JP2006216249A - 電子源および電子源の製造方法、並びに表示装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 導電性膜の形状に配慮され、導電性膜において断線を起こしにくくすることができる電子源および電子源の製造方法、並びに表示装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】 基板10に形成された一対の素子電極11,12と、素子電極11,12間に形成された電子放出部17を有する導電性膜15と、一対の素子電極11,12にそれぞれ対応して接続されたX方向配線18とY方向配線19とを有する。素子電極11,12が形成された部分を除く箇所に形成された素子電極11,12の膜厚に相当する膜厚を有する第1の絶縁膜22と、素子電極11,12と第1の絶縁膜22の上に形成された導電性膜15とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子源および電子源の製造方法、並びに表示装置及び電子機器に関する。
従来、電子源としては、導電性膜に通電処理等を行って電子放出部を形成し、該電子放出部から電子を放出するものが知られている。導電性膜の形成方法としては、例えば、特許文献1に記載の電子源は、平らな基板上に一対の対向する素子電極を設け、該素子電極間を接続するためにインクジェット法で素子電極間に機能液を吐出し、吐出された機能液を乾燥することによって導電性膜が形成される。
特開平6―342636号公報
しかしながら、上記の電子源における導電性膜は、双方の素子電極間を跨いで形成されるので、素子電極の厚み高さ分の差異により、段差形状を有することになる。このため、熱的応力や機械的応力等により、導電性膜の段差部に亀裂等が生じ、断線に至るという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、導電性膜の形状に配慮され、導電性膜において断線を起こしにくくすることができる電子源および電子源の製造方法、並びに表示装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、基板に形成された一対の素子電極と、素子電極間に形成された電子放出部を有する導電性膜と、一対の素子電極にそれぞれ接続された第1および第2の配線とを有する電子源であって、素子電極が形成された部分を除く箇所のうち、少なくとも導電性膜の形成領域に形成された、素子電極の膜厚に相当する膜厚を有する第1の絶縁膜と、絶縁膜の上に形成された導電性膜とを備えたことを要旨とする。
これによれば、素子電極間の導電性膜を形成する領域には、素子電極の膜厚に相当する膜厚の第1の絶縁膜が形成される。これにより、素子電極間は、素子電極の膜厚による段差部等が無く、ほぼ平坦面化される。従って、素子電極間に形成された導電性膜は、平坦面に対して均一に形成されるので、熱的応力や機械的応力等に対して強度を向上させることができる。
本発明の電子源は、基板に形成された第2の配線と、第2の配線が形成された部分を除く箇所に形成された、第2の配線の膜厚に相当する膜厚を有する第2の絶縁膜と、第2の配線上および第2の絶縁膜上に形成された一対の素子電極と、第2の配線上および第2の絶縁膜上に、一対の素子電極が形成された部分を除く箇所に形成された、素子電極の膜厚に相当する膜厚を有する第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜の上に形成された導電性膜と、第1の配線上に形成された第1の配線を備えてもよい。
これによれば、基板面に第2の配線が形成され、第2の配線以外の領域に該配線の膜厚に相当する第2の絶縁膜の形成によって、第2の配線および第2の絶縁膜からなる下層部は、ほぼ平坦面化される。前記下層部の上に素子電極が形成され、該素子電極の膜厚に相当する膜厚を有する第1の絶縁膜の形成によって、素子電極および第1の絶縁膜からなる上層膜は、ほぼ平坦化される。さらに、上層膜の上に導電性膜と第1の配線が形成される。従って、各層に形成された配線、素子電極および導電性膜は、平坦面に形成されるので、電気的特性に優れ、熱的応力や機械的応力等に対して強度を向上させることができる。
本発明の電子源の製造方法は、基板に一対の素子電極を形成する素子電極形成工程と、基板の少なくとも素子電極間に素子電極の膜厚に相当する膜厚を有する絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、素子電極間に導電性膜の材料を含む機能液を吐出して導電性膜を形成する導電性膜形成工程とを備えることを要旨とする。
これによれば、基板上に形成した素子電極間に素子電極の膜厚に相当する膜厚を有する絶縁膜を形成する。これにより、素子電極間は、ほぼ平坦化される。従って、素子電極間に向けて導電性膜の材料を含む機能液を吐出すると、平坦化した面に機能液が配置され、機能液は乾燥されてほぼ均一な膜厚を有する導電性膜を形成する。したがって、素子電極間は、段差形状になりにくいので、熱的応力や機械的応力等に対して強度を向上させることができる。
本発明の表示装置は、上記に記載の電子源を備えたことを要旨とする。
これによれば、熱的応力や機械的応力等に対して強度の向上が図られた導電性膜形状を有する電子源を備えているので、信頼性の高い表示装置を提供することができる。この場合の表示装置は、例えば、SED(表面電解ディスプレイ)等がこれに該当する。
本発明の電子機器は、上記に記載の表示装置を搭載したことを要旨とする。
これによれば、信頼性の高い表示装置を搭載した電子機器を提供することができる。この場合の電子機器は、例えば、上記SEDを搭載したテレビ受像機、パーソナルコンピュータの他、各種の電子機器がこれに該当する。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
まず、電子源1の構成について説明する。図1は、電子源1を示し、(a)は平面図であり、(b)は、同図(a)のA−A断面図である。
図1(a)において、電子源1は、基体をなす基板10と、電子放出素子2と、第1の配線としてのX方向配線18と、第2の配線としてのY方向配線19等を備えている。電子放出素子2は、一対の第1の素子電極11と第2の素子電極12と、導電性膜15等を備え、導電性膜15には、電子放出部17が形成されている。第1の素子電極11は、X方向配線18に接続され、第2の素子電極12は、Y方向配線19に接続されている。
図1(b)において、基板10の面には、Y方向配線19と第2の絶縁膜21が形成され、下層膜28を構成している。第2の絶縁膜21は、Y方向配線19の膜厚に相当する膜厚を有しており、下層膜28は、ほぼ平坦面化されている。下層膜28の上には、第1の素子電極11と第2の素子電極12と第1の絶縁膜22が形成され、上層膜29を構成している。第1の絶縁膜22は、第1および第2の素子電極11,12の膜厚に相当する膜厚を有しており、上層膜29は、ほぼ平坦面化されている。上層膜28の上には、導電性膜15とX方向配線18が形成されている。
基板10としては、石英ガラス、Na等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、青板ガラスにスパッタ法等により形成したSi02を積層したガラス等、アルミナ等のセラミックス、およびSi基板等を用いることができる。
素子電極11,12としては、一般的な導体材料を用いることができる。例えば、Ni、Cr、Au、Mo、W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属もしくは合金等を用いることができる。
導電性膜15としては、Pd、Pt、Ru、Ag、Au、Ti、In、Cu、Cr、Fe、Zn、Sn、Ta、W、Pb等の金属、PdO、SnO2、In23、PbO、Sb23等の金属酸化物等を用いることができる。
次に、電子源1の製造に用いる液滴吐出装置30の構成について説明する。図2は、液滴吐出装置30の構成を示す斜視図である。
液滴吐出装置30は、基板10の所定位置に対して機能液を液滴として吐出して付着させるための装置である。基板10は、電子放出素子2が複数個形成される基板である。
図2において、液滴吐出装置30は、吐出ヘッド35を備えたキャリッジ38と、吐出ヘッド35の位置を制御するヘッド位置制御装置31と、基板10を所定位置に吸着する吸着テーブル39と、吸着テーブル39に載置された基板10の位置を補正させる基板位置制御装置32と、吐出ヘッド35に対して基板10を主走査移動させる主走査駆動装置33と、基板10に対して吐出ヘッド35を副走査移動させる副走査駆動装置34と、基板10を液滴吐出装置30内の所定の作業位置へ供給する基板供給装置36と、液滴吐出装置30の全般の制御を司るコントロール装置37で構成されている。
ヘッド位置制御装置31、基板位置制御装置32、主走査駆動装置33、副走査駆動装置34の各装置はベース50の上に設置される。また、それらの装置は必要に応じてカバー51によって覆われている。
基板供給装置36は、基板10を収容する基板収容部40と、基板10を搬送するロボット41を有している。ロボット41は、床、地面等といった設置面に置かれる基台42と、基台42に対して昇降移動する昇降軸43と、昇降軸43を中心として回転する第1アーム44と、第1アーム44に対して回転する第2アーム45と、第2アーム45の先端下面に設けられた吸着パッド46とを有する。吸着パッド46は、エアー吸引力によって基板10を吸着できる。
副走査駆動装置34によって駆動されて移動する吐出ヘッド35の軌道下にあって主走査駆動装置33の一方の脇位置に、キャッピング装置65およびクリーニング装置66が配置される。また、他方の脇位置に電子天秤67が配置されている。クリーニング装置66は吐出ヘッド35を洗浄するための装置である。電子天秤67は、吐出ヘッド35に設けられた吐出ヘッド35のノズル部から吐出される機能液の液滴重量を測定する機器である。そして、キャッピング装置65は吐出ヘッド35が待機状態にあるときノズル部の乾燥および目詰まりを防止するための装置である。
吐出ヘッド35の近傍には、その吐出ヘッド35と一体に移動するヘッド用カメラ68が配置されている。また、ベース50上に設けられた支持装置(図示せず)に支持された基板用カメラ69が基板10を撮影できる位置に配置される。
コントロール装置37は、プロセッサを収容したコンピュータ本体部47と、入力装置としてのキーボード48と、表示装置としてのCRT等のディスプレイ49とを有する。
次に、液滴吐出装置30に備えられた吐出ヘッド35について説明する。図3は、吐出ヘッド35を示し、(a)は、一部破断した斜視図であり、(b)は、側断面図である。
図3(a)において、吐出ヘッド35は、例えば、ステンレス製のノズルプレート71と、それの対向面に振動板72と、それらを互いに接合する複数の仕切部材73とを有する。ノズルプレート71と振動板72との間には、仕切部材73によって複数の機能液室74と機能液溜り部75とが形成されている。複数の機能液室74と機能液溜り部75とは通路78を介して互いに連通している。機能液室74は、仕切部材73によって区画され、均等間隔で配列して形成されている。
振動板72の適所には機能液供給孔76が形成され、この機能液供給孔76に管路84を介して機能液90を貯留する供給タンク77が接続される。供給タンク77は、機能液を機能液供給孔76へ供給する。供給された機能液90は機能液溜り部75に充満し、さらに通路78を通って機能液室74に充満する。
ノズルプレート71には、機能液室74から機能液90をジェット状に噴射するためのノズル70が設けられている。また、振動板72の機能液室74を形成する面の裏面には、該機能液室74に対応させて機能液加圧体79が取り付けられている。この機能液加圧体79は、図3(b)に示すように、圧電素子材80とこれを挟持する一対の電極81aおよび81bを有する。圧電素子材80は、電極81aおよび81bへの通電によって矢印Bで示す外側へ突出するように撓み変形し、これにより機能液室74の容積が増大する。すると、増大した容量分に相当する機能液90が機能液溜り部75から通路78を通って機能液室74へ流入する。
次に、圧電素子材80への通電を解除すると、該圧電素子材80と振動板72は共に元の形状へ戻る。これにより、機能液室74も元の容積に戻るため機能液室74の内部にある機能液90の圧力が上昇し、ノズル70から基板10へ向けて機能液90が液滴83となって噴射する。なお、ノズル70の周辺部には、液滴83の飛行曲がりやノズル70の孔詰まり等を防止するために、例えばNi−テトラフルオロエチレン共析メッキ層からなる撥機能液層82が設けられている。
次に、電子源1の製造工程について説明する。図4は、電子源1の製造工程を模式的に示した断面図である。
図4(a)は、Y方向配線形成工程を示す。図4(a)において、液滴吐出法により、基板10の上にY方向配線19を形成する。具体的には、前述した液滴吐出装置30を用いて、導電性微粒子を分散媒中に分散させた機能液90を吐出ヘッド35から基板10に向けて液滴吐出して、これを乾燥/焼成等して溶媒分を除去して成膜を行う。なお、液滴吐出前に基板10の前処理として、親液化および撥液化等による表面処理を施すことにより、更に成膜精度を向上させることもできる。また、液滴吐出法に代えて、印刷法やフォトリソグラフィー法を用いてY方向配線を形成してもよい。
図4(b)は、第2の絶縁膜形成工程を示す。図4(b)において、液滴吐出法により、基板10の上に第2の絶縁膜21を形成する。ガラス等の絶縁体微粒子を含む機能液91を用いる。第2の絶縁膜21は、Y方向配線19が形成された箇所を除く箇所に、Y方向配線19とほぼ同じ膜厚を有する膜厚を形成する。
かくして、基板10の上にはY方向配線19と第2の絶縁膜21とが一体となって下層膜28が構成され、下層膜28は、段差のないほぼ均一な平坦面を有する。
図4(c)は、素子電極形成工程を示す。図4(c)において、液滴吐出法や印刷法等により、下層膜28の上に第1の素子電極11と第2の素子電極12を形成する。このとき、第1の素子電極11と第2の素子電極12は、ほぼ同じ膜厚で形成する。また、第2の素子電極12は、Y方向配線19に接続するよう形成される。
図4(d)は、第1の絶縁膜形成工程を示す。図4(d)において、液滴吐出法により、下層膜28の上に第2の絶縁膜21と同様の手順で第1の絶縁膜22を形成する。第1の絶縁膜22は、両素子電極11,12が形成された箇所を除く箇所に、両素子電極11,12とほぼ同じ膜厚を有する膜厚で形成する。
かくして、下層膜28の上には素子電極11,12と第1の絶縁膜22とが一体となって上層膜29が構成され、上層膜29は、段差のないほぼ均一な平坦面を有する。
図4(e)は、X方向配線形成工程を示す。図4(e)において、液滴吐出法や印刷法等により、上層膜29の上にX方向配線18を形成する。このとき、X方向配線18は、第1の素子電極11に接続するように形成される。
図4(f)は、導電性膜形成工程における液滴吐出工程を示す。図4(f)において、液滴吐出法により、上層膜29の上に導電性膜15の材料を含む液膜93を形成する。具体的には、前述した液滴吐出装置30を用いて、導電性微粒子を分散媒中に分散させた機能液90を吐出ヘッド35から第1の素子電極11と第2の素子電極12を接続するように液滴83として吐出して液膜93を形成する。なお、液滴吐出前に上層膜29の表面の前処理として、親液化および撥液化、プラズマ処理等による表面処理を施すことにより、更に成膜精度を向上させることもできる。
図4(g)は、導電性膜形成工程における乾燥工程を示す。図4(g)において、同図(f)の液膜93を乾燥/焼成等して溶媒分を除去して導電性膜15を形成する。
図4(h)は、電子放出部形成工程を示す。図4(g)において、電子放出部17を形成する。電子放出部17は、例えば、通電処理を行うことによって形成される。通電処理は、一対の素子電極11,12間に電圧を印加して、導電性膜15に電流を流すことによって行う。両素子電極11,12間に電圧を印加して電流を流すと、導電性膜15の一部に電子放出部17が形成される。通電処理によれば導電性膜15の局所部に破壊、変形もしくは変質等の構造の変化した部位が形成される。なお、同図(f)または(g)において、例えば、異なる機能液を吐出して導電性膜15の一部に他の膜厚よりも薄い膜厚とする潜像部を形成し、該潜像部に電子放出部17を形成することもできる。
上記工程が終了すると、電気的特性検査等の所定の工程を経て、電子源1が完成する。
次に、電子源1を備えた表示装置100について説明する。図5は、表示装置の一例のSED(表面電界ディスプレイ)100を示す側断面図である。
図5において、SED100は、電子源1を固定するリアプレート101と、フェースプレート102とを有する。リアプレート101とフェースプレート102は、図示しないスペーサを介して封着して構成されている。フェースプレート102は、ガラス基板103と蛍光体104とメタルバック105等を有する。
SED100の表示動作は、一対の素子電極11,12間に10数ボルトの電圧を印加すると、電子放出部17から電子eが放出される。放出された電子eは、基板10とフェースプレート102間に印加された10数ボルトの電圧によって加速されて蛍光体104に衝突し、蛍光体104が発光することによって表示を行う。
次に、表示装置としてのSED100を搭載した電子機器110について説明する。図6は、電子機器の一例のテレビ受像機110を示す斜視図である。
図6において、テレビ受像機110のディスプレイ部111には、SED100が組み込まれている。電子機器は、この他に、例えば、パーソナルコンピュータの他、各種の電子製品が挙げられる。
なお、電子源1は、SED100への適用に限定されず、電子源1をコヒーレント電子源として使用する様々な機器、例えば、コヒーレント電子ビーム収束装置、電子線ホログラフィー装置、単色化型電子銃、電子顕微鏡、多数本コヒーレント電子ビーム作成装置、電子ビーム露光装置等にも適用することができる。
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果がある。
(1)第1の素子電極11と第2の素子電極12との間には、両素子電極11,12の膜厚に相当する膜厚を有する第1の絶縁膜22が形成されるので、両素子電極11,12と第1の絶縁膜22は、ほぼ平坦面となる。よって、上記両素子電極11,12間に形成された導電性膜15は、段差部がなく、ほぼ平坦形状の膜となるので、熱的応力や機械的応力等に対して強度を向上させることができる。
(2)基板10の上には、Y方向配線19とY方向配線19の膜厚に相当する膜厚を有する第2の絶縁膜21が形成され、下層膜28を構成する。下層膜28の表面部はほぼ平坦面を成し、下層膜28のY方向配線19にかかるように形成される第2の素子電極12の接続界面は、段差部をほとんど有しないので、熱的応力や機械的応力等に対して強度を向上され、接続性を向上させることができる。
(3)下層膜28の上には、素子電極11,12と素子電極11,12の膜厚に相当する膜厚を有する第1の絶縁膜22が形成され、上層膜29を構成する。上層膜29の表面部はほぼ平坦面を成し、上層膜29の第1の素子電極11にかかるように形成されるX方向配線18の接続界面は、段差部をほとんど有しないので、熱的応力や機械的応力等に対して強度を向上され、接続性を向上させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように実施してもよい。
(変形例1)図1において、Y方向配線19と第2の絶縁膜21とからなる下層膜28を形成したが、この膜形成の構成に限定されない。例えば、基板10の面に素子電極11,12と第1の絶縁膜22を形成して、膜厚がほぼ均一化する膜厚層を形成し、該膜厚層の上にY方向配線19及びX方向配線18を形成してもよい。この場合でも、上記膜厚層は、ほぼ平坦面を成すので、第1の素子電極11とX方向配線18の接続界面および第2の素子電極12とY方向配線19の接続界面は、段差部をほとんど有しないので、接続性を向上させることができる。
本実施形態における電子源を示し、(a)は、平面図であり、(b)は、A−A断面図。 液滴吐出装置の構成を示す斜視図。 吐出ヘッドを示し、(a)は、一部破断した斜視図であり、(b)は、側断面図。 電子源の製造工程を模式的に示した断面図。 表示装置の一例のSED(表面電界ディスプレイ)を示す側断面図。 電子機器の一例のテレビ受像機を示す斜視図。
符号の説明
1…電子源、2…電子放出素子、10…基板、11…第1の素子電極、12…第2の素子電極、15…導電性膜、17…電子放出部、18…第1の配線としてのX方向線、19…第2の配線としてのY方向配線、21…第2の絶縁膜、22…第1の絶縁膜、28…下層膜、29…上層膜、30…液滴吐出装置、35…吐出ヘッド、83…液滴、90,91…機能液、100…表示装置としてのSED、101…リアプレート、102…フェースプレート、103…ガラス基板、104…蛍光体、105…メタルバック、110…電子機器としてのテレビ受像機、111…ディスプレイ部。

Claims (5)

  1. 基板に形成された一対の素子電極と、前記素子電極間に形成された電子放出部を有する導電性膜と、前記一対の素子電極にそれぞれ接続された第1および第2の配線とを有する電子源であって、
    前記素子電極が形成された部分を除く箇所のうち、少なくとも前記導電性膜の形成領域に形成された、前記素子電極の膜厚に相当する膜厚を有する第1の絶縁膜と、
    前記絶縁膜の上に形成された導電性膜と、を備えたことを特徴とする電子源。
  2. 請求項1に記載の電子源において、
    前記基板に形成された前記第2の配線と、
    前記第2の配線が形成された部分を除く箇所に形成された、前記第2の配線の膜厚に相当する膜厚を有する第2の絶縁膜と、
    前記第2の配線上および前記第2の絶縁膜上に形成された前記一対の素子電極と、
    前記第2の配線上および前記第2の絶縁膜上に、前記一対の素子電極が形成された部分を除く箇所に形成された、前記素子電極の膜厚に相当する膜厚を有する前記第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜の上に形成された前記導電性膜と、
    前記第1の絶縁膜上に形成された前記第1の配線と、を備えたことを特徴とする電子源。
  3. 基板に一対の素子電極を形成する素子電極形成工程と、
    前記基板の少なくとも前記素子電極間に前記素子電極の膜厚に相当する膜厚を有する絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    前記素子電極間に導電性膜の材料を含む機能液を吐出して導電性膜を形成する導電性膜形成工程と、を備えることを特徴とする電子源の製造方法。
  4. 請求項1または2に記載の電子源を備えた表示装置。
  5. 請求項4に記載の表示装置を搭載した電子機器。
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