JP2006217367A - 折畳み式の携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】通話時のアンテナ特性を優先させる時は、ヒンジ部からアンテナの距離を離す必要があるため携帯性が損なわれる。携帯性を優先するとヒンジ部からアンテナの距離が十分にとれずアンテナがヒンジ部に近くなるため通話時のアンテナ性能への影響が大きくなり良好なアンテナ性能が得難く、比吸収率(SAR)を低減できない。
【解決手段】第1筺体と第2筺体とをヒンジ部を介して開閉自在に連結し、アンテナ素子を内蔵したアンテナ部をヒンジ部の対向位置に配置した折畳み式携帯電話機において、ヒンジ部とアンテナ部間を、両筐体の開閉操作と連動しヒンジ部に対しアンテナ部を進退自在に往復動させ、両筺体を開いた時、アンテナ素子をヒンジ部から離れる方向に移動させると共に両筐体を閉じた時、アンテナ部をヒンジ部の対向位置に復帰させる可動機構で連結したものである。
【選択図】図1
【解決手段】第1筺体と第2筺体とをヒンジ部を介して開閉自在に連結し、アンテナ素子を内蔵したアンテナ部をヒンジ部の対向位置に配置した折畳み式携帯電話機において、ヒンジ部とアンテナ部間を、両筐体の開閉操作と連動しヒンジ部に対しアンテナ部を進退自在に往復動させ、両筺体を開いた時、アンテナ素子をヒンジ部から離れる方向に移動させると共に両筐体を閉じた時、アンテナ部をヒンジ部の対向位置に復帰させる可動機構で連結したものである。
【選択図】図1
Description
この発明は、折畳み式の携帯電話機に関するものである。
受話部を有する上部筺体と送話部を有する下部筺体とを、ヒンジ部を介して回動自在に連結した従来の折畳み式携帯電話機においては、ヒンジ部にアンテナを内蔵する場合、アンテナは固定された構成となっている(特許文献1参照)。
また、上部筐体が開かれた場合に筐体の開閉操作に応動し、内蔵アンテナの基部を支点としてアンテナを筐体背面から離間する方向に揺動させて筐体外部に露出させるものが提案されている(特許文献2参照)。
また、上部筐体が開かれた場合に筐体の開閉操作に応動し、内蔵アンテナの基部を支点としてアンテナを筐体背面から離間する方向に揺動させて筐体外部に露出させるものが提案されている(特許文献2参照)。
特許文献1のようにヒンジ部にアンテナを内蔵する折畳み式携帯電話機は、アンテナが固定された構成になされているので、携帯性を優先するとヒンジ部からアンテナの距離が十分にとれずアンテナがヒンジ部に近くなる。アンテナ素子は、金属が近くにあると特性に影響を受けるが、折畳み式の携帯電話機のヒンジ部は、強度確保のためマグネシウム等の金属が使用されていることが多くヒンジ部からアンテナが近い時には通話時のアンテナ性能への影響が大きくなる。また、ヒンジ部を通り下部筐体に内蔵の基板と上部筐体に内蔵の基板間に電気的に接続するフレキシブル基板等に配線されている各種信号線からの放射波によっても影響を受け易いことになる。
このようにアンテナ素子がヒンジ部に近いと通話時のアンテナ性能への影響が大きくなり良好なアンテナ性能が得難くなる。逆に、通話時のアンテナ特性を優先させる時は、ヒンジ部からアンテナの距離を離す必要があるため携帯性が損なわれるという問題点があった。
また、特許文献2は、この発明と筺体を開いたときアンテナを移動させる点で一致するが、特許文献2では筐体が開かれたとき内蔵アンテナを筐体背面から離間する方向に揺動させるのに対し、この発明はアンテナをアンテナ筐体外に露出させないので、その構成を異にしている。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものである。
このようにアンテナ素子がヒンジ部に近いと通話時のアンテナ性能への影響が大きくなり良好なアンテナ性能が得難くなる。逆に、通話時のアンテナ特性を優先させる時は、ヒンジ部からアンテナの距離を離す必要があるため携帯性が損なわれるという問題点があった。
また、特許文献2は、この発明と筺体を開いたときアンテナを移動させる点で一致するが、特許文献2では筐体が開かれたとき内蔵アンテナを筐体背面から離間する方向に揺動させるのに対し、この発明はアンテナをアンテナ筐体外に露出させないので、その構成を異にしている。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものである。
この発明に係わる折畳み式携帯電話機は、送話部を有する第1筺体(以下「下部筐体」という)と受話部を有する第2筺体(以下「上部筐体」という)とをヒンジ部を介して開閉自在に連結し、アンテナ素子を内蔵したアンテナ部を上記ヒンジ部の対向位置に配置した折畳み式携帯電話機において、
上記ヒンジ部と上記アンテナ部間を、上記両筐体の開閉操作と連動し、上記ヒンジ部に対し上記アンテナ部を進退自在に往復動させ、上記両筺体を開いて通話する時、上記アンテナ素子を上記ヒンジ部から離れる方向に移動させ、かつ上記両筐体が閉じた時、上記アンテナ部を上記ヒンジ部の対向位置に復帰させる可動機構で連結したものである。
上記ヒンジ部と上記アンテナ部間を、上記両筐体の開閉操作と連動し、上記ヒンジ部に対し上記アンテナ部を進退自在に往復動させ、上記両筺体を開いて通話する時、上記アンテナ素子を上記ヒンジ部から離れる方向に移動させ、かつ上記両筐体が閉じた時、上記アンテナ部を上記ヒンジ部の対向位置に復帰させる可動機構で連結したものである。
この発明の折畳み式携帯電話機によれば、上記のような問題点を解消でき、両筺体が閉じている時には、良好な携帯性が得られると共に両筺体を開いて通話する時には、優れたアンテナ性能が得られ、比吸収率(SAR)を低減できる。
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1.
図1〜図3はこの発明の実施の形態1である折畳み式の携帯電話機の概要を示し、図1(a)は、上部筺体を閉じた状態を示す側面の断面図、図1(b)は、図(a)の矢印L方向から見た正面図、図1(c)は、図(b)のc―c線を矢印方向に見た拡大断面図である。
図2は、図1の変形例を示し、段落番号0013で後述する。
図3は、上部筺体を開いた状態を示す側面の断面図である。
この発明の実施の形態1である折畳み式携帯電話機1は、従来例と同様に基本的には次のように構成されている。
すなわち、一方端3aと他方端3bとを有し、他方端3b側に送話部であるマイク(図示せず)を有する下部筐体3と、
一方端10aと他方端10bとを有し、その一方端10aがヒンジ部6を介して下部筐体3の一方端3aに回動可能に連結され、他方端10b側に受話部であるスピーカ(図示せず)を有する上部筐体10とで折畳み式の筐体を構成し、
ヒンジ部6と近接する対向位置に、後述するようにアンテナ素子12と、これを内蔵した可動式のアンテナ筺体4を有するアンテナ部を配置したものである。なお、アンテナ素子12の一方端には給電点11が設けられている。
また、上部筐体10の第1の面10cには、文字情報を表示する液晶表示部としての液晶表示装置(LCD)9が設けられ、下部筐体3の他方端3b側には、操作部としての複数のキー2が配設され、キー2を人が手で押すことにより電話番号などの情報を入力することができる。
図1〜図3はこの発明の実施の形態1である折畳み式の携帯電話機の概要を示し、図1(a)は、上部筺体を閉じた状態を示す側面の断面図、図1(b)は、図(a)の矢印L方向から見た正面図、図1(c)は、図(b)のc―c線を矢印方向に見た拡大断面図である。
図2は、図1の変形例を示し、段落番号0013で後述する。
図3は、上部筺体を開いた状態を示す側面の断面図である。
この発明の実施の形態1である折畳み式携帯電話機1は、従来例と同様に基本的には次のように構成されている。
すなわち、一方端3aと他方端3bとを有し、他方端3b側に送話部であるマイク(図示せず)を有する下部筐体3と、
一方端10aと他方端10bとを有し、その一方端10aがヒンジ部6を介して下部筐体3の一方端3aに回動可能に連結され、他方端10b側に受話部であるスピーカ(図示せず)を有する上部筐体10とで折畳み式の筐体を構成し、
ヒンジ部6と近接する対向位置に、後述するようにアンテナ素子12と、これを内蔵した可動式のアンテナ筺体4を有するアンテナ部を配置したものである。なお、アンテナ素子12の一方端には給電点11が設けられている。
また、上部筐体10の第1の面10cには、文字情報を表示する液晶表示部としての液晶表示装置(LCD)9が設けられ、下部筐体3の他方端3b側には、操作部としての複数のキー2が配設され、キー2を人が手で押すことにより電話番号などの情報を入力することができる。
この発明の実施の形態1である折畳み式携帯電話機の特徴は、上部、下部両筐体3、10の開閉操作に連動して上部筐体10が閉じている場合には、アンテナ素子12がヒンジ部6の近くに位置し、開いている場合にはヒンジ部6から離れる方向に移動するアンテナ部の可動機構を備えたことである。
次に、可動機構の構成について説明する。
図1は、この可動機構の第2ピニオン8を、下部筐体3側に設けた場合である。
図2は、図1の変形例を示し、第2ピニオン8をヒンジ部6側に設けた場合である。
まず、この可動機構の第2ピニオン8を下部筐体3側に設けた可動機構の構成について、図1(a)(b)(c)にもとづき説明する。
この可動機構は、ヒンジ部6に内蔵され上部筐体10を開くとヒンジ部6と共に回転する第1ピニオン7、下部筐体3の側面に固定されている第3軸17aに回転可能な状態で設けられ第1ピニオンと噛み合って第1ピニオン7と逆方向に回転する第2ピニオン8、この第2ピニオン8と噛み合いこの第2ピニオン8の回転により往復動するラック5、このラック5に取り付け接続されこのラック5と共動し下部筐体3内をキー2と逆方向に移動するアンテナ筐体4等で構成されている。
次に、可動機構の構成について説明する。
図1は、この可動機構の第2ピニオン8を、下部筐体3側に設けた場合である。
図2は、図1の変形例を示し、第2ピニオン8をヒンジ部6側に設けた場合である。
まず、この可動機構の第2ピニオン8を下部筐体3側に設けた可動機構の構成について、図1(a)(b)(c)にもとづき説明する。
この可動機構は、ヒンジ部6に内蔵され上部筐体10を開くとヒンジ部6と共に回転する第1ピニオン7、下部筐体3の側面に固定されている第3軸17aに回転可能な状態で設けられ第1ピニオンと噛み合って第1ピニオン7と逆方向に回転する第2ピニオン8、この第2ピニオン8と噛み合いこの第2ピニオン8の回転により往復動するラック5、このラック5に取り付け接続されこのラック5と共動し下部筐体3内をキー2と逆方向に移動するアンテナ筐体4等で構成されている。
次に、この可動機構の動作について説明する。
上部筐体10を開くと、第1ピニオン7がヒンジ部6と共に回転し、第1ピニオン7と噛み合っている第2ピニオン8が第1ピニオン7と逆方向に回転する。この第2ピニオン8の回転によりラック5とラック5に接続されたアンテナ筐体4は下部筐体3内をキー2と逆方向(突出する方向)に移動する。
この結果、アンテナ筐体4と共にアンテナ素子12は、ヒンジ部6、下部筐体3及び上部筐体10から離れる方向に移動する。その時のアンテナ素子12と上部筐体10の距離は、図3に点線で示すようにS1である。
上部筐体10を開くと、第1ピニオン7がヒンジ部6と共に回転し、第1ピニオン7と噛み合っている第2ピニオン8が第1ピニオン7と逆方向に回転する。この第2ピニオン8の回転によりラック5とラック5に接続されたアンテナ筐体4は下部筐体3内をキー2と逆方向(突出する方向)に移動する。
この結果、アンテナ筐体4と共にアンテナ素子12は、ヒンジ部6、下部筐体3及び上部筐体10から離れる方向に移動する。その時のアンテナ素子12と上部筐体10の距離は、図3に点線で示すようにS1である。
図4は、この移動距離と比較するための参考図で、上記のような可動機構のない場合である。この場合アンテナ素子12とヒンジ部6との距離は、図4の点線で示すようにS2であり、可動機構を設けた場合の方が、その距離を長くすることができ、それだけアンテナ利得劣化を低減できる。
なお、アンテナ素子12は、実際には、下部筐体3内部の基板、上部筐体10内部の基板及びヒンジ部6等の金属類がアンテナへ与える影響を小さくするため、これらの金属類から離れた位置、すなわちアンテナ筐体4の外端部側4aに寄せてアンテナ筐体4の幅方向B(図8)に配置されている。なお、4bは、アンテナ筐体4の内側端面である。
なお、アンテナ素子12は、実際には、下部筐体3内部の基板、上部筐体10内部の基板及びヒンジ部6等の金属類がアンテナへ与える影響を小さくするため、これらの金属類から離れた位置、すなわちアンテナ筐体4の外端部側4aに寄せてアンテナ筐体4の幅方向B(図8)に配置されている。なお、4bは、アンテナ筐体4の内側端面である。
次に、上部筐体10を閉じると、第1ピニオン7が逆回転し、第2ピニオン8を介しラック5とアンテナ筐体4が下部筐体3内方へ移動しアンテナ部を復帰収納する。
この結果、アンテナ筐体4すなわちアンテナ部のヒンジ部6からの突出長さが最短になり、全長が短くなるので携帯性が良好となる。
この結果、アンテナ筐体4すなわちアンテナ部のヒンジ部6からの突出長さが最短になり、全長が短くなるので携帯性が良好となる。
つづいて、図1の変形例である可動機構の構成、すなわち第2ピニオン8をヒンジ部6側に設けた場合可動機構の構成について図2(a)(b)にもとづき説明する。
図2(a)は、図1(a)の矢印L方向に見た図に相当する正面図で、図2(b)は図(a)のb−b線を矢印方向に見た拡大断面図である。
この変形例でヒンジ部6側に設けられる第2ピニオンは、外側である反ヒンジ部側に大径歯車部8a及び内側のヒンジ部側に小径歯車部8bを同一軸心上に一体に配置した2段歯車で構成され、ヒンジ部6の側面に固定された第1軸17(第2ピニオンの軸)により回転可能な状態で支持されている。さらに、この第2ピニオンは、小径歯車部8bを第3ピニオン19に噛合させ、この第3ピニオン19を介しヒンジ部6内の第1ピニオン7と連結されヒンジ部6からの駆動を受ける。また、この第2ピニオンは、大径歯車部8aがラック5と噛み合い、このラック5に接続されたアンテナ筐体4を後述のようにして作動させる。したがって、動力はヒンジ部6内の第1ピニオン7―第3ピニオン19―小径歯車部8b―大径歯車部8a―ラック5の順に伝達される。
なお、第3ピニオン19と噛合する第1ピニオン7は、内歯車タイプのもので、上部筐体10の一部で構成されたヒンジ部6の内側に設けられている。
なおまた、第3ピニオン19は、第1軸17(第2ピニオンの軸)と同じようにヒンジ部6の側面に固定された第2軸18(第3ピニオンの軸)により回転可能な状態で支持されている。
図2(a)は、図1(a)の矢印L方向に見た図に相当する正面図で、図2(b)は図(a)のb−b線を矢印方向に見た拡大断面図である。
この変形例でヒンジ部6側に設けられる第2ピニオンは、外側である反ヒンジ部側に大径歯車部8a及び内側のヒンジ部側に小径歯車部8bを同一軸心上に一体に配置した2段歯車で構成され、ヒンジ部6の側面に固定された第1軸17(第2ピニオンの軸)により回転可能な状態で支持されている。さらに、この第2ピニオンは、小径歯車部8bを第3ピニオン19に噛合させ、この第3ピニオン19を介しヒンジ部6内の第1ピニオン7と連結されヒンジ部6からの駆動を受ける。また、この第2ピニオンは、大径歯車部8aがラック5と噛み合い、このラック5に接続されたアンテナ筐体4を後述のようにして作動させる。したがって、動力はヒンジ部6内の第1ピニオン7―第3ピニオン19―小径歯車部8b―大径歯車部8a―ラック5の順に伝達される。
なお、第3ピニオン19と噛合する第1ピニオン7は、内歯車タイプのもので、上部筐体10の一部で構成されたヒンジ部6の内側に設けられている。
なおまた、第3ピニオン19は、第1軸17(第2ピニオンの軸)と同じようにヒンジ部6の側面に固定された第2軸18(第3ピニオンの軸)により回転可能な状態で支持されている。
次に、この可動機構の動作について説明する。
上部筐体10を開くと、ヒンジ部6内の第1ピニオン7が回転し、第3ピニオン19を介し第2ピニオン8が回転する。この第2ピニオン8の回転によりラック5とラック5に接続されたアンテナ筐体4は下部筐体3内をキー2と逆方向(突出する方向)に移動する。
この結果、アンテナ筐体4と共にアンテナ素子12は、ヒンジ部6、下部筐体3及び上部筐体10から離れる方向に移動する。以後、図1と同様の動作を繰り返す。
上部筐体10を開くと、ヒンジ部6内の第1ピニオン7が回転し、第3ピニオン19を介し第2ピニオン8が回転する。この第2ピニオン8の回転によりラック5とラック5に接続されたアンテナ筐体4は下部筐体3内をキー2と逆方向(突出する方向)に移動する。
この結果、アンテナ筐体4と共にアンテナ素子12は、ヒンジ部6、下部筐体3及び上部筐体10から離れる方向に移動する。以後、図1と同様の動作を繰り返す。
図5、図6はこの発明の実施の形態1である折畳み式の携帯電話機の他の変形例を示す側面の断面図で、図5は上部筺体を閉じた状態を示し、図6は上部筺体が開いた状態を示す。
この変形例では、両筐体3、10の開閉動作時にアンテナ素子12と上部筐体10の距離の増長を図っている。
以下、図5と図6によりその構成と動作について説明する。
この変形例では、図示のとおり、アンテナ筺体4側のラック5が、下部筐体3に対しキー2側と逆方向に突出する様に角度(仰角)がついた状態で設置されている。すなわち、先端部がヒンジ部6に近づくよう所定の仰角をもってアンテナ筺体4に基端部を取り付けている。
このようにラック5に角度(仰角)をつけることにより、上部筐体10を開く操作で、アンテナ筐体4が下部筐体3内のキー2と逆方向に移動(突出する方向)する時、図6に示すように上部筐体10とも離れる方向(斜め下向き)に移動する。
このため、アンテナ素子12の移動距離が拡大され利得劣化を更に低減することができることになる。また、給電点11及びアンテナ素子12が、頭部からも離れる方向に移動するため比吸収率(SAR)を低減できる。
この変形例では、両筐体3、10の開閉動作時にアンテナ素子12と上部筐体10の距離の増長を図っている。
以下、図5と図6によりその構成と動作について説明する。
この変形例では、図示のとおり、アンテナ筺体4側のラック5が、下部筐体3に対しキー2側と逆方向に突出する様に角度(仰角)がついた状態で設置されている。すなわち、先端部がヒンジ部6に近づくよう所定の仰角をもってアンテナ筺体4に基端部を取り付けている。
このようにラック5に角度(仰角)をつけることにより、上部筐体10を開く操作で、アンテナ筐体4が下部筐体3内のキー2と逆方向に移動(突出する方向)する時、図6に示すように上部筐体10とも離れる方向(斜め下向き)に移動する。
このため、アンテナ素子12の移動距離が拡大され利得劣化を更に低減することができることになる。また、給電点11及びアンテナ素子12が、頭部からも離れる方向に移動するため比吸収率(SAR)を低減できる。
実施の形態2.
図7から図9は、この発明の実施の形態2である折畳み式の携帯電話機の概要を示す側面の断面図で、図7は上部筺体を閉じた状態を示し、図8は上部筺体が開いた状態を示す。なお、図9は、図7を右側から見た略図の正面図である。
図7〜図9に示すように、実施の形態2の可動機構は、ヒンジ部6側に設けられこのヒンジ部と連動する突起状の係合子15、アンテナ筐体4に接続され両筐体3、10の開閉動作時に係合子15と係合してアンテナ筺体4をヒンジ部6から離れる方向に移動させる係合子受け13、この係合子受け13と下部筐体3間に張架されアンテナ筺体4をヒンジ部6との対向位置に復帰させるバネ(弾性部材)14、および下部筐体3の一方端3aに設けられ係合子15の動作時にこれを受け入れる係合子逃げ用切り欠き16等で構成されている。
図7から図9は、この発明の実施の形態2である折畳み式の携帯電話機の概要を示す側面の断面図で、図7は上部筺体を閉じた状態を示し、図8は上部筺体が開いた状態を示す。なお、図9は、図7を右側から見た略図の正面図である。
図7〜図9に示すように、実施の形態2の可動機構は、ヒンジ部6側に設けられこのヒンジ部と連動する突起状の係合子15、アンテナ筐体4に接続され両筐体3、10の開閉動作時に係合子15と係合してアンテナ筺体4をヒンジ部6から離れる方向に移動させる係合子受け13、この係合子受け13と下部筐体3間に張架されアンテナ筺体4をヒンジ部6との対向位置に復帰させるバネ(弾性部材)14、および下部筐体3の一方端3aに設けられ係合子15の動作時にこれを受け入れる係合子逃げ用切り欠き16等で構成されている。
次に、実施の形態2における可動機構の動作について説明する。
上部筐体10を開くと、ヒンジ部6の軸の回転と共に突起状の係合子15が図7の矢印A方向に回転し、さらに係合子逃げ用切り欠き16に(下部筐体3と干渉することなく)没入すると、バネ14に抗して係合子受け13を押し下げると共にアンテナ筐体4を図8に示すように押し下げるので、アンテナ筐体4(アンテナ素子12)はヒンジ部6から離れる方向に移動する。
上部筐体10を開くと、ヒンジ部6の軸の回転と共に突起状の係合子15が図7の矢印A方向に回転し、さらに係合子逃げ用切り欠き16に(下部筐体3と干渉することなく)没入すると、バネ14に抗して係合子受け13を押し下げると共にアンテナ筐体4を図8に示すように押し下げるので、アンテナ筐体4(アンテナ素子12)はヒンジ部6から離れる方向に移動する。
このように、アンテナ筐体4と共にアンテナ素子12は、ヒンジ部6及び上部筐体10から離れる方向に移動し、アンテナの突出長さを最長とするためアンテナ利得劣化を低減する効果を有する。また、給電点11及びアンテナ素子12が、頭部と離れる方向に移動するため比吸収率(SAR)を低減する効果がある。
一方、上部筐体10を閉じると、アンテナ筐体4と接続されている係合子受け13が、バネ14のばね圧で引き戻され、これと一体のアンテナ筐体4は、下部筐体3の一方端3aに収まる状態、すなわちアンテナの突出長さが最短になるため両筐体の厚みが最小になり携帯性が良好となる。
一方、上部筐体10を閉じると、アンテナ筐体4と接続されている係合子受け13が、バネ14のばね圧で引き戻され、これと一体のアンテナ筐体4は、下部筐体3の一方端3aに収まる状態、すなわちアンテナの突出長さが最短になるため両筐体の厚みが最小になり携帯性が良好となる。
1 携帯電話機 2 キー
3 下部筐体 4 アンテナ筐体
5 ラック 6 ヒンジ部
7 第1ピニオン 8 第2ピニオン
9 液晶表示装置(LCD) 10 上部筐体
11 給電点 12 アンテナ素子
13 係合子受け 14 バネ
15 突起状の係合子 16 切り欠き
17 第1軸(第2ピニオンの軸) 17a 第3軸(第2ピニオンの軸)
18 第2軸(第3ピニオンの軸) 19 第3ピニオン
3 下部筐体 4 アンテナ筐体
5 ラック 6 ヒンジ部
7 第1ピニオン 8 第2ピニオン
9 液晶表示装置(LCD) 10 上部筐体
11 給電点 12 アンテナ素子
13 係合子受け 14 バネ
15 突起状の係合子 16 切り欠き
17 第1軸(第2ピニオンの軸) 17a 第3軸(第2ピニオンの軸)
18 第2軸(第3ピニオンの軸) 19 第3ピニオン
Claims (5)
- 第1筺体と第2筺体とをヒンジ部を介して開閉自在に連結し、アンテナ素子を内蔵したアンテナ部を上記ヒンジ部の対向位置に配置した折畳み式携帯電話機において、
上記ヒンジ部と上記アンテナ部間を、
上記両筐体の開閉操作と連動し、上記両筺体を開いた時、上記アンテナ素子を上記ヒンジ部から離れる方向に移動させると共に上記両筐体を閉じた時、上記アンテナ部を上記ヒンジ部の対向位置に復帰させる可動機構で連結したことを特徴とする折畳み式携帯電話機。 - 上記可動機構は、上記ヒンジ部側に設けられこのヒンジ部と連動する第1ピニオン、上記第1筺体側に設けられ上記第1ピニオンと噛合する第2ピニオン、および上記アンテナ部側に設けられ上記第2ピニオンと噛合し上記両筐体の開閉動作時に上記アンテナ部を上記ヒンジ部に対し往復動させるラックで構成したことを特徴とする請求項1に記載の折畳み式携帯電話機。
- 上記可動機構は、上記ヒンジ部側に設けられこのヒンジ部と連動する第1ピニオン、上記ヒンジ部側に設けられ上記第1ピニオンと噛合する第2ピニオン、および上記アンテナ部側に設けられ上記第2ピニオンと噛合し上記両筐体の開閉動作時に上記アンテナ部を上記ヒンジ部に対し往復動させるラックで構成したことを特徴とする請求項1に記載の折畳み式携帯電話機。
- 上記可動機構のラックは、上記両筐体の開閉動作時に上記アンテナ部を進退自在に往復動させる距離を増長するため、先端部が上記ヒンジ部に近づくよう所定の仰角をもって上記アンテナ部にその基端部を取り付けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の折畳み式携帯電話機。
- 上記可動機構は、上記ヒンジ部側に設けられこのヒンジ部と連動する係合子、上記アンテナ部側に設けられ上記両筐体の開閉動作時に上記係合子と係合して上記アンテナ素子を上記ヒンジ部のから離れる方向に移動させる係合子受け、およびこの係合子受けと上記第1筐体間に張架され上記アンテナ部を上記ヒンジ部の対向位置に復帰させる弾性部材で構成したことを特徴とする請求項1に記載の折畳み式携帯電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005029160A JP2006217367A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 折畳み式の携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005029160A JP2006217367A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 折畳み式の携帯電話機 |
Publications (1)
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JP2006217367A true JP2006217367A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36980187
Family Applications (1)
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JP2005029160A Pending JP2006217367A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 折畳み式の携帯電話機 |
Country Status (1)
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-
2005
- 2005-02-04 JP JP2005029160A patent/JP2006217367A/ja active Pending
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