相差機能層342を通過することで、偏光状態が45度変化した状態の光S11Bに変化する。したがって、この45度変化した状態の光S11Bが反射体に反射されて再びλ/4板である位相差機能層342を通過すると、さらに偏光状態が45度変化することにより、P偏光成分P11Bに変化することとなる。このP偏光成分11Bは、その後光選択透過層31を透過することができるので、最終的には面光源2からの入射光SP11Aのほとんどの成分を利用することが可能となり、さらに発光装置1の光利用効率を向上させることができる。
なお、図10および図11では、反射体がフィルムF22である場合の例で説明したが、光を反射するものであればよく、また複数であってもよい。例えば、この反射体がフィルムF22の代わりに(または加えて)、面光源2であってもよい。
また、位相差機能層を2つ以上で組み合わせて構成してもよい。この場合、例えば2つの位相差機能層を、偏光状態を22.5度変化させる1/8波長板(λ/8板)から構成することや、ポリエチレンテレフタレート(PET)などからなる位相差機能層と、λ/4板もしくは各種位相差機能層となる波長版(λ/8板、λ/4板、λ/2板、PETなど)とを組み合わせて構成することなどが考えられる。
この発光装置1は、例えば以下のようにして製造することができる。なお、この発光装置1の特徴部分は、偏光素子3の構造にあるので、特にその部分について詳細に説明する。
最初に、光選択透過層31を形成する。これにはまず、前述したような高分子材料からなる基板311を用意する。次に、例えばスパッタリング法や蒸着法、コーティング法により、基板311上に、それぞれ前述した材料からなる高屈折率層312Hおよび低屈折率層312Lを交互に積層する。このようにして、光選択透過層31が形成される。
続いて、入射制御手段32および出射制御手段33を形成する。これらをそれぞれ、前述の複数のプリズムにより構成(第1〜第3の入射制御手段321〜323、および第1〜第2の出射制御手段331〜332)する場合、例えば図12に示したプリズム製造装置M1により形成することができる。このプリズム製造装置M1は、微小のプリズム形状が形成された転写ロールR1と、加圧ロールR2と、剥離ロールR3と、ディスペンサDと、UVランプLとを備えている。
まず、前述した材料よりなる複数のプリズムの原料の樹脂をディスペンサDに充填し、基材フィルム30を加圧ロールR2、転写ロールR1および剥離ロールR3に巻き付ける。これにより、基材フィルム30が転写ロールR1に圧着される。次いで、ディスペンサDから転写ロールR1の表面に樹脂を滴下して、基材フィルム30と転写ロールR1との隙間に樹脂だまりCを作る。これにより、樹脂内の気泡が除去される。次いで、加圧ロールR2、転写ロールR1および剥離ロールR3を回転させながら、転写ロールR1に巻き付いている基材フィルム30に対してUVランプLから紫外線を照射する。これにより、基材フィルム30と転写ロールR1との間にある樹脂が硬化する。次いで、プリズム301が転写された基材フィルム30を剥離ロールR3を介して転写ロールR1から剥離させる。最後に、プリズム301が転写された基材フィルム30を所定の大きさにカットすることにより、複数のプリズムが形成される。
なお、これら複数のプリズムの形成には、図12に示したような転写ロールによるものの他に、図13に示したような熱プレスによる製造方法を適用することもできる。このプリズム製造装置M2は、一対の熱源板T1,T2と、微小のプリズム形状が形成された形状付平板金型PAと、鏡面板PBとを備えている。
まず、熱可塑性を有する基材フィルム30の上下に、形状付平板金型PAおよび鏡面板PBを配置する。次いで、この装置内を真空引きし、一対の熱源板T1,T2でこれら基材フィルム30、形状付平板金型PAおよび鏡面板PBを挟み込み、基材フィルム30を加熱した状態において、矢印Xで示したように圧着する。次いで、一定時間経過後、熱原板T1,T2をそれぞれ冷却することで、基材フィルム30を冷却する。最後に、熱源板T1,T2が室温程度に冷却された後に基材フィルム30を取り出すことで、複数のプリズムが形成される。なお、この熱プレスによる製造方法としては、その他に、熱可塑性を有する基材フィルム30を押し出すような構成とし、その際に凹凸を有する出口を通過させることにより、基材フィルム30の表面に複数のプリズムを形成する方法が挙げられる。
なお、出射制御手段33を、前述の複数の集光レンズ(第3の出射制御手段)または拡散層(第4の出射制御手段)を含んで構成する場合には、前述した材料を用いることにより、これら複数の集光レンズおよび拡散層を形成することができる。また、拡散層を互いに屈折率が異なる複数の材料を用いて形成する場合には、あらかじめ、もしくはプリズムや集光レンズの形成の際に、これら複数の材料を混合することにより形成することができる。
続いて、作製した光選択透過層31、入射制御手段32および出射制御手段33を、面内屈折率差のないアクリル系などの粘着剤にて貼り合わせることで、偏光素子3を形成する。
最後に、作製された偏光素子3の直下に、別途作製された面光源2を配置することで、図1に示した発光装置1が製造される。
この発光装置1では、面光源2が発した偏光素子3への入射光は、入射制御手段32により制御され、光選択透過層31に対して特定の角度(例えば、ブリュースター角)で入射される。したがって、面光源2からの入射光と光選択透過層31との位置関係を考慮することなく、入射光を光選択透過層31に対して特定の入射角で入射させることができる。また、この特定の角度で入射された入射光は、光選択透過層31において、P偏光成分とS偏光成分とに分離される。すなわち、P偏光成分は光選択透過層31を透過する一方、S偏光成分は光選択透過層31において反射される。また、この光選択透過層31を透過したP偏光成分は、所望の方向へ出射される。したがって、この発光装置1と対象物(例えば、液晶パネルなど)との位置関係を考慮することなく、任意の方向へ光を出射することができる。
以上のように、本実施の形態では、面光源2から偏光素子3への入射光を光選択透過層31の面内に対して特定の角度で入射させるようにしたので、入射光の入射角を考慮した構成とする必要がなくなり、偏光素子3および発光装置1の薄型化が可能となる。
また、入射光の入射角を制御することができるので、効率よくP偏光成分を透過させることができ、光の高利用効率化が可能となる。また、出射制御手段33を設けるようにしたので、所望の方向へ光を出射することが可能となる。
また、平面状の多層膜からなる光選択透過層31と、通常構造の入射制御手段32および出射制御手段33とを一体化した構成であり、偏光素子3および発光装置1を、例えば前述の特許文献4などのように複雑な形状および構成とする必要がなく、簡易かつ安価に製造することができる。
また、これら入射制御手段32および出射制御手段33は、偏光素子3および発光装置1の使用目的および用途に応じて、様々な種類および配置により構成することができる。
また、この特定の角度を光選択透過層の各界面に対するブリュースター角の近傍に設定するようにした場合、光の利用効率をより高めることができる。
さらに、光選択透過層31と面光源2との間に、光の偏光状態を変化させる位相差機能層341または位相差機能層342を配置するようにした場合には、光の利用効率をより高めることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態においては、偏光素子3に対して光を発する光源が、いわゆる直下型の面光源2から構成されている場合について説明したが、本実施の形態では、この光源が、いわゆるサイドライト型の点光源(もしくは線光源)から構成されている発光装置について説明する。なお、説明の簡潔化を図るため、以下、第1の実施の形態と同様の部位については、同じ符号を付して説明する。
図14は、本実施の形態に係る発光装置の断面構造を表すものである。この発光装置1は、点光源4と、偏光素子3とを備えている。
点光源(もしくは線光源。以下同様。)4は、上記のようにサイドライト型のものであり、下記の入射制御手段32としての導光板322の横に配置されている。この点光源4は、第1の実施の形態における点光源21と同様、例えばCCFLにより構成される。
偏光素子3は、第1の実施の形態と同様、入射制御手段32と、光選択透過層31と、出射制御手段33とを有する。
光選択透過層31は、第1の実施の形態と同様、S偏光成分を選択的に透過する共にP偏光成分を反射する光選択透過特性を有し、偏光分離に寄与する部分である。
入射制御手段32は、導光板からなる第4の入射制御手段324および第1の入射制御手段321から構成されている。第4の入射制御手段324は、点光源4が発した光を面出射すると共に、その内部に配置された複数のプリズム324Aにより面出射する光を制御し、光選択透過層31の面内に対して特定の角度(入射角)で入射させるものである。この特定の入射角は、光選択透過層31の各界面に対するブリュースター角近傍であることが好ましく、また、第4の入射制御手段324による面出射光の強度が最大となる角度であることが好ましい。第1の入射制御手段321は、第4の入射制御手段324により制御された光の入射角を調整するものである。ただし、光選択透過層31の材料の組み合わせと付加している高分子材料との兼ね合いにより、第4の入射制御手段324のみで光の入射角を制御することができ、入射角の調整が不要である場合には、入射制御手段32を、第4の入射制御手段324のみから構成するようにしてもよい。このようにして、第1の実施の形態における入射制御手段の場合(第1の入射制御手段321および第2の入射制御手段322)の場合と同様に、入射光のS偏光成分とP偏光成分とをよりよく分離することができる。
出射制御手段33は、第1の実施の形態と同様、光選択透過層31を透過したP偏光成分(例えば、図1中のP1)を制御し、所望の方向へ出射させるものである。図14の例では、出射制御手段33は、第4の出射制御手段334および第2の出射制御手段332から構成されており、第1の実施の形態における図9の例に相当する。なお、出射制御手段33の構成は、光選択透過層31を透過したP偏光成分の出射方向を制御できるのであれば、図14に示したものには限られず、第1の実施の形態で示した種々の構成を適用することができる。
なお、本実施の形態の発光装置1の製造方法は、基本的に第1の実施の形態で説明した製造方法と同様であるので、その説明を省略する。なお、本実施の形態における第4の入射制御手段324としての導光板は、例えば、透光性に優れた高分子材料やガラスの表面にドット印刷を施したり、導光板の少なくとも一方の面に略プリズム状の構造を有するように切削、熱成形、または射出成形をすることにより製造することができる。
この発光装置1では、点光源4が発した光は、入射制御手段32により光選択透過層31対して面出射されると共にその出射方向が制御され、光選択透過層31に対して特定の角度(例えば、ブリュースター角)で入射される。したがって、第1の実施の形態と同様、点光源4が発した光と光選択透過層31との位置関係を考慮することなく、この光を光選択透過層31に対して特定の入射角で入射させることができる。また、この特定の角度で入射された入射光は、光選択透過層31においてP偏光成分とS偏光成分とに分離され、光選択透過層31を透過したP偏光成分は、所望の方向へ出射される。したがって、第1の実施の形態と同様、発光装置1と対象物(例えば、液晶パネルなど)との位置関係を考慮することなく、任意の方向へ光を出射することができる。
以上のように、本実施の形態では、偏光素子3に対して光を発する光源をサイドライト型の点もしくは連続した線状の光源4から構成し、この光源からの出射光を、入射制御手段32により光選択透過層31対して面出射させると共に特定の角度で入射させるようにしたので、第1の実施の形態における効果に加え、光源をサイドライト型にしたことにより、発光装置1をより薄型化することができる。
さらに、本発明の具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
図1に示した構造を有する発光装置1を以下のようにして作製した。まず、光選択透過層31の基板311として、厚さ200μmのポリカーボネート(PC)基板を用意した。この基板311上に、高屈折率層をNb25(Hとする)、低屈折率層をSiO2(Lとする)として、基板311側から順に膜厚を、PC/H(膜厚:125nm)/L(膜厚:155nm)/H(膜厚:60nm)/L(膜厚:155nm)/H(膜厚:60nm)/L(膜厚:155nm)/H(膜厚:125nm)とした光選択透過層31を、スパッタリング法により形成した。
次に、図13に示した熱プレスによるプリズム製造装置M2により、第1の入射制御手段321、第2の入射制御手段322、第1の出射制御手段331および第2の出射制御手段332としての複数のプリズムを形成した。形状付平板金型PAとして、ポリカーボネート(PC;屈折率=1.60、Tg=142℃)からなる頂角60°の複数のプリズムを有するNi原板(t=0.3mm)を用い、鏡面板PBとして、SUS鏡面板を用いた。また、これらを図13に示したように真空熱プス機の熱源板T1,T2間に配置し、1kPa以下まで減圧した後に、熱源板T1,T2により0.5kgf/cm2の圧力で加圧した状態下、30℃から180℃まで加熱した。180℃まで加熱した後は、30kgf/cm2の圧力にて3分維持し、その後、30kgf/cm2の圧力で加圧した状態下で30℃まで冷却することによって、複数のプリズムを形成した。
次に、作製した光選択透過層31、ならびに第1の入射制御手段321および第1の出射制御手段331のプリズムを、図1に示したような配置で光学用のアクリル系の粘着剤にて貼り合わせ、さらに、作製した第2の入射制御手段322および第2の出斜制御手段332のプリズムを、図1に示したように配設することにより、偏光素子3を形成した。
次に、連続した線状の光源21としてCCFLを、拡散層として市販の拡散板(オプテス社製)と恵和製( BS−702:PET+拡散層))を用いて、面光源2を作製した。
最後に、偏光素子3の直下に面光源2とこれらを収納するユニットを配置することで、発光装置1とした。その際、面光源2からの入射光が、第2の入射制御手段322により、光選択透過層31の面内に対して約47°の角度で出射するように配置し、さらに第1の入射制御手段321により、光選択透過層31の各界面のブリュースター角である約53°の入射角となるように配置した。このような配置により、入射光のうちP偏光成分は光選択透過層31を透過すると共に、S偏光成分は一界面で反射されるようにした。
(実施例2)
出射制御手段33を拡散層からなる第4の出射制御手段334により構成し、図7に示した構成とした以外は、実施例1と同様にして発光装置を作製した。拡散層として市販の拡散板(オプテス社製)と恵和製( BS−702:PET+拡散層)により形成した。
(実施例3)
光源をサイドライト型の連続した光源4により構成し、入射制御手段32を、導光板からなる第4の入射制御手段324および複数のプリズムからなる第1の入射制御手段321により構成し、出射制御手段33を、拡散層からなる第4の出射制御手段334および複数のプリズムからなる第2の出射制御手段332により構成し、図13に示した構成とした以外は、実施例1と同様にして発光装置を作製した。光源4としてはCCFLを用い、導光板としては厚さ5mmのアクリル板の表面に印刷によりドット形成し、拡散層としては恵和製( BS−702:PET+拡散層)により形成した。
(実施例4)
光選択透過層31の基板311として、面内屈折率差を有する厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(PET)を用い、図10に示した位相差機能層341として機能するようにした以外は、実施例1と同様にして発光装置を作製した。
(実施例5)
図10に示した構成において、面内屈折率差を利用した位相差機能層341の代わりに、JSR製のλ/4板としての位相差機能層342を設け、図11に示した構成とした以外は、実施例1と同様にして発光装置を作製した。
(実施例6)
光選択透過層31を、スパッタ法の代わりに以下に示したコーティング法によって形成し、光選択透過層31の基板311として、面内屈折率差を有さないポリエチレンテレフタレート(PET)を用いた以外は、実施例3と同様にして発光装置を作成した。光選択透過層31における高屈折率層312H用の塗料は、ジルコニアビーズφ0.1mmのビーズ分散により作製した。その際、高屈折率層312Hの組成としては、平均粒径35nmの酸化チタン(石原産業製)が100重量部、SO3Naを含有するポリエステルオリゴマーが15重量部、オキシエチレン分散剤(松本油脂)が5重量部、メチルイソブチルケトンが500重量部となるようにし、これらに、アクリルモノマー(日本化薬、DPHA)の15重量部、重合開始材(チバガイギー、DAROCUR1173)の1重量部を添加して、高屈折率層312H用の塗料とした。また、光選択透過層31における低屈折率層312L用の塗料は、旭ガラス製のサイトップをパーフルオロトリブチルアミンに3%溶液となるように希釈することにより、作製した。そして、膜厚が100μmのPET基板上に、高屈折率層をH、低屈折率層をLとして、基板311側から順に膜厚を、PET/H(膜厚:70nm)/L(膜厚:135nm)/H(膜厚:70nm)/L(膜厚:135nm)/H(膜厚:70nm)/L(膜厚:135nm)/H(膜厚:70nm)となるように、光選択透過層31を塗布形成した。なお、高屈折率層を塗布後に塗膜の硬化として、紫外線を、365nmの波長積算にて1J/cm2以上照射した。
(比較例)
実施例1〜6に対する比較例として、面光源2のみにより構成された発光装置を作製した。
(評価)
これら実施例1〜6および比較例の発光装置について、偏光特性を調べた。偏光特性としては、光選択透過層31を透過するP偏光成分の輝度を、このP偏光成分と透過軸を合わせた偏光板を設置した環境下で、トプコン製の輝度計BM9により測定した。表1に、実施例1〜6および比較例の発光装置について、発光装置1全体の構成(対応する図面の番号)、光源の構成、入射制御手段32の構成、出射制御手段33の構成、光選択透過層31における基板311の材料、偏光板の有無、および変形例に対する相対輝度(%)をまとめた。
Figure 2006220879
表1に示したように、面光源2に加えて、入射制御手段32、出射制御手段33および光選択透過層31を配置した実施例1〜6では、面光源2のみから構成されている比較例と比べ、16〜34%ほど輝度が向上している。したがって、光選択透過層31に対する入射制御手段32および出射制御手段33を設け、面光源2が発した偏光素子3への入射光の入射角をブリュースター角近傍に制御すると共に、偏光素子3からの出射光の方向を制御することで、P偏光成分を光選択透過層31に対して効率よく透過させることができ、発光装置の輝度が向上することが分かる。また、位相差機能層341および位相差機能層342を配置した実施例4,5では、位相差機能層が配置されていない実施例1〜3,6と比べ、より輝度が向上している。したがって、位相差機能層を配置することで、光選択透過層31において反射されるS偏光成分を有効利用することができ、さらに発光装置の輝度が向上することが分かる。なお、位相差機能層342を配置した実施例5のほうが、位相差機能層341を配置した実施例4と比べてより輝度が向上しているのは、位相差機能層342をλ/4板として機能させることで、最終的には面光源2からの入射光のほぼ全ての成分を利用することが可能となり、より光利用効率を向上させることができるためだと考えられる。また、出射制御手段33を拡散層からなる第4の出射制御手段334により構成した実施例2のほうが、出射制御手段33をそれぞれ複数のプリズムからなる第1の出射制御手段331および第2の出射制御手段332により構成した実施例1と比べて輝度が多少低下しているのは、拡散層により発光装置からの出射光が拡散されるためだと考えられる。なお、実施例6により、光選択透過層31をドライ方式であるスパッタ法の代わりに、ウェット方式であるコーティング法により形成した場合でも、比較例と比べ、発光装置の輝度を向上させることができることが分かる。したがって、スパッタ法の代わりにコーティング法を適用することで、より生産性を向上させることができる。
以上説明した本発明の発光装置は、例えば図15に示したような液晶表示装置5などに適用することができる。この場合、例えば、本発明の発光装置1からの出射光であるP偏光成分P13を、透明基板61A,61Bおよび液晶層62を含む液晶パネル6により、映像信号に基づいて変調するように構成すればよい。このようにして液晶表示装置5を構成した場合、発光装置1の薄型化および高輝度化に伴い、液晶表示装置5全体の薄型化および高輝度化を図ることができる。また、発光装置1が任意の方向へ光を出射することができるので、液晶表示装置5の高視野角化を図ることができる。
なお、上記実施の形態等において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件などは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、また他の成膜方法および成膜条件としてもよい。
さらに、上記実施の形態では、発光装置および液晶表示装置の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を備えていてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の構成を表す断面図である。 第1の実施の形態に係る発光装置の他の構成例を表す断面図である。 図1に示した光選択透過層の構成を説明するための断面図である。 比較例を説明するための断面図である。 発光装置の他の構成例を表す断面図である。 発光装置の他の構成例を表す断面図である。 発光装置の他の構成例を表す断面図である。 発光装置の他の構成例を表す断面図である。 発光装置の他の構成例を表す断面図である。 発光装置の他の構成例を表す断面図である。 発光装置の他の構成例を表す断面図である。 図1に示したプリズムの製造工程を説明するための概略構成図である。 図1に示したプリズムの他の製造工程を説明するための概略構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光装置の構成を表す断面図である。 本発明の発光装置を用いた液晶表示装置の一例を表す概略構成図である。
符号の説明
1…発光装置、2…面光源、21…点光源(もしくは線光源)、22…拡散層、3…偏光素子、31…光選択透過層、311…基板、312H…高屈折率層、312L…低屈折率層、32…入射制御手段、321〜324…第1〜第4の入射制御手段、33…出射制御手段、331〜334…第1〜第4の出射制御手段、341,342…位相差機能層、4…点光源(もしくは線光源)、5…液晶表示装置、6…液晶パネル、F21〜23,F31〜F34…フィルム、SP1〜SP13…入射光、S1〜S13…S偏光成分、P1〜P13…P偏光成分、M1,M2…プリズム製造装置。

Claims (23)

  1. 高屈折率層および高屈折率層よりも低い屈折率を有する低屈折率層を交互に積層して構成され、第1偏光と第2偏光とを含む入射光のうち第1偏光を選択的に透過すると共に第2偏光を第1偏光の透過方向とは異なる方向に反射する光選択透過層と、
    入射光を前記光選択透過層の面内に対して特定の角度で入射させる入射制御手段と、
    前記光選択透過層を透過した第1偏光を所望の方向へ出射する出射制御手段と
    を備えたことを特徴とする偏光素子。
  2. 前記特定の角度は、前記光選択透過層の各界面に対するブリュースター角の近傍に設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光素子。
  3. 前記入射制御手段は、入射側に頂角をなすように配列された複数のプリズム、入射側に頂点をなすように配列された複数のレンズ、および光源から発せられた前記入射光を面出射する導光板のうちの少なくとも1つにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光素子。
  4. 前記出射制御手段は、出射側に頂角をなすように配列された複数のプリズム、出射側に凸面をなすように配列された複数の集光レンズ、および光を拡散させる拡散層のうちの少なくとも1つにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光素子。
  5. 前記拡散層は、互いに屈折率が異なる複数の材料からなる構造体、およびその表面に光学的な凹凸を有する構造体のうちの少なくとも1つにより構成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の偏光素子。
  6. 前記入射制御手段と前記光選択透過層との間に、光の位相差を利用してその偏光状態を変化させる1または2以上の位相差機能層を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光素子。
  7. 前記位相差機能層は、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、または液晶性材料を含む複屈折性を有する材料により構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の偏光素子。
  8. 前記位相差機能層が、1/4波長板である
    ことを特徴とする請求項6に記載の偏光素子。
  9. 高屈折率層および高屈折率層よりも低い屈折率を有する低屈折率層を交互に積層して構成され、第1偏光と第2偏光とを含む入射光のうち第1偏光を選択的に透過すると共に第2偏光を第1偏光の透過方向とは異なる方向に反射する光選択透過層と、
    入射光を発する光源と、
    前記光源から発せられた入射光を、前記光選択透過層の面内に対して特定の角度で入射させる入射制御手段と、
    前記光選択透過層を透過した第1偏光を所望の方向へ出射する出射制御手段と
    を備えたことを特徴とする発光装置。
  10. 前記特定の角度は、前記光選択透過層の各界面に対するブリュースター角の近傍に設定されている
    ことを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
  11. 前記光源は、前記光選択透過層の法線方向に配置された面光源である
    ことを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
  12. 前記入射制御手段は、入射側に頂角または頂点をなすように配列され、複数のプリズムおよび複数のレンズのうちの少なくとも1つからなる第1の入射制御手段と、この第1の入射制御手段と前記光源との間に配置され、複数のプリズムおよび複数のレンズのうちの少なくとも1つからなる第2の入射制御手段とにより構成されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の発光装置。
  13. 前記第2の入射制御手段は、前記光源側に頂角をなすように配列されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の発光装置。
  14. 前記第2の入射制御手段は、前記第1の入射制御手段側に頂角をなすように配列されると共に、その屈折率が1.5以下である
    ことを特徴とする請求項12に記載の発光装置。
  15. 前記光源が点光源または線光源であると共に、前記入射制御手段は、この光源の側面でかつ前記光選択透過層の法線方向に配置され、前記光源から発せられた光を面出射し、前記光選択透過層へ導く導光板により構成されている
    ことを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
  16. 前記特定の角度は、前記導光板による面出射光の強度が最大となる角度に応じて設定されている
    ことを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  17. 前記入射制御手段が、前記導光板に加え、入射側に頂角をなすように配列された複数のプリズム、および入射側に頂点をなすように配列された複数のレンズのうちの少なくとも1つにより構成されている
    ことを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  18. 前記出射制御手段は、出射側に頂角をなすように配列された複数のプリズム、出射側に凸面をなすように配列された複数の集光レンズ、および光を拡散させる拡散層のうちの少なくとも1つにより構成されている
    ことを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
  19. 前記拡散層は、互いに屈折率が異なる複数の材料からなる構造体、およびその表面に光学的な凹凸を有する構造体のうちの少なくとも1つにより構成されている
    ことを特徴とする請求項18に記載の発光装置。
  20. 前記光源と前記入射制御手段との間に、光の位相差を利用してその偏光状態を変化させる1または2以上の位相差機能層を備えた
    ことを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
  21. 前記位相差機能層は、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、または液晶性材料を含む複屈折性を有する材料により構成されている
    ことを特徴とする請求項20に記載の発光装置。
  22. 前記位相差機能層が、1/4波長板である
    ことを特徴とする請求項20に記載の発光装置。
  23. 高屈折率層および高屈折率層よりも低い屈折率を有する低屈折率層を交互に積層して構成され、第1偏光と第2偏光とを含む入射光のうち第1偏光を選択的に透過すると共に第2偏光を第1偏光の透過方向とは異なる方向に反射する光選択透過層と、
    入射光を発する光源と、
    前記光源から発せられた入射光を、前記光選択透過層の面内に対して特定の角度で入射させる入射制御手段と、
    前記光選択透過層を透過した第1偏光を所望の方向へ出射する出射制御手段と、
    前記出射制御手段から出射した第1偏光を、映像信号に基づいて変調する液晶パネルと
    を備えたことを特徴とする液晶表示装置。

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