JP2006214183A - オープンデッキの排水装置 - Google Patents
オープンデッキの排水装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006214183A JP2006214183A JP2005028459A JP2005028459A JP2006214183A JP 2006214183 A JP2006214183 A JP 2006214183A JP 2005028459 A JP2005028459 A JP 2005028459A JP 2005028459 A JP2005028459 A JP 2005028459A JP 2006214183 A JP2006214183 A JP 2006214183A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deck
- gutter
- drainage
- rainwater
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Abstract
【課題】 デッキの勾配を無くすることができ、また、有っても僅かな勾配において良好な排水が可能となるオープンデッキの排水装置を提供する。
【解決手段】 左右両側に配列される支柱の左右間に梁を架設し、梁の上にそれと直交する大引きを配列し、大引きの上にそれと直交するデッキ材を配列してビス止めすることにより、デッキ材とデッキ材との組み合わせにより防水デッキが構成されると同時にその長手方向に走る排水スリットが配列されるオープンデッキの排水装置において、デッキ材の長手方向の両端としてのデッキの左右両側端に、排水スリットからの排水を受ける第1雨樋を設け、前後少なくとも一端に第1雨樋からの排水を受ける第2雨樋を設け、第2雨樋に縦樋を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 左右両側に配列される支柱の左右間に梁を架設し、梁の上にそれと直交する大引きを配列し、大引きの上にそれと直交するデッキ材を配列してビス止めすることにより、デッキ材とデッキ材との組み合わせにより防水デッキが構成されると同時にその長手方向に走る排水スリットが配列されるオープンデッキの排水装置において、デッキ材の長手方向の両端としてのデッキの左右両側端に、排水スリットからの排水を受ける第1雨樋を設け、前後少なくとも一端に第1雨樋からの排水を受ける第2雨樋を設け、第2雨樋に縦樋を設けた。
【選択図】 図1
Description
この発明は、車庫や物置等として使用する簡易な建物の屋根をアルミやプラスチックの押出形材からなる板状のデッキ材を敷設して平らに組み立てることにより、別庭のようにも使用し得るようにしたオープンデッキの排水装置に関する。
敷地が限られた住宅事情から、車庫や物置の上を恰も見晴らしの良い別の庭のように利用する希望が多く、その場合には、凹凸のある折板屋根であると平坦さに欠けその利用に適しないため、従来、アルミ押出形材からなる板状のデッキ材で全体的に平らな床状に葺かれるとともに、雨水が床面に溜まらないように排水にも特に考慮される屋根兼用のオープンデッキが提供される。
デッキ材には、一般的に丈夫なアルミ押出形材が使用され、或いは表面を摩擦の比較的大きいプラスチックの押出形材で被覆した複合部材が使用される。また、デッキ材には、一端に排水凹溝を設け他端にそれに覆い係る掛止片が形成され、隣接するデッキ材が排水凹溝の外側壁と掛止片との係合により僅かな隙間の排水スリットを有する防水構造の平坦なデッキが構成される。この場合、排水スリットの下の排水凹溝により排水がなされるが、デッキ材の中央部に凹溝を形成し、それにより排水がなされるようにすることもある。いずれにしても、デッキ上の排水はデッキ材の長手方向となるが、デッキは人が乗り降りしたり物を置いたりする箇所であるので、勾配が無いことが望ましく、あっても極わずかであることが望ましい。
従来、デッキにはその長手方向へやゝ勾配となる傾斜が設けられ、傾斜する一端に雨樋が設けられていた。例えば、車庫の場合であると、車が出入りする方向の前方に傾斜させ、前端の軒先に雨樋を設けていた。また、雨樋には一端に排水口を設け、それに縦樋が連結されていた。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、デッキの勾配を無くすることができ、また、有っても僅かな勾配において良好な排水が可能となるオープンデッキの排水装置を提供することを課題とした。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、左右両側に配列される支柱の左右間に梁を架設し、梁の上にそれと直交する大引きを配列し、大引きの上にそれと直交するデッキ材を配列してビス止めすることにより、デッキ材とデッキ材との組み合わせにより防水デッキが構成されると同時にその長手方向に走る排水スリットが配列されるオープンデッキの排水装置において、デッキ材の長手方向の両端としてのデッキの左右両側端に、排水スリットからの排水を受ける第1雨樋を設け、前後少なくとも一端に第1雨樋からの排水を受ける第2雨樋を設け、第2雨樋に縦樋を設けたことを特徴とするオープンデッキの排水装置を提供する。
オープンデッキの排水装置を上記のように構成したから、デッキの上に降った雨は排水スリットから下へ抜けてデッキ材を伝って左右両側の第1雨樋に排水され、第1雨樋から前後少なくとも一端の第2雨樋に排出されて、そこから縦樋を伝って大地に排水されることになる。
以上説明したように、この発明の排水装置によれば、デッキ上に降った雨水は左右に分けることにより効率的に排出されるため、デッキに安全性や安定性に欠けることになる傾斜を設ける必要がなく、また、第1雨樋からの排水を受ける第2雨樋に縦樋を設けたから、デッキからの排水の近くに雨樋がある場合とは違って、ゴミにより縦樋が詰まり難く、縦樋が詰まらない円滑な排水をなすことができる。
また、大引きについて、デッキ材が上面にビス止めされるよう矩形断面の中空に形成するとともに、その左右両側面の下端に梁の上にビス止めするための座片を突設し、この大引きの小口を、第1雨樋の小口とともに排水可能に第2雨樋の中に臨ませたときには(請求項2)、デッキ材をビス止めする孔から大引きの中空内に雨水が浸入したとしても、これも第2雨樋を通して縦樋から排水されるため、雨漏り防止に万全を期しうる。
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図面は、一実施の形態を示したものである。そのオープンデッキDは屋根兼用であって、車庫Pの屋根として実施したもので、自動車の出入口の左右両側の位置に沿ってそれぞれ支柱3,3,3が配列されるとともに、それぞれの配列の上端に梁5,5が架設され、梁5,5,5の上に大引き7を架設し、大引き7,7,7の上に多数本のデッキ材9,9,・・が配列される。
デッキ材9はこの配列から長手方向が車庫Pの左右方向となり、前後に隣接したデッキ材9,9が相互に断面形状において係合され、これによって、左右方向に長い排水スリット11,11,・・が開口される。そして、左右にその排水を受ける第1雨樋12,12を設け、前端の軒先に第2雨樋13が設けられ、第2雨樋13に縦樋16が連結される。なお、この第1雨樋12,12および第2雨樋13は、周囲の化粧側板14によって外から見えないように被覆される。また、図示はしないが、車庫Pには、オープンデッキDに登る階段が設けられ、また、オープンデッキDの周囲には安全柵が設けられる。
デッキ材9は、アルミ押出形材からなるデッキ材本体9aと、プラスチックの被覆材9bとからなる複合部材として構成されている。デッキ材本体9aの形状は板状の中空体であって、一端に排水凹溝11aを形成し、他端にそれに係る逆L字形の掛止片15を突設したもので、中央部に大引き7にビス19で固着するための止め溝17が設けられる。また、掛止片15の突設側の端の下端に段差凹部21を設け、他端には段差凹部21に差し込まれる突片23を形成し、その突片23にタイト材を嵌着する蟻溝が形成され、こうして雨漏り防止に万全の対策はなされている。また、被覆材9bは、排水凹溝11aを除く箇所を被覆するよう逆チャンネル形に形成される。
大引き7は、矩形断面の中空体であって、その両側面の下端に梁5にビス26,26で止めるめする座片25,25を突設し、突出中途に起立片27,27が突設される。大引き7には、デッキ材9がビス19で止められる他、安全柵の脚の座板(図示省略)がビスで止められるため、ねじの通し孔や螺入孔から雨水が浸入することが考えられが、この大引き7は前端の第2雨樋13に臨んでいるため、浸入により入った雨水は第2雨樋13に排出される。この排出を確実にするために、後端は止水材33により封じられる。
左右両第1雨樋12,12は、内側壁35が外側壁37よりも高く形成されるとともに、上端に屈折片35aを有する逆L字型であって、その側面に大引き7の起立片27の上端に引っ掛かる係合片37が突設される。また、外側壁37の近傍以外の箇所において梁5とデッキ材9との間に挟まれることにより固定される。したがって、第1雨樋12の取付けは至って容易であり、雨漏れの原因となるビス止めが不要となる。また、大引き7の一方の座片25の先端部(起立片27よりも先)が突入する段差凹欠部39が形成され、そこにおいて大引き7がビス止26で止められる。したがって、大引き7はビス止めが雨漏れの原因とならなく、大引き7内に進入した雨水は蒸発しない限り必ず第2雨樋13に排出される。40は第2雨樋13の後端を封じる止水材である。
第2雨樋13は、これも内側壁41が外側壁43よりも低く形成するとともに、上端に屈折片45を設けて、そこで大引き7の座片25の先端部(起立片27よりも先)にビス47で止められる。また、外側壁43の上端には最も縁側のデッキ材本体9aの排水凹溝13の外側壁の上端に掛かる係止片49と、化粧側板14をビス止めする下地片51とが二股に分けて突設される。また、第2雨樋13の両端には止水材50,50が設けられる。
D オープンデッキ
3 支柱
5 梁
7 大引き
9 デッキ材
11 排水スリット
12 第1雨樋
13 第2雨樋
16 縦樋
19 ビス
25 座片
26 ビス
3 支柱
5 梁
7 大引き
9 デッキ材
11 排水スリット
12 第1雨樋
13 第2雨樋
16 縦樋
19 ビス
25 座片
26 ビス
Claims (2)
- 左右両側に配列される支柱の左右間に梁を架設し、梁の上にそれと直交する大引きを配列し、大引きの上にそれと直交するデッキ材を配列してビス止めすることにより、デッキ材とデッキ材との組み合わせにより防水デッキが構成されると同時にその長手方向に走る排水スリットが配列されるオープンデッキの排水装置において、デッキ材の長手方向の両端としてのデッキの左右両側端に、排水スリットからの排水を受ける第1雨樋を設け、前後少なくとも一端に第1雨樋からの排水を受ける第2雨樋を設け、第2雨樋に縦樋を設けたことを特徴とするオープンデッキの排水装置。
- 大引きについて、デッキ材が上面にビス止めされるよう矩形断面の中空に形成するとともに、その左右両側面の下端に梁の上にビス止めするための座片を突設し、この大引きの小口を、第1雨樋の小口とともに排水可能に第2雨樋の中に臨ませたことを特徴とする請求項1記載のオープンデッキの排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005028459A JP2006214183A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | オープンデッキの排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005028459A JP2006214183A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | オープンデッキの排水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006214183A true JP2006214183A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36977631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005028459A Pending JP2006214183A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | オープンデッキの排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006214183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7053908B1 (ja) | 2021-02-17 | 2022-04-12 | 神鋼ノース株式会社 | 屋根構造体、及びこれに用いるパネル部材 |
-
2005
- 2005-02-04 JP JP2005028459A patent/JP2006214183A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7053908B1 (ja) | 2021-02-17 | 2022-04-12 | 神鋼ノース株式会社 | 屋根構造体、及びこれに用いるパネル部材 |
JP2022125709A (ja) * | 2021-02-17 | 2022-08-29 | 神鋼ノース株式会社 | 屋根構造体、及びこれに用いるパネル部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8561367B2 (en) | Parapet vent | |
US20080005975A1 (en) | Apparatus and method for preventing moisture accumulation | |
JP7373031B2 (ja) | 屋根構造体 | |
US20220042323A1 (en) | Deck drainage systems | |
US7107727B2 (en) | Protective beam and joist cap | |
JP2006214183A (ja) | オープンデッキの排水装置 | |
US20100199576A1 (en) | System and Method for Skirting a Manufactured Home | |
JP2006057376A (ja) | 屋上排水構造 | |
JP6879754B2 (ja) | 屋根構造体 | |
JPH082286Y2 (ja) | 水平屋根の雨仕舞装置 | |
JP4860282B2 (ja) | 簡易屋根 | |
JP3212941B2 (ja) | 化粧板を用いた外装構造 | |
JP7130099B2 (ja) | 屋根体の止水構造 | |
JP3369516B2 (ja) | 床・屋根排水構造および谷溝部材 | |
US20160177573A1 (en) | Roof venting material, system, and method | |
JP2008127846A (ja) | オーバーフロー管およびオーバーフロー排水構造 | |
JP5090069B2 (ja) | 簡易建物 | |
JP5269308B2 (ja) | 建物の外部床の床面構造、及び該床面構造の形成方法。 | |
JP6871033B2 (ja) | 雪止部材、屋根構造および建物 | |
JP2000282634A (ja) | バルコニーの排水構造 | |
JPH11324140A (ja) | 建築躯体における水切装置 | |
JP2590033Y2 (ja) | バルコニーの排水構造 | |
JP3044695B2 (ja) | 施工中の高層建築物の止水工法 | |
JP5951313B2 (ja) | 建物付設物 | |
JP2009114802A (ja) | 床材の敷設方法および床材の敷設方法に用いる床材ズレ防止具 |