JP2006215198A - ファン制御校正装置、冷却装置、電子機器、ファン制御校正方法、および電子機器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却ファンの特性に応じてファン制御を校正し、所望の回転数で冷却ファンを回転させることができるファン制御校正装置を提供する。
【解決手段】ファン制御校正装置3は、軸流ファン231Aを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部246Aと、ファン駆動制御部245とを備えた冷却装置248に用いられ、風量センサ32と、駆動信号の電圧値に関する電圧値情報、および電圧値情報に基づく電圧値で駆動した場合での軸流ファン231Aの設計上の設計風量に関する風量情報が関連付けられた電圧風量関連情報を記憶するメモリ313Dと、軸流ファン231Aに出力した駆動信号の電圧値、風量センサ32にて検出された検出風量、および電圧風量関連情報に基づいて、検出風量および設計風量を比較し、比較した結果に応じて信号生成情報を校正するCPU313Cとを備える。
【選択図】図3
【解決手段】ファン制御校正装置3は、軸流ファン231Aを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部246Aと、ファン駆動制御部245とを備えた冷却装置248に用いられ、風量センサ32と、駆動信号の電圧値に関する電圧値情報、および電圧値情報に基づく電圧値で駆動した場合での軸流ファン231Aの設計上の設計風量に関する風量情報が関連付けられた電圧風量関連情報を記憶するメモリ313Dと、軸流ファン231Aに出力した駆動信号の電圧値、風量センサ32にて検出された検出風量、および電圧風量関連情報に基づいて、検出風量および設計風量を比較し、比較した結果に応じて信号生成情報を校正するCPU313Cとを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、ファン制御校正装置、冷却装置、電子機器、ファン制御校正方法、および電子機器の製造方法に関する。
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し、拡大投射するプロジェクタが利用されており、近年、このようなプロジェクタは、企業におけるパーソナルコンピュータでプレゼンテーションを行ったり、家庭内で映画等を見たり、種々の用途に用いられている。
このようなプロジェクタは、光源と、この光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、光源および光変調装置の間に配置され、光源から射出された光束に種々の光学変換を施す光学変換素子、レンズ、ミラー等の光学部品とを備えて構成され、これらの光源、光変調装置、および光学部品は、外装ケースと呼ばれる筐体の内部に収納されている。
このようなプロジェクタは、光源と、この光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、光源および光変調装置の間に配置され、光源から射出された光束に種々の光学変換を施す光学変換素子、レンズ、ミラー等の光学部品とを備えて構成され、これらの光源、光変調装置、および光学部品は、外装ケースと呼ばれる筐体の内部に収納されている。
ここで、光源や、プロジェクタに電力を供給するための電源回路、光源駆動用の回路は、動作中筺体内部で加熱する発熱源である一方、光学エンジンを構成する光学部品、光変調装置には熱に弱いものもある。このため、プロジェクタには、筺体外部から冷却空気を導入し、筺体内部の各部品を冷却した後、筺体外部に加熱された空気を排出する冷却装置が設けられている。
このような冷却装置は、冷却ファンが採用され、プロジェクタ内部に設けた冷却ファン制御装置にて冷却ファンの回転速度を制御し、プロジェクタ内部を効率的に冷却する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の冷却装置では、プロジェクタにおける外装筺体の吸気口と冷却ファンとの間を接続するダクト内に温度センサを設け、この温度センサによる検出温度がいずれの温度範囲であるかを判別し、判別した温度範囲に応じた電圧値で冷却ファンを駆動させ、判別した温度範囲に応じた回転数で冷却ファンを回転させている。
このような冷却装置は、冷却ファンが採用され、プロジェクタ内部に設けた冷却ファン制御装置にて冷却ファンの回転速度を制御し、プロジェクタ内部を効率的に冷却する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の冷却装置では、プロジェクタにおける外装筺体の吸気口と冷却ファンとの間を接続するダクト内に温度センサを設け、この温度センサによる検出温度がいずれの温度範囲であるかを判別し、判別した温度範囲に応じた電圧値で冷却ファンを駆動させ、判別した温度範囲に応じた回転数で冷却ファンを回転させている。
ところで、冷却ファンの製造において、冷却ファンに印加する電圧と該電圧に応じて冷却ファンが回転する回転数との関係を、製造した全ての冷却ファンで同一に設定することは、非常に難しいものである。すなわち、製造した各冷却ファンは、その特性(冷却ファンに印加する電圧と該電圧に応じて冷却ファンが回転する回転数との関係)にばらつきが生じやすい。
このため、特許文献1に記載の冷却装置では、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合には、判別した温度範囲に応じた電圧を冷却ファンに印加した際、判別した温度範囲に応じた所望の回転数で冷却ファンを回転させることができない。
したがって、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、冷却ファンの特性に応じてファン制御を校正し、所望の回転数で冷却ファンを回転させることが可能な技術が要望されている。
このため、特許文献1に記載の冷却装置では、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合には、判別した温度範囲に応じた電圧を冷却ファンに印加した際、判別した温度範囲に応じた所望の回転数で冷却ファンを回転させることができない。
したがって、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、冷却ファンの特性に応じてファン制御を校正し、所望の回転数で冷却ファンを回転させることが可能な技術が要望されている。
本発明の目的は、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、冷却ファンの特性に応じてファン制御を校正し、所望の回転数で冷却ファンを回転させることができるファン制御校正装置、冷却装置、電子機器、ファン制御校正方法、および電子機器の製造方法を提供することにある。
本発明のファン制御校正装置は、冷却空気を送風する冷却ファンと、前記冷却ファンを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部と、前記信号生成情報に基づいて駆動信号を生成し前記駆動信号を前記冷却ファンに出力して前記冷却ファンを駆動制御する駆動制御部とを備えた冷却装置に用いられ、前記駆動制御部によるファン制御を校正するファン制御校正装置であって、前記冷却ファンによる冷却空気の風量を検出する風量検出部と、前記駆動信号の電圧値に関する電圧値情報、および前記電圧値情報に基づく電圧値で駆動した場合での前記冷却ファンの設計上の設計風量に関する風量情報が関連付けられた電圧風量関連情報を記憶する電圧風量関連情報記憶部と、前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値、前記風量検出部にて検出された検出風量、および前記電圧風量関連情報に基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較し、比較した結果に応じて前記信号生成情報を校正する信号生成情報校正部とを備えていることを特徴とする。
本発明では、ファン制御校正装置は、風量検出部と、電圧風量関連情報記憶部と、信号生成情報校正部とを備えているので、例えば、以下に示すように、冷却装置を構成する駆動制御部によるファン制御を校正できる。
先ず、所定の電圧で冷却ファンを駆動させた状態で、該冷却ファンから送風される風量を風量検出部に検出させる。
次に、信号生成情報校正部が、電圧風量関連情報に基づいて、前記所定の電圧に対応する設計上の風量(設計風量)を認識する。そして、信号生成情報校正部が、認識した設計風量と、風量検出部にて検出された検出風量とを比較し、設計風量および検出風量にずれが生じている場合に、所定の電圧を冷却ファンに印加した際に前記所定の電圧に対応する設計上の風量が冷却ファンから送風されるように、信号生成情報記憶部に記憶された信号生成情報を校正する。
先ず、所定の電圧で冷却ファンを駆動させた状態で、該冷却ファンから送風される風量を風量検出部に検出させる。
次に、信号生成情報校正部が、電圧風量関連情報に基づいて、前記所定の電圧に対応する設計上の風量(設計風量)を認識する。そして、信号生成情報校正部が、認識した設計風量と、風量検出部にて検出された検出風量とを比較し、設計風量および検出風量にずれが生じている場合に、所定の電圧を冷却ファンに印加した際に前記所定の電圧に対応する設計上の風量が冷却ファンから送風されるように、信号生成情報記憶部に記憶された信号生成情報を校正する。
このため、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、冷却ファンの特性に応じて信号校正情報を校正することで、所望の回転数で冷却ファンを回転させて冷却ファンから所望の風量の空気を送風させることができる。
例えば、冷却ファンの特性が設計上の特性を有しておらず、冷却ファンから送風される風量が設計上の設計風量よりも小さい場合には、信号校正情報を校正することで、冷却ファンから送風される風量を増加させて設計風量を送風させることができ、冷却装置により冷却対象を確実に冷却できる。
また、例えば、冷却ファンの特性が設計上の特性を有しておらず、冷却ファンから送風される風量が設計上の設計風量よりも大きい場合には、信号校正情報を校正することで、冷却ファンから送風される風量を減少させて設計風量を送風させることができ、余計に冷却ファンを回転させることなく冷却ファン自体の騒音を抑制できる。
例えば、冷却ファンの特性が設計上の特性を有しておらず、冷却ファンから送風される風量が設計上の設計風量よりも小さい場合には、信号校正情報を校正することで、冷却ファンから送風される風量を増加させて設計風量を送風させることができ、冷却装置により冷却対象を確実に冷却できる。
また、例えば、冷却ファンの特性が設計上の特性を有しておらず、冷却ファンから送風される風量が設計上の設計風量よりも大きい場合には、信号校正情報を校正することで、冷却ファンから送風される風量を減少させて設計風量を送風させることができ、余計に冷却ファンを回転させることなく冷却ファン自体の騒音を抑制できる。
本発明のファン制御校正装置では、前記冷却装置は、冷却対象の温度を検出する温度検出部を備え、前記信号生成情報は、所定の初期電圧値で前記冷却ファンを駆動させる駆動信号を生成するための初期電圧値情報であり、前記駆動制御部は、前記初期電圧値情報に基づく前記初期電圧値で前記冷却ファンを駆動させた後、前記温度検出部にて検出された検出温度を順次認識し、認識した検出温度と所定の設定温度とを比較して偏差量を算出し、前記偏差量に基づいて従前に前記冷却ファンを駆動させていた電圧を変更して前記冷却ファンを駆動させるフィードバック制御を実施し、前記信号生成情報校正部は、前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値、前記風量検出部にて検出された検出風量、および前記電圧風量関連情報に基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較し、比較した結果に応じて前記初期電圧値情報に基づく前記初期電圧値を変更して前記初期電圧値情報を校正することが好ましい。
本発明では、駆動制御部は、初期電圧値情報に基づく初期電圧で冷却ファンを駆動させた後、温度検出部にて検出された検出温度と、所定の設定温度とに基づいて、上述したフィードバック制御を実施する。
ここで、例えば、初期電圧値で冷却ファンを駆動させた状態で、冷却ファンから送風される風量を風量検出部に検出させる。
次に、信号生成情報校正部が、電圧風量関連情報に基づいて、前記初期電圧値に対応する設計上の風量(設計風量)を認識する。そして、信号生成情報校正部が、認識した設計風量と、風量検出部にて検出された検出風量とを比較し、設計風量および検出風量にずれが生じている場合に、初期電圧値を冷却ファンに印加した際に初期電圧値に対応する設計上の風量が冷却ファンから送風されるように、信号生成情報記憶部に記憶された初期電圧値情報を校正する。
ここで、例えば、初期電圧値で冷却ファンを駆動させた状態で、冷却ファンから送風される風量を風量検出部に検出させる。
次に、信号生成情報校正部が、電圧風量関連情報に基づいて、前記初期電圧値に対応する設計上の風量(設計風量)を認識する。そして、信号生成情報校正部が、認識した設計風量と、風量検出部にて検出された検出風量とを比較し、設計風量および検出風量にずれが生じている場合に、初期電圧値を冷却ファンに印加した際に初期電圧値に対応する設計上の風量が冷却ファンから送風されるように、信号生成情報記憶部に記憶された初期電圧値情報を校正する。
このため、例えば、冷却ファンの特性が設計上の特性を有しておらず、冷却ファンから送風される風量が設計上の設計風量よりも小さい場合には、初期電圧値情報を校正することで、駆動制御部により冷却ファンの初期駆動時において、冷却ファンから送風される風量を増加させて設計風量を送風させることができる。そして、駆動制御部による冷却ファンのフィードバック制御時において、冷却対象を所定の設定温度にまで迅速に冷却することができる。
また、例えば、冷却ファンの特性が設計上の特性を有しておらず、冷却ファンから送風される風量が設計上の設計風量よりも大きい場合には、初期電圧値情報を校正することで、駆動制御部により冷却ファンの初期駆動時において、冷却ファンから送風される風量を増加させて設計風量を送風させることができ、余計に冷却ファンを回転させることなく冷却ファン自体の騒音を抑制できる。
また、例えば、冷却ファンの特性が設計上の特性を有しておらず、冷却ファンから送風される風量が設計上の設計風量よりも大きい場合には、初期電圧値情報を校正することで、駆動制御部により冷却ファンの初期駆動時において、冷却ファンから送風される風量を増加させて設計風量を送風させることができ、余計に冷却ファンを回転させることなく冷却ファン自体の騒音を抑制できる。
本発明のファン制御校正装置では、前記冷却装置は、冷却対象の温度を検出する温度検出部を備え、前記信号生成情報は、温度に関する温度情報、および前記温度に応じた回転数で前記冷却ファンを駆動させるための電圧値に関する電圧値情報が関連付けられた電圧温度関連情報であり、前記駆動制御部は、前記温度検出部にて検出された検出温度を順次認識し、認識した検出温度および前記電圧温度関連情報に基づいて、前記検出温度に応じた電圧値で前記冷却ファンを駆動させる温度対応制御を実施し、前記信号生成情報校正部は、前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値、前記風量検出部にて検出された検出風量、および前記電圧風量関連情報に基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較し、比較した結果に応じて前記温度情報および前記電圧値情報の関係を変更して前記電圧温度関連情報を校正することが好ましい。
本発明では、駆動制御部は、温度検出部にて検出された検出温度、および電圧温度関連情報に基づいて、上述した温度対応制御を実施する。
ここで、例えば、所定の電圧で冷却ファンを駆動させた状態で、冷却ファンから送風される風量を風量検出部に検出させる。
次に、信号生成情報校正部が、電圧風量関連情報に基づいて、前記所定の電圧に対応する設計上の風量(設計風量)を認識する。そして、信号生成情報校正部が、認識した設計風量と、風量検出部にて検出された検出風量とを比較し、設計風量および検出風量にずれが生じている場合に、所定の電圧を冷却ファンに印加した際に前記所定の電圧に対応する設計上の風量が冷却ファンから送風されるように、信号生成情報記憶部に記憶された電圧温度関連情報における温度情報および電圧値情報の関係を変更して電圧温度関連情報を校正する。
このため、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、冷却ファンの特性に応じて電圧温度関連情報を校正することで、冷却対象が所定の温度状態の時に所望の回転数で冷却ファンを回転させて冷却ファンから所望の風量の空気を送風させることができ、冷却対象をより効率的に冷却できる。
ここで、例えば、所定の電圧で冷却ファンを駆動させた状態で、冷却ファンから送風される風量を風量検出部に検出させる。
次に、信号生成情報校正部が、電圧風量関連情報に基づいて、前記所定の電圧に対応する設計上の風量(設計風量)を認識する。そして、信号生成情報校正部が、認識した設計風量と、風量検出部にて検出された検出風量とを比較し、設計風量および検出風量にずれが生じている場合に、所定の電圧を冷却ファンに印加した際に前記所定の電圧に対応する設計上の風量が冷却ファンから送風されるように、信号生成情報記憶部に記憶された電圧温度関連情報における温度情報および電圧値情報の関係を変更して電圧温度関連情報を校正する。
このため、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、冷却ファンの特性に応じて電圧温度関連情報を校正することで、冷却対象が所定の温度状態の時に所望の回転数で冷却ファンを回転させて冷却ファンから所望の風量の空気を送風させることができ、冷却対象をより効率的に冷却できる。
本発明のファン制御校正装置では、前記冷却装置は、前記冷却装置を内部に収納する外装筺体を有する電子機器に搭載され、前記風量検出部は、前記外装筺体に着脱自在に取り付けられることが好ましい。
本発明によれば、風量検出部が電子機器を構成する外装筐体に着脱自在に取り付けられているので、電子機器を製造する際、すなわち、電子機器に搭載された冷却装置におけるファン制御を校正する際にのみ、風量検出部を取り付ければよく、電子機器に風量検出部を内蔵する構成と比較して、電子機器自体のコスト低減を図れる。
本発明によれば、風量検出部が電子機器を構成する外装筐体に着脱自在に取り付けられているので、電子機器を製造する際、すなわち、電子機器に搭載された冷却装置におけるファン制御を校正する際にのみ、風量検出部を取り付ければよく、電子機器に風量検出部を内蔵する構成と比較して、電子機器自体のコスト低減を図れる。
本発明の冷却装置は、冷却対象に冷却空気を送風して冷却する冷却装置であって、冷却空気を送風する冷却ファンと、前記冷却ファンを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部と、前記信号生成情報に基づいて駆動信号を生成し前記駆動信号を前記冷却ファンに出力して前記冷却ファンを駆動制御する駆動制御部と、上述したファン制御校正装置とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、冷却装置は、冷却ファンと、信号生成情報記憶部と、駆動制御部と、上述したファン制御校正装置を備えているので、上述したファン制御校正装置と同様の作用・効果を享受できる。
また、冷却装置が上述したファン制御校正装置を備えているので、冷却装置の駆動時に常時、ファン制御を校正できる。このため、冷却ファンの経時劣化等により冷却ファンの特性が時間の経過に応じて変化した場合であっても、変化した冷却ファンの特性に応じて信号校正情報を校正でき、常時、所望の回転数で冷却ファンを回転させて冷却ファンから所望の風量の空気を送風させることができる。
本発明によれば、冷却装置は、冷却ファンと、信号生成情報記憶部と、駆動制御部と、上述したファン制御校正装置を備えているので、上述したファン制御校正装置と同様の作用・効果を享受できる。
また、冷却装置が上述したファン制御校正装置を備えているので、冷却装置の駆動時に常時、ファン制御を校正できる。このため、冷却ファンの経時劣化等により冷却ファンの特性が時間の経過に応じて変化した場合であっても、変化した冷却ファンの特性に応じて信号校正情報を校正でき、常時、所望の回転数で冷却ファンを回転させて冷却ファンから所望の風量の空気を送風させることができる。
本発明の電子機器は、上述した冷却装置と、前記冷却装置を内部に収納する外装筺体とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、上述した冷却装置を備えているので、上述した冷却装置と同様の作用・効果を享受できる。
また、冷却対象を効率的に冷却できる冷却装置を備えているので、電子機器の長寿命化を図れる。
さらに、騒音の低減化を図れる冷却装置を備えているので、電子機器から生じる音を低減でき、例えば、音声を出力するような電子機器に上述した冷却装置を採用した場合には、電子機器から出力される音声が冷却装置から生じる騒音に妨害されることがない。
本発明によれば、上述した冷却装置を備えているので、上述した冷却装置と同様の作用・効果を享受できる。
また、冷却対象を効率的に冷却できる冷却装置を備えているので、電子機器の長寿命化を図れる。
さらに、騒音の低減化を図れる冷却装置を備えているので、電子機器から生じる音を低減でき、例えば、音声を出力するような電子機器に上述した冷却装置を採用した場合には、電子機器から出力される音声が冷却装置から生じる騒音に妨害されることがない。
本発明のファン制御校正方法は、冷却空気を送風する冷却ファンと、前記冷却ファンを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部と、前記信号生成情報に基づいて駆動信号を生成し前記駆動信号を前記冷却ファンに出力して前記冷却ファンを駆動制御する駆動制御部とを備えた冷却装置における前記駆動制御部によるファン制御を校正するファン制御校正方法であって、前記冷却ファンによる冷却空気の風量を検出する風量検出ステップと、前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値と、前記風量検出ステップにて検出した検出風量と、前記駆動信号の電圧値に関する電圧値情報、および前記電圧値情報に基づく電圧値で駆動した場合での前記冷却ファンの設計上の設計風量に関する風量情報が関連付けられた電圧風量関連情報とに基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較する情報比較ステップと、前記情報比較ステップにて比較した結果に応じて前記信号生成情報を校正する信号生成情報校正ステップとを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ファン制御校正方法は、風量検出ステップと、情報比較ステップと、信号生成情報校正ステップとを備えているので、上述したファン制御校正装置と同様の作用・効果を享受できる。
本発明によれば、ファン制御校正方法は、風量検出ステップと、情報比較ステップと、信号生成情報校正ステップとを備えているので、上述したファン制御校正装置と同様の作用・効果を享受できる。
本発明の電子機器の製造方法は、冷却空気を送風する冷却ファン、前記冷却ファンを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部、および前記信号生成情報に基づいて駆動信号を生成し前記駆動信号を前記冷却ファンに出力して前記冷却ファンを駆動制御する駆動制御部を備える冷却装置と、前記冷却装置を内部に収納する外装筺体とを備えた電子機器の製造方法であって、前記外装筺体に風量検出部を取り付ける風量検出部設置ステップと、前記風量検出部にて前記冷却ファンによる冷却空気の風量を検出する風量検出ステップと、前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値と、前記風量検出ステップにて検出した検出風量と、前記駆動信号の電圧値に関する電圧値情報、および前記電圧値情報に基づく電圧値で駆動した場合での前記冷却ファンの設計上の設計風量に関する風量情報が関連付けられた電圧風量関連情報とに基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較する情報比較ステップと、前記情報比較ステップにて比較した結果に応じて前記信号生成情報を校正する信号生成情報校正ステップと、前記信号生成情報校正ステップの後、前記風量検出部を前記外装筺体から取り外す風量検出部取外ステップとを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器の製造方法は、風量検出部設置ステップと、上述したファン制御校正方法である風量検出ステップ、情報比較ステップ、および信号生成情報校正ステップと、風量検出部取外ステップとを備えているので、上述したファン制御校正方法と同様の作用・効果を享受できる。
また、風量検出部設置ステップおよび風量検出部取外ステップを備えているので、電子機器を製造する際にのみ、風量検出部を電子機器に取り付ければよく、電子機器に風量検出部を内蔵する構成と比較して、電子機器自体のコスト低減を図れる。
また、風量検出部設置ステップおよび風量検出部取外ステップを備えているので、電子機器を製造する際にのみ、風量検出部を電子機器に取り付ければよく、電子機器に風量検出部を内蔵する構成と比較して、電子機器自体のコスト低減を図れる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔ファン制御校正システムの構成〕
図1は、本実施形態におけるファン制御校正装置3を利用したファン制御校正システム1の概略構成を示す図である。
ファン制御校正システム1は、ファン制御校正装置3を利用して、プロジェクタ2を構成する軸流ファン231A(図2参照)の特性(軸流ファン231Aに印加する電圧と該電圧に応じて軸流ファン231Aが回転する回転数との関係)に応じてファン制御を校正するシステムである。このファン制御校正システム1は、図1に示すように、プロジェクタ2と、ファン制御校正装置3とを備える。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔ファン制御校正システムの構成〕
図1は、本実施形態におけるファン制御校正装置3を利用したファン制御校正システム1の概略構成を示す図である。
ファン制御校正システム1は、ファン制御校正装置3を利用して、プロジェクタ2を構成する軸流ファン231A(図2参照)の特性(軸流ファン231Aに印加する電圧と該電圧に応じて軸流ファン231Aが回転する回転数との関係)に応じてファン制御を校正するシステムである。このファン制御校正システム1は、図1に示すように、プロジェクタ2と、ファン制御校正装置3とを備える。
〔プロジェクタの構成〕
図2は、電子機器としてのプロジェクタ2の概略構成を示す図である。
プロジェクタ2は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成し、形成したカラー像をスクリーン(図示略)上に拡大投射する。このプロジェクタ2は、図2に示すように、外装筺体21と、光学ユニット22と、冷却ユニット23と、制御装置24(図3参照)とを備える。
外装筺体21は、射出成型等による合成樹脂製品であり、光学ユニット22、冷却ユニット23、および制御装置24を内部に収納配置する全体略直方体状に形成されている。この外装筺体21は、プロジェクタ2の天面、前面、背面、および側面をそれぞれ構成するアッパーケース(図示略)と、プロジェクタ2の底面、前面、側面、および背面をそれぞれ構成するロアーケース211とで構成され、前記アッパーケースおよび前記ロアーケースは互いにねじ等で固定されている。
これらのうち、ロアーケース211の底面には、図2に示すように、外装筺体21内部と連通する開口部211Aが形成され、該開口部211Aにはセンサ交換蓋211Bが取り付けられている。そして、センサ交換蓋211Bを取り外すことで、ファン制御校正装置3を構成する後述する風量センサ32を外装筐体21内部に着脱自在とする。
また、外装筺体21には、冷却ユニット23によりプロジェクタ2外部の冷却空気を内部に取り込むための吸気口(図示略)と、プロジェクタ2内部の空気を排出するための排気口21Aとが形成されている。
図2は、電子機器としてのプロジェクタ2の概略構成を示す図である。
プロジェクタ2は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成し、形成したカラー像をスクリーン(図示略)上に拡大投射する。このプロジェクタ2は、図2に示すように、外装筺体21と、光学ユニット22と、冷却ユニット23と、制御装置24(図3参照)とを備える。
外装筺体21は、射出成型等による合成樹脂製品であり、光学ユニット22、冷却ユニット23、および制御装置24を内部に収納配置する全体略直方体状に形成されている。この外装筺体21は、プロジェクタ2の天面、前面、背面、および側面をそれぞれ構成するアッパーケース(図示略)と、プロジェクタ2の底面、前面、側面、および背面をそれぞれ構成するロアーケース211とで構成され、前記アッパーケースおよび前記ロアーケースは互いにねじ等で固定されている。
これらのうち、ロアーケース211の底面には、図2に示すように、外装筺体21内部と連通する開口部211Aが形成され、該開口部211Aにはセンサ交換蓋211Bが取り付けられている。そして、センサ交換蓋211Bを取り外すことで、ファン制御校正装置3を構成する後述する風量センサ32を外装筐体21内部に着脱自在とする。
また、外装筺体21には、冷却ユニット23によりプロジェクタ2外部の冷却空気を内部に取り込むための吸気口(図示略)と、プロジェクタ2内部の空気を排出するための排気口21Aとが形成されている。
光学ユニット22は、制御装置24による制御の下、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成し、投射レンズを介してスクリーン上に拡大投射する。この光学ユニット22は、図2に示すように、インテグレータ照明光学系221と、色分離光学装置222と、リレー光学系223と、光学装置224と、投射レンズ225と、光学部品用筐体226とを備える。
インテグレータ照明光学系221は、光源から射出された光束を照明光軸直交面内における照度を均一にするための光学系である。このインテグレータ照明光学系221は、図2に示すように、光源ランプ221A1、リフレクタ221A2、およびランプドライバ221A3(図3参照)を含む光源装置221Aと、第1レンズアレイ221Bと、第2レンズアレイ221Cと、偏光変換素子221Dと、重畳レンズ221Eとを備える。光源ランプ221A1から射出された光束は、リフレクタ221A2によって射出方向が揃えられ、第1レンズアレイ221Bによって複数の部分光束に分割され、第2レンズアレイ221Cの近傍で結像する。第2レンズアレイ221Cから射出された各部分光束は、その中心軸(主光線)が後段の偏光変換素子221Dの入射面に垂直となるように入射し、偏光変換素子221Dにて略1種類の直線偏光光として射出される。偏光変換素子221Dから直線偏光光として射出され、重畳レンズ221Eを介した複数の部分光束は、光学装置224の後述する3枚の液晶パネル上で重畳する。
色分離光学装置222は、2枚のダイクロイックミラー222A,222Bと、反射ミラー222Cとを備え、これらのダイクロイックミラー222A,222B、反射ミラー222Cによりインテグレータ照明光学系221から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の三色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系223は、入射側レンズ223A、リレーレンズ223B、および反射ミラー223C,223Dを備え、色分離光学装置222で分離された色光を後述する液晶パネルまで導く機能を有する。
リレー光学系223は、入射側レンズ223A、リレーレンズ223B、および反射ミラー223C,223Dを備え、色分離光学装置222で分離された色光を後述する液晶パネルまで導く機能を有する。
光学装置224は、色分離光学装置222から射出される3つの色光を画像情報に応じてそれぞれ変調し、変調した各色光を合成してカラー画像を形成する。この光学装置224は、図2に示すように、液晶パネル224A1を有する3つの光変調装置224Aと、これら光変調装置224Aの光束入射側および光束射出側にそれぞれ配置される入射側偏光板224Bおよび射出側偏光板224Cと、クロスダイクロイックプリズム224Dとを備える。
入射側偏光板224Bは、偏光変換素子221Dで偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子221Dで揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板224Bは、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
光変調装置224Aを構成する液晶パネル224A1は、具体的な図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、制御装置24から出力される駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板224Bから射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
入射側偏光板224Bは、偏光変換素子221Dで偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子221Dで揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板224Bは、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
光変調装置224Aを構成する液晶パネル224A1は、具体的な図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、制御装置24から出力される駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板224Bから射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
射出側偏光板224Cは、入射側偏光板224Bと略同様の構成であり、光変調装置224Aから射出された光束のうち、入射側偏光板224Bにおける光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
クロスダイクロイックプリズム224Dは、射出側偏光板224Cから射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム224Dは、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、投射レンズ225に対向する側に配置された光変調装置224Aから射出され射出側偏光板224Cを介した色光を透過し、残りの2つの各光変調装置224Aから射出され射出側偏光板224Cを介した色光を反射する。このようにして、各光変調装置224Aにて変調された各色光が合成されてカラー画像が形成される。
投射レンズ225は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成され、光学装置224により画像情報に応じて変調されたカラー画像を拡大投射する。
クロスダイクロイックプリズム224Dは、射出側偏光板224Cから射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム224Dは、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、投射レンズ225に対向する側に配置された光変調装置224Aから射出され射出側偏光板224Cを介した色光を透過し、残りの2つの各光変調装置224Aから射出され射出側偏光板224Cを介した色光を反射する。このようにして、各光変調装置224Aにて変調された各色光が合成されてカラー画像が形成される。
投射レンズ225は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成され、光学装置224により画像情報に応じて変調されたカラー画像を拡大投射する。
光学部品用筐体226は、射出成型等による合成樹脂製品であり、図2に示すように、上述した光学部品221,222,223,224が収納される部品収納部材226Aと、部品収納部材226Aの上面の開口部分を塞ぐ蓋状部材(図示略)とを備える。
部品収納部材226Aは、光源装置221Aが収納される光源収納部226Bと、光源装置221Aを除く他の光学部品221,222,223,224が収納される容器状に形成された部品収納部226Cとを備える。
光源収納部226Bは、略箱型形状であり、部品収納部226C側の端面、およびこの端面に対向する端面に開口が形成され、投射レンズ225の投射方向側の端面、およびこの端面に対向する端面に光源収納部226B内外に空気を流通可能とする空気流通孔が形成されている。部品収納部226C側の端面に形成された開口は、光源装置221Aから射出された光束を透過させるためのものである。部品収納部226C側の端面に対向する端面に形成された開口は、光源装置221Aを光源収納部226Bの側方から挿し込むようにして収納するための開口である。
部品収納部材226Aは、光源装置221Aが収納される光源収納部226Bと、光源装置221Aを除く他の光学部品221,222,223,224が収納される容器状に形成された部品収納部226Cとを備える。
光源収納部226Bは、略箱型形状であり、部品収納部226C側の端面、およびこの端面に対向する端面に開口が形成され、投射レンズ225の投射方向側の端面、およびこの端面に対向する端面に光源収納部226B内外に空気を流通可能とする空気流通孔が形成されている。部品収納部226C側の端面に形成された開口は、光源装置221Aから射出された光束を透過させるためのものである。部品収納部226C側の端面に対向する端面に形成された開口は、光源装置221Aを光源収納部226Bの側方から挿し込むようにして収納するための開口である。
冷却ユニット23は、プロジェクタ2内部に形成される冷却流路に冷却空気を流通させ、プロジェクタ2内で発生する熱を冷却する。この冷却ユニット23は、光源収納部226Bの側方に位置し、光源収納部226Bに形成された空気流通孔を介して光源収納部226B内の空気を吸入して吐出するファンドライバ231B(図3参照)および冷却ファンとしての軸流ファン231Aを含むファン装置231と、ファン装置231の吐出口および外装筺体21の排気口21Aを接続し、ファン装置231から吐出された空気を排気口21Aに導くダクト232等とを備える。
ダクト232は、具体的な図示は省略するが、外装筺体21に一体的に形成されており、外装筺体21のロアーケース211に設けられたセンサ交換蓋211Bもダクト232の一部を構成する。そして、ファン制御校正装置3を構成する後述する風量センサ32がダクト232内壁に取り付け可能となっている。
制御装置24は、プロジェクタ2全体を駆動制御する。なお、制御装置24による制御構造については、ファン制御校正装置3の構成を説明する際に同時に説明する。
ダクト232は、具体的な図示は省略するが、外装筺体21に一体的に形成されており、外装筺体21のロアーケース211に設けられたセンサ交換蓋211Bもダクト232の一部を構成する。そして、ファン制御校正装置3を構成する後述する風量センサ32がダクト232内壁に取り付け可能となっている。
制御装置24は、プロジェクタ2全体を駆動制御する。なお、制御装置24による制御構造については、ファン制御校正装置3の構成を説明する際に同時に説明する。
〔ファン制御校正装置の構成〕
図3は、プロジェクタ2およびファン制御校正装置3の制御構造を模式的に示すブロック図である。
上述したように、ファン制御校正装置3の構成を説明する前に、プロジェクタ2の制御構造を説明する。
図3は、プロジェクタ2およびファン制御校正装置3の制御構造を模式的に示すブロック図である。
上述したように、ファン制御校正装置3の構成を説明する前に、プロジェクタ2の制御構造を説明する。
〔プロジェクタの制御構造〕
制御装置24は、図3に示すように、各液晶パネル224A1、光源装置221A、ファン装置231等を制御する。この制御装置24は、図3に示すように、インターフェース部241と、液晶パネル駆動制御部242と、フレームメモリ243と、ランプ駆動制御部244と、ファン駆動制御部245と、メモリ246とを備える。
インターフェース部241は、外部から信号線を介して入力される信号に対して予め設定されている入力インターフェース処理を実行し、液晶パネル駆動制御部242やファン駆動制御部245等に出力する。例えば、インターフェース部241は、各種外部機器から出力される画像信号等を入力し、液晶パネル駆動制御部242にて処理可能な画像信号に変換して出力する。そして、インターフェース部241から出力された画像信号(デジタル画像信号)は、フレームメモリ243に一時的に記録される。また、例えば、インターフェース部241は、ファン制御校正装置本体31と信号線Si1(図1、図3)を介して接続し、ファン制御校正装置本体31から出力される校正モードに移行させる旨の信号や初期電圧値情報を校正する旨の信号等を入力し、ファン駆動制御部245にて処理可能な信号に変換して出力する。
制御装置24は、図3に示すように、各液晶パネル224A1、光源装置221A、ファン装置231等を制御する。この制御装置24は、図3に示すように、インターフェース部241と、液晶パネル駆動制御部242と、フレームメモリ243と、ランプ駆動制御部244と、ファン駆動制御部245と、メモリ246とを備える。
インターフェース部241は、外部から信号線を介して入力される信号に対して予め設定されている入力インターフェース処理を実行し、液晶パネル駆動制御部242やファン駆動制御部245等に出力する。例えば、インターフェース部241は、各種外部機器から出力される画像信号等を入力し、液晶パネル駆動制御部242にて処理可能な画像信号に変換して出力する。そして、インターフェース部241から出力された画像信号(デジタル画像信号)は、フレームメモリ243に一時的に記録される。また、例えば、インターフェース部241は、ファン制御校正装置本体31と信号線Si1(図1、図3)を介して接続し、ファン制御校正装置本体31から出力される校正モードに移行させる旨の信号や初期電圧値情報を校正する旨の信号等を入力し、ファン駆動制御部245にて処理可能な信号に変換して出力する。
液晶パネル駆動制御部242は、インターフェース部241から出力されフレームメモリ243に順次記憶されるデジタル画像信号を適宜読み出して、読み出したデジタル画像信号に対して所定の処理を施し、処理を施した画像に対応する画像情報としての駆動信号を各液晶パネル224A1に出力して所定の光学像を形成させる。この液晶パネル駆動制御部242における前記所定の処理としては、例えば、拡大・縮小等の画像サイズ調整処理、台形歪補正処理、画質調整処理、ガンマ補正処理等がある。これらの各処理は、周知の技術であるので詳細な説明は省略する。
ランプ駆動制御部244は、所定のランプ駆動プログラムにしたがって、所定の駆動周波数で光源ランプ221A1を駆動させる旨の制御指令をランプドライバ221A3に出力し、ランプドライバ221A3に所定の駆動周波数に応じた駆動信号を生成させ、光源ランプ221A1を駆動させる。
ファン駆動制御部245は、メモリ246に記憶された初期電圧値情報を校正するための校正モードや、プロジェクタ2を通常に駆動するための通常モード等の各モードに応じて、所定のプログラムを図示しないメモリから読み出し、該プログラムにしたがってファン装置231を駆動制御する。
例えば、ファン駆動制御部245は、ファン制御校正装置本体31からインターフェース部241を介して入力した校正モードに移行させる旨の信号に応じて、プロジェクタ2を通常モードから校正モードに移行する。そして、ファン駆動制御部245は、メモリ246に記憶された初期電圧値情報に基づいて、初期電圧値で軸流ファン231Aを駆動させる。また、ファン駆動制御部245は、プロジェクタ2の校正モード時において、ファン制御校正装置本体31からインターフェース部241を介して入力した初期電圧値情報を校正する旨の信号に基づいて、メモリ246に記憶された初期電圧値情報を書き換える。
例えば、ファン駆動制御部245は、ファン制御校正装置本体31からインターフェース部241を介して入力した校正モードに移行させる旨の信号に応じて、プロジェクタ2を通常モードから校正モードに移行する。そして、ファン駆動制御部245は、メモリ246に記憶された初期電圧値情報に基づいて、初期電圧値で軸流ファン231Aを駆動させる。また、ファン駆動制御部245は、プロジェクタ2の校正モード時において、ファン制御校正装置本体31からインターフェース部241を介して入力した初期電圧値情報を校正する旨の信号に基づいて、メモリ246に記憶された初期電圧値情報を書き換える。
また、例えば、ファン駆動制御部245は、プロジェクタ2の通常モード時において、メモリ246に記憶された初期電圧値情報に基づく初期電圧値で軸流ファン231Aを駆動させた後、光源ランプ221A1近傍に配設された温度検出部としてのサーミスタ247(図3)にて検出された検出温度を順次認識し、認識した検出温度と、メモリ246に記憶された設定温度情報に基づく設定温度との偏差量を算出し、該偏差量に基づいて軸流ファン231Aに印加する電圧値を変更して光源ランプ221A1近傍の温度が前記設定温度になるようにフィードバック制御を実施する。なお、このフィードバック制御としては、検出温度と設定温度との偏差量に基づいて軸流ファン231Aに印加する電圧値を変更するフィードバック制御であればよく、比例制御、PI(Proportional Integral)制御、PID(Proportional Integral Differential)制御等のいずれを採用してもよい。
このファン駆動制御部245は、図3に示すように、サーミスタ247から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するADC(Analog to Digital Converter)245Aと、上述したフィードバック制御を実施する制御部本体245Bと、制御部本体245Bにより処理されて出力される所定の入力コードに応じてアナログ信号(電圧)をファンドライバ231Bに出力するDAC(Digital to Analog Converter)245Cとを備えている。
このファン駆動制御部245は、図3に示すように、サーミスタ247から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するADC(Analog to Digital Converter)245Aと、上述したフィードバック制御を実施する制御部本体245Bと、制御部本体245Bにより処理されて出力される所定の入力コードに応じてアナログ信号(電圧)をファンドライバ231Bに出力するDAC(Digital to Analog Converter)245Cとを備えている。
メモリ246は、ファン駆動制御部245におけるフィードバック制御に必要な情報を記憶する。このメモリ246は、図3に示すように、信号生成情報記憶部246Aと、設定温度情報記憶部246Bとを備える。
信号生成情報記憶部246Aは、制御部本体245Bがフィードバック制御を実施する際の初期電圧値に関する信号生成情報としての初期電圧値情報を記憶する。この信号生成情報記憶部246Aは、制御部本体245Bにより初期電圧値情報を書換可能に構成されている。
設定温度情報記憶部246Bは、制御部本体245Bがフィードバック制御を実施する際の設定温度に関する設定温度情報を記憶する。この設定温度情報記憶部246Bとしては、プロジェクタ2の図示しない操作部等への利用者の入力操作により、設定温度情報を書換可能に構成してもよい。
以上説明した軸流ファン231A、ファン駆動制御部245、および信号生成情報記憶部246Aが本発明に係る冷却装置248に相当する。
信号生成情報記憶部246Aは、制御部本体245Bがフィードバック制御を実施する際の初期電圧値に関する信号生成情報としての初期電圧値情報を記憶する。この信号生成情報記憶部246Aは、制御部本体245Bにより初期電圧値情報を書換可能に構成されている。
設定温度情報記憶部246Bは、制御部本体245Bがフィードバック制御を実施する際の設定温度に関する設定温度情報を記憶する。この設定温度情報記憶部246Bとしては、プロジェクタ2の図示しない操作部等への利用者の入力操作により、設定温度情報を書換可能に構成してもよい。
以上説明した軸流ファン231A、ファン駆動制御部245、および信号生成情報記憶部246Aが本発明に係る冷却装置248に相当する。
〔ファン制御校正装置による制御構造〕
ファン制御校正装置3は、プロジェクタ2の製造時において、軸流ファン231Aの特性(軸流ファン231Aに印加する電圧と該電圧に応じて軸流ファン231Aが回転する回転数との関係)が設計上の特性を有していない場合に、信号生成情報記憶部246Aに記憶された初期電圧値情報を校正させる。このファン制御校正装置3は、図1または図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)およびハードディスクを備えたPC(Personal Computer)で構成されるファン制御校正装置本体31と、風量検出部としての風量センサ32とを備える。
ファン制御校正装置3は、プロジェクタ2の製造時において、軸流ファン231Aの特性(軸流ファン231Aに印加する電圧と該電圧に応じて軸流ファン231Aが回転する回転数との関係)が設計上の特性を有していない場合に、信号生成情報記憶部246Aに記憶された初期電圧値情報を校正させる。このファン制御校正装置3は、図1または図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)およびハードディスクを備えたPC(Personal Computer)で構成されるファン制御校正装置本体31と、風量検出部としての風量センサ32とを備える。
風量センサ32は、プロジェクタ2の外装筺体21を構成するロアーケース211に設けられるセンサ交換蓋211Bを介してダクト232内壁に着脱可能に取り付けられ、ファン制御校正装置本体31からの所定の信号に応じて軸流ファン231Aにより吐出されダクト232内を流通する空気の風量を検出する。
なお、ダクト232に対する風量センサ32の着脱構造に関しては、例えば、ねじ等の固定部材によりダクト232の内壁に取り付ける構造、あるいは、ダクト232の内壁に風量センサ32の外形に応じた凹部を設けておき該凹部に風量センサ32を嵌め込む構造等、いずれの構造を採用してもよい。
なお、ダクト232に対する風量センサ32の着脱構造に関しては、例えば、ねじ等の固定部材によりダクト232の内壁に取り付ける構造、あるいは、ダクト232の内壁に風量センサ32の外形に応じた凹部を設けておき該凹部に風量センサ32を嵌め込む構造等、いずれの構造を採用してもよい。
また、この風量センサ32の構成としては、特に限定されないが、例えば、以下に示す定温度差法を利用した風量センサが例示できる。
すなわち、風量センサ32を、ヒータと、周囲温度センサと、これらを制御する制御装置とを含んで構成し、前記制御装置にて前記ヒータの温度が前記周囲温度センサにて検出された周囲温度に対して常に一定の温度差になるように制御する。そして、ダクト232内を流通する空気により前記温度差が一定値から外れた際に、前記制御装置が前記温度差を一定値とするように前記ヒータを制御する。この際、前記ヒータから奪われる熱量は、ダクト232内を流通する空気の風量と相関があるので、前記ヒータに対する加熱電力量から空気の風量を算出する。
そして、風量センサ32は、ファン制御校正装置本体31と信号線Si2(図1、図3)を介して接続され、算出した風量に応じた信号をファン制御校正装置本体31に出力する。
すなわち、風量センサ32を、ヒータと、周囲温度センサと、これらを制御する制御装置とを含んで構成し、前記制御装置にて前記ヒータの温度が前記周囲温度センサにて検出された周囲温度に対して常に一定の温度差になるように制御する。そして、ダクト232内を流通する空気により前記温度差が一定値から外れた際に、前記制御装置が前記温度差を一定値とするように前記ヒータを制御する。この際、前記ヒータから奪われる熱量は、ダクト232内を流通する空気の風量と相関があるので、前記ヒータに対する加熱電力量から空気の風量を算出する。
そして、風量センサ32は、ファン制御校正装置本体31と信号線Si2(図1、図3)を介して接続され、算出した風量に応じた信号をファン制御校正装置本体31に出力する。
ファン制御校正装置本体31は、種々のプログラムを実行して所定の情報をプロジェクタ2に出力する。このファン制御校正装置本体31は、図1または図3に示すように、操作部311と、表示部312と、制御装置313とを備える。
操作部311は、例えば、キーボードおよびマウス等で入力操作される各種操作ボタンを有している。この操作ボタンの入力操作を実施することにより、制御装置313を適宜動作させるとともに、例えば、表示部312に表示される情報に対して、制御装置313の動作内容の設定等が実施される。そして、作業者による操作部311の入力操作により、操作部311から適宜所定の操作信号を制御装置313に出力する。
なお、この操作部311としては、操作ボタンの入力操作に限らず、例えば、タッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作等により、各種条件を設定入力する構成としてもできる。
操作部311は、例えば、キーボードおよびマウス等で入力操作される各種操作ボタンを有している。この操作ボタンの入力操作を実施することにより、制御装置313を適宜動作させるとともに、例えば、表示部312に表示される情報に対して、制御装置313の動作内容の設定等が実施される。そして、作業者による操作部311の入力操作により、操作部311から適宜所定の操作信号を制御装置313に出力する。
なお、この操作部311としては、操作ボタンの入力操作に限らず、例えば、タッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作等により、各種条件を設定入力する構成としてもできる。
表示部312は、制御装置313に制御され、所定の情報を表示する。例えば、制御装置313にて処理された情報の表示、または、操作部311の入力操作により、制御装置313の後述するメモリに格納する情報を設定入力または更新する際、制御装置313から出力されるメモリ内のデータを適宜表示させる。この表示部312は、例えば、液晶や有機EL(Electroluminescence)、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)等が用いられる。
制御装置313は、操作部311からの操作信号の入力に応じて、所定のプログラムを実行し、プロジェクタ2を通常モードから校正モードに移行させるとともに、プロジェクタ2の初期電圧値情報を校正するための校正情報を生成してプロジェクタ2に初期電圧値情報を校正させる。この制御装置313は、図3に示すように、インターフェース部313Aと、ADC313Bと、信号生成情報校正部としてのCPU313Cと、電圧風量関連情報記憶部としてのメモリ313Dとを備える。
インターフェース部313Aは、プロジェクタ2のインターフェース部241と信号線Si1を介して接続し、CPU313Cから入力される信号に対して予め設定されている出力インターフェース処理を実行してプロジェクタ2に出力する。
ADC313Bは、信号線Si2を介して風量センサ32から出力された信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換してCPU313Cに出力する。
インターフェース部313Aは、プロジェクタ2のインターフェース部241と信号線Si1を介して接続し、CPU313Cから入力される信号に対して予め設定されている出力インターフェース処理を実行してプロジェクタ2に出力する。
ADC313Bは、信号線Si2を介して風量センサ32から出力された信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換してCPU313Cに出力する。
メモリ313Dは、CPU313Cにて実行されるプログラムや、CPU313Cにて校正情報を生成するための電圧風量関連情報を記憶する。前記電圧風量関連情報は、軸流ファン231Aにおける設計上の特性を有する基準軸流ファンを用いて測定されたものであり、前記基準軸流ファンに印加された初期電圧値と、初期電圧値が印加され前記基準軸流ファンから送風される設計風量とが関連付けられたテーブル構造を有する。
CPU313Cは、作業者による操作部311の入力操作に応じて、メモリ313Dから所定のプログラムを読み出し、所定の処理を実行して所定の信号をインターフェース部313Aを介してプロジェクタ2に出力する。
例えば、CPU313Cは、作業者による操作部311のプロジェクタ2の初期電圧値情報を校正する旨の入力操作に応じて、プロジェクタ2を通常モードから校正モードに移行させる旨の所定の制御コードを生成して、該制御コードをインターフェース部313Aを介してプロジェクタ2に出力する。
CPU313Cは、作業者による操作部311の入力操作に応じて、メモリ313Dから所定のプログラムを読み出し、所定の処理を実行して所定の信号をインターフェース部313Aを介してプロジェクタ2に出力する。
例えば、CPU313Cは、作業者による操作部311のプロジェクタ2の初期電圧値情報を校正する旨の入力操作に応じて、プロジェクタ2を通常モードから校正モードに移行させる旨の所定の制御コードを生成して、該制御コードをインターフェース部313Aを介してプロジェクタ2に出力する。
また、例えば、CPU313Cは、プロジェクタ2を通常モードから校正モードに移行させた後、風量センサ32から出力されADC313Bにて変換された信号に応じて風量センサ32にて検出された検出風量を認識し、認識した検出風量と、電圧風量関連情報とに基づいて、検出風量および設計風量にずれがあるか否かを判定する。そして、CPU313Cは、検出風量および設計風量にずれがあると判定した場合に、初期電圧値を所定電圧だけ変更する旨の校正情報を生成し、生成した校正情報に応じた信号をインターフェース部313Aを介してプロジェクタ2に出力する。このように、CPU313Cは、検出風量および設計風量にずれがある場合、すなわち、プロジェクタ2に搭載された軸流ファン231Aが初期電圧値で駆動した際に設計風量を送風していない場合に、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性と異なると判定し、所定の状態で所望の回転数で回転し所定の風量が得られるように初期電圧値を所定電圧だけ変更する旨の校正情報を生成する。
〔プロジェクタの製造方法〕
次に、上述したファン制御校正装置3を利用したプロジェクタ2の製造方法(ファン制御校正方法)を図面に基づいて説明する。なお、以下の製造方法を実施する前に、プロジェクタ2は、全て組み立てられた状態で、電源がONされ通常モードで駆動しているものとする。
図4は、ファン制御校正装置3を利用したプロジェクタ2の製造方法(ファン制御校正方法)を説明するフローチャートである。
先ず、作業者は、プロジェクタ2の外装筺体21のセンサ交換蓋211Bを取り外し、風量センサ32をダクト232内壁に取り付ける(ステップS1:風量検出部設置ステップ)。そして、作業者は、風量センサ32をダクト232内壁に取り付けた後、センサ交換蓋211Bを外装筺体21に取り付ける。
次に、上述したファン制御校正装置3を利用したプロジェクタ2の製造方法(ファン制御校正方法)を図面に基づいて説明する。なお、以下の製造方法を実施する前に、プロジェクタ2は、全て組み立てられた状態で、電源がONされ通常モードで駆動しているものとする。
図4は、ファン制御校正装置3を利用したプロジェクタ2の製造方法(ファン制御校正方法)を説明するフローチャートである。
先ず、作業者は、プロジェクタ2の外装筺体21のセンサ交換蓋211Bを取り外し、風量センサ32をダクト232内壁に取り付ける(ステップS1:風量検出部設置ステップ)。そして、作業者は、風量センサ32をダクト232内壁に取り付けた後、センサ交換蓋211Bを外装筺体21に取り付ける。
ステップS1の後、作業者は、ファン制御校正装置3の操作部311によりプロジェクタ2における初期電圧値を校正する旨の入力操作を実施する。ファン制御校正装置3の制御装置313は、所定のプログラムにしたがって、プロジェクタ2を校正モードに移行させる旨の制御コードを生成し、インターフェース部313A,241を介してプロジェクタ2に送信する(ステップS2)。
ステップS2の後、プロジェクタ2の制御装置24は、ファン制御校正装置3から送信された制御コードを受信し、プロジェクタ2を通常モードから校正モードに移行する(ステップS3)。
ステップS2の後、プロジェクタ2の制御装置24は、ファン制御校正装置3から送信された制御コードを受信し、プロジェクタ2を通常モードから校正モードに移行する(ステップS3)。
ステップS3の後、制御装置24のファン駆動制御部245は、校正モードに応じたプログラムにしたがって、信号生成情報記憶部246Aに記憶された初期電圧値情報を読み出し、初期電圧値情報に基づく初期電圧値で軸流ファン231Aを駆動させる(ステップS4)。
ステップS4において、制御装置24は、軸流ファン231Aを駆動させた後、軸流ファン231Aを駆動した旨の所定の信号を、インターフェース部241,313Aを介してファン制御校正装置3に送信する(ステップS5)。そして、ファン制御校正装置3は、制御装置24から送信された信号を受信する(ステップS6)。
ステップS4において、制御装置24は、軸流ファン231Aを駆動させた後、軸流ファン231Aを駆動した旨の所定の信号を、インターフェース部241,313Aを介してファン制御校正装置3に送信する(ステップS5)。そして、ファン制御校正装置3は、制御装置24から送信された信号を受信する(ステップS6)。
ステップS6の後、ファン制御校正装置3は、風量センサ32に所定の制御信号を出力し、風量センサ32にダクト232内の空気の風量(軸流ファン231Aの風量)を検出させる(ステップS7:風量検出ステップ)。そして、風量センサ32は、検出した風量に応じた信号をファン制御校正装置本体31に出力する。
ステップS7の後、ファン制御校正装置本体31は、風量センサ32から出力される信号を入力し、風量センサ32にて検出された軸流ファン231Aの検出風量を認識する。この後、CPU313Cは、メモリ313Dに格納された電圧風量関連情報を読み出し、初期電圧値に関連付けられた設計風量と、検出風量とを比較し(ステップS8:情報比較ステップ)、設計風量および検出風量にずれがあるか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9において、CPU313Cは、「Y」と判定した場合、すなわち、設計風量および検出風量にずれがあると判定した場合には、設計風量および検出風量の偏差に基づいて、初期電圧値を所定電圧だけ変更する旨の校正情報を生成する。そして、CPU313Cは、生成した校正情報に応じた信号を、インターフェース部313A,241を介してプロジェクタ2に送信する(ステップS10)。
ステップS7の後、ファン制御校正装置本体31は、風量センサ32から出力される信号を入力し、風量センサ32にて検出された軸流ファン231Aの検出風量を認識する。この後、CPU313Cは、メモリ313Dに格納された電圧風量関連情報を読み出し、初期電圧値に関連付けられた設計風量と、検出風量とを比較し(ステップS8:情報比較ステップ)、設計風量および検出風量にずれがあるか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9において、CPU313Cは、「Y」と判定した場合、すなわち、設計風量および検出風量にずれがあると判定した場合には、設計風量および検出風量の偏差に基づいて、初期電圧値を所定電圧だけ変更する旨の校正情報を生成する。そして、CPU313Cは、生成した校正情報に応じた信号を、インターフェース部313A,241を介してプロジェクタ2に送信する(ステップS10)。
ステップS10の後、プロジェクタ2は、ファン制御校正装置3から送信された校正情報に応じた信号を受信する。そして、制御装置24は、受信した信号に基づいて、信号生成情報記憶部246Aに記憶された初期電圧値情報に基づく初期電圧値を所定電圧だけ変更し、変更した初期電圧値に関する初期電圧値情報を信号生成情報記憶部246Aに記憶させる(ステップS11:信号生成情報校正ステップ)。
ステップS11の後、制御装置24は、校正モードに応じたプログラムにしたがって、再度、変更した初期電圧値で軸流ファン231Aを駆動させ(ステップS4)、軸流ファン231Aを駆動した旨の所定の信号をファン制御校正装置3に送信する(ステップS5)。
そして、上述したように、ファン制御校正装置3は、プロジェクタ2からの信号の受信(ステップS6)、風量センサ32による軸流ファン231Aの風量の検出(ステップS7)、設計風量および検出風量の比較(ステップS8)、設計風量および検出風量にずれがあるか否かの判定(ステップS9)を実施する。すなわち、ステップS9において、CPU313Cが「N」と判定するまで、すなわち、設計風量および検出風量にずれがないと判定するまで、上述したステップS4〜S11が繰り返し実施される。
ステップS11の後、制御装置24は、校正モードに応じたプログラムにしたがって、再度、変更した初期電圧値で軸流ファン231Aを駆動させ(ステップS4)、軸流ファン231Aを駆動した旨の所定の信号をファン制御校正装置3に送信する(ステップS5)。
そして、上述したように、ファン制御校正装置3は、プロジェクタ2からの信号の受信(ステップS6)、風量センサ32による軸流ファン231Aの風量の検出(ステップS7)、設計風量および検出風量の比較(ステップS8)、設計風量および検出風量にずれがあるか否かの判定(ステップS9)を実施する。すなわち、ステップS9において、CPU313Cが「N」と判定するまで、すなわち、設計風量および検出風量にずれがないと判定するまで、上述したステップS4〜S11が繰り返し実施される。
ステップS9において、CPU313Cは、「N」と判定した場合には、初期電圧値情報の校正が完了した旨の完了コードを作成し、インターフェース部313A,241を介してプロジェクタ2に送信する(ステップS12)。
ステップS12の後、プロジェクタ2の制御装置24は、ファン制御校正装置3から送信された完了コードを受信し、プロジェクタ2を校正モードから通常モードに移行する(ステップS13)。
そして、作業者は、プロジェクタ2の外装筐体21のセンサ交換蓋211Bを取り外し、風量センサ32をダクト232内壁から取り外す(ステップS14:風量検出部取外ステップ)。そして、作業者は、風量センサ32をダクト232内壁から取り外した後、センサ交換蓋211Bを外装筐体21に取り付ける。
以上のような工程により、プロジェクタ2が製造される(プロジェクタ2の初期電圧値情報が校正される)。
ステップS12の後、プロジェクタ2の制御装置24は、ファン制御校正装置3から送信された完了コードを受信し、プロジェクタ2を校正モードから通常モードに移行する(ステップS13)。
そして、作業者は、プロジェクタ2の外装筐体21のセンサ交換蓋211Bを取り外し、風量センサ32をダクト232内壁から取り外す(ステップS14:風量検出部取外ステップ)。そして、作業者は、風量センサ32をダクト232内壁から取り外した後、センサ交換蓋211Bを外装筐体21に取り付ける。
以上のような工程により、プロジェクタ2が製造される(プロジェクタ2の初期電圧値情報が校正される)。
以上説明した第1実施形態においては、以下の効果がある。
図5は、第1実施形態における効果を説明するための図である。具体的に、図5は、上述した製造方法(ファン制御校正方法)により製造されたプロジェクタ2におけるファン駆動制御部245によるフィードバック制御の状態を示す図である。なお、図5では、横軸が時間を示し、縦軸が軸流ファン231Aに印加する電圧値を示している。また、図5において、実線CLが上述した製造方法(ファン制御校正方法)により製造する前の状態を示し、2つの破線DL1,DL2が上述した製造方法(ファン制御校正方法)により製造した後の状態を示している。
製造する前の軸流ファン231Aのフィードバック制御では、図5の実線で示すように、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性と異なるため、初期駆動時において、初期電圧値V0で軸流ファン231Aを駆動しても、軸流ファン231Aの回転数が設計上の回転数と異なる回転数で回転し、軸流ファン231Aから設計風量が送風されない。このため、例えば、初期電圧値V0で軸流ファン231Aを駆動させる初期駆動時において、軸流ファン231Aが設計上の回転数よりも余計に大きい回転数で駆動している場合には、軸流ファン231A自体からの騒音を発生させてしまう。また、例えば、初期電圧値V0で軸流ファン231Aを駆動させる初期駆動時において、軸流ファン231Aが設計上の回転数よりも比較的に小さい回転数で駆動している場合には、初期電圧値V0で軸流ファン231Aを駆動させた後、サーミスタ247にて検出された検出温度と、メモリ246に記憶された設定温度情報に基づく設定温度とに基づいて軸流ファンAに印加する電圧値を変更して光源ランプ221A1近傍の温度が前記設定温度になるようにフィードバック制御を実施した際、光源ランプ221A1近傍の温度を前記設定温度までに冷却する時間が長くなってしまう。
図5は、第1実施形態における効果を説明するための図である。具体的に、図5は、上述した製造方法(ファン制御校正方法)により製造されたプロジェクタ2におけるファン駆動制御部245によるフィードバック制御の状態を示す図である。なお、図5では、横軸が時間を示し、縦軸が軸流ファン231Aに印加する電圧値を示している。また、図5において、実線CLが上述した製造方法(ファン制御校正方法)により製造する前の状態を示し、2つの破線DL1,DL2が上述した製造方法(ファン制御校正方法)により製造した後の状態を示している。
製造する前の軸流ファン231Aのフィードバック制御では、図5の実線で示すように、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性と異なるため、初期駆動時において、初期電圧値V0で軸流ファン231Aを駆動しても、軸流ファン231Aの回転数が設計上の回転数と異なる回転数で回転し、軸流ファン231Aから設計風量が送風されない。このため、例えば、初期電圧値V0で軸流ファン231Aを駆動させる初期駆動時において、軸流ファン231Aが設計上の回転数よりも余計に大きい回転数で駆動している場合には、軸流ファン231A自体からの騒音を発生させてしまう。また、例えば、初期電圧値V0で軸流ファン231Aを駆動させる初期駆動時において、軸流ファン231Aが設計上の回転数よりも比較的に小さい回転数で駆動している場合には、初期電圧値V0で軸流ファン231Aを駆動させた後、サーミスタ247にて検出された検出温度と、メモリ246に記憶された設定温度情報に基づく設定温度とに基づいて軸流ファンAに印加する電圧値を変更して光源ランプ221A1近傍の温度が前記設定温度になるようにフィードバック制御を実施した際、光源ランプ221A1近傍の温度を前記設定温度までに冷却する時間が長くなってしまう。
本実施形態によれば、ファン制御校正装置3が軸流ファン231Aの特性に応じて初期電圧値情報を校正するので、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、所望の回転数で軸流ファン231Aを回転させて軸流ファン231Aから所望の風量の空気を送風させることができる。
例えば、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性を有しておらず、軸流ファン231Aから送風される風量が設計風量よりも小さい場合には、ファン制御校正装置3は、図5に示すように、初期電圧値V0を初期電圧値V1に変更し、軸流ファン231Aの初期駆動時において、軸流ファン231Aから送風される風量を増加させて設計風量を送風させることができる。そして、ファン駆動制御部245における軸流ファン231Aのフィードバック制御時において、光源ランプ221A1を所定の設定温度まで迅速に冷却することができる。したがって、光源ランプ221A1の長寿命化を図れ、ひいては、プロジェクタ2の長寿命化を図れる。
例えば、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性を有しておらず、軸流ファン231Aから送風される風量が設計風量よりも小さい場合には、ファン制御校正装置3は、図5に示すように、初期電圧値V0を初期電圧値V1に変更し、軸流ファン231Aの初期駆動時において、軸流ファン231Aから送風される風量を増加させて設計風量を送風させることができる。そして、ファン駆動制御部245における軸流ファン231Aのフィードバック制御時において、光源ランプ221A1を所定の設定温度まで迅速に冷却することができる。したがって、光源ランプ221A1の長寿命化を図れ、ひいては、プロジェクタ2の長寿命化を図れる。
また、例えば、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性を有しておらず、軸流ファン231Aから送風される風量が設計風量よりも大きい場合には、ファン制御校正装置3は、図5に示すように、初期電圧値V0を初期電圧値V2に変更し、軸流ファン231Aの初期駆動時において、軸流ファン231Aから送風される風量を減少させて設計風量を送風させることができ、余計に軸流ファン231Aを回転させることなく軸流ファン231A自体の騒音を抑制できる。したがって、プロジェクタ2から出力される音声が軸流ファン231Aから生じる騒音により妨害されることがない。
また、ファン制御校正装置3を校正する風量センサ32がプロジェクタ2のダクト232内壁に着脱自在に取り付けられているので、プロジェクタ2を製造する際、すなわち、プロジェクタ2に搭載されたメモリ246の初期電圧値情報を校正する際にのみ、風量センサ32を取り付ければよく、プロジェクタ2に風量センサ32を内蔵する構成と比較して、プロジェクタ2自体のコスト低減を図れる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図6は、第2実施形態におけるプロジェクタ2’およびファン制御校正装置3’の制御構造を模式的に示すブロック図である。
前記第1実施形態では、プロジェクタ2における制御装置24のファン駆動制御部245は、軸流ファン231Aをフィードバック制御により駆動制御している。また、ファン制御校正装置3のCPU313Cは、制御装置24におけるメモリ246に記憶された初期電圧値情報を校正させている。
これに対して、第2実施形態では、プロジェクタ2’における制御装置24’のファン駆動制御部245’は、信号生成情報記憶部としてのメモリ246’に記憶された信号生成情報としての電圧温度関連情報、およびサーミスタ247にて検出された検出温度に基づいて、検出温度に応じた電圧値で軸流ファン231Aを駆動させる温度対応制御を実施している。また、ファン制御校正装置3’のCPU313C’は、制御装置24’におけるメモリ246’に記憶された電圧温度関連情報を校正させる。すなわち、本実施形態は、ファン駆動制御部245’の制御構造、メモリ246’に記憶された情報、およびCPU313C’の制御構造が前記第1実施形態と異なるのみであり、その他の構成は、前記第1実施形態と同様のものである。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図6は、第2実施形態におけるプロジェクタ2’およびファン制御校正装置3’の制御構造を模式的に示すブロック図である。
前記第1実施形態では、プロジェクタ2における制御装置24のファン駆動制御部245は、軸流ファン231Aをフィードバック制御により駆動制御している。また、ファン制御校正装置3のCPU313Cは、制御装置24におけるメモリ246に記憶された初期電圧値情報を校正させている。
これに対して、第2実施形態では、プロジェクタ2’における制御装置24’のファン駆動制御部245’は、信号生成情報記憶部としてのメモリ246’に記憶された信号生成情報としての電圧温度関連情報、およびサーミスタ247にて検出された検出温度に基づいて、検出温度に応じた電圧値で軸流ファン231Aを駆動させる温度対応制御を実施している。また、ファン制御校正装置3’のCPU313C’は、制御装置24’におけるメモリ246’に記憶された電圧温度関連情報を校正させる。すなわち、本実施形態は、ファン駆動制御部245’の制御構造、メモリ246’に記憶された情報、およびCPU313C’の制御構造が前記第1実施形態と異なるのみであり、その他の構成は、前記第1実施形態と同様のものである。
図7および図8は、メモリ246’に記憶された情報の一例を示す図である。
メモリ246’に記憶された電圧温度関連情報は、温度に関する温度情報、および温度に応じた回転数で軸流ファン231Aを駆動させるための電圧値に関する電圧値情報が関連付けられた情報であり、温度−電圧値対応情報(図7)と、入力コード−電圧値対応情報(図8)とで構成されている。
温度−電圧値対応情報は、サーミスタ247で検出された検出温度がいずれの温度範囲に位置付けられているかを判定し、判定された温度範囲に応じた電圧値を判別するための情報である。具体的に、温度−電圧値対応情報は、例えば、図7に示すように、温度閾値1以下に対して電圧値○○を対応させ、温度閾値1超温度閾値2以下に対して電圧値○△を対応させ、温度閾値2超温度閾値3以下に対して電圧値×□を対応させたテーブル構造を有している。
メモリ246’に記憶された電圧温度関連情報は、温度に関する温度情報、および温度に応じた回転数で軸流ファン231Aを駆動させるための電圧値に関する電圧値情報が関連付けられた情報であり、温度−電圧値対応情報(図7)と、入力コード−電圧値対応情報(図8)とで構成されている。
温度−電圧値対応情報は、サーミスタ247で検出された検出温度がいずれの温度範囲に位置付けられているかを判定し、判定された温度範囲に応じた電圧値を判別するための情報である。具体的に、温度−電圧値対応情報は、例えば、図7に示すように、温度閾値1以下に対して電圧値○○を対応させ、温度閾値1超温度閾値2以下に対して電圧値○△を対応させ、温度閾値2超温度閾値3以下に対して電圧値×□を対応させたテーブル構造を有している。
入力コード−電圧値対応情報は、温度−電圧値対応情報に基づいて判別された電圧値で軸流ファン231Aを駆動するために、制御部本体245B’がDAC245Cに出力する入力コードを判別するための情報である。具体的に、入力コード−電圧値対応情報は、例えば、図8に示すように、電圧値と入力コードとが正の相関を有する関係の情報である。なお、図8では、8ビットの入力コードに対応してアナログ信号(電圧)を出力するDAC245Cを採用した場合を示しているが、DAC245Cとしては、これに限らず、その他、16ビット等の入力コードに対応してアナログ信号(電圧)を出力する構成を採用してもよい。
なお、メモリ246’は、前記第1実施形態と同様に、校正モードにおいて軸流ファン231Aを駆動させるための初期電圧値に関する初期電圧値情報も記憶しているものとする。
なお、メモリ246’は、前記第1実施形態と同様に、校正モードにおいて軸流ファン231Aを駆動させるための初期電圧値に関する初期電圧値情報も記憶しているものとする。
ファン駆動制御部245’における温度対応制御は、以下に示すように実施する。
具体的に、ファン駆動制御部245’は、メモリ246’に記憶された温度−電圧値対応情報、およびサーミスタ247にて検出された検出温度に基づいて、光源ランプ221A1近傍の温度が、例えば、図7に示すような温度閾値1以下、温度閾値1超温度閾値2以下、温度閾値2超温度閾値3以下等のいずれの温度範囲に位置付けられているかを判定し、これら温度範囲に対応した電圧値を判別する。また、ファン駆動制御部245’は、入力コード−電圧値対応情報に基づいて、図8に示すように、判別した電圧値に応じた入力コードを判別してDAC245Cに出力する。
CPU313C’は、メモリ313Dに記憶された電圧風量関連情報、および風量センサ32にて検出された風量に基づいて、メモリ246’に記憶された入力コード−電圧値対応情報を校正させる。
以上説明した軸流ファン231A、ファン駆動制御部245’、およびメモリ246’が本発明に係る冷却装置248’に相当する。
具体的に、ファン駆動制御部245’は、メモリ246’に記憶された温度−電圧値対応情報、およびサーミスタ247にて検出された検出温度に基づいて、光源ランプ221A1近傍の温度が、例えば、図7に示すような温度閾値1以下、温度閾値1超温度閾値2以下、温度閾値2超温度閾値3以下等のいずれの温度範囲に位置付けられているかを判定し、これら温度範囲に対応した電圧値を判別する。また、ファン駆動制御部245’は、入力コード−電圧値対応情報に基づいて、図8に示すように、判別した電圧値に応じた入力コードを判別してDAC245Cに出力する。
CPU313C’は、メモリ313Dに記憶された電圧風量関連情報、および風量センサ32にて検出された風量に基づいて、メモリ246’に記憶された入力コード−電圧値対応情報を校正させる。
以上説明した軸流ファン231A、ファン駆動制御部245’、およびメモリ246’が本発明に係る冷却装置248’に相当する。
次に、第2実施形態におけるプロジェクタ2’の製造方法(ファン制御校正方法)を説明する。なお、本実施形態の製造方法(ファン制御校正方法)は、前記第1実施形態における製造方法(ファン制御校正方法)と略同様に実施でき、異なる点は、図4に示すステップS10およびステップS11の工程のみであり、以下では、本実施形態におけるステップS10およびステップS11のみを説明する。その他のステップS1〜S9、S12〜S14の工程は、前記第1実施形態と同様に実施するものである。
本実施形態のステップS10では、ステップS9において、CPU313C’が設計風量および検出風量にずれがあると判定した場合に、設計風量および検出風量の偏差に基づいて、初期電圧値に対応する入力コードを所定のビット数だけ変更する旨の校正情報を生成し、生成した校正情報に応じた信号を、インターフェース部313A,241を介してプロジェクタ2に送信する。
本実施形態のステップS10では、ステップS9において、CPU313C’が設計風量および検出風量にずれがあると判定した場合に、設計風量および検出風量の偏差に基づいて、初期電圧値に対応する入力コードを所定のビット数だけ変更する旨の校正情報を生成し、生成した校正情報に応じた信号を、インターフェース部313A,241を介してプロジェクタ2に送信する。
図9は、信号生成情報校正ステップを説明するための図である。なお、図9では、実線CL’がステップS11を実施する前の入力コード−電圧値対応情報を示し、2つの破線DL1’,DL2’がステップS11を実施した後の入力コード−電圧値対応情報を示している。
そして、本実施形態のステップS11(信号生成情報校正ステップ)では、プロジェクタ2’は、ファン制御校正装置3’から送信された校正情報に応じた信号を受信する。制御装置24’は、受信した信号に基づいて、図9に示すように、電圧値と入力コードとの相関関係(傾き)を変更せずに、メモリ246’に記憶された入力コード−電圧値対応情報に基づく初期電圧値V0に対応する入力コードを所定のビット数Bだけ変更して入力コード−電圧値対応情報を校正して、校正した入力コード−電圧値対応情報をメモリ246’に記憶させる。
そして、上述したステップS1〜S14の工程により、プロジェクタ2’が製造される(プロジェクタ2’における入力コード−電圧値対応情報が校正される)。
そして、本実施形態のステップS11(信号生成情報校正ステップ)では、プロジェクタ2’は、ファン制御校正装置3’から送信された校正情報に応じた信号を受信する。制御装置24’は、受信した信号に基づいて、図9に示すように、電圧値と入力コードとの相関関係(傾き)を変更せずに、メモリ246’に記憶された入力コード−電圧値対応情報に基づく初期電圧値V0に対応する入力コードを所定のビット数Bだけ変更して入力コード−電圧値対応情報を校正して、校正した入力コード−電圧値対応情報をメモリ246’に記憶させる。
そして、上述したステップS1〜S14の工程により、プロジェクタ2’が製造される(プロジェクタ2’における入力コード−電圧値対応情報が校正される)。
以上説明した第2実施形態においては、ファン制御校正装置3’が軸流ファン231Aの特性に応じて入力コード−電圧値対応情報を校正するので、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、光源ランプ221A1近傍の温度が所定の温度状態の時に所望の回転数で軸流ファン231Aを回転させて軸流ファン231Aから所望の風量の空気を送風させることができ、光源ランプ221A1をより効率的に冷却できる。
また、ファン制御校正装置3’は、電圧値と入力コードとの相関関係(傾き)を変更せずに、メモリ246’に記憶された入力コード−電圧値対応情報に基づく初期電圧値V0に対応する入力コードを所定のビット数Bだけ変更して入力コード−電圧値対応情報を校正させるので、初期電圧値V0の1点のみで入力コード−電圧値対応情報を校正させることができ、プロジェクタ2の製造、すなわち、入力コード−電圧値対応情報の校正を迅速に実施できる。
また、ファン制御校正装置3’は、電圧値と入力コードとの相関関係(傾き)を変更せずに、メモリ246’に記憶された入力コード−電圧値対応情報に基づく初期電圧値V0に対応する入力コードを所定のビット数Bだけ変更して入力コード−電圧値対応情報を校正させるので、初期電圧値V0の1点のみで入力コード−電圧値対応情報を校正させることができ、プロジェクタ2の製造、すなわち、入力コード−電圧値対応情報の校正を迅速に実施できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図10は、第3実施形態における電子機器としてのプロジェクタ4の制御構造を模式的に示すブロック図である。
前記第1実施形態では、ファン制御校正装置3を利用してプロジェクタ2におけるファン制御を校正している。
これに対して、第2実施形態では、プロジェクタ4自体がファン制御を校正する機能を有している。すなわち、プロジェクタ4は、前記第1実施形態で説明したプロジェクタ2にファン制御校正装置3が搭載された構成を有しており(風量センサ32もダクト232内壁に常時取り付けられている)、制御装置44の構成が前記第1実施形態で説明した制御装置24と異なるのみであり、その他の構成は前記第1実施形態と同様のものである。
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図10は、第3実施形態における電子機器としてのプロジェクタ4の制御構造を模式的に示すブロック図である。
前記第1実施形態では、ファン制御校正装置3を利用してプロジェクタ2におけるファン制御を校正している。
これに対して、第2実施形態では、プロジェクタ4自体がファン制御を校正する機能を有している。すなわち、プロジェクタ4は、前記第1実施形態で説明したプロジェクタ2にファン制御校正装置3が搭載された構成を有しており(風量センサ32もダクト232内壁に常時取り付けられている)、制御装置44の構成が前記第1実施形態で説明した制御装置24と異なるのみであり、その他の構成は前記第1実施形態と同様のものである。
制御装置44は、前記第1実施形態で説明した制御装置24と同様に、各液晶パネル224A1、光源装置221A、ファン装置231等を制御するとともに、プロジェクタ4の起動毎にメモリ446に記憶された信号生成情報としての初期電圧値情報を校正可能とする。この制御装置44は、図10に示すように、前記第1実施形態で説明したインターフェース部241、液晶パネル駆動制御部242、フレームメモリ243、ランプ駆動制御部244、およびファン駆動制御部245(ADC245A、制御部本体245B、およびDAC245Cを含む)の他、メモリ446と、信号生成情報校正部447とを備える。
メモリ446は、図10に示すように、前記第1実施形態で説明したメモリ246と同様の信号生成情報記憶部246Aおよび設定温度情報記憶部246Bの他、前記第1実施形態で説明した電圧風量関連情報を記憶する電圧風量関連情報記憶部446Cを備える。
なお、メモリ446は、利用者によりプロジェクタ4の図示しない操作部に設定入力され、プロジェクタ4の起動毎に初期電圧値情報を校正する校正モードに移行するか否かの校正モード設定情報や、制御装置44にて実行される処理のプログラム等も記憶しているものとする。校正モード設定情報は、利用者によるプロジェクタ4の図示しない操作部の設定入力により、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する設定や、プロジェクタ4が起動しても校正モードに移行せずに通常モードの状態とする設定が、適宜、変更されるものである。
なお、メモリ446は、利用者によりプロジェクタ4の図示しない操作部に設定入力され、プロジェクタ4の起動毎に初期電圧値情報を校正する校正モードに移行するか否かの校正モード設定情報や、制御装置44にて実行される処理のプログラム等も記憶しているものとする。校正モード設定情報は、利用者によるプロジェクタ4の図示しない操作部の設定入力により、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する設定や、プロジェクタ4が起動しても校正モードに移行せずに通常モードの状態とする設定が、適宜、変更されるものである。
信号生成情報校正部447は、メモリ446に記憶された校正モード設定情報に応じて、所定のプログラムを実行し、プロジェクタ4を通常モードから校正モードに移行するとともに、プロジェクタ4の初期電圧値情報を校正する。この信号生成情報校正部447は、図10に示すように、ADC447Aと、校正部本体447Bとを備える。
ADC447Aは、前記第1実施形態で説明したADC313Bと同様に、風量センサ32から出力された信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して校正部本体447Bに出力する。
ADC447Aは、前記第1実施形態で説明したADC313Bと同様に、風量センサ32から出力された信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して校正部本体447Bに出力する。
校正部本体447Bは、メモリ446に記憶された校正モード設定情報に応じて、メモリ446から所定のプログラムを読み出し、所定の処理を実行してメモリ446の初期電圧値情報を校正する。
例えば、校正部本体447Bは、校正モード設定情報に応じて、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する旨が設定されているか否かを判定し、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する旨が設定されている場合に、プロジェクタ4を通常モードから校正モードに移行する。
例えば、校正部本体447Bは、校正モード設定情報に応じて、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する旨が設定されているか否かを判定し、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する旨が設定されている場合に、プロジェクタ4を通常モードから校正モードに移行する。
また、例えば、校正部本体447Bは、前記第1実施形態で説明したCPU313Cと同様に、プロジェクタ4を通常モードから校正モードに移行した後、風量センサ32にて検出された検出風量と電圧風量関連情報とに基づいて、検出風量および設計風量にずれがあるか否かを判定する。そして、校正部本体447Bは、検出風量および設計風量にずれがあると判定した場合に、メモリ446に記憶された初期電圧値情報に基づく初期電圧値を所定電圧だけ変更し、変更した初期電圧値情報をメモリ446に記憶させる。このように、校正部本体447Bは、前記第1実施形態で説明したCPU313Cと同様に、検出風量および設計風量にずれがある場合、すなわち、プロジェクタ4に搭載された軸流ファン231Aが初期電圧値で駆動した際に設計風量を送風していない場合に、軸流ファン231Aの特性が設計上の特性と異なると判定し、所定の状態で所望の回転数で回転し所定の風量が得られるようにメモリ446に記憶された初期電圧値情報に基づく初期電圧値を所定電圧だけ変更する。
以上説明した軸流ファン231A、ファン駆動制御部245、メモリ446、風量センサ32、および信号生成情報校正部447が本発明に係る冷却装置448に相当する。
以上説明した軸流ファン231A、ファン駆動制御部245、メモリ446、風量センサ32、および信号生成情報校正部447が本発明に係る冷却装置448に相当する。
次に、第3実施形態におけるプロジェクタ4のファン制御校正方法を説明する。なお、本実施形態のファン制御校正方法は、前記第1実施形態におけるファン制御校正方法と略同様に実施でき、以下では、簡略化して説明する。
図11は、プロジェクタ4のファン制御校正方法を説明するフローチャートである。
先ず、利用者によるプロジェクタ4の図示しない操作部の電源ONボタンが押下され、プロジェクタ4が起動すると(ステップS31)、制御装置44は、メモリ446に記憶された校正モード設定情報に基づいて、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する状態の設定が実施されているか否かを判定する(ステップS32)。
図11は、プロジェクタ4のファン制御校正方法を説明するフローチャートである。
先ず、利用者によるプロジェクタ4の図示しない操作部の電源ONボタンが押下され、プロジェクタ4が起動すると(ステップS31)、制御装置44は、メモリ446に記憶された校正モード設定情報に基づいて、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する状態の設定が実施されているか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS32において、制御装置44は、「N」と判定した場合、すなわち、プロジェクタ4が起動しても校正モードに移行せずに通常モードの状態とする設定が実施されていると判定した場合には、校正モードに移行せずに通常モードの状態でプロジェクタ4を駆動させる(ステップS39)。
一方、ステップS32において、制御装置44は、「Y」と判定した場合、すなわち、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する設定が実施されていると判定した場合には、プロジェクタ4を通常モードから校正モードに移行する(ステップS33)。
ステップS33の後、制御装置44のファン駆動制御部245は、前記第1実施形態で説明したステップS4と同様に、メモリ446に記憶された初期電圧値情報に基づく初期電圧値で軸流ファン231Aを駆動させる(ステップS34)。
一方、ステップS32において、制御装置44は、「Y」と判定した場合、すなわち、プロジェクタ4の起動毎に校正モードに移行する設定が実施されていると判定した場合には、プロジェクタ4を通常モードから校正モードに移行する(ステップS33)。
ステップS33の後、制御装置44のファン駆動制御部245は、前記第1実施形態で説明したステップS4と同様に、メモリ446に記憶された初期電圧値情報に基づく初期電圧値で軸流ファン231Aを駆動させる(ステップS34)。
ステップS34の後、信号生成情報校正部447は、前記第1実施形態で説明したステップS7と同様に、風量センサ32にダクト232内の空気の風量(軸流ファン231Aの風量)を検出させる(ステップS35:風量検出ステップ)。そして、風量センサ32は、検出した風量に応じた信号を信号生成情報校正部447に出力する。
ステップS35の後、信号生成情報校正部447は、前記第1実施形態で説明したステップS8およびS9と同様に、メモリ446に格納された電圧風量関連情報に基づいて、初期電圧値に関連付けられた設計風量と、風量センサ32にて検出された検出風量とを比較し(ステップS36:情報比較ステップ)、設計風量および検出風量にずれがあるか否かを判定する(ステップS37)。
ステップS35の後、信号生成情報校正部447は、前記第1実施形態で説明したステップS8およびS9と同様に、メモリ446に格納された電圧風量関連情報に基づいて、初期電圧値に関連付けられた設計風量と、風量センサ32にて検出された検出風量とを比較し(ステップS36:情報比較ステップ)、設計風量および検出風量にずれがあるか否かを判定する(ステップS37)。
ステップS37において、信号生成情報校正部447は、「Y」と判定した場合、すなわち、設計風量および検出風量にずれがあると判定した場合には、設計風量および検出風量の偏差に基づいて、メモリ446に記憶された初期電圧値情報に基づく初期電圧値を所定電圧だけ変更して、変更した初期電圧値情報をメモリ446に記憶させる(ステップS38:信号生成情報校正ステップ)。
ステップS38の後、制御装置44は、校正モードに応じたプログラムにしたがって、再度、変更した初期電圧値での軸流ファン231Aの駆動(ステップS34)、風量センサ32による軸流ファン231Aの風量の検出(ステップS35)、設計風量および検出風量の比較(ステップS36)、設計風量および検出風量にずれがあるか否かの判定(ステップS37)を実施する。すなわち、ステップS38において、信号生成情報校正部447が「N」と判定するまで、すなわち、設計風量および検出風量にずれがないと判定するまで、上述したステップS34〜S38が繰り返し実施される。
ステップS38において、信号生成情報校正部447は、「N」と判定した場合には、プロジェクタ4を校正モードから通常モードに移行する(ステップS39)。
以上のような工程により、プロジェクタ4の初期電圧値情報が校正される。
ステップS38において、信号生成情報校正部447は、「N」と判定した場合には、プロジェクタ4を校正モードから通常モードに移行する(ステップS39)。
以上のような工程により、プロジェクタ4の初期電圧値情報が校正される。
上述した第3実施形態においては、プロジェクタ4自体がファン制御を校正する機能を有しているので、プロジェクタ4の起動毎に、ファン制御の校正(初期電圧値情報の校正)を実施できる。このため、軸流ファン231Aの経時劣化等により軸流ファン231Aの特性が時間の経過に応じて変化した場合であっても、変化した軸流ファン231Aの特性に応じて初期電圧値情報を校正でき、常時、所望の回転数で軸流ファン231Aを回転させて軸流ファン231Aから所望の風量の空気を送風させることができる。
ところで、プロジェクタ4を使用する場所(低地や高地等)が異なる場合には、軸流ファン231Aから送風される風量が異なるものである。
本実施形態では、プロジェクタ4に風量センサ32が内蔵された構成であるので、風量センサ32にて検出された風量に基づいて、プロジェクタ4の使用場所の標高を推測することが可能となる。このため、推測した標高に応じてプロジェクタ4のシャットダウン等のプロジェクタ4内部の温度制御を実施することが可能となり、利用者にとって非常に使い勝手のよいものとなる。
本実施形態では、プロジェクタ4に風量センサ32が内蔵された構成であるので、風量センサ32にて検出された風量に基づいて、プロジェクタ4の使用場所の標高を推測することが可能となる。このため、推測した標高に応じてプロジェクタ4のシャットダウン等のプロジェクタ4内部の温度制御を実施することが可能となり、利用者にとって非常に使い勝手のよいものとなる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記第1実施形態および前記第2実施形態では、風量センサ32をプロジェクタ2,2’のダクト232内壁に着脱自在に取り付けられる構造としたが、これに限らず、前記第3実施形態と同様に、風量センサ32をプロジェクタ2,2’に内蔵する構成としてもよい。
また、前記第3実施形態では、風量センサ32をプロジェクタ4に内蔵する構成としたが、これに限らず、前記第1実施形態および前記第2実施形態と同様に、風量センサ32をプロジェクタ4のダクト232内壁に着脱自在に取り付けられる構造としてもよい。この際には、風量センサ32とプロジェクタ4のインターフェース部241とを所定の信号線により接続し、風量センサ32の駆動制御をプロジェクタ4にて実施可能に構成しかつ、風量センサ32から出力される信号をプロジェクタ4に出力可能に構成すればよい。
前記第1実施形態および前記第2実施形態では、風量センサ32をプロジェクタ2,2’のダクト232内壁に着脱自在に取り付けられる構造としたが、これに限らず、前記第3実施形態と同様に、風量センサ32をプロジェクタ2,2’に内蔵する構成としてもよい。
また、前記第3実施形態では、風量センサ32をプロジェクタ4に内蔵する構成としたが、これに限らず、前記第1実施形態および前記第2実施形態と同様に、風量センサ32をプロジェクタ4のダクト232内壁に着脱自在に取り付けられる構造としてもよい。この際には、風量センサ32とプロジェクタ4のインターフェース部241とを所定の信号線により接続し、風量センサ32の駆動制御をプロジェクタ4にて実施可能に構成しかつ、風量センサ32から出力される信号をプロジェクタ4に出力可能に構成すればよい。
前記各実施形態では、風量センサ32は、ダクト232内壁に取り付けられていたが、これに限らず、駆動制御する冷却ファン(軸流ファン231A)の風量を検出可能であれば、いずれの場所に設置する構成を採用してもよい。
また、前記各実施形態では、冷却ファンとして1つの軸流ファン231Aを採用したが、これに限らず、複数の冷却ファンを駆動制御する構成を採用してもよい。この際には、各冷却ファンに対応した場所に複数の風量センサ32を配設すればよい。
さらに、前記各実施形態では、冷却対象として光源ランプ221A1を採用したが、これに限らず、その他の発熱部材、例えば、液晶パネル224A1を冷却対象として採用してもよい。
また、前記各実施形態では、冷却ファンとして1つの軸流ファン231Aを採用したが、これに限らず、複数の冷却ファンを駆動制御する構成を採用してもよい。この際には、各冷却ファンに対応した場所に複数の風量センサ32を配設すればよい。
さらに、前記各実施形態では、冷却対象として光源ランプ221A1を採用したが、これに限らず、その他の発熱部材、例えば、液晶パネル224A1を冷却対象として採用してもよい。
前記第2実施形態では、メモリ246’に記憶された電圧温度関連情報である入力コード−電圧値対応情報を校正する構成を採用したが、温度情報および電圧値情報の関係を変更すればよく、例えば、電圧温度関連情報である温度−電圧値対応情報を校正する構成を採用してもよい。
また、前記第2実施形態では、電圧値と入力コードとの相関関係(傾き)を変更せずに、初期電圧値V0に対応する入力コードを所定のビット数Bだけ変更して入力コード−電圧値対応情報を校正させていたが、これに限らず、電圧値と入力コードとの相関関係(傾き)を変更可能に入力コード−電圧値対応情報を校正させる構成を採用してもよい。この際、初期電圧値V0の1点のみで入力コード−電圧値対応情報を校正させるのではなく、複数の電圧値の複数点で入力コード−電圧値対応情報を校正させる。
また、前記第2実施形態では、電圧値と入力コードとの相関関係(傾き)を変更せずに、初期電圧値V0に対応する入力コードを所定のビット数Bだけ変更して入力コード−電圧値対応情報を校正させていたが、これに限らず、電圧値と入力コードとの相関関係(傾き)を変更可能に入力コード−電圧値対応情報を校正させる構成を採用してもよい。この際、初期電圧値V0の1点のみで入力コード−電圧値対応情報を校正させるのではなく、複数の電圧値の複数点で入力コード−電圧値対応情報を校正させる。
前記第3実施形態では、ファン駆動制御部245がフィードバック制御を実施する第1実施形態で説明したプロジェクタ2に風量センサ32および信号生成情報校正部447等を搭載したプロジェクタ4を採用したが、これに限らず、ファン駆動制御部245’が温度対応制御を実施する第2実施形態で説明したプロジェクタ2’に風量センサ32および信号生成情報校正部447等を搭載した構成としてもよい。
前記各実施形態では、プロジェクタ2,2’とファン制御校正装置3,3’、風量センサ32とファン制御校正装置本体31、および風量センサ32と信号生成情報校正部447が信号線Si1,Si2にて接続されていたが、これらは、有線で接続する校正に限らず、光、音、電波等の無線にて接続する構成を採用してもよい。
前記各実施形態では、透過型の液晶パネル224A1を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インスツルメント社の商標)を採用してもよい。
また、前記各実施形態では、液晶パネル224A1を3枚設けた構成としていたが、これに限らず、1枚のみの液晶パネルを設ける構成、2枚の液晶パネルを設ける構成、4枚以上の液晶パネルを設ける構成としてもよい。
さらに、前記各実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
さらにまた、前記各実施形態では、本発明に係る電子機器としてプロジェクタを採用したが、これに限らず、発熱部品が搭載された電子機器であればいずれの電子機器でも本発明を採用することができる。
また、前記各実施形態では、液晶パネル224A1を3枚設けた構成としていたが、これに限らず、1枚のみの液晶パネルを設ける構成、2枚の液晶パネルを設ける構成、4枚以上の液晶パネルを設ける構成としてもよい。
さらに、前記各実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行うフロントタイプのプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射を行うリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
さらにまた、前記各実施形態では、本発明に係る電子機器としてプロジェクタを採用したが、これに限らず、発熱部品が搭載された電子機器であればいずれの電子機器でも本発明を採用することができる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明のファン制御校正装置は、冷却ファンの特性が設計上の特性を有していない場合であっても、冷却ファンの特性に応じてファン制御を校正し、所望の回転数で冷却ファンを回転させることができるため、プロジェクタに搭載される冷却ファンのファン制御を校正するファン制御校正装置として有用である。
2,4・・・プロジェクタ(電子機器)、3,3’・・・ファン制御校正装置、32・・・風量センサ(風量検出部)、231A・・・軸流ファン(冷却ファン)、245,245’・・・ファン駆動制御部、246A・・・信号生成情報記憶部、246’・・・メモリ(信号生成情報記憶部)、247・・・サーミスタ(温度検出部)、248,248’,448・・・冷却装置、313C・・・CPU(信号生成情報校正部)、313D・・・メモリ(電圧風量関連情報記憶部)、446C・・・電圧風量関連情報記憶部、447・・・信号生成情報校正部、S1・・・風量検出部設置ステップ、S7,S35・・・風量検出ステップ、S8,S36・・・情報比較ステップ、S11,S38・・・信号生成情報校正ステップ、S14・・・風量検出部取外ステップ。
Claims (8)
- 冷却空気を送風する冷却ファンと、前記冷却ファンを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部と、前記信号生成情報に基づいて駆動信号を生成し前記駆動信号を前記冷却ファンに出力して前記冷却ファンを駆動制御する駆動制御部とを備えた冷却装置に用いられ、前記駆動制御部によるファン制御を校正するファン制御校正装置であって、
前記冷却ファンによる冷却空気の風量を検出する風量検出部と、
前記駆動信号の電圧値に関する電圧値情報、および前記電圧値情報に基づく電圧値で駆動した場合での前記冷却ファンの設計上の設計風量に関する風量情報が関連付けられた電圧風量関連情報を記憶する電圧風量関連情報記憶部と、
前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値、前記風量検出部にて検出された検出風量、および前記電圧風量関連情報に基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較し、比較した結果に応じて前記信号生成情報を校正する信号生成情報校正部とを備えていることを特徴とするファン制御校正装置。 - 請求項1に記載のファン制御校正装置において、
前記冷却装置は、冷却対象の温度を検出する温度検出部を備え、
前記信号生成情報は、所定の初期電圧値で前記冷却ファンを駆動させる駆動信号を生成するための初期電圧値情報であり、
前記駆動制御部は、前記初期電圧値情報に基づく前記初期電圧値で前記冷却ファンを駆動させた後、前記温度検出部にて検出された検出温度を順次認識し、認識した検出温度と所定の設定温度とを比較して偏差量を算出し、前記偏差量に基づいて従前に前記冷却ファンを駆動させていた電圧を変更して前記冷却ファンを駆動させるフィードバック制御を実施し、
前記信号生成情報校正部は、前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値、前記風量検出部にて検出された検出風量、および前記電圧風量関連情報に基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較し、比較した結果に応じて前記初期電圧値情報に基づく前記初期電圧値を変更して前記初期電圧値情報を校正することを特徴とするファン制御校正装置。 - 請求項1に記載のファン制御校正装置において、
前記冷却装置は、冷却対象の温度を検出する温度検出部を備え、
前記信号生成情報は、温度に関する温度情報、および前記温度に応じた回転数で前記冷却ファンを駆動させるための電圧値に関する電圧値情報が関連付けられた電圧温度関連情報であり、
前記駆動制御部は、前記温度検出部にて検出された検出温度を順次認識し、認識した検出温度および前記電圧温度関連情報に基づいて、前記検出温度に応じた電圧値で前記冷却ファンを駆動させる温度対応制御を実施し、
前記信号生成情報校正部は、前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値、前記風量検出部にて検出された検出風量、および前記電圧風量関連情報に基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較し、比較した結果に応じて前記温度情報および前記電圧値情報の関係を変更して前記電圧温度関連情報を校正することを特徴とするファン制御校正装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかのファン制御校正装置において、
前記冷却装置は、前記冷却装置を内部に収納する外装筺体を有する電子機器に搭載され、
前記風量検出部は、前記外装筺体に着脱自在に取り付けられることを特徴とするファン制御校正装置。 - 冷却対象に冷却空気を送風して冷却する冷却装置であって、
冷却空気を送風する冷却ファンと、前記冷却ファンを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部と、前記信号生成情報に基づいて駆動信号を生成し前記駆動信号を前記冷却ファンに出力して前記冷却ファンを駆動制御する駆動制御部と、請求項1から請求項4のいずれかに記載のファン制御校正装置とを備えていることを特徴とする冷却装置。 - 請求項5に記載の冷却装置と、前記冷却装置を内部に収納する外装筺体とを備えていることを特徴とする電子機器。
- 冷却空気を送風する冷却ファンと、前記冷却ファンを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部と、前記信号生成情報に基づいて駆動信号を生成し前記駆動信号を前記冷却ファンに出力して前記冷却ファンを駆動制御する駆動制御部とを備えた冷却装置における前記駆動制御部によるファン制御を校正するファン制御校正方法であって、
前記冷却ファンによる冷却空気の風量を検出する風量検出ステップと、
前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値と、前記風量検出ステップにて検出した検出風量と、前記駆動信号の電圧値に関する電圧値情報、および前記電圧値情報に基づく電圧値で駆動した場合での前記冷却ファンの設計上の設計風量に関する風量情報が関連付けられた電圧風量関連情報とに基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較する情報比較ステップと、
前記情報比較ステップにて比較した結果に応じて前記信号生成情報を校正する信号生成情報校正ステップとを備えていることを特徴とするファン制御校正方法。 - 冷却空気を送風する冷却ファン、前記冷却ファンを所定電圧で駆動させる駆動信号を生成するための信号生成情報を記憶する信号生成情報記憶部、および前記信号生成情報に基づいて駆動信号を生成し前記駆動信号を前記冷却ファンに出力して前記冷却ファンを駆動制御する駆動制御部を備える冷却装置と、前記冷却装置を内部に収納する外装筺体とを備えた電子機器の製造方法であって、
前記外装筺体に風量検出部を取り付ける風量検出部設置ステップと、
前記風量検出部にて前記冷却ファンによる冷却空気の風量を検出する風量検出ステップと、
前記冷却ファンに出力した駆動信号の電圧値と、前記風量検出ステップにて検出した検出風量と、前記駆動信号の電圧値に関する電圧値情報、および前記電圧値情報に基づく電圧値で駆動した場合での前記冷却ファンの設計上の設計風量に関する風量情報が関連付けられた電圧風量関連情報とに基づいて、前記検出風量および前記設計風量を比較する情報比較ステップと、
前記情報比較ステップにて比較した結果に応じて前記信号生成情報を校正する信号生成情報校正ステップと、
前記信号生成情報校正ステップの後、前記風量検出部を前記外装筺体から取り外す風量検出部取外ステップとを備えていることを特徴とする電子機器の製造方法。
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