JP2004135745A - 帯状装身具の尾錠 - Google Patents

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Toru Uehara
植原  徹
Yoshiyuki Tezuka
手塚  美幸
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Abstract

【課題】挿通枠に被覆体を被せた尾錠を得る。
【解決手段】本発明による尾錠20は金属製のコ字形の挿通枠21と、係合棒22と、連結ピン23と、被覆体である筒体24とよりなる。挿通枠21は、両外側の縦枠21aと、縦枠間の直線状の横枠21bとよりなる。筒体24は天然皮革、合成皮革、ゴム、合成樹脂等の材料で円筒状に作られる。筒体24の外表面には、絵柄、記号、数字、言葉、ブランド名、ブランドマーク、などの模様25が形成される。連結ピン23はピン23aが両端よりばねにより突出したばね棒よりなる。挿通枠21の横枠21bは円柱状であることが好ましい。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計、ブレスレット、ネックレス、あるいはベルトなどの帯状装身具の尾錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
腕時計やブレスレットなどの帯状装身具には、天然皮革や合成皮革から成る皮革製バンド、合成樹脂製バンド、ゴム製バンド、あるいはメッシュバンドなど、柔軟に屈曲する可撓性バンドがしばしば用いられる。そして、これら可撓性バンドの一方と他方とを連結する中留として、尾錠を用いた中留が広く用いられている。
この尾錠をさらに装飾し、よって帯状装身具の美観をさらに向上させようとする試みとして、たとえば、尾錠の挿通枠を被覆体で覆った構造が知られている。その一例として、図10と図11に示すように、尾錠の挿通枠を、被覆体である皮革で覆った構造が、すでに提案されている(特許文献1参照。)。
【0003】
すなわち、一方のバンド1の一端に、挿通枠2と係合棒3とから構成される尾錠4が取り付けられる。他方のバンド5の一端には、複数の係合孔6が貫通して穿設されている。
そして、挿通枠2の内側に他方のバンド5の一端が挿通され、次いで係合棒3が他方のバンドにおける係合孔6の1つに挿入される。よって、一方のバンドと他方バンドとが尾錠を介して連結される。
【0004】
尾錠の挿通枠2は、図11に示すように断面がおおよそ矩形である金属製の角柱をU字型に湾曲してなる枠縁10とその枠縁10の表面に、天然皮革や合成皮革から成る皮革製の巻き体が巻かれている。被覆体である巻き体7は、挿通枠よりやや大きいU字型を成す。この巻き体の一方の縁からは、3片の舌片状の留め代8が突出している。
枠縁10に巻かれた巻き体7の留め代8が、巻き体の他方の縁にそれぞれ重ねられ接合されている。この重合部において、互いに重ねられた留め代8と他方の縁が縫合される。
【0005】
一方のバンドと他方バンドの他端それぞれは、帯状装身具を構成する他の部品に連結される。たとえば、腕時計ならば、一方のバンドと他方バンドの他端それぞれは、ムーブメントを収納するケースに連結される。あるいはブレスレットならば、これらの他端それぞれは、輝石を配置した基台などに連結される。
【0006】
この構造は、金属製の挿通枠2が皮革製の巻き体で覆われるため、尾錠の挿通枠の外観に高級感を付与できるばかりか、金属製の挿通枠によって、携帯者の衣服や身体を傷つける危険性を排除できるという利点をもたらす。
【0007】
【特許文献1】
実開昭58−95716号公報(第1頁、第1〜3図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この尾錠には、製造上の課題、それに付随する外観上の課題が残る。
すなわち、このようなU字型の挿通枠に、同じようなU字型の巻き体7を、体裁良く被せることは極めて困難である。よって、挿通枠に巻かれた巻き体には、多くの皺が形成され、尾錠の美観を損ねてしまう。
また、このような角柱状の挿通枠に対して、隙間無く巻き体を被せることも、極めて困難である。よって、挿通枠と巻き体の間には隙間11が形成されるため、挿通枠に対して巻き体がだぶついてしまう。これも、尾錠の美観や装着感を著しく損ねてしまう。
したがって、この構造は、被覆体で尾錠の挿通枠を覆っても、挿通枠を充分に装飾することができなかったばかりか、このような被覆体で覆われた挿通枠を容易に製造することもできなかった。
【0009】
そこで、本発明の第1の目的は、従来に比べて体裁良く、挿通枠が被覆体で覆われる帯状装身具の尾錠を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、従来に比べて容易に製造できる、挿通枠が被覆体で覆われる帯状装身具の尾錠を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明の帯状装身具の尾錠は、被覆体として筒体を用いる。そして、筒体に対して尾錠の挿通枠の枠縁が挿通される。これにより、枠縁に筒体が取り付けられる。この筒体によって、尾錠の挿通枠が装飾される。かつ、このような尾錠は極めて容易に製造できる。
筒体の素材は、たとえば天然皮革や合成皮革であってもよい。
あるいは、本発明は、筒体の素材を、合成樹脂やゴムのような可撓性材料とすることもできる。
【0011】
ここで、挿通枠における筒体が取り付けられる枠縁を円柱状とすれば、被覆体を枠縁に容易に巻き付けることができる。そして、被覆体の一方の端部と他方の端部とを接合して筒体とすることができる。枠縁が円柱状であるため、この作業は極めて容易である。
かつ、枠縁が円柱状であると、このように挿通枠に巻き付けられた筒体には皺が寄りにくいので、筒体によって挿通枠が美しく装飾される。
あるいは、挿通枠の枠縁が円柱状であると、完成された筒体に対して枠縁が容易に挿通される。この場合、筒体に対して挿通枠が挿通されるだけで、筒体は挿通枠に保持されるので、この尾錠は容易に製造される。特に、筒体が可撓性材料から成る場合、筒体を弾性的に拡開させることによって、筒体が挿通枠に極めて容易に被せられる。かつ、筒体の内周面が枠縁の外周面に弾性的に圧接するので、筒体の内周面が枠の外周面との間に隙間が発生しない。よって、挿通枠に対して筒体がだぶつかないので、筒体によって挿通枠が美しく装飾される。
【0012】
また、本発明は、挿通枠における直線的に延びる枠縁が筒体に挿通されるようにしてもよい。すると、被覆体を枠縁に巻き付けて筒体とする作業がさらに容易になる。かつ、枠縁に巻き付けられた筒体には、さらに皺が寄りにくくなるので好ましい。
あるいは、挿通枠の枠縁が直線的に延びていると、完成された筒体を枠縁に挿通する作業がさらに容易になる。
【0013】
このような直線的に延びる円柱状の枠縁に、被覆体を巻き付けて筒体とすれば、筒体は、美しい直線的な中空の円柱となるので、この筒体によって挿通枠が美しく装飾される。
あるいは、完成された筒体が直線的な中空の円柱であれば、直線的に延びる円柱状の枠縁が、筒体に対して極めて容易に挿通される。
【0014】
このように筒体が取り付けられる挿通枠の枠縁は、バンドの幅方向に沿った横枠であっても、バンドの長さ方向に沿った縦枠であってもよい。しかしながら、尾錠の美観を考慮すれば、筒体が取り付けられる枠縁は、横枠であることが好ましい。あるいは、筒体が取り付けられる枠縁は、バンドの幅方向の横枠のみとしてもよい。
【0015】
また、本発明は、筒体を、挿通枠の枠縁の廻りを回転できるように枠縁に取り付けることができる。この場合、筒体は、挿通枠の枠縁に対して摺動するように回転してもよい。あるいは、尾錠の外観を損ねない程度のわずかな隙間が、筒体の内周面と枠縁の外周面との間に設けられてもよい。
このようにすると、挿通枠の枠縁に対して筒体が回転するので、さらにおもしろい趣のある尾錠を提供できる。このように筒体が回転可能に取り付けられる挿通枠の枠縁は、横枠であっても縦枠であってもよい。
【0016】
また、筒体と接触した他方のバンドが、筒体の回転によって、挿通枠の内部に容易に挿通されるので、錠止作業が容易な尾錠を提供できる。この場合、筒体が取り付けられる挿通枠の枠縁は、横枠であることが好ましい。あるいは、筒体が取り付けられる枠縁は、バンドの幅方向の横枠のみとしてもよい。
また、挿通枠の枠縁が円柱状、特に直線的に延びる円柱状であれば、枠縁に対する筒体の回転が円滑になるので好ましい。加えて、筒体が直線的な中空の円柱であれば、枠縁に対する筒体の回転がさらに円滑になるので好ましい。
【0017】
また、本発明は、筒体の表面に模様を形成することができる。模様は、絵柄、記号、数字、言葉、ブランド名、ブランドマーク、キャラクターなど、筒体を装飾できるものであれば何であってもよい。これにより、さらに美しく挿通枠が装飾される。この模様は、筒体に対して、印刷、型打ち、穿設、レーザー刻印などの手法で形成されてもよい。あるいは、電鋳などによって形成された金属の模様が筒体に貼着されてもよい。しかしながら、模様の形成方法は、これらの手法に限定されるわけではない。
【0018】
この場合、本発明は、筒体の表面に複数の模様が形成され、筒体の回転によって、模様の位置が移動するようにしてもよい。すると、筒体の回転によって、視認される模様が変わるので、挿通枠が様々に装飾される。
【0019】
また、本発明は、複数の筒体が挿通枠に取り付けられてもよい。すると、さらに挿通枠が美しく装飾される。
【0020】
このように、本発明に係わる筒体は、挿通枠の開放端部より挿通されて、挿通枠に取り付けられてもよい。
あるいは、本発明に係わる筒体は、挿通枠に被覆体を巻きつけて取り付けられてもよい。この場合、枠に巻き付けられた被覆体の一方の端部と他方の端部とを接合して筒体とすることができる。本発明は、これらを接合するに、接着や超音波溶着などの手法を用いることができる。しかしながら、接合方法は、これらの手法に限定されるわけではない。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態による尾錠を示す分解斜視図、図2はその尾錠を示す斜視図、図3は切断側面図である。
本発明による尾錠20は挿通枠21と、係合棒22と、連結ピン23と、筒体24とよりなる。挿通枠21は、金属製の円柱をおおよそコ字形に曲げて形成される。挿通枠21の枠縁は、両外側の縦枠21aと、縦枠間の直線状の横枠21bとよりなる。縦枠21aは、バンドの長手方向に沿って延びる円柱であり、横枠21bは、バンドの幅方向に沿って延びる円柱である。縦枠21aと横枠21bとをつなぐコーナー部は湾曲するが、このコーナー部を除き、縦枠21aも横枠21bも直線状に延びる。
【0022】
筒体24は、たとえばゴムや合成樹脂等の弾性材料で形成された、可撓性のある円筒である。筒体24は、横枠21bに嵌合できる長さを備え、直線状に延びる。筒体24の円周方向表面に模様25として、アルファベット「ABC」が形成される。このような直線的な中空の円柱である筒体24は、たとえば射出成形で形成される。あるいは、筒体24は、直線状に延びる長い筒体を適宜な長さに切断されても形成される。
連結ピン23として、ピン23aがその両端よりばねで付勢されて突出した、ばね棒が用いられる。
【0023】
次に組立連結方法について説明する。
先ず、縦枠21aの開放端部である基端を筒体24の内部に挿入して嵌める。そして、筒体24を縦枠21aに沿って移動させ、図2に示すように横枠21bに位置させる。この作業は、筒体24を弾性的に拡開させることによって、極めて容易になされる。
次に、係合棒22を一方のバンド26の端部に形成された連結輪状部27の溝27aに挿入し、連結ピン23を輪状部27にその一端より挿入する。そして、連結ピン23を、係合棒22の孔22aを貫通してバンド26の他端に至らしめる。次に、連結ピン23のピン23aを押し込みながら、挿通枠21の縦枠21aをバンド26の端部に挿入する。最後に、ピン23aが縦枠21aの孔21cに係合して、バンド26の端部に尾錠が取り付けられる。
【0024】
本実施形態においては、筒体24が弾性材料で作られているので、筒体24に挿通枠21が容易に挿通される。特に、挿通枠21の枠縁21a、21bが直線的に延びる円柱状なので、筒体24に対して枠縁21a、21bが極めて容易に挿通される。
また、筒体24が弾性材料で作られているので、筒体24の内周面と挿通枠21の外周面との間に隙間ができたり、筒体24の外周面に皺ができたりすることはない。特に、図3に示すように、筒体24の内周面が横枠21bの外周面に弾性的に圧接するようにすれば、筒体24と横枠21bとの間に隙間ができにくいので、筒体24が横枠21bに対して弛まない。さらにこのようにすると、外方に拡開する張力が筒体24に加わることにより、筒体24の外表面が伸び広がるので、筒体24の外表面に皺ができにくい。
【0025】
(第2実施形態)
図4は第2実施形態を示す切断側面図である。
本形態では、合成皮革、あるいは天然皮革などよりなる皮革材31により筒体30を形成している。
すなわち、皮革材31は、平板状の合成皮革、あるいは天然皮革である。この皮革材31における一端側31aには、先端に向かって次第に薄くなるように一方の斜面が形成される。皮革材31における他端側31bには、同じく先端に向かって次第に薄くなるように他方の斜面が形成される。一端側31aにおける一方の斜面は、皮革材31の表側から裏側に向かって傾き、他端側31bにおける他方の斜面は、逆に皮革材31の裏側から表側に向かって傾く。よって、一端側31aにおける一方の斜面と他端側31bにおける他方の斜面とは、重ねて重合できるように、互いに逆方向の斜面として形成される。
【0026】
皮革材31を被覆体として横枠21bに巻き着け、一端側31a及び他端側31bの両斜面を皮革材31の表裏方向に重ね合わせる。そして、両斜面を重ね合わせた重合部を接着、超音波溶着、あるいは縫合などにより接合して、筒体30が形成される。
一端側31a及び他端側31bの両斜面を重ね合わせた重合部の厚みは、筒体30における重合部以外の厚みとほぼ同じになる。よって、均一な厚みを備える美しい筒体30が得られる。
【0027】
この実施形態では、横枠21bが直線状の円柱なので、皮革材31を容易に巻き着けることができる。同様に直線状の円柱である縦枠21bに、皮革材31が巻き着けられて、筒体が取り付けられてもよい。
また、このような直線的に延びる円柱状の横枠21bに、皮革材31を巻き付けて筒体30とすれば、筒体30は、美しい直線的な中空の円柱となる。皺がよって筒体30の見栄えが悪くなることもない。よって、筒体30によって挿通枠21が美しく装飾される。
柔軟な皮革の場合は、予め筒体30を作成し、これを第1実施形態と同じように挿通枠21に嵌めてもよい。
【0028】
この実施形態では、横枠21bも縦枠21bも直線的な円柱であるが、皮革材31が巻かれない縦枠21bは、円柱以外の形状、たとえば角柱であってもかまわない。逆に、縦枠21bに皮革材31が巻き着かれるのであれば、横枠21bが円柱以外の形状であってもよい。
【0029】
(第3実施形態)
図5は第3実施形態を示す斜視図、図6は切断側面図、図7は使用例を示す斜視図である。
本例では、第1実施形態と同様に合成樹脂やゴムで形成された筒体35が、挿通枠21の横枠21bに対し回転可能に嵌合するように構成されている。この場合、図6に示すように、筒体35の内周面と横枠21bの外周面との間に、美観を損ねないようなわずかな隙間36をつくれば、横枠21bに対する筒体35の回転が円滑になる。
【0030】
そして、図5に示すように、筒体35の表面には、模様25以外に、円周方向に他の模様37「DDD」が付される。したがって、筒体35を回転させることにより、バンドの表側に位置する模様25「ABC」が模様37「DDD」に入れ替わる。このように、筒体35の回転により、尾錠の外観の趣を容易に変えることができる。この場合、筒体35の表面に設けられる模様の数は、2つ以上の複数であれば、いくつでもよい。
【0031】
さらに、図7に示すように、バンドを腕に装着する為、他方のバンド38を挿通枠21の内部に引き通す場合、他方のバンド38が接触して筒体35が回転するので、他方のバンド38が挿通枠21に容易に挿入される。
この実施形態では、横枠21bが円柱状、特に直線的に延びる円柱状なので、筒体35は横枠21bの周囲を円滑に回転できる。加えて、筒体35が直線的な中空の円柱なので、横枠21bに対する筒体35の回転は、さらに円滑さを増すようになる。
【0032】
この実施形態では、筒体35の内周面と横枠21bの外周面との間に、わずかな隙間36を設けた。しかしながら、第1実施形態における図3に示すように、筒体24の内周面と横枠21bの外周面とが接触していても、筒体24は横枠21bに対して摺動するように回転できる。
また、第2実施形態における図4に示すように、皮革からなる筒体30であっても、横枠21bに対して回転させることができる。この場合、図3に示すように、筒体30の内周面と横枠21bの外周面との間に、わずかな隙間を設けるこことが好ましいが、この隙間は無くても筒体30は横枠21bに接触しながら回転できる。
【0033】
(第4実施形態)
図8は第4実施形態を示す斜視図である。
本例では、2個の筒体40と41が、バンドの横方向に沿って並列されるように、それぞれ回転可能に横枠21bに嵌合している。筒体40の外周面には、円周方向に模様42「DEF」が付され、筒体41の外周面には、円周方向に模様43「ABC」が設けられる。
【0034】
たとえば、筒体40と41それぞれに、第3実施形態のように、複数の模様が設けられてもよい。さらに、加えて、筒体40と41それぞれに付けられた模様の左右の組合せで、1つの模様が形成されるように構成されてもよい。すると、筒体40と41それぞれを回転させれば、筒体40と41の模様の組合せが様々に変わるので、多数の模様を作り出して楽しむことができる。もちろん、筒体40と41それぞれに、左右関係のない模様を設けてもよい。
【0035】
本例では、2個の筒体40と41が、横枠21bに取り付けられたが、筒体はいくつ取り付けられてもよい。
また、たとえば、筒体40が合成樹脂やゴムなどの可撓性材料からなり、筒体41が皮革からなるなどのように、横枠21bに取り付けられた複数の筒体のうち、少なくとも1つの筒体の材質が他の筒体の材質と異なってもよい。すると、尾錠の外観に、さらに趣のある美観が与えられる。
【0036】
(第5実施形態)
図9は第5実施形態を示す斜視図である。
本例では、挿通枠21における一対の縦枠21aそれぞれに筒体44、45が取り付けられる。すなわち、一方の筒体44に縦枠21aの一方が挿通され、他方の筒体45に縦枠21aの他方が挿通される。一方の筒体44の外表面には模様「ABC」が付され、そして他方の筒体45の外表面には模様「DEF」が付されている。
【0037】
筒体44と45は、第1実施形態のような弾性材料からなる筒体であっても、第2実施形態のような皮革からなる筒体であってもよい。あるいは、筒体44と45は、ステンレス、黄銅、チタン、チタン合金などの金属であってもかまわない。この場合、金属からなる筒体44と45に対して、縦枠21aの開放端部が容易に挿通されるので、筒体44と45は縦枠21aに容易に取り付けられる。また、筒体44と45の材質が異なってもよい。
【0038】
また、この実施形態では、一対の縦枠21aそれぞれに筒体44、45が取り付けられたが、一対の縦枠21aのどちらか一方のみに筒体が取り付けられてもよい。
また、筒体44と45は、第3実施形態のように、縦枠21aに対して回転可能に取り付けられてもよい。すると、第3実施形態と同様に、他方のバンドが挿通枠21に容易に引き通される。さらに、第3実施形態と同様に、筒体44と45の少なくとも一方の外表面には、複数の模様が設けられることが好ましい。
あるいは、第4実施形態のように、一対の縦枠21aの少なくともどちらか一方に、複数の筒体が取り付けられてもよい。
このように、縦枠に筒体が取り付けられたうえに、上記の第1から4実施形態のように、横枠に筒体が取り付けられてもよい。
【0039】
上記の各実施形態では、挿通枠の横枠と縦枠のうち、少なくともいずれか一方に筒体が嵌合されるが、筒体は横枠と縦枠に跨るように取り付けられてもよい。
また、上記の各実施形態における筒体の上に、ステンレス、黄銅、チタン、チタン合金などの金属からなる筒体である金属外殻が被せられてもよい。このような金属外殻は、金属板を筒体の上から巻き付けられて形成されてもよい。あるいは、第5実施形態のように、縦枠に取り付けられるのであれば、筒体を金属のパイプである金属外殻の中に挿通し、さらに金属外殻の中の筒体に、縦枠の開放端部が挿通されてもよい。
このような金属外殻に、塗装、湿式めっき、あるいは乾式めっきなどで、被膜が被覆されれば、さらに尾錠の美観が向上する。
まお、以上の実施形態のうち、少なくとも2つの実施形態を組み合わせて、さらに様々な実施形態をつくることができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、挿通枠に取り付けられた筒体の表面には皺やたるみがないので、外観の美しい尾錠を提供することができる。また、筒体は容易に挿通体に取り付けることができるので、このような尾錠を容易に、かつ安価に製造することができる。本発明は、帯状装身具の尾錠、すなわち腕時計やブレスレットなどの尾錠やベルトなどの尾錠などに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による尾錠を示す分解斜視図である。
【図2】その尾錠を示す斜視図である。
【図3】切断側面図である。
【図4】第2実施形態を示す切断側面図である。
【図5】第3実施形態を示す斜視図である。
【図6】切断側面図である。
【図7】使用例を示す斜視図である。
【図8】第4実施形態を示す斜視図である。
【図9】第5実施形態を示す斜視図である。
【図10】従来のバンドの尾錠を示す斜視図である。
【図11】挿通枠の断面図である。
【符号の説明】
1        バンド
2        挿通枠
3        係合棒
4        尾錠
5        バンド
6        係合孔
7        巻き体
8        留め代
10      枠縁
11      隙間
20      尾錠
21      挿通枠
21a    縦枠
21b    横枠
21c    孔
22      係合棒
22a    孔
23      連結ピン
23a    ピン
24      筒体
25      模様
26      バンド
27      輪状部
27a    溝
30      筒体
31      皮革材
31a    一端側
31b    他端側
35      筒体
36      隙間
37      模様
38      バンド
40      筒体
41      筒体
42      模様
43      模様
44      一方の筒体
45     他方の筒体

Claims (14)

  1. バンドの端部に取り付けられた挿通枠と係合棒とを備えた帯状装身具の尾錠であって、
    挿通枠の枠縁に筒体が挿通されて、枠縁に筒体が取り付けられる帯状装身具の尾錠。
  2. 請求項1に記載の帯状装身具の尾錠であって、
    筒体が皮革から成る帯状装身具の尾錠。
  3. 請求項1に記載の帯状装身具の尾錠であって、
    筒体が可撓性材料から成る帯状装身具の尾錠。
  4. 請求項1に記載の帯状装身具の尾錠であって、
    筒体が、挿通枠の枠縁におけるバンド幅方向に沿って延びる横枠に取り付けられる帯状装身具の尾錠。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、挿通枠の枠縁が円柱状である帯状装身具の尾錠。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、挿通枠の枠縁が直線状である帯状装身具の尾錠。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、筒体が直線状の円筒である帯状装身具の尾錠。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、筒体が、挿通枠の横枠に回転可能に嵌合する帯状装身具の尾錠。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、筒体の表面に模様が形成されている帯状装身具の尾錠。
  10. 請求項9に記載の帯状装身具の尾錠であって、
    筒体の表面に複数の模様が形成され、
    筒体の回転によって、模様の位置が移動する帯状装身具の尾錠。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、複数の筒体が挿通枠に取り付けられる帯状装身具の尾錠。
  12. 請求項1から10のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、複数の筒体が横枠に回転可能に嵌合してなる帯状装身具の尾錠。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、筒体が挿通枠の開放端部より挿通される帯状装身具の尾錠。
  14. 請求項1から12のいずれかに記載の帯状装身具の尾錠であって、筒体が、挿通枠の横枠に被覆体を巻きつけて形成される帯状装身具の尾錠。
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