JP2006215127A - 投射型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コントラストが高く、黒むらが少なく、黒表示性能が高い投射型映像表示装置を小型化する。
【解決手段】 投射型映像表示装置に用いられる液晶表示素子の液晶分子による光学的位相差を補償する光学補償素子を投射型映像表示装置に固定する際に、外部調整装置によって液晶表示素子との相対的な位置を調整したのち、固定する。これにより、黒表示性能の高い投射型映像表示装置を提供できる。光学補償素子の有効範囲の形状を一般的な長方形でなく、多角形にすることにより、投射型映像表示装置を小型化することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、映像表示素子として液晶表示素子を用い、該液晶表示素子で映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像をスクリーンなどに投射する投射型映像表示装置に関する。
従来からの投射型映像表示装置の光学系においては、液晶表示素子を構成する2枚の透明基板付近の液晶分子による複屈折によって、入射光線に対し、入射光の振動方向を変えてしまう現象が発生する。この現象により、黒表示時のスクリーン上での照度が上がってしまい、映像のコントラストが低下するという問題がある。また、ツイステッド・ネマティック(TN)型液晶表示素子では、原理上、この入射光の振動方向が変化してしまう現象の発生量が光線の入射角度によって異なる。すなわち液晶表示素子によって構成されるライトバルブのコントラストは入射光線角度に対して分布を持っている。また実際の投射型映像表示装置の光学系においては、一般的に液晶表示素子に対する照明光学系による入射光線束は角度分布を持っており、その分布は一般的に液晶表示素子の面内において不均一である。そこで、液晶表示素子の透明基板付近の液晶分子による複屈折によって生じる入射光の振動方向が変化する現象を防ぐ手段として、特許文献1、特許文献2等に記載の、液晶表示素子で生じる入射光の振動方向の変化とは逆方向にその変化が生じるような光学異方素子を用いた光学補償素子により、液晶表示素子で生じる入射光の振動方向の変化を光学補償素子で生じる逆方向の振動で相殺する手段がある。
また、液晶表示素子に入射する光の光軸に垂直な面内に配置された光学補償素子の位置をこの面内で調節する調節手段を有する投射型映像表示装置が特許文献3に開示されている。
特開平6−174920号公報 特開平6−265728号公報 特開2002−182213号公報
黒表示時の性能を向上し、高いコントラストと、照度が均一で色むらを低減させ、良好な黒表示性能を有する投射型映像表示装置を安定して提供する為には、映像表示素子の製造上のばらつきによる複屈折の発生を相殺する為の光学補償素子の回転調整量(即ち調整範囲)を極力大きくできるようにする必要がある。しかし、特許文献3に記載されているような一般的な略長方形の有効範囲を有する光学補償素子では、実用上問題のないレベルのコントラスト及び黒表示性能を維持する為の光学補償素子の必要調整回転量が大きくなるに伴ない、光学補償素子を含む平面において、回転に必要な範囲の寸法が大きくなり、最終的には投射型映像表示装置自体が大きくなるというデメリットがあった。
本発明は、上記した課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、これらの課題を解決し、より小型で黒表示時の性能を向上し、高いコントラストと、照度が均一で色むらの良好な黒表示性能を有する投射型映像表示装置を提供することにある。
本発明の投射型映像表示装置は特許文献3に記載されているような一般的な略長方形の有効範囲を有する光学補償素子ではなく、長方形から少なくとも一つ以上の頂点を切断した形状の有効範囲を有する光学補償素子を用いる。
実用上問題のないレベルのコントラスト及び黒表示性能を維持する為の光学補償素子の必要調整回転量を一定に維持したとき、光学補償素子を含む平面において、回転に必要な範囲(回転で描かれる領域)の寸法は、長方形の有効範囲を有する光学補償素子を用いた場合より、長方形から頂点を先切断した形状を有する光学補償素子を用いた場合の方が、有効範囲の内の回転中心からはなれた部位が描く領域の大きさを小さくできる。
一般的に光学補償素子の回転調整機構を有する投射型映像表示装置の場合、光学補償素子の回転に必要な範囲の確保を考慮し、投射型映像表示装置の光学系、光学系を含む光学ユニット及び投射型映像表示装置そのものの最小の大きさが定まる。よって光学補償素子の回転に必要な範囲を小さくすることにより、投射型映像表示装置の小型化が可能となる。
また光学補償素子の有効範囲の形状を特定の式で規定される形状とすることにより、投射型映像表示装置の大きさを特定の方向で小型化することが可能となる。
本発明によれば、高いコントラストと、照度が均一で色むらを低減させ、良好な黒表示性能を維持しながら、投射型映像表示装置を小型化することが可能となる。
以下本発明の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において、同一な部分には同一符号を付して、一度説明したものについては、その説明を省略する。また、符号のあとにRまたはGまたはBを添えて示す構成要素は、色によって分離された複数の光路で区別する必要があるものである。説明上特に支障がない場合には、添字を省略する。また符号のあとにA,B,C,Dを添えて示す構成要素は、符号の示す構成要素の一部分もしくは、符号の示す構成要素に係る光軸、光学的方向を示したものである。
図1は本発明による投射型液晶表示装置の第1の一実施例を示す図である。図1の3板式の投射型液晶表示装置において、1は光源であり、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、水銀キセノンランプ、ハロゲンランプ等の白色ランプである。光源1は、円形ないし、多角形の出射開口を持つ少なくとも1つの反射鏡2を有し、この光源1から出射される光は液晶表示素子からなるライトバルブ14を通過して投射レンズ200に向かい、スクリーン100へ投影される。
光源1のランプから放射される光は例えば放物面の反射鏡2で反射されて光軸に平行となり、第1のアレイレンズ3に入射される。第1のアレイレンズ3は、入射した光をマトリックス状に配設された複数のレンズセルで複数の光に分割して、効率よく第2のアレイレンズ4と偏光変換素子5を通過するように導く。即ち、第1のアレイレンズ3は光源1と第2のアレイレンズ4の各レンズセルとが互いに物体と像の関係(共役関係)になるように設計されている。第1のアレイレンズ3と同様に、マトリックス状に配設された複数のレンズセルを持つ第2のアレイレンズ4は、構成するレンズセルそれぞれが対応する第1のアレイレンズ3のレンズセルの形状をライトバルブ14内の液晶表示素子18に投影する。この時、偏光変換素子5で第2のアレイレンズ4からの光は所定の偏光方向に揃えられ、そして、第1のアレイレンズ3の各レンズセルの投影像は、それぞれ集光レンズ6、およびコンデンサレンズ13、第1のリレーレンズ15,第2のリレーレンズ16,第3のリレーレンズ17によりライトバルブ14内の液晶表示素子18上に重ね合わせられる。なお集光レンズ6は光軸300を有する。
第2のアレイレンズ4とこれに近接して配設される集光レンズ6とは、第1のアレイレンズ3と液晶表示素子18とが、互いに物体と像の関係(共役関係)になるように設計されているので、第1のアレイレンズ3で複数に分割された光束は、第2のアレイレンズ4と集光レンズ6によって、ライトバルブ14内の液晶表示素子18上に重畳して投影され、実用上問題のないレベルの均一性の高い照度分布の照明が可能となる。
その過程で、反射ミラー7で反射された光は、ダイクロイックミラー11により、例えばB光(青色帯域の光)は反射され、G光(緑色帯域の光)およびR光(赤色帯域の光)は透過されて2色の光に分離され、更に、G光とR光はダイクロイックミラー12によりG光とR光に分離される。例えば、G光はダイクロイックミラー12で反射され、R光はダイクロイックミラー12を透過する。このようにして3色の光に分離される。この光の分離の仕方は種々考えられ、ダイクロイックミラー11でR光を反射させ、G光及びB光を透過させてもよいし、G光を反射させ、R光及びB光を透過させてもよい。本実施例では、B光はダイクロイックミラー11を反射して、反射ミラー10で反射され、コンデンサレンズ13Bを通してB光用のライトバルブ14Bを透過して光合成プリズム21に入射される。ここでコンデンサレンズ13Bを透過し、ライトバルブ14Bに入射するB光をLBと呼ぶことにする。ダイクロイックミラー11で透過されたG光及びR光の内、G光はダイクロイックミラー12で反射され、コンデンサレンズ13Gを通してG光用ライトバルブ14Gに入射され、このライトバルブ14Gを透過して光合成プリズム21に入射される。ここでコンデンサレンズ13Gを透過し、ライトバルブ14Gに入射するG光をLGと呼ぶことにする。R光はダイクロイックミラー12を透過し、第1のリレーレンズ15で集光され、更に反射ミラー8で反射され、第2のリレーレンズ16で更に集光され、反射ミラー9で反射された後、第3のリレーレンズ17で更に集光されてR光用のライトバルブ14Rに入射される。ライトバルブ14Rを透過したR光は光合成プリズム21に入射される。ここでリレーレンズ17を透過し、ライトバルブ14Rに入射するR光をLRと呼ぶことにする。各液晶表示素子18を透過したB光,G光,R光は、光合成プリズム21によってカラー映像として合成された後、例えばズームレンズであるような投射レンズ200を通過し、スクリーン100に到達する。ライトバルブ14内の液晶表示素子18で図示しない映像信号に応じて光強度変調されて形成された光学像は、投射レンズ200によりスクリーン100上に拡大投影され、表示装置として機能するものである。
図2はライトバルブの光軸300を含む図1紙面に垂直な断面における構成図を示すものである。ライトバルブ14B,14G,14Rは光強度変調の対象のとなる光の分光特性が異なるのみであり、その機能及び構成は図2に示したライトバルブ14と実質的には同じものである。
図2において、ライトバルブ14に入射する入射光Lは、前述したLB、LG、LRの総称である。以下、ライトバルブ14B,14G,14Rをライトバルブ14、液晶表示素子18B,18G,18Rを液晶表示素子18、またLB,LG,LRを入射光Lとし、纏めて説明する。
図2に示すように、ライトバルブ14は入射光側から順に入射偏光板22、光学補償素子23、液晶表示素子18、光学補償素子24、出射偏光板25を有している。光学補償素子23,24は、液晶表示素子18の液晶層(図示せず)の入出射側近傍で生じる複屈折による振動方向の変化を相殺して低減するためのものである。本実施例の配置順では、光学補償素子23,24はそれぞれ入射偏光板22と液晶表示素子18の間、および液晶表示素子18と出射偏光板25の間に配置されるが、これに限定されるものではなく、ともに入射偏光板22と液晶表示素子18の間、もしくはともに液晶表示素子18と出射偏光板25の間に配置しても構わない。また表示をわかり易くする為、入射偏光板22,光学補償素子23,液晶表示素子18,光学補償素子24,出射偏光板25は離れた状態で示されている。
なお、ライトバルブ14に属する各光学素子の入射面及び出射面はすべて光軸300に直交している。
図3はライトバルブを構成する各光学素子の軸方向について示した構成図で、その図3(a)は第1の構成図、図3(b)は別の第2の構成図である。図3(a)において、光軸300に平行な方向をZ方向とする。入射偏光板22は入射光Lのうち、第1の方向(X方向とする)に振動する光成分を吸収する吸収軸22Aを有している。一方、出射偏光板25は第1の方向(X方向)に直交する第2の方向(Y方向とする)に振動する光成分を吸収する吸収軸25Aを有しており、入射偏光板22及び出射偏光板25はいわゆるクロスニコル状態に配置されている。
液晶表示素子18は図示しない2枚の基板の内側に液晶層28を有している。液晶層28の入射側面,出射側面にはそれぞれ、配向膜26,27が形成され、これら配向膜26,27はラビング処理により、図示しない微細な溝が同一方向に形成されている。このラビング処理により形成される溝の方向をラビング方向とする。また配向膜26のラビング方向を26A、配向膜27のラビング方向を27Aとする。
光学補償素子23,24は、互いに交差するように配置した光学軸23A,24Aを有する。光学軸23A,24Aはそれぞれ、光軸300に垂直な平面内において、矢印230,240に示されるような方向に角度調整され、ラビング方向26A,27Aと略平行な方向に配置される。図3(a)では、配向膜26のラビング方向26AをY方向に平行、配向膜27のラビング方向27AをX方向に平行に配置しているが、図3(b)のように、配向膜26のラビング方向26AをX方向に平行、配向膜27のラビング方向27AをY方向に平行に配置しても構わない。光学補償素子23,24としては、例えば、富士写真フィルム株式会社製の「Fuji WV Film ワイドビューA(商品名)」を用いることができる。
光学補償素子とその光学補償素子の有効範囲の一例を図9に示す。光学補償素子は、例えば図9(a)に示されるような一枚構成の板状の光学補償素子501、或いは例えば図9(b)に示されるように、例えばガラス基板や光学レンズなどの光学素子504に光学補償素子503が装着されて構成された光学補償ユニット502の何れであってもよい。勿論、光学素子504の両面に光学補償素子503が装着されたものでも構わない。また、本発明でいう光学補償素子の有効範囲とは、例えば光学補償素子501のような一枚構成の板状の素子では、形状そのものの輪郭を有効範囲とする。図9(a)の例では、有効範囲は外形形状と一致する505Aのように示される。また、例えば光学補償ユニット502のような光学補償素子が光学素子に装着されたものでは、光学補償素子に垂直に入射した光が装着された光学素子を通過することができる最大の範囲を有効範囲とし、図9(b)の例では、有効範囲は光学補償素子503の外形形状と一致する505Bのように示される。
また、図10に本発明における光学補償素子の保持方法の一実施例を示す。図10において、光学補償素子23(24)は、例えば光学補償素子の外形に対応した開口507を有する保持部材506に、例えば矢印510のような方向に組み込まれ、保持される。光学補償素子23(24)と保持部材506は例えば化学反応による接着、化学反応、熱反応による溶着、構造的な嵌合、例えばネジのような係合部品による係合といった手段にて接合もしくは保持される。
光学補償素子の回転調整は、保持部材506の有する例えば円弧形状の摺動部位508を、図示しない投射型映像表示装置の構造部品の有する面に摺動させて、回転方向509のような回転調整を実施することができる。
保持部品506の調整後の固定は、例えば化学反応による接着、化学反応、熱反応による溶着、構造的な嵌合、例えばネジのような係合部品による係合手段をもって実施する。
本発明の光学補償素子の有効範囲は、例えば、長方形などの矩形形状から4つの頂点を切断した形状の8角形を有している。図4は光学補償素子の有効範囲を示すもので、その図4(a)に本実施例に係る光学補償素子の有効範囲の一例を、図4(b)に従来の長方形の有効範囲の一例を示す。図4は光学補償素子の有効範囲を照明光束が入射する方向から見た図である。
図4(a)には光学補償素子の有効範囲の形状408A(太い実線で図示)、光学補償素子の左回りの最大回転調整量404、光学補償素子の右回りの最大回転調整量405、光学補償素子の有効投射領域である光学補償素子を通過する照明光束通過範囲406、光学補償素子を左右に回転できる最大回転調整量まで回転させた時に有効範囲の形状408Aが描く最大領域範囲(つまり回転させた時に形成される必要なすべての有効範囲、以下ではこの範囲を「必要有効範囲」と称する)の形状407Aが示されている。回転調整量が0°となる基準の角度(図示せず)は、本実施例を説明するにあたっては、回転調整可能範囲のうちであれば、どのようにとっても構わない。なお光学補償素子の回転調整可能範囲は映像表示素子の製造ばらつきを性能上問題ないレベルまで補償できる範囲に設定される。
本発明による光学補償素子の有効範囲の形状408Aの8角形に対し、4つの角を切断する以前の従来の長方形の有効範囲の形状408Bを持つ光学補償素子を示した図が図4(b)である。
図4(b)において、光学補償素子の左回りの最大回転調整量404、光学補償素子の右回りの最大回転調整量405、光学補償素子を通過する照明光束通過範囲(有効投射領域)406、回転調整量が0°となる基準の角度(図示せず)は図4(a)と同じであるとすると、必要有効範囲の形状407Bは必要有効範囲の形状407Aに対し、図4(a)の範囲409,410,411,412の分(斜線で図示)だけ、大きくなってしまう。
逆にいえば、本実施例では、光学補償素子の有効範囲を一般的な長方形形状から、例えば8角形にすることにより、光学補償素子を回転調整する場合に必要な空間範囲を小さくすることが可能である。
なお、本実施例では、光学補償素子の有効範囲の形状は、図5に示されるように、図5(a)に示されるような長方形から4頂点を各々含む、有効投射領域の外側を直線413にて切断した8角形に限定されるものではなく、長方形から少なくとも一つの頂点を直線にて切り落とした形状であれば、その分光学補償素子を回転調整する場合に必要な空間範囲を小さくすることができる。例えば、図5(b)に示されるような長方形から3頂点を切断した7角形、図5(c)に示されるような長方形から2頂点を直線にて切断した6角形、図5(d)に示されるような長方形から1頂点を直線にて切断した5角形、図5(e)に示されるような長方形から4頂点を直線にて切断した6角形、図5(f)に示されるような長方形から2頂点を直線にて切断した5角形でも構わない。
以上述べたように、本実施例によれば、光学補償素子の有効範囲の形状を、該有効範囲の4頂点の少なくとも一つの頂点を含み、有効投射領域の外側を切り落とした形状とするので、切り落とした辺の回転中心からの距離を短くでき、液晶表示素子の偏光方向の乱れを、光学補償素子を回転させて補正する際、必要な回転調整の空間を小さくできる。従って、十分な回転調整量を確保して、高いコントラストと、照度が均一で色むらの良好な黒表示性能を維持しながら、投射型映像表示装置を小型化することが可能となる。
次に、第2の実施例について説明する。上記した第1の実施例では、光学補償素子の有効範囲の形状を、長方形から少なくとも一つの頂点を直線にて切断して形成したが、本実施例では角の切断形状を直線に代えて円弧にて形成する点で第1の実施例と異なる。
図6に第2の一実施例である光学補償素子の有効範囲の形状を示す。図6(a),図6(b),図6(c),図6(d),図6(e),図6(f)はそれぞれ、図5(a),図5(b),図5(c),図5(d),図5(e),図5(f)の長方形切断形状を直線413から円弧414にしたものである。小型化の効果は図4の第1の一実施例の有効範囲の形状408Aを例えば図6のひとつに置き換えたものに準ずる(図示せず)。
次に、第3の実施例について述べる。本発明による第3の実施例は、第1の実施例が、光学補償素子の有効範囲の形状を、長方形から少なくとも一つの頂点を直線にて切断するのに対し、頂点の切断形状を直線に代えて自由曲線にて形成する点で第1の実施例と異なる。自由曲線には例えば楕円の一部、多次曲線、もしくはこれらと円弧、直線を組み合わせた曲線等が含まれる。
図7に第3の一実施例である光学補償素子の有効範囲の形状を示す。図7(a),図7(b),図7(c),図7(d),図7(e),図7(f)はそれぞれ、図5(a),図5(b),図5(c),図5(d),図5(e),図5(f)の長方形切断形状を直線413から自由曲線415にしたものである。小型化の効果は図4の第1の一実施例の有効範囲の形状408Aを例えば図7のひとつに置き換えたものに準ずる(図示せず)。
本発明による第4の実施例は、第1の実施例において、光学補償素子の最大回転調整角度に対して光学補償素子の有効範囲の形状を特定の条件を満たすようにすることにより、効率よく光学系を小型化するものである。
図8を用いて、本実施例における光学補償素子の形状の一例を説明する。図8は光学補償素子を含む平面に垂直な方向から光学補償素子を見た図で、図8(a),図8(b),図8(c)には従来の略長方形形状の光学補償素子の有効範囲の一部分が図示され、図8(d),図8(e)には本実施例による光学補償素子の有効範囲形状の一部分が図示されている。なお、図8の各図において、同一な要素には同一符号を付して示し、一度述べたものについては、図ごとの詳細な説明を省略する。また、図8(f)は後述する第5の実施例に関するものである。
図8には、光学補償素子を含む平面内にて回転中心Oを原点に取り、第1の実施例における光学補償素子を通過する照明光束通過範囲(有効投射領域)406が成す略長方形の長辺に平行な方向をx軸、短辺に平行な方向をy軸としたxy座標の第1象現が示してある。
図8(a)において、416は光学補償素子を通過する照明光束通過範囲(有効投射領域)406が成す長方形の輪郭、Cは輪郭416に含まれる頂点、Hは頂点Cのy軸との距離、Vは頂点Cのx軸との距離、Rは回転中心Oと頂点Cを結んだ直線の長さ、αはこの直線とx軸の成す角度、417は略長方形の有効範囲を有する光学補償素子の有効範囲形状の輪郭を示している。輪郭417は長辺がx軸に平行に、短辺がy軸に平行に配置されている。Dは輪郭417に含まれる頂点、Reは輪郭417に含まれる頂点Dと回転中心Oを結んだ直線の長さ、βはこの直線とx軸の成す角度、Heは頂点Dのy軸との距離、Veは頂点Dのx軸との距離である。
図8(b)において、θvは頂点Dがy軸に近づく方向に光学補償素子を回転させるときの最大回転調整角度(以下、「最大調整角度」と省略する)を示している。418は輪郭417を回転中心Oを中心に図8(b)に示す方向に最大調整角度θvだけ回転させた輪郭(即ち、光学補償素子を回転させた後の有効範囲の輪郭)であり、Ve’は輪郭418に含まれる頂点Dv(輪郭417の頂点Dに対応)のx軸との距離である。
上記最大調整角度θvは、輪郭417を回転させた時にその輪郭(輪郭418)が照明光束通過範囲の輪郭416の頂点Cにかかるときの角度である。従って、最大調整角度θvが定められている場合、Heは光学補償素子を図8(b)に示す方向に最大調整角度θvだけ回転させたときに、映像を過不足無く投影することができる最小のHeであるといえる。
また、図8(c)において、θhは頂点Dがx軸に近づく方向に光学補償素子を回転させるときの最大調整角度を示している。419は輪郭417を回転中心Oを中心に図8(c)に示す方向にθhだけ回転させた輪郭(即ち、光学補償素子を回転させた後の有効範囲の輪郭)であり、He’は輪郭419に含まれる頂点Dh(輪郭417の頂点Dに対応)のy軸との距離である。
上記最大調整角度θhは、輪郭417を回転させた時にその輪郭(輪郭419)が照明光束通過範囲の輪郭416の頂点Cにかかるときの角度である。従って、最大調整角度θhが定められている場合、Veは光学補償素子を図8(c)に示す方向にθhだけ回転させたときに、映像を過不足無く投影することができる最小のVeであるといえる。
従来例の図8(a),図8(b)にそれぞれ対応する図8(d),図8(e)に示される本実施例では、第1の実施例のように、光学補償素子の有効範囲は、長方形から少なくともひとつの頂点において、頂点を直線にて切断した形状を有している。
図8(d)において、420は頂点を切断する前の長方形の長辺方向をx軸に平行に、短辺方向をy軸に平行に配置した光学補償素子の有効範囲の輪郭である。輪郭420には切断されて新たに作られた頂点が二つあり、そのうちx軸に近い頂点Aのy軸との距離をHa、x軸との距離をVa、y軸に近い頂点Bのy軸との距離をHb、x軸との距離をVbとする。また、Raは頂点Aと回転中心Oを結ぶ直線の長さ、γaはこの直線とx軸の成す角、Rbは頂点Bと回転中心Oを結ぶ直線の長さ、γbはこの直線とy軸の成す角を示している。
図8(e)は図8(d)の輪郭420をxy平面で第2象現方向(反時計方向)に最大調整角度θvだけ回転させたものである。図8(e)において、421は輪郭420を回転中心Oを中心に回転させた輪郭(即ち、光学補償素子を回転させた後の有効範囲の輪郭)であり、輪郭421に含まれる2つの頂点のうち、輪郭420の頂点Aに対応するものをAv、頂点Bに対応するものをBvとし、Av及びBvのx軸との距離をそれぞれVa’,Vb’として示してある。
本実施例では、光学補償素子の有効範囲の形状を定めるパラメータHa,Va、Hb,Vbが数1の条件を満たすように定めることによって、図8(d)の状態から図8(e)に示される方向に光学補償素子を最大調整角度θvまで回転(調整)させた時に、光学補償素子の有効範囲(即ち、輪郭420)が描く(通過する)y方向の最大座標Ymax(図示せず)を、従来の一般的な長方形の有効範囲(例えばその輪郭417)を有する光学補償素子を用いた場合に同様の回転で描く図8(b)のy方向の最大座標の値、Ve’よりも小さくすることが可能となり、光学系および映像表示装置を図8の座標のy方向にて小型化することが可能である。以下にこれを、図8(a)〜図8(e)を用いて説明する。
まず、図8の座標のy方向にて小型化が可能な条件は、下式数3にて与えられる。
(数3) Ymax < Ve’ ・・・ 数3
このときYmaxはθv,γa,γbの関係により、Va’,Vb’,Ra,Rbのいずれかによって与えられる。すなわち、θv<γbではYmaxはVb’もしくはVa’の大きい方、γb≦θv<π/2−γaではYmaxはRbもしくはVa’の大きい方、π/2−γa≦θvではYmaxはRaもしくはRbの大きい方にて与えられる。よって数3を満たすVa’,Vb’,Ra,Rbの必要条件は下式数4にて与えられる。
Figure 2006215127
ここで、図8(d),図8(e)より、Ra,Rb,Va’,Vb’は、下式数5に示すように、Ha,Va,Hb,Vb,θvのみの数式で表すことができる。
Figure 2006215127
また、同様に、図8(a),図8(b),図8(c)より、Ve,Heは下式数6、Ve’は下式数7、γa,γbは下式数8に示すように、V,H,θv,θhのみの数式で表すことができる。
Figure 2006215127
Figure 2006215127
Figure 2006215127
ここで上記数4に数5、数7、数8を代入することにより、下式数1を得ることができる。
Figure 2006215127
すなわち、V,H,θv,θhの初期条件に対し、Ha,Va,Hb,Vbが数1の条件を満たすような有効範囲の形状を有した光学補償素子を用いることにより、y軸方向に小型化した投射型映像表示装置を得ることができる。
第4の実施例では、y軸方向に小型化できるパラメータ条件を提示したが、本発明による第5の実施例では、x軸方向に小型化できるパラメータ条件を提示する。
図8(d),図8(f)は本発明による第5の一実施例を示す図である。以下に本実施例について説明するが、図8(d),図8(f)において、既に述べた図8の各図に同一な要素には同一符号を付して示し、その説明を省略する。
図8(f)は図8(d)の輪郭420をxy平面で第4象現方向(時計方向)に最大調整角度θhだけ回転させたものである。図8(f)において、422は輪郭420を回転中心Oを中心に回転させた輪郭(即ち、光学補償素子を回転させた後の有効範囲の輪郭)であり、輪郭422に含まれる2つの頂点のうち、輪郭420の頂点Aに対応するものをAh、頂点Bに対応するものをBhとし、Ah及びBhのy軸との距離をそれぞれHa’,Hb’として示してある。
本実施例では、光学補償素子の有効範囲の形状を定めるパラメータHa,Va,Hb,Vbが数2の条件を満たすように定めることによって、図8(d)の状態から図8(f)に示される方向に光学補償素子を最大調整角度θhまで回転(調整)させた時に、光学補償素子の有効範囲(即ち、輪郭420)が描く(通過する)x方向の最大座標Xmax(図示せず)を、従来の一般的な長方形の有効範囲(例えばその輪郭417)を有する光学補償素子を用いた場合に同様の回転で描く図8(b)のx方向の最大座標の値、He’よりも小さくすることが可能となり、光学系および映像表示装置を図8の座標のx方向にて小型化することが可能である。以下にこれを説明する。
まず、図8の座標のx方向にて小型化が可能な条件は、下式数9にて与えられる。
(数9) Xmax < He’ ・・・ 数9
このときXmaxはθh,γa,γbの関係により、Ha’,Hb’,Ra,Rbのいずれかによって与えられる。すなわち、θh<γaではXmaxはHb’もしくはHa’の大きい方、γa≦θh<π/2−γbではXmaxはRaもしくはHb’の大きい方、π/2−γb≦θhではXmaxはRaもしくはRbの大きい方にて与えられる。よって数9を満たすHa’,Hb’,Ra,Rbの必要条件は下式数10にて与えられる。
Figure 2006215127
ここで、Ra,Rbは既に上記数5にてHa,Va,Hb,Vbのみの式で表わされており、また図8(d),図8(f)より、Ha’,Hb’は、下式数11に示すように、Ha,Va,Hb,Vb,θhのみの数式で表すことができる。
Figure 2006215127
Ve,Heはすでに上記数6にてV,H,θv,θhのみの数式にて表されており、これによりHe’は下式数12に示すようにV,H,θv,θhのみの数式で表すことができる。
Figure 2006215127
ここで上記数10に数11、数12、数8を代入することにより、下式数2を得ることができる。
Figure 2006215127
すなわち、V,H,θv,θhの初期条件に対し、Ha,Va,Hb,Vbが数2の条件を満たすような有効範囲の形状を有した光学補償素子を用いることにより、x軸方向に小型化した投射型映像表示装置を得ることができる。
本発明の投射型液晶表示装置の第1の一実施例を示す光学系の構成図である。 光軸を含む図1紙面に垂直な断面におけるライトバルブの構成図である。 ライトバルブを構成する各光学素子の軸角度を示した構成図である。 本発明の第1の実施例に係る光学補償素子の有効範囲の回転調整に必要な範囲と、一般的な略長方形の有効範囲を有する光学補償素子の有効範囲の回転調整に必要な範囲を示した図である。 本発明の第1の実施例に係る光学補償素子の有効範囲形状の一例を示した図である。 本発明の第2の実施例に係る光学補償素子の有効範囲形状の一例を示した図である。 本発明の第3の実施例に係る光学補償素子の有効範囲形状の一例を示した図である。 本発明の第4、第5の実施例に係る光学補償素子の有効範囲形状の一部分と、最大回転時の状態の一部分の一例を示した図である。 光学補償素子の有効範囲を示す図である。 光学補償素子の保持方法の一実施例を示す図である。
符号の説明
1…光源、2…反射鏡、3…第1のアレイレンズ、4…第2のアレイレンズ、5…偏光変換素子、6…集光レンズ、7…反射ミラー、8…反射ミラー、9…反射ミラー、10…反射ミラー、11…ダイクロイックミラー、12…ダイクロイックミラー、13…コンデンサレンズ、14…ライトバルブ、15…第1のリレーレンズ、16…第2のリレーレンズ、17…第3のリレーレンズ、18…液晶表示素子、21…光合成プリズム、22…入射偏光板、22A…吸収軸、23…光学補償素子、23A…光学軸、24…光学補償素子、24A…光学軸、25…出射偏光板、25A…吸収軸、26…配向膜、26A…ラビング方向、27…配向膜、27A…ラビング方向、28…液晶層、100…スクリーン、200…投射レンズ、230…回転調整方向、240…回転調整方向、300…光軸、404…最大回転調整量、405…最大回転調整量、406…照明光束通過範囲、407A…必要有効範囲、407B…必要有効範囲、408A…光学補償素子の有効範囲の形状、408B…光学補償素子の有効範囲の形状、409…範囲、410…範囲、411…範囲、412…範囲、413…直線、414…円弧、415…自由曲線、416…照明光束通過範囲の輪郭、417…光学補償素子の有効範囲の輪郭、418…光学補償素子の有効範囲の輪郭、419…光学補償素子の有効範囲の輪郭、420…光学補償素子の有効範囲の輪郭、421…光学補償素子の有効範囲の輪郭、422…光学補償素子の有効範囲の輪郭、501…光学補償素子、502…光学補償ユニット、503…光学補償素子、504…光学素子、505A…光学補償素子の有効範囲、505B…光学補償素子の有効範囲、506…保持部材、507…開口、508…摺動部位、509…回転方向、510…矢印、LB…B光、LG…G光、LR…R光、V…距離、H…距離、Ve…距離、He…距離、R…距離、Re…距離、O…回転中心、C…頂点、D…頂点、α…角度、β…角度、Dv…頂点、Dh…頂点、θv…最大調整角度、θh…最大調整角度、Ve’…距離、He’…距離、Va…距離、Ha…距離、Vb…距離、Hb…距離、Ra…距離、Rb…距離、γa…角度、γb…角度、A…頂点、B…頂点、Av…頂点、Bv…頂点、Ah…頂点、Bh…頂点、Va’…距離、Ha’…距離、Vb’…距離、Hb’…距離。

Claims (6)

  1. 光源と、
    複数の液晶分子を配列した液晶層を有し前記光源から発せられた光を変調する液晶表示素子と、
    該液晶表示素子の入射側と出射側の少なくとも何れか一方に設けられ、前記液晶層の液晶分子によって生じる光学的な位相差を補償する光学補償素子と、
    前記液晶表示素子により変調された光を投射する投射レンズと、
    前記光学補償素子を回転調整する保持機構とを有し、
    少なくとも一つの前記光学補償素子は、第1の略矩形形状の4つの頂点のうちの少なくとも一つの頂点を含む、有効投射領域の外側の所定領域を切断した形状を有することを特徴とする投射型映像表示装置。
  2. 前記液晶表示素子は第2の略矩形形状の有効表示領域を有し、前記有効投射領域は前記第2の矩形形状と略相似形の形状であることを特徴とする請求項1に記載の投射型映像表示装置。
  3. 前記光学補償素子は、前記矩形形状の4つの頂点の各々の頂点を含む略同形状の4つの所定領域を切断した形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れか1項に記載の投射型映像表示装置。
  4. 前記所定領域の形状は、略3角形形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の投射型映像表示装置。
  5. 前記第2の略矩形形状は第1の長方形形状であり、
    前記第1の矩形形状の前記頂点を成す2辺の内の前記第1の長方形形状の長辺に近い辺を第1の辺、短辺に近い辺を第2の辺とし、
    前記略3角形形状の前記頂点以外の2つ点のうち、前記第1の辺上の点を第1の点、前記第2の辺上の点を第2の点とし、
    前記保持機構の回転中心を通り前記第1の長方形形状の長辺に平行な直線を第1の軸、前記回転中心を通り前記第1の長方形形状の短辺に平行な直線を第2の軸とし、
    前記第1の点と前記回転中心を結んだ直線を前記第1の辺に投影して得られる直線の長さをHb、前記第2の点と前記回転中心を結んだ直線を前記第1の辺に投影して得られる直線の長さをHa、前記第1の点と前記回転中心を結んだ直線を前記第2の辺に投影して得られる直線の長さをVb、前記第2の点と前記回転中心を結んだ直線を前記第2の辺に投影して得られる直線の長さをVaとし、
    前記光学補償素子を前記第1の辺が前記第1の軸に平行な状態から、前記第1の点が第1の軸から遠くなる方向に回転できる最大の調整調整量をθvとし、
    前記第2の点が前記第2の軸から遠くなる方向に回転できる最大の調整調整量をθhとし、
    前記有効投射領域の成す第2の長方形形状の辺のうち、前記第1の長方形形状の長辺に近い辺を第3の辺とし、前記第3の辺を前記回転中心から第3の辺上へ伸ばした垂線との交点で分割しできる線分のうち、前記第2の長方形の前記頂点に近い方の線分の長さをH、前記第2の長方形の辺のうち、前記第1の長方形の短辺に近い辺を第4の辺とし、前記第4の辺を前記回転中心から第4の辺上へ伸ばした垂線との交点で分割しできる線分のうち、前記第1の矩形形状の前記頂点に近い方の線分の長さをVとしたとき、
    前記θv、前記θh、前記Ha、前記Hb、前記Va、前記Vb、前記H、前記Vが下式数1を満足することを特徴とする請求項4に記載の投射型映像表示装置。
    Figure 2006215127
  6. 前記θv、前記θh、前記Ha、前記Hb、前記Va、前記Vb、前記H、前記Vが下式数2を満足することを特徴とする請求項5に記載の投射型映像表示装置。
    Figure 2006215127
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