JP2006212107A - 時計用バンド尾錠構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 時計バンドに使用する尾錠で、バンド締結がしやすく、バンドの損傷を防止し、バンドを係合する突棒で衣類や人体に損傷を与えない、時計用バンドを提供すること。
【解決手段】 バンド12の先端に尾錠枠11と、該尾錠枠11に回転ローラー14を設けた尾錠10において、回転ローラー14は尾錠枠の前方に軸架され、他方のバンドを係合する突棒13と連通する位置に、周状溝14aを形成し、前記突棒13は、バンド締結時に突棒先端部13aは周状溝14aに収まり、尾錠枠11より上に突出しない構造で成り、前記突棒先端部13aと前記周状溝14aは係合する事を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一方のバンドと他方のバンドを連結するための時計用バンド尾錠構造に関する。
従来から腕時計などの携帯用時計では、時計用バンドとして、一般的に金属製のものと、皮革素材を用いた皮革ベルト式や、合成樹脂素材を用いた合成樹脂ベルト式のものに大別される。時計本体の12時側と6時側とに各々取り付けられたバンドを連結するのに、前者の金属製バンドにあっては、中留と呼ばれる連結具が用いられ、後者の皮革ベルト式バンドまたは合成樹脂ベルト式バンドにあっては、バンドを連結するのに尾錠と呼ばれる連結具が多用されている。本発明は後者の尾錠を用いた皮革ベルト式バンドまたは合成樹脂ベルト式バンドに属する発明である。
図13は従来の尾錠を備えた時計用バンド30で、尾錠側のバンドと他方のバンドを締結した状態を示した斜視図である。部品構成としては、バンド32の先端にバネ棒38で連結された尾錠枠31及び突棒33と、前記尾錠枠31に挿通され前記突棒33が係合穴35aに係止される他方のバンド35とからできている。
バンド32には、その先端に貫通穴と該貫通穴と直交する切欠を有し、基部に貫通穴を有する突棒33を前記切欠に配置し、前記貫通穴にバネ棒38を挿通し、前記尾錠枠31の両端に形成されたバネ棒固定穴37に前記バネ棒38の両端を差し込み、軸架し、前記尾錠枠31との位置が固定される。尾錠枠31、バンド32および突棒33は、バネ棒38を軸に、回転可能に取付けられている。
前記他方のバンド35には、前記突棒33と係合するための係合穴35aが複数個、バンド長手方向に形成され、前記係合穴35aと前記突棒33とが一致する所望の位置で、突棒33を係合穴35aに差し込み、尾錠枠31と他方のバンド35の双方を係合させると共に、前記他方のバンド35の先端を、固定挿通輪39に挿通固定することにより、尾錠枠31側のバンド32と他方のバンド35とを連結固定するものである。
また、時計用バンドで、尾錠枠内に回転ローラーを備えた例として、実開昭55−59914号公報記載の構造が開示されている。
実開昭55−59914号公報
特許文献1に開示されたところの構造で形成した時計用バンド尾錠構造の概要を、図14から図16を用いて説明する。図14は回転ローラー34を備えた尾錠構造40の斜視図。図15は図14の尾錠枠31に他方のバンド35を締結した状態を示した断面図。図16は図14の上面図である。前記尾錠構造40は、バンド32、尾錠枠31、他方のバンド35と係合するための突棒33、前記尾錠枠31とバンド32と突棒33を連架するためのバネ棒38、回転ローラー34と前記回転ローラー34を軸架するための回転ローラー用バネ棒36で構成される。
前記尾錠枠31と突棒33は、バンド32の先端に設けられた貫通穴にバネ棒38で回転可能に取付けられている。また、回転ローラー34は円筒状の形状を成し、中心に貫通穴が施され、前記貫通穴に回転ローラー用バネ棒36を挿通し、尾錠枠31前部の両側に軸架され、前記回転ローラー34は軸を中心に前後に回転する構造を成す。この考案では
、バンドを締結する際に、回転ローラーの回転作用により円滑に装着でき、特に皮革バンドで、表面に凹凸があるバンドの損傷を、防止することを特徴として述べている。
前記従来例で取り上げた特許文献1の回転ローラーを備えた尾錠構造40は、図14から図16に示すように回転ローラー34は尾錠枠前部31aの下面にあり、バンド締結時の突棒先端部33aは尾錠枠前部31aに乗り掛かるように収まる構造となっている。従って前記突棒33は尾錠枠前部31aより上側に突出している。これは突棒33が、突出していることにより、衣類や物、または人体などに引っ掛かることが多く、衣類、人体等に損傷を与えることもあった。
また、図15の断面図が示すように、バンド締結時における他方のバンド35は、その構造から回転ローラー34で受けて支え、さらに離れた位置にある突棒33が、係合穴35aに差し込まれ、他方のバンド35は大きく湾曲した形で係合されている。他方のバンド35を締め付けた負荷は、バンドが受け、支えている箇所が離れていることと、他方のバンド35は大きく湾曲して装着されていることにより係合穴35aに掛かり、他方のバンド35を変形させ、バンドの損傷を早める結果となる。
また、通常は前記バンド締結でバンドの締め付け具合を、多少ゆとりのある状態で締めるが、この状態での突棒33は、日常生活で携帯用時計を装着している動作の中で、他方のバンド35が摺動することにより、追動して突棒収納部31bより前記突棒33は上下に反復する。この状態が続くことで、衣類や物、または人体などに引っ掛かり、衣類、人体等に損傷を与えてしまうことが時々起こる問題がある。
また、従来のバンドでは、尾錠枠前部31aへは突棒収納部31bが設けてあり、尾錠枠前部31aは狭くなり、前記尾錠枠31aを全面に使用したロゴやマークは設けにくく、デザイン的にロゴやマークが強調しにくい尾錠枠31構造となっていたなどの問題があった。
本発明の目的は以上のような課題を解決しようとするもので、バンド締結がしやすく、且つバンドの損傷を防止し、バンドを締結する突棒により衣類や物、または人体などに損傷を与えず、さらにデザインと機能を一体化し、外観品質を損なわない時計用バンド尾錠構造を提供するものである。
本発明は以上のような従来の課題を解決するため、さらに本願発明の目的を達成するために成されたもので、本発明の請求項1記載に係る時計用バンド尾錠構造は、時計用バンドに使用する尾錠で、該尾錠枠内に回転ローラーを備える尾錠構造において、前記回転ローラーに周状溝を設け、バンドを締結する突棒は、バンド締結時に前記周状溝に収納されることを特徴とする。
次に、本発明の請求項2記載に係る時計用バンド尾錠構造は、時計用バンドに使用する尾錠で、該尾錠枠内に回転ローラーを備える尾錠構造において、前記回転ローラーは尾錠枠前部の下面に配置し、前記回転ローラーには周状溝を設け、前記尾錠枠前部の内側に、前記周状溝と連通した位置に切欠を設け、バンド締結時の突棒は前記回転ローラーの周状溝に収納することを特徴とする。
次に、本発明の請求項3記載に係る時計用バンド尾錠構造は、バンド締結時の前記突棒は、前記回転ローラーの周状溝に収納され、前記尾錠枠前部に突棒先端部が乗らない構造
としたことを特徴とする。
次に、本発明の請求項4記載に係る時計用バンド尾錠構造は、前記回転ローラーに形成された前記周状溝は、その形状が凹溝形状、面取り形状、R面取り形状、テーパー形状、V溝形状またはR溝形状の中の少なくとも1つからなることを特徴とする。
次に、本発明の請求項5記載に係る時計用バンド尾錠構造は、前記周状溝を形成する内壁または前記突棒先端部を形成する側壁に、双方を係合するための、係合部または係止部の少なくとも1つが設けられたことを特徴とする。
次に、本発明の請求項6記載に係る時計用バンド尾錠構造は、前記係合部の形状は、前記突棒先端部を形成する側壁に、突起部、溝部または平面部の少なくとも1つが形成され、前記周状溝に係合されることを特徴とする。
次に、本発明の請求項7記載に係る時計用バンド尾錠構造は、前記係止部の形状は、前記周状溝を形成する内壁に、周状凸部、周状凹部または平面部の少なくとも1つが形成され、前記突棒先端部を係止することを特徴とする。
次に、本発明の請求項8記載に係る時計用バンド尾錠構造は、尾錠枠前部に突棒収納部が無く、前記尾錠枠前部の全面にロゴまたはマークが施されたことを特徴とする。
以上のように本発明の時計用バンド尾錠構造10によれば、請求項1の効果は、尾錠枠11に回転ローラー14を備える尾錠構造10において、回転ローラー14に周状溝14aを設け、バンド締結時の突棒13は前記周状溝14aに収納され、突棒先端部13aは尾錠枠前部11aより下部に有り、尾錠枠11より上に突出しないことで、衣類や物、または人体などに引っ掛かることが少なく、衣類、人体等に損傷を与えにくい効果がある。さらに突棒先端部13aは周状溝14aに収まり位置が安定し、装着後も位置ズレなどの問題が無いこと。また、携帯用時計を腕(手首)への装着の際は、回転ローラー14の回転作用により、他方のバンド15への接触時の抵抗は極めて少なくなり、円滑にバンドが装着でき、且つ、日常生活で、繰り返し行われる携帯用時計脱着で、特に弱いとされる皮革バンド表面等への損傷が少なくなる効果がある。
本発明の請求項2の効果は、回転ローラー14は尾錠枠前部11aの下面側に配置され、前記回転ローラーに周状溝14aを設け、前記尾錠枠前部11aの内側に、前記周状溝と連通した位置に切欠11bを設け、バンド締結時の突棒13は前記周状溝14aに収納されることにより、回転ローラー14は尾錠枠前部11aの下面側に隠れ、回転ローラー14を備えない通常の時計用バンドの尾錠部と同様な外観となり、回転ローラーを備えた尾錠枠とは見えない外観的な効果がある。また、突棒先端部13aは尾錠枠前部11aより下部に有り、尾錠枠より上に突出しないことで、衣類や物、または人体などに引っ掛かることが少なく、衣類、人体等に損傷を与えにくい効果がある。さらに突棒先端部13aは周状溝14aに収まり位置が安定し、装着後も位置ズレなどの問題が無いこと、また、携帯用時計を腕(手首)への装着の際は、回転ローラー14の回転作用により、他方のバンド15への接触時の抵抗は極めて少なり、円滑にバンドが装着でき、且つ、日常生活で、繰り返し行われる携帯用時計脱着で、特に弱いとされる皮革バンド表面等への損傷が少なくなる効果がある。
本発明の請求項3は、バンド締結時の突棒13は、回転ローラー14の周状溝14aに収納され、尾錠枠前部11aに突棒先端部13aが乗らない構造としたことを特長としており、バンド締結時に前記突棒先端部13aは周状溝14aに収まり安定し、装着後も位
置ズレ等の問題が無い。また、突棒先端部13aは尾錠枠11aより下部に有り、尾錠枠より上に突出せず衣類や物、または人体などに引っ掛かることが少なく、衣類、人体等に損傷を与えにくくなる効果がある。また、図2の断面図で示すように、バンド締結時における他方のバンド15は、回転ローラー14で受け、支える形となり、さらに周状溝14aで突棒先端部13aを受けるので、双方の支えている位置は近くなり、前記他方のバンド15は大きく湾曲することなく係合できる。また、バンドを締め付けた時、バンドを大きく湾曲させることなく、装着することが可能となる。
本発明の請求項4は、回転ローラー14に形成された周状溝14aの溝の形状を特徴とするもので、図7に示す(A)凹溝形状、(B)面取り形状、(C)R面取り形状、(D)テーパー形状、(E)V溝形状または(F)R溝形状などが形状としてあるが、いずれもその形状を成すことで、バンド締結時の突棒先端部13aは周状溝14aに収まり易い構造となる。且つ装着後の突棒13は位置が安定して収まり、位置ズレ等による他方のバンド15への磨耗や損傷が極めて少ない効果がある。
本発明の請求項5は、前記周状溝14aと前記突棒先端部13a双方を係合するための、係合部13bまたは係止部14bを少なくとも1つ設けられたことを特徴としている。これは、日常生活で携帯用時計装着におけるバンド緩みによる突棒先端部13aの突出を防止するためのもので、特にバンドの締め付け具合を、多少ゆとりのある状態で締結した時は、装着中に他方のバンド15は摺動することにより、追動して突棒13は尾錠枠11より上方へ持ち上げられるように突出する動きを反復する。この状態が頻繁に起こると、衣類や物、または人体などに引っ掛かり、衣類、人体等に損傷を与えてしまうことになる。本発明はこの様な状態になることを防ぐための構造で、係合部または係止部を設けることで、突棒先端部13aは周状溝14aに係合された状態で収まり、容易に突棒13が突出しない効果がある。
本発明の請求項6は、前記係合部13b、13cの構造で、図9または図10に示すように突棒先端部13aの側壁に突起部13bまたは溝部13cを設けることを特徴とするもので、係合する周状溝に形成された係止部14b、14cの構造により、前記係止部に合わせた形の突起部13b、溝部13c、または平面部の中の少なくとも1つを選択し、形成することにより、係合部と係止部双方が係合した時の係合度合いを、調整できる効果がある。
本発明の請求項7は、前記係止部14b,14cの構造で、図11または図12に示すように周状溝14aの内壁に周状凸部14bまたは周状凹部14cを設けることを特徴とするもので、係合する突棒先端部13aの係合部13b、13cの構造により、前記係合部に合わせた形状の周状凸部14b、周状凹部14c、または平面部の中の少なくとも1つを選択し、形成することにより、係合部と係止部双方が係合した時の係合度合いを、調整できる効果がある。
本発明の請求項8は、図8が示すように尾錠枠前部11aに突棒収納部が無く、前記尾錠枠前部11aの全面にロゴ19またはマークを施すことができることを特徴とするもので、バンド締結時に突棒先端部13aは尾錠枠前部11aに乗り掛からず、前記尾錠枠前面11aに、装飾用のロゴ19やマークを全面に形成することが可能で、デザインや仕様設定時における制約等が無く、仕様を決めることができ、さらにロゴ19やマークを強調でき、装飾的価値を高める効果がある。
本発明のさらなる効果として、この時計用バンド尾錠構造は従来技術および設備で生産可能な構造から成り、且つ大量生産が可能な方法で製作することが出来、機能と外観が一体となった時計用バンドを提供できる効果がある。
以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1として図1から図3に基づいて、本発明の請求項1の回転ローラーを備えた尾錠構造10を説明する。図1は本発明の回転ローラー14を備えた尾錠構造10を示す斜視図。図2は図1の尾錠枠11に他方のバンド15が締結された状態を示す断面図。図3は図1の上面図である。基本構成として、バンド12の先端にバネ棒18を介して取付けられた尾錠枠11及び突棒13と、前記尾錠枠11に回転ローラー用バネ棒16を介して取付けられた回転ローラー14と、前記突棒13と係合する他方のバンド15とで構成されている。
前記バンド12には、その先端に貫通穴と該貫通穴と直交する切欠を有し、基部に貫通穴を有する突棒13を前記切欠に配置し、前記貫通穴にバネ棒18を挿通し、前記尾錠枠11の両端に形成されたバネ棒固定穴17に前記バネ棒18の両端を差し込み、軸架し、前記尾錠枠11との位置が固定される。尾錠枠11、バンド12および突棒13は、バネ棒18を軸に、回転可能に取付けられている。
回転ローラー14はその中心に貫通穴があり、前記貫通穴に回転ローラー用バネ棒16を挿通し、尾錠枠11に設けられた回転ローラー固定穴11Cに回転ローラー用バネ棒16の両端を差し込み、軸架する。前記回転ローラー14は回転ローラー用バネ棒16を軸に、前後に円滑な回転を成す。また、尾錠枠11に回転ローラー14が取付けられ、前記突棒先端部13aは回転ローラー14の周状溝14aに収まる構造となる。
前記回転ローラー14は、真鍮材やアルミ材などの棒材を用いて、NC自動旋盤で指定された形状をプログラムにより、貫通穴加工、形状加工、切断の順で切削加工にて形成される。切削工具には、一般に超硬工具であるタングステンチップが取付けられたバイトで行うが、回転ローラー14の表面状態を鏡面仕上げとする場合は、ダイヤモンドチップ付きのバイトで行なう。ダイヤモンドチップバイトで加工すると、形成された回転ローラー14の各面は鏡面状に輝く面状態にでき、その結果、回転を滑らかにし、バンドを装着する際の他方のバンド15を締め付け時の抵抗を、さらに軽減できる部品が形成される。
前記切削加工において、回転ローラー14には周状溝14aが形成される。図7は周状溝14aの溝の代表的な形状を示している。(A)凹溝形状、(B)面取り形状、(C)R面取り形状、(D)テーパー形状、(E)V溝形状または(F)R溝形状などが形状としてあるが、いずれもその形状を成すことで、バンド締結時の突棒先端部13aは周状溝14aに収まり易い構造となり、装着時の位置ズレを抑止するために形成される。
前記切削加工で形成された回転ローラー14は、湿式メッキ手法で指定された仕様に従い貴金属調の表面処理を行い、全面に金属装飾被膜を施すことで、回転ローラー14は錆にくく耐蝕性があり、滑らかな回転を維持するために形成される。
次に、本発明による尾錠構造を備えた携帯用時計を腕に装着する方法について説明する。先ず、携帯用時計を腕の上に置き、尾錠枠11に対して突棒13を上に立て、他方のバンド15の先端部のコの字形をした尾錠枠11の内側へ、下側より差し込む。さらに尾錠枠11内側より上に飛び出した他方のバンド15の先端部を引き上げる。この時、前記他方のバンド15の表面側は回転ローラー14に接触し、回転ローラー14は尾錠枠前部11a側(前方)に、引き上げに応じて滑らかに前転し、回転ローラー14の回転作用により、わずかな力で他方のバンド15を引き上げ、バンドを締め付けることが可能となる。これは、非力の人や年配者、女性、子供が使用する携帯時計用バンドには有効な構造であ
ることが言える。
引き上げられた他方のバンド15には、前記突棒13と係合するための係合穴15aが複数個、バンド長手方向に形成されており、他方のバンド15の引き上げを、適度の締め付け具合になった状態で、前記係合穴15aと前記突棒13とが一致する所望の位置で、突棒13を前方に倒し、前記係合穴15aに差し込む。さらに他方のバンド15の先端部をバンド12側に倒すことで、前記バネ棒18を軸として、前記突棒13は尾錠枠前部11a側の前方に倒れ、突棒先端部13aは回転ローラー14に形成された周状溝14aに収まる。尾錠枠11側のバンド12と他方のバンド15の双方は連結固定され、携帯用時計は腕(手首)に装着される。
前記携帯用時計の装着で、前記突棒13は、前記回転ローラー14の周状溝14aに収納され、前記突棒先端部13aは周状溝14aに収まり安定し、携帯用時計装着中の位置ズレ等による他方のバンド15の磨耗や損傷は少なくなる。また、前記突棒先端部13aは尾錠枠前部11aより下部に有り、尾錠枠より上に突出しない構造なので、日常生活の動作で、衣類や物、または人体などに引っ掛かることが少なく、衣類、人体等に損傷を与えにくくなる。また、繰り返し行われる携帯用時計脱着で、特に弱いとされる表面側に凹凸模様が施された、皮革バンド表面の損傷が、少なくなる構造と成る。
次に、実施例2として、図4から図6に基づいて、本発明の請求項2の回転ローラーを備えた尾錠構造20の、実施形態を説明する。図4は本発明の回転ローラーを備えた尾錠構造20を示す斜視図。図5は図4に他方のバンド15が締結された状態を示す断面図。図6は図4の上面図を示す。尚、部品構成、組み立て方法、回転ローラーの形成方法と尾錠枠への取り付け方法、腕(手首)への携帯用時計装着方法等は前記実施例1で説明した内容と同様である。
前記図4から図6の図面から実施例2の特徴としては、回転ローラー14は尾錠枠前部11aの下面に位置し、回転ローラー14に周状溝14aを設け、尾錠枠前部11aの内側で周状溝14aに連通した位置(周状溝14aの真上)に切欠11bを形成し、バンド締結時には、係合された突棒13とその突棒先端部13aは前記周状溝14aに収まる構造と成る。
バンド締結時の回転ローラー14は尾錠枠前部11aの下面にあり、上方から見た時、回転ローラー14は前記尾錠枠前部11aの陰で見えない位置にあり、回転ローラーを備えない通常の時計用バンドの尾錠構造と同様な外観となる。回転ローラーを備えた尾錠枠とは見えない外観的な効果と、非力の人が使用するに有効な機能が一体となった尾錠枠を備えた時計用バンド用尾錠構造を成す。
さらに実施例2は実施例1と同様の機能を成し、前記携帯用時計の腕(手首)への装着で、突棒13は、回転ローラー14の周状溝14aに収納され、前記突棒先端部13aは周状溝14aに収まり安定し、携帯用時計装着中の位置ズレ等による他方のバンド15の磨耗や損傷は少なくなる。また、突棒先端部13aは尾錠枠前部11aより下部に有り、尾錠枠より上に突出しない構造なので、日常生活の動作で、衣類や物、または人体などに引っ掛かることが少なく、衣類、人体等に損傷を与えない構造となる。また、繰り返し行われる携帯用時計脱着で、特に弱いとされる表面側に凹凸模様が施された、皮革バンド表面への損傷が、少なくなる構造と成ることを特徴としている。
次に、実施例3として、図9から図12、および前記実施例1または前記実施例2に基づいて本発明の請求項5から請求項7までの実施形態を説明する。図9は尾錠枠11の部分斜視図で、突棒先端部13aの側壁に突起部13bと、回転ローラー14の周状溝14
aの内壁に周状凹部14cを形成した状態を示す。図10は突棒先端部13aの側壁に溝部13cを形成した部分斜視図を示す。図11は回転ローラー14の周状溝14a部の部分断面図で、周状溝14aの内壁に周状凸部14bを形成した状態を示す。図12は回転ローラー14の周状溝14aの内壁に周状凹部14cを形成した部分断面図を示す。
前記図面が示す構造としての特徴は、前記周状溝14aと前記突棒先端部13a双方を係合するための、係合部13bまたは係止部14bが少なくとも1つ施されている。携帯用時計の腕(手首)への装着で、通常はバンドの締め付け具合を、多少ゆとりのある状態で締結するが、装着中に他方のバンド15が摺動することにより、追動して突棒13は外側へ突出しやすい。この状態が頻繁に起こると、衣類や物、または人体などに引っ掛かり、衣類、人体等に損傷を与えてしまうことになる。実施例3の構造は、この様な状態になることを防ぐためのもので、前記周状溝14aと前記突棒先端部13aへ、係合部13bまたは係止部14bを設けることで、突棒先端部13aは周状溝14aに係合された状態で収まり、容易に突棒13が突出しない構造となる。
携帯用時計の腕(手首)への装着で、他方のバンド15を尾錠枠11側に締結する際、突棒先端部13aは回転ローラー14に形成された周状溝14aに収まる過程で、突棒先端部13aの側壁に施された突起部13bは周状溝14aの内壁に、周状凸部14b、周状凹部14cまたは平面の中の1つが施された箇所に係合され、収まる。
係合された状態の前記突棒13と周状溝14aは、携帯用時計の腕(手首)への装着中においては、他方のバンド15が摺動することにより、追動して前記突棒13を突き上げる動きが生じるが、双方は係合を保ち、不用意には外れない状態を維持する。従って突棒13が突出しない構造と成る。
携帯用時計を外す際は、他方のバンド15の端部を引き上げることにより、突棒13は他方のバンド15の係合穴15aに挿通された状態で突棒先端部13aは上方に引き上げられ、前記係合された突棒先端部13aは周状溝14aから容易に外れ、さらに引き上げられると突棒先端部13aは前記係合穴15aより抜け、突棒13は外れ、開放された状態となり、尾錠側のバンド12と他方のバンド15の締結は簡単に解除できる構造を成る。
前記実施例1、実施例2および実施例3におけるバンドは、一般的な皮革バンドを例として説明したが、合成樹脂素材と用いた合成樹脂ベルト式バンドにおいても、同様の機能が発揮され、また、時計用バンドだけでなく、衣服などに用いられる尾錠を備えた装飾用バンドにおいても、同様の効果を成すものである。
本発明に係る時計用バンド尾錠枠の斜視図である。 図1にバンドが締結された状態の断面図である。 図1の上面図である。 実施例2の時計用バンド尾錠枠の斜視図である。 図4にバンドが締結された状態の断面図である。 図4の上面図である。 回転ローラーの周状溝の形状種類を示し、(A)凹溝形状、(B)面取り形状、(C)R面取り形状、(D)テーパー形状、(E)V溝形状、(F)R溝形状の部品図である。 尾錠枠前部にロゴまたはマークが成る上面図である。 尾錠枠部の部分斜視図で、突棒先端に突起部と周状溝に周状凹部を形成。 尾錠枠部の部分斜視図で、突棒先端に溝部を形成。 回転ローラーの周状溝へ、周状凸部を形成した部分断面図である。 回転ローラーの周状溝へ、周状凹部を形成した部分断面図である。 従来の時計用バンドの斜視図である。 従来例の回転ローラー付時計用バンドの斜視図である。 図14にバンドが締結された状態の断面図である。 図14の上面図である。
符号の説明
10‥‥‥‥‥‥‥本発明の時計用バンド尾錠構造
11、31‥‥‥‥尾錠枠
11a、31a‥‥尾錠枠前部
11b‥‥‥‥‥‥切欠
11c‥‥‥‥‥‥回転ローラー固定穴
12、32‥‥‥‥バンド(尾錠取付け側)
13、33‥‥‥‥突棒
13a、33a‥‥突棒先端部
13b‥‥‥‥‥‥突起部
13c‥‥‥‥‥‥溝部
14、34‥‥‥‥回転ローラー
14a‥‥‥‥‥‥周状溝
14b‥‥‥‥‥‥周状凸部
14c‥‥‥‥‥‥周状凹部
15、35‥‥‥‥他方のバンド
15a、35a‥‥係合穴
16、36‥‥‥‥回転ローラー用バネ棒
17、37‥‥‥‥バネ棒固定穴
18、38‥‥‥‥バネ棒(尾錠枠、突棒、バンド軸架用)
19‥‥‥‥‥‥‥ロゴ、マーク表示
20‥‥‥‥‥‥‥本発明(請求項2)の尾錠構造
30‥‥‥‥‥‥‥従来の時計用バンド
31b‥‥‥‥‥‥突棒収納部
39‥‥‥‥‥‥‥固定挿通輪
40‥‥‥‥‥‥‥従来例の回転ローラー付尾錠構造

Claims (8)

  1. 時計用バンドに使用する尾錠で、該尾錠枠内に回転ローラーを備える尾錠構造において、前記回転ローラーに周状溝を設け、バンドを締結する突棒は、バンド締結時に前記周状溝に収納されることを特徴とする時計用バンド尾錠構造。
  2. 時計用バンドに使用する尾錠で、該尾錠枠内に回転ローラーを備える尾錠構造において、前記回転ローラーは尾錠枠前部の下面に配置し、前記回転ローラーには周状溝を設け、前記尾錠枠前部の内側に、前記周状溝と連通した位置に切欠を設け、バンド締結時の突棒は前記回転ローラーの周状溝に収納することを特徴とする時計用バンド尾錠構造。
  3. バンド締結時の前記突棒は、前記回転ローラーの周状溝に収納され、前記尾錠枠前部に突棒先端部が乗らない構造としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の時計用バンド尾錠構造。
  4. 前記回転ローラーに形成された前記周状溝は、その形状が凹溝形状、面取り形状、R面取り形状、テーパー形状、V溝形状またはR溝形状の中の少なくとも1つからなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の時計用バンド尾錠構造。
  5. 前記周状溝を形成する内壁または前記突棒先端部を形成する側壁には、双方を係合するための、係合部または係止部の少なくとも1つが設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の時計用バンド尾錠構造。
  6. 前記係合部の形状は、前記突棒先端部を形成する側壁に、突起部、溝部または平面部の少なくとも1つが形成され、前記周状溝に係合されることを特徴とする請求項5記載の時計用バンド尾錠構造。
  7. 前記係止部の形状は、前記周状溝を形成する内壁に、周状凸部、周状凹部または平面部の少なくとも1つが形成され、前記突棒先端部を係止することを特徴とする請求項5に記載の時計用バンド尾錠構造。
  8. 尾錠枠前部に突棒収納部が無く、前記尾錠枠前部の全面にロゴまたはマークが施されたことを特徴とする請求項1、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の時計用バンド尾錠構造。
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