JP2006219810A - 写真風織物の製織方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】色彩豊かな図柄を写実的に表現可能な写真風織物の製識方法を提供する。
【解決手段】写真等を画像入力手段により光学的に読み取り、フルカラー画像データとして、タオル織機のコンピュータに取り込む工程と、取り込まれたフルカラー画像データをCMYKに白を加えた色分解する工程と、使用するタオル織機の色糸限定数の範囲内に減色する工程と、減色された色彩の糸を緯糸又は上糸に割り当て、擬似的にフルカラーの画像データを作成する工程と、タオル織機の色糸情報と縦方向密度情報を入力し、作成された織成データに従ってタオル織機を駆動させ、織物の柄の表現に必要な緯糸又は上糸を表面組織に配設し、表面組織に配設された緯糸又は上糸でフルカラー画像データと近似したフルカラーの写真風織物を織成する。
【選択図】図2

Description

本発明は写真等から光学的に読み取ったフルカラーの画像データと略同様に、色彩豊かな図柄をタオル織機を用いて写実的に表現することのできる写真風織物の製織方法に関する。
従来、R(赤)G(緑)B(青)分解+特色若しくはC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)B(ブラック)分解+特色を使用することで擬似的に色が混合したようにし、恰も写真のように見える柄を織成する方法としては、特許文献1、2、3、4、5、6又は7記載の発明が提案されている。しかしながら、これらの発明はパンチングカード枚数との関係や、線形補間法や最近傍法を用いていないため、タオル織機で織成不可能で、又、タオルのような糸太番手を使用して織成すると、手で織物を取れる距離では写真織物に見えず、単に色糸が入り組んで織成されているように見える。輪郭周囲に輪郭内側部と同じ織り組織を入れることになるので糸太番手を用いると、輪郭が明白にならない。上記織成方法は、ネクタイ等の糸細番手を用いて高密度織機で織成する方法であって、この方法をタオル織機で節約織りをするとタオル織機の構造上、タオル織機の機種によっては停止し稼動しない場合がある。
タオル織物は、糸太番手を使用して低密度に織成されていなければタオルとしての機能を有さない。タオル織物には、吸水性、ソフトな肌触り及び柔軟性の機能が最低限必要不可欠であり、これらのうちの何れかを欠落すればタオルとしての機能を果たさない。仮に、糸細番手で織成されたタオル織物であると、ソフトな風合や吸水性に欠ける。又、高密度に織成されたタオル織物であると、ゴワゴワとした堅く重量のあるタオル織物となり柔軟性に欠け、又、高密度であることは糸の消費量が多いことを意味し、製品のコスト高を招来しタオル織物の機能を満足しないためである。安価で柔軟性、吸水性及び良好な肌触りを有する高品質のタオル織物であるためには、太番手糸を用いて低密度で織成されている必要性があり、高密度のタオル織物はタオルとして不適である。
糸太番手織物の場合、少なくとも人が手に取って製品を見る距離で見ると、RGB分解やCMYK分解で作成しても、糸の番手が太すぎるためR、G、B或はC、M、Y、Kとして使用した色糸がそのままの色で明瞭に視認される。例えば、液体染料で紫色を表現する場合、RとB又はCとMを混合すれば目的の色を表現できるが、糸は液体染料のように混合されて別の色を生成するということはない。赤色の糸は赤色のまま、青色の糸は青色のままで、単に赤色糸と青色糸が入り組んで織り込まれているようにしか視認できない。従来、糸太番手の織物で写真織物が存在しなかったのは、このような理由による。
そのため、タオル織物のボーダ部に写真風の柄を形成するために、ボーダ部を合成フィラメント糸のみを露出したフラット面に形成し、この合成フィラメント糸のみよりなるフラット面に昇華プリントを施したものが存在する(例えば、特許文献8又は実用新案文献1参照)。
上記昇華プリントが施されたタオル織物は、タオル織物の一部に吸水性の著しく悪い面を有することなり、又、タオル織物織成後に、昇華転写プリント工程を有し、設備面で非経済的であるという欠点を有していた。
ところで、紙の写真製版作成方法はRGB若しくはCMYK分解を合成し、恰も写真の如く人の目に写すようにしている。
緯糸のみでボーダー部にフルカラータオルを作成する場合は、現在のタオル織機に関しては、経糸6色、下糸2色の合計8色、又は8色の緯糸を使用し合計10色でタオル織物に柄を織成し描出するようにしている。又、緯糸6色+経糸+下糸の合計8色でタオル織物を織成し、上糸と下糸を色糸の数に数えてしまうと、パイルに上糸と下糸が表出し、タオル織物のパイル部の色が限定されてしまうため、ボーダを作成する場合はパイルの経糸及び下糸は色数として数えない。現在市販のタオル織機は構造上、8色迄のみの使用となり、写真を自然な色彩に見えるようにするために必要なR、G、Bの夫々6ビットに相当する理論上262,144色以上の色数を表現することは不可能である。これは経糸でフルカラータオルを織る場合にも表現可能な色数は制限されてしまう。
特表2004−509244号公報 特開2002−302843号公報 特開2001−226848号公報 特開2000−212850号公報 特開平11−256448号公報 特開平7−216682号公報 特開2003−201645号公報 特開2000−178886号公報
実用新案文献1
実用新案登録第3059950号の実用新案公報
本願発明は、フルカラー写真、図柄等を、C系統、M系統、Y系統、K系統及び白の5色の色糸、或はC系統、M系統、Y系統、K系統、紺系統,赤系統、緑系統及び白の8色の色糸でタオル織物のボーダ部分や毛中に表現するものである。
請求項1記載の発明は、コンピュータ処理されたデータにより、タオル織機で織物の表側に表出した緯糸又は上糸で柄を織物に表現する写真風織物の製織方法において、写真、絵画等を画像入力手段により光学的に読み取り、フルカラー画像データとして、解像度が使用するタオル織機のデータに対応してピクセル調整されたコンピュータに取り込む工程と、取り込まれたフルカラーの画像データをCMYKに白を加えた色分解し、C、M、Y、Kの夫々の濃度差を白黒2階調のハーフトーン分解する工程と、白黒に変換された4つの画像信号を統合し、使用するタオル織機の色糸限定数の範囲内に減色する工程と、減色された色彩の糸を緯糸又は上糸に割り当て、擬似的にフルカラーの画像データを作成する工程と、使用するタオル織機の色糸情報と縦方向密度情報をコンピュータに入力し、これらの情報に基づいて画像データを変換する工程とにより作成された織成データに従ってタオル織機を駆動させ、織物の柄の表現に必要な緯糸又は上糸を表面組織に配設し、該糸の裏側に柄の表現に不必要な緯糸又は上糸を配設し、表面組織に配設された緯糸又は上糸でコンピュータに取り込まれたフルカラー画像データと近似したフルカラーの写真風織物を織成することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、コンピュータ処理されたデータにより、タオル織機でタオル織物の表側又は/及び裏側に表出した経糸のパイル部分で色柄をタオル織物の毛中に表現する写真風織物の製織方法であって、写真、絵画等を画像入力手段により光学的に読み取り、フルカラー画像データとして、解像度が使用するタオル織機のデータに対応してピクセル調整されたコンピュータに取り込む工程と、取り込まれたフルカラーの画像データをCMYKに白を加えた色分解し、C、M、Y、Kの夫々の濃度差を白黒2階調のハーフトーン分解する工程と、白黒に変換された4つの画像信号を統合し、使用するタオル織機の色糸限定数の範囲内に減色する工程と、減色された色彩の糸を経糸に割り合て、擬似的にフルカラーの画像データを作成する工程と、使用するタオル織機の色糸情報と横方向密度情報をコンピュータに入力し、これらの情報に基づいて画像データを変換する工程とにより作成された織成データに従ってタオル織機を駆動させ、タオル織物の表側又は/及び裏側に織物の柄の表現に必要な経糸でパイルを形成し、柄の表現に不必要な経糸はパイルを形成せず、経糸のパイル部分でコンピュータに取り込まれたフルカラー画像データと近似したフルカラーの写真風織物を織成することを特徴とする。
限定された色数で、多色の表現を行うことができるという効果がある。
太番手の糸で低密度に織成しても、近距離で写真のような図柄に見えるタオル織物を提供できるという効果がある。
タオルのボーダー部のみならず、毛部分においても経糸のパイルで写真風織物を織成できるという効果がある。
写真、色彩を有する図柄等をカラースキャナ等の画像入力装置により読み取り、コンピュータにフルカラーのデジタル画像データとして取り込む。画像データ取り込みの場合、ピクセルと使用するタオル織機の紋丈及び紋口との関係を関連づけるピクセル調整を行う必要がある。つまり、1ピクセルを糸の上と落のデータとしてとらえ、ピクセルの存在するところは糸の組織も存在すると設定し、解像度は使用するタオル織機のデータに対応するようにピクセル調整を行なう。ピクセル調整を行わない場合、写真の網点を調整しても網点は織機データとしては消去され、又、網がけを行うことで擬似的なグラディエーションを作成している部分が消去されてしまうという理由による。
取り込まれたフルカラーの画像データをCMYKの色分解を行なう。CMYKの色分解は周知の方法であるので詳細な説明は省略する。フルカラーの画像データをCMYKに白を加えた色分解し、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(黄)、K(黒)の各色の濃度差を白黒に変換する。このハーフトーン分解は、特開2004−120488号公報記載のディザマスクを用いた画像変換方法等を用いても同様のハーフトーンを得ることができる。JAGAT社会法人日本印刷教会の解説によると、印刷に最適な白黒2階調の画像を得るには、網角をCを15度、Mを75度、Yを0度、Kを75度に設定するとよいとある。これは印刷時のモアレを最も少なくする角度設定である。タオル製織の場合は、意図的に同色のピクセルが横に並びやすい角度を設定し、その設定角度による分解を行う。ハーフトーンはC、Y、M、Kの夫々の色の濃淡を表示した画像である。つまり、白黒に変換されたC、M、Y、Kの4つの画像を同一画素値が定義された複数の隣接されたピクセル群となる白黒2階調のハーフトーンに変換する。
作成されたC、M、Y、Kの各白黒2階調画像信号をC、M、Y、Kのチャンネルに割り当て、統合する。統合された画像データは、C系統、M系統、Y系統、K系統、紺系統、赤系統、緑系統及び白の8色の系統に減色される。
タオル織機が、色糸を8色で製織する場合はこの段階で上記の色系統に最も近似する色糸を8色選ぶことでタオルを製織する。タオル織機が色糸を5色以内でしかタオル織物を製織できない機械である場合は、更に紺系統をC、Mに、赤系統をM、Yに、緑系統をY、Cに、白と黒の中間系統色は、黒又は白に割り当てることで、完全に5色に色分解され、使用する色糸が5色に限定された分解画像データが作成される。
次に製織データの作成を行う。
画像データは縦横のピクセル数と織機データであるCGSの紋丈、紋口が、横ピクセル数=紋口、縦のピクセル数=紋丈の関係にあり、画像データを紋口数と紋丈数を織成する織物のサイズに合わせる。この場合、縦の紋丈数は、カード枚数に応じて作成する。まず、紋丈数を決定するためにメートルの作成を設定する。メートルとは抒替えの情報、つまり緯色糸情報と縦1インチ間の糸密度及び単動若しくは節約の情報を埋め込むデータ領域を示す。メートル作成方法は、CGS作成用ソフトにより異なるが、一般に次の方法で作成する。メートルの本数は織物の組織により変化するために必ずしも特定本数が定まらないが、例えば2色の平地部分を節約カードとして作成するときはメートルの本数は2本、3色の平地部分を節約カードとして作成するときはメートルは3本作成することが好適である。このとき、メートルの情報として抒替え情報を埋め込む。抒替え情報として埋め込まれるのは緯色糸の指定情報と縦方向の1インチ間の密度の情報である。X.lengthを画像データの縦方向のピクセル数、Nを織成する織物の長さ(単位:cm)、Pを織物の縦方向1インチ間の密度、Mを縮率とすると、X.length=(N÷2.54)×p×(1+0.01×M)の式が成立する。X.lengthは単動のピクセル数として計算され、単動のタオル織機を用いる場合は、上記X.lengthの値を節約タオル織機を用いる場合は使用する色数で割った値を節約のデータとして換算される。図1は5色の緯糸を表面に織り出した繻子織の密度を高める前の表面図、図2は赤色糸1、青色糸2、イエロー色糸3、黒色糸4、白色糸5の密度を高めた状態の表面図である。5色の糸のうちの赤色糸1以外の4色の糸は裏に隠れ、赤色糸1の1色の糸のみが表出し表側は恰も赤色糸1の1色の糸しか見えないようにする必要性があり、各糸が表に出る確率は1/5ということになる。つまり、画像データの解像度はそのままで、縦方向ピクセル数(紋丈)のみ1/5に縮小するようになる。6は経糸、7は留め糸である。
一般にある点(x,y)が縮小又は拡大され(X,Y)に位置変更する場合にはX=ax、Y=byの関係が成立する。拡大又は縮小を行う場合は、この工程において線形補間法が用いられる。a<1及びb<1の場合は縮小になり、a>1及びb>1の場合は拡大になる。すべての画素点にX=ax,Y=byの公式が用いられ、出力画面上の点(X,Y)の濃度値に入力画面上(x,y)の濃度値を書き込む。縮小の場合、配列した緯糸の中間に位置する色が削除される場合がある。例えば、図3に示す出力画面の図案を1/5に縮小すると、図4に示すように上下両端の赤色14と青色15のみが残ってしまうという不具合が生じる。これを解決するために、線形補完法と同時に最近傍法を用い、四捨五入して画面上の座標(X,Y)に最も近い格子点を選ぶ。
本願発明は織物の表側に表出する緯色糸を上げとして組織を組み込み、その他の緯色糸は裏側に隠してしまうが、網点や濃淡が明白でない部分は、分解段階がドットが消えないようにドットの周囲にさらに異なる組織、つまり通常は上げ組織を入れることで、先の特色分解が消えないように組織を組み込む。例えば、図5のように、黒部分で経糸を表出して緯糸を留めるが、青色の緯糸の組織部分8と赤色の緯糸の組織部分9との境界部分10の黒部分11を除去し、図6に示すように右側部分は、右側部分の色と同色の緯糸を表側に出し、左側部分は左側部分の色と同色の緯糸を表側に出して留め糸である経糸を下に隠して、夫々上げ組織12、13を入れることで色彩等の境界を明瞭にする。
写真等をコンピュータに画像データとして取り込み、ハーフトーンに変換する工程は、実施例1と全く同じであるので説明を省略する。
毛中の部分は経糸16と下糸17、緯糸18で構成され、下糸はパイルを作成するために経糸を引っぱる用途をなし、経糸はパイルを形成し、緯糸はパイルすなわち経糸と下糸を留める役目を果たす。経糸はC、M、Y、K及び白の5色で構成し、5色毛違い織りをする。もっとも効率のよい写真製版パイル組織を作成するためにはC、M、Y、K、白+特色数色を使用すべきであるが、特色が増えると増えただけ、6色毛違い、7色毛違いとなり、横方向のオサ密度が増えないと、非常に荒くなってしまい、製品としてはあまり品質のよいものに仕上がらない。例えば、5色毛違いで白を表面にパイルとして出すには、パイル表面が横方向にC(落ち)、M(落ち)、Y(落ち)、K(落ち)、白(上げ)とする。Cを表面にパイルとして出すには、図7に示す通り、C(上げ)、M(落ち)、Y(落ち)、K(落ち)、白(落ち)という構成に織成する。本実施例では、表に出るパイルは1/5であり、横方向のオサ密度は高密度であればあるほどよい。これは、6色毛違いであれば当然パイルの表面に出る範囲が1/6となるため、さらにオサを高密度にする必要がある。こうして作成されたものは5色毛違いであれば、経糸のみでCMYK+白の5色のみで写真のような多色のパイル製品を作成することが可能である。
このようにして、緯糸にCMYK白の色糸を使うことでタオルボーダー部に、経糸にCMYK白の色糸を使うことで、タオルパイル部にプリントをせずしてタオルのすべての部分にて写真製版の表現が可能となった。
密度を高める前の表面図である。(実施例1) 密度を高めた後の表面図である。(実施例1) 入力画面である。(実施例1) 出力画面である。(実施例1) 境界部分の留め用経糸を黒い部分で説明した図である。(実施例1) 異なる上げ組織を入れた説明図である。(実施例1) 組織図である。(実施例2)

Claims (2)

  1. コンピュータ処理されたデータにより、タオル織機で織物の表側に表出した緯糸又は上糸で柄を織物に表現する写真風織物の製織方法において、
    写真、絵画等を画像入力手段により光学的に読み取り、フルカラー画像データをして、解像度が使用するタオル織機のデータに対応してピクセル調整されたコンピュータに取り込む工程と、
    取り込まれたフルカラーの画像データをCMYKに白を加えた色分解し、C、M、Y、Kの夫々濃度差を白黒2階調のハーフトーン分解する工程と、
    白黒に変換された4つの画像信号を統合し、使用するタオル織機の色糸限定数の範囲内に減色する工程と、
    減色された色彩の糸を緯糸又は上糸に割り当て、擬似的にフルカラーの画像データを作成する工程と、
    使用するタオル織機の色糸情報と縦方向密度情報をコンピュータに入力し、これらの情報に基づいて画像データを変換する工程とにより作成された織成データに従ってタオル織機を駆動させ、織物の柄の表現に必要な緯糸又は上糸を表面組織に配設し、該糸の裏側に柄表現に不必要な緯糸又は上糸を配設し、表面組織に配設された緯糸又は上糸でコンピュータに取り込まれたフルカラー画像データと近似したフルカラーの写真風織物を織成することを特徴とする写真風織物の製織方法。
  2. コンピュータ処理されたデータにより、タオル織機でタオル織物の表側又は/及び裏側に表出した経糸のパイル部分で色柄をタオル織物の毛中に表現する写真風織物の製織方法であって、
    写真、絵画等を画像入力手段により光学的に読み取り、フルカラー画像データとして、解像度が使用するタオル織機のデータに対応してピクセル調整されたコンピュータに取り込む工程と、
    取り込まれたフルカラーの画像データをCMYKに白を加えた色分解し、C、M、Y、Kの夫々の濃度差を白黒2階調のハーフトーン分解する工程と、
    白黒に変換された4つの画像信号を統合し、使用するタオル織機の色糸限定数の範囲内に減色する工程と、
    減色された色彩の糸を経糸に割り合て擬似的にフルカラーの画像データを作成する工程と、
    使用するタオル織機の色糸情報と横方向密度情報をコンピュータに入力し、これらの情報に基づいて画像データを変換する工程とにより作成された織成データに従ってタオル織機を駆動させ、タオル織物の表側又は/及び裏側に織物の柄の表現に必要な経糸でパイルを形成し、柄表現に不必要な経糸はパイルを形成せず、経糸のパイル部分でコンピュータに取り込まれたフルカラー画像データと近似したフルカラーの写真風織物を織成することを特徴とする写真風織物の製織方法。
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