JP2006220722A - 光モジュール - Google Patents

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Motohiro Nakahara
基博 中原
Shuji Taji
修司 田地
Fumiaki Hanawa
文明 塙
Yasufumi Yamada
康文 山田
Naoto Yoshimoto
直人 吉本
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NAKAHARA KODENSHI KENKYUSHO KK
NTT Electronics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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NAKAHARA KODENSHI KENKYUSHO KK
NTT Electronics Corp
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Abstract

【課題】
本発明では、高精度に加工した光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を不要とした光モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る光モジュールは、同一直径の2以上の光ファイバと、前記光ファイバの直径と等しい間隔で1列に配置され且つ同一方向を向いた2以上の光入出力ポートが前記光ファイバの光入出力端の端面の露出したコアにそれぞれ接続された光部品と、を備える光モジュールであって、前記光ファイバのそれぞれの前記光入出力端は、前記光ファイバの軸が互いに平行に且つ相向かい合う側面が接触して固定されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ファイバと光部品との結合を簡易に実現させる光モジュールに関する。
近年、ブロードバンド通信の普及と共に経済的な光部品の実現の要求が高まってきている。その中でも特に、光導波路を利用した光モジュールは、その製造方法が半導体LSI技術に類似なところがあるため大量生産、大量需要の光部品に対しては性能的にも優れ、小型でしかも最も経済的な光部品として期待されている。また実際にPON(Passive Optical Network)のFTTH(Fiber to the Home)システムでは、光導波路タイプの光分岐回路が各家庭の近くのクロージャ又はハブ中に設置され、日本全国のみならず、北米においても最近は急速に普及している状況にある。
しかし、一方では、ブロードバンドの一層の普及のためには光導波路部品の更なるコスト低減の要求も高まっている状況にある。
光導波路部品は、光導波路チップを作成する工程と、光導波路チップに光ファイバを接続して光モジュールを構成する工程を含んでいる(例えば、特許文献1参照。)。光導波路チップを作成する工程はLSIの製造工程に類似であり、大量生産によってそのコストは顕著に低下させることが可能である。しかし、光導波路チップに光ファイバを接続する工程に関してはLSI技術とは異なり、この実装工程に使用する材料と工程が光導波路部品全体のコストを押し上げる大きな要因となっていた。
ここで、図1に従来の光モジュールの構成を示す。
従来の光モジュール100では、光導波路チップ18の表面に250μmの間隔で形成された2本の導波路コア2a、2bに光ファイバ4a、4bが接続される。光ファイバ4a、4bは、被覆外径250μmの2芯テープファイバの被覆7が除去され露出したガラス部分である光ファイバ4を整列させる光ファイバ固定具19を用いて精度よく250μmの間隔に配置されている。光ファイバ固定具19はV溝3を有し、このV溝3に、光ファイバ4がそれぞれ挿入されガラス蓋21によって固定されている。このV溝3は、ガラス、シリコン等の材料からなる。そして、2本のV溝3aと3bとの間隔は2本の導波路コア2aと2bとの間隔に一致するように高精度に加工されている。
光導波路チップ18は、光ファイバ固定具19と光導波路チップ18との接続のために、光導波路チップ18の上下の端面にガラススリット10a、10bが接着剤で貼り付けられている。光ファイバ固定具19の端面17と光導波路チップ18の端面12は直角に研磨している場合もあるが、一般には反射防止のために8度に傾斜した角度で研磨している。
ここで、光ファイバ固定具19と光導波路チップ18とを接続する場合、光ファイバ固定具19と光導波路チップ18とを光導波路自動調芯装置(不図示)にセットし、端面17と端面12を略接触する程度に接近させ、光ファイバ4a、4bのコアと光導波路チップ18に形成された導波路コア2a、2bとが3次元的にその位置が一致するようにミクロン単位で調芯する。
調芯が終了した後に、端面17と端面12との境界に接着剤を注入して固化して固定する。
特開平7−104146号公報
このように、従来の光モジュールでは、精密に加工されたV溝3を備えた光ファイバ固定具19が必要である。また、V溝3に光ファイバ4a、4bを挿入固定するための装置や、工程が必要である。そのため、光モジュールの生産効率が低く、製造コストが高くなってしまう。
そこで、本発明では、このような従来の光モジュールの欠点を解消するために、高精度に加工した光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を不要とした光モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者らは、光ファイバの直径が高精度で形成されていることに着目した。即ち、同一直径の光ファイバ同士を平行に配置し、向かい合う側面を接触して固定することにより光ファイバのコアの間隔を高精度に光ファイバの直径と等しくすることができる。
具体的には、本発明に係る光モジュールは、同一直径の2以上の光ファイバと、前記光ファイバの直径と等しい間隔で1列に配置され且つ同一方向を向いた2以上の光入出力ポートが前記光ファイバのそれぞれの光入出力端に光結合する光部品と、を備える光モジュールであって、前記光ファイバのそれぞれの前記光入出力端は、前記光ファイバの軸を互いに平行に且つ相向かい合う側面を接触させて固定され、前記光入出力端の端面の露出したコアを前記光入出力ポートにそれぞれ接続していることを特徴とする。
上記のように、同一直径の光ファイバの光入出力端を平行に配置し、向かい合う側面を接触して固定することにより光ファイバのコアの間隔が光ファイバの直径と等しくなる。光ファイバの直径は高精度に製造されているため、光ファイバの直径と等しい間隔で配置された複数の光入出力ポートに複数の光ファイバのコアを高精度に接続することができる。そのため、光ファイバと光部品との接続に際して、別途光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を使用することがない。従って、高精度に加工した光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を不要とし、光モジュール自体の生産効率を向上させ、製造コストを低減させることが可能である。また、光ファイバ同士を接触させて固定することから、光モジュールをコンパクト化することができる。
また、本発明に係る光モジュールは、同一直径の2以上の光ファイバと、前記光ファイバの直径の整数倍の間隔で1列に配置され且つ同一方向を向いた2以上の光入出力ポートが前記光ファイバの光入出力端の端面の露出したコアにそれぞれ接続された光部品と、前記光ファイバと同一直径で、前記光入出力端の配置間隔を前記光入出力ポートの配置間隔に一致させるように所定の数だけ前記光ファイバの隣り合う前記光入出力端のそれぞれの間に並列に配置された1以上の光ファイバ片と、を備える光モジュールであって、前記光ファイバの前記光入出力端及び前記光ファイバ片は、前記光ファイバの軸及び前記光ファイバ片の軸がそれぞれ平行に且つ相向かい合う側面が接触して固定されていることを特徴とする。
上記のように、同一直径の光ファイバの光入出力端を平行に配置し、隣り合う光入出力端の間に光ファイバ片を平行に配置して向かい合う側面を接触して固定することにより光ファイバのコアの間隔が光ファイバの直径の整数倍に等しくなる。光ファイバ及び光ファイバ片の直径は高精度に製造されているため、光ファイバの直径の整数倍と等しい間隔で配置された複数の光入出力ポートに複数の光ファイバのコアを高精度に接続することができる。そのため、光ファイバと光部品との接続に際して、別途光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を使用することがない。従って、高精度に加工した光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を不要とし、光モジュール自体の生産効率を向上させ、製造コストを低減させることが可能である。また、光ファイバ片を光入出力端の間に設けることにより、光ファイバの被覆による厚みを考慮して、光ファイバ同士を曲げることなく平行に保持することができる。そのため、光ファイバの耐久性を増すことができる。
本発明に係る光モジュールは、高精度に加工した光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を不要とし、光モジュール自体の生産効率を向上させ、製造コストを低減させることが可能である。
以下、具体的に実施形態を示して本願発明を詳細に説明するが、本願の発明は以下の記載に限定して解釈されない。
(第1実施形態)
図2に、本実施形態に係る光モジュールの概略構成図を示す。本実施形態では、光ファイバの直径を汎用の125μmとして説明するが、これに限定されるものではない。
光モジュール30は、同一直径の光ファイバ4と、光ファイバ4に接続する光部品としての光導波路チップ1と、を有する。
光ファイバ4は、それぞれの光入出力端5を光ファイバ4の軸を互いに平行に且つ相向かい合う側面を接触させて固定している。ここで、光ファイバ4の軸とは、光ファイバ4のコアの中心線9を意味する。
そして、光部品としての光導波路チップ1は、光ファイバ4の直径と等しい間隔で配置され且つ同一方向を向いた2つの光入出力ポート11を有しており、光入出力ポート11が光ファイバ4の光入出力端5の端面6の露出したコア8にそれぞれ接続されている。本実施形態では、図2の点線が示すように、コア8aが光入出力ポート11aに接続され、コア8bが光入出力ポート11bに接続される。ここで、コア8と光入出力ポート11との接続には、例えばコア8と光入出力ポート11とを接触させた後にコア8と光入出力ポート11とがずれないように紫外線硬化型の接着剤(不図示)によって固定してもよいし、接続を維持するための固定具(不図示)によって固定してもよい。いずれの固定方法も従来のものを適用することができる。また、光導波路チップ1及び光ファイバ4、或いは被覆7を含めて、個別に又は全体的にガラス、プラスチック等の材料からなるサポート部品に納めてもよい。
このように、同一直径の光ファイバ4の光入出力端5を平行に配置し、向かい合う側面を接触して固定することにより光ファイバ4のコア8の間隔が高精度に光ファイバ4の直径と等しくなる。光ファイバ4の直径は高精度に製造されているため、光ファイバ4の直径と等しい間隔で配置された複数の光入出力ポート11に複数の光ファイバ4のコア8を高精度に接続することができる。そのため、光ファイバ4と光導波路チップ1との接続のために、別途光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を使用することがない。従って、高精度に加工した光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を不要とし、光モジュール自体の生産効率を向上させ、製造コストを低減させることが可能である。また、光ファイバ4同士を接触させて固定することから、光モジュール30をコンパクト化することができる。
ここで、本実施形態では、光導波路チップ1は2つの光入出力ポート11を備え、光ファイバ4は2本で構成されているが、光入出力ポート及び光ファイバは2以上のものを適用することができる。この場合、2以上の光入出力ポートは1列に配置し、アレイ状の光入出力ポートを形成することができる。
また、本実施形態では、光部品として光導波路チップ1を適用した形態を示したが、光導波路チップ1としては、方向性結合器型やブリッジ型、或いは交差型の光導波路チップを例示できる。また、光部品は、2以上の光入出力ポートを備え、光ファイバと接続するものであればよい。例えば、本実施形態で示した光ファイバ4であってもよい。この場合、光ファイバ4と光部品としての光ファイバとの接続には融着、メカニカル接続、コネクタ接続等の接続方法で接続可能である。ここでコネクタ接続とする場合には、平行に接触させて固定した2以上の光ファイバの光入出力端をハウジングして光コネクタとし、2以上の光ファイバの光入出力端を一列に配置してハウジングした光アダプタを光部品として適用することができる。光部品として本実施形態の光ファイバ4を適用することで、複数の光ファイバ同士を同時に接続できるため、製造工程での作業効率が向上する。
ここで、本実施形態に係る光モジュールの製造方法について図3、図4を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る光モジュールの製造過程における光ファイバの概略構成図である。また、図3において、(a)は、本実施形態に係る光ファイバを形成する前の光ファイバの概略構成図で、(b)は本実施形態に係る光ファイバの概略構成図で、(c)は(b)の側面図である。また、図4は、本実施形態に係る光モジュールの概略構成斜視図を示す。図4において、(a)は、光ファイバと光導波路チップとの接続前の状態を示し、(b)は、光ファイバと光導波路チップとを接続した状態を示す。
本実施形態に係る光モジュール30を製造する場合、まず、図3(a)に示すように、2芯のテープファイバの被覆7を除去してガラス部分である光ファイバ4を露出させる。この2芯のテープファイバでは、被覆7の厚みにより、光ファイバ4は250μmの間隔で配置している。
次に、光ファイバ4aの光入出力端5aと光ファイバ4bの光入出力端5bとを、互いの光ファイバの軸を平行にして接近させ、相向かい合う側面13aと側面13bとを図3(b)に示すように接触させる。そして、紫外線硬化型接着剤を光ファイバ4aと光ファイバ4bとの接触部分に塗布して硬化させることによって光入出力端5aと光入出力端5bとを固定する。ここで、本実施形態では光ファイバ4の直径は、125μmで、その誤差は極めて小さいため、コア8aとコア8bとの間隔も125μmとすることができる。ここで、光ファイバ4aの光入出力端5aと光ファイバ4bの光入出力端5bとを接近させる際に、光ファイバ4a及び光ファイバ4bを端面を合わせた台座(不図示)の上に乗せて接近させることにより、台座に対して垂直方向の光ファイバの位置決めを行う必要がなくなるため、作業効率が向上する。この効果は、光ファイバを3以上とした場合に効果が大きくなる。
光ファイバ4の端面を8度に傾斜した角度で図2に示す光導波路チップ1に接続するため、表面を8度に傾斜させた台座(不図示)に、固定した光ファイバ4を乗せて切断して8度に傾斜した端面6を形成した。なお、端面6は、直角に研磨した端面であってもよい。
次に、図4(a)に示す光ファイバ4及び光導波路チップ1を自動調芯装置(不図示)にセットし、光ファイバ4のコア8と光導波路チップ1の光入出力ポート11との位置を合わせて接続した。そして、端面6と光導波路チップ1との境界に紫外線硬化型の接着剤を注入した。次に、図4(b)に示すように、注入した接着剤15を硬化させて光ファイバ4と光導波路チップ1とを固定して光モジュール30を完成させた。
以上説明したように、本実施形態に係る光モジュール30の製造には、自動調芯装置や接着剤として従来のものを適用することができ、新たな設備投資や材料開発を必要とせずに製造することができる。
また、前述したように従来の光モジュールでは、光ファイバと光部品との接続に光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を用いる必要があった。そのため、光ファイバ接続部品同士を接着するために接着剤を多く必要とした。一方、本実施形態に係る光モジュール30では光ファイバを直接に光部品としての光導波路チップ1に接触させるため接触面積が小さく、高価な紫外線硬化型接着剤の使用量低減につながる。
(第2実施形態)
図5に、本実施形態に係る光モジュールの概略構成図を示す。本実施形態では、光ファイバの直径を汎用の125μmとして説明するが、これに限定されるものではない。
光モジュール20は、同一直径の光ファイバ4と、光ファイバ4に接続する光部品としての光導波路チップ1と、光ファイバ4の隣り合う光入出力端5の間に配置された光ファイバ片16と、を有する。
また、光ファイバ片16は、光入出力端5の配置間隔を光入出力ポート11の配置間隔に一致させるように所定の数だけ光ファイバ4の隣り合う光入出力端5の間に設けられている。本実施形態では1の光ファイバ片16を設けているが、光ファイバ片16の本数は、光入出力ポート11の配置間隔に応じて適宜変更する。
この光ファイバ片16は、光ファイバ4と同一直径で光ファイバ4のそれぞれの光入出力端5を光ファイバ4の軸が互いに平行となるように保持する。ここで、光ファイバ4の軸とは、光ファイバ4のコアの中心線9を意味する。
また、光ファイバ4の光入出力端5及び光ファイバ片16は、光ファイバ4の軸及び光ファイバ片16の軸をそれぞれ平行に且つ相向かい合う側面を接触させて固定されている。
そして、光部品としての光導波路チップ1は、光ファイバ4の直径の整数倍の間隔で配置され且つ同一方向を向いた2つの光入出力ポート11を有しており、光入出力ポート11が光ファイバ4の光入出力端5の端面6の露出したコア8にそれぞれ接続されている。本実施形態では、図5の点線が示すように、コア8aが光入出力ポート11aに接続され、コア8bが光入出力ポート11bに接続される。ここで、コア8と光入出力ポート11との接続には、例えばコア8と光入出力ポート11とを接触させた後にコア8と光入出力ポート11とがずれないように紫外線硬化型の接着剤(不図示)によって固定してもよいし、接続を維持するための固定具(不図示)によって固定してもよい。いずれの固定方法も従来のものを適用することができる。また、光導波路チップ1及び光ファイバ4、或いは被覆7を含めて、個別に又は全体的にガラス、プラスチック等の材料からなるサポート部品に納めてもよい。
このように、同一直径の光ファイバ4の光入出力端5を平行に配置し、隣り合う光入出力端5の間に光ファイバ片16を平行に配置して向かい合う側面を接触して固定することにより光ファイバ4のコア8の間隔が高精度に光ファイバ4の直径の整数倍に等しくなる。光ファイバ4及び光ファイバ片16の直径は高精度に製造されているため、光ファイバ4の直径の整数倍と等しい間隔で配置された複数の光入出力ポート11に複数の光ファイバ4のコア8を高精度に接続することができる。そのため、光ファイバ4と光導波路チップ1との接続のために、別途光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を使用することがない。従って、高精度に加工した光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を不要とし、光モジュール自体の生産効率を向上させ、製造コストを低減させることが可能である。また、光ファイバ片16を光入出力端5の間に設けることにより、光ファイバ4の被覆7による厚みを考慮して、光ファイバ4同士を曲げることなく平行に保持することができる。そのため、光ファイバ4の耐久性を増すことができる。
本実施形態では、光導波路チップ1は2つの光入出力ポート11を備え、光ファイバ4は2本で構成されているが、光入出力ポート及び光ファイバは2以上のものを適用することができる。この場合、2以上の光入出力ポートは1列に配置し、アレイ状の光入出力ポートを形成することができる。
また、本実施形態では、光部品として光導波路チップ1を適用した形態を示したが、光導波路チップ1としては、方向性結合器型やブリッジ型、或いは交差型の光導波路チップを例示できる。また、光部品は、2以上の光入出力ポートを備え、光ファイバと接続するものであればよい。例えば、本実施形態で示した光ファイバ4であってもよい。この場合、光ファイバ4と光部品としての光ファイバとの接続には融着、メカニカル接続、コネクタ接続等の接続方法で接続可能である。ここでコネクタ接続とする場合には、平行に接触させて固定した2以上の光ファイバの光入出力端をハウジングして光コネクタとし、2以上の光ファイバの光入出力端を1列に配置してハウジングした光アダプタを光部品として適用することができる。光部品として本実施形態の光ファイバ4を適用することで、複数の光ファイバ同士を同時に接続できるため、製造工程での作業効率が向上する。
ここで、本実施形態に係る光モジュールの製造方法について図6、図7を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る光モジュールの製造過程における光ファイバの概略構成図である。また、図6において、(a)は、本実施形態に係る光ファイバを形成する前の光ファイバの概略構成図で、(b)は本実施形態に係る光ファイバの概略構成図で、(c)は(b)の側面図である。また、図7は、本実施形態に係る光モジュールの概略構成斜視図を示す。図7において、(a)は、光ファイバと光導波路チップとの接続前の状態を示し、(b)は、光ファイバと光導波路チップとを接続した状態を示す。
本実施形態に係る光モジュールを製造する場合、まず、図6(a)に示すように、2芯のテープファイバの被覆7を除去してガラス部分である光ファイバ4を露出させる。この2芯のテープファイバでは、被覆7の厚みにより、光ファイバ4は250μmの間隔で配置している。
次に、光ファイバ4aと光ファイバ4bとの間に図6(b)に示すように光ファイバ片16を並列に配置し、相向かい合う側面13aと側面13bと光ファイバ片16の側面を接触させる。そして、光ファイバ4aと光ファイバ片16との接触部分及び光ファイバ4bと光ファイバ片16との接触部分に紫外線硬化型接着剤を塗布して硬化させることによって光入出力端5a、光入出力端5b及び光ファイバ片16を固定する。ここで、本実施形態では光ファイバ4、光ファイバ片16の直径は、125μmで、その誤差は極めて小さいため、コア8aとコア8bとの間隔を250μmとすることができる。ここで、相向かい合う側面13aと側面13bと光ファイバ片16の側面を接触させる際に、光ファイバ4a、光ファイバ4b及び光ファイバ片16を端面を合わせた台座(不図示)の上に乗せて接触させることにより、台座に対して垂直方向の光ファイバの位置決めを行う必要がなくなるため、作業効率が向上する。
光ファイバ4及び光ファイバ片16の端面を8度に傾斜した角度で光導波路チップに接続するため、図6(c)に示すように表面を8度に傾斜させた台座(不図示)に、固定した光ファイバ4及び光ファイバ片16を乗せて切断して8度に傾斜した端面6を形成した。なお、端面6は直角に研磨した端面であってもよい。
次に、図7(a)に示す光ファイバ4及び光導波路チップ1を自動調芯装置(不図示)にセットし、光ファイバ4のコア8と光導波路チップ1の光入出力ポートとの位置を合わせて接続した。そして、端面6と光導波路チップ1との境界に紫外線硬化型の接着剤を注入し、図7(b)に示すように、注入した接着剤15を硬化させて光ファイバ4と光導波路チップ1とを固定して光モジュール20を完成させた。
以上説明したように、本実施形態に係る光モジュール20の製造では、自動調芯装置や接着剤として従来のものを適用することができ、新たな設備投資や材料開発を必要とせずに製造することができる。
また、前述したように従来の光モジュールでは、光ファイバと光部品との接続に光ファイバ固定具やガラススリット等の接続部品を用いる必要があった。そのため、光ファイバ接続部品同士を接着するために接着剤を多く必要とした。一方、本実施形態に係る光モジュールでは光ファイバを直接に光部品としての光導波路チップ1に接触させるため接触面積が小さく、高価な紫外線硬化型接着剤の使用量低減につながる。
本発明は、ローカルエリアネットワークやアクセスネットワークのみならず、一度に大きな情報を通信する必要があるメトロポリタンネットワークや中継ネットワーク等の幹線系ネットワークを構築する際の光ファイバの接続にも適用することができる。
従来の光モジュールの構成を示した図である。 光モジュールの1実施形態を示した概略構成図である。 1実施形態に係る光モジュールの製造過程における光ファイバの概略構成図で、(a)は、1実施形態に係る光ファイバを形成する前の光ファイバを示した概略構成図で、(b)は光ファイバの1実施形態を示した概略構成図で、(c)は(b)の側面図である。 光モジュールの1実施形態を示した概略構成斜視図で、(a)は、光ファイバと光導波路チップとの接続前の状態を示し、(b)は、光ファイバと光導波路チップとを接続した状態を示す。 光モジュールの1実施形態を示した概略構成図である。 1実施形態に係る光モジュールの製造過程における光ファイバの概略構成図で、(a)は、1実施形態に係る光ファイバを形成する前の光ファイバを示した概略構成図で、(b)は光ファイバの1実施形態を示した概略構成図で、(c)は(b)の側面図である。 光モジュールの1実施形態を示した概略構成斜視図で、(a)は、光ファイバと光導波路チップとの接続前の状態を示し、(b)は、光ファイバと光導波路チップとを接続した状態を示す。
符号の説明
1:光導波路チップ
2:導波路コア
3:V溝
4:光ファイバ
5:光入出力端
6:端面
7:被覆
8:コア
9:コア中心線
10:ガラススリット
11:光入出力ポート
12:端面
13:側面
15:接着剤
16:光ファイバ片
17:端面
18:光導波路チップ
19:光ファイバ固定具
21:ガラス蓋
20、30:光モジュール
100:光モジュール

Claims (2)

  1. 同一直径の2以上の光ファイバと、
    前記光ファイバの直径と等しい間隔で1列に配置され且つ同一方向を向いた2以上の光入出力ポートが前記光ファイバの光入出力端の端面の露出したコアにそれぞれ接続された光部品と、
    を備える光モジュールであって、
    前記光ファイバのそれぞれの前記光入出力端は、前記光ファイバの軸が互いに平行に且つ相向かい合う側面が接触して固定されていることを特徴とする光モジュール。
  2. 同一直径の2以上の光ファイバと、
    前記光ファイバの直径の整数倍の間隔で1列に配置され且つ同一方向を向いた2以上の光入出力ポートが前記光ファイバの光入出力端の端面の露出したコアにそれぞれ接続された光部品と、
    前記光ファイバと同一直径で、前記光入出力端の配置間隔を前記光入出力ポートの配置間隔に一致させるように所定の数だけ前記光ファイバの隣り合う前記光入出力端のそれぞれの間に並列に配置された1以上の光ファイバ片と、
    を備える光モジュールであって、
    前記光ファイバの前記光入出力端及び前記光ファイバ片は、前記光ファイバの軸及び前記光ファイバ片の軸がそれぞれ平行に且つ相向かい合う側面が接触して固定されていることを特徴とする光モジュール。
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