JP2006214769A - 半導体装置の試験システム及び試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の試験システムの試験の総時間の短縮。
【解決手段】 ホストコンピュータ(制御部)5が、サンプル(試験用半導体装置)S01〜S10に対する試験の結果を保存するステップP11と、複数の項目A〜Gのそれぞれの不良率を求めるステップP13と、不良率が最も高い項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となったサンプルの結果を削除するステップP14と、サンプルS01〜S10の全ての結果が削除されたか否かを判断するステップP15と、ステップP15においてサンプルS01〜S10の全ての結果が削除されたと判断された場合に、製品用半導体装置の試験内容を、ステップP14において抽出された試験実施候補項目のみを実施するように変更するステップP16と、を有することを特徴とする半導体装置の試験方法による。
【選択図】 図5

Description

本発明は、半導体装置の試験システム及び試験方法に関する。
LSI等の半導体装置は、量産ラインにおいて製造された後、不良の有無を調べるための試験が行われる。クリーンルーム内には、その試験を行うためのICテスタが設けられており、1台のICテスタで複数の半導体装置に対して一斉に試験が開始される。ICテスタは、それ一つで複数の試験項目を自動的に実施するが、中には不良となる半導体装置が殆ど発生しない試験項目や、多数の半導体装置が不良となる試験項目もある。そこで、このような試験では、ICテスタ用の試験プログラムを書き換えることにより、以下のように試験時間の短縮を図るようにしている。
図1は、上記の試験プログラムを書き換えるために従来行われている処理のフローチャートである。また、図2は、この処理を説明するための模式図である。
従来の方法では、まず、量産ラインから運ばれてきた複数の半導体装置の中から任意にサンプルを抽出する。以下の例では、10個のサンプルS01〜S10を抽出するものとする。そして、一つのサンプルに対し、A〜Gの7個の試験項目がこの順に実施されるものとする。図3は、これら試験項目A〜Gのそれぞれに必要な試験時間の一例を示す表である。
図1の最初のステップP1では、10個のサンプルS01〜S10をICテスタにセットし、各サンプルの試験を一斉に開始する。ICテスタでは、ある半導体装置のある試験項目において最初の不良(ファーストフェイル)が発生したら、不良が発生した半導体装置については、その項目以降の試験項目を実施しない。この例では、図2のP2の第1行目(サンプル番号S01)に示すように、試験項目A〜EにおいてサンプルS01の不良が発生せず、試験項目Fで不良が発生したとする。この場合、サンプルS01に対して試験項目Gを行わない。
次に、ステップP2に移行し、図2のP2に示されるような試験結果を記録する。なお、図2では、試験によって良となった項目を○で示し、不良となった項目を×で示している。また、記号「−」は、ファーストフェイルより後の項目であるため試験を行わなかったことを示す。
続いて、ステップP3に移行し、全てのサンプルS01〜S10の試験が終了したか否かを判断する。そして、規定した数量の半導体装置の試験が終了していない場合には、規定した全ての半導体装置の試験が終了するまでステップP1から繰り返す。一方、終了している場合は、ステップP4に移行する。
そのステップP4では、図2のP4に示すように、サンプルS01〜S10のいずれかにおいて不良の発生した試験項目に試験実施フラグを立てる。この例では、試験項目Aを除いた全ての項目にフラグを立て、試験項目Aのみフラグを立てない。
続いて、ステップP5に以降し、上記でフラグが立てられた試験項目B〜Gのみを実施するように、ICテスタの試験プログラムを変更する。
これ以降は、量産ラインで製造された全ての半導体装置に対し、このようにして変更されたプログラムに基づいて、試験項目B〜Gのみが実施されることになる。
上記のように、この従来例では、いつも良となる試験項目を省くように試験プログラムを変更することで試験時間を短縮するようにしているが、これと類似の技術が特許文献1に開示されている。
また、特許文献2、3には、不良率の高い試験項目から優先的に試験を実施し、不良の発生した項目(ファーストフェイル)以降の試験項目については試験を実施しない(フェイルストップ)ことにより、試験時間を短縮することが開示されている。
特開昭59−211874号公報 特開平11−243125号公報 特開2003−227862号公報
ところで、図2で説明した従来例では、試験項目A〜Gのうち、不良となるサンプルが一つも存在しない試験項目Aのみ排除され、それ以外の試験項目B〜Gに対しては試験実施フラグが立つ。従って、各試験項目の試験時間が図3で示される値の場合、試験プログラムを変更した結果、一つのICテスタで一つの半導体装置を試験するのに要する時間は100秒(=B+C+D+E+F+G)となる。この値は、全ての試験項目を実施するのに要する時間(110秒)と大差が無く、上記の方法では試験時間の短縮が望めないことが理解される。
一方、特許文献2、3の方法は、ファーストフェイルより後の試験項目を実施しないというものであるが、量産ラインにおける試験では複数の半導体装置の試験が1台のICテスタにおいて同時に開始されるので、ファーストフェイルが試験開始後に早期に発生する半導体装置もあれば、後の試験項目で不良となるものもある。このようにファーストフェイルが早期に発生する半導体装置があっても、通常は、全ての半導体装置の試験が終了するまで待機される。従って、全ての半導体装置の試験が終了するのは、最後の半導体装置の試験が終了した時点となるので、特許文献2、3の方法では試験時間の十分な短縮が見込めない。
本発明の目的は、試験の総時間を確実に短縮することができる半導体装置の試験システムと試験方法とを提供することにある。
本発明の一観点によれば、半導体装置の試験を行う試験装置と、前記試験装置を制御する制御部とを有し、前記試験装置が、前記制御部の制御下において、複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を実施する第1ステップを行うと共に、前記制御部が、前記試験の結果を前記複数の試験用半導体装置毎に保存する第2ステップと、前記試験の結果に基づいて、前記複数の項目のそれぞれの不良率を求める第3ステップと、前記不良率が最も高い前記項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった前記試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第4ステップと、前記削除の後、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたか否かを判断し、削除されていないと判断された場合、前記第4ステップに戻る第5ステップと、前記第5ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたと判断された場合に、製品用半導体装置の試験内容を、前記第4ステップにおいて抽出された試験実施候補項目のみを実施するように変更する第6ステップとを行う半導体装置の試験システムが提供される。
これによれば、第4ステップにおいて、不良率が最も高い項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、その項目で不良となった試験用半導体装置の結果を試験の結果から削除する。そして、全ての試験用半導体装置の結果が削除されるまでこれを繰り返す。本願発明者は、このような方法を採用することにより、ファーストフェイルが存在する項目の全てを試験実施候補項目として抽出する従来例と比較して、総試験時間を確実に短縮できることを見出した。
本発明の別の観点によれば、半導体装置の試験を行う試験装置と、前記試験装置を制御する制御部とを有し、前記試験装置が、前記制御部の制御下において、複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を実施する第1ステップを行うと共に、前記制御部が、前記試験の結果を前記複数の半導体装置毎に保存する第2ステップと、前記複数の試験用半導体装置の中で、一つの前記項目のみで不良となった該試験用半導体装置が存在する場合に、前記一つの項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第3ステップと、前記試験用半導体装置の全ての結果が全て削除されたか否かを判断する第4ステップと、前記第4ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されていないと判断された場合に、不良が発生している前記項目の全ての組み合わせの中から、前記第3ステップの後に残った全ての前記試験用半導体装置の結果を削除可能な組み合わせを抽出する第5ステップと、前記第5ステップにおいて抽出された前記組み合わせの中から試験時間が最短になる組み合わせを抽出し、該組み合わせを構成する前記項目を試験実施候補項目とする第6ステップと、前記第3ステップ及び前記第6ステップにおける前記試験実施候補項目のみを実施するように、製品用半導体装置の試験内容を変更する第7ステップとを行う半導体装置の試験システムが提供される。
これによれば、第3ステップにおいて、複数の試験用半導体装置の中で、一つの項目のみで不良となった試験用半導体装置が存在する場合に、その項目を試験実施候補項目として抽出する。このような不良は単独不良と呼ばれる。単独不良のある試験用半導体装置は、ただ一つの項目のみで不良となる。そのため、この項目を試験から省くと、その項目で不良となる製品用半導体装置を出荷する恐れがあるが、本実施形態ではこの項目を試験実施候補項目として抽出するので、不良となる半導体装置が出荷されるのを防ぐことができる。
更に、第6ステップでは、総試験時間が最短になるような試験項目の組み合わせを抽出するので、製品用半導体装置に対する総試験時間を確実に短縮することが可能となる。
本発明の更に別の発明によれば、複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を試験装置が実施する第1ステップと、制御部が、前記試験の結果を前記複数の試験用半導体装置毎に保存する第2ステップと、前記試験の結果に基づいて、前記制御部が、前記複数の項目のそれぞれの不良率を求める第3ステップと、前記制御部が、前記不良率が最も高い前記項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった前記試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第4ステップと、前記制御部が、前記削除の後、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたか否かを判断し、削除されていないと判断された場合、前記第4ステップに戻る第5ステップと、前記第5ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたと判断された場合に、前記制御部が、製品用半導体装置の試験内容を、前記第4ステップにおいて抽出された試験実施候補項目のみを実施するように変更する第6ステップと、を有する半導体装置の試験方法が提供される。
本発明の他の観点によれば、複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を試験装置が実施する第1ステップと、制御部が、前記試験の結果を前記複数の半導体装置毎に保存する第2ステップと、前記複数の試験用半導体装置の中で、一つの前記項目のみで不良となった該試験用半導体装置が存在する場合に、前記制御部が、前記一つの項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第3ステップと、前記試験用半導体装置の全ての結果が全て削除されたか否かを前記制御部が判断する第4ステップと、前記第4ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されていないと判断された場合に、前記制御部が、不良が発生している前記項目の全ての組み合わせの中から、前記第3ステップの後に残った全ての前記試験用半導体装置の結果を削除可能な組み合わせを抽出する第5ステップと、前記制御部が、前記第5ステップにおいて抽出された前記組み合わせの中から試験時間が最短になる組み合わせを抽出し、該組み合わせを構成する前記項目を試験実施候補項目とする第6ステップと、前記第3ステップ及び前記第6ステップにおける前記試験実施候補項目のみを実施するように、前記制御部が製品用半導体装置の試験内容を変更する第7ステップと、を有する半導体装置の試験方法が提供される。
本発明によれば、複数の項目よりなる試験を複数の試験用半導体装置に対して実施し、その試験結果に基づいて、不良率が最も高い項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、その項目で不良となった試験用半導体装置の結果を試験の結果から削除する。また、全ての試験用半導体装置の結果が削除されるまでこれを繰り返すことにより、試験実施候補項目の組み合わせを得る。そして、このようにして得られた試験実施候補項目の総試験時間が、ファーストフェイルが存在する項目の全てを試験実施候補項目として抽出する従来例と比較して短くなることが明らかとなった。
また、本発明によれば、単独不良のある項目を試験実施候補項目として抽出するので、不良となる半導体装置が出荷されるのを防ぐことができる。更に、総試験時間が最短になるような試験項目の組み合わせを抽出するので、製品用半導体装置に対する総試験時間を確実に短縮することができる。
これらによって、本発明では、半導体装置の試験コストを削減することができると共に、半導体装置の量産ラインにおける設備投資の削減を促進させることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(1)第1実施形態
図4は、本実施形態に係る半導体装置の試験システムの機能ブロック図である。
この試験システム1は、ICテスタ(試験装置)2とワークステーション3とをそれぞれ所定の数、例えば10個有している。各ICテスタ2は、DCテストやファンクションテストといった複数の試験項目を複数の半導体装置に対してそれ一つで実施することができる。そして、ワークステーション3は、このICテスタ2で実施される試験項目の組み合わせや順番等の試験内容を制御すると共に、その試験結果をバス4を介してホストコンピュータ(制御部)5に通知する。
ホストコンピュータ5は、CPU等で構成されるプログラム制御部6及びデータ分析部7と、RAM(Random Access Memory)等で構成されるメモリ8とを有する。このうち、プログラム制御部6は、ワークステーション3が管理するICテスタ2の試験内容を定期的に変更するように機能する。
また、ホストコンピュータ5の制御内容は、例えばCD-ROM等の記録媒体11に記録されている。そして、記録媒体11の記録内容がメモリ8に展開され、そのホストコンピュータ5がその内容を読み取ることにより、後述のような試験が実施されることになる。なお、上記のメモリ8は、後述の測定記録部8aも有する。
量産ライン9で製造された複数の製品用半導体装置10は、オペレータやロボットによって上記の試験システム1に搬送され、各ICテスタ2にセットされる。その後、製品用半導体装置10に対し、それぞれのICテスタ2において同時に試験が実施され、各製品用半導体装置10が良品であるか否かが判定される。
このような試験システム1では、量産ライン9から流れてくる多くの製品用半導体装置10の中から、定期的に所定の数(例えば10個)だけ任意に選び出し、それをサンプル(試験用半導体装置)とする。そして、ICテスタ2においてこれらのサンプルを試験し、ワークステーション3が管理する試験内容を定期的に見直す。このような見直しは、次のようにして行われる。
図5は、本実施形態に係る半導体装置の試験方法を示すフローチャートである。そのフローチャートは、記録媒体11(図4参照)に記録されているプログラムの処理内容と同一である。また、図6、図7は、図5に示す各ステップの処理内容を模式的に示した図である。
図5の最初のステップP10では、複数個、例えば10個のサンプルS01〜S10をICテスタ2にセットした後、例えば複数の項目A〜Gよりなる試験を各サンプルS01〜S10に対して施す。
次に、ステップP11に移行して、上記の試験の結果をメモリ8(図4参照)の測定記録部8aに保存する。保存された結果を模式的に表すと、例えば図6のP11のようになる。なお、図6では、試験項目で良と判定された項目を○で表し、不良と判定された項目を×で表している。これに示されるように、本実施形態では、ファーストフェイルより後の項目に対しても試験を行っており、ファーストフェイルで試験を止めてしまう従来例(図2参照)とこの点で異なっている。
次いで、図5のステップP12に移行して、不良データの母数が必要数に達しているか否か、即ち全てのサンプルS01〜S10の結果が得られたか否かを判断する。この判断の結果、必要数に達していない(NO)とされた場合には、再びステップP10を行う。一方、必要数に達している(YES)とされた場合には、ステップP13に移行する。
そのステップP13では、図6のP13に示されるように、各試験項目A〜Gのそれぞれの不良率を算出し、不良率の高い順に項目A〜Gを並び替える。なお、本明細書で言う不良率とは、不良となったサンプルの個数をその全数(10個)で割った値を指す。
続いて、図5のステップP14に移行する。そのステップP14では、図6のP14に示されるように、不良率が最も高い項目Bに試験実施フラグを立て、その項目Bを試験実施候補項目として抽出すると共に、その項目Bで不良となった半導体装置S02、S03、S05、S07、S09、S10の結果を試験結果から削除する。なお、図6では、削除された結果をハッチングで示している。
次に、図5のステップP15に移行して、全てのサンプルS01〜S10の結果が削除されたか否かを判断する。本実施形態では、図6のP14で示したように、削除されないサンプルS01、S04、S06、S08がまだ存在するので、本ステップS15では「削除されていない(NO)」と判断し、既述のステップP10に戻る。
その後、上記と同様にしてステップP13を行い、削除されずに残っているサンプルS01、S04、S06、S08の不良率を再度算出した後、ステップP14をもう一度行う。削除されずに残っているサンプルS01、S04、S06、S08は、図6のP14に示されるように、項目C、G、Fのいずれかで不良となっており、これらの項目の中で不良率が最も高い項目C、Gが選択される。但し、項目C、Gのどちらの不良率も同じなので、本ステップP14では便宜上項目Cを選ぶことにし、その項目Cで不良となったサンプルS04、S06、S08を試験結果から削除する。これにより、図7のP14(2回目)に示されるように、試験結果にはサンプルS01の結果のみが残ることになる。
その後、図5のステップP15を再び行うと、上記のようにサンプルS01の結果が試験結果に残っているので、もう一度ステップP14に移行する。今度は、試験結果に残っているのがサンプルS01の一つのみなので、ステップP14でそのサンプルS01の結果を試験結果から削除すると共に、サンプルS01が不良となった項目Fに試験実施フラグを立てる。
以上により、図7のP14(3回目)に示すように、全てのサンプルS01〜S10の結果が削除されることになる。
次に、図5のステップP15を行うと、「不良となった項目が存在しない(YES)」と判断され、ステップP16に移行する。
そのステップS16では、図4で説明したプログラム編集部6において、上記のステップP14でフラグが立てられた試験項目、即ち項目B、C、Fのみを今後の試験で実施するように試験内容を変更する。
以上説明した本実施形態によれば、図6のP14に示したように、不良率が一番高い試験項目Bに試験実施プラグを立てると共に、その試験項目Bにおいて不良となったサンプルS02、S03、S05、S07、S09、S10の結果を試験結果から削除する。そして、全てのサンプルS01〜S10の結果が削除されるまでこれを繰り返し、今後の製品用半導体装置の試験では、試験実施フラグが立てられた項目B、C、Fのみを試験するようにした。
このようにすると、例えば項目Dのように、不良となるサンプルS02、05、S09が存在する項目があっても、これらのサンプルがステップP14で削除されるので、項目Dには試験実施フラグが立たない。そのため、項目Dや、これと同じ理由で試験実施フラグが立たない項目F、Gを試験する必要が無くなるので、ファーストフェイルが存在する項目の全てを試験する従来例と比較して、本実施形態では試験時間の総時間を短縮することができる。
例えば、従来例では、不良の発生している試験項目であるB、C、D、E、F、Gの全ての項目を試験するため、各項目の試験時間が図3で示される値の場合、試験時間の総時間は100秒(=B+C+D+E+F+G)となる。それに対し、本実施形態における試験時間の総時間は55秒(=B+C+F)となり、従来例の半分程度にまで試験時間を短縮することが可能となる。
また、図6のP14に示したように、不良率の高い順に試験の結果を並べ替え、不良率が最も高い項目から順に試験実施フラグを立てるので、ステップP14を一度行う毎に多くのサンプルの結果を削除することができ、全てのサンプルの試験結果を削除するために行われるステップP14の回数を減らすことができる。そのため、ステップP14を一度行う毎に立つ試験実施フラグの数、すなわち製品用半導体装置に対して行われる試験の項目の数を最小限に留めることが可能となり、試験に必要な時間を一層確実に減らすことができるようになる。
なお、試験項目A〜Gの中には、製品の品質保証に大きく関わる等の理由により、不良発生の有無に関わらず、必ず実施しなければいけない項目がある場合もある。この場合は、その項目に事前に試験実施フラグを立てておくことにより、誤ってその項目を省いてしまうのを防止することができる。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の試験方法について説明する。
本実施形態に係る試験方法は、第1実施形態の図4で説明した試験システム1を用いて行われるが、試験システム1の各部の機能については第1実施形態と同様なので以下では省略する。
また、図8は、本実施形態に係る半導体装置の試験方法を示すフローチャートであり、記録媒体11(図4参照)に記録されているプログラムはこのフローチャートに従って実行されることになる。そして、図9、図10は、図8に示す各ステップの処理内容を模式的に示した図である。
図8の最初のステップP20では、第1実施形態のステップP10と同じようにして、10個のサンプルS01〜S10をICテスタ2(図4参照)にセットし、項目A〜Gよりなる試験を各S01〜S10に対して施す。
次に、ステップP21に移行して、上記の試験の結果をメモリ8(図4参照)の測定記録部8aに保存する。保存された結果を模式的に表すと、例えば図9のP21のようになる。図9に示されるように、本実施形態では、サンプル毎の不良発生数も計数し、その値がメモリ8に保存される。
次いで、図8のステップP22に移行して、不良データの母数が必要数に達しているか否か、即ち全てのサンプルS01〜S10の結果が得られたか否かを判断する。この判断の結果、必要数に達していない(NO)とされた場合には、再びステップP20を行う。一方、必要数に達している(YES)とされた場合には、ステップP23に移行する。
そのステップP23における処理内容を模式的に表すと、図9のP23のようになる。図9に示されるように、各サンプルS01〜S10の中には、サンプル毎の不良発生数が一つだけのもの(サンプルS01、S10)がある。これらのサンプルは、唯一つの項目のみで不良となるものであり、例えばサンプルS01は項目Aのみで、サンプルS10は項目Gのみで不良となる。このような不良のことを、以下では単独不良と呼ぶことにする。
このような単独不良が存在する場合、例えばサンプルS01は、項目Aのみで不良となっており、他の項目B〜Gでは不良とならないので、項目Aを試験から外すと、項目Aで不良となった製品用半導体装置が出荷される恐れがある。そのため、単独不良のある項目は試験に含めておく必要がある。
そこで、本ステップP23では、このような単独不良の存在する項目A、Gに試験実施フラグを立て、それらを試験実施候補項目として抽出する。更に、これらの項目A、Gで不良となっているサンプルS01、S02、S08〜S10の結果を試験結果から削除する。図9では、このように削除された結果をハッチングで示している。
次に、図8のステップP24に移行して、全てのサンプルS01〜S10が削除されたか否かを判断する。図9のP23に示すように、この例ではサンプルS03〜S07が削除されずに残っているので、本ステップでは「削除されていない(NO)」と判断し、図8のステップP25に移行する。
ステップP25は、サブステップP28、29により構成される。
最初のサブステップP28では、ステップP23の後に削除されずに残っているサンプルS03〜S07が不良となった項目B〜Fの全て(15通り)の組み合わせを次のように抽出する。
・{B、C、D、E、F}
・{B、D、E、F}
・{B、E、F}
・{B、F}
・{B}
・{C、D、E、F}
・{C、E、F}
・{C、F}
・{C}
・{D、E、F}
・{D、F}
・{D}
・{E、F}
・{E}
・{F}
次に、サブステップP29では、上記した15個の組み合わせの中から、サンプルS03〜S07の全てを削除できない組み合わせを除外する。例えば、サンプルS04〜S07は、いずれも項目B、Cで不良となっているので、組み合わせ{B、C}で削除できる。しかし、サンプルS03は、項目B、Cで不良となっていないので、組み合わせ{B、C}では削除できない。つまり、組み合わせ{B、C}では、サンプルS03〜S07の全てを削除できない。
このような処理を実施するためのフローは特に限定されないが、本実施形態では例えば図11に示すようなフローで上記を実行する。
図11は、図8のステップP29の具体的な処理を示すフローチャートである。上記の組み合わせ{B、C}をこのフローで処理すると次のようになる。
まず、最初のステップP30では、サンプルS03〜S07のうち、組み合わせ{B、C}の先頭の項目Bで不良となるサンプルを試験結果から削除する。今の例では、図9のP23のように、サンプルS04、S07が項目Bで不良となるので、これらのサンプルを削除する。
次いで、ステップS31に移行し、試験結果から全てのサンプルのデータが削除されたか否かを判断する。上記の例では、サンプルS03、S05、S06がまだ残っているので、「削除されていない(NO)」と判断し、ステップS32に移行する。
ステップS32では、組み合わせ{B、C}が空であるか否かが判断される。今の場合、空ではないので、「空ではない(NO)」と判断し、ステップP33に移行する。
ステップS33では、組み合わせ{B、C}からその先頭の項目Bを削除する。
その後、再びステップS30に移行し、項目Bを削除して得られた組み合わせ{C}で不良となるサンプルS05、S06を試験結果から削除する。このとき、サンプルS03は、項目Cで不良とならないので、このステップS30を行った後でも試験結果から削除されずに残る。
次に、ステップS31に移行する。上記のように、組み合わせ{C}では、サンプルS03を削除できないので、ステップP31ではNOと判断される。
更に、組み合わせ{C}は空ではないので、ステップS32においてNOと判断され、ステップP33において組み合わせ{C}から項目Cが削除される。
このようにして、組み合わせ{B、C}は最終的には削除されることになる。
そして、このサブステップP29が終了した時点では、サンプルS03〜S07の全てを削除可能な次の四つの組み合わせのみが試験結果に残ることになる。
・{B、C、D、E、F}
・{B、D、E、F}
・{C、D、E、F}
・{D、E、F}
次に、図8のステップP26に移行し、上記の四つの組み合わせのうち、既に試験実施フラグの立っている項目A、Gと組み合わせた総試験時間が最短になる組み合わせを抽出する。この例では、図10のP26に示されるように、最後の組み合わせ{D、E、F}を項目A,Gと組み合わせる場合が最も試験時間が短くなる。そこで、項目D、E、Fに試験実施フラグを立て、これらの項目D、E、Fを試験実施項目とする。
その後に、図8のステップP27に移行して、ステップP23とステップP26とで試験実施フラグが立てられた項目A、D、E、Fのみを実施するように、今後行われる試験の内容を変更する。
以上により、本実施形態の主要ステップが終了したことになる。
本実施形態によれば、ステップP23において、単独不良が発生している項目A、Gに試験実施フラグを立てると共に、これらの項目A、Gで不良となっているサンプルS01、S02、S08〜S10の結果を試験結果から削除した。単独不良のある項目を試験から外すと、その項目で不良となる半導体装置を出荷してしまう危険性があるが、上記のように単独不良のある項目を試験に含めることにより、このよう危険性を排除することができる。
しかも、ステップP26では、総試験時間が最短になるような項目の組み合わせを抽出するので、試験時間を確実に短縮することができるようになる。
以下に、本発明の特徴を付記する。
(付記1) 半導体装置の試験を行う試験装置と、
前記試験装置を制御する制御部とを有し、
前記試験装置が、前記制御部の制御下において、複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を実施する第1ステップを行うと共に、
前記制御部が、前記試験の結果を前記複数の試験用半導体装置毎に保存する第2ステップと、
前記試験の結果に基づいて、前記複数の項目のそれぞれの不良率を求める第3ステップと、
前記不良率が最も高い前記項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった前記試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第4ステップと、
前記削除の後、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたか否かを判断し、削除されていないと判断された場合、前記第4ステップに戻る第5ステップと、
前記第5ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたと判断された場合に、製品用半導体装置の試験内容を、前記第4ステップにおいて抽出された試験実施候補項目のみを実施するように変更する第6ステップとを行うことを特徴とする半導体装置の試験システム。
(付記2) 前記試験装置が、前記第4ステップにおいて、前記試験用半導体装置の結果を、前記不良率が高い順に並べ替えることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の試験システム。
(付記3) 半導体装置の試験を行う試験装置と、
前記試験装置を制御する制御部とを有し、
前記試験装置が、前記制御部の制御下において、複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を実施する第1ステップを行うと共に、
前記制御部が、前記試験の結果を前記複数の半導体装置毎に保存する第2ステップと、
前記複数の試験用半導体装置の中で、一つの前記項目のみで不良となった該試験用半導体装置が存在する場合に、前記一つの項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第3ステップと、
前記試験用半導体装置の全ての結果が全て削除されたか否かを判断する第4ステップと、
前記第4ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されていないと判断された場合に、不良が発生している前記項目の全ての組み合わせの中から、前記第3ステップの後に残った全ての前記試験用半導体装置の結果を削除可能な組み合わせを抽出する第5ステップと、
前記第5ステップにおいて抽出された前記組み合わせの中から試験時間が最短になる組み合わせを抽出し、該組み合わせを構成する前記項目を試験実施候補項目とする第6ステップと、
前記第3ステップ及び前記第6ステップにおける前記試験実施候補項目のみを実施するように、製品用半導体装置の試験内容を変更する第7ステップとを行うことを特徴とする半導体装置の試験システム。
(付記4) 複数の試験用半導体装置に対して、複数の項目よりなる試験を実施する第1ステップと、
前記試験の結果を前記複数の試験用半導体装置毎に保存する第2ステップと、
前記試験の結果に基づいて、前記複数の項目のそれぞれの不良率を求める第3ステップと、
前記不良率が最も高い前記項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった前記試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第4ステップと、
前記削除の後、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたか否かを判断し、削除されていないと判断された場合、前記第4ステップに戻る第5ステップと、
前記第5ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたと判断された場合に、製品用半導体装置の試験内容を、前記第4ステップにおいて抽出された試験実施候補項目のみを実施するように変更する第6ステップと、
を有する半導体装置の試験方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記5) 複数の試験用半導体装置に対して、複数の項目よりなる試験を実施する第1ステップと、
前記試験の結果を前記複数の半導体装置毎に保存する第2ステップと、
前記複数の試験用半導体装置の中で、一つの前記項目のみで不良となった該試験用半導体装置が存在する場合に、前記一つの項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第3ステップと、
前記試験用半導体装置の全ての結果が全て削除されたか否かを判断する第4ステップと、
前記第4ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されていないと判断された場合に、不良が発生している前記項目の全ての組み合わせの中から、前記第3ステップの後に残った全ての前記試験用半導体装置の結果を削除可能な組み合わせを抽出する第5ステップと、
前記第5ステップにおいて抽出された前記組み合わせの中から試験時間が最短になる組み合わせを抽出し、該組み合わせを構成する前記項目を試験実施候補項目とする第6ステップと、
前記第3ステップ及び前記第6ステップにおける前記試験実施候補項目のみを実施するように、製品用半導体装置の試験内容を変更する第7ステップと、
を有する半導体装置の試験方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記6) 複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を試験装置が実施する第1ステップと、
制御部が、前記試験の結果を前記複数の試験用半導体装置毎に保存する第2ステップと、
前記試験の結果に基づいて、前記制御部が、前記複数の項目のそれぞれの不良率を求める第3ステップと、
前記制御部が、前記不良率が最も高い前記項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった前記試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第4ステップと、
前記制御部が、前記削除の後、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたか否かを判断し、削除されていないと判断された場合、前記第4ステップに戻る第5ステップと、
前記第5ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたと判断された場合に、前記制御部が、製品用半導体装置の試験内容を、前記第4ステップにおいて抽出された試験実施候補項目のみを実施するように変更する第6ステップと、
を有することを特徴とする半導体装置の試験方法。
(付記7) 前記第4ステップにおいて、前記試験装置が、前記試験用半導体装置の結果を、前記不良率が高い順に並べ替えることを特徴とする付記6に記載の半導体装置の試験方法。
(付記8) 複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を試験装置が実施する第1ステップと、
制御部が、前記試験の結果を前記複数の半導体装置毎に保存する第2ステップと、
前記複数の試験用半導体装置の中で、一つの前記項目のみで不良となった該試験用半導体装置が存在する場合に、前記制御部が、前記一つの項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第3ステップと、
前記試験用半導体装置の全ての結果が全て削除されたか否かを前記制御部が判断する第4ステップと、
前記第4ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されていないと判断された場合に、前記制御部が、不良が発生している前記項目の全ての組み合わせの中から、前記第3ステップの後に残った全ての前記試験用半導体装置の結果を削除可能な組み合わせを抽出する第5ステップと、
前記制御部が、前記第5ステップにおいて抽出された前記組み合わせの中から試験時間が最短になる組み合わせを抽出し、該組み合わせを構成する前記項目を試験実施候補項目とする第6ステップと、
前記第3ステップ及び前記第6ステップにおける前記試験実施候補項目のみを実施するように、前記制御部が製品用半導体装置の試験内容を変更する第7ステップと、
を有することを特徴とする半導体装置の試験方法。
図1は、従来例に係る半導体装置の試験方法について示すフローチャートである。 図2は、従来例に係る半導体装置の試験方法を模式的に表す図である。 図3は、従来例において実施される各試験項目の試験時間の一例を示す図である。 図4は、本発明の第1、第2実施形態に係る半導体装置の試験システムの機能ブロック図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の試験方法を示すフローチャートである。 図6は、図5に示す各ステップの処理内容を模式的に示した図(その1)である。 図7は、図5に示す各ステップの処理内容を模式的に示した図(その2)である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の試験方法を示すフローチャートである。 図9は、図8に示す各ステップの処理内容を模式的に示した図(その1)である。 図10は、図8に示す各ステップの処理内容を模式的に示した図(その2)である。 図11は、図8のステップP29の具体的な処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…試験システム、2…ICテスタ、3…ワークステーション、4…バス、5…ホストコンピュータ、6…プログラム編集部、7…データ分析部、8…メモリ、8a…測定結果記録部、9…量産ライン、10…製品用半導体装置、11…記録媒体。

Claims (5)

  1. 半導体装置の試験を行う試験装置と、
    前記試験装置を制御する制御部とを有し、
    前記試験装置が、前記制御部の制御下において、複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を実施する第1ステップを行うと共に、
    前記制御部が、前記試験の結果を前記複数の試験用半導体装置毎に保存する第2ステップと、
    前記試験の結果に基づいて、前記複数の項目のそれぞれの不良率を求める第3ステップと、
    前記不良率が最も高い前記項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった前記試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第4ステップと、
    前記削除の後、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたか否かを判断し、削除されていないと判断された場合、前記第4ステップに戻る第5ステップと、
    前記第5ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたと判断された場合に、製品用半導体装置の試験内容を、前記第4ステップにおいて抽出された試験実施候補項目のみを実施するように変更する第6ステップとを行うことを特徴とする半導体装置の試験システム。
  2. 半導体装置の試験を行う試験装置と、
    前記試験装置を制御する制御部とを有し、
    前記試験装置が、前記制御部の制御下において、複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を実施する第1ステップを行うと共に、
    前記制御部が、前記試験の結果を前記複数の半導体装置毎に保存する第2ステップと、
    前記複数の試験用半導体装置の中で、一つの前記項目のみで不良となった該試験用半導体装置が存在する場合に、前記一つの項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第3ステップと、
    前記試験用半導体装置の全ての結果が全て削除されたか否かを判断する第4ステップと、
    前記第4ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されていないと判断された場合に、不良が発生している前記項目の全ての組み合わせの中から、前記第3ステップの後に残った全ての前記試験用半導体装置の結果を削除可能な組み合わせを抽出する第5ステップと、
    前記第5ステップにおいて抽出された前記組み合わせの中から試験時間が最短になる組み合わせを抽出し、該組み合わせを構成する前記項目を試験実施候補項目とする第6ステップと、
    前記第3ステップ及び前記第6ステップにおける前記試験実施候補項目のみを実施するように、製品用半導体装置の試験内容を変更する第7ステップとを行うことを特徴とする半導体装置の試験システム。
  3. 複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を試験装置が実施する第1ステップと、
    制御部が、前記試験の結果を前記複数の試験用半導体装置毎に保存する第2ステップと、
    前記試験の結果に基づいて、前記制御部が、前記複数の項目のそれぞれの不良率を求める第3ステップと、
    前記制御部が、前記不良率が最も高い前記項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった前記試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第4ステップと、
    前記制御部が、前記削除の後、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたか否かを判断し、削除されていないと判断された場合、前記第4ステップに戻る第5ステップと、
    前記第5ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されたと判断された場合に、前記制御部が、製品用半導体装置の試験内容を、前記第4ステップにおいて抽出された試験実施候補項目のみを実施するように変更する第6ステップと、
    を有することを特徴とする半導体装置の試験方法。
  4. 前記第4ステップにおいて、前記試験装置が、前記試験用半導体装置の結果を、前記不良率が高い順に並べ替えることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の試験方法。
  5. 複数の試験用半導体装置に対して複数の項目よりなる試験を試験装置が実施する第1ステップと、
    制御部が、前記試験の結果を前記複数の半導体装置毎に保存する第2ステップと、
    前記複数の試験用半導体装置の中で、一つの前記項目のみで不良となった該試験用半導体装置が存在する場合に、前記制御部が、前記一つの項目を試験実施候補項目として抽出すると共に、該項目で不良となった試験用半導体装置の結果を前記試験の結果から削除する第3ステップと、
    前記試験用半導体装置の全ての結果が全て削除されたか否かを前記制御部が判断する第4ステップと、
    前記第4ステップにおいて、前記試験用半導体装置の全ての結果が削除されていないと判断された場合に、前記制御部が、不良が発生している前記項目の全ての組み合わせの中から、前記第3ステップの後に残った全ての前記試験用半導体装置の結果を削除可能な組み合わせを抽出する第5ステップと、
    前記制御部が、前記第5ステップにおいて抽出された前記組み合わせの中から試験時間が最短になる組み合わせを抽出し、該組み合わせを構成する前記項目を試験実施候補項目とする第6ステップと、
    前記第3ステップ及び前記第6ステップにおける前記試験実施候補項目のみを実施するように、前記制御部が製品用半導体装置の試験内容を変更する第7ステップと、
    を有することを特徴とする半導体装置の試験方法。
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